JPH08177920A - 内外面同時切削式のエネルギ吸収体 - Google Patents

内外面同時切削式のエネルギ吸収体

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JPH08177920A
JPH08177920A JP33670594A JP33670594A JPH08177920A JP H08177920 A JPH08177920 A JP H08177920A JP 33670594 A JP33670594 A JP 33670594A JP 33670594 A JP33670594 A JP 33670594A JP H08177920 A JPH08177920 A JP H08177920A
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cutting
cutter
cut
energy absorber
energy
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JP33670594A
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Mine Son
峰 孫
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被切削材の内外を同時に切削すると共に被切
削材のほぼ全長にわたって切削し、かつ多段のカッタを
用いることにより大きなエネルギを吸収し、衝撃力の緩
和や乗員の保護を行うと共に、安定的なエネルギ吸収が
可能な内外面同時切削式のエネルギ吸収体を提供する。 【構成】 中空状の被切削材2のガイド孔6を切削治具
3のガイド17により支持し、内カッタ4と外カッタ5
を被切削材2に当て同時切削を行う。切粉は切粉逃げ孔
20等から放出される。未切削部11の円筒部12はホ
ルダ14の有底部13に圧接し、圧潰変形する。内カッ
タ4と外カッタ5による切削抵抗力と圧潰変形により外
力のエネルギが吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧潰変形及び/又は切
削抵抗力により外力によるエネルギを吸収し、安全性を
保持するに好適な内外面同時切削式のエネルギ吸収体に
関する。
【0002】
【従来の技術】図22に示すように、被切削材41をす
くい角φaのカッタ42で切削する場合、すくい角φa
が鋭く、かつ切削代taが少ない場合には切削に伴って
切粉43が連結的に形成される流れ切削が行われる。図
23はその場合における切削長と切削抵抗との関係を示
す。図示のようにこの場合切削抵抗は切削長に関係なく
Pm1 のまま安定している。従って、この切削抵抗を用
いて外力によるエネルギを安定的に吸収することが出来
る。一方、図24に示すように、カッタ42のすくい角
φbが鈍で、かつ切削代tbが大きい場合には被切削材
41は裂断形切削となり切粉43がむしり取られる。こ
の場合には、図25に示すように切削抵抗PmはPm1
に較べて大きく、かつ衝撃的な切削抵抗が生じる。その
ため外力のエネルギの安全吸収が出来ない。以上のよう
に、衝撃力等の外力が作用した場合に、被切削材41を
図22に示したようなカッタ42により切削することに
より衝撃エネルギを安定して吸収することが出来るた
め、これ等の被研削材41とカッタ42とによりエネル
ギ吸収体を形成することが可能になる。
【0003】一方、カッタで被切削材を切削して外力の
エネルギを緩衝吸収する緩衝装置に関する公知技術の一
例として特開昭60−260730号公報に開示するも
のがある。この「緩衝装置」はカッタとダンパ材として
の被切削材とを具備するものからなり、前記カッタが被
切削材の内壁又は外壁を切削し、その切削抵抗によって
衝撃エネルギを吸収するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、カッ
タで被切削材を安定切削加工することにより外力のエネ
ルギを吸収することが出来る。しかしながら、特開昭6
0−260730号公報の緩衝装置の場合には被切削材
の長さをカッタの支持部の長さより短くすることが必要
なため、長い被切削材を使用することが出来ない。従っ
て、長いストロークによって多量のエネルギを吸収する
ことが出来ない。また、この装置は内壁又は外壁の一方
側しか切削が出来ず、かつ被切削材の刃先部の未切削部
が有効に使用されない。また、この装置には切粉のはけ
手段が不明確であり、圧潰変形によってエネルギを吸収
する手段も工夫もない。
【0005】本発明は以上の事情に鑑みて創案されたも
のであり、長いストロークにより衝突等の外力のエネル
ギを安定吸収することが出来、切削抵抗力と圧潰変形に
よって大きな抵抗を安定的に生じさせて多量のエネルギ
を安定吸収すると共に、切粉のはけがよく、ガイドによ
りカッタと被切削材との安定係合を可能にし常時一定の
切削抵抗を生じさせ、例えば車の衝突時等における乗員
の保護を図るようにした内外面同時切削式のエネルギ吸
収体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、中空状の被切削材と、未切削部を形成
しながら前記被切削材の内外面を同時に切削するカッタ
を有する切削治具とを備え、該切削治具又は被切削材の
移動により前記未切削部と前記切削治具間の圧接により
生じる圧潰変形及び/又は前記カッタによる切削抵抗力
とにより衝突時のエネルギを吸収するエネルギ吸収体で
あって、前記被切削材と切削治具間には該切削治具又は
被切削材のいずれか一方の移動側を案内するガイドが形
成され、該ガイドと前記被切削材間には切削によって生
じた切粉が流通可能なスペースが形成されてなる内外面
同時切削式のエネルギ吸収体を構成するものである。更
に具体的には、切削治具及び/又は前記カッタには切削
によって生じた切粉が流通し得る切粉逃げ孔が形成さ
れ、前記カッタが多段に配設され、前記カッタが同一円
周上に適宜ピッチで複数本配設され、同一円周上に適宜
円周ピッチで配設される複数本のカッタ群が多段に配設
され、それぞれのカッタ群は円周方向に適宜角度位相ず
れして配設され、前記未切削部の前記切削治具と圧接す
る部位が薄肉状に形成され、前記切削治具が一端側にカ
ッタを装備した保護管からなり、前記被切削材が前記保
護管内に挿入される中空円筒体からなり、該中空円筒体
を前記保護管の内面に沿って引っ張り方向に移動して前
記被切削材の内外切削を行い、前記被切削材の内面及び
/又は外面の一部が圧潰開始端側より他端側が厚肉のテ
ーパ状又は階段状に形成され、前記被切削材が同軸に配
置された内径の異なる複数の中空状物からなる内外面同
時切削式のエネルギ吸収体を特徴とするものである。
【0007】
【作用】切削治具又は被切削材のいずれかがガイドに案
内されて移動すると、切削治具側に設けたカッタが被切
削材の内外面を切削する。これにより外力のエネルギが
片面加工の倍の能力で吸収される。切削によって生じた
切粉は切削治具及び/又はカッタ等に設けた切粉逃げ孔
やガイドと被切削材間のスペースから円滑に放出され
る。これにより安定したエネルギ吸収が行われる。更
に、内外切削によって生じた被切削材の未切削部が切削
治具に圧接し、圧潰変形が生じる。これにより、更に大
きなエネルギが吸収される。また、カッタを多段にした
り、被切削材をテーパ状や階段状としたりすることによ
り、衝突時における初期の切削抵抗力を小さくし、G値
の低減を図り乗員等の安全性を担保する。更に内径の異
なる複数の中空状物を同軸に配置して各中空状物の内外
面を同時切削することによりエネルギ吸収量を大巾に増
やすことが出来る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本発明の一般的な構造の実施例を示す軸断
面図、図2は図1の線A−A断面における被切削材の模
式的横断面図、図3は図1の線B−Bの横断面図、図4
は図1によって生じた未切削部の圧潰変形を示す軸断面
図、図5は多段のカッタを配置した本発明の他の実施例
の軸断面図、図6および図7は図5の線C−Cおよび線
D−Dの模式的横断面図、図8は本発明の別の実施例の
軸断面図、図9は図8の線E−Eにおけるガイドの拡大
横断面図、図10は未切削部の圧接部位にテーパ状の薄
肉部を設けた実施例を示す軸断面図、図11は引っ張り
式の本発明の実施例を示す軸断面図、図12は同じく引
っ張り式の実施例を示す軸断面図、図13は図12の線
F−Fの拡大横断面図、図14は図15の線G−Gの横
断面図、図15は多段のカッタを配置した引っ張り式の
実施例を示す軸断面図、図16は被切削材にテーパ状部
を設けた実施例の軸断面図、図17は図16の実施例と
図10の実施例の切削抵抗線図、図18は被切削材に階
段状部を設けた実施例の軸断面図、図19は図18の実
施例と図10の実施例の切削抵抗線図、図20は被切削
材を同軸に配置された内径の異なる複数の中空状物とし
た実施例の軸断面図、図21は被切削材を同軸に配置さ
れた内径の異なる複数の中空状物とした引っ張り式の実
施例の軸断面図である。
【0009】図1に示すように、本実施例のエネルギ吸
収体1は、図2に模式的に示した被切削材2と、内カッ
タ4と外カッタ5とを有する切削治具3等からなる。
【0010】被切削材2は中央部にガイド孔6を有する
中空円筒状の部材からなる。ガイド孔6には放射方向に
伸延する多数本の凹溝7が連通し、被切削材2の外周に
は凹溝7と相対向する位置に多数個の凹溝8が形成され
る。隣接する凹溝7,7間のランド部9および隣接する
凹溝8,8間のランド部10が切削部位に相当する。す
なわち、図1の内カッタ4の刃先4aおよび外カッタ5
の刃先5aは図2のイおよびロの位置に相当する。従っ
て、図1の未切削部11は図2のイとロ間のリング状の
円筒部12に相当する。
【0011】図1および図3に示すように、切削治具3
は、有底部13を形成するホルダ14と、ホルダ14の
中心から立ち上がる支柱部15と、外カッタ5をその先
端に設ける支持部材16等からなる。支柱部15の先端
にはガイド17が膨出して形成され、外カッタ5と相対
向する支柱部15の中間部には内カッタ4が設けられ
る。なお、ガイド17は被切削材2のガイド孔6に嵌合
し、被切削材2を案内する。また、図1に示すようにガ
イド17を被切削材2に挿入した状態で被切削材2の内
面と支柱部15の外面との間にはスペース18が形成さ
れ、支柱部15の外面と支持部材16の内面の間には広
いスペース19が形成される。また、ホルダ14には切
粉逃げ孔20が貫通形成され、スペース19と連通す
る。また、ホルダ14には切削治具3を不動側に固定す
るための取付孔21が穿孔される。
【0012】以上の構造によるエネルギ吸収方法を説明
する。なお、本実施例は切削治具3が固定され、これに
挿着された被切削材2側が衝撃力等の外力を受けて移動
するものである。まず、切削治具3のガイド17に被切
削材2のガイド孔6を嵌め込んで被切削材2を所定位置
にセットし、衝突等の外力の作用を持つ。この場合、前
記したように内カッタ4の刃先4aは図2の被切削材2
のイ位置に当接し、外カッタ5の刃先5aはロ位置に当
接する。外力が作用し被切削材2が図1の下方に向かっ
て移動すると内カッタ4および外カッタ5が被切削材2
のランド部9,10を切削する。これにより、リング状
の円筒部12が形成される。内カッタ4,外カッタ5に
よる被切削材2の切削により切削抵抗力が生じ、この力
が外力のエネルギを吸収する。切削中に生じた切粉はス
ペース18,19や被切削材2の凹溝7,8等を通り、
有底部13側に落下し切粉逃げ孔20から排出される。
以上により円滑な切削が行われる。本実施例では内カッ
タ4と外カッタ5による同時切削が行われるため図23
に示すように平均荷重Pm2 は従来の平均荷重Pm1
約2倍の切削抵抗を有し、これにより約2倍のエネルギ
吸収が出来る。
【0013】図4に示すように、内カッタ4および外カ
ッタ5による被切削材2の切削加工がある程度進むと、
リング状の円筒部12の下端部がホルダ14の有底部1
3に当接する。更に被切削材2が移動すると円筒部12
に圧潰変形が生じ切削抵抗力と圧潰変形によるより大き
なエネルギ吸収が得られる。なお、スペース19により
圧潰変形が生じても円筒部12と支柱部15や支持部材
16との干渉はない。圧潰変形を更に進めることにより
被切削材2はほぼ全ストロークの範囲にわたり切削加工
される。以上のように円筒部12の未切削部を有効に利
用することにより大きなエネルギを吸収することが出来
る。なお、本実施例で使用される被切削材2の材質は例
えば金属および複合材料よりなる粘り強い材料が望まし
い。
【0014】図5は本発明の他の実施例のエネルギ吸収
体1aを示すものである。この実施例ではカッタは多段
(実施例は2段)に配置される。内カッタ4Aおよび外
カッタ5Aは切削治具3aの支柱部15aおよび支持部
材16aにそれぞれ相対向する位置において固持され
る。一方、内カッタ4Aおよび外カッタ5Aの図の下方
には内カッタ40と外カッタ50がそれぞれ相対向する
位置において固持される。内カッタ4Aと外カッタ5A
は上段側のカッタ群を示し、その配列が図6に示され
る。一方、内カッタ40と外カッタ50は下段側のカッ
タ群からなり、その配列を図7に示す。図7に示すよう
に内カッタ40と外カッタ50は図6の上段側の内カッ
タ4Aと外カッタ5Aの配列に対し円周方向に角度θだ
けずれて配置される。カッタを多段にすることにより初
期の切削抵抗を低く押さえながら更に高い切削抵抗力を
発生させることが出来、エネルギ吸収量の増大化が図れ
る。なお、特に下段側の内カッタ40と外カッタ50に
よる切粉はホルダ14の切粉逃げ孔20から外部に放出
される。また、本実施例における被切削材2aは金属お
よびプラスチック等の複合材料のように溝堀状の切削が
容易な材料が望ましい。
【0015】図8は切削治具3b側が移動する型式のエ
ネルギ吸収体1bを示す。切削治具3bは有底部13b
を有するホルダ14bと、これから立設する支柱部15
bと、外カッタ5Bを立設端側に固持する支持部材16
bと、支柱部15bの立設端側に向かって伸延して形成
されるガイド17b等からなる。なお、内カッタ4Bは
支持部15b側に固持され、外カッタ5Bと相対向する
位置に配置される。なお、ガイド17bは図9に示すよ
うに欠陥部22を有するクロス形状のものからなる。一
方、被切削材2bは中心にガイド孔6bを有する中空円
筒体からなり、不動側に固定される。衝突等の外力によ
り切削治具3bが軸線方向に移動することにより内カッ
タ4Bおよび外カッタ5Bが被切削材2bを切削加工
し、円筒部12bが削り出される。これによりエネルギ
吸収が行われる。前記実施例と同様に円筒部12bが有
底部13bに当接すると圧潰変形が生じ、更に大きなエ
ネルギ吸収が行われる。
【0016】図10に示すエネルギ吸収体1cは図8に
示したエネルギ吸収体1bとほぼ同様の構造のものから
なる。被切削材2cは切削治具3cの内カッタ4Cおよ
び外カッタ5Cにより同時に切削され未切削部の円筒部
12cを形成する。但し、未切削部の円筒部12cの有
底部13cと当接する刃先部に予めテーパ部23を形成
する点に特徴を有する。テーパ部23により初期の圧潰
変形が柔軟に行われ、エネルギ吸収量の急激な立ち上り
が防止される。なお、本実施例は複合材料円筒にとって
特に有効である。
【0017】図11は引っ張りエネルギを吸収すること
を目的とする引っ張り式のエネルギ吸収体1dを示す。
切削治具3dは、有底部26を有し一端側を開口する細
長の中空円筒状の保護管27と、保護管27内の中心部
において有底部26に基端側を連結して開口側に向かっ
て伸延する内カッタ支持棒28と、保護管27の開口側
に着脱可能に装着される外カッタ25と、内カッタ支持
棒28の伸延端に着脱可能に装着される内カッタ24
と、保護管27の有底部26側の外方に固定される吊元
金具29等からなる。一方、被切削材2dは保護管27
の内径よりも小さい外径で内カッタ支持棒28の外径よ
りも大きい内径の細長な中空円筒体からなり、保護管2
7内にスッポリ収納されて配置される。なお、被切削材
2dの基端側には保護管27の内孔に案内されるガイド
17dが固定される。なお、ガイド17dはストッパと
しても機能する。また、被切削材2dの刃先側には吊元
金具30を有するソケット31が着脱可能に連結され
る。また、図示のように、内カッタ24の刃先24aお
よび外カッタ25の刃先25aは被切削材2dの内径お
よび外径よりも被切削材2d側に入り込んだ位置にセッ
トされ切削代tだけ被切削材2dを切削し得るように配
置される。
【0018】外力を受けて移動する図略の部材に被切削
材2dの吊元金具30を連結し、切削治具3d側の吊元
金具29を固定し被切削材2dを軸線方向に引っ張るこ
とにより被切削材2dはガイド17dに案内されて保護
管27内を移動し、内カッタ24および外カッタ25に
より切削代tだけ切削される。これにより外力のエネル
ギを吸収することが出来る。保護管27および被切削材
2dの長さと切削代tを調節することによりエネルギ吸
収量をコントロールすることが出来る。なお、本実施例
は金属のような粘り強い材料の被切削材2dに適してい
る。
【0019】図12は図11のエネルギ吸収体1dと同
様な引っ張り式のエネルギ吸収体1eを示す。カッタが
多段構造に形成される点がエネルギ吸収体1dと異なる
が、他の部分は同一構造のものからなり、同一符号にサ
フィクイスeを付したもので表示する。保護管27eの
開口側にはカッタホルダ32が着脱可能に固定される。
カッタホルダ32には一段目の外カッタ25Eと二段目
の外カッタ50Eが設けられている。一方、内カッタ支
持棒28eには一段目の内カッタ24Eと二段目の内カ
ッタ40Eがそれぞれ設けられている。図12に示すよ
うに、一段目のカッタにより切削された被切削材2eの
外内周とカッタホルダ32の内周および内カッタ支持棒
28eの外周間には適宜大きさのスペース33,34が
形成される。また、図13に示すように、カッタホルダ
32にはスペース33に連通する切粉逃げ孔35が形成
される。また、一段目の内カッタ24Eにも切粉逃げ孔
36が形成される。以上の構造により被切削材2eを引
っ張り方向に移動することに1 り一段目および二段目の
内外カッタ24E,25Eおよび40E,50Eにより
被切削材2eは切削代t1 およびt2 だけ切削され、多
くの引っ張りエネルギを吸収することが出来る。なお、
本実施例の場合も被切削材2eは粘り強い材料の金属等
が望ましい。
【0020】図15は引っ張りエネルギを吸収すること
を目的とする多段のカッタによる引っ張り式のエネルギ
吸収体1fを示す。切削治具3fは保護管27fと、そ
の開口側に設けたカッタホルダ32fと、カッタホルダ
32fに固持される一段目および二段目の外カッタ25
Fおよび50Fと、内カッタ支持棒28fに固定される
一段目および二段目の内カッタ24Fおよび40F等か
らなる。なお、図14にも示すように一段目の内カッタ
24Fと外カッタ25Fには切粉逃げ孔36fおよび3
7が貫通形成される。一方、被切削材2fの基端側には
ストッパを兼ねるガイド17fが固定され、ガイド17
fの中心部には突起部38が一体的に形成される。な
お、被切削材2fは突起部38に嵌まり込んで中心位置
決めされる。ガイド17fには引っ張り治具39が着脱
可能に螺着され、図15に示すように引っ張り治具39
には吊元金具30fが固定される。なお、カッタホルダ
32f内および内カッタ支持棒28fまわりにはスペー
ス33fおよび34fが形成され、カッタホルダ32f
には切粉逃げ孔35fが形成される。以上の構造によ
り、切削治具3fの吊元金具29fを固定し引っ張り治
具39の吊元金具30fを引っ張ることにより被切削材
2fは一段目および二段目の内カッタおよび外カッタ2
4F,25Fおよび40F,50Fにより順次切削さ
れ、非常に大きな引っ張りエネルギが吸収される。な
お、切粉は切粉逃げ孔36f,37やスペース34f,
33fおよび切粉逃げ孔35fにより放出され円滑な切
削が行われる。なお、本実施例の場合には、被切削材は
複合材料等の非金属材料が望ましい。
【0021】以上のように、被切削材2等を一段又は複
数段の内外カッタを有する切削治具3等により圧縮又は
引っ張り力によって内外同時切削することにより、大き
なエネルギを吸収することが出来る。また、切粉のはけ
が円滑に行われるため、安定切削が可能になり、多くの
エネルギを安定的に吸収することが出来る。
【0022】図16に示すエネルギ吸収体1gは、図1
0に示したエネルギ吸収体1cの被切削材2cの内外周
の一部をテーパ状部20gとしたものである。本実施例
においても図10のエネルギ吸収体1cの場合と同様
に、被切削材2gは切削治具3gの内カッタ4Gおよび
外カッタ5Gにより同時に切削され、未切削部は有底部
13gに当接して圧潰変形するが、内外面をともにテー
パ状としたため、切削抵抗が緩やかに増加し、初期の減
速度(G)が小さい。図17はこの状態を表し、P線は
図10のように内外面がともにストレートである場合を
示し、Q線は本実施例の内外面がともにテーパ状である
場合を示す。なお、Q線の傾斜角度αはテーパ状部20
gの肉厚増加率が大きくなるにつれて小さくなる。
【0023】図18に示すエネルギ吸収体1hは、図1
0に示したエネルギ吸収体1cの被切削材2cの内外周
の一部を階段状部20hとしたものである。本実施例に
おいても図10のエネルギ吸収体1cの場合と同様に、
被切削材2hは切削治具3hの内カッタ4Hおよび外カ
ッタ5Hにより同時に切削され、未切削部は有底部13
hに当接して圧潰変形するが、内外面をともに階段状と
したため、切削抵抗が段階的に増加し、初期の減速度
(G)が小さい。図19はこの状態を表し、P線は図1
0のように内外面がともにストレートである場合を示
し、Q線は本実施例の内外面がともに階段状である場合
を示す。図中、R線は立ち上がり時の切削抵抗が図10
の場合に較べ緩やかであることを示す。なお、R線の傾
斜角度αは階段状部20hの肉厚の増加率が大きくなる
につれて小さくなる。このエネルギ吸収体1hにおいて
は階段状部20hを形成したため、図19に示すように
切削抵抗が段階的に増加する。そのため、少なくとも2
水準の衝突速度に対応出来、エアバッグのチューナとし
ての機能を奏することが出来る。
【0024】図20に示すエネルギ吸収体1jは、図8
に示したエネルギ吸収体1bの被切削材2bを同軸に配
置された内径の異なる二つの円筒体2j,20jとした
ものである。被切削材2j,20jが内カッタ4J,4
0Jおよび外カッタ5J,50Jにより同時に切削され
てエネルギ吸収が行われ、未切削部が有底部13jに当
接すると圧潰変形が生じて更に大きなエネルギ吸収が行
われる。このエネルギ吸収体1jにおいては円筒体の数
を増やしたことにより、切削抵抗が増え、エネルギ吸収
量を大巾に増やすことが出来る。なお、図中、17jは
棒状のガイドであり、170jは円筒状のガイドであ
る。
【0025】図21のエネルギ吸収体1kは引っ張り荷
重に用いられるものあり、図15に示したエネルギ吸収
体1fの二段カッタを一段とし、被切削材2fを同軸に
配置された内径の異なる二つの円筒体2k,20kとし
たものである。被切削材2k,20kが内カッタ4K,
40Kおよび外カッタ5K,50Kにより同時に切削さ
れてエネルギ吸収が行われる。このエネルギ吸収体1k
においても図20に示したものと同様に、円筒体の数を
増やしたことにより、切削抵抗が増え、エネルギ吸収量
を大巾に増やすことが出来る。なお、図中、38kは円
筒体2kを固定する突起部であり、380kは円筒体2
0kを固定する突起部である。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 1)被切削材のほぼ全長にわたって切削可能にすること
が出来るため、長い切削ストロークがとれ、大きな外力
エネルギを吸収することが出来る。 2)被切削材の内外を同時に切削する構造からなるた
め、従来の一方向切削に較べて約2倍の切削抵抗力を発
生させることが出来る。そのため、大きなエネルギを吸
収することが出来る。 3)未切削部を圧潰変形させる構造を採用することによ
り、被切削材の有効利用が出来ると共に、圧潰変形によ
り大きい外力のエネルギ吸収を行うことが出来る。 4)切削治具と被切削材間にスペースおよび切粉逃げ孔
が形成されるため、円滑な切削が可能になり安定的なエ
ネルギ吸収が行われる。 5)ガイドを用いることにより、移動側が移動方向に沿
って円滑に移動されるため、安定的な切削が行われる。 6)圧縮力を吸収することにより衝突時等におけるエネ
ルギを吸収し、乗員の損傷を防止することが出来ると共
に、引っ張り力の作用する部位に使用することにより引
っ張りエネルギを有効に吸収することが出来る。 7)カッタを多段にしたり、被切削材をテーパ状や階段
状としたりすれば、初期の切削抵抗力をより小とし、G
値の一層の低減を図って乗員等の安全を担保することが
出来る。 8)内径の異なる複数の中空状物を同軸に配置して各中
空状物の内外面を同時切削するようにすれば,エネルギ
吸収量を更に増やすことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一般的な構造のエネルギ吸収体の全体
構造を示す軸断面図。
【図2】図1の線A−A断面における被切削材の模式的
横断面図。
【図3】図1の線B−Bの横断面図。
【図4】図1における被切削材の圧潰変形状態を示す軸
断面図。
【図5】多段のカッタを用いた本発明の他の実施例を示
す軸断面図。
【図6】図5の線C−Cに沿う模式的横断面図。
【図7】図5の線D−Dに沿う模式的横断面図。
【図8】本発明の更に別の実施例の軸断面図。
【図9】図8の線E−Eの拡大横断面図。
【図10】被切削材の未切削部の圧接部位にテーパ状の
薄肉部を設けた図8と近似する構造のエネルギ吸収体の
軸断面図。
【図11】引っ張り式の本発明の実施例の軸断面図。
【図12】引っ張り式の多段の本発明の実施例の軸断面
図。
【図13】図12の線F−Fの拡大横断面図。
【図14】図15の線G−Gの拡大横断面図。
【図15】引っ張り式の多段の本発明の他の実施例の軸
断面図。
【図16】本発明の他の実施例の軸断面図。
【図17】図16の実施例と図10の実施例の切削抵抗
線図。
【図18】本発明の他の実施例の軸断面図。
【図19】図18の実施例と図10の実施例の切削抵抗
線図。
【図20】本発明の他の実施例の軸断面図。
【図21】引っ張り式の本発明の他の実施例の軸断面
図。
【図22】カッタによる流れ切削状態を示す説明用断面
図。
【図23】流れ切削における本発明と従来技術との切削
抵抗線図。
【図24】カッタによる裂断切削状態を示す説明用断面
図。
【図25】図24における切削抵抗線図。
【符号の説明】
1 エネルギ吸収体 1a エネルギ吸収体 1b エネルギ吸収体 1c エネルギ吸収体 1d エネルギ吸収体 1e エネルギ吸収体 1f エネルギ吸収体 1g エネルギ吸収体 1h エネルギ吸収体 1j エネルギ吸収体 1k エネルギ吸収体 2 被切削材 2a 被切削材 2b 被切削材 2c 被切削材 2d 被切削材 2e 被切削材 2f 被切削材 2g 被切削材 2h 被切削材 2j 被切削材 2k 被切削材 3 切削治具 3a 切削治具 3b 切削治具 3c 切削治具 3d 切削治具 3e 切削治具 3f 切削治具 3g 切削治具 3h 切削治具 4 内カッタ 4A 内カッタ 4B 内カッタ 4C 内カッタ 4G 内カッタ 4H 内カッタ 4J 内カッタ 4K 内カッタ 4a 刃先 5 外カッタ 5A 外カッタ 5B 外カッタ 5C 外カッタ 5G 外カッタ 5H 外カッタ 5J 外カッタ 5K 外カッタ 5a 刃先 6 ガイド孔 6b ガイド孔 7 凹溝 8 凹溝 9 ランド部 10 ランド部 11 未切削部 12 円筒部 12b 円筒部 12c 円筒部 13 有底部 13b 有底部 13c 有底部 13g 有底部 13h 有底部 13j 有底部 14 ホルダ 14b ホルダ 15 支柱部 15a 支柱部 15b 支柱部 16 支持部材 16a 支持部材 16b 支持部材 17 ガイド 17b ガイド 17j ガイド 18 スペース 19 スペース 20 切粉逃げ孔 20g テーパ状部 20h 階段状部 21 取付孔 22 欠陥部 23 テーパ部 24 内カッタ 24E 内カッタ 24F 内カッタ 24a 刃先 25 外カッタ 25E 外カッタ 25F 外カッタ 25a 刃先 26 有底部 27 保護管 27e 保護管 27f 保護管 28 内カッタ支持棒 28e 内カッタ支持棒 28f 内カッタ支持棒 29 吊元金具 29f 吊元金具 30 吊元金具 30f 吊元金具 31 ソケット 32 カッタホルダ 32f カッタホルダ 33 スペース 33f スペース 34 スペース 34f スペース 35 切粉逃げ孔 35f 切粉逃げ孔 36 切粉逃げ孔 36f 切粉逃げ孔 37 切粉逃げ孔 38 突起部 38k 突起部 39 引っ張り治具 40 内カッタ 40E 内カッタ 40F 内カッタ 40J 内カッタ 40K 内カッタ 50 外カッタ 50E 外カッタ 50F 外カッタ 50J 外カッタ 50K 外カッタ 170j ガイド 380k 突起部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状の被切削材と、未切削部を形成し
    ながら前記被切削材の内外面を同時に切削するカッタを
    有する切削治具とを備え、該切削治具又は被切削材の移
    動により前記未切削部と前記切削治具間の圧接により生
    じる圧潰変形及び/又は前記カッタによる切削抵抗力と
    により衝突時のエネルギを吸収するエネルギ吸収体であ
    って、前記被切削材と切削治具間には該切削治具又は被
    切削材のいずれか一方の移動側を案内するガイドが形成
    され、該ガイドと前記被切削材間には切削によって生じ
    た切粉が流通可能なスペースが形成されることを特徴と
    する内外面同時切削式のエネルギ吸収体。
  2. 【請求項2】 切削治具及び/又は前記カッタには切削
    によって生じた切粉が流通し得る切粉逃げ孔が形成され
    てなる請求項1の内外面同時切削式のエネルギ吸収体。
  3. 【請求項3】 前記カッタが多段に配設されてなる請求
    項1の内外面同時切削式のエネルギ吸収体。
  4. 【請求項4】 前記カッタが同一円周上に適宜ピッチで
    複数本配設されてなる請求項1の内外面同時切削式のエ
    ネルギ吸収体。
  5. 【請求項5】 同一円周上に適宜円周ピッチで配設され
    る複数本のカッタ群が多段に配設され、それぞれのカッ
    タ群は円周方向に適宜角度位相ずれして配設されてなる
    請求項3の内外面同時切削式のエネルギ吸収体。
  6. 【請求項6】 前記未切削部の前記切削治具と圧接する
    部位が薄肉状に形成されてなる請求項1の内外面同時切
    削式のエネルギ吸収体。
  7. 【請求項7】 前記切削治具が一端側にカッタを装備し
    た保護管からなり、前記被切削材が前記保護管内に挿入
    される中空円筒体からなり、該中空円筒体を前記保護管
    の内面に沿って引っ張り方向に移動して前記被切削材の
    内外切削を行う請求項1の内外面同時切削式のエネルギ
    吸収体。
  8. 【請求項8】 前記被切削材の内面及び/又は外面の一
    部が圧潰開始端側より他端側が厚肉のテーパ状に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1の内外面同時切削式
    のエネルギ吸収体。
  9. 【請求項9】 前記被切削材の内面及び/又は外面の一
    部が圧潰開始端側より他端側が厚肉の階段状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1の内外面同時切削式の
    エネルギ吸収体。
  10. 【請求項10】 前記被切削材が同軸に配置された内径
    の異なる複数の中空状物からなることを特徴とする請求
    項1の内外面同時切削式のエネルギ吸収体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2476339C1 (ru) * 2011-11-22 2013-02-27 Открытое акционерное общество Научно-исследовательский и конструкторско-технологический институт подвижного состава (ОАО "ВНИКТИ") Модуль для гашения энергии при соударении транспортных средств
CN115214739A (zh) * 2022-09-08 2022-10-21 西南交通大学 一种吸能结构及吸能防爬装置

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