JPH08181638A - 等化器及びその性能評価方法 - Google Patents

等化器及びその性能評価方法

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JPH08181638A
JPH08181638A JP6325185A JP32518594A JPH08181638A JP H08181638 A JPH08181638 A JP H08181638A JP 6325185 A JP6325185 A JP 6325185A JP 32518594 A JP32518594 A JP 32518594A JP H08181638 A JPH08181638 A JP H08181638A
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JP
Japan
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circuit
signal
equalizer
given
logic
Prior art date
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Pending
Application number
JP6325185A
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English (en)
Inventor
Yuji Hashimoto
裕司 橋本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル回線終端装置において、受信信号
の論理判定のしきい値を意図的に変動させうることで、
アイ開口率を的確に測定できることを特徴とした等化器
を目的とする。 【構成】 伝送路による振幅損失を補正する自動利得制
御回路11、高周波雑音を除去するためのフィルタ1
2、伝送路による√f特性歪を補正する周波数領域等化
回路13、BTエコー量及び周波数領域等化回路13に
て等化しきれなかった分をキャンセルする時間領域等化
回路14、受信信号のクロック成分を抽出するタイミン
グ抽出回路15、論理判定のしきい値を設定することの
できるしきい値設定回路16、しきい値設定回路16で
設定されたしきい値によって受信信号の論理判定を行う
論理判定回路17から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル回線終端装
置の等化器及び等化性能評価方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタル回線終端装置の等化器
は、伝送路による振幅損失を補正する自動利得制御回
路、高周波雑音を除去するためのフィルタ、伝送路によ
る√f特性歪を補正する周波数領域等化回路、BT(B
ridged Tap)エコー量及び周波数領域等化回
路にて等化しきれなかった分をキャンセルする時間領域
等化回路、受信信号のクロック成分を抽出するタイミン
グ抽出回路、および論理判定を行う論理判定回路から構
成される。
【0003】また、従来の等化器は、利得制御回路、高
周波雑音を除去するためのフィルタ、伝送路による√f
特性歪を補正する√f等化回路、受信信号のクロック成
分を抽出するPLL(フェーズ・ロックド・ループ)、
BTエコーなどをキャンセルする判定帰還形等化回路か
ら構成される。
【0004】一方、従来における、ディジタル回線終端
装置の等化性能評価方法としては、ディジタル回線終端
装置の入力にて受信信号のナイキスト周波数近傍の正弦
波雑音を重畳させつつ通信データの誤り率を測定する、
いわゆるS/X法、あるいはオシロスコープ等によって
実際のアイ開口率を測定することで行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、等化性
能評価をS/X法で評価する場合、符号間干渉によるア
イ開口率の劣化を、S/X余裕度によっては的確に評価
することができない。また、オシロスコープ等によって
アイ開口率を測定する場合、人間の視覚に依存している
ため十分な測定精度が得られないという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、アイ開口率を精度良く測定できる等化器
及びその性能評価方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ディジタル回線終端装置の等化器であっ
て、所定の試験モードで、受信信号の論理判定のしきい
値を意図的に変化させるしきい値設定手段を備えてなる
ものである。
【0008】また、本発明は、受信信号の論理判定のし
きい値を変化させるしきい値設定手段を有する等化器の
性能評価方法であって、等化器が収束した時点で所定の
試験モードに入り、受信信号の論理判定のしきい値を意
図的に変化させつつ、通信データの誤り発生の有無を識
別することで、アイ開口率を測定することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】従って、本発明によれば、特別な試験設備を要
することなく、ディジタル回線終端装置の等化器のアイ
開口率を的確に測定できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例を示す等化器のブ
ロック図、図2は図1のしきい値設定回路の一実施例の
構成を示すブロック図、図3は本発明の動作を説明する
ための、論理判定回路の入力信号、論理判定のしきい値
及び論理判定タイミングの関係を表した図である。
【0012】図1において、ディジタル回線終端装置の
等化器は、伝送路による振幅損失を補正する自動利得制
御回路11、高周波雑音を除去するためのフィルタ1
2、伝送路による√f特性歪を補正する周波数領域等化
回路13、BTエコー量及び周波数領域等化回路13に
て等化しきれなかった分をキャンセルする時間領域等化
回路14、受信信号のクロック成分を抽出するタイミン
グ抽出回路15、論理判定のしきい値を設定することの
できるしきい値設定回路16、およびしきい値設定回路
16で設定されたしきい値によって受信信号の論理判定
を行う論理判定回路17とから構成される。
【0013】上記しきい値設定回路16は、図2に示す
ように、試験者がしきい値を変化させることができ、か
つ設定したしきい値が分かるように、論理判定のしきい
値設定用スイッチ21と、また、モード切り換えのため
のスイッチ22と、通常モードでは予め決められたしき
い値が選択され、試験モードでは上記のスイッチ21で
設定した値がしきい値として選択されるように動作す
る、しきい値選択回路23とを備えている。
【0014】但し、通常モードでも上記スイッチ21に
所定のしきい値を設定することを行えば、スイッチ22
及びしきい値選択回路23は不要となる。
【0015】次に、本実施例の動作を説明する。ディジ
タル回線終端装置の等化器では、ハイブリッド回路等を
経て伝達される受信信号S1は自動利得制御回路11に
入力される。自動利得制御回路11では、特に限定はし
ないが、ピーク値検出機能を備え、ピーク値を所定の値
にするよう制御される。また、自動利得制御回路11
は、特に限定はしないが、オフセットキャンセル機能も
合わせ持つ。
【0016】自動利得制御回路11の出力信号S2は、
高周波雑音を除去するためのフィルタ12に入力され
る。符号間干渉に影響の与えないような所定の遮断周波
数を持つように設計され、かつ信号帯域内外の雑音を除
去する構成になっている。
【0017】フィルタ12の出力信号S3は、伝送路に
よる√f特性歪を補正する周波数領域等化回路13に入
力される。この√特性歪は伝送距離等によって異なるた
め周波数領域等化回路13は複数のフィルタ特性を有し
ており、特に限定はしないが、自動利得制御回路11で
の利得に対応して選択する構成になっている。
【0018】周波数領域等化回路13の出力信号S4
は、タイミング抽出回路15に入力される。タイミング
抽出回路15は、受信信号のクロック成分を抽出する。
抽出されたクロックは、受信信号の論理の判定タイミン
グや、ディジタル回線終端装置の送信タイミングとして
提供される。
【0019】また、周波数領域等化回路13の出力信号
S4は、BTエコー量及び周波数領域等化回路13にて
等化しきれなかった分をキャンセルする時間領域等化回
路14にも入力される。この時間領域等化回路14は、
特に限定はしないが、判定帰還形等化回路で構成する。
【0020】この判定帰還形等化回路は、ディジタル回
線終端装置が所定のトレーニングモードとされるとき、
受信信号に対応するタイムスロットにおける符号間干渉
量を経験的に測定し、これに相当する補正値を保持す
る。そして、通常の通信モードとされるとき、受信信号
の対応するタイムスロットにおいて上記補正値を出力
し、対応する符号間干渉を相殺する。
【0021】時間領域等化回路14の出力信号S5は、
符号間干渉をした実質的な受信信号となり、論理判定回
路17にて、”0”、”1”の判定がなされる。論理判
定された信号は、ディジタル回線終端装置の等化器の出
力信号S6になるとともに、判定帰還形等化回路内にて
使用される。
【0022】論理判定回路17は、上述の通り、所定の
試験モードでは、試験者がしきい値設定回路16に設定
したしきい値で論理判定する。
【0023】次に、図3を参照し、所定の試験モードに
おいて、論理判定のしきい値を変化させることによりア
イ開口率を求める場合につき説明する。
【0024】論理判定がされる時間領域等化回路14の
出力信号S5は、√f特性歪やBTエコーなどを等化し
た信号であるが、例えば時間領域等化回路14のタップ
数以上のタイムスロットでのエコー等の等化残が発生す
る。すなわち、図3に示すように、同じ”1”の信号で
あっても、振幅値が異なる。ここで、論理値”1”の信
号S5の最小振幅値をVIL、論理値”0”の信号S5の
最大振幅値をVOH、論理値”1”の信号S5の等化残が
無かった場合の振幅をV1とした場合、アイ開口率
(%)は次の(1)式で表される。
【0025】
【数1】
【0026】上述の受信信号の場合、論理判定のしきい
値がVOHより大きく、VIL未満であれば、正しく論理判
定が行われる。逆に表現すると、論理判定のしきい値が
IL以上になった場合、またはVOH以下になった場合に
ビット誤りが発生することになる。
【0027】通常モードでは、論理判定のしきい値はビ
ット誤りが最も発生し難いレベル、例えば”0”、”
1”の信号レベルの中間値V1/2に固定される。また、
論理判定の判定タイミングTは、アイ開口率が最も大き
くなるように、上述した通り時間領域等化回路13の出
力信号をもとにタイミング抽出回路15から出力され
る。従って、論理判定のしきい値が変化しても受信信号
の判定タイミングは変化しない。
【0028】従って、通常モードにてディジタル回線終
端装置を動作させ、等化器を一旦収束させた後、論理判
定のしきい値を高くする操作を行った場合、通信データ
の誤りが発生した時点のしきい値設定回路17の設定値
はVILに一致し、逆にしきい値を低くする操作を行った
場合、通信データの誤りが発生した時点のしきい値設定
回路17の設定値はVOHに一致する。
【0029】上述の操作によりVIL、VOHを測定するこ
とができ、上述の(1)式によりアイ開口率を求めるこ
とができる。
【0030】以上述べたように、本実施例の等化器を用
い、等化器が収束した時点で、所定の試験モードに入
り、受信信号の論理判定のしきい値を意図的に変化させ
つつ、通信データの誤り発生の有無を識別することで、
アイ開口率を的確に測定することができる。
【0031】なお、本発明においては、図1に示す各ブ
ロックにおけるディジタル的な処理の一部または全部
は、例えばディジタル信号処理装置(DSP)のような
プロセッサによって実現されたものであっても良い。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、特別な試験設備を要することなく、ディジタル回線
終端装置の等化器のアイ開口率を的確に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す等化器のブロック図
【図2】本発明の実施例におけるしきい値設定回路の一
実施例を示すブロック図
【図3】本実施例の動作を説明するための、論理判定回
路の入力信号、論理判定のしきい値及び論理判定タイミ
ングの関係を表した図
【符号の説明】
11 自動利得制御回路 12 フィルタ 13 周波数領域等化回路 14 時間領域等化回路 15 タイミング抽出回路 16 しきい値設定回路 17 論理判定回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル回線終端装置の等化器であっ
    て、所定の試験モードで、受信信号の論理判定のしきい
    値を意図的に変化させるしきい値設定手段を備えてなる
    等化器。
  2. 【請求項2】 受信信号の論理判定のしきい値を変化さ
    せるしきい値設定手段を有する等化器の性能評価方法で
    あって、等化器が収束した時点で所定の試験モードに入
    り、受信信号の論理判定のしきい値を意図的に変化させ
    つつ、通信データの誤り発生の有無を識別することで、
    アイ開口率を測定することを特徴とする等化器の性能評
    価方法。
JP6325185A 1994-12-27 1994-12-27 等化器及びその性能評価方法 Pending JPH08181638A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004530365A (ja) * 2001-04-23 2004-09-30 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 周波数領域・時間領域ハイブリッド型等化器
JP2008530864A (ja) * 2005-02-04 2008-08-07 クゥアルコム・インコーポレイテッド チャネルイコライゼーションのための方法およびシステム

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