JPH08183103A - 複合成形装置およびその運転制御方法 - Google Patents

複合成形装置およびその運転制御方法

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JPH08183103A
JPH08183103A JP6328899A JP32889994A JPH08183103A JP H08183103 A JPH08183103 A JP H08183103A JP 6328899 A JP6328899 A JP 6328899A JP 32889994 A JP32889994 A JP 32889994A JP H08183103 A JPH08183103 A JP H08183103A
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JP
Japan
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machine
molding
press machine
hoop
composite
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JP6328899A
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Inventor
Hiroshi Takeuchi
宏 竹内
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SHINKO SELLBICK KK
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SHINKO SELLBICK KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複合成形効率を高める。運転制御構造を簡素に
する。たるみが許容されない材質の材料をも複合成形可
能にする。 【構成】順送されるフープ状の第1材料aに対して第2
材料bを射出成形する射出成形機1と、第1材料a,第
2材料bの一方または双方をプレス加工するプレス機2
とを備え、プレス機2を順送の送り線Lに沿って移動可
能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合成形装置およびそ
の運転制御方法に関する。さらに詳しくは、異種材料を
一体化した製品を製造する複合成形装置の複合成形効
率,運転制御構造,材料選択性等に係る改良と、この複
合成形装置を有効に機能させる運転制御方法とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、異種材料を一体化した製品を製造
する技術分野では、特に合成樹脂材,金属材の間でイン
サート成形,アウトサート成形を高度化,自動化した複
合成形が広範に行われるようになってきている。
【0003】従来、複合成形装置としては、例えば、図
3に示すものが知られている。
【0004】この従来の複合成形装置は、順送されるフ
ープ状の金属材等aから第1材料bをプレス加工するプ
レス機1と、この第1材料bに対して熱可塑性の合成樹
脂材等の第2材料cを射出成形する射出成形機2とを備
えている。射出成形機2,プレス機1には、第1材料
b,第2材料cの順送を行う送り機構3,4が個別に設
けられている。また、射出成形機2,プレス機1の間に
は、第1材料b,第2材料cのたるみdを検出するセン
サ5が設けられている。
【0005】この従来の複合成形装置では、プレス機
1,射出成形機の処理速度の差をたるみdとして留保し
ておき、一定以上または一定以下のたるみdをセンサ5
で検出した際に、プレス機1,射出成形機2やその送り
機構3,4の少なくとも一方の運転速度を加速,減速し
てたるみdを一定に保持する制御が行われる。従って、
全体の複合成形速度は、プレス機1,射出成形機2の処
理速度の遅い側の速度に支配されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の複合成形
装置では、全体の複合成形速度がプレス機1,射出成形
機2の処理速度の遅い側の速度に支配されるため、複合
成形効率が低いという問題点がある。特に、熱可塑性の
合成樹脂材を第2材料cとする射出成形機2が充填から
固化までのサイクルを必要としていることに比較し、プ
レス機1のプレス加工が著しく早い傾向があることか
ら、射出成形機1,プレス機2の処理速度の差が大きく
なってきているという状況がある。
【0007】さらに、射出成形機2,プレス機1に個別
に送り機構3,4を備え、センサ5と射出成形機2,プ
レス機1,送り機構3,4とを連係して制御しなければ
ならないため、運転制御構造が複雑であるという問題点
がある。
【0008】さらにまた、第1材料b,第2材料cがた
るみdを許容する材質である場合にのみしか使用するこ
とができないという問題点がある。
【0009】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、複合成形効率が高く運転制御構造が簡素
でたるみが許容されない材質の材料をも複合成形可能な
複合成形装置を提供すること、この複合成形装置を有効
に機能させる複合成形装置の運転制御方法を提供するこ
とを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る複合成形装置は、請求項1に記載のよ
うに、順送されるフープ状の第1材料に対して第2材料
を樹脂成形する樹脂成形機を備えた複合成形装置におい
て、第1材料をプレス加工するプレス機を樹脂成形機に
並設するとともに、樹脂成形機とプレス機のいずれか一
方または双方をフープ材の順送の送り線に沿って移動可
能にしたことを特徴とする手段を採用する。また、請求
項2に記載のように、フープ材をプレス加工して第1材
料を成形するプレス機と第1材料に対して第2材料を射
出成形する射出成形機とを近接して並設し、プレス機を
フープ材の順送の送り線に沿って移動可能にしたことを
特徴とする手段を採用できる。
【00011】また、前述の課題を解決するため、本発
明に係る複合成形装置の運転制御方法は、請求項3に記
載のように、順送されるフープ状の第1材料をプレス加
工するプレス機と第1材料に対して第2材料を樹脂成形
する樹脂成形機とを並設し、樹脂成形機とプレス機のい
ずれか一方を位置固定して成形すると同時に、この成形
工程中においていずれか他方をフープ材の順送の送り線
に沿って移動させて継続して成形することを特徴とする
手段を採用する。また、請求項4に記載のように、フー
プ材の順送の送り線に沿って順送の逆方向へプレス機を
移動させて第1材料を成形し、複数の第1材料に対して
一括して第2材料を樹脂成形することを特徴とする手段
を採用することができる。
【00012】
【作用】前述の手段によると、請求項1では、プレス機
または樹脂成形機を移動させることにより、材料の順送
中でもプレス加工と樹脂成形とを継続し、たるみを形成
することなく処理速度の違いに対応させる。。また、請
求項2ではプレス機を移動させることにより、材料の順
送中でもプレス加工と樹脂成形とを継続し、たるみを形
成することなく処理速度の相違に対応させる。そして、
たるみを形成しない材料の送り機構は、射出成形機,プ
レス機で共通化される。
【00013】また、請求項3では、プレス機を移動制
御することで前述の請求項1の作用を奏することができ
るため、前述の複合成形装置を有効に機能させる複合成
形装置の運転制御方法を提供するという課題が解決され
る。請求項4では、プレス機を順送と逆方向で移動させ
ることでフープ材のたるみが解消される。
【00014】
【実施例】以下、本発明に係る複合成形装置およびその
運転制御方法の実施例を図1,図2に基いて説明する。
【0015】この実施例は、前述の従来例と同様に、順
送されるフープ状の金属材等aの第1材料bをプレス加
工するプレス機2と、第1材料bに対して熱可塑性の合
成樹脂材等の第2材料cを射出成形する射出成形機1と
を備えている。第1材料b,第2材料cを順送する送り
機構6は、射出成形機1,プレス機2で共通化されてい
る。なお、前述の従来例のセンサ5は省略されている。
【0016】さらに、この実施例では、第1材料b,第
2材料cの順送の送り線Lに沿ってサーボモータ7で回
転駆動されるネジ棒8を配設してある。そして、このネ
ジ棒8は、プレス機2に固定されたボールナット9に螺
合している。
【0017】この実施例によると、サーボモータ7を駆
動することにより、ネジ棒8を回転させボールナット9
を介してプレス機2を第1材料bの順送の送り線Lに沿
って移動させることができる。
【0018】従って、次のような運転制御を行うことが
できる。
【0019】即ち、まず、図2(A)に示すように、送
り機構6により第1材料b,第2材料cを直状に配設し
た状態で、射出成形機1,プレス機2を同時に運転す
る。
【0020】そして、射出成形機1は複数の第1材料b
を一括して成形する。通常は約10ショット程度を一括
して成形することができ、この射出成形中において、図
2(B)に示すように、サーボモータ7を駆動して、第
1材料bの順送にプレス機2を追従移動させる。なお、
サーボモータ7,ネジ棒8の間にクラッチ等を備えて、
送り機構6により第1材料aを介してプレス機2を一体
的移動させることもできる。このプレス機2の追従移動
中には、プレス機2のプレス加工を継続する。プレス機
2は約10ショット分の継続して成形する。
【0021】従って、射出成形機1は、射出成形の終了
後、プレス機1のプレス加工の終了と同時に、第1材料
aを一括して順送して直ちに次の射出成形を行うことが
できる。
【0022】プレス機2は、図2(C)に示すように、
サーボモータ7を逆方向に駆動して、型開きした状態で
順送の逆方向へ移動させる。そして、プレス機2を所定
位置に位置させてプレス加工を再開する。このプレス機
2の位置決めは、第1材料aへの機械的係合や第1材料
aのパイロットポイントを検出するセンサ等で行われ
る。
【0023】この運転制御によると、従来例のたるみd
の形成がプレス機2の移動に代替えされたようになる。
そして、プレス機2は、射出成形機1の運転速度に関係
なく高速で運転される。また、プレス機2は、第1材料
a,第2材料bの順送中もプレス加工を継続し、プレス
加工再開のための逆移動も自由に行うことができて、射
出成形機1に対する後れをカバーされる。この結果、全
体として複合成形効率が高くなり、製品の複合成形コス
トが安価になる。
【0024】また、第1材料b,第2材料cを順送する
送り機構6が射出成形機1,プレス機2で共通化されて
いるため、運転制御構造が簡素化され安価,容易に製造
することができる。
【0025】また、第1材料b,第2材料cにたるみd
が形成されないため、たるみdが許容されない第1材料
b,第2材料cをも材料として選択し使用することがで
きる。
【0026】また、第1材料b,第2材料cに対してプ
レス機2側の移動でプレス位置の位置決め行われるた
め、長尺の第1材料b,第2材料cの順送で位置決めす
るのに比し、第1材料b,第2材料cに対するプレス機
2のズレが減少され、プレス加工の精度が高くなる。
【0027】この運転制御以外として、プレス機2の移
動は、射出成形機1による第2材料bの成形不良が生じ
た場合に、プレスを行わずに順送してしまう場合にも利
用することができる。また、材料や形状に応じては射出
成形機とプレス機の移動を反対構造とすることが予測で
きる。
【0028】また、第1材料b,第2材料cとしては、
合成樹脂材,金属材以外のものを使用することも可能で
ある。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明に係る複合成形装置
は、高速で運転されるプレス機を移動させて順次成形し
つつ樹脂成形機で一括成形することができるため、複合
成形効率が高くなる効果がある。また、この効果によ
り、複合成形された製品の複合性コストが安価となる効
果が生ずる。
【0030】さらに、材料を順送する送り機構が射出成
形機,プレス機で共通化されるため、運転制御構造が簡
素化される効果がある。また、この効果により、安価,
容易に製造することができる効果が生ずる。
【0031】さらに、材料にたるみが生じないため、た
るみが許容されない材質の材料をも選択して使用するこ
とができる効果がある。
【0032】さらに、プレス位置の位置決めがプレス機
の移動によって行わ、プレス機と材料とのズレが減少す
るため、プレス精度が高くなる効果がある。
【0033】さらに、本発明に係る複合成形装置の運転
制御方法は、プレス機の移動制御により、複合成形装置
を有効に機能させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合成形装置の実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1の動作制御および本発明に係る複合成形装
置の運転制御方法の実施例を示す側面図で、(A)〜
(C)の順に制御工程順を示してある。
【図3】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 射出成形機 2 プレス機 6 送り機構 7 サーボモータ 8 ネジ棒 9 ボールナット b 第1材料 c 第2材料 L 送り線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順送されるフープ状の第1材料に対して
    第2材料を樹脂成形する樹脂成形機を備えた複合成形装
    置において、第1材料をプレス加工するプレス機を樹脂
    成形機に並設するとともに、樹脂成形機とプレス機のい
    ずれか一方または双方をフープ材の順送の送り線に沿っ
    て移動可能にしたことを特徴とする複合成形装置。
  2. 【請求項2】 フープ材をプレス加工して第1材料を成
    形するプレス機と第1材料に対して第2材料を射出成形
    する射出成形機とを近接して並設し、プレス機をフープ
    材の順送の送り線に沿って移動可能にしたことを特徴と
    する請求項1記載の複合成形装置。
  3. 【請求項3】 順送されるフープ状の第1材料をプレス
    加工するプレス機と第1材料に対して第2材料を樹脂成
    形する樹脂成形機とを並設し、樹脂成形機とプレス機の
    いずれか一方を位置固定して成形すると同時に、この成
    形工程中においていずれか他方をフープ材の順送の送り
    線に沿って移動させて継続して成形することを特徴とす
    る複合成形装置の運転制御方法。
  4. 【請求項4】 フープ材の順送の送り線に沿って順送の
    逆方向へプレス機を移動させて第1材料を成形し、複数
    の第1材料に対して一括して第2材料を樹脂成形する請
    求項3記載の複合成形装置の運転制御方法。
JP6328899A 1994-12-28 1994-12-28 複合成形装置およびその運転制御方法 Withdrawn JPH08183103A (ja)

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