JPH08183445A - エアオーバハイドロリックブースタ - Google Patents

エアオーバハイドロリックブースタ

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JPH08183445A
JPH08183445A JP1552295A JP1552295A JPH08183445A JP H08183445 A JPH08183445 A JP H08183445A JP 1552295 A JP1552295 A JP 1552295A JP 1552295 A JP1552295 A JP 1552295A JP H08183445 A JPH08183445 A JP H08183445A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】圧力制御弁装置30を備えるエアオーバハイド
ロリックブースタにおいて、空圧ピストン17の摺動時
の倒れを防止し、圧力室11の空圧変化に応じてスムー
ズに移動できるようにする。 【構成】空圧ピストン17の外周に、その摺動方向に延
びて空圧作動部10のハウジング19内周に常時当たる
低摩擦性のガイド部14を設ける。このガイド部14
は、隣りの密封部材13よりも無圧室12に近い位置に
配置するのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラックやバスなどの
車両のブレーキシステムで使用され、アンチスキッド制
御またはトラクション制御等のブレーキ制御機能を付加
したエアオーバハイドロリックブースタに関する。
【0002】
【発明の背景】一般に、エアオーバハイドロリックブー
スタは、ブレーキバルブからの空圧力により作動する空
圧作動部と、ブレーキ液圧を発生する液圧シリンダ部と
を備える。一方の空圧作動部は、そのハウジング内に圧
力室と無圧室とを形成する空圧ピストンを有する。ま
た、他方の液圧シリンダ部は、空圧ピストンと連動可能
な液圧ピストンを有する。エアオーバハイドロリックブ
ースタは、空圧力を液圧力に変換するものである。つま
り、圧力室に圧縮空気が供給されると、それに応じて空
圧ピストンが無圧室側に摺動し、それに準じて液圧ピス
トンが摺動してブレーキ液圧を発生する。こうしたエア
オーバハイドロリックブースタに対しブレーキ制御機能
を付加させる手段として、空圧の段階で圧力制御する手
段、あるいは、液圧の段階で圧力制御する手段がある。
そのうち空圧力を制御する手段の方が比較的に軽い装備
で済み、取付け性等の点から好ましい。本発明に関する
のは、この空圧力の制御によりブレーキ制御を行うよう
にしたエアオーバハイドロリックブースタである。
【0003】空圧力を制御する手段として、たとえば、
特開平3−167061号公報で明らかにされるよう
に、圧力室に供給する圧縮空気を保持あるいは大気に排
出する圧力制御弁装置を備えるものがある。圧力制御弁
装置は、その内部に遮断弁および排気弁の二つの弁を備
える。遮断弁は、開弁位置にあるときブレーキバルブと
圧力室とを連絡し、閉弁位置に切り換えられることによ
って圧力室の空圧力を一定に保つ。排気弁は、開弁位置
に切り換えられることにより、圧力室と大気とを連絡し
て圧力室の空圧力を弛める。これら弁の開閉によってブ
レーキ液圧の込め−保持−弛めを繰り返し、適正なブレ
ーキ制御を行う。先に示した公報は、圧力制御弁装置を
空圧作動部のハウジングに対し一体化する技術を明らか
にしている。この技術によれば、長尺な配管による圧縮
空気圧の伝達ロスを無くし、圧力制御弁装置の切換えに
基づくブレーキ制御中(以下、単に「ブレーキ制御中」
というのは、この圧力制御弁装置の切換えに基づく場合
を指す)、空圧ピストンを圧力室内の空圧変動に応じて
機敏に摺動させ、その応答性を高めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、空圧ピストン
は、空圧力を有効に液圧力に変換するため、その径の大
きさに比べて軸方向の長さが短い。また、空圧ピストン
はその外周に、圧力室を無圧室から遮断するための密封
部材を備えており、空圧ピストンは、ハウジング内周に
対して弾力を持って接しているその密封部材を介して案
内支持されるようになっている。このため、空圧ピスト
ンは、圧力室内の空圧変動に応じて摺動する際、ハウジ
ングに対して倒れを生じ易く、倒れが生じればハウジン
ブ内周との間にこじりが発生して、移動抵抗が大きくな
ってしまう。その点、特に、ブレーキ制御中には、圧力
室内の空圧変動が短いサイクルで繰り返されるため、空
圧ピストンの倒れは、そのピストン自体の機敏な摺動を
妨げる一要因となるものであった。またさらに、先に述
べたように、圧力制御弁装置を空圧作動部に一体化した
ものにおいては、圧縮空気の伝達ロスが無くなる分、ブ
レーキ制御中に圧力室内の空圧が急峻に変動することか
ら、空圧ピストンの倒れが助長されることにもなる。こ
れは、圧力室内の急峻な空圧変動が、空圧ピストンをよ
り一層機敏に動かすような作用力を及ぼす反面、空圧ピ
ストンに倒れを生じさせるような不均一あるいは偏奇し
た作用力を与えてしまうからである。したがって、圧力
制御弁装置を空圧作動部に一体化するだけでは、空圧ピ
ストンに倒れが発生し、それに伴ってブレーキ制御中に
空圧ピストンがスムーズかつ一層機敏に摺動し得ず、応
答性の向上を図ろうとしても、充分な効果を期待するこ
とはできない。
【0005】また一方、上に述べた空圧ピストンの倒れ
は、空圧ピストンと液圧ピストンとの結合部分につい
て、両者が互いに支持し合うことがない構造のもの(た
とえば、実公平4−11895号公報に明らかにされ
る。)においてさらに顕著になる。そうした構造によれ
ば、空圧ピストンを充分に案内することができないから
である。空圧ピストンの案内は、それ自身を液圧ピスト
ンにより支持し、液圧ピストンを案内することによって
間接的に行うことができる。しかし、それらが互いに案
内支持し合うことなく、かつ、互いに離脱可能な構造と
すれば、その組立て時において、空圧作動部および液圧
シリンダ部のそれぞれを個別に組立て、両者の組付けは
互いにはめ合わせるだけでよい。そのため、組立作業の
簡素化を図ることができ、好適である。
【0006】
【発明の目的】本発明は以上を考慮したものであり、本
発明の目的は、空圧ピストンの摺動時における倒れを防
止し、それを有効に案内することによって、圧力室への
圧縮空気の給排に応じて空圧ピストンがスムーズに摺動
できるようにし、ブレーキ液圧の制御を適正に行えるよ
うにする技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題を解
決する手段として、本発明では、空圧ピストンの外周
に、その摺動方向に延びて空圧作動部のハウジング内周
に常時摺接する低摩擦性のガイド部を設ける。このガイ
ド部を設けた構成によれば、ブレーキ制御中、圧力制御
弁装置に切換えに基づき圧力室内の空圧が短いサイクル
で変動しても、空圧ピストンはガイド部によりハウジン
グに対する倒れを阻止され、しかも、摺動抵抗も極力小
さく抑制されつつ、摺動を案内される。そのため、空圧
ピストンは、圧力室内の空圧変動に応じてスムーズかつ
機敏に摺動するようになる。これは、圧力制御弁装置と
の一体化によりその応答性が高められた場合でも同様で
ある。その場合でも空圧ピストンは倒れることなく、ス
ムーズに摺動することができる。
【0008】また、このガイド部は、同じように空圧ピ
ストンの外周に備えられる密封部材と隣り合わせに位置
するが、両者の位置関係について、ガイド部の方が無圧
室により近い位置にあることが好ましい。こうした構造
によれば、特に、空圧ピストンが完全に圧力室側に付勢
された状態から摺動するとき、このときの空圧ピストン
をより有効に案内できる。圧力室側に付勢された空圧ピ
ストンは、主として、空圧ピストンの圧力室側端部とハ
ウジング内端壁との接触部分、および、その外周のガイ
ド部とハウジング内周との接触部分で支持される。これ
ら両者の接触部分をより離れた位置にすることによっ
て、その状態での空圧ピストンをより充分に支持するこ
とができ、その状態から摺動する空圧ピストンをより有
効に案内することもできる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるエアオーバ
ハイドロリックブースタ100の断面図である。エアオ
ーバハイドロリックブースタ100は、ブレーキバルブ
B/Vからの圧縮空気を受けて作動する空圧作動部10
と、ブレーキ作動器W/Cへブレーキ液圧を発生する液
圧シリンダ部20と、電磁制御ユニットECUからの指
令に基づき空圧作動部10への空気圧を制御する圧力制
御弁装置30とを備える。
【0010】空圧作動部10は、そのハウジング19内
に摺動自在の空圧ピストン17を有する。空圧ピストン
17は、その摺動方向に延びるロッド部17aと、ロッ
ド部17aの一端に位置する受圧部17bとからなる。
空圧ピストン17は、その一端側に、ブレーキバルブB
/Vからの圧縮空気が給排される圧力室11を、またそ
の他端側に無圧室12を、それぞれ形成している。受圧
部17bは、無圧室12側に開口した断面コの字状の形
状をしており、その外周に圧力室11を無圧室12から
遮断する密封部材13を備える。無圧室12には空圧ピ
ストン17を圧力室11側に付勢する戻しばね18があ
り、受圧部17bはこの戻しばね18のばね受けの機能
をも持つ。ハウジング19の圧力室11側の壁面には、
エア入口16を備える。ブレーキバルブからの圧縮空気
はエア入口16を通して圧力室11に導入する。その導
入に伴って空圧ピストン17は、戻しばね18の付勢力
に抗して無圧室12側に摺動する。ハウジング19の無
圧室側12他端には、空圧ピストン17の摺動限界を検
知するオーバーストロークセンサ50を備える。
【0011】液圧シリンダ部20は、空圧作動部10に
対しその無圧室12側に位置する。液圧シリンダ部20
は、その内部に液圧ピストン27を有する。液圧ピスト
ン27は、空圧ピストン17と連動可能に連結される。
圧縮空気が圧力室11へ供給されると、それに応じて空
圧ピストン17が摺動し、それに準じて液圧ピストン2
7が摺動する。液圧ピストン27は、液圧室21の容積
を減縮しつつブレーキ作動器W/Cへブレーキ液圧を発
生する。
【0012】圧力制御弁装置30は、図1中、空圧作動
部10および液圧シリンダ部20の上方に位置する。図
2は、図1に示す圧力制御弁装置30の2−2断面の拡
大図である。圧力制御弁装置30は、ブレーキバルブB
/Vと空圧作動部10との間に配される。そして、ブレ
ーキバルブB/Vに接続される制御弁入口35と、空圧
作動部10の圧力室11(エア入口16)へ接続される
制御弁出口36と、大気に連通する排気口34とを有す
る。特に制御弁出口36と圧力室11(エア入口16)
とは、連絡管路66を介して接続されている。
【0013】圧力制御弁装置30の内部には、空気圧制
御を司る遮断弁37および排気弁38の二つの弁があ
る。それらの弁は、ともに2ポート−2位置の電磁弁で
ある。遮断弁37は、制御弁入口35(ブレーキバルブ
B/V側)と制御弁出口36(圧力室11側)とを連絡
する通路に位置し、弁の開閉によりその通路を連通もし
くは遮断する。他方の排気弁38は、制御弁出口36
(圧力室11側)と排気口34(大気側)とを連絡する
通路に位置し、弁の開閉によりその通路を連通もしくは
遮断するものである。なお、アンチスキッド制御機能だ
けでなくトラクション制御機能をも付加するものでは、
圧力制御弁装置30のブレーキバルブB/V側に、トラ
クション制御時電子制御ユニット部ECUからの指令に
基づき、制御弁入口35をブレーキバルブB/Vから遮
断してエアタンクに連通させる切換え弁装置(図示せ
ず)を設けることになる。
【0014】圧力制御弁装置30の非作動時、遮断弁3
7は、コイル消磁で弁体37aがばね37sの力により
弁座37bから離座し、開弁位置にあり、また、他方の
排気弁38は、コイル消磁で弁体38aがばね38sの
力により弁座38bに着座し、閉弁位置にある。したが
って、圧力制御弁装置30は、ブレーキバルブB/V−
圧力室11間を連通する状態にある。こうした状態の下
で、ブレーキバルブB/Vからの圧縮空気を圧力室11
へ給排し、通常の運転手の操作によるブレーキ作動−解
除を行う。外部の電磁制御ユニット部ECUが、車輪に
対して設けられた車輪速センサを介して車輪がロック傾
向にあることを判断したとき、圧力制御弁装置30が作
動する。まず、電磁制御ユニット部ECUがブレーキ保
持信号を発すると、その信号に基づき遮断弁37が閉弁
位置(コイル消磁により弁体37aが弁座37bに着
座)に切り換わり、圧力室11をブレーキバルブB/V
から遮断する。このとき排気弁38は閉弁位置にある。
こうした状態の下、圧力室11の空圧力が一定に保た
れ、それに準じて液圧シリンダ部20のブレーキ液圧が
一定に保持される。続けて、電磁制御ユニット部ECU
がブレーキ弛め信号を発すると、その信号に基づいて排
気弁38が開弁位置(コイル消磁により弁体38aが弁
座38bから離座)に切り換わり、圧力室11−排気口
34間を連通する。このとき遮断弁37は閉弁位置にあ
る。こうした状態の下、圧力室11の圧縮空気が排気弁
38および排気口34を通して大気に排出され、それに
応じて液圧シリンダ部20のブレーキ液圧が弛められ
る。さらに、車輪の状態に基づいた電磁制御ユニット部
ECUの制御により、それら弁が切り換えられる。そう
した切り換えに応じてブレーキ液圧の込め−保持−弛め
を繰り返して、圧力制御弁装置30は適正なブレーキ制
御を行う。
【0015】圧力制御弁装置30は、空圧作動部10の
ハウジング19に対し一体化する。一体化することによ
って、長尺な配管による伝達ロスを無くし、ブレーキ制
御中の圧力室11の空圧変動に対する空圧ピストン17
の応答性を高め、もってブレーキ液圧制御の応答性を高
めることができる。そこで、圧力制御弁装置30のケー
シング39は、その一体化のための取付部31を備え
る。取付部31は、ハウジング19の端部を閉鎖する蓋
体19aに対し一体成形する。ハウジング19は無圧室
12側端部を開口しており、蓋体19aはその開口を塞
ぐものである。そうした取付部31は、無圧室12と排
気口34の内方側とを連通する連絡通路33を備える。
これにより排気口34は、空圧ピストン17が摺動する
のに伴って大気が流動するので、雪等による凍結を防止
することができる。
【0016】空圧ピストン17と液圧ピストン27との
結合部分は、空圧ピストン17側の凸部15と液圧ピス
トン27側の凹部25とが互いにはまり合うことにより
構成する。凸部15はロッド部17aの他端に位置す
る。凹部25は液圧ピストン27の一端に位置する。こ
うした結合部分は、凸部15および凹部25が互いに当
接し合うだけの簡単なものであり、それらが互いに支持
し合うような結合ではない。こうして、組立て作業の簡
素化を図るものである。
【0017】さて、空圧ピストン17の受圧部17b
は、その外周に低摩擦性のガイド部14を備える。ガイ
ド部14は、空圧作動部10のハウジング19の内周1
9cに常時摺接することによって、空圧ピストン17を
案内する。ガイド部14は、低摩擦性の樹脂材料(たと
えば、テフロン等)からなり、その形状は環状である。
こうしたガイド部14は、受圧部17bの外周一周に渡
る溝部17cに装着する。ガイド部14はその環状の一
部を切断されており、溝部17cに装着する際にはその
切断部分を拡げて装着する。
【0018】ガイド部14は、同じ受圧部17bの外周
に位置する密封部材13と隣合わせにある。両者の位置
関係について、ガイド部14の方がより無圧室12側に
位置している。通常のブレーキ解除状態のとき、空圧ピ
ストン17は戻しばね18の作用により、完全に圧力室
11側へ付勢された位置にある。このとき、受圧部17
bに設けた複数の突起部17dがハウジング19の内端
壁19eに接して、空圧ピストン17が位置決めされ
る。この状態で圧力室11に圧縮空気が供給されると、
空圧ピストン17は瞬間的に無圧室12側へ付勢され
る。このとき、ガイド部14がより無圧室12側に位置
することによって、つまりは突起部17dとガイド部1
4とがより離れた位置にあることによって、空圧ピスト
ン17をより有効に案内支持することができる。空圧ピ
ストン17がハウジング19内を摺動するとき、ガイド
部14が空圧ピストン17を案内する。ガイド部14を
より摺動方向に延ばすことによって、その案内の効果を
より向上させることができる。また、ガイド部14は低
摩擦性材料よりなるため、空圧ピストン17の案内長さ
を長くとっても、空圧ピストン17のハウジング19に
対する摺動抵抗を小さく抑えることができる。この摺動
抵抗が小さいことは、圧力室11の空圧変化に応じて、
空圧ピストン17を機敏に動かす上で有効である。
【0019】なお、このガイド部14として、たとえ
ば、回転可能なボール材やころ材とすることも考えられ
る。しかし、ハウジング19の内周19cへの傷付き等
を考慮すれば、その内周19cに対して面接触し、相手
を傷付けることもない環状の樹脂材料で形成するのが好
ましい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、空圧ピストンの外周
に、ハウジング内周と常時摺接する低摩擦性のガイド部
を備えることによって、摺動する空圧ピストンをより有
効に案内し、空圧ピストンの倒れを有効に防止すること
ができる。また、空圧作動部と圧力制御弁装置との一体
化により空圧ピストンの応答性が高められた場合であっ
ても、空圧ピストンは倒れることがない。したがって、
空圧ピストンはスムーズに摺動することができ、ブレー
キ液圧の制御を適正に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるエアオーバハイドロリ
ックブースタ100の断面図。
【図2】図1に示す2−2断面図。
【符号の説明】
10 空圧作動部 11 圧力室 12 無圧室 13 密封部材 14 ガイド部 17 空圧ピストン 17a ロッド部 19 ハウジング 20 液圧シリンダ部 27 液圧ピストン 30 圧力制御弁装置 100 エアオーバハイドロリックブースタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に空圧ピストンを摺動自在
    に配置し、その空圧ピストンの外周に前記ハウジング内
    周と接する密封部材を装着して、空圧ピストンの一端側
    に圧縮空気が給排される圧力室を形成するとともに、空
    圧ピストンの他端側に大気に連絡される無圧室を形成し
    た空圧作動部と、 前記空圧ピストンと連動可能な液圧ピストンを有し、前
    記圧力室への圧縮空気の導入に応じてその液圧ピストン
    が押圧されることにより、ブレーキ液圧を発生する液圧
    シリンダ部と、 外部からの指令に基づき前記圧力室内に導入される空気
    圧を保持あるいは大気に排出する圧力制御弁装置とを備
    え、この圧力制御弁装置を前記空圧作動部のハウジング
    に一体化したエアオーバハイドロリックブースタにおい
    て、 前記空圧ピストンの外周に、その摺動方向に延びて前記
    ハウジングの内周に常時摺接する低摩擦性のガイド部を
    設けたエアオーバハイドロリックブースタ。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部を、低摩擦性の樹脂材料か
    らなり前記空圧ピストンの外周に装着される環状部材に
    よって形成した請求項1記載のエアオーバハイドロリッ
    クブースタ。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部と前記密封部材とは、前記
    空圧ピストンの外周に隣り合わせにあり、しかも、前記
    ガイド部の方が前記無圧室により近い位置にある請求項
    1または2記載のエアオーバハイドロリックブースタ。
  4. 【請求項4】 前記空圧ピストンから前記液圧ピストン
    に向かって延びるロッド部は、その液圧ピストン側部分
    を案内支持されることなく、かつ、前記液圧ピストンに
    対して離脱可能に設けられている請求項1〜3記載のエ
    アオーバハイドロリックブースタ。
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