JPH08182204A - パック電池 - Google Patents

パック電池

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JPH08182204A
JPH08182204A JP6325382A JP32538294A JPH08182204A JP H08182204 A JPH08182204 A JP H08182204A JP 6325382 A JP6325382 A JP 6325382A JP 32538294 A JP32538294 A JP 32538294A JP H08182204 A JPH08182204 A JP H08182204A
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Toru Amezutsumi
徹 雨堤
Mikitaka Tamai
幹隆 玉井
Koji Negoro
幸司 根来
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パック電池を簡単な構造にして内蔵される電
池のショートを効果的に防止する。 【構成】 パック電池Pは、短絡防止スイッチング素子
1を介して電池2の電極を電極端子3に接続している。
短絡防止スイッチング素子1は、制御回路4にオンオフ
状態が制御される。パック電池Pが電気機器Kに装着さ
れると、パック電池Pの制御入力端子5を介して、電気
機器Kから制御回路4にオン信号が入力されて、短絡防
止スイッチング素子1がオン状態に制御される。パック
電池Pにオン信号を入力する制御入力端子5と+電極端
子3との間に−電極端子3を配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器から外したと
きの電池のショートを防止できるパック電池に関する。
【0002】
【従来の技術】パック電池は、電池単体よりも短絡しや
すい電極構造をしている。それは、+−の電極端子が互
いに接近しているからである。さらに、パック電池は複
数の電池を直列に接続して出力電圧を高くしているの
で、短絡電流が大きくなる。電極端子がショートして過
大な電流が流れると、電池の性能を著しく低下させる。
さらに、ジュール熱によって電池や短絡金属を加熱して
危険な状態となることがある。
【0003】この危険を避けるために、電気機器から外
したときにショートしないようにしたパック電池が開発
されている。これ等のパック電池は下記の公報に記載さ
れている。 実公昭59−19336号公報 実開平4−14361号公報 実開平4−47257号公報 実開昭63−87769号公報
【0004】の公報に記載されるパック電池は、電気
機器から外したときに、電池端子を覆うシャッターを設
けている。シャッターは、パック電池を電気機器にセッ
トすると、電極端子の表面から移動して除去される。し
たがって、電気機器にセットすると、電極端子を電気機
器の電源端子に接続できる。パック電池が電気機器から
外されると、電極端子をシャッターで覆い、電極端子に
金属が接触してショートするのが防止される。
【0005】の公報に記載されるパック電池は、内部
にリードスイッチを内蔵している。リードスイッチを制
御するために、電気機器は磁石を内蔵している。リード
スイッチは、電気機器の磁石に接近するとオン、磁石か
ら離れるとオフとなる。この構造のパック電池は、電気
機器にセットされると磁石でリードスイッチをオンに切
り換えて、電池から電気機器に電力を供給する。パック
電池を電気機器から外すと、リードスイッチがオフとな
るので、電極端子に金属が接触しても、電池はショート
されない。
【0006】の公報に記載されるパック電池は、電池
と直列にリーフスイッチを接続している。リーフスイッ
チは、レバーをパック電池のケーシングの表面に突出さ
せている。レバーが押されると、リーフスイッチはオン
となり、レバーが押されないとリーフスイッチはオフと
なる。このパック電池は、電気機器にセットするとレバ
ーが押されてリーフスイッチをオンとして、電池から電
気機器に電力を供給する。パック電池を電気機器から外
すと、レバーが押されなくなってリーフスイッチはオフ
となる。このため、パック電池を電気機器から外すと、
電極端子に金属が接触しても電池はショートしない。
【0007】さらにの公報に記載されるパック電池
は、電池と直列に、機械的な可動接点を有する接続スイ
ッチを連結している。接続スイッチは、弾性変形できる
2枚の金属板を有する。金属板は互いに接近して配設さ
れ、ケーシングの開口孔から押されるようになってい
る。開口孔から金属板を押すと、金属板は互いに接触し
て接続スイッチをオンとする。金属板が押されないと、
金属板は弾性変形して離れ、接続スイッチをオフとす
る。このパック電池を使用する電気機器は、開口孔から
金属板を押圧する凸起がある。したがって、パック電池
を電気機器にセットすると、凸起で金属板を押圧して接
続スイッチをオンとするが、電気機器から外すと、金属
板は押圧されなくなって接続スイッチをオフとする。こ
のため、パック電池を電気機器にセットしない状態で、
電極端子に金属が接触しても、電池はショートすること
がない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上の公報に記載され
る従来のパック電池は、下記の3タイプの構造でショー
トを防止する。 ………カバーで電極端子を覆う構造 ………リードスイッチを内蔵する構造 、…機械的な可動接点のスイッチを内蔵する構造
【0009】のタイプのパック電池は、ケーシングに
摺動できるシャッターを設けるので電極端子を覆う部分
が複雑となって製造コストが高くなる。また、シャッタ
ーが摺動不良を起こすと、パック電池を電気機器から外
した電極端子を確実に覆うことができなくなってショー
トする危険性があり、また、シャッターを定位置に移動
できなくなると、パック電池を正常に電気機器にセット
できなくなる。したがって、この構造は、ケーシングの
構造が複雑になると共に、長期間にわたってシャッター
を確実に摺動させることが難しい欠点がある。
【0010】また、の構造のパック電池は、リードス
イッチを使用するので以上の欠点を解消できる。とく
に、リードスイッチは、ガラス製の気密ケースに接点を
内蔵するので、接点を外気から遮断して理想的な環境で
スイッチングできる特長がある。それは、磁気的な力で
接点を作動できるからである。しかしながら、リードス
イッチは、磁石で接点をスイッチングさせるので、大電
流をスイッチングできる構造とすることが難しい。それ
は、大きな接点を強い押圧力で接触し、また、強い押圧
力の接点を確実に離すことが難しいからである。したが
って、リードスイッチは、負荷電流や放電電流の小さい
パック電池には有効に利用できても、大電流で充、放電
するパック電池に利用するとリードスイッチの寿命に問
題がある。とくに、大容量の電池を内蔵し、しかも、こ
の電池を大電流で急速充電するタイプのパック電池には
到底利用できない。
【0011】とのタイプのパック電池は、機械的な
可動接点を強く押圧する構造とすることができるので、
大電流で充、放電するパック電池に利用できる。ただ、
スイッチの可動接点を強い力で押圧すると、その反作用
が、パック電池と電気機器の連結部分に作用する。パッ
ク電池を電気機器にセットした状態で、電気機器の一部
でパック電池の可動接点を強く押圧するからである。し
たがって、この構造のパック電池は、電気機器との連結
部分を頑丈な構造とする必要がある。また、電気機器の
一部がパック電池の可動接点を強い力で押圧する状態
で、パック電池を電気機器に装着するので、パック電池
を強く押圧して電気機器に装置する必要があり、また、
強固に連結されたパック電池を電気機器から外すので、
簡単に脱着できる構造とすることが難しい。さらに、可
動接点を押圧してスイッチングさせる構造は、使用する
にしたがって、可動接点の押圧力が低下する欠点があ
る。それは、可動接点を強い力で押圧すると、その形状
が次第に変形するからである。したがって、可動接点の
スイッチは、長期間にわたって確実に動作させることが
極めて難しく、耐久性に問題がある。
【0012】本願の出願人は、従来の欠点を解決するた
めに、図1に示す構造のパック電池Pを開発した。この
図に示すパック電池Pは、電池2と直列に短絡防止スイ
ッチング素子1を接続している。短絡防止スイッチング
素子1は、電池2の電極と電極端子3との間に接続され
ている。短絡防止スイッチング素子1には制御回路4を
接続している。制御回路4は、パック電池Pを電気機器
Kにセットしたことを検出して短絡防止スイッチング素
子1をオン状態に切り換える回路である。
【0013】この図のパック電池Pは、電気機器Kにセ
ットされるときに限って、制御回路4で短絡防止スイッ
チング素子1をオン状態に切り換える。短絡防止スイッ
チング素子1にFETを使用するパック電池Pは、電気
機器Kにセットしたときに、”High”の信号が制御
回路4からFETのゲートに出力され、FETをオン状
態とする。FETがオン状態になると、電池2は、短絡
防止スイッチング素子1を介して電極端子3に接続され
る。この状態で、パック電池Pは、電池2から電気機器
Kに電力を供給する。パック電池Pを電気機器Kから外
すと、制御回路4は”Low”信号をFETのゲートに
出力し、FETをオフ状態とする。FETがオフになる
と、パック電池Pの電池2は、電極端子3から電気的に
切り離される。したがって、この状態で、パック電池P
の+−の電極端子3に金属等が接触しても、電池2がシ
ョートすることはない。
【0014】このようにして、電池2と電極端子3との
接続を遮断するFET等の短絡防止スイッチング素子1
は、制御回路4によって電気的にオンオフに切り換えら
れ、機械的に可動する接点を必要としない特長がある。
すなわち、従来のパック電池Pのように、電気機器Kに
セットするときに、スイッチを機械的に押圧する構造を
必要としない。短絡防止スイッチング素子1は、大電流
で充、放電しても、これをスイッチングするために強い
押圧力を必要としない。電気的にオンオフに切り換えら
れるからである。また、電気的にスイッチングするの
で、接触不良に起因する故障を皆無にして、長期間にわ
たって確実に動作する特長がある。
【0015】しかしながら、この図に示すパック電池
は、電気機器から外した状態で、制御入力端子5が+の
電極端子3に接続された状態で、+−の電極端子3が接
触すると電池2が短絡する欠点がある。すなわち、パッ
ク電池Pの+−の電極端子3と制御入力端子5の三者が
同じ金属などに接触すると、電池2がショートしてしま
う弊害がある。この状態は決して頻繁に発生するもので
はないが、たとえば、パック電池Pを別の金属製品と一
緒に収納するときに発生する危険性がある。
【0016】本発明はさらにこの弊害を防止することを
目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、簡単
な構造で、パック電池に内蔵される電池のショートを効
果的に防止できるパック電池を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のパック電池は、
前述の目的を達成するために下記の構成を備える。請求
項1に記載されるパック電池は、下記の全ての構成を有
備えている。 (a) パック電池Pは、電池2と直列に短絡防止スイ
ッチング素子1を接続している。 (b) パック電池Pは、短絡防止スイッチング素子1
を介して電池2の電極を電極端子3に接続している。 (c) 短絡防止スイッチング素子1には、パック電池
Pを電気機器Kにセットしたことを検出して短絡防止ス
イッチング素子1をオン状態とする制御回路4を接続し
ている。 (d) 制御回路4は制御入力端子5に接続されてい
る。 (e) パック電池Pは、ケースの外部に表出して、電
気機器Kの電源端子7に接続される電極端子3と、電気
機器Kに設けられて、短絡防止スイッチング素子1をオ
ン状態に制御するオン信号を出力する電気機器Kの制御
出力端子6に接続される制御入力端子5を備える。 (f) パック電池Pが電気機器Kに装着されると、パ
ック電池Pの電極端子3は電気機器Kの電源端子7に、
パック電池Pの制御入力端子5は電気機器Kの制御出力
端子6に接続され、電気機器Kの制御出力端子6からパ
ック電池Pの制御入力端子5にオン信号が入力され、こ
の信号で制御回路4が短絡防止スイッチング素子1をオ
ン状態として、パック電池Pから電気機器Kに電力が供
給されるように構成されている。
【0018】請求項2に記載されるパック電池は、下記
の構成を備える。 (a) パック電池Pは、電池2と直列に短絡防止スイ
ッチング素子1を接続している。 (b) パック電池Pは、短絡防止スイッチング素子1
を介して電池2の電極を電極端子3に接続している。 (c) 短絡防止スイッチング素子1には、パック電池
Pを電気機器Kにセットしたことを検出して短絡防止ス
イッチング素子1をオン状態とする制御回路4を接続し
ている。 (d) 制御回路4は制御入力端子5に接続されてい
る。 (e) パック電池Pは、ケースの外部に表出して、電
気機器Kの電源端子7に接続される電極端子3と、電気
機器Kに内蔵されておって自己電源12で駆動される信
号発生回路11のオン信号を出力する制御出力端子6に
接続されて、信号発生回路11のオン信号を制御回路4
に入力する制御入力端子5を備える。 (f) パック電池Pが電気機器Kに装着されると、パ
ック電池Pの電極端子3は電気機器Kの電源端子7に、
パック電池Pの制御入力端子5は電気機器Kの制御出力
端子6に接続され、電気機器Kの信号発生回路11のオ
ン信号が、制御出力端子6からパック電池Pの制御入力
端子5を介して制御回路4に入力され、オン信号でもっ
て制御回路4が短絡防止スイッチング素子1をオン状態
として、パック電池Pから電気機器Kに電力が供給され
るように構成されている。
【0019】さらに、本発明の請求項3に記載されるパ
ック電池は、下記の構成を有する。 (a) パック電池Pは、電池2と直列に短絡防止スイ
ッチング素子1を接続している。 (b) パック電池Pは、短絡防止スイッチング素子1
を介して電池2の電極を電極端子3に接続している。 (c) 短絡防止スイッチング素子1には、パック電池
Pを電気機器Kにセットしたことを検出して短絡防止ス
イッチング素子1をオン状態とする制御回路4を接続し
ている。 (d) 制御回路4は制御入力端子5に接続されてい
る。 (e) パック電池Pは、ケースの外部に表出して、電
気機器Kの電源端子7に接続される電極端子3と、電気
機器Kに内蔵されている信号発生回路11のオン信号を
出力する制御出力端子6に接続されて、信号発生回路1
1から出力されるオン信号を制御回路4に入力する制御
入力端子5と、電気機器Kに内蔵されている信号発生回
路11に接続されている電源端子9に接続される供給端
子8とを備える。 (f) パック電池Pの供給端子8は、高抵抗部材Rを
介してパック電池Pに内蔵される電池の電極に接続され
ている。 (g) パック電池Pが電気機器Kに装着されると、パ
ック電池Pの電極端子3は電気機器Kの電源端子7に、
パック電池Pの制御入力端子5は電気機器Kの制御出力
端子6に、パック電池Pの供給端子8は電気機器Kの受
電端子9に接続され、電気機器Kの信号発生回路11が
オン信号を発生し、このオン信号が、制御出力端子6か
らパック電池Pの制御入力端子5を介して制御回路4に
入力され、オン信号でもって制御回路4が短絡防止スイ
ッチング素子1をオン状態として、パック電池Pから電
気機器Kに電力が供給されるように構成されている。
【0020】
【作用】本発明の請求項1に記載されるパック電池は、
電池のショートを確実に防止できる。パック電池は、電
池2と直列に短絡防止スイッチング素子1を接続してい
る。短絡防止スイッチング素子1は、制御入力端子5に
オン信号が入力されたときに限ってオン状態となる。制
御入力端子5にオン信号が入力されないと、短絡防止ス
イッチング素子1はオフ状態となる。短絡防止スイッチ
ング素子1がオフ状態にあると、+−の電極端子3が接
続されても電池はショートされない。パック電池Pは、
電気機器Kから外したときに、誤って+−の電極端子3
を電気接続することがある。本発明の請求項1のパック
電池は、短絡防止スイッチング素子1を電池2と電極端
子3との間に接続しているので、短絡防止スイッチング
素子1をオン状態としないかぎり、+−の電極端子3を
短絡しても電池2はショートされない。請求項1のパッ
ク電池Pは、制御入力端子5と+電極端子3との間に−
電極端子3を配設する。電極端子3と制御入力端子5と
をこの配列にすると、誤って+−の電極端子3が接続さ
れるとき、制御入力端子5は−電極端子3に接続され
る。このため、制御入力端子5にオン信号が入力され
ず、短絡防止スイッチング素子1がオフ状態になって、
電池からショートすることがない。
【0021】さらに、本発明の請求項2に記載される図
3に示すパック電池Pは、電気機器Kから外した状態で
は、端子をどのように接続しても、電池2のショートは
防止される。それは、この図のパック電池Pは、制御入
力端子5にオン信号が入力されたときに限って、短絡防
止スイッチング素子1がオンになるからである。パック
電池Pを電気機器Kに接続しないかぎり、制御入力端子
5にはオン信号が入力されない。
【0022】さらにまた、本発明の請求項3に記載され
る図4に示すパック電池も、電気機器から外した状態で
は、端子をどのように接続しても、電池2のショートは
防止される。それは、この図のパック電池Pも、制御入
力端子5にオン信号が入力されたときに限って、短絡防
止スイッチング素子1がオンになるからである。パック
電池Pを電気機器Kに接続しないかぎり、制御入力端子
5にはオン信号が入力されない。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するためのパック電池を例示するものであっ
て、本発明はパック電池を下記のものに特定しない。
【0024】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0025】図2はパック電池Pの回路図を示す。この
図のパック電池Pは、電池2と直列に、電池2のショー
トを防止する短絡防止スイッチング素子1を接続してい
る。短絡防止スイッチング素子1は、互いに直列に接続
された二つのFETである。二つのFETは、ゲート
に、制御回路4を構成するアンド回路4Aを接続してい
る。上側のFETは、ソースを電池2の−電極に、ドレ
インを下側のFETのソースに接続している。下側のF
ETはソースを−側の電極端子3に接続している。電池
2の+電極はリード線を介してパック電池Pの+側の電
極端子3に接続している。
【0026】二つのFETで構成される短絡防止スイッ
チング素子1は、制御回路4によって、同時に同期して
オン、オフに切り換えられる。制御回路4は、それぞれ
のFETのゲートに接続される二つのアンド回路4Aを
備える。二つのアンド回路4Aは、一方の入力端子をパ
ック電池Pの制御入力端子5に、他方の入力端子を過充
電過放電防止回路10に接続している。アンド回路4A
の出力端子は、それぞれのFETのゲートに接続してい
る。
【0027】パック電池Pの制御入力端子5は、電気機
器Kの制御出力端子6に接続される。制御出力端子6
は、パック電池Pを電気機器Kにセットしたときに”H
igh”の信号を制御入力端子5に出力する。したがっ
て、制御出力端子6は、電気機器Kの内部で+側の電源
端子7に接続されている。パック電池Pが電気機器Kに
セットされると、アンド回路4Aの一方の入力端子は、
制御入力端子5と制御出力端子6とを介して電池2の+
側に接続されて、”High”の信号が入力される。ア
ンド回路4Aは、両方の入力端子に”High”の信号
が入力されると、FETをオンとし、いずれか一方の入
力端子の入力が”Low”になると、FETをオフとす
る。なお、下側のFETのゲート端子には、図示しない
が、ソース電位に対して”High”または”Low”
が出力されるレベルシフタが接続されることによって、
下側のFETがオンオフ制御されている。
【0028】過充電過放電防止回路10は、通常の状態
においては、アンド回路4Aの入力端子に”High”
の信号を出力する。電池2の過充電と、過放電とを防止
する必要があるときに限って、過充電過放電防止回路1
0はアンド回路4Aの入力端子に”Low”の信号を出
力する。したがって、パック電池Pを正常に使用できる
ときは、過充電過放電防止回路10は”High”信号
をアンド回路4Aに入力している。このため、アンド回
路4Aは、制御入力端子5から”High”の信号が入
力されると、両方のFETをオン状態として、電池2か
ら電気機器Kに電力を供給する。
【0029】電極端子3と制御入力端子5は、パック電
池Pのケースの外部に表出して設けられている。パック
電池Pを電気機器Kから外した状態で、制御入力端子5
を+側の電極端子3に接続して、+−の電気機器Kを接
続すると電池2がショートされてしまう。この状態にな
るのを有効に阻止するために、図2に示すパック電池P
は、制御入力端子5を、−電極端子3よりも外側に配設
して、制御入力端子5と+電極端子3との間に−電極端
子3を配設している。すなわち、制御入力端子5を+電
極端子3から離して、−電極端子3に接近して配設して
いる。さらに、制御入力端子5を−側の電極端子3に接
近して配設している。制御入力端子5を−側電極端子3
に接近して配設するパック電池Pは、電気機器Kから外
した状態で、制御入力端子5が+側の電極端子3に接続
される可能性を少なくできる。したがって、制御入力端
子5に”High”信号が入力されて、+−の電極端子
3が接続してショートされるのを特に有効に防止できる
特長がある。
【0030】図2に示すパック電池Pは、電池2の過充
電と過放電とを防止する過充電過放電防止回路10の一
部を、電池2のショートを防止する回路に併用してい
る。すなわち、電池2と直列に接続したFETを、ショ
ートを防止する短絡防止スイッチング素子1に併用して
いる。したがって、この回路構成のパック電池Pは、ア
ンド回路4Aと制御入力端子5とを設けることによっ
て、電池2をショートから有効に防止できる特長があ
る。過充電と過放電と防止する回路を内蔵しないパック
電池Pは、図2に示すパック電池Pから過充電過放電防
止回路10を省略する。このパック電池Pは、制御入力
端子5を、バッファーを介してFETのゲートに接続
し、制御入力端子5に”High”信号が入力されたと
きに、FETをオン、制御入力端子5が”Low”とな
ったときに、FETをオフに制御する。
【0031】図3に示すパック電池は、電気機器Kに内
蔵される信号発生回路11からのオン信号を制御回路4
に入力して、短絡防止スイッチング素子1をオン状態と
する。パック電池を装着する電気機器Kは、パック電池
Pの短絡防止スイッチング素子1をオン状態に制御する
オン信号を出力する信号発生回路11と、この信号発生
回路11を駆動するための自己電源12を内蔵してい
る。電気機器Kに自己電源12を内蔵するのは、パック
電池Pの短絡防止スイッチング素子1をオン状態に制御
しないかぎり、電気機器Kには電力が供給されないから
である。
【0032】信号発生回路11は、パック電池Pの制御
回路4を制御して短絡防止スイッチング素子1をオン状
態に制御するオン信号を出力する。信号発生回路11が
出力するオン信号は、特定周波数の交流信号、あるいは
特定のデジタル信号、あるいはまた、特定レベルの直流
信号である。
【0033】パック電池Pは、制御回路4と短絡防止ス
イッチング素子1とを内蔵している。制御回路4は、信
号発生回路11からオン信号が入力されたときに、短絡
防止スイッチング素子1をオン状態とする。パック電池
Pは、+−の電極端子3と、電気機器Kからオン信号が
入力される制御入力端子5とを備えている。電極端子3
は電気機器Kの電源端子7に接続され、制御入力端子5
は制御出力端子6に接続される位置に配設されている。
【0034】図3に示すパック電池Pは、電気機器Kか
ら外されると、短絡防止スイッチング素子1がオフ状態
に保持される。制御回路4に信号発生回路11からオン
信号が入力されないからである。このため、パック電池
Pを電気機器Kから外した状態で、+−の電極端子3を
接続し、さらに制御入力端子5を電極端子3に接続して
も、内蔵される電池2がショートされることがない。
【0035】さらに、この図のパック電池Pは、図2に
示すパック電池Pと同じように、電気機器Kから外した
状態で、+−電極端子3が接続されても、電池がショー
トしないように、制御入力端子5を+電極端子3よりも
−電極端子3に接近して配設している。信号発生回路1
1から出力されるオン信号で制御回路4が短絡防止スイ
ッチング素子1をオン状態するパック電池Pは、制御入
力端子5からオン信号が入力されない限り短絡防止スイ
ッチング素子1はオン状態とならない。制御入力端子5
から出力するオン信号を、たとえば特定レベルの直流と
する場合、制御入力端子5が+の電極端子3に特定の抵
抗で接続されたときに、極めて少ない確率ではあるが、
オン信号に類似する直流レベルの信号が入力される可能
性がある。さらに、制御入力端子5と+電極端子3とが
断続的に接触されて、信号発生回路11から出力される
オン信号に類似する信号が+電極端子3から制御入力端
子5に入力される可能性がある。図3に示すように、制
御入力端子5と+電極端子3との間に−電極端子3を配
設しているパック電池Pは、このような状態になって
も、電池2のショートを有効に防止できる。制御入力端
子5が−電極端子3に接続されるからである。
【0036】さらに、図4は、パック電池に内蔵される
電池2で、電気機器Kに内蔵される信号発生回路11を
駆動する具体例を示す。この図に示すパック電池Pは、
電気機器Kの信号発生回路11に電力を供給するための
供給端子8を備える。供給端子8は、電気機器Kの受電
端子9に接続されて、信号発生回路11に電力を供給す
る。供給端子8は高抵抗部材Rを介して電池2の+極に
接続されている。高抵抗部材Rは、パック電池Pを電気
機器Kから取り出して、供給端子8を−電極端子3に接
続されたときの電池2のショートを防止する。高抵抗部
材Rの抵抗値は、信号発生回路11を駆動できる最も大
きい抵抗値に設計される。
【0037】パック電池Pを装着する電気機器Kは、受
電端子9と制御出力端子6と電源端子7とを備えてい
る。受電端子9は信号発生回路11の電源回路に接続さ
れ、制御出力端子6は信号発生回路11の出力側に接続
されている。
【0038】図4に示すパック電池Pは、パック電池P
を電気機器Kにセットすると、電極端子3は電源端子7
に、制御入力端子5は制御出力端子6に、供給端子8は
受電端子9に接続される。この状態になると、信号発生
回路11はパック電池Pの電池2に駆動されて、オン信
号を出力する。オン信号は、制御出力端子6と制御入力
端子5とを通過して制御回路4に入力される。制御回路
4はオン信号で短絡防止スイッチング素子1をオン状態
に切り換える。短絡防止スイッチング素子1がオン状態
になると、電池2は電気機器Kの負荷に電力を供給す
る。
【0039】パック電池Pを電気機器Kから外すと、制
御入力端子5にはオン信号が入力されず、短絡防止スイ
ッチング素子1はオン状態に保持される。したがって、
パック電池Pを電気機器Kから取り出して、+−の電極
端子3が接続されても、電池2はショートされない。
【0040】図4に示すパック電池Pの端子の好ましい
配列を図5ないし図8に示す。これ等の図に示すパック
電池Pは、制御入力端子5と供給端子8との間に−電極
端子3を配設している。このように、制御入力端子5と
供給端子8との間に−電極端子3を配設すると、図3に
示すパック電池Pと同じように、複数の端子を同時に接
続したときに、制御入力端子5と供給端子8のいずれか
が−電極端子3に接続されるので、信号発生回路11が
オン信号を出力せず、短絡防止スイッチング素子1をオ
フ状態に制御して、電池2のショートをより確実に防止
できる特長がある。
【0041】さらに図9は、制御入力端子5を供給端子
8に併用するパック電池Pを示す。この図に示すパック
電池Pは、高抵抗を介して電池2の+側を制御入力端子
5に接続している。制御入力端子5と制御回路4との間
にコンデンサーを接続している。コンデンサーは、制御
入力端子5に入力される交流のオン信号を制御回路4に
入力する。
【0042】パック電池Pを装着する電気機器Kは、制
御出力端子6を信号発生回路11の電源回路に接続して
いる。制御出力端子6と信号発生回路11の出力側との
間にはコンデンサーを接続している。コンデンサーは、
信号発生回路11から出力される交流のオン信号を制御
出力端子6に出力する。信号発生回路11は、コンデン
サーを通過できる交流のオン信号を出力する。
【0043】この図に示すパック電池Pが電気機器Kに
セットされると、電極端子3は電源端子7に、制御入力
端子5は制御出力端子6に接続される。この状態になる
と、信号発生回路11はパック電池Pの電池2に駆動さ
れて、交流のオン信号を出力する。オン信号は、コンデ
ンサーC、制御出力端子6、制御入力端子5、コンデン
サーCを通過して制御回路4に入力される。制御回路4
は交流のオン信号で短絡防止スイッチング素子1をオン
状態に切り換える。短絡防止スイッチング素子1がオン
状態になると、電池2は電気機器Kの負荷に電力を供給
する。
【0044】パック電池Pを電気機器Kから外すと、制
御入力端子5にはオン信号が入力されず、短絡防止スイ
ッチング素子1はオン状態に保持される。したがって、
パック電池Pを電気機器Kから取り出して、+−の電極
端子3が接続されても、電池2はショートされない。
【0045】図9に示すパック電池Pも、図3に示すパ
ック電池Pと同じように、制御入力端子5を−電極端子
3よりも外側に配設している。この構造のパック電池P
は、電気機器Kから外して、+−の電極端子3を接続し
たときに、制御入力端子5を−電極端子3に接続でき
る。このため、制御入力端子5からオン信号が入力され
ず、短絡防止スイッチング素子1をオフ状態として、電
池2のショートを確実に阻止できる特長がある。
【0046】
【発明の効果】この発明のパック電池は、簡単な構造
で、パック電池に内蔵される電池のショートを有効に防
止できる特長がある。それは、本発明のパック電池が、
パック電池には電池と直列に短絡防止スイッチング素子
を接続し、この短絡防止スイッチング素子を、パック電
池を電気機器に装着したことを検出する制御回路で制御
してスイッチングしているからである。
【0047】とくに、本発明の請求項1に記載されるパ
ック電池は、制御入力端子と+電極端子との間に−電極
端子を配設し、制御入力端子を+電極端子から離して、
−電極端子に接近して配設している。このため、パック
電池が電気機器より外されて、誤って両端に配設されて
いる+−の電極端子が接続されるとき、制御入力端子は
−電極端子に接続される。このため、+−の電極端子が
短絡されるとき、制御入力端子にオン信号が入力されな
い。制御入力端子にオン信号が入力されないので、短絡
防止スイッチング素子はオフ状態となり、+−が電極端
子が短絡されても電池がショートすることがない。
【0048】さらに、本発明の請求項2に記載される図
3に示すパック電池は、電気機器から外した状態では、
電気機器の信号発生回路からオン信号が入力されないの
で、端子をどのように接続しても、電池のショートは有
効に防止される。それは、パック電池を電気機器にセッ
トして、制御入力端子を電気機器の制御出力端子に接続
したときに限って、短絡防止スイッチング素子をオンと
するからである。
【0049】さらにまた、本発明の請求項3に記載され
るパック電池も、電気機器に装着して、電気機器の信号
発生回路に電力を供給し、信号発生回路のオン信号を制
御出力端子と制御入力端子からパック電池の制御回路に
入力し、制御回路がオン信号で短絡防止スイッチング素
子をオン状態としたときにかぎって、電池を電極端子に
接続するので、パック電池を電気機器から外した状態
で、電池のショートを確実に防止できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願出願人が先に出願したパック電池の回路図
【図2】本発明の実施例にかかるパック電池の回路図
【図3】本発明の実施例のパック電池の回路図
【図4】本発明の他の実施例のパック電池の回路図
【図5】図4に示すパック電池の電極端子と制御入力端
子と供給端子の配列を示す斜視図
【図6】図4に示すパック電池の電極端子と制御入力端
子と供給端子の配列を示す斜視図
【図7】図4に示すパック電池の電極端子と制御入力端
子と供給端子の配列を示す斜視図
【図8】図4に示すパック電池の電極端子と制御入力端
子と供給端子の配列を示す斜視図
【図9】さらに本発明の他の実施例のパック電池の回路
【符号の説明】
1…短絡防止スイッチング素子 2…電池 3…電極端子 4…制御回路 4A…アンド回路 5…制御入力端子 6…制御出力端子 7…電源端子 8…供給端子 9…受電端子 10…過充電過放電防止回路 11…信号発生回路 12…電源 P…パック電池 K…電気機器 R…高抵抗部材 C…コンデンサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の全ての構成を有するパック電池。 (a) パック電池(P)は、電池(2)と直列に短絡防止ス
    イッチング素子(1)を接続している。 (b) パック電池(P)は、短絡防止スイッチング素子
    (1)を介して電池(2)の電極を電極端子(3)に接続してい
    る。 (c) 短絡防止スイッチング素子(1)には、パック電
    池(P)を電気機器(K)にセットしたことを検出して短絡防
    止スイッチング素子(1)をオン状態とする制御回路(4)を
    接続している。 (d) 制御回路(4)は制御入力端子(5)に接続されてい
    る。 (e) パック電池(P)は、ケースの外部に表出して、
    電気機器(K)の電源端子(7)に接続される電極端子(3)
    と、電気機器(K)に設けられて、短絡防止スイッチング
    素子(1)をオン状態に制御するオン信号を出力する電気
    機器(K)の制御出力端子(6)に接続される制御入力端子
    (5)を備える。 (f) パック電池(P)が電気機器(K)に装着されると、
    パック電池(P)の電極端子(3)は電気機器(K)の電源端子
    (7)に、パック電池(P)の制御入力端子(5)は電気機器(K)
    の制御出力端子(6)に接続され、電気機器(K)の制御出力
    端子(6)からパック電池(P)の制御入力端子(5)にオン信
    号が入力され、この信号で制御回路(4)が短絡防止スイ
    ッチング素子(1)をオン状態として、パック電池(P)から
    電気機器(K)に電力が供給されるように構成されてい
    る。 (g) パック電池(P)は、制御入力端子(5)と+電極端
    子(3)との間に−電極端子(3)を配設している。
  2. 【請求項2】 下記の全ての構成を有するパック電池。 (a) パック電池(P)は、電池(2)と直列に短絡防止ス
    イッチング素子(1)を接続している。 (b) パック電池(P)は、短絡防止スイッチング素子
    (1)を介して電池(2)の電極を電極端子(3)に接続してい
    る。 (c) 短絡防止スイッチング素子(1)には、パック電
    池(P)を電気機器(K)にセットしたことを検出して短絡防
    止スイッチング素子(1)をオン状態とする制御回路(4)を
    接続している。 (d) 制御回路(4)は制御入力端子(5)に接続されてい
    る。 (e) パック電池(P)は、ケースの外部に表出して、
    電気機器(K)の電源端子(7)に接続される電極端子(3)
    と、電気機器(K)に内蔵されておって自己電源(12)で駆
    動される信号発生回路(11)のオン信号を出力する制御出
    力端子(6)に接続されて、信号発生回路(11)のオン信号
    を制御回路(4)に入力する制御入力端子(5)を備える。 (f) パック電池(P)が電気機器(K)に装着されると、
    パック電池(P)の電極端子(3)は電気機器(K)の電源端子
    (7)に、パック電池(P)の制御入力端子(5)は電気機器(K)
    の制御出力端子(6)に接続され、電気機器(K)の信号発生
    回路(11)のオン信号が、制御出力端子(6)からパック電
    池(P)の制御入力端子(5)を介して制御回路(4)に入力さ
    れ、オン信号でもって制御回路(4)が短絡防止スイッチ
    ング素子(1)をオン状態として、パック電池(P)から電気
    機器(K)に電力が供給されるように構成されている。
  3. 【請求項3】 下記の全ての構成を有するパック電池。 (a) パック電池(P)は、電池(2)と直列に短絡防止ス
    イッチング素子(1)を接続している。 (b) パック電池(P)は、短絡防止スイッチング素子
    (1)を介して電池(2)の電極を電極端子(3)に接続してい
    る。 (c) 短絡防止スイッチング素子(1)には、パック電
    池(P)を電気機器(K)にセットしたことを検出して短絡防
    止スイッチング素子(1)をオン状態とする制御回路(4)を
    接続している。 (d) 制御回路(4)は制御入力端子(5)に接続されてい
    る。 (e) パック電池(P)は、ケースの外部に表出して、
    電気機器(K)の電源端子(7)に接続される電極端子(3)
    と、電気機器(K)に内蔵されている信号発生回路(11)の
    オン信号を出力する制御出力端子(6)に接続されて、信
    号発生回路(11)から出力されるオン信号を制御回路(4)
    に入力する制御入力端子(5)と、電気機器(K)に内蔵され
    ている信号発生回路(11)に接続されている受電端子(9)
    に接続される供給端子(8)とを備える。 (f) パック電池(P)の供給端子(8)は、高抵抗部材
    (R)を介してパック電池(P)に内蔵される電池の電極に接
    続されている。 (g) パック電池(P)が電気機器(K)に装着されると、
    パック電池(P)の電極端子(3)は電気機器(K)の電源端子
    (7)に、パック電池(P)の制御入力端子(5)は電気機器(K)
    の制御出力端子(6)に、パック電池(P)の供給端子(8)は
    電気機器(K)の受電端子(9)に接続され、電気機器(K)の
    信号発生回路(11)がオン信号を発生し、このオン信号
    が、制御出力端子(6)からパック電池(P)の制御入力端子
    (5)を介して制御回路(4)に入力され、オン信号でもって
    制御回路(4)が短絡防止スイッチング素子(1)をオン状態
    として、パック電池(P)から電気機器(K)に電力が供給さ
    れるように構成されている。
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