JPH06349699A - 走査型反射屈折投影露光装置 - Google Patents

走査型反射屈折投影露光装置

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JPH06349699A
JPH06349699A JP5137641A JP13764193A JPH06349699A JP H06349699 A JPH06349699 A JP H06349699A JP 5137641 A JP5137641 A JP 5137641A JP 13764193 A JP13764193 A JP 13764193A JP H06349699 A JPH06349699 A JP H06349699A
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビームスプリッターを用いること無く、反射
系と屈折系とを用いて構成され、且つ光束のケラレの少
ない高い開口数の反射屈折投影光学系を使用した、結像
性能の優れたスリットスキャン露光方式の投影露光装置
を提供する。 【構成】 照明領域23内のパターン24からの光が、
第1収斂群G1 を経て、中央に細長い開口S1 が形成さ
れた平面ミラーM1 に達し、平面ミラーM1 で反射され
た後、第2収斂群G2 により反射された光束Aが、平面
ミラーM1 の細長い開口S1 内に、パターン24の中間
像24Aを結像する。その中間像24Aからの光束が、
第3収斂群G3 を介して、ウエハ25上に中間像24A
の像24Bを結像する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体素子又は
液晶表示素子等をフォトリソグラフィ工程で製造する際
に使用される所謂スリットスキャン露光方式の投影露光
装置に関し、特に反射屈折光学系よりなる投影光学系を
用いることにより、紫外線波長域でサブミクロン単位の
解像度を有する走査型反射屈折投影露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子又は液晶表示素子等をフォト
リソグラフィ工程で製造する際に、フォトマスク又はレ
チクル(以下、「レチクル」と総称する)のパターン像
を投影光学系を介して例えば1/5程度に縮小して、感
光材(フォトレジスト等)が塗布された基板(ウエハ、
ガラスプレート等)上に露光する投影露光装置が使用さ
れている。半導体素子等の集積度が益々向上するにつれ
て、これらのパターンを焼き付ける投影露光装置はより
解像力の高いものが要求されてきている。
【0003】この要求を満足するためには、露光光の波
長(露光波長)を短波長化するか、又は投影光学系の開
口数(NA)を大きくしなければならない。しかしなが
ら、露光波長が短くなると、露光光の吸収のため実用に
耐える光学ガラスが限られてくる。特に露光波長が30
0nm以下となると、実用上使用できる硝材は合成石英
及び蛍石だけとなる。両者のアッベ数は色収差を補正す
るのに十分なほど離れていないので、色収差補正が極め
て困難となる。また、蛍石は温度変化による屈折率の変
化、所謂温度特性が悪い上に、レンズ研磨の加工上多く
の問題を持っているので、投影光学系内の多くの部分に
使用することは出来ない。従って、屈折系のみで光学系
を構成して投影光学系を作製することは非常に難しいも
のとなる。
【0004】そこで、反射系で光学系を構成することも
試みられているが、この場合、光学系の大型化、非球面
化が必要となり、この試みも極めて困難である。このた
め、反射系と露光波長での使用に耐える光学ガラスから
なる屈折系とを組み合わせた所謂反射屈折光学系で縮小
投影光学系を構成する技術が種々提案されている。その
一例として、投影光学系中にビームスプリッターを配置
することにより、軸上付近の光束を使って一括してレチ
クルの像を投影する反射屈折光学系を備えた縮小投影露
光装置が、例えば特公昭51-27116号公報や特開平 2-665
10号公報において開示されている。
【0005】これに関して、半導体素子を例にとると、
最近は1つのチップパターンの面積が大型化する傾向に
あるため、投影光学系では解像度を向上する他に、1回
で露光できる露光フィールドの面積を大きくすることも
要求されている。しかしながら、解像度を大きくした投
影光学系で更に露光フィールドを大型化するのは設計上
及び製造上で困難である。また、反射屈折系を使用した
場合には、良好な結像が行われる領域が細長い矩形又は
円弧状の領域になる傾向がある。そこで、最近は所謂ス
リットスキャン露光方式の投影露光装置が注目されてい
る。このスリットスキャン露光方式では、投影光学系の
投影倍率をβとして、矩形、円弧状又は正六角形状等の
照明領域(スリット状の照明領域)に対してレチクルを
所定の速度Vで走査するのと同期して、ウエハをその照
明領域と共役な露光領域に対して速度β・Vで走査する
ことにより、レチクルのパターンを逐次ウエハの各露光
フィールド(ショット領域)上に露光するものである。
【0006】このようなスリットスキャン露光方式の投
影露光装置用の投影光学系の例として、特開昭63-16331
9 号公報に開示されているようなリング視野光学系があ
る。この光学系では一括で露光することなく、軸外の輪
帯部のみを露光するように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
において、投影光学系中にビームスプリッターを配置し
た例では、ビームスプリッター以降の光学系の屈折面で
の反射光や、ウエハに照射された結像光が、ウエハによ
り反射されて元の光路を戻り、凹面の反射ミラーで再反
射され、再びウエハ面に到達する場合がある。従って、
これらの迷光によるフレアーが多く、且つビームスプリ
ッターの反射特性の不均一性、ビームスプリッターによ
る吸収、及びビームスプリッターでの位相変化などがあ
り、これらに起因する結像特性の劣化を改善しなければ
ならない。しかし、一般には改善しきれないため、総合
的な解像力が劣化し、半導体製造用露光装置としては到
底使用に耐えるものではなかった。
【0008】また、フレアーを避けるため、同じくビー
ムスプリッターを配置した投影光学系を使用して、スリ
ットスキャン露光方式で露光を行う例では、ビームスプ
リッターによる光量損失のため、光の利用効率は25%〜
10%程度の低いものである。例えば、透過光と反射光と
の比が50%対50%のビームスプリッターを用いて、露光
光がそのビームスプリッターを2回通過する場合、得ら
れる光量は25%になってしまう。そこで、そのような光
の低い利用効率による露光エネルギーの低下を改善する
ために光量を上げると、熱変動が激しくなり、実用化の
ためには多くの課題を有するものであった。つまり、そ
のような光量の低下を入射光の光量増加で補おうとする
と、ビームスプリッターへの入射前の屈折光学系を通る
光量と、ビームスプリッター通過後の屈折光学系を通る
光量との間に非常に大きな差が生じるために、屈折レン
ズの熱変動による差が大きく影響して、到底一定の良好
な結像特性を実現することは困難であった。
【0009】また、上述のリング視野光学系を用いた例
では、一括で露光しないで軸外の輪帯部のみを用いてス
リットスキャン露光方式で露光するように構成されてい
る。この例では、反射光学系の部分で入射光と反射光と
が互いに干渉しないように軸外光束を用いている。この
場合、お互いの光束がケラレないようにする必要がある
が、そのために開口数を大きくすることが困難である。
更に、光学部材が光軸に対して非対称の構成となるた
め、光学部材の加工、検査、調整が困難で、精度出しや
精度の維持が難しかった。
【0010】本発明は斯かる点に鑑み、ビームスプリッ
ターを用いること無く、反射系と屈折系とを用いて構成
され、且つ軸外光束を用いて輪帯部のみを露光するリン
グ視野光学系とは異なり光束のケラレの無い高い開口数
の反射屈折投影光学系を使用した、結像性能の優れた走
査型反射屈折投影露光装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の走査
型反射屈折投影露光装置は、例えば図1及び図2に示す
ように、マスク(21)に形成されたパターン中のスリ
ット状の照明領域(23)内のパターンの像を基板(2
5)側に投影する投影光学系を有し、スリット状の照明
領域(23)に対して所定方向にマスク(21)を走査
し、スリット状の照明領域(23)と共役な露光領域
(27)に対してマスク(21)と同期して基板(2
5)を走査することにより、マスク(25)のパターン
の像を逐次基板(25)上に投影露光する投影露光装置
において、その投影光学系を、マスク(21)のパター
ンの中間像(24A)を結像する第1部分結像光学系
と、中間像(24A)の像(24B)を基板(25)上
に結像する第2部分結像光学系(G3)とより構成し、そ
の第1部分結像光学系を、スリット状の照明領域(2
3)内のマスク(21)のパターンからの光束を収斂す
る正の屈折力を有する第1収斂群(G1)と、光軸に対し
て斜めに配置され、第1の領域の光を通過させ該第1の
領域とは異なる第2の領域の光を反射することにより、
第1収斂群(G1)からの光束を後続の光学系に導く選択
光学系(M1)と、凹面反射鏡を含み、選択光学系(M1)
からの光束を反射して選択光学系(M1)の第1の領域又
は第2の領域内のスリット状の領域(S1)にそのパター
ンの中間像(24A)を結像する正の屈折力を持つ第2
収斂群G2 と、より構成したものである。
【0012】また、本発明の第2の走査型反射屈折投影
露光装置は、例えば図5に示すように、その第2部分結
像光学系を、選択光学系(M1)の裏面に配置され、選択
光学系(M1)のその第1の領域に対応する第1の領域の
光を通過させその第2の領域の裏面の第2の領域の光を
反射する第2選択光学系(M4)と、凹面反射鏡を含み、
選択光学系(M1)からの光束を反射して第2選択光学系
(M4)の第1の領域又は第2の領域に光を戻す正の屈折
力を持つ第3収斂群(G3)と、第2選択光学系(M4)か
らの光束を収斂してそのパターンの像を基板(25)上
に結像する正の屈折力を持つ第4収斂群(G4)と、より
構成したものである。
【0013】また、本発明の第3の走査型反射屈折投影
露光装置は、例えば図6に示すように、その第2部分結
像光学系を、その中間像からの光束を収斂してそのパタ
ーンの第2中間像を結像する正の屈折力を持つ第3収斂
群(G3)と、光軸に対して斜めに配置され、第1の領域
の光を通過させ該第1の領域とは異なる第2の領域の光
を反射することにより、その第2中間像の光束を後続の
光学系に導く第2選択光学系(M4)と、凹面反射鏡を含
み、第2選択光学系(M4)からの光束を反射して第2選
択光学系(M4)の第1の領域又は第2の領域に光を戻す
正の屈折力を持つ第4収斂群(G4)と、第2選択光学系
(M4)からの光束を収斂してそのパターンの像を基板
(25)上に結像する正の屈折力を持つ第5収斂群(G
5)と、より構成したものである。
【0014】また、本発明の第4の走査型反射屈折投影
露光装置は、例えば図3に示すように、マスク(21)
に形成されたパターン中のスリット状の照明領域(2
3)内のパターンの像を基板(25)側に投影する投影
光学系を有し、スリット状の照明領域(23)に対して
所定方向にマスク(21)を走査し、スリット状の照明
領域(23)と共役な露光領域(27)に対してマスク
(21)と同期して基板(25)を走査することによ
り、マスク(21)のパターンの像を逐次基板(25)
上に投影露光する投影露光装置において、その投影光学
系を、マスク(21)のパターンの中間像を結像する第
1部分結像光学系(G3)と、その中間像の像を基板(2
5)上に結像する第2部分結像光学系とより構成し、そ
の第2部分結像光学系を、光軸に対して斜めに配置さ
れ、第1の領域の光を通過させ該第1の領域とは異なる
第2の領域の光を反射すると共に、それら第1の領域又
は第2の領域内のスリット状の領域(S2)にその中間像
が結像され、その中間像の光束を後続の光学系に導く選
択光学系(M4)と、凹面反射鏡を含み、選択光学系(M
4)からの光束を反射して選択光学系(M4)の第1の領域
又は第2の領域に光を戻す正の屈折力を持つ第1収斂群
(G4)と、選択光学系(M4)からの光束を収斂してその
パターンの像を基板(25)上に結像する正の屈折力を
持つ第2収斂群(G 5)と、より構成したものである。
【0015】この場合、第1の走査型反射屈折投影露光
装置(図2)において、第1収斂群(G1)、第2収斂群
(G2)及び第2部分結像光学系(G3)の個別のペッツバ
ール和をそれぞれp1 、p2 及びp3 として、マスクか
ら中間像への倍率をβ12とする。また、第2の走査型反
射屈折投影露光装置(図5)において、第1収斂群(G
1)、第2収斂群(G2)、第3収斂群(G3)及び第4収斂
群(G4)の個別のペッツバール和をそれぞれp1
2 、p4 及びp5 として、マスクから中間像への第1
次結像の倍率をβ12、中間像から基板への倍率をβ3
する。
【0016】同様に、第3の走査型反射屈折投影露光装
置(図6)において、第1収斂群(G1)、第2収斂群
(G2)、第3収斂群(G3)、第4収斂群(G4)及び第5
収斂群(G5)の個別のペッツバール和をそれぞれp1
2 、p3 、p4 及びp5 として、第1次結像の倍率を
β12、中間像から第2中間像への第2次結像の倍率をβ
3 、第2中間像から基板上への第3次結像の倍率をβ45
とする。また、第4の走査型反射屈折投影露光装置(図
3)において、第1部分結像光学系(G3)、第1収斂群
(G4)及び第2収斂群(G5)の個別のペッツバール和を
それぞれp3 、p 4 及びp5 として、第1次結像の倍率
をβ3 、中間像から基板上への第2次結像の倍率をβ45
とする。この場合、次の関係を満足することが望まし
い。但し、含まれていない収斂群又は部分結像光学系に
関するペッツバール和は0とみなして以下の式を適用す
る。
【0017】 p1+p3+p5>0 (1) p2+p4 <0 (2) |p1+p2+p3+p4+p5|<0.1 (3) 0.1≦|β12|≦2 (4) 0.1≦|β3 |≦2 (5) 0.1≦|β45|≦2 (6)
【0018】
【作用】斯かる本発明の第1の走査型反射屈折投影露光
装置(図1、図2)によれば、投影光学系の倍率をβと
した場合、スリット状の照明領域(23)に対してマス
ク(21)をSR方向に速度Vで走査し、スリット状の
照明領域(23)と共役な露光領域(27)に対して基
板(25)をSW方向に速度β・Vで走査することによ
り、マスク(21)のパターン領域(22)内のパター
ンの像が逐次基板(25)の露光フィールド(26)内
に露光される。
【0019】また、投影光学系では選択光学系(M1)に
より照明光の光路を折り曲げているため、ビームスプリ
ッターは使用されていない。選択光学系としては、スリ
ット状の開口が形成されたミラー、又はスリット状のミ
ラー等が使用できる。従って、ビームスプリッターに起
因するフレアー、並びにビームスプリッターにおける反
射特性の不均一性、吸収、及び位相変化などに起因する
結像特性の劣化が無くなり、総合的な解像力が向上す
る。また、選択光学系(M1)における光束の損失が少な
いため、照明光の利用効率が高い。
【0020】また、軸外光束のみを用いて輪帯部のみを
露光するリング視野光学系とは異なり、本発明では、ス
リット状の露光領域(27)内の全体を露光するように
しているため、光束のケラレが無い。従って、光学部材
の加工、検査、調整が容易で、精度出しや精度の維持が
行い易く、且つ高い開口数が可能となる。また、以上の
作用効果は、本発明の第2〜第4の走査型反射屈折投影
露光装置についても共通である。
【0021】更に本発明において、投影光学系の性能を
上げるためには、先ず投影光学系全体のペッツバール和
を0付近にしなければならない。仮にペッツバール和が
0付近にないと投影像面は平坦なものとならず、湾曲し
たものとなる。そのようにペッツバール和を0付近にす
るための条件が上述の(1)式〜(3)式の条件であ
り、(1)式〜(3)式の条件を満足させることによ
り、光学性能、特に像面の曲がりを防いで平坦性が良好
になる。
【0022】(3)式の上限を外れると像面は基板(2
5)側に凹面に湾曲し、(3)式の下限を越えると像面
は基板(25)側に凸面に湾曲し、共に結像性能が著し
く劣化する。また、第1次結像の倍率β12、第2次結像
の倍率β3 、第3次結像の倍率β45について、(4)式
〜(6)式の条件を満足する場合には、無理なく投影光
学系を構成することができる。(4)式〜(6)式の下
限を外れると、縮小倍率がかかり過ぎて、広範囲の露光
が困難となる。また、(4)式〜(6)式の上限を外れ
ると、倍率が拡大され過ぎて、本来の使用目的に反する
ことになる。
【0023】また、選択光学系(例えば図1のM1)の位
置と、投影光学系の入射瞳及び射出瞳の位置とをほぼ一
致させると、物体高の変化に対して瞳上の遮蔽部分が変
化しないので、像面全面に亘って、結像性能の変化はな
くなる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の種々の実施例につき図面を参
照して説明する。以下の実施例は、レチクルのパターン
の像を投影光学系を介して、スリットスキャン露光方式
でフォトレジストが塗布されたウエハ上に所定倍率(等
倍を含む)で投影する投影露光装置に本発明を適用した
ものである。
【0025】以下の実施例では投影光学系のレンズ配置
を例えば図8に示すように、展開光路図で表す。展開光
路図においては、反射面は透過面として表され、レチク
ル21からの光が通過する順に各光学要素が配列され
る。また、凹面反射鏡の部分(例えばM21)では、平面
の仮想面(例えば第12面r12)が使用される。そし
て、レンズの形状及び間隔を表すために、例えば図8に
示すように、レチクル21のパターン面を第0面とし
て、レチクル21から射出された光がウエハ25に達す
るまでに通過する面を順次第i面(i=1,2,‥‥)
として、第i面の曲率半径ri の符号は、展開光路図の
中でレチクル21に対して凸の場合を正にとる。また、
第i面と第(i+1)面との面間隔をdi とする。
【0026】また、硝材として、CaF2 は蛍石、Si
2 は石英ガラスをそれぞれ表す。石英ガラス及び蛍石
の使用基準波長(248nm)に対する屈折率は次のと
おりである。 石英ガラス: 1.508327、 蛍 石 : 1.467845 但し、使用基準波長が193nmの場合には、石英ガラ
スの屈折率は次のようになる。 石英ガラス: 1.56100
【0027】[第1実施例]第1実施例の投影露光装置
の概略構成を図1及び図2に示す。図1において、図示
省略された照明光学系からの露光光ILが、レチクル2
1のパターン領域22上の細長い矩形の照明領域23に
照射されている。照明領域23内のパターン24からの
光が、屈折レンズ群よりなる焦点距離f1 の第1収斂群
1 を経て、光軸に対して45°で斜設され中央に細長
い開口S1 が形成された平面ミラーM 1 に達する。平面
ミラーM1 に形成された細長い開口S1 の方向は、照明
領域23の長手方向と平行である。その細長い開口S1
の幅は、入射する光束の平面ミラーM1 上での幅の10
%〜20%より狭くなる程度に設定する。また、結像特
性の方向性をなくすために、平面ミラーM1 上に細長い
開口S1 に直交する方向に細長い遮光域28及び29を
形成しても良い。
【0028】平面ミラーM1 で反射された後、反射屈折
レンズ群よりなる焦点距離f2 の第2収斂群G2 により
反射された光束Aが、平面ミラーM1 の細長い開口S1
内に、パターン24の中間像24Aを結像する。その中
間像24Aからの光束が、細長い開口S1 を通過した
後、屈折レンズ群よりなる焦点距離f3 の第3収斂群G
3 を介して、ウエハ25の露光フィールド(ショット領
域)26上に中間像24Aの像24Bを結像する。投影
光学系全体の投影倍率をβとして、照明領域23の長手
方向に垂直なSR方向に速度Vでレチクル21を走査す
るのと同期して、照明領域23と共役なスリット状の露
光領域27に対してウエハ25をSR方向と共役なSW
方向に速度β・Vで走査することにより、レチクル21
のパターン領域22のパターンの像が、逐次ウエハ25
の露光フィールド26内に投影露光される。この第1実
施例の投影光学系の投影倍率βは1/4である。
【0029】図2は、第1実施例のステージ機構を示
し、この図2に示すように、レチクル21はレチクルス
テージ30により照明領域23に対してSR方向に走査
され、主制御系31がレチクルステージ制御系32を介
して、レチクルステージ30の走査速度及び走査のタイ
ミング等を設定する。また、ウエハ25はウエハステー
ジ33により露光領域27に対してSW方向に走査さ
れ、主制御系31がウエハウテージ制御系34を介し
て、ウエハステージ33の走査速度及び走査のタイミン
グを設定する。主制御系31が、レチクル21及びウエ
ハ25の走査の同期を取ると共に、レチクル21とウエ
ハ25との相対速度の調整を行う。また、投影光学系の
光軸は図2の紙面に平行であり、照明領域23の長手方
向及び平面ミラーM1 の細長い開口S1 の長手方向は共
に図2の紙面に垂直な方向であり、平面ミラーM1 は、
図2の紙面に垂直な軸を中心として投影光学系の光軸に
対して45°回転している。
【0030】図8は、第1実施例の投影光学系の展開光
路図を示し、この図8に示すように、レチクル21上の
パターンからの光が、屈折レンズ4枚からなる第1収斂
群G 1 を経て、中央に細長い開口を持ち光軸に対して4
5°で斜設された平面ミラーM1 の周辺部で反射された
後、凹面反射鏡M21とその前に配置された負メニスカス
レンズL21とからなる第2収斂群G2 に至り、第2収斂
群G2 で反射された光が平面ミラーM1 の開口内にその
パターンの中間像を結像する。そして、この中間像から
の光が、屈折レンズ14枚からなる第3収斂群G3 を経
て、ウエハ25の表面にそのパターンの像を結像する。
【0031】また、第1収斂群G1 はレチクル21側か
ら順に、レチクル21に凸面を向けた正メニスカスレン
ズL11、レチクル21に凸面を向けた負メニスカスレン
ズL 12、両凸レンズ(以下、単に「凸レンズ」という)
13及び両凹レンズ(以下、単に「凹レンズ」という)
14より構成され、第2収斂群G3 は、レチクル21に
凹面を向けた負メニスカスレンズL21及び凹面反射鏡M
2 よりなる。また、第3収斂群G3 は、レチクル21に
凹面を向けた正メニスカスレンズL31、レチクル21に
凹面を向けた正メニスカスレンズL32、凸レンズL33
レチクル21に凸面を向けた負メニスカスレンズL34
凸レンズL35、凸レンズL36、レチクル21に凹面を向
けた負メニスカスレンズL37、凸レンズL38、レチクル
21に凸面を向けた正メニスカスレンズL39、レチクル
21に凹面を向けた負メニスカスレンズL3A、凸レンズ
3B、レチクル21に凸面を向けた負メニスカスレンズ
3C、レチクル21に凸面を向けた正メニスカスレンズ
3D及びレチクル21に凸面を向けた負メニスカスレン
ズL3Eより構成されている。
【0032】即ち、本例の結像倍率は1/4倍、開口数
は0.4、物体高は20mmである。また、屈折レンズ
は溶融石英を使用し、紫外線エキシマレーザの193n
mの波長における、1nmの波長幅に対して軸上及び倍
率の色収差が補正されている。また、球面収差、コマ収
差、非点収差、ディストーションともほぼ無収差に近い
状態まで良好に補正された優れた性能の投影光学系を提
供しているため、光学系を2〜3倍に比例拡大して使用
しても、良好な性能を保持できるものである。
【0033】第1実施例における曲率半径ri 、面間隔
i 及び硝材を次の表1に示す。以下の表において、第
12面は凹面反射鏡を展開光路図で表すための仮想面で
ある。
【0034】
【表1】
【0035】また、図9(a)〜(c)は第1実施例の
縦収差図、図9(c)は第1実施例の倍率色収差図、図
9(e)は第1実施例の横収差図を示す。これら収差図
より、本例においても開口数が0.4と大きいにも拘ら
ず、広いイメージサークルの領域内で諸収差が良好に補
正されていることが分かる。また、色収差も良好に補正
されている。
【0036】上述のように本実施例によれば、図1に示
すように、これまでのビームスプリッターの代わりに、
入射光束と反射光束を分離するためにほぼ中央部分に細
長い開口が設けられた平面ミラーM1 を用い、凹面反射
鏡を主とする第2収斂群G2による第1次結像が、平面
ミラーM1 の開口S1 にくるように配置している。そし
て、その平面ミラーM1 の開口S1 を通過した光束に、
第3収斂群G3 により、第2次結像をさせている。従っ
て、フレアー等の原因になるビームスプリッターを用い
ることなく、光束の大部分を結像に使うことができる。
【0037】また、スリット状の照明領域23内のパタ
ーンの像を平面ミラーM1 の細長い開口S1 内に結像さ
せているため、第1次結像による光束のケラレは、走査
方向に対して直角方向に細長いスリット状の遮蔽部分と
なるので、結像性能への影響は少ない。
【0038】[第2実施例]図4及び図5はこの第2実
施例の投影露光装置の概略構成を示し、この図4及び図
5において図1及び図2に対応する部分には同一符号を
付してその詳細説明を省略する。図4において、図示省
略された照明光学系からの露光光ILが、レチクル21
上の細長い矩形の照明領域23に照射され、照明領域2
3内のパターン24からの光が、屈折レンズ群よりなる
焦点距離f1 の第1収斂群G1 を経て、光軸に対して4
5°で斜設され中央に細長い開口S1 が形成された平面
ミラーM1 に達する。平面ミラーM1 の裏面には平面ミ
ラーM4 が接合され、平面ミラーM1 の開口S1 がその
まま平面ミラーM4 の開口S2 となっている。
【0039】平面ミラーM1 で反射された後、反射屈折
レンズ群よりなる焦点距離f2 の第2収斂群G2 により
反射された光束Aが、平面ミラーM1 の細長い開口S1
内に、パターン24の中間像24Aを結像する。その中
間像24Aから射出され、開口S1 及び平面ミラーM4
の開口S2 を通過した後、反射屈折レンズ群よりなる焦
点距離f3 の第3収斂群G3 により反射された光束B
が、平面ミラーM4 に戻る。そして、平面ミラーM4
反射された光束が、屈折レンズ群よりなる焦点距離f4
の第4収斂群G4 を介して、ウエハ25上に中間像24
Aの像24Bを結像する。
【0040】投影光学系全体の投影倍率をβとして、照
明領域23に対してSR方向に速度Vでレチクル21を
走査するのと同期して、スリット状の露光領域27に対
してウエハ25をSW方向に速度β・Vで走査すること
により、レチクル21のパターンの像が、逐次ウエハ2
5の露光フィールド26内に投影露光される。この第2
実施例の投影光学系の投影倍率βは1/5である。
【0041】図5は、第2実施例のステージ機構を示
し、この図5に示すように、投影光学系の光軸は図5の
紙面に平行であり、照明領域23の長手方向及び平面ミ
ラーM 1 ,M4 の細長い開口S1 ,S2 の長手方向は共
に図5の紙面に垂直な方向であり、平面ミラーM1 ,M
5 は、図5の紙面に垂直な軸を中心として投影光学系の
光軸に対して45°回転している。ステージの構成は第
1実施例と同様である。
【0042】図10は、第2実施例の投影光学系の展開
光路図を示し、この図10に示すように、レチクル21
上のパターンからの光が、屈折レンズ9枚からなる第1
収斂群G1 を経て、中央に細長い開口を持ち光軸に対し
て45°で斜設された平面ミラーM1 の周辺部で反射さ
れた後、凹面反射鏡M21とその前に配置された負メニス
カスレンズL21とからなる第2収斂群G2 に至り、第2
収斂群G2 で反射された光が平面ミラーM1 の開口内に
そのパターンの中間像を結像する。そして、この中間像
からの光が、凹面反射鏡M31とその前に配置された負メ
ニスカスレンズL31とからなる第3収斂群G3 に至り、
第3収斂群G3 で反射された光が平面ミラーM4 で反射
された後、屈折レンズ9枚からなる第4収斂群G4 を経
て、ウエハ25の表面にそのパターンの像を結像する。
【0043】また、第1収斂群G1 はレチクル21側か
ら順に、レチクル21に凸面を向けた負メニスカスレン
ズL11、凸レンズL12、レチクル21に凸面を向けた負
メニスカスレンズL13、レチクル21に凸面を向けた負
メニスカスレンズL14、レチクル21に凸面を向けた負
メニスカスレンズL15、レチクル21に凹面を向けた正
メニスカスレンズL16、凸レンズL17、レチクル21に
凹面を向けた負メニスカスレンズL18及びレチクル21
に凸面を向けた正メニスカスレンズL19より構成され、
第2収斂群G2 は、レチクル21に凹面を向けた負メニ
スカスレンズL 21及び凹面反射鏡M21よりなる。
【0044】また、第3収斂群G3 は、レチクル21に
凹面を向けた負メニスカスレンズL 31及び凹面反射鏡M
31よりなり、第4収斂群G4 は、凸レンズL41、レチク
ル21に凹面を向けた負メニスカスレンズL42、レチク
ル21に凸面を向けた正メニスカスレンズL43、レチク
ル21に凸面を向けた正メニスカスレンズL44、レチク
ル21に凸面を向けた負メニスカスレンズL45、凸レン
ズL46、凹レンズL47、凸レンズL48及び凹レンズL49
より構成されている。
【0045】また、投影光学系の投影倍率は1/5倍、
像側の開口数NAは0.4、物体高は100mmであ
る。そして、屈折レンズは溶融石英及び蛍石を使用し、
紫外線エキシマレーザの248nmの波長における、1
nmの波長幅に対して軸上及び倍率の色収差が補正され
ている。また、球面収差、コマ収差、非点収差、ディス
トーションも良好に補正された優れた性能の投影光学系
を提供している。
【0046】第2実施例における曲率半径ri 、面間隔
i 及び硝材を次の表2に示す。以下の表において、第
21面及び第27面はそれぞれ凹面反射鏡を展開光路図
で表すための仮想面である。
【0047】
【表2】
【0048】また、図11(a)〜(c)は第2実施例
の縦収差図、図11(c)は第2実施例の倍率色収差
図、図11(e)は第2実施例の横収差図を示す。これ
ら収差図より、本例においても開口数が0.4と大きい
にも拘らず、広いイメージサークルの領域内で諸収差が
良好に補正されていることが分かる。また、色収差も良
好に補正されている。
【0049】[第3実施例]図6はこの第3実施例の投
影露光装置の概略構成を示し、この図6において図1及
び図2に対応する部分には同一符号を付してその詳細説
明を省略する。図6において、図示省略された照明光学
系からの露光光ILが、レチクル21上の細長い矩形の
照明領域23に照射され、照明領域23内のパターンか
らの光が、屈折レンズ群よりなる焦点距離f1 の第1収
斂群G1 を経て、光軸に対して45°で斜設され中央に
細長い開口S1 が形成された平面ミラーM1 に達する。
【0050】平面ミラーM1 で反射された後、反射屈折
レンズ群よりなる焦点距離f2 の第2収斂群G2 により
反射された光束が、平面ミラーM1 の細長い開口S1
に、パターン24の第1中間像を結像する。その第1中
間像から射出され、開口S1を通過した光束が、屈折レ
ンズ群よりなる焦点距離f3 の収斂群G3 を経て、平面
ミラーM1 に平行に設置された平面ミラーM4 の中央の
細長い開口S2 内に第2中間像を結像する。この第2中
間像からの光束が、反射屈折レンズ群よりなる焦点距離
4 の第4収斂群G4 により反射されて、平面ミラーM
4 に戻る。そして、平面ミラーM4 で反射された光束
が、屈折レンズ群よりなる焦点距離f5 の第5収斂群G
5 を介して、ウエハ25上に第2中間像の像を結像す
る。
【0051】照明領域23に対してSR方向に速度Vで
レチクル21を走査するのと同期して、スリット状の露
光領域27に対してウエハ25をSW方向に速度β・V
で走査することにより、レチクル21のパターンの像
が、逐次ウエハ25の露光フィールド内に投影露光され
る。この第3実施例の投影光学系の投影倍率βは1/4
である。
【0052】図12は第3実施例の投影光学系の展開光
路図であり、この図12に示すように、レチクル21上
のパターンからの光が、4枚の屈折レンズよりなる第1
収斂群G1 を経て、中央に開口を持ち光軸に対して45
°で斜設された平面ミラーM 1 の周辺部で反射された
後、第1凹面反射鏡M21と負メニスカスレンズとよりな
る第2収斂群G2 に至り、第2収斂群G2 で反射された
光が平面ミラーM1 の開口内にそのパターンの第1中間
像を結像する。そして、この第1中間像からの光が、1
6枚の屈折レンズよりなる第3収斂群G3 を経て、中央
に開口を持ち光軸に対して45°で斜設された平面ミラ
ーM4 の開口内にそのパターンの第2中間像を結像し、
この第2中間像からの光が第2凹面反射鏡M41と負メニ
スカスレンズとよりなる第4収斂群G4 に至り、第4収
斂群G4 で反射された光が平面ミラーM4 の周辺で反射
される。このように反射された光が、5枚の屈折レンズ
よりなる第5収斂群G5 を経てウエハ25の表面にその
パターンの像を結像する。
【0053】また、図12に示すように、第1収斂群G
1 はレチクル21側から順に、レチクル21に凹面を向
けた正メニスカスレンズL11、レチクル21に凸面を向
けた負メニスカスレンズL12、凸レンズL13及びレチク
ル21に凸面を向けた負メニスカスレンズL14より構成
され、第2収斂群G3 は、レチクル21に凹面を向けた
負メニスカスレンズL21及び凹面反射鏡M21よりなる。
また、第3収斂群G3は、レチクル21に凹面を向けた
負メニスカスレンズL31、レチクル21に凹面を向けた
正メニスカスレンズL32、レチクル21に凹面を向けた
負メニスカスレンズL33、レチクル21に凹面を向けた
正メニスカスレンズL34、レチクル21に凸面を向けた
負メニスカスレンズL35、レチクル21に凹面を向けた
正メニスカスレンズL36、レチクル21に凹面を向けた
正メニスカスレンズL37、凸レンズL38、凸レンズ
39、凸レンズL3A、レチクル21に凸面を向けた正メ
ニスカスレンズL3B、レチクル21に凹面を向けた負メ
ニスカスレンズL3C、レチクル21に凸面を向けた正メ
ニスカスレンズL3D、凹レンズL3E、凸レンズL3F及び
レチクル21に凸面を向けた正メニスカスレンズL3G
り構成されている。
【0054】そして、第4収斂群G4 は、レチクル21
に凹面を向けた負メニスカスレンズL41及び第2凹面反
射鏡M41よりなり、第5収斂群G5 は、レチクル21に
凸面を向けた正メニスカスレンズL51、レチクル21に
凸面を向けた負メニスカスレンズL52、レチクル21に
凸面を向けた正メニスカスレンズL53、レチクル21に
凹面を向けた負メニスカスレンズL54及びレチクル21
に凸面を向けた正メニスカスレンズL55より構成されて
いる。
【0055】本実施型では、投影光学系の投影倍率は1
/4倍、像側の開口数NAは0.5、物体高は20mm
である。また、屈折レンズは溶融石英を使用し、紫外線
エキシマレーザの193nmの波長における1nmの波
長幅に対して、軸上及び倍率の色収差が補正されてい
る。また、球面収差、コマ収差、非点収差、ディストー
ションともほぼ無収差に近い状態まで良好に補正された
優れた性能の投影光学系を提供しているため、光学系を
2〜3倍に比例拡大して使用しても、良好な性能を保持
できるものである。
【0056】第3実施例における曲率半径ri 、面間隔
i 及び硝材を次の表3に示す。以下の表において、第
12面及び第49面はそれぞれ凹面反射鏡を展開光路図
で表すための仮想面である。
【0057】
【表3】
【0058】また、図13(a)〜(c)は第3実施例
の縦収差図、図13(c)は第3実施例の倍率色収差
図、図13(e)は第3実施例の横収差図を示す。これ
ら収差図より、本例においても開口数が0.5と大きい
にも拘らず、広いイメージサークルの領域内で諸収差が
良好に補正されていることが分かる。また、色収差も良
好に補正されている。
【0059】なお、この第3実施例で中央に細長い開口
を有する平面ミラーM1 及びM4 はそれぞれ細長い平面
ミラーで置き換えることができる。図7は、図6に示す
第3実施例の投影露光装置の変形例であり、この図7に
おいて、図6の平面ミラーM1 及びM4 がそれぞれ細長
い平面ミラーM1 ′及びM 4 ′で置き換えてある。図7
において、照明領域23内のパターンからの光が、第1
収斂群G1 を経て、光軸に対して45°で斜設された細
長い平面ミラーM1′に達する。平面ミラーM1 ′の側
面を通過した後、第2収斂群G2 により反射された光束
が、平面ミラーM1 ′内に、パターン24の第1中間像
を結像する。その平面ミラーM1 ′内の第1中間像から
反射された光束が、収斂群G3 を経て、平面ミラー
1 ′に平行に設置された細長い平面ミラーM4 ′内に
第2中間像を結像する。この第2中間像から反射された
光束が、第4収斂群G4 により反射されて、平面ミラー
4 ′に戻る。そして、平面ミラーM4 ′の側面を通過
した光束が、第5収斂群G5 を介して、ウエハ25上に
第2中間像の像を結像する。この図7の例によれば、選
択光学系として細長い平面ミラーM1 ′及びM4 ′が使
用されているため、選択光学系の製造が容易である。
【0060】[第4実施例]図3はこの第4実施例の投
影露光装置の概略構成を示し、この図3において図1及
び図2に対応する部分には同一符号を付してその詳細説
明を省略する。図3において、図示省略された照明光学
系からの露光光ILが、レチクル21上の細長い矩形の
照明領域23に照射され、照明領域23内のパターンか
らの光が、屈折レンズ群よりなる焦点距離f3 の第3収
斂群G3 を経て、平面ミラーM4 の中央の細長い開口S
2 内に中間像を結像する。この中間像からの光束が、反
射屈折レンズ群よりなる焦点距離f4 の第4収斂群G4
により反射されて、平面ミラーM4 に戻る。そして、平
面ミラーM4 で反射された光束が、屈折レンズ群よりな
る焦点距離f5 の第5収斂群G5 を介して、ウエハ25
上に中間像の像を結像する。
【0061】照明領域23に対してSR方向に速度Vで
レチクル21を走査するのと同期して、スリット状の露
光領域27に対してウエハ25をSW方向に速度β・V
で走査することにより、レチクル21のパターンの像
が、逐次ウエハ25の露光フィールド内に投影露光され
る。この第4実施例の投影光学系の投影倍率βは1/4
である。
【0062】図14は第4実施例の投影光学系の展開光
路図であり、この図14に示すように、レチクル21上
のパターンからの光が、16枚の屈折レンズよりなる第
3収斂群G3 を経て、中央に開口を持ち光軸に対して4
5°で斜設された平面ミラーM4 の開口内にそのパター
ンの中間像を結像し、この中間像からの光が凹面反射鏡
41と負メニスカスレンズとよりなる第4収斂群G4
至り、第4収斂群G4で反射された光が平面ミラーM4
の周辺で反射される。このように反射された光が、5枚
の屈折レンズよりなる第5収斂群G5 を経てウエハ25
の表面にそのパターンの像を結像する。
【0063】また、図14に示すように、第3収斂群G
3 はレチクル21から順に、レチクル21に凸面を向け
た負メニスカスレンズL31、レチクル21に凸面を向け
た負メニスカスレンズL32、レチクル21に凹面を向け
た負メニスカスレンズL33、レチクル21に凸面を向け
た負メニスカスレンズL34、レチクル21に凹面を向け
た正メニスカスレンズL35、凸レンズL36、レチクル2
1に凹面を向けた正メニスカスレンズL37、凸レンズL
38、レチクル21に凹面を向けた正メニスカスレンズL
39、凸レンズL3A、凸レンズL3B、レチクル21に凹面
を向けた負メニスカスレンズL3C、レチクル21に凸面
を向けた負メニスカスレンズL3D、凹レンズL3E、凸レ
ンズL3F及び凸レンズL3Gより構成されている。
【0064】そして、第4収斂群G4 は、レチクル21
に凹面を向けた負メニスカスレンズL41及び凹面反射鏡
41よりなり、第5収斂群G5 は、レチクル21に凸面
を向けた正メニスカスレンズL51、レチクル21に凸面
を向けた負メニスカスレンズL52、レチクル21に凸面
を向けた正メニスカスレンズL53、レチクル21に凹面
を向けた正メニスカスレンズL54及びレチクル21に凸
面を向けた負メニスカスレンズL55より構成されてい
る。
【0065】実施型では、投影光学系の投影倍率は1/
4倍、像側の開口数NAは0.3、物体高は12mmで
ある。また、屈折レンズは溶融石英を使用し、紫外線エ
キシマレーザの193nmの波長における1nmの波長
幅に対して、軸上及び倍率の色収差が補正されている。
また、球面収差、コマ収差、非点収差、ディストーショ
ンともほぼ無収差に近い状態まで良好に補正された優れ
た性能の光学系を提供しているため、光学系を2〜3倍
に比例拡大して使用しても、良好な性能を保持できるも
のである。
【0066】第4実施例における曲率半径ri 、面間隔
i 及び硝材を次の表4に示す。以下の表において、第
35面は凹面反射鏡を展開光路図で表すための仮想面で
ある。
【0067】
【表4】
【0068】また、図15(a)〜(c)は第4実施例
の縦収差図、図15(c)は第4実施例の倍率色収差
図、図15(e)は第4実施例の横収差図を示す。これ
ら収差図より、本例においても、広いイメージサークル
の領域内で諸収差が良好に補正されていることが分か
る。また、色収差も良好に補正されている。次に、本発
明では(1)式〜(6)式の条件を満足することが望ま
しいとされているが、以下に、上述の各実施例とそれら
の条件との対応につき説明する。先ず、上述の各実施例
における第1収斂群G1 〜第5収斂群G5 のそれぞれの
焦点距離をfi(i=1〜5)、それぞれのペッツバール
和をpi(i=1〜5)、それぞれの見かけの屈折率をn
i(i=1〜5)、それぞれの結像倍率をβi(i=1〜
5)とする。また、第1収斂群G1 及び第2収斂群G2
の合成の結像倍率をβ12、第4収斂群G4 及び第5収斂
群G5 の合成の結像倍率をβ45として、これらの結像倍
率β12及びβ45をβijで表す。上述の第1実施例〜第4
実施例の諸元をそれぞれ以下の表5〜表8にまとめる。
但し、全系をGT で表し、全系GT に対応するペッツバ
ール和pi 及び結像倍率をβi の欄にはそれぞれ全系の
ペッツバール和及び結像倍率を示す。
【0069】
【表5】
【0070】
【表6】
【0071】
【表7】
【0072】
【表8】
【0073】そして、第1実施例〜第4実施例の(1)
式〜(6)式に対する対応値を表9に示す。
【0074】
【表9】
【0075】これらの各表より、上述の各実施例では何
れも(1)式〜(6)式の条件が満足されていることが
分かる。なお、上述の各実施例においては、屈折光学系
を構成する硝材として石英、蛍石等の光学ガラスが使用
されているが、石英、蛍石等の光学ガラスは紫外線を通
すことができるので、好都合である。
【0076】また、屈折光学系を構成する材料として、
アクリル、ポリスチレン、ポリカーボネートなどのプラ
スチック光学材を使用するようにしてもよい。これによ
り、量産性のある、低コストの光学系を実現できる。ま
た、上述実施例は、等倍又は縮小投影光学系の例である
が、レチクル21とウエハ25との関係を逆にすること
により拡大投影光学系としても使えることは明らかであ
る。このように、本発明は上述実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る。
【0077】
【発明の効果】本発明の第1〜第4の走査型反射屈折投
影露光装置によれば、ビームスプリッターの代わりに選
択光学系を用いて、入射光束と反射光束とを分離するこ
とができるために、光量の減少を少なくすることがで
き、熱変動の影響を抑えることができる。また、従来の
ビームスプリッター使用時に問題となったビームスプリ
ッターの特性の不均一性による光量ムラをなくすことが
できるようになった。
【0078】但し、選択光学系として例えば中央に細長
い開口を有する平面ミラーを使用した場合、その中央に
開口部分により光束の一部はけられて結像に寄与しない
ため、結像特性はいろいろと変化したものとなる。しか
し、最近では遮蔽のない通常の屈折光学系の縮小投影装
置においても、わざわざ照明系の瞳を部分的に遮蔽して
解像力を上げる場合もあり、結像特性の変化による像の
不均一性は基板上の感光材の特性やマスクパターンの設
計により補うことが出来るものである。
【0079】例えば、現在行われている所謂変形照明法
では、照明光学系の瞳面で十字型の遮蔽を行うことによ
り、解像力を上げ、焦点深度を深くしている。このよう
な、十字型の遮蔽部の中に、平面ミラーの開口部分又は
細長い平面ミラーそのものを合わせるか、または、その
遮蔽部の形状より平面ミラーの開口部分又は細長い平面
ミラーを小さくして配置すれば、結像性能をあげなが
ら、光束を通過させることができる。このような構成を
とることにより、トータルの光量損失はビームスプリッ
ターを使用する場合に比べて僅かであり、照明光の利用
効率が高い。
【0080】また1次結像倍率(更には2次結像倍率)
を自由に選ぶことができるので、良い光学性能の状態を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の投影露光装置の概略構成
を示す斜視図である。
【図2】第1実施例のステージ機構等を示す構成図であ
る。
【図3】本発明の第4実施例の投影露光装置の概略を示
す構成図である。
【図4】本発明の第2実施例の投影露光装置の概略構成
を示す斜視図である。
【図5】第2実施例のステージ機構等を示す構成図であ
る。
【図6】本発明の第3実施例の投影露光装置の概略を示
す構成図である。
【図7】第3実施例の変形例を示す構成図である。
【図8】第1実施例の投影光学系を示す展開光路図であ
る。
【図9】第1実施例の収差図である。
【図10】第2実施例の投影光学系を示す展開光路図で
ある。
【図11】第2実施例の収差図である。
【図12】第3実施例の投影光学系を示す展開光路図で
ある。
【図13】第3実施例の収差図である。
【図14】第4実施例の投影光学系を示す展開光路図で
ある。
【図15】第4実施例の収差図である。
【符号の説明】
21 レチクル 23 細長い矩形の照明領域 25 ウエハ 30 レチクルステージ 33 ウエハステージ G1 第1収斂群 G2 第2収斂群 G3 第3収斂群 G4 第4収斂群 G5 第5収斂群 M1,M4 細長い開口を有する平面ミラー S1,S2 細長い開口 M21,M41 凹面反射鏡 M1′,M4′細長い平面ミラー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクに形成されたパターン中のスリッ
    ト状の照明領域内のパターンの像を基板側に投影する投
    影光学系を有し、前記スリット状の照明領域に対して所
    定方向に前記マスクを走査し、前記スリット状の照明領
    域と共役な露光領域に対して前記マスクと同期して前記
    基板を走査することにより、前記マスクのパターンの像
    を逐次前記基板上に投影露光する投影露光装置におい
    て、 前記投影光学系を、前記マスクのパターンの中間像を結
    像する第1部分結像光学系と、前記中間像の像を前記基
    板上に結像する第2部分結像光学系とより構成し、前記
    第1部分結像光学系を、 前記スリット状の照明領域内の前記マスクのパターンか
    らの光束を収斂する正の屈折力を有する第1収斂群と;
    光軸に対して斜めに配置され、第1の領域の光を通過さ
    せ該第1の領域とは異なる第2の領域の光を反射するこ
    とにより、前記第1収斂群からの光束を後続の光学系に
    導く選択光学系と;凹面反射鏡を含み、前記選択光学系
    からの光束を反射して前記選択光学系の前記第1の領域
    又は前記第2の領域内のスリット状の領域に前記パター
    ンの中間像を結像する正の屈折力を持つ第2収斂群と;
    より構成したことを特徴とする走査型反射屈折投影露光
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第2部分結像光学系を、 前記選択光学系の裏面に配置され、前記選択光学系の前
    記第1の領域に対応する第1の領域の光を通過させ前記
    第2の領域の裏面の第2の領域の光を反射する第2選択
    光学系と;凹面反射鏡を含み、前記選択光学系からの光
    束を反射して前記第2選択光学系の第1の領域又は第2
    の領域に光を戻す正の屈折力を持つ第3収斂群と;前記
    第2選択光学系からの光束を収斂して前記パターンの像
    を前記基板上に結像する正の屈折力を持つ第4収斂群
    と;より構成したことを特徴とする請求項1記載の走査
    型反射屈折投影露光装置。
  3. 【請求項3】 前記第2部分結像光学系を、 前記第1中間像からの光束を収斂して前記パターンの第
    2中間像を結像する正の屈折力を持つ第3収斂群と;光
    軸に対して斜めに配置され、第1の領域の光を通過させ
    該第1の領域とは異なる第2の領域の光を反射すること
    により、前記第2中間像の光束を後続の光学系に導く第
    2選択光学系と;凹面反射鏡を含み、前記第2選択光学
    系からの光束を反射して前記第2選択光学系の第1の領
    域又は第2の領域に光を戻す正の屈折力を持つ第4収斂
    群と;前記第2選択光学系からの光束を収斂して前記パ
    ターンの像を前記基板上に結像する正の屈折力を持つ第
    5収斂群と;より構成したことを特徴とする請求項1記
    載の走査型反射屈折投影露光装置。
  4. 【請求項4】 マスクに形成されたパターン中のスリッ
    ト状の照明領域内のパターンの像を基板側に投影する投
    影光学系を有し、前記スリット状の照明領域に対して所
    定方向に前記マスクを走査し、前記スリット状の照明領
    域と共役な露光領域に対して前記マスクと同期して前記
    基板を走査することにより、前記マスクのパターンの像
    を逐次前記基板上に投影露光する投影露光装置におい
    て、 前記投影光学系を、前記マスクのパターンの中間像を結
    像する第1部分結像光学系と、前記中間像の像を前記基
    板上に結像する第2部分結像光学系とより構成し、前記
    第2部分結像光学系を、 光軸に対して斜めに配置され、第1の領域の光を通過さ
    せ該第1の領域とは異なる第2の領域の光を反射すると
    共に、前記第1の領域又は前記第2の領域内のスリット
    状の領域内に前記中間像が結像され、前記中間像の光束
    を後続の光学系に導く選択光学系と;凹面反射鏡を含
    み、前記選択光学系からの光束を反射して前記選択光学
    系の第1の領域又は第2の領域に光を戻す正の屈折力を
    持つ第1収斂群と;前記選択光学系からの光束を収斂し
    て前記パターンの像を前記基板上に結像する正の屈折力
    を持つ第2収斂群と;より構成したことを特徴とする走
    査型反射屈折投影露光装置。
  5. 【請求項5】 前記第1収斂群、前記第2収斂群及び前
    記第2部分結像光学系の個別のペッツバール和をそれぞ
    れp1 、p2 及びp3 としたとき、 p1+p3 >0、p2 <0、及び|p1+p2+p3|<0.1 が成立すると共に、前記マスクのパターンから前記中間
    像への倍率をβ12とし、前記中間像から前記基板上への
    倍率をβ3 としたとき、 0.1≦|β12|≦2、及び0.1≦|β3|≦2 の条件を満足することを特徴とする請求項1記載の走査
    型反射屈折投影露光装置。
  6. 【請求項6】 前記第1収斂群、前記第2収斂群、前記
    第3収斂群及び前記第4収斂群の個別のペッツバール和
    をそれぞれp1 、p2 、p4 及びp5 としたとき、 p1+p5 >0、p2+p4 <0、及び|p1+p2+p4+p5|
    <0.1 が成立すると共に、前記マスクのパターンから前記中間
    像への倍率をβ12とし、前記中間像から前記基板上への
    倍率をβ45としたとき、 0.1≦|β12|≦2、及び0.1≦|β45|≦2 の条件を満足することを特徴とする請求項2記載の走査
    型反射屈折投影露光装置。
  7. 【請求項7】 前記第1収斂群〜前記第5収斂群の個別
    のペッツバール和をそれぞれp1 〜p5 としたとき、 p1+p3+p5 >0、p2+p4 <0、及び|p1+p2+p3+
    4+p5|<0.1 が成立すると共に、前記マスクのパターンから前記中間
    像への倍率をβ12、前記中間像から前記第2中間像への
    倍率をβ3 、前記第2中間像から前記基板上への倍率を
    β45としたとき、 0.1≦|β12|≦2、0.1≦|β3|≦2、及び0.
    1≦|β45|≦2 の条件を満足することを特徴とする請求項3記載の走査
    型反射屈折投影露光装置。
  8. 【請求項8】 前記第1部分結像結像光学系、前記第1
    収斂群及び前記第2収斂群の個別のペッツバール和をそ
    れぞれp3 、p4 及びp5 としたとき、 p3+p5 >0、p4 <0、及び|p3+p4+p5|<0.1 が成立すると共に、前記マスクのパターンから前記中間
    像への倍率をβ3 とし、前記中間像から前記基板上への
    倍率をβ45としたとき、 0.1≦|β3|≦2、及び0.1≦|β45|≦2 の条件を満足することを特徴とする請求項4記載の走査
    型反射屈折投影露光装置。
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