JPH08177522A - 炭化器から動力を供給されるボイラー及びガスタービンを用いて電気エネルギーを発生するための装置及び方法 - Google Patents

炭化器から動力を供給されるボイラー及びガスタービンを用いて電気エネルギーを発生するための装置及び方法

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JPH08177522A
JPH08177522A JP7261094A JP26109495A JPH08177522A JP H08177522 A JPH08177522 A JP H08177522A JP 7261094 A JP7261094 A JP 7261094A JP 26109495 A JP26109495 A JP 26109495A JP H08177522 A JPH08177522 A JP H08177522A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスタービンに動力を供給する低Btuガ
ス、及びボイラー内で燃焼させる部分脱硫チャーを提供
する炭化器を組み込んだ装置及び方法を提供する。 【解決手段】 固体燃料を受理してチャー及び燃料ガス
を発生する手段と、該手段からチャー及び燃料ガスを受
理し、分離する分離器と、分離器から唯一の燃料源であ
る燃料ガスを受理するガスタービンと、電気エネルギー
を発生するためにタービンに操作的に接続される手段と
を備える第一エネルギー発生システムと;蒸気を発生す
るボイラーと、ボイラーに操作的に接続され、蒸気を受
理して電気エネルギーを発生する手段とを備える第二エ
ネルギー発生システムと;分離器からのチャーをボイラ
ーへ通し、ボイラーに動力を提供する手段とを有し、タ
ービンはボイラーから独立して操作される、エネルギー
発生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭炊き蒸気発生
器に動力を供給するための装置及び方法に関し、より詳
細には、ガスタービンに動力を供給するための低Btu
(英熱単位)燃料ガス及びボイラー中で燃焼させるため
の部分脱硫チャーを生成する部分気化器又は炭化器を組
み込むことにより、燃焼器又はボイラーに動力を再供給
するかような装置及び方法に関する。
【0002】電気エネルギーを生成するためのユーティ
リティープラントにおける蒸気タービンに熱エネルギー
を供給するにあたり、石炭炊きボイラーはこれまでかな
りの成功を納めてきたが、連邦及び州の排出基準に適合
させるのは常に困難であった。これは特に高度に硫黄を
含有する特定の石炭を使用する場合、硫黄生成物を大気
中に導入することに関して特に言えることである。ガス
タービンは、比較的低Btuのガスで駆動された場合で
あってもかなり高効率であるため、電気エネルギーを生
成するためにも使用される。このような装置において、
石炭はまず部分気化器または炭化器に導入され、比較的
低Btuのガス及びチャーが生成され、比較的低Btu
のガスはガスタービンへ通され、チャーはプラントの別
の区域へ送られる。しかしながら、炭化器の一つの欠点
は、ある種の石炭を使用した場合、その石炭の熱エネル
ギーのうちガスの形式で抽出することができるのはごく
一部であり、残りの部分はチャーの形式で炭化器を出て
いくということである。
【0003】本発明は、上述の条件で炭化器から得られ
たチャーを適切に処理すれば、硫黄放出物の生成を顕著
に削減した態様で、上述のボイラーを駆動するために使
用することができるという認識に基づいたものである。
最も重要なのは、この発明によれば、現存の蒸気発生器
に動力を再供給することができ、プラントの電気エネル
ギー総出力を増加させることができる一方で、プラント
効率を上昇させ、大気中への硫黄放出を削減することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、低Btuガス及び部分脱硫チャーを提供する炭化器
を組み込み、該低Btuガスをガスタービンに動力を供
給するために使用し、該チャーをボイラー内で燃焼させ
る装置及び方法を提供することにある。
【0005】本発明の別の目的は、ガスタービンがボイ
ラーから切り離され、その唯一の燃料源として炭化器か
らの低Btuガスを使用する、上記の形式の装置及び方
法を提供することにある。
【0006】本発明のさらに別の目的は、ボイラーから
大気中に放出される硫黄のレベルが比較的低くなるよう
な態様で、炭化器からボイラーへ通されるチャーが処理
される、上記の形式の装置及び方法を提供することにあ
る。
【0007】本発明のさらに別の目的は、比較的高い効
率が得られる上記の形式の装置及び方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】これら及び他の目的を達
成するために、本発明の装置及び方法によれば、低Bt
uガス及び固体状チャーを生成するために炭化器が使用
される。低Btuガスは燃焼室へ通され、そこで圧縮空
気と混合されてガスの温度が上昇した後、ガスタービン
へ通されてこれを駆動する。チャーはボイラーへ通さ
れ、ボイラーの操作により熱ガスが生成され、水と熱交
換関係において通されて蒸気を発生する。ガスタービン
は、その唯一の動力源として低Btuガスを使用し、ボ
イラーから独立して操作される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の構成及び実施態様
を列挙する。
【0010】1.エネルギー発生装置であって、該装置
は、固体燃料を受理してチャー及び燃料ガスを発生する
ための手段と、該手段から前記チャー及び前記燃料ガス
を受理して、燃料ガスとチャーとを分離するための分離
器と、該分離器から燃料ガスを受理するためのガスター
ビンであって、該燃料ガスは該ガスタービンに動力を供
給するための唯一の燃料源であるガスタービンと、電気
エネルギーを発生するために該ガスタービンに操作的に
接続される手段とを備える第一エネルギー発生システム
と;蒸気を発生するためのボイラーと、該ボイラーに操
作的に接続され、該蒸気を受理して、電気エネルギーを
発生する手段とを備える第二エネルギー発生システム
と;前記分離器からの前記チャーを前記ボイラーへと通
過させ、該ボイラーに動力を供給するための手段とを有
し、前記ガスタービンは前記ボイラーから独立して操作
される、エネルギー発生装置。
【0011】2.前記固体燃料を受理してチャー及び燃
料ガスを発生するための手段が炭化器である、上記1に
記載の装置。
【0012】3.前記第一エネルギー発生システムが、
前記燃料ガスをガスタービンへと通す前に、前記分離器
から該燃料ガスを受理して、該燃料ガスを燃焼して該燃
料ガスの温度を上昇させるための燃焼器をさらに備え
る、上記1に記載の装置。
【0013】4.前記第一エネルギー発生システムが、
周囲空気を受理し、圧縮するためのエアコンプレッサー
と、該エアコンプレッサーからの圧縮空気の一部を、前
記固体燃料の燃焼を支持するために、前記固体燃料を受
理するための手段へ通過させるための手段と、前記圧縮
空気の別の部分を、前記燃料ガスが該空気の存在下で燃
焼されるように、前記燃焼器へと通過させるための手段
とをさらに備える、上記1に記載の装置。
【0014】5.熱回収蒸気発生器と、前記ガスタービ
ンからの排気ガスを該熱回収蒸気発生器へと通過させる
ための手段と、前記熱回収蒸気発生器内において、前記
排気ガスと熱交換関係において水を通過させ、該水を蒸
気に変換するための手段と、該蒸気を受理して追加の電
気エネルギーを発生するための手段とを備える第三エネ
ルギー発生システムをさらに備える、上記1に記載の装
置。
【0015】6.前記チャーが前記ボイラー内で燃焼さ
れ、熱ガスを生成し、該熱ガスと熱交換関係において水
を通過させて該水を蒸気に変換するための手段をさらに
備える、上記1に記載の装置。
【0016】7.エネルギー発生方法であって、該方法
は、固体燃料を部分燃焼させて燃料ガス及びチャーを発
生させる工程と、分離器内において該チャーと該燃料ガ
スとを分離する工程と、該分離器からの燃料ガスをガス
タービンに通過させて、該ガスタービンの唯一の動力源
を提供する工程と、該ガスタービンを発生器に接続し
て、電気エネルギーを発生する工程と、前記分離器から
のチャーをボイラーへ通過させて、該ボイラーに動力を
供給する工程と、動力を供給された該ボイラーにおいて
蒸気を発生する工程と、該蒸気を使用して電気エネルギ
ーを発生させる工程と、前記ガスタービンを前記ボイラ
ーから独立して操作する工程とを含む、エネルギー発生
方法。
【0017】8.前記燃料ガスを前記ガスタービンに通
過させる工程の前に、前記燃料ガスを燃焼して該燃料ガ
スの温度を上昇させる工程をさらに含む、上記7に記載
の方法。
【0018】9.周囲空気を圧縮する工程と、該圧縮さ
れた空気の一部を前記固体燃料に通して、該固体燃料の
部分燃焼を支持する工程と、前記圧縮された空気の別の
一部を燃料ガスに通して、該燃料ガスの燃焼を支持する
工程とをさらに含む、上記8に記載の方法。
【0019】10.前記ガスタービンからの排気ガスを熱
回収上記発生器へ通過させる工程と、該熱回収蒸気発生
器内で該排気ガスと熱交換関係において水を通過させ、
該水を蒸気に変換する工程と、追加の電気エネルギーを
発生するために該蒸気を使用する工程とをさらに含む、
上記7に記載の方法。
【0020】11.前記固体燃料が、該固体燃料の燃焼の
結果として生成される硫黄のための吸着剤の存在下にお
いて燃焼される、上記7に記載の方法。
【0021】12.前記分離器から前記ボイラーへと前記
チャーを通過させる前記工程が、該分離器からの該チャ
ー及び前記吸着剤を反応器へ通過させる工程と、該反応
器内で前記吸着剤から吸着した硫黄を除去する工程と、
前記チャーを該反応器から前記ボイラーへと通過させる
工程とを含む、上記11に記載の方法。
【0022】13.前記チャーが前記ボイラー内において
燃焼されて、熱ガスを生成し、該熱ガスと熱交換関係に
おいて水を通過させて、該水を蒸気に変換する工程をさ
らに含む、上記7に記載の方法。
【0023】
【実施例】図面において、参照番号10及び12は、ボ
イラーシステム及び炭化器システムをそれぞれ一般的に
示す。炭化器システム12は、エアコンプレッサー16
と、これを慣用の態様で駆動するための電気エネルギー
発生器18とに駆動的に接続されるガスタービン14を
備える。エアコンプレッサー16は、入口導管20から
周囲空気を受理し、この空気を圧縮してエアコンプレッ
サー16の出口から延長する導管22を通して炭化器2
4へと送る。
【0024】フィーダー26は石炭等の粒状燃料を炭化
器24内へ導入するが、石灰石、又は他の粒状吸着剤材
料を炭化器24内へ分配するために、必要に応じて他の
フィーダーを炭化器24と関連させることができること
が理解される。炭化器24は慣用の態様で操作し、燃料
材料を一部気化してこれを燃料ガスとチャーに変換し、
気化工程において発生した硫黄を石灰石が吸収すること
ができるようにする。
【0025】導管28は炭化器24に形成された出口と
整合し、炭化器24を隣接して配置されるサイクロン分
離器30と連通させる。分離器30はこのように炭化器
内で発生した低Btuガス、及び炭化器24からの同伴
固体、主に固体状チャー及び反応済み石灰石を受理し、
慣用の態様で操作して、分離器30内で創生される遠心
力によって低Btuガスと固体とを分離する。当業者に
はサイクロン分離器は良く知られているので、分離器3
0については詳細には説明しない。
【0026】分離された低Btuガスは、実質的にチャ
ーを含有せず、分離器30の上方部分を通して上方に突
出する導管32に入って、トッピング燃焼器34内へ通
される。導管36は導管22をトッピング燃焼器34へ
と接続し、トッピング燃焼器34は慣用の態様で操作し
て、導管22から受理した圧縮空気の存在下において低
Btuガスを燃焼させる。燃焼器34のガス出口は導管
38によってガスタービン14の入口へ接続され、加熱
されたガスをタービンへ通過させてこれを駆動する。
【0027】チャー及び反応済み石灰石を含む分離され
た固体は、分離器30から隣接して配置される反応器4
2内へ延長する導管40内へ、重力により排出される。
この反応器内において、固体は反応器42へ導入される
試薬と混合され、反応済み石灰石から化学的抽出により
硫黄が除去される。導管46は燃焼システム10と炭化
器システム12とを接続し、より詳細には反応器42を
粉砕器44(必要であれば)に接続し、処理済みチャー
及び処理済み石灰石を粉砕器へ送る。除去された硫黄は
2Sの形式であり、H2Sを硫黄元素へ変換するクロー
スユニット45又はその同等物へと通される。
【0028】導管48は粉砕器44から延長して、ボイ
ラー46に設けられた開口と整合し、顕著なBtu含有
量の処理済みチャーをボイラー46へと通過させる。導
管49はボイラー46内へと延長し、石炭等の補給燃
料、並びに燃料の燃焼によって生じた硫黄生成物を吸着
するための生石灰石(CaCO3)等の吸着剤をボイラ
ー内へ導入する。ファン50等によってボイラー46内
に周囲空気が導入され、チャー及び石炭、反応済み石灰
石、並びに必要であれば補給石灰石の混合物の燃焼を支
持する。ボイラー46は、前述の燃焼の結果ボイラー内
に発生した熱を吸収する態様で水/蒸気を通過させる水
/蒸気流れ回路を備える。この回路は、ボイラーから導
管54を経て蒸気を受理して電気エネルギー発生器55
を慣用の態様で駆動する蒸気タービン52を備える。導
管56はタービン52からの排気蒸気を復水器58へ通
過させ、復水器からの水は導管60、ポンプ62、及び
導管64をそれぞれ経て、ボイラー46へと返却され
る。これらの形式のボイラーは当業界において良く知ら
れているので、ボイラー46については詳細に説明しな
い。
【0029】ボイラー46からの排気ガスは、導管66
を経てバグハウス68へと通され、バグハウス68は石
炭、灰等のいかなる固体をもガスから分離し、その後ガ
スは導管70を経て煙突72へ通され、大気中へ排気さ
れる。
【0030】タービン14の出口からの熱排出ガスは、
導管74によって熱回収蒸気発生器76へ通される。熱
回収蒸気発生器76はこのガスから発生器76中を流れ
る水へと、慣用の態様で熱を伝導させ、蒸気を発生す
る。導管78は発生器76内で発生した蒸気を蒸気ター
ビン80へと通過させ、このタービン80は慣用の態様
で操作して発生器81を駆動する。蒸気タービン80の
出口は導管82によって復水器84へと接続され、そこ
で蒸気は水に変換される。変換された水は次に導管8
6、ポンプ88、及び導管90を経て熱回収蒸気発生器
76へと通される。タービン80及び熱回収蒸気発生器
76からの残りの排気ガスは、導管92及び煙突94を
経てシステムから排気される。
【0031】操作において、エアコンプレッサー16へ
周囲空気が導入され、ガスタービン14によって駆動さ
れて、該空気を圧縮して圧力を上昇させる。圧縮空気の
一部はコンプレッサー16から燃焼器34へと通され、
残りの空気は炭化器24へと通される。
【0032】炭化器24において、粒状材料は炭化され
て低Btu燃料ガス及びチャーが生成され、一方石灰石
はこの工程中に発生した硫黄と反応してこれを吸着す
る。炭化器24からの低Btuガス及び同伴固体は分離
器30へと通され、該分離器30は慣用の態様で操作し
てガスと固体とを分離し、固体は反応器42へと導入さ
れ、ガスは燃焼器34へと導入される。
【0033】燃焼器34において、ガスはコンプレッサ
ー16からの空気の一部と混合されて燃焼し、低Btu
ガスの温度をタービン14の最大効率のために必要な温
度まで上昇させる。ガスは次にガスタービン14へ導入
され、これを増加した量及び体積で駆動して、ガスター
ビン14がエアコンプレッサー16及び電気エネルギー
発生器18を駆動することができるようにする。
【0034】ガスタービン14からの排気ガスは発生器
76へと指向される。発生器76において、排気ガスか
らの熱は上述の態様で水に伝導され、蒸気タービン80
を駆動する蒸気を生成し、このタービン80は発生器8
1を駆動するが、これらは全て慣用の態様である。熱回
収蒸気発生器からの冷却された排気ガスは、煙突94を
経てシステムから排気される。
【0035】反応器42内において分離された石灰石か
ら試薬により硫黄が除去された後、チャーと石灰石との
混合物が粉砕器44において粉砕され、ボイラー46内
へ導入され、そこで周囲空気、並びに必要に応じてフィ
ーダー49からの補給石炭及び石灰石と混合される。チ
ャーはボイラー46内で慣用の態様で燃焼され、ボイラ
ー中を循環する水/蒸気混合物を加熱する。蒸気はター
ビン52へ通されてこれを駆動し、このタービン52は
電気エネルギー発生器55を駆動する。タービン52か
らの排気蒸気は、復水器58内の水と熱交換関係におい
て通され、水を蒸気に変換して、その後ボイラー46へ
と戻される。ボイラー46からの排気ガスはバグハウス
68に通され、バグハウス68はガスから固体を分離
し、その後ガスは煙突72へと通される。
【0036】従って本発明の装置及び方法は、先行技術
に対していくつかの利点を有する。ボイラーに炭化器/
ガスタービンシステムを追加することにより、炭化器か
らのチャー(必要に応じていくらかの補給石炭及び生石
灰石と共に)を、ボイラーに動力を供給するために使用
することができ、炭化器24内において比較的大量の硫
黄を石灰石によって捕捉することができ、反応器42に
おいて除去することができるため、ボイラーからの硫黄
放出を顕著に削減することができる。また、炭化器から
の低Btuガスがタービン14の唯一の燃料源となるの
で、タービン並びに関連する燃焼器をボイラーから切り
離して独立して操作することができる。
【0037】さらに、タービン14からの排気ガスを熱
回収蒸気発生器76へ供給し、排気ガス中に蓄えられた
熱エネルギーを回収することにより、蒸気を発生して蒸
気タービン80を駆動することができ、それによりガス
タービンからの排気を大気中に排気せずに、効率的に使
用することができる。
【0038】図面には特に示していないが、追加的に必
要な装置を設けることもでき、これら及び前述の全ての
構成要素は、適当な態様で配置され、完全で操作的なシ
ステムを形成することが理解される。
【0039】本発明の範囲から逸脱することなく、本発
明の装置及び方法に変更を加えてもよいことが理解され
る。例えば、熱回収蒸気発生器76を削除し、ガスター
ビン14から排出されたガスをボイラー46へ通過させ
るために導管98を設けることもできる。このガスは酸
素を比較的多く含有するので、通常ファン50によって
ボイラー46へ供給される周囲空気の代わりに使用する
ことができる。さらに、炭化器24と分離器30との間
に熱交換器を加えて、ガス−固体流を冷却し、アルカリ
を凝縮することもできる。また、分離器30の下流にバ
リアフィルターを加えて、分離器から漏出する微粒子を
除去することもできる。さらに、バグハウス68と煙突
72との間にスクラッバーを配置し、ガスから硫黄生成
物を除去した後、大気中に排気することもできる。
【0040】炭化器24において生成されるチャーの量
は、炭化器からの燃料ガスを唯一の燃料源として使用す
るガスタービンの大きさ及び性能によることが理解され
るべきである。従って、生成されたチャーは、現存のボ
イラーへの総燃料入力量のごく一部のみを成す場合もあ
る。またボイラーへの総燃料のより多くの割合を占める
場合もある。
【0041】他の改変、変更、及び置換も前述の開示に
おいて意図され、本発明のいくつかの特徴が他の対応す
る特徴を使用することなく用いられることもある。従っ
て請求項は広く、本発明の範囲と合致した態様で理解さ
れるのが適当である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の装置の概略的線図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギー発生装置であって、該装置
    は、 固体燃料を受理してチャー及び燃料ガスを発生するため
    の手段と、 該手段から前記チャー及び前記燃料ガスを受理して、燃
    料ガスとチャーとを分離するための分離器と、 該分離器から燃料ガスを受理するためのガスタービンで
    あって、該燃料ガスは該ガスタービンに動力を供給する
    ための唯一の燃料源であるガスタービンと、 電気エネルギーを発生するために該ガスタービンに操作
    的に接続される手段とを備える第一エネルギー発生シス
    テムと;蒸気を発生するためのボイラーと、 該ボイラーに操作的に接続され、該蒸気を受理して、電
    気エネルギーを発生する手段とを備える第二エネルギー
    発生システムと;前記分離器からの前記チャーを前記ボ
    イラーへと通過させ、該ボイラーに動力を供給するため
    の手段とを有し、 前記ガスタービンは前記ボイラーから独立して操作され
    る、エネルギー発生装置。
  2. 【請求項2】 エネルギー発生方法であって、該方法
    は、 固体燃料を部分燃焼させて燃料ガス及びチャーを発生さ
    せる工程と、 分離器内において該チャーと該燃料ガスとを分離する工
    程と、 該分離器からの燃料ガスをガスタービンに通過させて、
    該ガスタービンの唯一の動力源を提供する工程と、 該ガスタービンを発生器に接続して、電気エネルギーを
    発生する工程と、 前記分離器からのチャーをボイラーへ通過させて、該ボ
    イラーに動力を供給する工程と、 動力を供給された該ボイラーにおいて蒸気を発生する工
    程と、 該蒸気を使用して電気エネルギーを発生させる工程と、 前記ガスタービンを前記ボイラーから独立して操作する
    工程とを含む、エネルギー発生方法。
JP26109495A 1994-10-14 1995-10-09 炭化器から動力を供給されるボイラー及びガスタービンを用いて電気エネルギーを発生するための装置及び方法 Expired - Fee Related JP3215786B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/320,881 US5469699A (en) 1994-10-14 1994-10-14 Method and apparatus for generating electrical energy utilizing a boiler and a gas turbine powered by a carbonizer
US08/320,881 1994-10-14

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