JPH08179486A - 写真処理溶液 - Google Patents

写真処理溶液

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JPH08179486A
JPH08179486A JP7256403A JP25640395A JPH08179486A JP H08179486 A JPH08179486 A JP H08179486A JP 7256403 A JP7256403 A JP 7256403A JP 25640395 A JP25640395 A JP 25640395A JP H08179486 A JPH08179486 A JP H08179486A
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    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3017Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials with intensification of the image by oxido-reduction
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    • Y10S430/137Cobalt complex containing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/144Hydrogen peroxide treatment

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属の触媒効果を抑制し、過酸化物が安定化
されている現像処理溶液及びこれを用いる写真処理方法
を提供する。 【解決手段】 写真要素、特にカラー印画紙は、過酸化
水素又はその他の酸化剤を含有する現像主薬、レドック
ス増幅又は漂白溶液で処理することができる。これらの
溶液には、疎水性炭化水素基及び化合物を銀又はステン
レススチールに対して吸着させる第二の長鎖基を有する
溶解した化合物が含まれている。それによって金属の触
媒効果は抑制され、処理溶液は一層安定である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真処理溶液に関
し、更に詳しくは過酸化水素を含む写真処理溶液及び写
真処理方法におけるその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】レドックス増幅現像処理は、例えば、英
国特許第1,268,126号、同第1,399,48
1号、同第1,403,418号及び同第1,560,
572号に記載されている。このような処理に於いて、
カラー材料は現像されて銀画像(少量のみの銀を含有す
るであろう)を作り、次いでレドックス増幅溶液(又は
一緒にした現像主薬−増幅剤)で処理されて色素画像を
形成する。現像主薬−増幅剤溶液には発色現像主薬及び
触媒として作用する銀画像の存在下で発色現像主薬を酸
化する酸化剤が含まれている。増幅剤溶液には、若し発
色現像主薬に依存して生成するその色素画像がなかった
ならば前の現像液浴から移ってくる酸化剤が含まれてい
る。
【0003】酸化された発色現像主薬はカラーカプラー
と反応して画像色素を形成する。形成される色素の量
は、従来の発色現像方法の場合のように処理時間又はカ
ラーカプラーの利用度に依存し、画像中の銀の量にはあ
まり依存しない。増幅剤及び現像主薬/増幅剤溶液の安
定性は良好ではなく、同じ程度までではないが、漂白液
の安定性は問題を生ずるおそれがある。増幅剤及び現像
主薬/増幅剤溶液を安定化する多数の方法が当該技術分
野で提案されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、補充し
た増幅液、現像主薬/増幅剤又は漂白浴の安定性が現像
処理が進行するとき(又は溶液をシーズニングすると
き)に劣化することを見出した。この不安定性は明らか
にタンク及び配管又は機械の他の金属部分に沈着する銀
によって起こされることを見出した。本発明はこの問題
を解決することを追求する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、レドッ
クス増幅酸化剤又はレドックス増幅酸化剤を与える化合
物並びにそれに溶解された疎水性炭化水素基及び銀又は
ステンレススチールに吸着する基を有する化合物を含ん
でなる写真処理溶液が提供される。本発明はまた、ハロ
ゲン化銀写真要素を上記の処理溶液と接触させることを
含んでなるハロゲン化銀写真要素の処理方法を提供す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の写真処理溶液は現像主薬
/増幅剤、増幅剤又は漂白剤溶液とすることができる。
レドックス増幅酸化剤は過硫酸塩、過ヨウ素酸塩、コバ
ルト(III)化合物又は好ましくは過酸化水素もしくはこ
れらの何れかを与える化合物であってよい。
【0007】疎水性炭化水素基は好ましくは、分枝して
いても分枝していなくてもよく、炭素数8〜20、好ま
しくは炭素数10〜18、更に好ましくは炭素数10〜
16のアルキル基であってよい長鎖アルキル基からな
る。また、この化合物はそれらの炭素原子の合計が8〜
20個である1より多いアルキル基又は全部で14〜2
7個の炭素原子を有するアルキルアリール基からなって
いてよい。疎水性炭化水素基の主な目的は、この化合物
が、それがセンシトメトリー特性に影響を及ぼし得る写
真材料中に拡散することができず、銀及びその他の金属
表面を疎水性にすることにあると思っている。
【0008】銀に吸着する化合物は好ましくは、長鎖ア
ルキル基が炭素数7〜20である、第一級、第二級又は
第三級長鎖アルキルアミン、長鎖アルキル第四級アンモ
ニウム塩、長鎖アルキル複素環アンモニウム塩、長鎖ア
ルキルアミノカルボン酸、長鎖アルキルアミノスルホン
酸、長鎖アルキルジアミン、長鎖アルキル分枝アルキル
ジアミン、長鎖アルキルチオール、長鎖アルキルチオカ
ルボン酸、長鎖アルキルチオスルホン酸、長鎖アルキル
置換窒素含有複素環又はメルカプト複素環化合物、例え
ば、長鎖アルキル置換ベンゾトリアゾール、1−フェニ
ル−5−メルカプトテトラゾール及び5−ニトロインダ
ゾールである。このような化合物の例を下記の表に示
す。
【0009】
【表1】
【0010】銀に吸着する複素環化合物の別の例は、オ
キサゾール、チアゾール、ジアゾール、トリアゾール、
オキサジアゾール、チアジアゾール、オキサチアゾー
ル、チアトリアゾール、テトラゾール、ベンゾイミダゾ
ール、インダゾール、イソインダゾール、セレノテトラ
ゾール、メルカプトベンゾチアゾール、セレノベンゾチ
アゾール、メルカプトベンゾオキサゾール、セレノベン
ゾオキサゾール、メルカプトベンゾイミダゾール、セレ
ノベンゾイミダゾール、ベンゾジアゾール、メルカプト
オキサゾール、メルカプトチアジアゾール、メルカプト
チアゾール、メルカプトトリアゾール、メルカプトオキ
サジアゾール、メルカプトジアゾール、メルカプトオキ
サチアゾール、テルロテトラゾール又はベンゾイソジア
ゾールである。
【0011】このような化合物の具体例は、ドデシルア
ミン、ヘキサデシルアミン、オクタデシルアミン、ドデ
シルアンモニウムアセテート、テトラデシルアンモニウ
ムヒドロクロリド、テトラデシルベンゾトリアゾール、
1−(4−ドデシルフェニル)−3−メルカプトテトラ
ゾール及びテトラデシル−5−ニトロインダゾール又は
これらの混合物である。銀沈着を失活させるために必要
な化合物の量は少量であり、例えば、0.01〜5g/
L、好ましくは0.05〜1g/L、更に好ましくは
0.1〜0.5g/Lである。
【0012】この化合物が処理溶液に容易に溶解しない
とき、溶液にノニオン界面活性剤を含有させることもで
きる。適当なノニオン界面活性剤の例は、ポリオキシエ
チレン長鎖エステル、アルコール及びアミンであり、ポ
リオキシエチレン基の数は3〜30個である。この目的
のために表2に記載の化合物を使用することができる。
好ましくは、この界面活性剤は炭素数8〜20のアルキ
ル基を有するポリオキシエチレンエステルである。
【0013】
【表2】
【0014】このノニオン界面活性剤は0.01〜10
g/Lの量で、好ましくは疎水性炭化水素基を有する化
合物を可溶化させるために必要な量で使用することがで
きる。好ましい発色現像主薬は、4−アミノ−3−メチ
ル−N,N−ジエチルアニリンヒドロクロリド、4−ア
ミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−(メタンスル
ホンアミド)−エチルアニリンスルフェート水和物、4
−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−ヒドロキ
シエチルアニリンスルフェート、4−アミノ−3−β−
(メタンスルホンアミド)エチル−N,N−ジエチルア
ニリンヒドロクロリド及び4−アミノ−N−エチル−N
−(2−メトキシエチル)−m−トルイジンジ−p−ト
ルエンスルホネートである。
【0015】過酸化物含有漂白液は本発明者等のヨーロ
ッパ特許公開第0 540 619号、同第0 569
576号及び同第0 506 909号に記載されて
いる。適当な過酸化物酸化剤の例は、過酸化水素を含む
ペルオキシ化合物及び過酸化水素を与える化合物、例え
ば、過酸化水素の付加化合物である。
【0016】現像主薬/増幅剤溶液に含まれていてもよ
いその他の成分には、塩基(例えば、水酸化カリウム又
は水酸化ナトリウム)、pH緩衝剤(例えば、炭酸塩、ホ
ウ酸塩、ケイ酸塩又は燐酸塩)、酸化防止剤(例えば、
米国特許第4,876,174号及び同第5,354,
646号に記載されている硫酸ヒドロキシルアミン、ジ
エチルヒドロキシルアミン及び置換アルキルヒドロキシ
ルアミン)及び金属キレート化化合物(例えば、1−ヒ
ドロキシエチリデン−1,1′−ジホスホン酸、カテコ
ールジスルホネート及びジエチルトリアミン−五酢酸)
が含まれる。例えばKenneth Mason Publications, Emsw
orth, Hants,英国によって刊行されたResearch Disclos
ure Item 308119, 1989 年12月に記載されているものの
ような他の成分が存在していてもよい。
【0017】本発明の特別の応用は、塩化銀カラー印画
紙、例えば、少なくとも85モル%の塩化銀からなる印
画紙、特に5〜700mg/m2 の全銀レベル、画像増幅
適用のために10〜120mg/m2 、特に15〜60mg
/m2 のレベルを有するこのような印画紙の現像処理に
ある。
【0018】このようなカラー材料は単色要素又は多色
要素であってよい。多色要素にはスペクトルの三原色領
域の夫々に感光性である色素画像形成性ユニットが含ま
れている。各ユニットは所定のスペクトル領域に感光性
である単一の乳剤層又は複数の乳剤層からなっていてよ
い。画像形成性ユニットの層を含む要素の層は当該技術
分野で公知のように種々の順序で配置することができ
る。別のフォーマットに於いて、スペクトルの三原色領
域の夫々に感光性である乳剤を単一の区分け層(segmen
ted layer)として配置することができる。
【0019】典型的な多色写真要素は、それに付随して
少なくとも1種のシアン色素形成性カプラーを有する少
なくとも1個の赤感光性ハロゲン化銀乳剤層からなるシ
アン色素画像形成性ユニット、それに付随して少なくと
も1種のマゼンタ色素形成性カプラーを有する少なくと
も1個の緑感光性ハロゲン化銀乳剤層からなるマゼンタ
色素画像形成性ユニット及びそれに付随して少なくとも
1種のイエロー色素形成性カプラーを有する少なくとも
1個の青感光性ハロゲン化銀乳剤層からなるイエロー色
素画像形成性ユニットを有する支持体からなっている。
この要素にはフィルター層、中間層、オーバーコート
層、下塗層等のような追加の層が含まれていてもよい。
【0020】本発明の溶液は従来の大規模又はミニラボ
処理環境で使用することができるが、本発明の処理溶液
は好ましくは、1分間当たり0.1〜10タンク体積の
速度でタンクに再循環されている処理溶液が入っている
タンクに処理する材料を通過させることによって行われ
る処理方法で使用される。
【0021】好ましい再循環速度は0.5〜8タンク体
積/分、特に1〜5タンク体積/分、更に特に2〜4タ
ンク体積/分である。補充を伴う又は伴わない再循環は
連続的に又は間欠的に行われる。一つの作業方法に於い
て、処理が進行している間は両方が連続的に行われる
が、機械が遊んでいるときは全く行われないか又は間欠
的に行われる。補充は、補充液の必要量を処理タンクの
内側又は外側で再循環流れの中に入れることによって行
うことができる。
【0022】比較的小体積のタンクを使用することが有
利である。それで本発明の好ましい態様に於いて、タン
ク体積のその中に入れることができる材料の最大面積
(即ち、材料の最大行路長さ×幅)に対する比は、11
dm3 /m2 より小さく、好ましくは3dm3 /m2 より小
さい。
【0023】現像処理タンクの形状及び寸法は好ましく
は、それが必要な結果を得ながら最小量の処理溶液を保
持するようなものである。タンクは好ましくは固定され
た側壁を有し、材料が駆動ローラによってそれに沿って
進行するようなものである。好ましくは写真材料は11
mmより小さい、好ましくは5mmより小さい、特に約2mm
の溶液深さを通過する。タンクの形状は重要ではない
が、浅いトレイの形状であるか又は好ましくはU字形で
ある。タンクの寸法は、タンクの幅が通過する材料の幅
と同じであるか又はほんの少し広いように選択すること
が好ましい。
【0024】処理溝及び再循環系内の処理溶液の全体積
は、先行技術の処理機に比較して相対的に少ない。特
に、特定のモジュール用の全処理系中の処理溶液の全量
は、処理溝内の全体積が系内の処理溶液の全体積の少な
くとも40%であるようなものである。好ましくは、処
理溝の体積は系内の処理溶液の全体積の少なくとも約5
0%である。現像処理溝内への開口又はノズルを通過す
る現像処理溶液の有効な流れを与えるために、現像処理
溶液を現像処理溝に供給するノズル/開口は下記の関係
式:
【0025】0.6≦F/A≦23
【0026】(式中、Fはリットル/分でのノズルを通
過する溶液の流速であり、Aは平方センチメートルで与
えられるノズルの断面積である)に従う形状を有するこ
とが望ましい。
【0027】上記の関係式に従ったノズルを設けること
によって、感光性材料に対する処理溶液の適当な排出が
保証される。このような小体積薄型タンクシステムは下
記の刊行物、即ち、US 5,294,956、EP
559,027、US 5,179,404、EP 5
59,025、US 5,270,762、EP 55
9,026、WO 92/10790、WO 92/1
7819、WO 93/04404、WO 92/17
370、WO 91/19226、WO 91/125
67、WO 92/07302、WO 93/0061
2、WO 92/07301、WO 92/09932
に詳細に記載されている。
【0028】本発明の乳剤及び要素に使用する適当な材
料の以下の記載に於いては、Kenneth Mason Publicatio
ns, Ltd., Dudley Annex, 12a North Street, Emswort
h, Hampshire P010 7DQ英国により刊行されたリサーチ
ディスクロージャー(ResearchDisclosure) 1989 年12
月、Item 308119 (以下、用語「リサーチディスクロー
ジャー」によって同定する)を参照する。以下参照する
セクションはリサーチディスクロージャーのセクション
である。
【0029】本発明の要素で使用されるハロゲン化銀乳
剤はネガ型又はポジ型の何れであってもよい。適当な乳
剤及びその製造並びに化学増感及び分光増感の方法は、
セクションI〜IVに記載されている。カラー材料及び現
像変成剤はセクションV及びXXI に記載されている。ベ
ヒクルはセクションIXに記載されており、増白剤、カブ
リ防止剤、安定剤、光吸収及び散乱剤、硬膜剤、塗布助
剤、可塑剤、滑剤及び艶消し剤のような種々の添加剤
は、例えば、セクションV、VI、VIII、X、XI、XII 及
びXVI に記載されている。製造方法はセクションXIV 及
びXVに記載されており、その他の層及び支持体はセクシ
ョンXIII及びXVIIに、現像処理方法及び現像処理剤はセ
クションXIX 及びXXに、露光代替物はセクションXVIII
にそれぞれ記載されている。
【0030】
【実施例】本発明のよりよい理解のために、下記の例を
含める。例1 この例に於いて、幾つかの物質をレドックス現像主薬/
増幅剤溶液(Dev/Amp)の銀触媒作用分解のため
の抑制剤として試験した。使用した基本的Dev/Am
pを表3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】全てのDev/Ampが急速分解を起こす
ためにそれに添加されたコロイド状銀7.3mg/L及び
触媒作用を抑制するために設計された幾つかの物質も有
する以外は、表3に示すような基本組成物で9種のDe
v/Ampを作った。コロイド状銀は銀4.43%及び
ゼラチン7.8%を含有する分散液から希釈した。これ
は普通ケリー・リー・銀(Carey Lea Silver) 又はCL
Sと呼ばれている。Dev/Ampの組成を表4に示
す。
【0033】
【表4】
【0034】ARQUADTM物質は3個のメチル基と、
MC−50について主にC12であり、16−50につい
て主にC16であり、S−50について主にC18である長
鎖アルキル基とを有する第四級アミン塩酸塩である。A
RMACTM12Dは97%ドデシルアミンアセテートで
あり、TWEENTM80はポリオキシエチレンソルビタ
ンモノオレエートである。
【0035】全ての場合に於いて、銀は最後の成分とし
て添加し、Dev/Ampの色の変化を時間の経過と共
にモニターした。最初の薄い乃至明るい色から暗い乃至
黒色への色の暗色化は、発色現像主薬(CD3)の酸化
の程度の増加を示すことが先の実験から知られている。
上記9種の現像主薬/増幅剤について観察した結果を表
5に示す。
【0036】
【表5】
【0037】明らかにDev/Amp8が最良であり、
Dev/Amp2及び3がその次である。例2 この例に於いて、約2mm離れたタンク壁の間に溶液を有
する小体積薄型タンク現像処理機のDev/Ampタン
ク内の銀沈着物の触媒活性へのドデシルアミンの効果を
示す。Dev/Ampタンクを塩酸で及び水による数回
の洗浄できれいにした。Dev/Ampタンクに表3に
示すDev/Ampを入れ、種々の時間でサンプルを採
取し、硫酸ヒドロキシルアミン(HAS)、過酸化水素
及びCD3レベルを分析することによって化学損失速度
を測定した。開始操作の後現像処理機に表3に示すよう
な新しいDev/Ampを入れ、印画紙を6回タンク回
転(tank turnovers)(TTOs)して現像処理し、こ
れによって操作1が構成された。Dev/Ampを取り
出し、表3に示したような新しいDev/Ampを添加
し、化学損失速度を前記のようにして測定した。操作2
及び操作3について一連の操作を繰り返した。操作3の
後で化学損失速度を測定するために使用したDev/A
mpを棄て、表3に示すものであるがドデシルアミン
(アルドリッチ(Aldrich)98%)を0.1g/L及び
TWEENTM80を0.2g/L含有する新しいDev
/Ampを添加した。ドデシルアミンは等モル量の酢酸
に溶解し、Dev/Ampに添加する前にTWEENTM
80と混合した。操作3までの印画紙現像処理の間に化
学損失速度に於ける漸増があることが表4からわかる。
化合物ドデシルアミン及びTWEENTM80を含有させ
ることにより、印画紙現像処理の触媒効果が完全に除か
れ、開始操作と殆ど同じ化学損失速度が得られる。
【0038】
【表6】
【0039】例3 この例に於いて、レドックスDev/Ampの銀触媒作
用分解へのドデシルアミンの効果を試験する。表3に示
すものをベースとして4種のDev/Ampを調製し
た。これらは下記の通りである。 Dev/Amp10:表3のものと同じ。これは対照D
ev/Ampである。 Dev/Amp11:Dev/Amp10と同じである
が、TWEENTM80を0.2g/L及びドデシルアミ
ンを0.1g/L含む。
【0040】Dev/Amp12:Dev/Amp11
と同じであるが、ドデシルアミンをDev/Ampに添
加する前に先ず氷酢酸に溶解した。これはDev/Am
pに対して氷酢酸0.03g/Lを添加する。 Dev/Amp13はDev/Amp12と同じであっ
たが、TWEENTM80(1g/L)のレベルを5倍に
し、ドデシルアミン(0.5g/L)及び酢酸(0.1
5g/L)のレベルを5倍にした。
【0041】これらのDev/Ampの夫々に、ケリー
・リー・銀(CLS)として知られているコロイド状銀
0.73mg/Lを、分解を促進するために添加した。こ
れらのDev/Ampの色を時間の経過と共にモニター
し、Dev/Amp10(対照)が10分間で、特に4
時間後に顕著に暗色化したことが明らかであった。他の
3種のDev/Amp11、12及び13はこの時間に
亘って薄い淡黄色のままであった。
【0042】実験的低銀カラー印画紙多層、全銀塗布量
118mg/m2 (11.0mg/平方フィート)のセンシ
トメトリー片を、中性、シアン、マゼンタ及びイエロー
画像形成を可能にする組み込みフィルターを有する階段
ウエッジタブレットに露光し、表7の時間に亘ってDe
v/Amp10〜13で現像処理した。使用した完全現
像処理サイクルは下記の通りであった。 現像 45秒 停止 30秒 漂白−定着 45秒 洗浄 120秒 乾燥 ここで、停止はメタ重亜硫酸ナトリウム15g/Lであ
り、漂白−定着はRA4漂白−定着であった。これらの
片のDmaxを表7に時間の関数として示す。
【0043】
【表7】
【0044】これらのデータから、コロイド状銀の触媒
作用活性がドデシルアミンを含有させることによって阻
止されることが明らかである。Dev/Amp12でド
デシルアミンを溶解するために使用した酢酸の存在は、
酢酸を含有させなかったDev/Amp11と比較する
ことによって示されるように、著しい効果を有すること
は明らかではない。Dev/Amp13中のドデシルア
ミン及びTWEENTM80のより高いレベルは一貫して
より低い赤Dmaxになることが明らかである。
【0045】例4 この例に於いては、3種のDev/Ampを、銀触媒作
用分解に対する潜在安定剤の存在下でどのような銀も添
加することなくそれらの放置安定性及び初期センシトメ
トリーについて比較する。Dev/Amp組成を表8に
示す。
【0046】
【表8】
【0047】放置試験の結果を表9に示す。
【0048】
【表9】
【0049】ARMACTM12Dは多分Dmaxの小さ
い損失を起こすことがわかる。ARMACTM12Dを含
有するDev/Ampは明らかに対照に最も類似したも
のである。ARQUADTM16−50は活性の初期低下
を起こすが、Dev/Amp(16)は3日後には本質
的に不活性であった。
【0050】例5:レドックス増幅剤溶液 これは本発明の例であり、増幅剤3及び4(本発明)を
増幅剤1及び2(比較例)と比較する。下記の組成から
4種の溶液を作った。
【0051】
【表10】
【0052】過酸化水素のレベルを時間の経過と共にモ
ニターし、その結果を表11に示す。溶液熟成0での開
始値は、実際にはコロイド状銀を添加し、次いでサンプ
ルを採取し、そしてそれを過酸化水素について分析する
ために要した時間である3分間ほど経過している。
【0053】
【表11】
【0054】溶液1は添加したコロイド状銀を全く含ま
ない対照であり、11日間で約10%の損失を示してい
る。溶液2は対照と同じものであるがコロイド状銀(ケ
リー・リー・銀)7.3mg/Lを含み、これは約4.5
時間後に完全に分解した。溶液3は、触媒抑制剤である
ドデシルアミンを含有する以外は溶液2と同じものであ
る。溶液3は11日間で約30%の過酸化物(開始時は
2.0mL/Lと推定される)の損失を有し、溶液2より
も非常に一層安定であることがわかる。このことはドデ
シルアミンがコロイド状銀を非常に実質的に失活させる
ことを示している。溶液4はこれにドデシルアミンが含
まれること以外は溶液1と同じものであり(溶液1及び
4の両方には銀は含まれていない)、対照溶液1よりも
安定性が僅かに低い。この例は、ドデシルアミンが過酸
化水素を含有する(しかし発色現像主薬を含有しない)
増幅剤溶液を触媒作用分解に対して安定化することを示
している。
【0055】
【発明の効果】銀に吸着されたとき該化合物は銀の触媒
効果を抑制すると信じられる。RX増幅剤又は現像主薬
/増幅剤は、そうしないと銀沈着が生じる連続処理機で
使用することができ、銀沈着の不存在下に於けるように
なお安定である。特に、長鎖アミンは0.1g/Lで又
はこのレベルの5倍でも物質に対して非常に小さいセン
シトメトリー効果を有している。
【0056】非常にありそうな触媒剤は銀金属又はステ
ンレススチールである。このような物質は一般的にタン
ク及び配管の内側に存在しそうであり、処理溶液に露出
される金属部分に集中するであろう。本発明で使用され
る物質は、金属の存在下で分解する傾向を有する銀漂白
剤として使用される過酸化物溶液を安定化するために使
用することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レドックス増幅酸化剤又はレドックス増
    幅酸化剤を与える化合物並びにそれに溶解された疎水性
    炭化水素基及び銀又はステンレススチールに吸着する基
    を有する化合物を含んでなる写真処理溶液。
  2. 【請求項2】 ハロゲン化銀写真要素を請求項1記載の
    処理溶液と接触させることからなるハロゲン化銀写真要
    素の現像処理方法。
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