JPH08175274A - 貨物自動車の箱型荷台 - Google Patents

貨物自動車の箱型荷台

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Publication number
JPH08175274A
JPH08175274A JP32760694A JP32760694A JPH08175274A JP H08175274 A JPH08175274 A JP H08175274A JP 32760694 A JP32760694 A JP 32760694A JP 32760694 A JP32760694 A JP 32760694A JP H08175274 A JPH08175274 A JP H08175274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
shelf
box
luggage
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32760694A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Suga
泰男 須賀
Hiroji Aoyanagi
宥二 青柳
Yukio Yamada
幸雄 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP32760694A priority Critical patent/JPH08175274A/ja
Publication of JPH08175274A publication Critical patent/JPH08175274A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷台開閉用のドアに荷置用の棚を設けること
により、荷降ろし作業を楽に行い得るようにする。 【構成】 側部に荷台開閉用のスライド式のサイドドア
を備えた貨物自動車の箱型荷台1において、内外のサイ
ドドア2のうちの外側に配置されるサイドドア2に、ド
ア壁面に平行な格納位置と、ドア壁面から略直角に突出
する使用位置とに回動変位可能な回動式の棚板12を設
け、これを荷台上方に積み込まれた荷物Wを降ろす場合
の仮置きスペースとして使用できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貨物自動車の箱型荷台
に係り、詳しくは荷物の積み降ろし作業に好適な箱型荷
台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、瓶詰された清涼飲料等の輸送に用
いられているボトルカーと呼ばれる貨物自動車の箱型荷
台は、側部に荷台開閉用のスライド式のサイドドア(引
き戸)を備えたものが一般的であり、このサイドドアを
開放した状態で荷物の積み降ろしを行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の箱型荷台においては、荷台上方に積み込まれた荷物
を取り出す場合、荷台床面に作業者が乗り込んで荷降ろ
し作業を行う必要があり、その場合、取り上げた荷物を
床面に一時仮置きするか又は持ったまま地上に降りるこ
とになる。ところが、床面の地上高さが相当にあること
から、荷物を持ったまま地上に降りる場合はもとより、
床面に荷物を安定に置くだけの広い仮置きスペースが無
い場合には、荷物の端を載せこれを支えつつ地上に降り
なければならないことから、その作業には常に危険を伴
うものである。また、床面に仮置きスペースがある場合
でも、床面に荷物を置くときに一旦中腰の姿勢となり、
不安全作業となる。そして、このような作業の繰り返し
は、作業者にとって重労働である。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、荷台開閉用のド
アに荷置用の棚を設けることにより、荷降ろし作業を楽
に行い得るようにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の手段を講じている。すなわち、請求
項1の発明は、側部に荷台開閉用の複数のドアを備えた
貨物自動車の箱型荷台であって、前記ドアに、ドア壁面
に平行な格納位置と、ドア壁面から略直角に突出する使
用位置とに変位可能な棚を備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の貨物自動車
の箱型荷台において、前記ドアが複数のスライド式のサ
イドドアからなり、そのサイドドアのうち、外側のサイ
ドドアの外面側に前記棚が備えられたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記のように構成された請求項1の発明によれ
ば、箱型荷台の上方に積み込まれた荷物を降ろす場合
に、作業者はドアに設定された棚を使用位置に変位さ
せ、これを荷物の仮置きスペースとして使用することが
できる。なお、不使用時にはドア壁面に平行に格納され
るため、邪魔にならない。
【0008】また、請求項2の発明によれば、ドア開放
時にはスライド式のサイドドアは内外で2枚重なりとな
り、従って、サイドドアを2枚重ねのまま前後に移動す
ることにより、棚の位置を変えて使用することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1は箱型荷台1を備えた貨物自動車の
全体図であり、箱型荷台1はその側部にスライド式の4
枚のサイドドア2を備えており、このサイドドア2は図
3の縦断面図に示すように、アルミ型材2aで4辺が枠
組みされており、箱型荷台1の開口部3に取付けられた
内外2本のアッパレール4とロアレール5を介して前後
に摺動自在に取付けられている。
【0010】即ち、開口部3の上縁下面には、下面側に
長手方向に延びるスリット4aを備えた角筒状の内外2
本のアッパレール4が取付けられ、また開口部3の下縁
上面には、断面略溝形に形成されてそのフランジ部を内
外のレール部5aとするロアレール5が取付けられてい
る。そして、サイドドア2は上部のアルミ型材2aに取
付けられてアッパレール4内の下面を転動する複数のロ
ーラ6を介して吊り下げられ、下部のアルミ型材2aが
ロアレール5のレール部5aをガイドにして移動される
ようになっている。
【0011】なお、図3において、7は箱型荷台1の床
面を示し、8は箱型荷台1の天井を示している。しかし
て、図1に示すように、上記4枚のサイドドア2のう
ち、外側に配置される2枚のサイドドア2の外面側に
は、それぞれ箱型荷台1内に積み込まれた荷物の荷降ろ
し時の仮置きスペースとして使用する回動式の荷置用の
棚10が設置されている。なお、棚10は荷台の床面7
よりも高い位置に設定されるが、その設置高さは、車両
の大きさに応じて地上高さも考慮した上で設定されるこ
とになる。
【0012】荷置用の棚10は、図3及び図4に示すよ
うに、サイドドア2に固着される略方形状の取付ベース
11と、方形状の棚板12と、棚板12の一端(上端)
を回動自在に支持するヒンジブラケット13と、棚板1
3の裏面に回動自在に取付けられるステー14と、ステ
ー14を支持するステー受け15とから構成されてい
る。
【0013】取付ベース11は棚板12が収納可能な凹
部11aを有する略矩形の皿形に形成されるとともにそ
の凹部11aの底面が適数個のボルト20とナット21
によりサイドドア2に固定されており、そして凹部11
aの上縁側には両端をL形に折り曲げたヒンジブラケッ
ト13がボルト20、ナット21により共締めされ、前
後方向の両側部には縦長のステー受け15が図示省略の
ボルト、ナットにより固定されている。
【0014】棚板12はヒンジ部側を除いた三辺が裏面
側に折り曲げられるとともにその裏面には縦方向及び横
方向に延在するチャンネル材16が設けられ、その補強
が図られている。そして、棚板12はその一端(上端)
がピン17を介してヒンジブラケット13に回動自在に
取付けられており、図3に仮想線で示すドア壁面に平行
な格納位置と、実線で示すドア壁面に略直角な使用位置
とに回動変位可能とされている。
【0015】棒材からなるステー14はその両端部を上
向きに折り曲げた略コ字形に形成され、折り曲げ部の端
部が棚板12裏面の略中央部にピン18を介して回動自
在に取付けられている。そして、ステー14はその水平
部両端が前記ステー受け15に形成された縦長のガイド
溝15aによって案内される。なお、ガイド溝15aの
上端部には棚板12が使用位置に回動されたときに、ス
テー14を係合保持する掛止凹部15bが形成されてい
る。また、ステー14はピン18に取付けられたねじり
バネ19により掛止凹部15bとの係合方向に付勢され
ている。なお、図示はしないが、棚板12には該棚板1
2を格納位置に保持するロック機構を設けることが望ま
しい。
【0016】本実施例に係る箱型荷台1はそのサイドド
ア2に荷置用の棚10を設置したものであり、従って、
箱型荷台の上方に積み込まれた荷物Wを取り出す場合に
は、格納位置の棚板12を上方へ跳ね上げる如く回動す
れば、その回動によりステー受け15のガイド溝15a
に沿って移動するステー14がガイド溝15aの上端部
においてねじりバネ19により掛止凹部15bに係合さ
れ、このことにより棚板12がほぼ水平の使用位置に保
持される。
【0017】従って、図2に示すように、サイドドア2
を開放して荷台上面に乗り込んた作業員は、荷台上方に
積み込まれた荷物Wを降ろすに際して上記のようにドア
外面側に水平状に突出された棚板12を荷物の仮置きス
ペースとして使用することができる。即ち、楽な姿勢で
棚板12上に荷物を乗せることができるため、従来のよ
うに荷物を持ったまま地上に降りるとか、荷台の床面に
一時仮置きするための中腰の作業が不要となり、楽にか
つ安全に荷降ろし作業を行うことが可能となる。また、
本実施例ではスライド式の外側のサイドドア2に棚板1
2を設けてあるため、サイドドア2を前後方向に移動さ
せることにより、棚板12を荷台のどの位置でも使用す
ることができる。
【0018】また、棚板12は荷降ろし以外の作業、例
えば荷台内の荷物の整理や抽出等の作業にも作業スペー
スとして利用することが可能であり、さらには棚板12
を支えるステー14が裏側にあるため、荷物の載置作業
を邪魔しない。なお、不使用時には棚板12は図3に仮
想線で示す如く取付ベース11の凹部11aに格納され
る。
【0019】次に、本発明の実施例2を図5〜図7に基
づいて説明する。この実施例は棚板12の回動支点を下
部側に設定し、手前に引き倒すことにより使用位置に回
動変位できるようにしたものである。そのために、棚板
12はその下端部がヒンジ部材22を介して取付ベース
11に回動自在に取付けられるとともに、リンク式のス
テー25によって使用位置に保持されるようになってい
る。
【0020】ヒンジ部材22は図6に示すように、その
一方が取付ベース11に、他方が棚板12にそれぞれ皿
ビス23、ウエルドナット24を介して締着されてい
る。また、ステー25は図5に示すように、2枚のリン
ク25a,25bをピン26にて回動自在に連ねた構成
とされ、棚板12の両側部に配置されるとともに、一端
が取付ベース11に、他端が棚板12にそれぞれピン2
7にて回動自在に連結されている。
【0021】また、棚板12は略矩形の皿形プレートを
嵌合した箱形構造とされ、その上部側には格納位置に保
持するロック機構28を備えている。このロック機構2
8は図6に示すように(具体的構造については図示省
略)、取付ベース11の上縁部に形成したロック孔29
にバネ付勢されたロック爪28aが係合することによっ
て棚板12を保持し、図7に示すハンドル28bを手前
に引くことにより、ロック爪28aが引っ込んでロック
孔29から抜脱できるように構成されている。なお、そ
の他については前述の実施例1と同様に構成されてい
る。
【0022】従って、この実施例によるときは、箱型荷
台1の荷物を降ろすに際して、棚板12をサイドドア2
の外面側に水平状に引き倒しすことにより、荷物の仮置
きスペースとして使用することができる。また、この実
施例によるときは、棚板12の格納状態では、荷物の載
置面が内側に隠される、つまり格納時に現れる面は非使
用面であり、荷置きとしての使用により損傷、汚損され
ないため、その存在が箱型荷台1の側面部を広告等に使
用する場合の邪魔にならず、また見栄えを損なうことも
ない。
【0023】なお、本発明は図示の実施例に限らず、そ
の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能であり、
例示すれば下記の如くである。 (1)荷置用の棚10は図示の引き戸に限らず、開き戸
でもよく、その場合、片開きであれば内面側に設置し、
両開きであれば、内外いずれの壁面に設置してもよい。
また、荷置用の棚10の設置はサイドドアに限らず、バ
ックドアであってもよい。 (2)ドアが肉厚のボードから構成される場合又はアウ
タ、インナの両パネルによって肉厚に構成されるような
場合には、格納時において棚10がドア壁面から突出し
ないようにドアの凹部を設定してここに配置することが
望ましい。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
箱型荷台の上方に積み込まれた荷物を荷降ろしする場合
において、ドアに設置した棚を仮置き用スペースとして
使用できるため、荷降ろし作業を無理のない楽な姿勢で
行うことが可能となり、荷降ろし作業の安全に有効とな
る。また、重量物を降ろす場合にも荷物を持ったまま地
上に降りるといった不安全な作業を行う必要がなくな
る。
【0025】また、荷置き用棚をスライド式のサイドド
アに設置したときは、サイドドアが前後に自由に移動で
きることから、外側のサイドドアに荷置き用棚を設けて
おくことで、棚位置を自由に位置替えして使用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る荷置用棚付きの箱型荷
台を備えた貨物自動車の斜視図である。
【図2】荷置用棚の使用態様を示す説明図である。
【図3】サイドドア及び荷置用棚の縦断面図である。
【図4】荷置用棚の分解斜視図である。
【図5】本発明の実施例2に係る荷置用棚の斜視図であ
る。
【図6】同じく縦断面図である。
【図7】図6のA矢視図である。
【符号の説明】
1…箱型荷台 2…サイドドア 10…荷置用棚 12…棚板 13…ヒンジブラケット 14…ステー 15…ステー受け

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側部に荷台開閉用の複数のドアを備えた
    貨物自動車の箱型荷台であって、前記ドアに、ドア壁面
    に平行な格納位置と、ドア壁面から略直角に突出する使
    用位置とに変位可能な棚を備えた貨物自動車の箱型荷
    台。
  2. 【請求項2】 請求項1の貨物自動車の箱型荷台におい
    て、前記ドアが複数のスライド式のサイドドアからな
    り、そのサイドドアのうち、外側のサイドドアの外面側
    に前記棚が備えられた貨物自動車の箱型荷台。
JP32760694A 1994-12-28 1994-12-28 貨物自動車の箱型荷台 Pending JPH08175274A (ja)

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JP32760694A JPH08175274A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 貨物自動車の箱型荷台

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JP32760694A JPH08175274A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 貨物自動車の箱型荷台

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JP32760694A Pending JPH08175274A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 貨物自動車の箱型荷台

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