JPH08181910A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08181910A
JPH08181910A JP33737394A JP33737394A JPH08181910A JP H08181910 A JPH08181910 A JP H08181910A JP 33737394 A JP33737394 A JP 33737394A JP 33737394 A JP33737394 A JP 33737394A JP H08181910 A JPH08181910 A JP H08181910A
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JP
Japan
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video signal
digital video
sensitivity
coefficient
multiplier
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JP33737394A
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English (en)
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Takashi Takahashi
隆 高橋
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置価格の上昇を抑えつつ、高感度撮影時に
おける残像を抑圧しうる家庭用ビデオカメラ等の画像処
理装置を実現する。 【構成】 CCDイメージセンサCCDSに対する露光
時間をフィールド単位で選択的に長くすることにより選
択的に実現される感度アップ機能を有する家庭用ビデオ
カメラ等に、高感度撮影により得られるデジタル映像信
号Giの各画素値に1から所定のフィルタ係数αを減じ
た値を乗ずる乗算器MPX1と、遅延デジタル映像信号
Gdの各画素値に上記フィルタ係数αを乗ずる乗算器M
PX2と、乗算器MPX1及びMPX2の出力を加算す
る加算器ADD1と、加算器ADD1の出力として得ら
れるデジタル映像信号Goを1フレーム分だけ遅延させ
て上記遅延デジタル映像信号Gdとするフレームメモリ
FMとを設けるとともに、時間フィルタ部TFから出力
されるデジタル映像信号Goの各画素値に輝度補整係数
βを乗ずることで輝度補整を行う輝度補整部BMを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像処理装置に関し、
例えば、高感度撮影のための感度アップ機能を有する家
庭用ビデオカメラ及び産業用監視カメラ等ならびにその
高感度撮影時における残像抑圧に利用して特に有効な技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】VTR(ビデオテープレコーダ)を組み
込んだいわゆる一体型ビデオカメラがある。また、一体
型ビデオカメラに高感度撮影のための感度アップ機能を
持たせた家庭用ビデオカメラ(ムービカメラ)及び産業
用監視カメラがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の家庭用ビデオカ
メラ等において、撮像素子として用いられるCCD(チ
ャージ・カップルド・デバイス)イメージセンサは、そ
の特性上、約3Lx(ルクス)程度の最低被写体照度を
必要とする。したがって、例えば夜間等のように充分な
被写体照度が得られない状態での高感度撮影は、シャッ
タをフィールド単位で選択的に開いたままとしCCDイ
メージセンサの露光時間を長くして電荷蓄積時間を長く
するいわゆる感度アップ機能により選択的に実現され
る。
【0004】ところが、家庭用ビデオカメラ等の高性能
化が進み高感度撮影時の感度倍率が大きくなるにしたが
って、上記のような従来の感度アップ機能には次の問題
点が生じることが本願発明者等によって明らかとなっ
た。すなわち、従来の家庭用ビデオカメラ等における感
度アップ機能は、前述のように、CCDイメージセンサ
のシャッタを複数のフィールドつまりはフレームにわた
って開いたままとし電荷蓄積時間を長くすることで実現
される。このため、被写体の動きが少ない場合には問題
ないが、被写体に一定以上の動きがある場合、その軌跡
が残像となって表示され、表示画像が見にくいものとな
る。また、これに対処しようとして、高感度撮影時でも
残像の少ない鮮明な画像を得ようとすると、高価な高感
度撮像管等を用いた専用カメラが必要となり、結果的に
装置価格の上昇を招く。
【0005】この発明の目的は、装置価格の上昇を抑え
つつ、高感度撮影時における残像を抑圧しうる家庭用ビ
デオカメラ等の画像処理装置を実現することにある。
【0006】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、CCDイメージセンサに対す
る露光時間をフィールド単位で選択的に長くすることに
より選択的に実現される感度アップ機能を有する家庭用
ビデオカメラ等に、高感度撮影により得られるデジタル
映像信号の各画素値に1から第1の係数を減じたものを
乗ずる第1の乗算器と、遅延デジタル映像信号の各画素
値に上記第1の係数を乗ずる第2の乗算器と、第1及び
第2の乗算器の出力を加算する加算器と、加算器の出力
を1フレーム分だけ遅延させて上記遅延デジタル映像信
号とするフレームメモリとを含む時間フィルタ部を設け
るとともに、時間フィルタ部から出力されるデジタル映
像信号の各画素値に第2の係数を乗ずることにより輝度
補整を行う輝度補整部を設ける。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、簡素な構成をもってし
かも時間フィルタ処理による輝度の変化を抑制しつつ、
デジタル映像信号の変化分を抑圧することができる。こ
の結果、装置価格の上昇を抑えつつ、感度アップ機能を
有する家庭用ビデオカメラ等の高感度撮影時における残
像を抑圧することができる。
【0009】
【実施例】図1には、この発明が適用された家庭用ビデ
オカメラの一実施例のブロック図が示されている。同図
をもとに、まずこの実施例の家庭用ビデオカメラの構成
及び動作の概要について説明する。なお、図1のすべて
のブロックは、一個の箱体内に搭載又は実装され、いわ
ゆる一体型のビデオカメラを構成する。
【0010】図1において、この実施例の家庭用ビデオ
カメラは、光学レンズOLとこれに装着されたCCDイ
メージセンサCCDSとを備える。このうち、CCDイ
メージセンサCCDSは、多数のMOS(金属酸化物半
導体)光電変換素子とCCDとを組み合わせた固体撮像
素子であって、光学レンズOLにより得られる光学映像
を一連のアナログ信号列からなるアナログ映像信号Vi
に変換する。
【0011】この実施例において、家庭用ビデオカメラ
は、CCDイメージセンサCCDSの露光時間を1ない
し32フィールドの範囲内においてフィールド単位で選
択的に長くすることにより選択的に実現される感度アッ
プ機能を有し、この感度アップ機能を用いた夜間等の高
感度撮影時においてCCDイメージセンサCCDSの露
光時間つまりはシャッタ時間を制御するシャッタ制御部
SCと、このシャッタ制御部SCを含む家庭用ビデオカ
メラの各部の動作を制御・統轄するいわゆるストアドプ
ログラム方式のマイクロコンピュータ部MCとを備え
る。
【0012】CCDイメージセンサCCDSから出力さ
れるアナログ映像信号Viは、CDS(相関二重サンプ
リング)機能を有する自動利得制御部AGCを経て、ア
ナログ/デジタル変換部A/Dに伝達される。アナログ
/デジタル変換部A/Dは、自動利得制御部AGCを介
して入力されるアナログ映像信号を例えば9ビットのデ
ジタル映像信号に変換し、デジタル信号処理部DSPに
供給する。また、デジタル信号処理部DSPは、このデ
ジタル映像信号に所定の同期処理及び信号処理を施し、
例えばそれぞれ8ビットのデジタル輝度信号及びデジタ
ル色信号からなにデジタル映像信号Giを形成する。な
お、デジタル色信号は、周知のように、それぞれ4ビッ
トの色差信号(R−Y)及び(B−Y)からなる。
【0013】デジタル信号処理部DSPから出力される
デジタル映像信号Giは、時間フィルタ部TF及び輝度
補整部BMを経た後、デジタル映像信号Gmとして映像
メモリVRAMに格納されるとともに、デジタル映像信
号Gvとして映像メモリVRAMからデジタル信号処理
部DSPに読み出される。このデジタル映像信号Gv
は、デジタル/アナログ変換部D/Aによりアナログ輝
度信号及びアナログ色信号からなるアナログ映像信号に
変換された後、図示されないミキサ部を介して映像モニ
タ部に供給され、表示されるとともに、所定のビデオテ
ープレコーダからなる映像記録部VTRに供給され、必
要に応じて録画される。
【0014】この実施例において、家庭用ビデオカメラ
は、前述のように、CCDイメージセンサCCDSの露
光時間をフィールド単位で選択的に長くすることにより
選択的に実現される感度アップ機能を有し、この感度ア
ップ機能を用いた高感度撮影時には感度倍率が大きいが
ために不本意な残像が生じる。これに対処するため、時
間フィルタ部TFは、高感度撮影よって得られるデジタ
ル映像信号Giに所定の時間フィルタ処理を施すことで
高感度撮影時における表示画像の残像を抑圧すべく作用
し、輝度補整部BMは、この時間フィルタ処理によって
生じる輝度変化を抑制し、補整すべく作用する。時間フ
ィルタ部TF及び輝度補整部BMの具体的構成及び動作
ならびにその特徴については、後で詳細に説明する。
【0015】図2及び図3には、図1の家庭用ビデオカ
メラに含まれる時間フィルタTF及び輝度補整部BMの
一実施例の論理構成図がそれぞれ示されている。これら
の図をもとに、この家庭用ビデオカメラに含まれる時間
フィルタ部TF及び輝度補整部BMの具体的論理構成及
び動作ならびにその特徴について説明する。
【0016】図2において、時間フィルタ部TFは、デ
ジタル信号処理部DSPから出力されるデジタル映像信
号Giを受ける所定ビットのD型フリップフロップDF
F1及び係数制御部CCを含む。このうち、フリップフ
ロップDFF1は、図示されないクロック信号に従って
デジタル映像信号Giを取り込み、所定期間だけ保持す
るとともに、乗算器MPX1(第1の乗算器)の入力端
子に伝達する。また、係数制御部CCは、例えばマイク
ロプログラム方式の専用演算装置により構成され、各画
素値の変化量をもとにデジタル映像信号Giの動きを判
定して、その出力つまりフィルタ係数α(第1の係数)
の値を0ないし1の範囲内で選択的に決定する。すなわ
ち、係数制御部CCは、デジタル映像信号Giの動きが
大きい場合には相応してフィルタ係数αの値を小さく
し、逆にデジタル映像信号Giの動きが小さい場合には
相応してフィルタ係数αの値を大きくする。
【0017】係数制御部CCにより形成されるフィルタ
係数αは、その1との差分つまり1−αが乗算器MPX
1に乗数として供給されるとともに、そのまま乗算器M
PX2(第2の乗算器)に乗数として供給される。乗算
器MPX1は、フリップフロップDFF1により保持さ
れるデジタル映像信号Giの各画素値にその乗数1−α
を乗じ、加算器ADD1の一方の入力として供給する。
また、乗算器MPX2は、後述するフレームメモリFM
からD型フリップフロップDFF3を介して出力される
遅延デジタル映像信号Gdの各画素値にその乗数αを乗
じた後、加算器ADD1の他方の入力として供給する。
さらに、加算器ADD1は、乗算器MPX1及びMPX
2の出力を各画素値ごとに加算する。
【0018】この実施例において、時間フィルタ部TF
は、さらに、加算器ADD1の出力を受けるD型フリッ
プフロップDFF2と、フリップフロップDFF2の出
力を受けるフレームメモリFMと、このフレームメモリ
FMの出力を受けるD型フリップフロップDFF3とを
含む。このうち、フリップフロップDFF2は、加算器
ADD1の出力を図示されないクロック信号に従って取
り込み、所定期間保持するとともに、デジタル映像信号
Goとして後段の輝度補整部BM及びフレームメモリF
Mに供給する。また、フレームメモリFMは、フリップ
フロップDFF2から出力されるデジタル映像信号Go
を表示画像の1フレーム分だけ遅延し、フリップフロッ
プDFF3は、フレームメモリFMの出力を図示されな
いクロック信号に従って取り込み、所定期間だけ保持す
るとともに、遅延デジタル映像信号Gdとして上記乗算
器MPX2の入力端子に供給する。
【0019】以上のことから、フリップフロップDFF
2の出力つまり時間フィルタ部TFの出力として得られ
るデジタル映像信号Goは、フリップフロップDFF1
の出力つまり例えば高感度撮影によって得られるデジタ
ル映像信号Giに1からフィルタ係数αを減じた値つま
り1−αを乗じた値と、フリップフロップDFF3の出
力つまりデジタル映像信号GoをフレームメモリFMに
より1フレーム分だけ遅延させて得られる遅延デジタル
映像信号Gdにフィルタ係数αを乗じた値とを加算器A
DD1によって加算した値つまり、 Go=(1−α)Gi+αGd・・・・・・・・・・・・・・・・(1) となる訳であって、デジタル映像信号Giの動きが小さ
くフィルタ係数αの値が1に近い場合には、デジタル映
像信号Goとして遅延デジタル映像信号Gdの成分が大
きく反映され、デジタル映像信号Giの成分は抑圧され
る形となるが、デジタル映像信号Giの動きが大きくフ
ィルタ係数αの値が0に近くなると、逆にデジタル映像
信号Goとしてデジタル映像信号Giの成分が大きく反
映され、遅延デジタル映像信号Gdの成分は抑圧される
形となる。
【0020】つまり、上記(1)式は、乗算器MPX1
及びMPX2ならびに加算器ADD1による演算処理が
いわゆる時間フィルタとしての機能に対応することを示
すものであって、これによってデジタル映像信号Giの
例えば残像成分に対応する比較的小さな変化は除去され
るものとなる。なお、感度アップ機能を用いない通常の
撮影が行われる場合には、フィルタ係数αを0とするこ
とで、デジタル映像信号Giをそのままデジタル映像信
号Goとすることができる。
【0021】一方、輝度補整部BMは、図3に示される
ように、時間フィルタ部TFの出力つまりデジタル映像
信号Goを受ける乗算器MPX3を含む。この乗算器M
PX3には、輝度補整部BMの図示されない係数制御部
から、所定の輝度補整係数βが供給される。乗算器MP
X3は、デジタル映像信号Goに輝度補整係数βを乗
じ、デジタル映像信号Gmとして映像メモリVRAMに
供給する。言うまでもなく、輝度補整係数βが1より大
きな値とされるとき、デジタル映像信号Gmの輝度はデ
ジタル映像信号Goの輝度に比較して大きくされ、輝度
補整係数βが1より小さな値とされるときは、デジタル
映像信号Goより小さくされる。
【0022】ところで、上記時間フィルタ部TFから出
力されるデジタル映像信号Goは、上記(1)式から明
らかなように、1フレーム前の遅延デジタル映像信号G
dによってその輝度が影響を受けるため、表示画像は、
不自然な形で暗く又は明るくなる。上記のように、乗算
器MPX3を含む輝度補整部BMを設け、時間フィルタ
部TFから出力されるデジタル映像信号Goに所定の輝
度補整係数βを乗じたデジタル映像信号Gmを最終的な
出力映像信号として映像メモリVRAMに供給すること
で、時間フィルタ処理によって変化したデジタル映像信
号の輝度を補整し、不自然な輝度の変化を抑制して、表
示画像を見易くすることができるものとなる。これらの
結果、簡素な構成をもってしかも時間フィルタ処理によ
る輝度の変化を抑制しつつ、デジタル映像信号の変化分
を抑圧することができるため、装置価格の上昇を抑えつ
つ、感度アップ機能を有する家庭用ビデオカメラの高感
度撮影時における残像を抑圧することができるものとな
る。
【0023】以上の実施例により得られる作用効果は下
記の通りである。すなわち、 (1)CCDイメージセンサに対する露光時間をフィー
ルド単位で選択的に長くすることにより選択的に実現さ
れる感度アップ機能を有する家庭用ビデオカメラ等に、
高感度撮影により得られるデジタル映像信号の各画素値
に1から第1の係数を減じたものを乗ずる第1の乗算器
と、遅延デジタル映像信号の各画素値に上記第1の係数
を乗ずる第2の乗算器と、第1及び第2の乗算器の出力
を加算する加算器と、加算器の出力を1フレーム分だけ
遅延させて上記遅延デジタル映像信号とするフレームメ
モリとを含む時間フィルタ部を設けることで、簡素な構
成をもって、デジタル映像信号の特に高感度撮影時の残
像に対応する小さな変化分を抑圧することができるとい
う効果が得られる。 (2)上記(1)項において、時間フィルタ部から出力
されるデジタル映像信号の各画素値に第2の係数を乗じ
る輝度補整部を設けることで、時間フィルタ処理による
映像信号の輝度の変化を抑制できるという効果が得られ
る。 (3)上記(1)項及び(2)項により、表示画像を見
易くしかつ装置価格の上昇を抑えつつ、感度アップ機能
を有する家庭用ビデオカメラ等の高感度撮影時における
残像を抑圧することができるという効果が得られる。
【0024】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、マイクロコンピュータ部MCは、ス
トアドプログラム方式を採ることを必須条件とはしな
い。また、輝度補整部BMは、時間フィルタ部TFの一
部として含めることができるし、家庭用ビデオカメラの
ブロック構成や信号形態等は、この発明による制約を受
けない。図2において、時間フィルタ部TFの論理構成
は、その論理条件が変更されない限りにおいて、種々の
実施形態を採りうる。
【0025】以上の説明では、主として本発明者により
なされた発明をその背景となった利用分野である高感度
撮影のための感度アップ機能を有する家庭用ビデオカメ
ラに適用した場合について説明したが、それに限定され
るものではなく、例えば、同様な感度アップ機能を有す
る産業用監視カメラや撮像素子を含まない編集専用のビ
デオ装置等にも適用できる。この発明は、少なくとも高
感度撮影のための感度アップ機能を有する画像処理装置
に広く適用できる。
【0026】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、CCDイメージセンサに対
する露光時間をフィールド単位で選択的に長くすること
によって選択的に実現される感度アップ機能を有する家
庭用ビデオカメラ等に、高感度撮影により得られるデジ
タル映像信号の各画素値に1から第1の係数を減じたも
のを乗ずる第1の乗算器と、遅延デジタル映像信号の各
画素値に第1の係数を乗ずる第2の乗算器と、第1及び
第2の乗算器の出力を加算する加算器と、加算器の出力
を1フレーム分だけ遅延させて上記遅延デジタル映像信
号とするフレームメモリとを含む時間フィルタ部を設け
るとともに、時間フィルタ部から出力されるデジタル映
像信号の各画素値に第2の係数を乗じ輝度補整を行う輝
度補整部を設けることで、簡素な構成をもってしかも時
間フィルタ処理による輝度の変化を抑制しつつ、デジタ
ル映像信号の変化分を抑圧することができる。この結
果、表示画像を見易くしかつ装置価格の上昇を抑えつ
つ、感度アップ機能を有する家庭用ビデオカメラ等の高
感度撮影時における残像を抑圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された家庭用ビデオカメラの一
実施例を示すブロック構成図である。
【図2】図1の家庭用ビデオカメラに含まれる時間フィ
ルタ部の一実施例を示す論理構成図である。
【図3】図1の家庭用ビデオカメラに含まれる輝度補整
部の一実施例を示す論理構成図である。
【符号の説明】
OL・・・光学レンズ、CCDS・・・CCDイメージ
センサ、SC・・・シャッタ制御部、AGC・・・自動
利得制御部、A/D・・・アナログ/デジタル変換部、
DSP・・・デジタル信号処理部、TF・・・時間フィ
ルタ部、BM・・・輝度補整部、VRAM・・・映像メ
モリ、D/A・・・デジタル/アナログ変換部、MC・
・・マイクロコンピュータ部。DFF1〜DFF3・・
・D型フリップフロップ、MPX1〜MPX3・・・乗
算器、ADD1・・・加算器、CC・・・係数制御部、
FM・・・フレームメモリ、α・・・フィルタ係数、β
・・・輝度補整係数。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高感度撮影によって得られるデジタル映
    像信号に所定の時間フィルタ処理を施すことで高感度撮
    影時における表示画像の残像を抑圧しうる時間フィルタ
    部を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記画像処理装置は、固体撮像素子を具
    備するものであり、上記高感度撮影は、上記固体撮像素
    子の露光時間をフィールド単位で選択的に長くすること
    により選択的に実現されるものであって、上記時間フィ
    ルタ部は、上記デジタル映像信号の各画素値に1から第
    1の係数を減じたものを乗ずる第1の乗算器と、遅延デ
    ジタル映像信号の各画素値に上記第1の係数を乗ずる第
    2の乗算器と、上記第1及び第2の乗算器の出力を加算
    する加算器と、上記加算器の出力を1フレーム分だけ遅
    延させて上記遅延デジタル映像信号とするフレームメモ
    リとを含むものであることを特徴とする請求項1の画像
    処理装置。
  3. 【請求項3】 上記画像処理装置は、上記時間フィルタ
    部から出力されるデジタル映像信号の各画素値に第2の
    係数を乗ずることで輝度補整を行う輝度補整部を具備す
    るものであることを特徴とする請求項2の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 上記画像処理装置は、デジタル信号処理
    部を具備しかつ上記高感度撮影のための感度アップ機能
    を有する家庭用ビデオカメラであることを特徴とする請
    求項1,請求項2又は請求項3の画像処理装置。
JP33737394A 1994-12-26 1994-12-26 画像処理装置 Withdrawn JPH08181910A (ja)

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Cited By (4)

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