JPH08180923A - 誤挿入防止型コネクタ - Google Patents
誤挿入防止型コネクタInfo
- Publication number
- JPH08180923A JPH08180923A JP32260994A JP32260994A JPH08180923A JP H08180923 A JPH08180923 A JP H08180923A JP 32260994 A JP32260994 A JP 32260994A JP 32260994 A JP32260994 A JP 32260994A JP H08180923 A JPH08180923 A JP H08180923A
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- Japan
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- terminal
- display
- cavity
- connector
- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャビティを表示する番号を大きくして見や
すくすることにより、端子の誤挿入を防止するコネクタ
を提供する。 【構成】 複数のキャビティa〜lを有するコネクタハ
ウジング12の端子挿入側端面12aの両端側に係止部
13、13を形成する。この係止部13、13に表示シ
ート15を係止して取り付け、該表示シート15に、各
キャビティa〜lの端子挿入口をそれぞれ覆い、表面に
番号等の目印を付した舌状の表示片部を形成している。
すくすることにより、端子の誤挿入を防止するコネクタ
を提供する。 【構成】 複数のキャビティa〜lを有するコネクタハ
ウジング12の端子挿入側端面12aの両端側に係止部
13、13を形成する。この係止部13、13に表示シ
ート15を係止して取り付け、該表示シート15に、各
キャビティa〜lの端子挿入口をそれぞれ覆い、表面に
番号等の目印を付した舌状の表示片部を形成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多極コネクタのキャビ
ティへの端子の誤挿入を確実に防止できるようにした誤
挿入防止型コネクタに関する。
ティへの端子の誤挿入を確実に防止できるようにした誤
挿入防止型コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の高性能化、多機能化に伴って、
ワイヤハーネスの電線の本数が著しく増加し、これに合
わせて、ワイヤハーネスの各電線を接続するコネクタも
多極化している。例えば、図6に示すように、従来使用
されているコネクタ1のハウジング2は、自動車内の取
り付けスペースを有効に活用するために横長長方形状と
されており、ワイヤハーネスの各電線3の先端に圧着さ
れた端子4を挿入するため、多数のキャビティa〜lが
形成されている。なお、図6の例では、簡略化のために
キャビティa〜lを12個としたが、実際には、キャビ
ティが88個もあるコネクタも多用されている。
ワイヤハーネスの電線の本数が著しく増加し、これに合
わせて、ワイヤハーネスの各電線を接続するコネクタも
多極化している。例えば、図6に示すように、従来使用
されているコネクタ1のハウジング2は、自動車内の取
り付けスペースを有効に活用するために横長長方形状と
されており、ワイヤハーネスの各電線3の先端に圧着さ
れた端子4を挿入するため、多数のキャビティa〜lが
形成されている。なお、図6の例では、簡略化のために
キャビティa〜lを12個としたが、実際には、キャビ
ティが88個もあるコネクタも多用されている。
【0003】上記多極コネクタ1に端子4を挿入して回
路を形成する場合、作業者が配線図に従って所定の端子
を指定されたキャビティに挿入していく。具体的には、
図6に示すように、番号「10」が印刷されたテープを
巻き付けた電線3に圧着された端子4を、キャビティの
端子挿入口の上縁部に番号「10」が刻印されているキ
ャビティjを視覚により確認して挿入している。あるい
は、電線3に巻き付けた粘着テープ(図示せず)の色彩
によって、その端子4を何番のキャビティに挿入するの
かを配線図又は別途作成されている対応図で確認した
後、上記と同様に、視覚により挿入すべきキャビティ番
号を確認して挿入している。
路を形成する場合、作業者が配線図に従って所定の端子
を指定されたキャビティに挿入していく。具体的には、
図6に示すように、番号「10」が印刷されたテープを
巻き付けた電線3に圧着された端子4を、キャビティの
端子挿入口の上縁部に番号「10」が刻印されているキ
ャビティjを視覚により確認して挿入している。あるい
は、電線3に巻き付けた粘着テープ(図示せず)の色彩
によって、その端子4を何番のキャビティに挿入するの
かを配線図又は別途作成されている対応図で確認した
後、上記と同様に、視覚により挿入すべきキャビティ番
号を確認して挿入している。
【0004】一方、端子を挿入すべきキャビティの視覚
による確認を容易にするために、図7に示すように、コ
ネクタ1′のハウジング2′の上面2′sに溝5、5
を、下面2′tに溝5、5に対向して溝6、6をそれぞ
れ形成し、数個のキャビティ毎にブロック化する一方、
作業者はどのブロックの何番目にキャビティに端子を挿
入するかを指示した配線図を見ながらが端子を挿入し、
挿入するキャビティの位置を比較的容易に判断できるよ
うにしたものもある。
による確認を容易にするために、図7に示すように、コ
ネクタ1′のハウジング2′の上面2′sに溝5、5
を、下面2′tに溝5、5に対向して溝6、6をそれぞ
れ形成し、数個のキャビティ毎にブロック化する一方、
作業者はどのブロックの何番目にキャビティに端子を挿
入するかを指示した配線図を見ながらが端子を挿入し、
挿入するキャビティの位置を比較的容易に判断できるよ
うにしたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すコネクタ1のハウジング2では、キャビティ番号を
刻印または印刷する部分の幅が狭く、そこに刻印等され
る番号も小さくなるために、視覚による確認が容易でな
く、端子4を誤って他のキャビティに挿入しやすいとい
う問題がある。特に、キャビティが多数あって、かつ回
路の都合上、最終的に端子4を挿入しないキャビティが
多く残存する場合には、キャビティ番号を確認しにくい
ことに起因する端子誤挿入の可能性が大きくなる。ま
た、端子を誤挿入したことに気づいた場合、端子4をそ
のキャビティから抜き取って再び正しいキャビティに挿
入し直すことになるが、抜き取り時に端子3が変形した
ときには該端子4を取り換える必要があり、作業工数が
増加してコストアップを招くことになる。
示すコネクタ1のハウジング2では、キャビティ番号を
刻印または印刷する部分の幅が狭く、そこに刻印等され
る番号も小さくなるために、視覚による確認が容易でな
く、端子4を誤って他のキャビティに挿入しやすいとい
う問題がある。特に、キャビティが多数あって、かつ回
路の都合上、最終的に端子4を挿入しないキャビティが
多く残存する場合には、キャビティ番号を確認しにくい
ことに起因する端子誤挿入の可能性が大きくなる。ま
た、端子を誤挿入したことに気づいた場合、端子4をそ
のキャビティから抜き取って再び正しいキャビティに挿
入し直すことになるが、抜き取り時に端子3が変形した
ときには該端子4を取り換える必要があり、作業工数が
増加してコストアップを招くことになる。
【0006】一方、図7に示すコネクタ1′のハウジン
グ2′では、キャビティが多数になるにしたがって溝
5、6の数も増やす必要があるが、自動車内に配置され
るコネクタのスペースには制約があるために、上記溝
5、6の増加に伴うコネクタ2′の長手方向の拡幅にも
限界がある。
グ2′では、キャビティが多数になるにしたがって溝
5、6の数も増やす必要があるが、自動車内に配置され
るコネクタのスペースには制約があるために、上記溝
5、6の増加に伴うコネクタ2′の長手方向の拡幅にも
限界がある。
【0007】本発明は上記問題を解消するためになされ
たもので、キャビティに付する目印、例えば、番号の表
示を大きくすることにより、所定の端子を挿入すべきキ
ャビティの表示を視覚により容易に確認出来るようにし
て端子の誤挿入を防止するコネクタを提供することを目
的としている。
たもので、キャビティに付する目印、例えば、番号の表
示を大きくすることにより、所定の端子を挿入すべきキ
ャビティの表示を視覚により容易に確認出来るようにし
て端子の誤挿入を防止するコネクタを提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1では、複数の端子挿入口が開口し
たコネクタハウジングの端子挿入側端面に係止部を設
け、該係止部に可撓性を有する表示シートを取り付け、
該表示シートには、各端子挿入口を覆う部位に舌状の表
示片部を設け、これら表示片部に端子挿入時の目印とな
る表示を施し、該表示片部を撓ませて端子を端子挿入口
より挿入する構成としている誤挿入防止型コネクタを提
供している。
め、本発明の請求項1では、複数の端子挿入口が開口し
たコネクタハウジングの端子挿入側端面に係止部を設
け、該係止部に可撓性を有する表示シートを取り付け、
該表示シートには、各端子挿入口を覆う部位に舌状の表
示片部を設け、これら表示片部に端子挿入時の目印とな
る表示を施し、該表示片部を撓ませて端子を端子挿入口
より挿入する構成としている誤挿入防止型コネクタを提
供している。
【0009】上記表示シートの舌状の表示片部は、表示
シートにU状のスリットを入れて形成している(請求項
2)。また、上記表示シートの舌状の表示片部に施す表
示を数字とし、該数字の大きさは端子挿入口の面積と略
同じ大きさとすることが好ましい(請求項3)。
シートにU状のスリットを入れて形成している(請求項
2)。また、上記表示シートの舌状の表示片部に施す表
示を数字とし、該数字の大きさは端子挿入口の面積と略
同じ大きさとすることが好ましい(請求項3)。
【0010】
【作用】本発明の請求項1によれば、各キャビティの端
子挿入口を夫々覆う表示片部に、端子挿入時の目印とな
る表示を設けているため、該表示を端子挿入口の面積と
略同様に大きくすることができ、端子挿入の際のキャビ
ティの目印を視覚により容易に確認でき、これにより端
子の誤挿入が防止出来る。また、上記表示片部は端子が
挿入されない状態で、端子挿入口を覆っているので、キ
ャビティ内部へのゴミ、ホコリ、異物等の侵入を防止で
きる。
子挿入口を夫々覆う表示片部に、端子挿入時の目印とな
る表示を設けているため、該表示を端子挿入口の面積と
略同様に大きくすることができ、端子挿入の際のキャビ
ティの目印を視覚により容易に確認でき、これにより端
子の誤挿入が防止出来る。また、上記表示片部は端子が
挿入されない状態で、端子挿入口を覆っているので、キ
ャビティ内部へのゴミ、ホコリ、異物等の侵入を防止で
きる。
【0011】また、本発明の請求項2によれば、表示シ
ートを1枚の樹脂製シート等から形成し、該シートにス
リットをいれるだけで、各端子挿入口に位置する舌状の
表示片部を簡単に設けることが出来る。このように舌状
とすると、端子がキャビティ内部に押し込まれた後、表
示片部が元の端子挿入口を閉鎖する位置に復元し、上記
キャビティ内部への異物混入を防止できる。また、請求
項3によれば、各端子挿入口に大きな数字からなる目印
を施しているため、端子を挿入するキャビティの確認を
より確実に行うことが出来る。
ートを1枚の樹脂製シート等から形成し、該シートにス
リットをいれるだけで、各端子挿入口に位置する舌状の
表示片部を簡単に設けることが出来る。このように舌状
とすると、端子がキャビティ内部に押し込まれた後、表
示片部が元の端子挿入口を閉鎖する位置に復元し、上記
キャビティ内部への異物混入を防止できる。また、請求
項3によれば、各端子挿入口に大きな数字からなる目印
を施しているため、端子を挿入するキャビティの確認を
より確実に行うことが出来る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。なお、図6、7の従来技術と同一構成・作用
の箇所は同一番号を付して詳細な説明を省略する。本実
施例の誤挿入防止型コネクタ11は、図1に示すよう
に、複数のキャビティa〜lを有するコネクタハウジン
グ12を備えている。コネクタハウジング12の端子挿
入側端面12aの長手方向両端側には、係止部13、1
3がハウジング12の両側面より対称形状に延設されて
いる。この係止部13の上部には、内側に向かって突出
するガイド部13aが上記端子挿入側端面12aとの間
に所定間隔mをおいて形成され、また、上記係止部13
の下部には、L字状断面を有する受け部13bがガイド
部13aと同様に突設され、その底部13cが上記端子
挿入側端面12aに連なっている。
説明する。なお、図6、7の従来技術と同一構成・作用
の箇所は同一番号を付して詳細な説明を省略する。本実
施例の誤挿入防止型コネクタ11は、図1に示すよう
に、複数のキャビティa〜lを有するコネクタハウジン
グ12を備えている。コネクタハウジング12の端子挿
入側端面12aの長手方向両端側には、係止部13、1
3がハウジング12の両側面より対称形状に延設されて
いる。この係止部13の上部には、内側に向かって突出
するガイド部13aが上記端子挿入側端面12aとの間
に所定間隔mをおいて形成され、また、上記係止部13
の下部には、L字状断面を有する受け部13bがガイド
部13aと同様に突設され、その底部13cが上記端子
挿入側端面12aに連なっている。
【0013】これにより、表示シート15の両端部を、
図1において矢印で示すように、上記端子挿入側端面1
2aと上記ガイド部13a、13aとの間に形成される
隙間に上方から挿入し、上記受け部13bで係止するこ
とによって、図2に示すように、表示シート15をハウ
ジング12の端子挿入側端面12aに保持できるように
なっている。なお、本実施例では表示シート15を上方
より挿入するようにしたが、ハウジング12の側方から
挿入できるように、上記係止部13、13を形成しても
よい。
図1において矢印で示すように、上記端子挿入側端面1
2aと上記ガイド部13a、13aとの間に形成される
隙間に上方から挿入し、上記受け部13bで係止するこ
とによって、図2に示すように、表示シート15をハウ
ジング12の端子挿入側端面12aに保持できるように
なっている。なお、本実施例では表示シート15を上方
より挿入するようにしたが、ハウジング12の側方から
挿入できるように、上記係止部13、13を形成しても
よい。
【0014】上記表示シート15は可撓性と絶縁性を有
するシート材で形成され、具体的には、例えば厚さが
0.3mm程度の塩化ビニル系の合成樹脂シートで形成
されている。また、表示シート15には各キャビティa
〜lに対応して表示片部16がそれぞれ形成されてい
る。この表示片部16は、周囲にU字状のスリット17
を入れて舌状としており、コネクタハウジング12に装
着された状態(図2参照)で各キャビティa〜lの端子
挿入口をほぼ覆うような大きさに形成されている。ま
た、表示片部16の表面には、上記端子挿入口の面積と
ほぼ等しい大きさの番号が刻印または印刷によって施し
てあり、図1に示すように、番号「1〜12」がキャビ
ティa〜lに順次対応している。
するシート材で形成され、具体的には、例えば厚さが
0.3mm程度の塩化ビニル系の合成樹脂シートで形成
されている。また、表示シート15には各キャビティa
〜lに対応して表示片部16がそれぞれ形成されてい
る。この表示片部16は、周囲にU字状のスリット17
を入れて舌状としており、コネクタハウジング12に装
着された状態(図2参照)で各キャビティa〜lの端子
挿入口をほぼ覆うような大きさに形成されている。ま
た、表示片部16の表面には、上記端子挿入口の面積と
ほぼ等しい大きさの番号が刻印または印刷によって施し
てあり、図1に示すように、番号「1〜12」がキャビ
ティa〜lに順次対応している。
【0015】上記構成を有するコネクタハウジング12
と表示シート15を図2に示す状態に組み付けてなる誤
挿入防止型コネクタ11に、電線に番号「10」が印刷
されている端子4を挿入する場合、作業者は表示シート
15の表示片部16のうち、番号「10」が付されてい
る表示片部18を視覚により確認して、そこに端子4を
挿入する。この挿入時に端子4の先端で押された表示片
部18は、図3(A)に示すように、キャビティjの内
部に撓んで押し込まれるため、端子挿入の妨げとはなら
ない。また、挿入完了後の表示片部18は、図3(B)
に示すように、端子4の後端部に撓んだ状態で当接して
いる。このため、表示片部18が有する復元力により端
子4が下方に押圧されて安定する。
と表示シート15を図2に示す状態に組み付けてなる誤
挿入防止型コネクタ11に、電線に番号「10」が印刷
されている端子4を挿入する場合、作業者は表示シート
15の表示片部16のうち、番号「10」が付されてい
る表示片部18を視覚により確認して、そこに端子4を
挿入する。この挿入時に端子4の先端で押された表示片
部18は、図3(A)に示すように、キャビティjの内
部に撓んで押し込まれるため、端子挿入の妨げとはなら
ない。また、挿入完了後の表示片部18は、図3(B)
に示すように、端子4の後端部に撓んだ状態で当接して
いる。このため、表示片部18が有する復元力により端
子4が下方に押圧されて安定する。
【0016】このように、本実施例の誤挿入防止型コネ
クタ11では、コネクタハウジング12のキャビティ番
号の表示を従来のコネクタハウジング1(図6参照)に
比べて格段に大きくしてあるので、非常に見やすくなっ
ている。したがって、作業者が所定の端子を指定された
キャビティに挿入する際にキャビティ番号を見誤ること
がなく、これにより端子の誤挿入を確実に防止できる。
クタ11では、コネクタハウジング12のキャビティ番
号の表示を従来のコネクタハウジング1(図6参照)に
比べて格段に大きくしてあるので、非常に見やすくなっ
ている。したがって、作業者が所定の端子を指定された
キャビティに挿入する際にキャビティ番号を見誤ること
がなく、これにより端子の誤挿入を確実に防止できる。
【0017】また、表示片部16に番号を付す場合に、
対応するキャビティに挿入すべき端子の電線色または電
線3巻かれた粘着テープの色と同一色で各番号をそれぞ
れ印刷するようにすれば、挿入すべきキャビティ番号の
確認がさらに容易となり、端子の誤挿入をより確実に防
止できる。
対応するキャビティに挿入すべき端子の電線色または電
線3巻かれた粘着テープの色と同一色で各番号をそれぞ
れ印刷するようにすれば、挿入すべきキャビティ番号の
確認がさらに容易となり、端子の誤挿入をより確実に防
止できる。
【0018】さらに、端子が挿入されていない状態で
は、キャビティa〜lの端子挿入口は表示片部16によ
って覆われているので、キャビティ内部へのゴミ、ホコ
リ、異物等の侵入を防止できる。
は、キャビティa〜lの端子挿入口は表示片部16によ
って覆われているので、キャビティ内部へのゴミ、ホコ
リ、異物等の侵入を防止できる。
【0019】なお、上記表示片部16をU字状のスリッ
ト17によって、その上部で表示シート15とつながる
ように形成したが、図4に示すように、表示片部16の
いずれか一方の側部において表示シート15につながる
ようにスリット17を入れてもよいし、図5(A)
(B)に示すように、H状のスリット17を形成するこ
とによって端子挿入時に表示片部16の中央部が開くよ
うにしてもよく、また、端子挿入の妨げにならない形状
であれば表示片部16を上記以外のいずれの形状にもす
ることができる。
ト17によって、その上部で表示シート15とつながる
ように形成したが、図4に示すように、表示片部16の
いずれか一方の側部において表示シート15につながる
ようにスリット17を入れてもよいし、図5(A)
(B)に示すように、H状のスリット17を形成するこ
とによって端子挿入時に表示片部16の中央部が開くよ
うにしてもよく、また、端子挿入の妨げにならない形状
であれば表示片部16を上記以外のいずれの形状にもす
ることができる。
【0020】また、本実施例では、表示シート15をコ
ネクタハウジング12に形成した係止部13、13で係
止して端子挿入側端面12aに保持するようにしたが、
コネクタハウジング12に上記係止部13、13を形成
することなく、端子挿入側端面12aに表示シート15
を貼着するようにしてもよい。
ネクタハウジング12に形成した係止部13、13で係
止して端子挿入側端面12aに保持するようにしたが、
コネクタハウジング12に上記係止部13、13を形成
することなく、端子挿入側端面12aに表示シート15
を貼着するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
請求項1によれば、各キャビティの端子挿入口をそれぞ
れ覆う表示片部に、上記端子挿入口とほぼ同じ大きさの
番号等の目印の表示を刻印または印刷して、所定の端子
を挿入すべきキャビティを表示しているので、端子挿入
の際に視覚によるキャビティ番号の確認が容易となり、
これにより端子の誤挿入が防止される。また、上記表示
片部は端子が挿入されない状態では端子挿入口を覆って
いるので、キャビティ内部へのゴミ、ホコリ、異物等の
侵入が防止される。
請求項1によれば、各キャビティの端子挿入口をそれぞ
れ覆う表示片部に、上記端子挿入口とほぼ同じ大きさの
番号等の目印の表示を刻印または印刷して、所定の端子
を挿入すべきキャビティを表示しているので、端子挿入
の際に視覚によるキャビティ番号の確認が容易となり、
これにより端子の誤挿入が防止される。また、上記表示
片部は端子が挿入されない状態では端子挿入口を覆って
いるので、キャビティ内部へのゴミ、ホコリ、異物等の
侵入が防止される。
【0022】また、本発明の請求項2によれば、表示シ
ートに表示片部を簡単に形成でき、しかも、表示片部の
容易に任意に変えることができる。さらに、請求項3に
よれば、目印となる表示を大きな数字で表しているた
め、端子の誤挿入を確実に防止できる。
ートに表示片部を簡単に形成でき、しかも、表示片部の
容易に任意に変えることができる。さらに、請求項3に
よれば、目印となる表示を大きな数字で表しているた
め、端子の誤挿入を確実に防止できる。
【図1】 本発明の実施例であるコネクタハウジングと
表示シートの斜視図である。
表示シートの斜視図である。
【図2】 図1のコネクタハウジングの係止部に表示シ
ートを係止した状態を示す斜視図である。
ートを係止した状態を示す斜視図である。
【図3】 (A)はコネクタハウジングのキャビティに
端子を挿入する際の表示シートの表示部の状態を示す側
面断面図、(B)は端子挿入完了後の表示部の状態を示
す側面断面図である。
端子を挿入する際の表示シートの表示部の状態を示す側
面断面図、(B)は端子挿入完了後の表示部の状態を示
す側面断面図である。
【図4】 表示シートの表示片部の形状についての変形
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図5】 (A)(B)ともに、表示シートの表示片部
の形状についての別の変形例を示す正面図である。
の形状についての別の変形例を示す正面図である。
【図6】 従来のコネクタハウジングの斜視図である。
【図7】 図6とは別の従来のコネクタハウジングの斜
視図である。
視図である。
1,11 コネクタ 2,12 ハウジング a〜l キャビティ 3 電線 4 端子 12a 端子挿入側端面 13 係止部 15 表示シート 16 表示片部
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の端子挿入口が開口したコネクタハ
ウジングの端子挿入側端面に係止部を設け、該係止部に
可撓性を有する表示シートを取り付け、該表示シートに
は、各端子挿入口を覆う部位に舌状の表示片部を設け、
これら表示片部に端子挿入時の目印となる表示を施し、
該表示片部を撓ませて端子を端子挿入口より挿入する構
成としている誤挿入防止型コネクタ。 - 【請求項2】 上記表示シートの舌状の表示片部は、表
示シートにU状のスリットを入れて形成している請求項
1に記載のコネクタ。 - 【請求項3】 上記表示シートの舌状の表示片部に施す
表示は数字からなり、該数字の大きさは端子挿入口の面
積と略同じ大きさとしている請求項1または請求項2に
記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32260994A JPH08180923A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 誤挿入防止型コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32260994A JPH08180923A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 誤挿入防止型コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08180923A true JPH08180923A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18145632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32260994A Withdrawn JPH08180923A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 誤挿入防止型コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08180923A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2007522626A (ja) * | 2004-02-12 | 2007-08-09 | エフシーアイ | 気密型電気コネクタ部品 |
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