JPH08184485A - 粉体供給装置および粉体供給方法 - Google Patents

粉体供給装置および粉体供給方法

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JPH08184485A
JPH08184485A JP6326861A JP32686194A JPH08184485A JP H08184485 A JPH08184485 A JP H08184485A JP 6326861 A JP6326861 A JP 6326861A JP 32686194 A JP32686194 A JP 32686194A JP H08184485 A JPH08184485 A JP H08184485A
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slide tube
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Kurabo Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉体を高精度で供給する。 【構成】 フィーダチューブ11の粉体流路を延長する
スライドチューブ19がスライド可能に装着されてい
る。スライドチューブの最大延出位置の直前位置でスラ
イドチューブの粉体流出口を部分的に閉塞して所定開口
面積の隙間を形成する蓋体22が設けられている。フィ
ーダチューブ内のスクリュー12とは独立して回転可能
な分散コイル27が設けられている。この分散コイル
は、コイル状螺旋構造を有して高速回転時には粉体に推
進作用と分散作用とをもたらし、低速回転時には分散作
用のみをもたらす。スライドチューブの延出長さを延ば
すとともに粉体流出量を減じていく。特に微小流量での
排出は、個々の粒子に分離された粉体が、スクリューの
推進力によってではなく粉体自身の流動によって流出
し、塊状の粉体流出がなくなり、高精度な粉体供給を可
能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体供給装置および粉
体供給方法に係り、特に、粉体の排出流量を微小量から
大量まで可変制御することにより、粉体供給量を高精度
に制御できる粉体供給装置および粉体供給方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術・発明の解決課題】粉体を一定量ずつ排出
する装置の一つとして粉体供給装置が知られている。粉
体供給装置によって一定量の粉体を供給する場合、スク
リューの回転をオン・オフし、且つ回転速度を可変制御
することだけでは、供給量を十分に精度良く制御するこ
とができない。これは、粉体の凝集性のため、粉体が塊
となって不規則に排出されるからである。
【0003】上述のような、粉体の凝集性による不規則
な排出の問題を解決するために考案された粉体供給装置
が、実開平1−120629号公報に開示されている。
この粉体供給装置は、フィーダチューブの粉体流出口に
進退可能な回転円盤を有しており、円盤には小開口が形
成されている。この小開口は、円盤が回転することによ
って、粉体流出口の開口断面を略満遍なく通過するよう
に配置されている。計量の終点に近づくと、円盤は粉体
流出口に進出し、回転しながら小開口から粉体が排出さ
れる。粉体流出口で凝集している粉体は回転円盤の小開
口によって切り崩されながら、低速回転のスクリューに
よってその小開口から排出されるので、塊となって排出
されることがない。
【0004】この従来技術の粉体供給装置では、回転円
盤が粉体流出口に進出した状態で粉体を排出するとき、
粉体は円盤にせき止められたかたちでフィーダチューブ
内に充満しており、スクリューによるスラストと、円盤
による『せき止め』とで粉体は積極的に圧し固められ
る。そして、圧し固められた粉体が回転円盤の小開口の
エッジによって少量ずつ削り取られるメカニズムによっ
て粉体が排出される。したがって、小開口から排出され
る粉体は、少量であるとは言えども本質的には凝集した
状態から脱しきれていない。
【0005】本発明の目的は、粉体の凝集を極力阻止し
て粉体の微量排出を行い、高精度な粉体計量供給を可能
にする粉体供給装置および粉体供給方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る粉体供給装
置は、粉体を貯留するホッパーの下端部に接続され、略
水平方向に延びて粉体の水平流路部分を区画形成するフ
ィーダチューブと、該フィーダチューブ内に収容された
スクリューとを有してなる粉体供給装置において、上記
フィーダチューブに装着されて上記水平流路を段階的に
延長するように軸方向へスライド可能であり、先端に粉
体流出口を有するスライドチューブと、上記スライドチ
ューブの最大延出位置の直前位置で、上記粉体流出口の
周囲部分との間に所定の開口面積の隙間を形成して該隙
間から粉体の溢れ出るのを許容する部分閉塞手段と、延
出した上記スライドチューブの中に相当する位置で、上
記スクリューとは独立して回転可能であり、該スライド
チューブ内の粉体に対して、第1速度での回転時には推
進作用と分散作用を、該第1速度よりも低速の第2速度
での回転時には分散作用のみをもたらすコイル状螺旋構
造の分散手段とを備えている。
【0007】上述の本発明に係る粉体供給装置は、上記
部分閉塞手段が、スライドチューブの最も延出した位置
でその粉体流出口を閉塞する蓋体と兼用されるものであ
ってもよい。また、上記フィーダチューブの先端出口に
は、上記分散手段の前で粉体を予め粗く分散しておく予
分散手段をさらに有していることが好ましい。特に上記
分散手段は、スライドチューブの内周面近傍で回転する
のが好ましい。
【0008】本発明に係る粉体供給方法は、粉体を貯留
するホッパーの下端部に接続され、略水平方向に延びて
粉体の水平流路部分を区画形成するフィーダチューブ
と、該フィーダチューブ内に収容されたスクリューとを
有してなる粉体供給装置にして、上記フィーダチューブ
に装着されて上記水平流路を段階的に延長するように軸
方向へスライド可能であり、先端に粉体流出口を有する
スライドチューブと、上記スライドチューブの最大延出
位置の直前位置で、上記粉体流出口の周囲部分との間に
所定の開口面積の隙間を形成して該隙間から粉体の溢れ
出るのを許容する部分閉塞手段と、延出した上記スライ
ドチューブの中に相当する位置で、上記スクリューとは
独立して回転可能であり、該スライドチューブ内の粉体
に対して、第1速度での回転時には推進作用と分散作用
を、該第1速度よりも低速の第2速度での回転時には分
散作用のみをもたらすコイル状螺旋構造の分散手段とを
備えた粉体供給装置を用い、上記スクリューを第3速度
で回転させて粉体を上記フィーダチューブから実質的に
直接流出させる第1ステップと、上記スクリューを上記
第3速度よりも低速の第4速度で回転させ、粉体を上記
フィーダチューブから実質的に直接流出させる第2ステ
ップと、上記スライドチューブを、上記フィーダチュー
ブから流出する粉体を一旦受けるべく第1位置に延出さ
せ、上記スクリューを上記第4速度以下の低速の第5速
度で回転させ、且つ上記分散手段を上記第1速度で回転
させて粉体を上記粉体流出口から流出させる第3ステッ
プと、上記スライドチューブを上記第1位置に延出さ
せ、上記スクリューを上記第5速度よりも低速の第6速
度で回転させ、且つ上記分散手段を上記第1速度または
第2速度で回転させて粉体を上記粉体流出口から流出さ
せる第4ステップと、上記スライドチューブを、上記第
1位置よりも長く延出して上記部分閉塞手段との間に上
記所定の開口面積の隙間を形成する第2位置に延出さ
せ、上記スクリューを上記第6速度以下の第7速度で回
転させ、且つ上記分散手段を上記第1速度または第2速
度で回転させて粉体を該隙間から溢れ出させる第5ステ
ップと、上記スライドチューブを上記第2位置に延出さ
せ、上記スクリューを上記第7速度以下の低速の第8速
度で回転させ、且つ上記分散手段を上記第2速度で回転
させて粉体を上記隙間から溢れ出させる第6ステップ
と、上記スライドチューブを上記第2位置に延出させ、
上記スクリューを停止させ、且つ上記分散手段を上記第
2速度で回転させて粉体を上記隙間から溢れ出させる第
7ステップとを有し、上記各ステップにおける粉体の流
出量は、第1ステップから第7ステップまで順に少なく
される。
【0009】上述の本発明に係る粉体供給方法は、上記
第7ステップを、スライドチューブを上記第2位置に延
出させ、スクリューを停止させ、且つ分散手段を微小回
転角ずつ断続的に回転させて粉体を上記隙間から溢れ出
させるようにするのが好ましい。また、上記第1ステッ
プから第7ステップまでのステップ群のうち、複数の任
意のステップをステップ順に行ってもよい。さらに、上
記第5ステップおよび第6ステップにおける上記スクリ
ューの回転は、間欠回転であるのが好ましい。
【0010】
【作用および発明の効果】本発明に係る粉体供給装置で
は、スライドチューブが押し込まれてフィーダチューブ
の粉体水平流路を延長しないとき、粉体はフィーダチュ
ーブの先端出口から直接流出し、従前のスクリューフィ
ーダと同様に粉体を大流量で排出する。スライドチュー
ブが上述の水平流路を延長すべく延出された位置にある
とき、フィーダチューブから流出する粉体は一旦スライ
ドチューブ内に受けられる。スライドチューブ内に受け
られた粉体は、フィーダチューブから排出されてくる粉
体に後押しされて前進し、さらには回転する分散手段に
よって分散作用を受け、個々の粒子に分離した流動性の
良い粉体となってスライドチューブ内を前方へ流動す
る。この粉体の流動は、摩擦角に応じてその粉体高さを
前方へ徐々に減じていく。また、分散作用は、スライド
チューブ内の粉体の積み上がった高さを平坦化するよう
な個々の粉体粒子の流動をもたらす。この平坦化時の粉
体の流動と、フィーダチューブからの粉体の後押しによ
り、スライドチューブ先端の粉体流出口から個々に分離
した粒子となって粉体が中流量で流出する。分散手段
は、高速および低速の少なくとも2段階の回転速度で回
転可能であり、高速回転時には、この分散手段のコイル
状螺旋構造がスライドチューブ内の粉体に対して分散作
用のみならず推進作用もなし、粉体流出口からの流出を
さらに促進する。なお、低速回転時には、分散作用のみ
を行う。スライドチューブがさらに延出されて部分閉塞
手段が粉体流出口を部分的に閉塞するとき、部分閉塞手
段の周囲とスライドチューブの内周面の間に隙間が形成
される。分散手段は粉体流出口近辺のスライドチューブ
内に位置し、その周囲にある粉体に対してさらに分散作
用をなし、個々の粉体粒子の流動をもたらす。この流動
が隙間からの粉体の溢れ出しとなって粉体の微量排出を
可能にする。十分に分散された粉体は、個々の粒子に分
離した流動性の良い粉体となって排出される。塊状の粉
体がなくなるので、粉体流出量は安定している。分散手
段はスクリューとは別に回転する。したがって分散手段
は、スクリューによる粉体押し出し量には関係なく、分
散のために必要な回転速度で回転する。特に微量排出で
は、スクリューを停止していても、分散手段のみの回転
で必要に応じた微小流量で粉体を排出でき、しかもその
流量は安定しているので、高い精度での粉体供給が可能
になる。
【0011】大流量および中流量排出で流出量が安定し
ていることは、目標供給量をオーバーする危険性が低い
ので、従来よりも目標供給量に近い供給量に至るまで大
流量および中流量排出を行うことができる。また、微量
排出において高精度が達成できることは、小流量排出に
よる総供給量を小さくしても所望の精度を達成できるの
で、このことも大流量および中流量排出による総供給量
の設定を高くするのに寄与する。その結果、目標供給量
に達するまでの所要時間は短縮される。しかも、供給量
の精度は極めて高い。
【0012】本発明に係る粉体供給方法では、大流量か
ら小流量または微小流量にいたるまで、いずれの流量で
排出中であっても塊状粉体が排出されることが殆どなく
なるので、大流量および中流量排出による総供給量を大
きく設定できる。したがって、目標供給量に達するまで
の所要時間を短縮できる。微小流量でも高い精度を達成
できるので、供給量の精度は飛躍的に向上する。
【0013】
【実施例】図1〜図5において10で示すのは、粉体を
貯留するホッパーの壁体であり、その下端部が図示され
ている。ホッパー10の下端部からは、円筒状のフィー
ダチューブ11が略水平に突出しており、ホッパー10
の内部からフィーダチューブ11内へスクリュー12が
延びている。フィーダチューブ11の内径は、スクリュ
ー12の直径よりも僅かに大きい。フィーダチューブ1
1は、その先端に、スクリュー12の軸13を軸受14
を介して支持するボス部15を有しており、ボス部15
とフィーダチューブ11の壁体との間は放射状に複数本
設けられたアーム部16によって連結されている。スク
リュー12の推進力でフィーダチューブ11内を流れる
粉体は、アーム部16の間からフィーダチューブ11の
外へ流出できる。
【0014】アーム部16は、太さや間隔を適宜選択す
ることによって、フィーダチューブ11出口での粉体分
散効果をある程度与えることができる。また、必要に応
じては、この位置での粉体分散効果をさらに高めるため
に、アーム部16の間に、供給粉体の種類に応じた適当
な目の粗さのメッシュを装着することも可能である。な
お、軸受14の両端には、ダストパッキン17,18が
ボス部15とスクリュー軸13の間に装着されて、粉体
が軸受内に侵入するのを防止している。
【0015】フィーダチューブ11の外周には、フィー
ダチューブ11に対して軸方向へスライド可能なスライ
ドチューブ19がパッキン20,21を介して装着され
ており、後述する付勢手段により、フィーダチューブ1
1からの粉体流路をさらに延長する方向へ付勢されてい
る。図1には、スライドチューブ19が最も押し込まれ
た状態が示されており、図5にはスライドチューブ19
が最も延出された状態が示されている。図2〜図4はそ
の中間の位置状態が順に示されている。図5の位置(排
出停止位置)にあるスライドチューブ19の先端には、
円盤状の蓋体22が当接して粉体の流出口23を閉塞す
る。
【0016】スクリュー軸13は、フィーダチューブ1
1の先端位置から蓋体22の方へ向かってさらに延長さ
れており、蓋体22の中央を貫通してさらに前方へ延
び、その先端には、スクリュー軸13への回転駆動力の
伝達系を接続し遮断するための連結部の一方として第1
連結部24が設けられている。
【0017】スクリュー軸13の延長部25には、その
外周に筒状部材26が回転自在に嵌装されており、蓋体
22と一体的に回転するように構成されている。筒状部
材26にはさらに、その蓋体がわの一端から径方向外方
へ延び、スライドチューブ19の内周面の近傍からコイ
ル状に巻回されてフィーダチューブ11の先端近傍にま
で延びるように形成された分散コイル27が設けられて
いる。この分散コイル27は、図示例においては、筒状
部材26の細径部に嵌着されて蓋体22との間に挟持さ
れるリング部材32を介して筒状部材26に固定的に取
り付けられており、蓋体22および筒状部材26と共に
一体的に回転する。図中31は、蓋体22、筒状部材2
6および分散コイル27への回転駆動力の伝達系を接続
遮断する回転伝達ピンである。
【0018】フィーダチューブ11の先端から粉体流出
口23までの間は、粉体がスクリュー12の羽根による
拘束から解放されて自由粉体として挙動できる非拘束空
間となっている。すなわち、スクリュー12の先端位置
までは、フィーダチューブ11内は略満杯の状態に粉体
で満たされているが、スクリュー12の先端を越えてフ
ィーダチューブ11からスライドチューブ19内へ流入
してからは、粉体は分散コイル27の回転によって分散
され、粉体の積み上がった高さ(以下、単に粉体高さと
称す)が粉体の摩擦角にしたがって徐々に低くなってい
く。そして、粉体流出口23近辺での粉体高さは最も低
くなっている。スクリュー12の推進力でこのスライド
チューブ19内に押し出された粉体は、ある程度凝集し
ていたとしても、ここで回転している分散コイル27と
筒状部材26に接触することによって分散される。
【0019】スライドチューブ19は、図1〜図5に示
すように、そのスライド位置を変えることにより、粉体
が自由粉体として挙動できる領域の長さを変えることが
できる。その結果、個々のスライド位置における粉体流
出口23での粉体高さを調整することができ、図1の状
態から図5の状態に近づくほど粉体流出口での粉体高さ
を低くすることができる。すなわち、スライドチューブ
19を長く延出させるほど粉体流出口23から流出する
単位時間あたりの粉体流出量を小さくすることができ
る。蓋体22と粉体流出口23との間の距離は、この粉
体流出量に応じて小さくなるが、図1から図3までの状
態では、スライドチューブ19と蓋対22との間から粉
体が自由に流出でき、この距離が小さいために流出量が
規制されることはない。ところが、図4の状態では、粉
体が自由に流出できる状態よりもむしろ流出量が抑制さ
れるように、蓋体22の一部が粉体流出口23の中へ僅
かに入り込んで、粉体流出口23の内周面と蓋体22の
外周面との間に隙間を形成している。この隙間の幅は、
供給する粉体の種類もしくは物性にもよるが、略1〜3
mm以下程度が好ましく、それ以上に広いと粉体の流出
量を十分な微量にまで抑制するのが困難となる。なお、
図示例での隙間は一定幅となるが、この隙間の形状は必
ずしも一定幅である必要はなく、例えば三日月状であっ
てもよく、その他の任意の形状であってもよい。要する
に、粉体流出口における粉体高さの範囲内に所定の開口
面積で形成されればよい。図4の状態における粉体流出
(微量排出)のメカニズムについては、分散コイル27
の作用と共に後に詳述する。
【0020】分散コイル27は、低速で回転するとき、
スライドチューブ19内で凝集しようとする粉体を、特
に、スライドチューブ19の内周面近辺で、あるいは粉
体流出口23の近辺で凝集しようとする粉体を分散させ
る。十分に分散した粉体は、個々の粒子に分離した流動
性の良い粉体となってさらに推進され、粉体流出口23
での粉体高さに応じた流出量で自由粉体の挙動を示しな
がら流出する。なお、分散コイル27だけでなく筒状部
材26も回転することは、筒状部材26に接触している
粉体を分散コイル27と共に分散させるのに好都合であ
る。
【0021】分散コイル27が、高速で回転するときに
は、分散作用に加えて幾分かの推進力を粉体に与える作
用も有する。すなわち、コイルの螺旋構造は、低速回転
時には分散作用のみを行って粉体に自由粉体としての流
動性を与えるが、高速回転時には弱いながらもスクリュ
ーの作用もなして粉体に推進力を与える。分散コイル2
7が発揮する推進作用の強さは、その回転速度にもよる
が、形状的にはスライドチューブ11の内径に対するコ
イル径(コイル径が小さいと、コイルの分散作用が粉体
の深部にまで及ばなくなり、且つ粉体内で回転するコイ
ルの部分が少なくなる)と、コイル素線の太さと、螺旋
のピッチ(リード)に幾分依存する(相関関係にある)
ものと思われる。本実施例においてスライドチューブ1
1の内径は80mmであり、コイル径(外径)は75m
m、コイル素線の径は3mm、螺旋ピッチは27mmで
ある。なお、これらの数値は、実験的に求められる数値
であり、粉体の種類や物性によって幾分変動する値であ
る。また、コイル素線の断面形状に幾分かの凹凸形状が
あると、推進作用も分散作用も強められるものと思われ
る。
【0022】図中28および29で示すのは、軸受14
と同様に自己潤滑性を有するプラスチック材で構成され
たシート状の軸受であり、したがって筒状部材26およ
び分散コイル27と蓋体22がスクリュー軸延長部25
に対して滑らかに回転する。なお、これらの軸受には、
メタル軸受を用いることも勿論可能である。筒状部材2
6のフィーダチューブ11がわ端部にも、スクリュー軸
13との間にダストパッキン30が装着されている。
【0023】また、蓋体22は、押さえナット33を筒
状部材26に締め込むことにより、上述の分散コイル2
7のリング部材32とともに固定される。押さえナット
33の背面がわ端面と、スクリュー軸13へ駆動力を伝
達する第1連結部24の端面とが向かい合う箇所には、
Oリング34と共にワッシャ35が両者の間に挟みつけ
られており、筒状部材26がスクリュー軸13の周りで
回転するとき、適度な摩擦を生じることで、筒状部材2
6の、延いては分散コイル27の、慣性によるオーバー
ランを規制している。例えば、図4の状態で粉体を極微
量だけ排出させるべく分散コイル27を所謂チョン回し
(瞬時回転)しようとするとき、分散コイル27が所望
の回転量だけ回転して停止しなければ、この微量排出は
困難であり、所望量よりも多い粉体が流出してしまう。
このワッシャ35による摩擦は、そのような分散コイル
27のオーバーランを規制して微量流出を可能にしてい
る。
【0024】以上、説明したように、粉体は、スクリュ
ー12の推進力によって前方へ押し出され、フィーダチ
ューブ11の先端を通過するまでは圧力により凝集して
塊状になる傾向にあるが、フィーダチューブ11の先端
を通過するときにアーム部16によってある程度分散さ
れ、アーム部16を通過してからはスライドチューブ1
9の粉体流出口23までの間で分散コイル27による、
または分散コイル27と筒状部材26とによる分散作用
を受け、それぞれのスライドチューブ19の位置におけ
る粉体流出口23での粉体高さとスクリュー12の回転
速度に応じた流出量で、しかも塊状態ではなく個々に分
離した流動性の良い状態となって粉体流出口23から安
定した一定の流出量で排出される。特に、分散コイル2
7を高速で回転させると、スライドチューブ19内の粉
体には分散コイル27の螺旋構造による推進作用も働
き、スクリュー12が同速で回転する場合のコイル27
低速回転時よりも流出量が増大する。
【0025】図4の微量排出位置では、蓋体22の一部
がスライドチューブ19の粉体流出口23の内側に僅か
に入り込んでおり、両者の間の隙間は僅かな幅となって
いる。しかもスライドチューブ19が最も長く延出して
いるので、粉体流出口23直前での粉体高さは最も低く
なって小流量に対応する状態となっている。粉体は、ス
クリュー12の回転速度を適宜調整することにより、そ
の速度に略比例した流量で僅かずつ、且つ分散コイル2
7によってよく分散された流動性の良い粉体となって流
出する。最終的にはスクリュー12の回転を停止させ、
分散コイル27のみを回転させると、推進力により押し
出される流出ではなく、分散に伴って粉体が流動するこ
とによって、その隙間から微小流量で流出する。また、
蓋体22および分散コイル27の回転速度も調整するこ
とにより、回転速度に略比例した強い分散効果、弱い分
散効果が得られることは勿論、高速回転時や瞬時的な高
速回転開始時で粉体を飛散させる飛散効果も期待でき
る。この飛散効果は、スクリュー12の回転停止時であ
っても、飛び散った粉体が蓋体22とスライドチューブ
19の間の隙間から一定の割合で流出することが期待で
き、特に微量の調整には適している。このように、スラ
イドチューブ19の延出位置(すなわち粉体流出口23
の位置)、スクリュー12および分散コイル27の回転
速度を種々に組み合わせることにより、大流量から小流
量および微小流量まで、特に小流量および微小流量段階
での流量を極めて細やかに可変調整でき、精度の高い供
給量制御が行える。
【0026】以下、スライドチューブ19のスライド駆
動機構も含め、スクリュー12の駆動機構及び分散コイ
ル27の駆動機構について、図6および図7を参照して
説明する。図6は、スクリュー12および分散コイル2
7の駆動機構と、スライドチューブ19の駆動機構の一
部を上方から見て示す模式図であり、図7は図6の駆動
機構を側面から見てさらにスライドチューブ19の駆動
機構の全体を表して示す模式図である。これらの駆動機
構は、図1〜図5に示したホッパー10やフィーダチュ
ーブ11とは別に設けられたベース板50上に据え付け
られている。ベース板50はホッパー10やフィーダチ
ューブ11に対して移動可能であり、複数の粉体供給装
置(ホッパーと本発明のスクリューフィーダを含む)に
対して1基の供給機構で対応することが可能である。図
7において69は、ベース板50を前進後退させるため
の第1エアシリンダ、70はベース板50の前進後退を
案内するスライドレールである。ベース板50上には、
スクリュー駆動モータ51および分散コイル駆動モータ
52と、夫々の駆動力を伝達するための駆動系と、スラ
イドチューブ19の駆動機構が据え付けられている。
【0027】図において53は、スクリュー軸13へ駆
動力を伝達する駆動シャフトであり、一端がベルト掛け
機構54によりモータ51に連結され、他端は第1連結
部24に対して連結される第2連結部63を有してい
る。この第2連結部63は、駆動シャフト53がベース
板50の移動と共に軸方向へ往復動することによって第
1連結部24に駆動力伝達系を接続し、また遮断する。
駆動シャフト53の中間部は、軸受を内蔵したピローブ
ロック55によって回転可能に支持されている。ピロー
ブロック55はベース板50に固定されている。
【0028】駆動シャフト53の外周には、軸受56,
64,65を介してホイール部材57が嵌装されてい
る。このホイール部材57の一端には、分散コイル駆動
モータ52からの駆動力がベルト掛け機構58によって
伝達され、駆動シャフト53とは別に回転駆動される。
ホイール部材57の他端は筒状に形成されて前方へ(図
の右方へ)延ばされており、その先端には、上述の回転
伝達ピン31に係合する突起59が形成されている。こ
れら回転伝達ピン35と突起59との対は、周方向に等
分割された位置に複数形成されるのが好ましい。これら
の係合関係による駆動力伝達機構も、ホイール部材57
がベース板50と共に軸方向へ往復動することによって
接続および遮断される。
【0029】スライドチューブ19がフィーダチューブ
11の外周面上でスライドするための駆動力は、それぞ
れストローク長が異なって直列に連結された第2および
第3の二つのエアシリンダ60,61と、上述のベース
板駆動用の第1エアシリンダ69とによって発生され
る。スライドチューブ19は、縮長されたばね62によ
って延出方向に付勢されており、これをエアシリンダ6
0,61,69によって押し込むことでスライドチュー
ブ19をスライドさせる。第2エアシリンダ60のスト
ローク長は、第3エアシリンダ61のストローク長より
も長くされており、第2および第3のエアシリンダのス
トローク長を組み合わせることによって3種類のストロ
ーク長を選択できる。すなわち、第3エアシリンダ61
のストローク長のみの場合は最も短く(図3の位置に相
当)、第2および第3のエアシリンダのストローク長を
加算する場合が最も長く(図1の位置に相当)、第2エ
アシリンダ60のストローク長のみの場合はその中間長
さ(図2の位置に相当)である。そして、第1エアシリ
ンダ69のストローク長でベース板50を最も前進さ
せ、第2および第3のエアシリンダ60,61をいずれ
もストローク長0にした位置が図4の位置(微量排出位
置)に相当する。全てのエアシリンダ60,61,69
のストローク長を0としたとき、図5の位置に相当して
スライドチューブ19の粉体流出口23は蓋体22によ
って閉塞される。なお、これらのエアシリンダ60,6
1,69は、他の油圧シリンダ等の往復動機構に代えて
用いることも勿論可能である。
【0030】以下、本実施例の装置を用いて実際の粉体
供給を行う場合の具体的制御について説明する。まず第
1ステップでは、図1に示すスライドチューブ19を最
も押し込んだ状態で、スクリュー12を高速回転させ、
フィーダチューブ11の出口から最大の流量で粉体を排
出する。このとき、粉体はフィーダチューブ出口のアー
ム部16の間を通過して幾らか分散されて流出し、落下
中に、分散コイル27の箇所を通過する際に略完全に分
散される。このとき、分散コイル27は停止していても
よく、あるいは低速で回転していてもよい。分散コイル
27の回転速度は、落下する粉体を飛散させない程度に
分散作用をなすように、比較的低速で駆動される。
【0031】第2ステップは、図2に示すスライドチュ
ーブ19の位置で運転される。第2ステップでは、スク
リュー12の回転速度は第1ステップの略半分に減速さ
れて粉体流出量が絞られる。スライドチューブ19は、
フィーダチューブ出口から流出する粉体の全部を受ける
長さまでには延出していなので、粉体の殆どはスライド
チューブ19に触れることなく落下し、したがって分散
コイル27は粉体を飛散させないように停止している
か、第1ステップのまま低速で回転する。
【0032】第3ステップは、図3に示すスライドチュ
ーブ19の位置で運転される。第3ステップでは、スク
リュー12の回転速度は第2ステップのさらに略半分に
減速されて粉体流出量が絞られる。スライドチューブ1
9は、フィーダチューブ出口から流出する粉体を全部受
けてその中に貯留し、その受けられた粉体は、基本的に
はスクリュー12の回転速度に応じた流速でスライドチ
ューブ19内を流動する。分散コイル27の回転速度は
高速にされ、粉体を十分に分散させると共にコイルの螺
旋構造による推進力が作用し、スライドチューブ19内
での粉体の流動を促進する。
【0033】第4ステップは、第3ステップと同じスラ
イドチューブ19の位置で運転されるが、スクリュー1
2の回転速度は第3ステップのさらに略30%に減速さ
れる。分散コイル27の回転速度は、第3ステップのま
ま高速に維持されるのが好ましく、粉体には推進作用と
分散作用が働く。なお、第4ステップにおけるスライド
チューブ19内の粉体は、フィーダチューブ11から流
出する粉体によって推進力を得ることができるので、分
散コイル27の回転速度は分散作用だけをもたらす低速
とすることも可能である。また、このステップ以降で
は、粉体流出口23からの流出量がかなり少なくなるの
で、スクリュー12の回転は、その流出量に合わせて間
欠的に回転させることも可能である。
【0034】第5ステップは、図4に示すスライドチュ
ーブ19の位置で運転される。第5ステップでは、スク
リュー12の回転速度は第4ステップの約66%に減速
され、分散コイル27の回転速度は、第4ステップと同
様、高速であってもよく低速であってもよい。
【0035】第6ステップは、第5ステップと同じスラ
イドチューブ19の位置で運転されるが、スクリュー1
2の回転速度は第5ステップの略半分に減速される。分
散コイル27の回転速度は、第1ステップおよび第2ス
テップと同様の低速にされ、コイルの螺旋構造による推
進作用は実質的にはなくなり、分散作用のみが働く。
【0036】第7ステップは、第5ステップおよび第6
ステップと同じスライドチューブ19の位置で運転され
るが、スクリュー12の回転は停止される。分散コイル
27は、微速回転もしくは瞬時的な微動間欠回転で運転
される。第7ステップでは、例えばコーンスターチの粉
体で0.03グラム程度の極めて微小流量で粉体流出が
行える。
【0037】以上のように、各ステップの進行と共に粉
体流出量は徐々に減らされて行く。特に第5ステップ以
降では、スクリュー12による粉体の押し出しはスライ
ドチューブ19内の非拘束空間への粉体の供給を行うの
みで、スライドチューブ19の粉体流出口23から粉体
を排出するための推力は発揮しない。第5ステップ以降
の蓋体22とスライドチューブ19との間の隙間からの
粉体の流出は、分散コイル27の推進作用と分散作用を
受けた、あるいは分散作用のみを受けた粉体自身の流動
によってなされる。
【0038】排出された粉体は、粉体流出口23の下方
で電子天秤(図示せず)により計重された状態で容器
(図示せず)に受けられる。上述の各ステップでは、そ
のステップ毎に計重目標となる閾値が設定されており、
その閾値はステップ順に最終目標値に近づけられる。各
ステップにおいて粉体供給量が閾値に達したとき、その
ステップが終了して次のステップが行われる。この閾値
は、粉体が塊状で排出されることが殆どないので、早期
のステップ順の段階でかなりの目標値に近い値を設定で
きる。例えば第1ステップでは目標値の90%、第2ス
テップで目標値の95%、第3ステップで目標値の98
%、第4ステップで目標値の99.5%、第5ステップ
で目標値の99.8%、第6ステップで目標値の99.
9%程度まで設定しても、塊状粉体が落下して目標値を
越えてしまうことはない。そして最終の第7ステップで
残りの0.1%を微小流出量で調節しながら供給する。
【0039】また、第1及び第2ステップで目標値の9
5〜98%程度に閾値を設定し、第3および第4ステッ
プを行わず第5ステップから粉体供給を続けるなど、閾
値の設定の仕方によっては適宜ステップを跳ばして省略
することも可能である。また、粉体の種類によっては、
第1ステップから第5ステップ程度で十分な精度で目標
値に達することもあり、その場合には以降のステップは
省略される。
【0040】表1および表2は、コーンスターチの粉体
を、目標値まで残り4グラムの段階から第4,5,6,
7のステップで供給した場合、精度および終了までの所
要時間について、本発明の実施例(表1)と、第5ステ
ップ以降では図4の状態から蓋体22を取り除いて行っ
た比較例(表2)とで実験した結果を表している。実験
条件は以下のとおりである。スクリュー径寸法61m
m、ピッチ60mm、単巻き、フィーダチューブ内径6
5mm、スライドチューブ内径80mm、蓋体内側端面
直径78mm、スクリュー回転速度、第4ステップで4
rpm、第5ステップで2rpm、第6ステップで1r
pm、分散コイルの回転速度、第4ステップで240r
pm、第5ステップで240rpm、第6ステップで1
20rpm、第7ステップでは0.2秒回転および1.
5秒停止の微動間欠回転であった。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】以上の結果から理解できるように、本発明
の実施例は、比較例に対して非常に高精度で目標値を達
成できている。なお、比較例において所要時間が短いの
は、粉体の塊状落下があったためである。本発明の粉体
供給方法では、大流量から小流量または微小流量にいた
るまで、いずれの流量で排出中であっても塊状粉体が排
出されることが殆どなくなるので、大流量排出による総
供給量を大きく設定できる。したがって、粉体を供給し
始めから目標供給量に達するまでの総所要時間は短縮さ
れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る粉体供給装置の一実施例におけ
る粉体流出口近辺の構造を示す要部断面図であり、最大
流出量で粉体を排出する場合の状態を表している。
【図2】 図1と同じ箇所の要部断面図であり、図1の
場合よりも小流出量の中流出量で粉体を排出する場合の
状態を表している。
【図3】 図1と同じ箇所の要部断面図であり、図2の
場合よりも小流出量の中流出量で粉体を排出する場合の
状態を表している。
【図4】 図1と同じ箇所の要部断面図であり、図3の
場合よりも小流出量の最小流出量で粉体を排出する場合
の状態を表している。
【図5】 図1と同じ箇所の要部断面図であり、排出停
止の場合の状態を表している。
【図6】 スクリューおよび分散コイルの駆動機構と、
スライドチューブの駆動機構の一部を上方から見て示す
模式図である。
【図7】 図6の駆動機構を側面から見てさらにスライ
ドチューブの駆動機構の全体を表して示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10 ホッパ 11 フィーダチューブ 12 スクリュー 13 スクリュー軸 14 軸受 15 ボス部 16 アーム部 17 ダストパッキン 18 ダストパッキン 19 スライドチューブ 20 パッキン 21 パッキン 22 蓋体 23 粉体流出口 24 第1連結部 25 スクリュー軸の延長部 26 筒状部材 27 分散コイル 28 シート状軸受 29 シート状軸受 30 ダストパッキン 31 回転伝達ピン 32 リング部材 33 押さえナット 34 Oリング 35 ワッシャ 50 ベース板 51 スクリュー駆動モータ 52 分散コイル駆動モータ 53 駆動シャフト 54 ベルト掛け機構 55 ピローブロック 56 軸受 57 ホイール部材 58 ベルト掛け機構 59 突起 60 第2エアシリンダ 61 第3エアシリンダ 62 ばね 63 第2連結部 64 軸受 65 軸受 69 第1エアシリンダ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を貯留するホッパー(10)の下端
    部に接続され、略水平方向に延びて粉体の水平流路部分
    を区画形成するフィーダチューブ(11)と、該フィー
    ダチューブ内に収容されたスクリュー(12)とを有し
    てなる粉体供給装置において、 上記フィーダチューブに装着されて上記水平流路を段階
    的に延長するように軸方向へスライド可能であり、先端
    に粉体流出口(23)を有するスライドチューブ(1
    9)と、 上記スライドチューブの最大延出位置の直前位置で、上
    記粉体流出口の周囲部分との間に所定の開口面積の隙間
    を形成して該隙間から粉体の溢れ出るのを許容する部分
    閉塞手段(22)と、 延出した上記スライドチューブの中に相当する位置で、
    上記スクリューとは独立して回転可能であり、該スライ
    ドチューブ内の粉体に対して、第1速度での回転時には
    推進作用と分散作用を、該第1速度よりも低速の第2速
    度での回転時には分散作用のみをもたらすコイル状螺旋
    構造の分散手段(27)とを備えたことを特徴とする粉
    体供給装置。
  2. 【請求項2】 上記部分閉塞手段(22)は、上記スラ
    イドチューブ(19)が最も延出した位置で上記粉体流
    出口(23)を閉塞する蓋体である請求項1記載の粉体
    供給装置。
  3. 【請求項3】 上記フィーダチューブ(11)の先端出
    口に予分散手段(16)をさらに有する請求項1または
    2記載の粉体供給装置。
  4. 【請求項4】 上記分散手段(27)は、上記スライド
    チューブ(19)の内周面近傍で回転する請求項1ない
    し3のいずれかに記載の粉体供給装置。
  5. 【請求項5】 粉体を貯留するホッパー(10)の下端
    部に接続され、略水平方向に延びて粉体の水平流路部分
    を区画形成するフィーダチューブ(11)と、該フィー
    ダチューブ内に収容されたスクリュー(12)とを有し
    てなる粉体供給装置にして、 上記フィーダチューブに装着されて上記水平流路を段階
    的に延長するように軸方向へスライド可能であり、先端
    に粉体流出口(23)を有するスライドチューブ(1
    9)と、 上記スライドチューブの最大延出位置の直前位置で、上
    記粉体流出口の周囲部分との間に所定の開口面積の隙間
    を形成して該隙間から粉体の溢れ出るのを許容する部分
    閉塞手段(22)と、 延出した上記スライドチューブの中に相当する位置で、
    上記スクリューとは独立して回転可能であり、該スライ
    ドチューブ内の粉体に対して、第1速度での回転時には
    推進作用と分散作用を、該第1速度よりも低速の第2速
    度での回転時には分散作用のみをもたらすコイル状螺旋
    構造の分散手段(27)とを備えた粉体供給装置を用
    い、 上記スクリューを第3速度で回転させて粉体を上記フィ
    ーダチューブから実質的に直接流出させる第1ステップ
    と、 上記スクリューを上記第3速度よりも低速の第4速度で
    回転させ、粉体を上記フィーダチューブから実質的に直
    接流出させる第2ステップと、 上記スライドチューブを、上記フィーダチューブから流
    出する粉体を一旦受けるべく第1位置に延出させ、上記
    スクリューを上記第4速度以下の低速の第5速度で回転
    させ、且つ上記分散手段を上記第1速度で回転させて粉
    体を上記粉体流出口から流出させる第3ステップと、 上記スライドチューブを上記第1位置に延出させ、上記
    スクリューを上記第5速度よりも低速の第6速度で回転
    させ、且つ上記分散手段を上記第1速度または第2速度
    で回転させて粉体を上記粉体流出口から流出させる第4
    ステップと、 上記スライドチューブを、上記第1位置よりも長く延出
    して上記部分閉塞手段との間に上記所定の開口面積の隙
    間を形成する第2位置に延出させ、上記スクリューを上
    記第6速度以下の第7速度で回転させ、且つ上記分散手
    段を上記第1速度または第2速度で回転させて粉体を該
    隙間から溢れ出させる第5ステップと、 上記スライドチューブを上記第2位置に延出させ、上記
    スクリューを上記第7速度以下の低速の第8速度で回転
    させ、且つ上記分散手段を上記第2速度で回転させて粉
    体を上記隙間から溢れ出させる第6ステップと、 上記スライドチューブを上記第2位置に延出させ、上記
    スクリューを停止させ、且つ上記分散手段を上記第2速
    度で回転させて粉体を上記隙間から溢れ出させる第7ス
    テップとを有し、 上記各ステップにおける粉体の流出量は、第1ステップ
    から第7ステップまで順に少なくされる粉体供給方法。
  6. 【請求項6】 上記第7ステップは、上記スライドチュ
    ーブを上記第2位置に延出させ、上記スクリューを停止
    させ、且つ上記分散手段を微小回転角ずつ断続的に回転
    させて粉体を上記隙間から溢れ出させる請求項5記載の
    粉体供給方法。
  7. 【請求項7】 上記第1ステップから第7ステップまで
    のステップ群のうち、複数の任意のステップをステップ
    順に行う請求項5または6記載の粉体供給方法。
  8. 【請求項8】 上記第5ステップおよび第6ステップの
    上記スクリューの回転は間欠回転である請求項5ないし
    7のいずれかに記載の粉体供給方法。
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