JPH08183882A - タイヤトレッド用ゴム組成物 - Google Patents
タイヤトレッド用ゴム組成物Info
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- JPH08183882A JPH08183882A JP7000093A JP9395A JPH08183882A JP H08183882 A JPH08183882 A JP H08183882A JP 7000093 A JP7000093 A JP 7000093A JP 9395 A JP9395 A JP 9395A JP H08183882 A JPH08183882 A JP H08183882A
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- Japan
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- carbon atoms
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トレッドゴムのウェット性能、破断特性及び
発熱性を損なうことなく、タイヤトレッド用ゴム組成物
の耐摩耗性を改良する。 【構成】 ジエン系ゴム１００重量部に対し、カーボン
ブラック４０〜１００重量部並びに（ａ）特定のアリル
化合物０重量部超１０重量部未満又は（ｂ）特定のアリ
ル化合物０重量部超３重量部未満及び特定のマレイミド
化合物０重量部超３重量部未満を配合してなるタイヤト
レッド用ゴム組成物。
発熱性を損なうことなく、タイヤトレッド用ゴム組成物
の耐摩耗性を改良する。 【構成】 ジエン系ゴム１００重量部に対し、カーボン
ブラック４０〜１００重量部並びに（ａ）特定のアリル
化合物０重量部超１０重量部未満又は（ｂ）特定のアリ
ル化合物０重量部超３重量部未満及び特定のマレイミド
化合物０重量部超３重量部未満を配合してなるタイヤト
レッド用ゴム組成物。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はタイヤトレッド用ゴム組
成物に関し、更に詳しくはトレッドゴムのウェット性
能、破断特性及び発熱性を損なうことなく、耐摩耗性を
改良した空気入りタイヤのトレッド用ゴム組成物に関す
る。
成物に関し、更に詳しくはトレッドゴムのウェット性
能、破断特性及び発熱性を損なうことなく、耐摩耗性を
改良した空気入りタイヤのトレッド用ゴム組成物に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】タイヤトレッド用ゴムの耐摩耗性を向上
させる手段としては、従来、ポリブタジエンゴムのブレ
ンド、小粒径のカーボンブラックの使用、ＥＶ（Ｅｆｆ
ｉｃｉｅｎｔ Ｖｕｌｃａｎｉｚａｔｉｏｎ）あるいは
セミＥＶ加硫型の加硫促進剤の使用などが試みられてい
る。これらの手段は耐摩耗性、ウェット摩擦性能、発熱
性、破壊特性などの低下などを伴うのが普通であり、こ
のような他の性能への影響を最少限度に抑えながら耐摩
耗性を顕著に向上させることは従来困難であった。
させる手段としては、従来、ポリブタジエンゴムのブレ
ンド、小粒径のカーボンブラックの使用、ＥＶ（Ｅｆｆ
ｉｃｉｅｎｔ Ｖｕｌｃａｎｉｚａｔｉｏｎ）あるいは
セミＥＶ加硫型の加硫促進剤の使用などが試みられてい
る。これらの手段は耐摩耗性、ウェット摩擦性能、発熱
性、破壊特性などの低下などを伴うのが普通であり、こ
のような他の性能への影響を最少限度に抑えながら耐摩
耗性を顕著に向上させることは従来困難であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、前
述の従来技術の問題点を排除して、タイヤトレッドゴム
のウェット性能、破断特性及び発熱性を損なうことな
く、耐摩耗性を改良したタイヤトレッド用ゴム組成物を
提供することを目的とする。
述の従来技術の問題点を排除して、タイヤトレッドゴム
のウェット性能、破断特性及び発熱性を損なうことな
く、耐摩耗性を改良したタイヤトレッド用ゴム組成物を
提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、ジエン
系ゴム１００重量部に対し、カーボンブラック４０〜１
００重量部及び式（Ｉ）：
系ゴム１００重量部に対し、カーボンブラック４０〜１
００重量部及び式（Ｉ）：
【０００５】
【化４】
【０００６】（式中、Ａは、炭素数１〜６の直鎖状又は
分岐状の２価又は多価の脂肪族炭化水素により連結され
た複数のフェニル基で、各フェニル基はアルキル基、水
酸基、ハロゲン原子で置換されていてもよい基；水酸
基、ハロゲン原子又は炭素数１〜８の脂肪族炭化水素基
で置換されていてもよい炭素数１〜６の直鎖状又は分岐
状の２価又は多価の脂肪族炭化水素により連結された複
数の、１，５−又は２，６−ナフチレン基を示す）で表
されるアリル化合物０重量部超１０重量部未満を配合し
てなる加硫性タイヤトレッド用ゴム組成物が提供され
る。
分岐状の２価又は多価の脂肪族炭化水素により連結され
た複数のフェニル基で、各フェニル基はアルキル基、水
酸基、ハロゲン原子で置換されていてもよい基；水酸
基、ハロゲン原子又は炭素数１〜８の脂肪族炭化水素基
で置換されていてもよい炭素数１〜６の直鎖状又は分岐
状の２価又は多価の脂肪族炭化水素により連結された複
数の、１，５−又は２，６−ナフチレン基を示す）で表
されるアリル化合物０重量部超１０重量部未満を配合し
てなる加硫性タイヤトレッド用ゴム組成物が提供され
る。
【０００７】本発明に従えば、また、ジエン系ゴム１０
０重量部に対し、カーボンブラック４０〜１００重量
部、前記式（Ｉ）のアリル化合物０重量部超３重量部未
満及び式（II）：
０重量部に対し、カーボンブラック４０〜１００重量
部、前記式（Ｉ）のアリル化合物０重量部超３重量部未
満及び式（II）：
【０００８】
【化５】
【０００９】（式中、Ｂは、炭素数１〜１８の直鎖状又
は分岐状の２価又は多価の脂肪族炭化水素基で、水酸
基、ハロゲン原子又はフェニル基（置換もしくは非置
換）で置換されていてもよい基；炭素数１〜６の直鎖状
又は分岐状の２価又は多価の脂肪族炭化水素により連結
された複数のフェニル基で、各フェニル基はアルキル
基、水酸基、ハロゲン原子で置換されていてもよい基；
水酸基、ハロゲン原子又は炭素数１〜８の脂肪族炭化水
素基で置換されていてもよい炭素数１〜６の直鎖状又は
分岐状の２価又は多価の脂肪族炭化水素により直接連結
された複数の、１，５−又は２，６−ナフチレン基を示
す）で表されるマレイミド化合物０重量部超３重量部未
満）を配合してなる加硫性タイヤトレッド用ゴム組成物
が提供される。
は分岐状の２価又は多価の脂肪族炭化水素基で、水酸
基、ハロゲン原子又はフェニル基（置換もしくは非置
換）で置換されていてもよい基；炭素数１〜６の直鎖状
又は分岐状の２価又は多価の脂肪族炭化水素により連結
された複数のフェニル基で、各フェニル基はアルキル
基、水酸基、ハロゲン原子で置換されていてもよい基；
水酸基、ハロゲン原子又は炭素数１〜８の脂肪族炭化水
素基で置換されていてもよい炭素数１〜６の直鎖状又は
分岐状の２価又は多価の脂肪族炭化水素により直接連結
された複数の、１，５−又は２，６−ナフチレン基を示
す）で表されるマレイミド化合物０重量部超３重量部未
満）を配合してなる加硫性タイヤトレッド用ゴム組成物
が提供される。
【００１０】本発明に係るタイヤトレッド用ゴム組成物
を構成するゴム分としてはジエン系ゴムが用いられ、ジ
エン系ゴムであれば、特にその限定はない。例えば、天
然ゴム、スチレンブタジエン共重合体ゴム（ＳＢＲ）、
ポリブタジエン（ＢＲ）など及びこれらの任意のブレン
ドを用いることができる。
を構成するゴム分としてはジエン系ゴムが用いられ、ジ
エン系ゴムであれば、特にその限定はない。例えば、天
然ゴム、スチレンブタジエン共重合体ゴム（ＳＢＲ）、
ポリブタジエン（ＢＲ）など及びこれらの任意のブレン
ドを用いることができる。
【００１１】本発明に係るタイヤトレッド用ゴム組成物
には、前記ジエン系ゴム１００重量部に対し３０〜１５
０重量部、好ましくは４０〜１００重量部のカーボンブ
ラックが配合される。本発明において使用するカーボン
ブラックには従来からゴムの配合に使われている任意の
カーボンブラックを使用できるが、窒素比表面積（Ｎ 2
ＳＡ）が７０〜２００m2／ｇで２４Ｍ４ＤＢＰが７０〜
１４０ml／ｇのカーボンブラックの使用が好ましい。カ
ーボンブラックの配合量が少な過ぎるとカーボンブラッ
クによる補強効果が得られず、逆に配合量が多過ぎると
発熱が著しく、また弾性が著しく損なわれるので好まし
くない。
には、前記ジエン系ゴム１００重量部に対し３０〜１５
０重量部、好ましくは４０〜１００重量部のカーボンブ
ラックが配合される。本発明において使用するカーボン
ブラックには従来からゴムの配合に使われている任意の
カーボンブラックを使用できるが、窒素比表面積（Ｎ 2
ＳＡ）が７０〜２００m2／ｇで２４Ｍ４ＤＢＰが７０〜
１４０ml／ｇのカーボンブラックの使用が好ましい。カ
ーボンブラックの配合量が少な過ぎるとカーボンブラッ
クによる補強効果が得られず、逆に配合量が多過ぎると
発熱が著しく、また弾性が著しく損なわれるので好まし
くない。
【００１２】本発明に係るタイヤトレッド用ゴム組成物
の第一の態様では、前記ジエン系ゴム１００重量部に対
し、０重量部超１０重量部未満、好ましくは０．２〜８
重量部の前記式（Ｉ）で表されるアリル化合物が配合さ
れる。好ましいアリル化合物としては、下記式で表され
るジアリルビスフェノールＡ、ジアリル−ジ−ｔ−ブチ
ルビスフェノールＡ、メチレンビス−（アリルヒドロキ
シフェノール）、テトラキス（アリルヒドロキシフェニ
ル）エチレン、エチレンビス（アリルヒドロキシナフタ
リン）などがあげられる。
の第一の態様では、前記ジエン系ゴム１００重量部に対
し、０重量部超１０重量部未満、好ましくは０．２〜８
重量部の前記式（Ｉ）で表されるアリル化合物が配合さ
れる。好ましいアリル化合物としては、下記式で表され
るジアリルビスフェノールＡ、ジアリル−ジ−ｔ−ブチ
ルビスフェノールＡ、メチレンビス−（アリルヒドロキ
シフェノール）、テトラキス（アリルヒドロキシフェニ
ル）エチレン、エチレンビス（アリルヒドロキシナフタ
リン）などがあげられる。
【００１３】
【化６】
【００１４】
【化７】
【００１５】このアリル化合物の配合によって、例え
ば、以下の実施例１〜５にも示したように、硬度、反発
弾性、ウェットスキッド抵抗などを低下させることな
く、耐摩耗性を著しく改良することができる。アリル化
合物の配合量が多過ぎると、タイヤトレッド用ゴム組成
物として必要な他の特性（例えば硬さ、反発弾性）が損
なわれるようになるので好ましくない。
ば、以下の実施例１〜５にも示したように、硬度、反発
弾性、ウェットスキッド抵抗などを低下させることな
く、耐摩耗性を著しく改良することができる。アリル化
合物の配合量が多過ぎると、タイヤトレッド用ゴム組成
物として必要な他の特性（例えば硬さ、反発弾性）が損
なわれるようになるので好ましくない。
【００１６】本発明に従えば、ゴム配合物中に式（Ｉ）
のアリル化合物を配合することによって他の特性を保持
しながら、耐摩耗性を改良することができるが、アリル
化合物は例えばビスマレイミド樹脂の強靱化剤としては
公知であるが、ゴムの耐摩耗性の改良に有効であること
は従来全く知られておらず、画期的なことである。
のアリル化合物を配合することによって他の特性を保持
しながら、耐摩耗性を改良することができるが、アリル
化合物は例えばビスマレイミド樹脂の強靱化剤としては
公知であるが、ゴムの耐摩耗性の改良に有効であること
は従来全く知られておらず、画期的なことである。
【００１７】本発明に係るタイヤトレッド用ゴム組成物
の第二の態様に従えば、前記ジエン系ゴム１００重量部
に対し、０重量部超３重量部未満、好ましくは０．１〜
２．５重量部の前記式（Ｉ）のアリル化合物と、０重量
部超３重量部未満、好ましくは０．１〜２．５重量部の
前記式（II）のマレイミド化合物が配合される。好まし
いアリル化合物については前述の通りであるが、好まし
いマレイミド化合物としては例えばビスマレイミドジフ
ェニルメタン、ビスマレイミドジフェニルエタン、ビス
マレイミドジフェニルプロパン、ビスマレイミドジフェ
ニルブタン、ビスマレイミドジフェニルペンタンなどが
あげられる。これらの化合物の配合量が多過ぎると、硬
さが高くなったり、反発弾性が低下したりして好ましく
ない。
の第二の態様に従えば、前記ジエン系ゴム１００重量部
に対し、０重量部超３重量部未満、好ましくは０．１〜
２．５重量部の前記式（Ｉ）のアリル化合物と、０重量
部超３重量部未満、好ましくは０．１〜２．５重量部の
前記式（II）のマレイミド化合物が配合される。好まし
いアリル化合物については前述の通りであるが、好まし
いマレイミド化合物としては例えばビスマレイミドジフ
ェニルメタン、ビスマレイミドジフェニルエタン、ビス
マレイミドジフェニルプロパン、ビスマレイミドジフェ
ニルブタン、ビスマレイミドジフェニルペンタンなどが
あげられる。これらの化合物の配合量が多過ぎると、硬
さが高くなったり、反発弾性が低下したりして好ましく
ない。
【００１８】本発明に従えば、ゴム配合物中に前記式
（Ｉ）のアリル化合物と前記式（II）のマレイミド化合
物とを配合することによって、以下の実施例６〜８にも
示したように、トレッド用ゴムとして必要な他の特性
（特に硬さ、反発弾性、ウェットスキッド抵抗）を損な
うことなく、耐摩耗性を高めることができる。ビスマレ
イミド化合物は例えば特開昭６１−２６８５０１号公
報、同６１−２３８５０３号公報、同６３−９９２５１
号公報、同６３−３１４２５２号公報などに記載されて
いるようにタイヤ用ゴム組成物に配合することは記載さ
れているが前記アリル化合物と組み合わせることによっ
て所望の特性を損なうことなく耐摩耗性を高めることが
できることは従来全く知られていないことである。
（Ｉ）のアリル化合物と前記式（II）のマレイミド化合
物とを配合することによって、以下の実施例６〜８にも
示したように、トレッド用ゴムとして必要な他の特性
（特に硬さ、反発弾性、ウェットスキッド抵抗）を損な
うことなく、耐摩耗性を高めることができる。ビスマレ
イミド化合物は例えば特開昭６１−２６８５０１号公
報、同６１−２３８５０３号公報、同６３−９９２５１
号公報、同６３−３１４２５２号公報などに記載されて
いるようにタイヤ用ゴム組成物に配合することは記載さ
れているが前記アリル化合物と組み合わせることによっ
て所望の特性を損なうことなく耐摩耗性を高めることが
できることは従来全く知られていないことである。
【００１９】なお、本発明のタイヤトレッド用ゴム組成
物には、ジエン系ゴム、カーボンブラック並びにアリル
化合物又はアリル化合物及びマレイミド化合物に加え
て、ゴム工業で通常使用される配合剤、例えば硫黄、軟
化剤、老化防止剤、加硫促進剤、充填剤、可塑剤等を必
要に応じて、通常の配合量の範囲で適宜配合し、一般的
な方法で加硫してタイヤトレッドを製造することができ
る。例えば、硫黄の配合量はゴム１００重量部当り好ま
しくは１．２重量部以上、更に好ましくは１．５〜３．
０重量部である。
物には、ジエン系ゴム、カーボンブラック並びにアリル
化合物又はアリル化合物及びマレイミド化合物に加え
て、ゴム工業で通常使用される配合剤、例えば硫黄、軟
化剤、老化防止剤、加硫促進剤、充填剤、可塑剤等を必
要に応じて、通常の配合量の範囲で適宜配合し、一般的
な方法で加硫してタイヤトレッドを製造することができ
る。例えば、硫黄の配合量はゴム１００重量部当り好ま
しくは１．２重量部以上、更に好ましくは１．５〜３．
０重量部である。
【００２０】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に説明する
が、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでな
いことは言うまでもない。実施例１〜８及び比較例１〜６ 表Ｉに示す配合内容（重量部）にて各種ゴム組成物を常
法に従ってバンバリーミキサー及び練りロール機で混合
混練して調製した（比較例１〜８及び実施例１〜６）。
これらのゴム組成物を１６０℃で２０分間プレス加硫し
て目的とする試験片を調製し、各種試験を行い、その物
性を測定した。その結果を表Ｉ及び表IIに示す。
が、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでな
いことは言うまでもない。実施例１〜８及び比較例１〜６ 表Ｉに示す配合内容（重量部）にて各種ゴム組成物を常
法に従ってバンバリーミキサー及び練りロール機で混合
混練して調製した（比較例１〜８及び実施例１〜６）。
これらのゴム組成物を１６０℃で２０分間プレス加硫し
て目的とする試験片を調製し、各種試験を行い、その物
性を測定した。その結果を表Ｉ及び表IIに示す。
【００２１】
【表１】
【００２２】
【表２】
【００２３】
【表３】
【００２４】（１）実施例及び比較例の配合について ＳＢＲ−１５０２…Ｎｉｐｏｌ ＳＢＲ１５０２、日本
ゼオン（株）製 ＮＲ…ＲＳＳ＃１ シスＢＲ…Ｎｉｐｏｌ ＢＲ１２２０、日本ゼオン
（株）製 シーストＫＨ…東海カーボン（株）製カーボンブラック
（Ｎ2 ＳＡ ９２m2／ｇ，２４Ｍ４ＤＢＰ １０１ml／
１００mg） シースト９…東海カーボン（株）製カーボンブラック
（Ｎ2 ＳＡ １３７m2／ｇ，２４Ｍ４ＤＢＰ ９４ml／
１００mg） ６ＰＰＤ…モンサント（株）製サントフレックス１３ ＺｎＯ ステアリン酸 アロマチックオイル
ゼオン（株）製 ＮＲ…ＲＳＳ＃１ シスＢＲ…Ｎｉｐｏｌ ＢＲ１２２０、日本ゼオン
（株）製 シーストＫＨ…東海カーボン（株）製カーボンブラック
（Ｎ2 ＳＡ ９２m2／ｇ，２４Ｍ４ＤＢＰ １０１ml／
１００mg） シースト９…東海カーボン（株）製カーボンブラック
（Ｎ2 ＳＡ １３７m2／ｇ，２４Ｍ４ＤＢＰ ９４ml／
１００mg） ６ＰＰＤ…モンサント（株）製サントフレックス１３ ＺｎＯ ステアリン酸 アロマチックオイル
【００２５】ジアリルビスフェノールＡ…ＣＩＢＡ−Ｇ
ＥＩＧＹ社製ＸＵ２９２Ｂ
ＥＩＧＹ社製ＸＵ２９２Ｂ
【００２６】
【化８】
【００２７】ビスマレイミドジフェニルメタン…ＣＩＢ
Ａ−ＧＥＩＧＹ社製ＸＵ２９２Ａ
Ａ−ＧＥＩＧＹ社製ＸＵ２９２Ａ
【００２８】
【化９】
【００２９】加硫促進剤ＢＢＳ…Ｎ−ｔ−ブチル−２−
ベンゾチアゾールスルフェンアミド（大内新興化学工業
（株）製ノクセラ−ＮＳ） イオウ
ベンゾチアゾールスルフェンアミド（大内新興化学工業
（株）製ノクセラ−ＮＳ） イオウ
【００３０】（２）実施例及び比較例における性能評価
方法 （イ）ＪＩＳ硬さ…ＪＩＳ Ｋ６３０１に準じて２５℃
で測定 （ロ）反発弾性（６０℃）…ＪＩＳ−Ｋ−６３０１に準
じて温度６０℃で測定 （ハ）ウェットスキッド抵抗…ブリティッシュ・ポータ
ブル・スキッドテスターを用いて、湿潤路面、温度２０
℃の条件下で測定し、比較例１を１００として指数表示
した。数値が大きい程、スキッド抵抗が優れていること
を示す。 （ニ）ランボーン耐摩耗性指数…ランボーン摩耗試験機
（岩本製作所（株）製）を用いて、温度２０℃、スリッ
プ率５０％の条件で摩耗減量を測定し、比較例１を１０
０として指数表示した。数値が大きい程、耐摩耗性が良
好であることを示す。
方法 （イ）ＪＩＳ硬さ…ＪＩＳ Ｋ６３０１に準じて２５℃
で測定 （ロ）反発弾性（６０℃）…ＪＩＳ−Ｋ−６３０１に準
じて温度６０℃で測定 （ハ）ウェットスキッド抵抗…ブリティッシュ・ポータ
ブル・スキッドテスターを用いて、湿潤路面、温度２０
℃の条件下で測定し、比較例１を１００として指数表示
した。数値が大きい程、スキッド抵抗が優れていること
を示す。 （ニ）ランボーン耐摩耗性指数…ランボーン摩耗試験機
（岩本製作所（株）製）を用いて、温度２０℃、スリッ
プ率５０％の条件で摩耗減量を測定し、比較例１を１０
０として指数表示した。数値が大きい程、耐摩耗性が良
好であることを示す。
【００３１】
【発明の効果】実施例にも示したように、本発明に従え
ば、ウェット性能、発熱性を損なうことなく、耐摩耗性
が向上したタイヤトレッド用ゴム組成物を得ることがで
きる。
ば、ウェット性能、発熱性を損なうことなく、耐摩耗性
が向上したタイヤトレッド用ゴム組成物を得ることがで
きる。
Claims (2)
- 【請求項１】 ジエン系ゴム１００重量部に対し、カー
ボンブラック４０〜１００重量部及び式（Ｉ）： 【化１】 （式中、Ａは、炭素数１〜６の直鎖状又は分岐状の２価
又は多価の脂肪族炭化水素により連結された複数のフェ
ニル基で、各フェニル基はアルキル基、水酸基、ハロゲ
ン原子で置換されていてもよい基；水酸基、ハロゲン原
子又は炭素数１〜８の脂肪族炭化水素基で置換されてい
てもよい炭素数１〜６の直鎖状又は分岐状の２価又は多
価の脂肪族炭化水素により連結された複数の、１，５−
又は２，６−ナフチレン基を示す）で表されるアリル化
合物０重量部超１０重量部未満を配合してなる加硫性タ
イヤトレッド用ゴム組成物。 - 【請求項２】 ジエン系ゴム１００重量部に対し、カー
ボンブラック４０〜１００重量部、式（Ｉ）： 【化２】 （式中、Ａは、炭素数１〜６の直鎖状又は分岐状の２価
又は多価の脂肪族炭化水素により連結された複数のフェ
ニル基で、各フェニル基はアルキル基、水酸基、ハロゲ
ン原子で置換されていてもよい基；水酸基、ハロゲン原
子又は炭素数１〜８の脂肪族炭化水素基で置換されてい
てもよい炭素数１〜６の直鎖状又は分岐状の２価又は多
価の脂肪族炭化水素により連結された複数の、１，５−
又は２，６−ナフチレン基を示す）で表されるアリル化
合物０重量部超３重量部未満及び式（II）： 【化３】 （式中、Ｂは、炭素数１〜１８の直鎖状又は分岐状の２
価又は多価の脂肪族炭化水素基で、水酸基、ハロゲン原
子又はフェニル基（置換もしくは非置換）で置換されて
いてもよい基；炭素数１〜６の直鎖状又は分岐状の２価
又は多価の脂肪族炭化水素により連結された複数のフェ
ニル基で、各フェニル基はアルキル基、水酸基、ハロゲ
ン原子で置換されていてもよい基；水酸基、ハロゲン原
子又は炭素数１〜８の脂肪族炭化水素基で置換されてい
てもよい炭素数１〜６の直鎖状又は分岐状の２価又は多
価の脂肪族炭化水素により連結された複数の、１，５−
又は２，６−ナフチレン基を示す）で表されるマレイミ
ド化合物０重量部超３重量部未満）を配合してなる加硫
性タイヤトレッド用ゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7000093A JPH08183882A (ja) | 1995-01-04 | 1995-01-04 | タイヤトレッド用ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7000093A JPH08183882A (ja) | 1995-01-04 | 1995-01-04 | タイヤトレッド用ゴム組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08183882A true JPH08183882A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=11464505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7000093A Pending JPH08183882A (ja) | 1995-01-04 | 1995-01-04 | タイヤトレッド用ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08183882A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015500918A (ja) * | 2011-12-22 | 2015-01-08 | サイテク・インダストリーズ・インコーポレーテツド | マレイミド樹脂 |
| KR20210141003A (ko) * | 2020-05-14 | 2021-11-23 | 금호타이어 주식회사 | 타이어 트레드용 고무조성물 |
-
1995
- 1995-01-04 JP JP7000093A patent/JPH08183882A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015500918A (ja) * | 2011-12-22 | 2015-01-08 | サイテク・インダストリーズ・インコーポレーテツド | マレイミド樹脂 |
| KR20210141003A (ko) * | 2020-05-14 | 2021-11-23 | 금호타이어 주식회사 | 타이어 트레드용 고무조성물 |
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