JPH08181113A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JPH08181113A
JPH08181113A JP6320895A JP32089594A JPH08181113A JP H08181113 A JPH08181113 A JP H08181113A JP 6320895 A JP6320895 A JP 6320895A JP 32089594 A JP32089594 A JP 32089594A JP H08181113 A JPH08181113 A JP H08181113A
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JP
Japan
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wafer
insulating film
plasma
electrode
generated
Prior art date
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Pending
Application number
JP6320895A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Matsuda
耕自 松田
Yoshitaka Sasamura
義孝 笹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP6320895A priority Critical patent/JPH08181113A/ja
Publication of JPH08181113A publication Critical patent/JPH08181113A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下部電極3に高周波電力を付与したときに発
生するウェーハ6の自己バイアス電圧により発生する静
電気力と、下部電極3に直流電圧が印加されることによ
り発生する静電気力とをウェーハ6に作用させて絶縁膜
5を介してウェーハ6を下部電極3上に吸着保持しなが
ら、プラズマ処理を行なう。絶縁膜5上には、絶縁膜5
より小径のウェーハ6を載置し、このウェーハ6の端縁
部をウェーハ押え13により押える。ウェーハ押え13
は、絶縁膜5のウェーハ6から露出している部分を覆っ
ている。 【効果】 絶縁膜5が直接プラズマに曝されることがな
くなり、絶縁膜5の劣化を防止することができ、膜劣化
によるパーティクルの発生をなくすことができる。それ
ゆえ、絶縁膜5の交換頻度を大幅に低減させることがで
き、ランニングコストの低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エッチング装置、CV
D装置、その他、ウェーハをプラズマを用いて処理する
プラズマ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】RIE(Reactive Ion Etching)装置等
のプラズマ処理装置は、プラズマを用いて試料を処理す
ることにより化学反応を速く進行させることから処理効
率や処理品質が高く、半導体製造装置等の分野ですでに
工業的に定着している。
【0003】例えば、プラズマエッチング装置は、図4
に示すように、チャンバ21内に充填されたエッチング
ガスを、高周波電源22によりグロー放電させることで
発生したプラズマによりウェーハ23をエッチングする
ようになっている。ウェーハ23は、チャンバ21内に
絶縁スペーサ24を介して固定された2分割構造の下部
電極25上に絶縁膜26を介して載置されている。この
プラズマエッチング装置では、プラズマの発生に伴って
生じるウェーハ23の自己バイアス電圧と、直流電源2
7から下部電極25に印加される直流電圧とにより静電
気力を発生させて、ウェーハ23を下部電極25上に吸
着保持するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の構成
では、通常、絶縁膜26がウェーハ23より大きい径と
なるように形成されているので、絶縁膜26のウェーハ
23から露出する部分が、直接プラズマに曝されること
になる。このため、絶縁膜26が劣化して、パーティク
ルが発生し、チャンバ21内が汚染されてしまう。ま
た、絶縁膜26がこのように劣化しやすくなることか
ら、絶縁膜26の交換頻度が高くなり、ランニングコス
トの上昇を招くという不都合もある。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、絶縁膜が直接プラズマに曝されないような
構造を採用することにより、絶縁膜の劣化を防止するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマ処理装
置は、上記の課題を解決するために、絶縁膜を介して電
極上に載置された絶縁膜より小径のウェーハを、その電
極に高周波電力が付与されることにより生成されたプラ
ズマにて処理するとともに、プラズマ発生により上記ウ
ェーハに生じた自己バイアス電圧にて発生した静電気力
および上記電極に直流電圧が印加されることにより発生
した静電気力にて上記電極上に吸着保持する一方、上記
ウェーハの端縁部および上記絶縁膜において上記ウェー
ハの周囲に露出する部分が絶縁体からなる被覆部材によ
り覆われていることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記の構成では、絶縁膜上でウェーハの周囲に
露出する部分が、被覆部材により覆われているので、上
記の部分が直接プラズマに曝されることがなくなる。そ
れゆえ、プラズマに触れることによる絶縁膜の劣化を防
止することができ、膜劣化によるパーティクルの発生を
なくすことができる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図3に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0009】本実施例に係るプラズマエッチング装置
は、図1に示すように、処理室としてチャンバ1を備え
ている。このチャンバ1は、真空ポンプ(図示せず)に
より真空引きがなされるとともに、ガス導入口(図示せ
ず)から導入されるエッチングガスで満たされるように
なっている。このチャンバ1は、アノードとしての機能
を有しており、接地されている。
【0010】チャンバ1の下面壁における開口部周縁上
には、絶縁スペーサ2を介してカソードとなる下部電極
3が配置されている。電極としての下部電極3は、絶縁
スペーサ2上に固定されている固定電極3aと、固定電
極3a上に取り付けられた補助電極3bとからなってい
る。下部電極3の中央部には、上下に貫通する穴3cが
形成されており、その内周面が円筒状の絶縁体4により
覆われている。
【0011】補助電極3bの上端面には、補助電極3b
より小さい径の絶縁膜5が設けられている。この絶縁膜
5は、絶縁体4の内径にほぼ等しい穴5aを中央部に有
し、上端面にウェーハ6が載置されるようになってい
る。補助電極3bは、固定電極3aに対しネジ固定され
て着脱可能であるため、ウェーハ6のサイズに応じた形
状のものが使用できる。
【0012】固定電極3aの下端面における穴3cの開
口部周囲には、上下方向に伸縮するベローズ7が取り付
けられている。ベローズ7は、内部がチャンバ1内と同
様に大気に対して気密状態となるように設けられる一
方、底面部7aが絶縁体(図示せず)を介してエアシリ
ンダ(図示せず)により上下方向に駆動されるようにな
っている。また、底面部7a上には、搬送アーム(図示
せず)による搬送位置にウェーハ6を昇降させるペディ
スタル8が固定されている。
【0013】固定電極3aには、高周波電源9が、マッ
チングネットワーク(図示せず)を介して接続されると
ともに、この高周波電源9と並列に設けられた直流電源
10が接続されている。また、直流電源10と固定電極
3aとの間には、高周波電源9からの高周波の阻止およ
びウェーハ6のバイアス電圧を測定する目的でLC回路
11が設けられている。
【0014】チャンバ1における底面壁の上端面には、
下部電極3の外周端と所定の間隔(1mm〜2mm程
度)をおいてダークスペースシールド12が固定されて
いる。このダークスペースシールド12は、下部電極3
側の静電容量を一定にするとともに、下部電極3の周囲
に生じる異常放電を防止する目的で設けられている。
【0015】また、補助電極3bの上端面上には、ウェ
ーハ6を押えるウェーハ押え13が被覆部材として設け
られている。このウェーハ押え13は、ポリイミド系樹
脂等の絶縁体により形成され、図2に示すように、ウェ
ーハ6の外周端から内側に幅d(1mm〜2mm)の範
囲で、オリエンテーションフラット部6aも含めて密着
して押えるようになっている。また、ウェーハ押え13
は、ウェーハ6に覆われずに露出している絶縁膜5をも
覆うように設けられている。
【0016】上記のウェーハ押え13は、図1に図示し
ていないが、図3に示すような昇降機構により駆動され
るようになっている。この昇降機構は、ウェーハ押え1
3を上方に押し上げ、また下方に引き下ろすロッド14
と、ロッド14を昇降させるベローズ15と、ベローズ
15を駆動するエアシリンダ16とを備えている。上記
のロッド14は、チャンバ1の下面壁を貫通しており、
その貫通部分で絶縁性のスリーブ17により軸ブレがな
いように支持されている。ベローズ15は、前記のベロ
ーズ7と同様の構造のものであり、同様に気密状態を保
っている。
【0017】本プラズマ処理装置では、上記のような昇
降機構を下部電極3の周囲に1個または数個備えること
により、ウェーハ押え13を昇降させ、ウェーハ6のペ
ディスタル8による昇降を妨げないようになっている。
なお、図3においては、便宜上、ダークスペースシール
ド12を省いている。
【0018】上記の構成において、エッチング処理を行
なう際には、下部電極3に高周波電源9により高周波電
力が付与されると、エッチングガスが満たされたチャン
バ1内には、グロー放電によりプラズマが生成され、こ
のプラズマによりウェーハ6がエッチング処理される。
このとき、プラズマの発生により、ウェーハ6には、自
己バイアス電圧が生じる。また、高周波電力の付与とと
もに、下部電極3に直流電源10により直流電圧が印加
される。すると、ウェーハ6は、この直流電圧により発
生した静電気力と上記の自己バイアス電圧により発生し
た静電気力とが併せて作用して下部電極3上に吸着保持
される。
【0019】上記のような構成では、チャンバ1内がプ
ラズマで満たされても、絶縁膜5のウェーハ6から露出
している部分がウェーハ押え13により覆われているの
で、絶縁膜5がプラズマに直接曝されることがない。そ
れゆえ、プラズマによる絶縁膜5の劣化を防止すること
ができ、絶縁膜5がプラズマに触れることによるパーテ
ィクルの発生も防止することができる。また、ウェーハ
押え13は、ウェーハ6を保持する機能も備えているの
で、ウェーハ6の固定がより確実になる。
【0020】上記のように、絶縁膜5の劣化が防止でき
ることから、絶縁膜5の交換頻度も低減させることが可
能になる。具体的には、従来、ウェーハ6のプラズマ処
理を100枚程度行なう毎に絶縁膜5を交換していた
が、本プラズマエッチング装置によれば、1000枚ま
で交換せずにプラズマ処理を行なうことができた。ま
た、パーティクルの発生も、通常のプラズマ処理で問題
とならない程度に抑えられた。
【0021】なお、本実施例では、本発明をプラズマエ
ッチング装置に適用した場合について説明したが、CV
D装置等のプラズマ処理装置にも、ウェーハ押え13を
用いた同様の構成が適用できることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】本発明のプラズマ処理装置は、以上のよ
うに、絶縁膜を介して電極上に載置された絶縁膜より小
径のウェーハを、その電極に高周波電力が付与されるこ
とにより生成されたプラズマにて処理するとともに、プ
ラズマ発生により上記ウェーハに生じた自己バイアス電
圧にて発生した静電気力および上記電極に直流電圧が印
加されることにより発生した静電気力にて上記電極上に
吸着保持する一方、上記ウェーハの端縁部および上記絶
縁膜において上記ウェーハの周囲に露出する部分が絶縁
体からなる被覆部材により覆われている構成である。
【0023】これにより、絶縁膜上でウェーハの周囲に
露出する部分が、被覆部材により覆われ、上記の部分が
直接プラズマに曝されることがなくなる。それゆえ、プ
ラズマに触れることによる絶縁膜の劣化を防止すること
ができ、膜劣化によるパーティクルの発生をなくすこと
ができる。
【0024】したがって、本プラズマ処理装置を採用す
ることにより、絶縁膜の交換頻度を大幅に低減させるこ
とができ、ランニングコストの低減を図ることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプラズマエッチング装
置の要部の構成を示す縦断面図である。
【図2】ウェーハがウェーハ押えにより押えられている
状態を示す平面図である。
【図3】ウェーハ押えの昇降機構の構成を示す縦断面図
である。
【図4】従来のプラズマエッチング装置の要部の構成を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
3 下部電極(電極) 5 絶縁膜 6 ウェーハ 9 高周波電源 10 直流電源 13 ウェーハ押え(被覆部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05H 1/46 A 9216−2G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁膜を介して電極上に載置された絶縁膜
    より小径のウェーハを、その電極に高周波電力が付与さ
    れることにより生成されたプラズマにて処理するととも
    に、プラズマ発生により上記ウェーハに生じた自己バイ
    アス電圧にて発生した静電気力および上記電極に直流電
    圧が印加されることにより発生した静電気力にて上記電
    極上に吸着保持する一方、上記ウェーハの端縁部および
    上記絶縁膜において上記ウェーハの周囲に露出する部分
    が絶縁体からなる被覆部材により覆われていることを特
    徴とするプラズマ処理装置。
JP6320895A 1994-12-22 1994-12-22 プラズマ処理装置 Pending JPH08181113A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11111830A (ja) * 1997-10-07 1999-04-23 Tokyo Electron Ltd 静電吸着装置および静電吸着方法、ならびにそれを用いた処理装置および処理方法
CN103165375A (zh) * 2011-12-09 2013-06-19 中国科学院微电子研究所 半导体腔室用压片装置
CN103590114A (zh) * 2012-08-17 2014-02-19 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 一种托盘紧固装置及等离子体加工设备
CN103646840A (zh) * 2013-11-29 2014-03-19 上海华力微电子有限公司 用于离子注入机预冷腔的晶片固定装置
CN105789013A (zh) * 2014-12-25 2016-07-20 中微半导体设备(上海)有限公司 用于晶圆切片的等离子体刻蚀装置及其装载、卸载晶圆的方法

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A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040402