JPH08179199A - 紫外線用コリメートレンズ - Google Patents

紫外線用コリメートレンズ

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JPH08179199A
JPH08179199A JP32103194A JP32103194A JPH08179199A JP H08179199 A JPH08179199 A JP H08179199A JP 32103194 A JP32103194 A JP 32103194A JP 32103194 A JP32103194 A JP 32103194A JP H08179199 A JPH08179199 A JP H08179199A
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lens
lens group
positive
group
collimating
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Koichi Maruyama
晃一 丸山
Makoto Iwaki
真 岩城
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低い屈折率の材料を用いても、像面湾曲が少
なく、回折限界の性能を持つエリアが広く、残存収差量
の測定を行いやすい紫外線用レンズを提供すること。 【構成】 平行光束を結像させる使用態様において、光
束が入射する前側から、負の第1レンズ群、正の第2レ
ンズ群、及び負の第3レンズ群より構成され、第1レン
ズ群は、最も前側のレンズ面が凹面であり、第2レンズ
群は、2枚以上の正レンズからなり、第3レンズ群は、
最も前側のレンズ面が凹面であり、かつ、第2レンズ群
は、該上記第2−n正レンズのシェーピングファクター
をS2-nとしたとき、(1)S2-n >S2-(n+1)(n=1
〜(第2レンズ群の正レンズの枚数−1))を満足する
紫外線用レンズ。但し、 S2-n :=(ra2-n +rb2-n )/(ra2-n −rb
2-n ) ra2-n :上記第2−n正レンズの前側の面の曲率半
径、 rb2-n :上記第2−n正レンズの後側の面の曲率半
径。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、紫外線を光源とするレンズに関
し、特に波長350nm以下の光源の光束を平行光束と
するのに適した紫外線用コリメートレンズ系に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】光リソグラフィーのよう
な微細パターンを形成するためのレンズ、例えば、I
C、LSI等の集積回路の微細パターンを縮小投影する
レンズでは、解像できる最小点像の大きさが波長に比例
するために、短波長の光源を使って結像光学系を作るこ
とが望まれている。紫外線を用いた結像光学系は、本来
回折限界の像形成を目的としているために、光学系の残
存収差量は、波長に比例して少なくならなければならな
い。
【0003】収差のうち、特に像面湾曲を抑えるために
は、ペッツバール和を可及的にゼロにすることが不可欠
である。ペッツバール和Pは、レンズの各面のパワーを
φ、屈折率をnとして、P=Σφ/nの関係があり、こ
のため、可視光のレンズの設計では、各種の屈折率の硝
材を組み合わせて像面湾曲を補正している。しかし、紫
外線用レンズでは、使用できる材料が事実上石英ガラス
に限られるため、異なる屈折率のレンズを組み合わせて
ペッツバール和を小さくするという可視光用のレンズ設
計の手法を適用することはできない。すなわち、光学ガ
ラスには、紫外域に入ると透過率が急激に低下する性質
があり、さらに高屈折率の硝材程、透過率が低くなる傾
向がある。そして300nm前後より短波長では、使用
できる材料は石英ガラス(SiO2 )と蛍石(CaF
2 )に限られてしまう。蛍石は柔らかく加工しにくいた
め、実用的には、石英のみが有効に利用できる光学材料
である。
【0004】紫外線用レンズは、このように使用可能材
料が実質的に石英に限られることから、通常の屈折率の
異なる材料を組み合わせることによる収差補正ができ
ず、ペッツバール和を小さくすることが基本的に困難で
ある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このように使用可能材料が実
質的に石英に限られる紫外線用レンズにおいて、像面湾
曲が少なく、回折限界の性能を持つエリアが広く、残留
収差量の測定を行いやすい紫外線用コリメートレンズを
得ることを目的とする。また、本発明は、比較的低倍
率、例えば1/20xより小さい縮小倍率で用いるのに
適した小NAで広いイメージサークルの紫外線用コリメ
ートレンズを目的とする。
【0006】
【発明の概要】本発明の紫外線用コリメートレンズは、
平行光束を結像させる使用態様において、光束が入射す
る前側から、負の第1レンズ群、正の第2レンズ群、及
び負の第3レンズ群より構成され、第1レンズ群は、最
も前側のレンズ面が凹面であり、第2レンズ群は、2枚
以上の正レンズからなり、第3レンズ群は、最も前側の
レンズ面が凹面であり、かつ、第2レンズ群は、該上記
第2−n正レンズのシェーピングファクターをS2-n
したとき、次の条件式(1)を満足することを特徴とし
ている。 (1)S2-n >S2-(n+1) (n=1〜(第2レンズ群の正レンズの枚数−1)) 但し、 S2-n :=(ra2-n +rb2-n )/(ra2-n −rb
2-n ) ra2-n :上記第2−n正レンズの前側の面の曲率半
径、 rb2-n :上記第2−n正レンズの後側の面の曲率半
径、 である。条件式(1)は、シェーピングファクターが前
側のレンズから後側のレンズに向けて単調に減少するこ
とを示している。この構成によると、主に球面収差と像
面湾曲を補正することができる。
【0007】本発明の紫外線レンズは、像面湾曲をさら
に良好に補正するため、次の条件式(2)を満足するこ
とが好ましい。 (2)0.70<e23/f 但し、 f:全系の焦点距離、 e23:第2レンズ群の後側主点と第3レンズ群の前側主
点の間隔、 である。
【0008】本発明の紫外線用コリメートレンズは、球
面収差をさらに良好に補正し、かつレンズの大型化を防
ぐため、次の条件式(3)を満足することが好ましい。 (3)e23/f<1.50
【0009】第3レンズ群は、主に非点隔差を補正する
ために、前側に凹面を向けたメニスカスレンズを含むこ
とが好ましい。より好ましくは、第3レンズ群は、前側
に凹面を向けたメニスカス負レンズと、前側に凸面を向
けたメニスカスレンズとから構成すると、より効果的に
非点隔差を補正することができる。紫外線用レンズで必
要な透過率を保ち、高精度な研磨面を作るため、全ての
レンズ材料は石英とするのが実際的である。
【0010】なお、本発明のコリメートレンズの主な使
用形態は、紫外線点光源からの光束を平行光束にするも
のであるが、レンズ作用の説明は一般に無限遠に物体が
あり、平行光束が入射する配置で行われることが多いの
で本発明もそれに従った。
【0011】
【発明の実施例】本発明は、平行光束入射に対して収差
補正されたコリメートレンズであるため、残存収差量の
チェックが行いやすい。本発明のコリメートレンズは、
例えば、YAGレーザの4倍高調波(266nm)など
の干渉性のよい光源を用いて、従来から知られている干
渉計を用いた計測により、レンズ性能を高精度に測定で
きる。石英は屈折率の安定性が非常に高いため、エキシ
マレーザーのKrF(248nm)用レンズなどの使用
波長で干渉計を構成することが困難な場合でも、異なっ
た波長で測定して使用波長の収差を予測することが可能
である。
【0012】また、一般にステッパーでは、レチクルの
像をウエハ上に縮小露光する系が用いられており、本発
明は、例えば、この縮小露光系を結像レンズ系とコリメ
ートレンズ系に分けて構成した場合のコリメートレンズ
系として好適である。すなわち、ステッパー用の縮小露
光系のレンズを2つのレンズ系に分けて構成するために
は、比較的小さい開口数で広いイメージサークルを持
ち、点光源からの光束を平行光化する作用を持ついわゆ
るコリメートレンズ系と、高開口数で画角はコリメート
レンズと同じであるが狭いイメージサークルを持つ結像
レンズ系とに分けるのがよい。本発明は、このようなレ
ンズ系の特にレクチル像を平行光化するのに適したレン
ズ、すなわち紫外線用コリメートレンズを提供するもの
である。
【0013】低い屈折率の単一の材料で画角の広いレン
ズを設計する場合、最も問題となるのは、像面湾曲であ
る。可視光のレンズ設計では、高い屈折率の正レンズと
低い屈折率の負レンズを用いてペッツバール和を補正す
ることができるが、紫外線用のコリメートレンズでは、
レンズの屈折率の選択でペッツバール和を補正すること
はできない。
【0014】また、紫外線用コリメートレンズは、歪曲
収差が小さいことも必要である。ただし、ステッパーの
用途で、結像レンズと組み合わせて使用する場合には、
歪曲収差は、結像レンズの収差と打ち消しあうので、結
像レンズの収差量と一致させることが好ましく、必ずし
もコリメートレンズ単独で0が好ましいものではない。
結像レンズは高開口数で像面湾曲の補正をするためにレ
ンズタイプが限られ、負の歪曲収差が残りやすい。その
場合には、本発明のコリメートレンズも負の歪曲収差を
持つことが好ましい。
【0015】本発明の紫外線用コリメートレンズにおい
て、第1レンズ群を負レンズ群とするのは、正の第2レ
ンズ群で発生する像面湾曲を小さくするため、及び、第
1レンズ群自体で像面湾曲補正効果を持たせるためであ
る。また、バックフォーカスを長くする効果も持ってい
る。負の第1レンズ群の後方に位置する第2レンズ群に
は、負の第1レンズ群で発散光化されたマージナル光線
が入射するため、入射高さが高くなる。このため、弱い
正レンズで収束作用を与えることができ、像面湾曲を少
なくすることができる。第3レンズ群は、再びマージナ
ル光線の入射高さが下がった位置にあり、特に強い負レ
ンズを配置しても球面収差への影響が少ない。このため
強い負レンズとして像面湾曲を補正する。また第1レン
ズ群が持つ負の歪曲収差を補正する効果も持つ。
【0016】第1レンズ群の最も前側の面、すなわち平
行光束が入射する面を凹面にすると、負の歪曲収差は残
りやすいが、該凹面(発散面)での球面収差、コマ収差
の発生を小さくできる。また第3レンズ群の負レンズで
発生する収差によって打ち消され補正された後に残存す
る高次収差を抑えることができるので、明るいレンズと
することができる。
【0017】第2レンズ群は、発散光を収束光化させる
集光作用を担う群であり、複数の正レンズを、条件式
(1)のように、シェーピングファクターが単調に減少
するように配置することによって、マージナル光線の各
面への入射角が大きくなり過ぎないようにし、集光作用
を正レンズのすべての面へ分散させることができる。こ
のようにすると、球面収差及びコマ収差の発生が少なく
なり、残存高次収差を抑えられる。
【0018】第2レンズ群と第3レンズ群の間隔は、条
件式(2)で規定される間隔を満足することによって、
像面湾曲の適切な補正と、ワーキングディスタンス(平
行光を結像させる使用態様でレンズ最終面から結像点ま
での距離)の確保が行える。またこの条件式は、前側主
点を前側に出し、結像レンズの瞳との結合を容易にする
ための条件でもある。
【0019】ステッパーの用途ではレンズの結像倍率の
安定性が必要であり、レンズのフォーカシングによる倍
率の変化が起きないように、テレセントリックな光学系
が用いられる。
【0020】本発明の紫外線用コリメートレンズにおい
ては、レンズの前側焦点位置に絞りを配置できれば、テ
レセントリック光学系になるが、このとき組み合わされ
る結像レンズもテレセントリックになるためには、結像
レンズの前側焦点とコリメートレンズの前側焦点を一致
させなければならない。しかし前述の様に、結像レンズ
は高開口数のため、レンズ構成に自由度が少なく前側焦
点位置の自由度も低い。また、結像レンズの巨大化を避
けるためには該レンズの中に前側焦点が位置するレンズ
タイプが好ましい。従って、コリメートレンズは前側焦
点がレンズの前方に出ていることが好ましい。
【0021】間隔が条件式(2)の下限を下回る場合
は、第2レンズ群へのマージナル光線の入射高さと、第
3レンズ群への同入射高さとの差を大きくとれないた
め、第3レンズの像面湾曲の補正の負担が小さくなり、
第1レンズ群の負担が大きくなり、その結果、第1レン
ズ群と第2レンズ群の間隔を広げることになる。このよ
うにすると、前側主点がレンズ群の奥に位置してしま
い、結像レンズとの瞳の結合がうまくできないため、テ
レセントリック性をあきらめざるを得なくなる。間隔が
上限を上回る場合は、レンズが大型化する。
【0022】また、第3レンズ群を、単レンズの代わり
に、前側に凹面を向けたメニスカス負レンズと、前側に
凸面を向けたパワーの弱いメニスカスレンズとの2枚構
成とすると、中間画角での非点隔差を容易に補正でき
る。すべてのレンズを石英で作製することは必要な透過
性を保ち、高精度な研磨面を作るために必要である。
【0023】次に、具体的な数値実施例について本発明
を説明する。 [実施例1]図1は、本発明の紫外線用コリメートレン
ズの第1の実施例のレンズ構成図であり、図2に結像レ
ンズ20と組み合わせた場合のレンズ構成図を示す。こ
のコリメートレンズ系(結像レンズを除く)は、第1レ
ンズ群11が前側面が凹面の単一の負レンズ、第2レン
ズ群12が3枚の正レンズ12−1、12−2、12−
3、第3レンズ群13が前側の面が凹面のメニスカス負
レンズ13−1と前側に凸面を向けたメニスカス正レン
ズ13−2とからなっている。Sは絞である。絞Sは、
ほぼコリメートレンズ系の前側焦点に位置している。こ
の実施例の具体的数値データを表1に示し、諸収差を図
3に示す。諸収差図中、SAは球面収差、SCは正弦条
件、Sはサジタル、Mはメリディオナルを示している。
【0024】表および図面中、FNO はF ナンバー、f は
焦点距離、NAは開口数、W は半画角、fBはバックフォー
カス、Rはレンズ各面の曲率半径、Dはレンズ厚もしく
はレンズ間隔、N(248nm) は248nmの屈折率、N(2
66nm) は266nmの屈折率を示す。
【0025】
【表1】FNO=1:4.5 f=100.00 NA=0.11 W =5.8゜ fB =19.16 e23:115.43 面 No. R D N(248nm) 絞 74.72(絞から第1面迄の距離) 1 -51.007 11.95 1.50841 2 1216.166 22.36 - 3 -248.446 10.00 1.50841 4 -77.568 0.20 - 5 285.699 10.00 1.50841 6 -175.711 0.20 - 7 93.837 10.00 1.50841 8 -1280.083 85.24 - 9 -65.554 7.00 1.50841 10 -140.372 0.20 - 11 84.024 25.71 1.50841 12 77.702 - -
【0026】[実施例2]図4は、本発明の第2の実施
例のレンズ構成図を示す。このレンズ系は、第1の実施
例と同様に、第1レンズ群が前側面が凹面の単一の負レ
ンズ11、第2レンズ群12が3枚の正レンズ、第3レ
ンズ群13が前側の面が凹面のメニスカス負レンズと前
側に凸面を向けたメニスカス正レンズとからなってい
る。このレンズ系の具体的数値データを表2に示し、諸
収差を図5に示す。
【0027】
【表2】FNO=1:5.0 f=100.00 NA=0.10 W =5.8゜ fB =15.33 e23:117.29 面 No. R D N(248nm) 絞 73.11(絞から第1面迄の距離) 1 -52.720 12.48 1.50841 2 859.688 14.35 - 3 -287.794 10.00 1.50841 4 -75.177 20.76 - 5 282.964 10.00 1.50841 6 -167.780 0.50 - 7 89.060 10.00 1.50841 8 81893.400 83.56 - 9 -65.269 7.00 1.50841 10 -175.095 2.00 - 11 90.192 25.71 1.50841 12 84.712 - -
【0028】[実施例3]図6は、本発明の第3の実施
例のレンズ構成図を示す。このレンズ系は、第1レンズ
群11が前側面が凹面の単一の負レンズ、第2レンズ群
12が3枚の正レンズ、第3レンズ群13が前側の面が
凹面のメニスカス単レンズからなっている。このレンズ
系の具体的数値データを表3に示し、諸収差を図7に示
す。
【0029】
【表3】FNO=1:5.0 f=100.00 NA=0.10 W =5.7゜ fB =15.70 e23:132.63 面 No. R D N(266nm) 絞 74.27(絞から第1面迄の距離) 1 -52.906 27.51 1.49967 2 523.011 4.29 - 3 -465.104 10.00 1.49967 4 -72.959 0.30 - 5 201.477 10.00 1.49967 6 -170.433 69.05 - 7 61.771 10.00 1.49967 8 1005.504 62.21 - 9 -45.822 7.00 1.49967 10 -199.976 - -
【0030】[実施例4]図8は、本発明の第4の実施
例のレンズ構成図を示す。このレンズ系は、第1の実施
例と同様に、第1レンズ群11が前側面が凹面の単一の
負レンズ、第2レンズ群12が3枚の正レンズ、第3レ
ンズ群13が前側の面が凹面とメニスカス負レンズと前
側に凸面を向けたメニスカス正レンズとからなってい
る。このレンズ系の具体的数値データを表4に示し、諸
収差を図9に示す。
【0031】
【表4】FNO=1:5.0 f=100.00 NA=0.10 W =5.7゜ fB =15.52 e23:90.33 面 No. R D N(266nm) 絞 77.66(絞から第1面迄の距離) 1 -56.758 9.80 1.49967 2 236.623 19.40 - 3 -297.145 10.00 1.49967 4 -71.710 0.20 - 5 166.536 10.00 1.49967 6 -212.139 0.20 - 7 66.986 13.80 1.49967 8 292.766 85.10 - 9 -37.806 7.00 1.49967 10 -132.881 0.20 - 11 114.091 7.14 1.49967 12 2284.853 - -
【0032】[実施例5]図10は、本発明の第5の実
施例のレンズ構成図を示す。このレンズ系は、第2の実
施例と同様に、第1レンズ群11が前側面が凹面の単一
の負レンズ、第2レンズ群12が3枚の正レンズ、第3
レンズ群13が前側の面が凹面のメニスカス単レンズか
らなっている。このレンズ系の具体的数値データを表5
に示し、諸収差を図11に示す。
【0033】
【表5】FNO=1:5.0 f=100.00 NA=0.10 W =5.7゜ fB =14.27 e23:99.39 面 No. R D N(248nm) 絞 79.40(絞から第1面迄の距離) 1 -48.830 15.00 1.50841 2 615.365 11.22 - 3 -235.983 10.00 1.50841 4 -67.603 0.20 - 5 292.980 15.00 1.50841 6 -150.050 0.20 - 7 79.443 15.00 1.50841 8 8226.959 92.11 - 9 -40.157 7.00 1.50841 10 -71.593 - -
【0034】[実施例6]図12は、本発明の第6の実
施例のレンズ構成図を示す。このレンズ系は、第1の実
施例と同様に、第1レンズ群11が前側面が凹面の単一
の負レンズ、第2レンズ群12が3枚の正レンズ、第3
レンズ群13が前側の面が凹面とメニスカス負レンズと
前側に凸面を向けたメニスカス正レンズとからなってい
る。このレンズ系の具体的数値データを表6に示し、諸
収差を図13に示す。
【0035】
【表6】FNO=1:5.0 f=100.00 NA=0.10 W =8.6゜ fB =13.87 e23:83.92 面 No. R D N(266nm) 絞 60.50(絞から第1面迄の距離) 1 -59.911 9.45 1.49967 2 186.917 25.38 - 3 -576.684 10.00 1.49967 4 -81.427 0.20 - 5 183.205 11.12 1.49967 6 -170.766 0.20 - 7 67.463 15.00 1.49967 8 201.078 85.75 - 9 -41.978 13.70 1.49967 10 -528.939 0.20 - 11 66.443 6.00 1.49967 12 424.698 - -
【0036】次に、実施例1ないし6の各条件式に対応
する値を表7に示す。
【表7】 S2-12-22-323/f 実施例1 1.908 0.238 -0.863 1.154 実施例2 1.707 0.256 -1.022 1.173 実施例3 1.372 0.083 -1.131 1.326 実施例4 1.636 -0.120 -1.593 0.903 実施例5 1.808 0.323 -1.020 0.994 実施例6 0.753 0.035 -2.010 0.839
【0037】表7から明かなように、実施例1ないし実
施例6の数は、いずれも条件式(1)及び(2)を満足
している。また、本発明の紫外線用コリメートレンズ
は、結像レンズと組み合わせて使用することを予定して
いるため、その収差図においては、結像レンズの収差を
打ち消すように、歪曲収差はアンダーとなるように補正
されている。
【0038】
【発明の効果】本発明の紫外線用コリメートレンズによ
れば、低い屈折率の材料を用いても、像面湾曲が少な
く、回折限界の性能を持つエリアが広く、かつ残存収差
量の測定を行いやすいレンズが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による紫外線用レンズの第1の実施例を
示すレンズ構成図である。
【図2】本発明による紫外線用レンズの第1の実施例を
結像レンズと組み合わせる場合のレンズ構成図である。
【図3】図1のレンズ系の諸収差図である。
【図4】本発明による紫外線用レンズの第2の実施例を
示すレンズ構成図である。
【図5】図4のレンズ系の諸収差図である。
【図6】本発明による紫外線用レンズの第3の実施例を
示すレンズ構成図である。
【図7】図6のレンズ系の諸収差図である。
【図8】本発明による紫外線用レンズの第4の実施例を
示すレンズ構成図である。
【図9】図8のレンズ系の諸収差図である。
【図10】本発明による紫外線用レンズの第5の実施例
を示すレンズ構成図である。
【図11】図10のレンズ系の諸収差図である。
【図12】本発明による紫外線用レンズの第6の実施例
を示すレンズ構成図である。
【図13】図12のレンズ系の諸収差図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行光束を結像させる使用態様におい
    て、光束が入射する前側から、負の第1レンズ群、正の
    第2レンズ群、及び負の第3レンズ群より構成され、 第1レンズ群は、最も前側のレンズ面が凹面であり、 第2レンズ群は、2枚以上の正レンズからなり、 第3レンズ群は、最も前側のレンズ面が凹面であり、か
    つ、 第2レンズ群は、該第2レンズ群中の前側から数えて第
    n番目の第2−n正レンズのシェーピングファクターを
    2-n としたとき、次の条件式(1)を満足することを
    特徴とする紫外線用コリメートレンズ。 (1)S2-n >S2-(n+1) (n=1〜(第2レンズ群の正レンズの枚数−1)) 但し、 S2-n :=(ra2-n +rb2-n )/(ra2-n −rb
    2-n ) ra2-n :上記第2−n正レンズの前側の面の曲率半
    径、 rb2-n :上記第2−n正レンズの後側の面の曲率半
    径。
  2. 【請求項2】 請求項1において、下記の条件式(2)
    を満足する紫外線用コリメートレンズ。 (2)0.70<e23/f 但し、 f:全系の焦点距離、 e23:第2レンズ群の後側主点と第3レンズ群の前側主
    点の間隔。
  3. 【請求項3】 請求項2において、さらに下記の条件式
    (3)を満足する紫外線用コリメートレンズ。 (3)e23/f<1.50
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、第3レンズ群が前側に凹面を向けたメニスカスレン
    ズを含んでいる紫外線用コリメートレンズ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、第3レンズ群が、前
    側に凹面を向けたメニスカス負レンズと、前側に凸面を
    向けたメニスカスレンズとからなる紫外線用コリメート
    レンズ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、全てのレンズ材料が石英であることを特徴とする紫
    外線用コリメートレンズ。
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