JPH041004Y2 - - Google Patents

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JPH041004Y2
JPH041004Y2 JP10669884U JP10669884U JPH041004Y2 JP H041004 Y2 JPH041004 Y2 JP H041004Y2 JP 10669884 U JP10669884 U JP 10669884U JP 10669884 U JP10669884 U JP 10669884U JP H041004 Y2 JPH041004 Y2 JP H041004Y2
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board
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cargo
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floor
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、たとえば、バツクドアを備えた、
乗用・貨物兼用自動車において、その後部荷室フ
ロアと協働して二重フロアを形成する荷置き台で
あつて、リヤシートを折りたたみ収納して荷室空
間を拡張した場合、それに応じてその荷置き面の
面積を拡張しうるとともに、必要に応じて荷置き
台全体を設置し、または、取外しうるようにした
ものに関する。
【従来の技術およびその問題点】 いわゆるツー・ボツクス型とし、バツクドアの
内側をラゲージ空間とした形態の乗用車には、通
常、特開昭56−57537号公報に示されているよう
なリヤパーセルシエルフが設けられる。このよう
なリヤパーセルシエルフは、リヤシートのシート
バツクの頂部近傍から後方にのびてリヤシートの
後方の空間を上下に分割し、かつヒンジによつて
回動開閉可能に構成され、その下部空間に重たく
大きな荷物を収納することができるとともに、パ
ーセルシエルフの上面に軽い荷物を載置できるよ
うになつている。ところで、このパーセルシエル
フは、開閉回数が多いため、その上部に荷物を載
置するためにあるというよりは、下部ラゲージ空
間を覆い隠し、ラゲージ空間内の荷物や雑物によ
つて室内空間の見栄えが悪化しないようにすると
いう性格が強い。 ところで、最近、とくに軽自動車の中には、バ
ツクドアを設けるとともにリヤシートをフロント
シートの背部に向けて折りたたみ収納可能とし、
車室後部の荷室空間を積極的に拡張することがで
きるようにし、貨物自動車としての性格を強める
とともに車両の使用用途を広げた、乗用・貨物兼
用自動車が多く見受けられる。このような自動車
においては、リヤシートを折りたたむようにして
あることから、上に紹介したようなリヤパーセル
シエルフは荷室の使用にかえつて邪魔になるため
設けられていない。したがつてこうした乗用・貨
物兼用自動車にあつては、後部荷室空間のフロア
パネル上に直接荷物を置くようになつているだけ
である。 しかしながら、このような乗用・貨物兼用自動
車において、その荷室空間に荷物を収納する場合
たとえ、その前後方向の広さが拡がつても、荷物
の積み上げ高さに限度があり、結局安定的に荷物
を乗せようとすれば、それほど多くの荷物を積め
るものではない。
【考案の目的】
この考案は、上記の事情のもとで考え出された
もので、その目的は、折りたたみ収納しうるリヤ
シートを備えた自動車において、リヤシートの使
用時とリヤシートの収納時で変わる荷室空間の広
さに応じて前後に拡張および縮小することがで
き、かつ、荷室フロアと協働して二重フロアを形
成する、荷室フロアから一定高さの荷置き台を必
要に応じて設置することができ、この荷置き台を
設置した場合、リヤシートの使用時およびリヤシ
ートの収納時の双方において、荷置き台の下部空
間と荷置き台上に荷物を積載しうるようにし、荷
室空間をさらに有効利用できるようにすることで
ある。
【目的を達成するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の自動車後
部荷室の荷置き台では、次の技術的手段を講じて
いる。 すなわち、前方折りたたみ可能なリヤシート
と、このリヤシートが載り、かつ車体後部にいた
る荷室フロアを有する自動車において、上記荷室
フロアの後部に、左右それぞれ前後一対の合計4
本の脚を着脱可能に取付けるとともに、ガイドレ
ールと、これに対してスライド移動可能なスライ
ドレールとを組合せてなる車体前後方向に延びる
左右一対のスライド手段を、その前部を上記前部
脚に対して着脱可能かつ回動可能に結合するとと
もに通常時上記左右それぞれの前後脚上面に載つ
て水平状に支持されるようにする一方、上記スラ
イド手段のガイドレールに第一ボードを取付ける
とともに、スライドレールに上記第一ボードと重
なる第二ボードを取付けている。
【考案の作用・効果】
本考案は、上記の手段を講じる結果、次の作
用・効果を奏する。 第一に、本考案では、荷室フロアにおける所定
高さの部位に取付けられたスライド手段に、第一
ボードおよび第二ボードを取付けることにより、
二重ボード状の荷置き台が形成されるので、この
荷室フロアは、いわば、二重フロア状態となり、
これによつて荷物を置く場所が実質的に2倍に拡
大されたこととなり、多くの荷物を安定した状態
で積載することができる。また、工具類や見栄え
の悪い雑物を荷置き台下に収納する一方、見栄え
の良い荷物を荷置き台上に載置するといつた便利
な使い方ができる。 第二に、上記二重ボードを実質的に支持するス
ライド手段は、その前部に設けたヒンジによつて
その後部が上方回動しうるようになつているの
で、二重ボードないしスライド手段を一体的に開
閉回動することができ、バツクドアから荷置き台
下への荷物あるいはスペアタイヤの出し入れを容
易に行なえる。 第三に、リヤシートを前方に折りたたみ収納し
た場合であつても、本考案の荷置き台は第二ボー
ドが第一ボードに対して前方スライド可能な二重
ボード構造となつているので、この第二ボードを
前方スライドさせると、リヤシートを折りたたみ
収納することによつて拡大された荷室フロア全体
を二重フロア状態とすることができる。すなわ
ち、本考案では、リヤシート使用時であつて荷室
の有効前後長が短かい場合と、リヤシートが折り
たたみ収納されて荷室の有効長が拡張される場合
とのいずれであつてもその荷室フロアを二重フロ
ア状態とすることができる。 第四に、本考案の荷置き台は、それを支持する
ための4本の脚が荷室フロアに対して着脱するこ
とができ、また、前部脚に結合されるスライド手
段ないし第一および第二ボードがこの脚から着脱
しうるので、必要に応じて後部荷室に上記の荷置
き台を構成したり、また、その荷置き台を取外す
ことが自由にでき、自動車の使用用途に応じた幅
広い対応ができる。
【実施例の説明】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ具体
的に説明する。 第1図に示すように、自動車の後部フロア1
は、前部フロア2に対して一定高さ段上げされて
車体のリヤクロスメンバ3に至り、これが荷室フ
ロア4を形成している。リヤシート5は、この荷
室フロア4の前部にそのシートクッシヨン6が載
る格好で取付けられ、かつこのリヤシート5は、
第2図に示すように、シートバツク7を前方に倒
すとともにシートクツシヨン6の下部前部のヒン
ジ8を中心として前方回動させて折りたたみ収納
されるようになつている。第1図および第2図を
比較すれば明らかなように、リヤシート5を折り
たたみ収納すると、リヤシート5使用時にくらべ
て荷室フロア4の有効前後長が拡張される。ま
た、荷室フロア4の後方部中央には、リヤフロア
パネルを凹ませて、スペアタイヤを収納するため
のタイヤウエル9が形成される。 荷室フロア4の後方寄りの上面には、タイヤウ
エル9を挟んで位置するように、左右それぞれ前
後一対の合計4本の脚10a,10bが、フロア
4に敷設されるカーペツト(図示略)の切れ目か
ら上面が露出するようにしてあらかじめフロア4
に固定されるベースプレート11に対して、たと
えば蝶ねじ12を用いるなどして着脱可能に固定
される。 左右の前脚10aには、その前面部に取付けら
れたヒンジ13を介して、前後方向に延びるガイ
ドレール14と、これに対して前後方向にスライ
ド可能なスライドレール15とが組み合された左
右一対のスライド手段16の前部が、回動可能に
支持される。なお、このヒンジ13としては、た
とえば第6図に表れているように、U字状のバネ
クランプにガイドレール15の前部下部に取付け
た軸13aを着脱しうるクランプ式のヒンジと
し、スライド手段16を前脚10aに対して着脱
しうるようになつている。このスライド手段16
は、通常時、第1図に実線で示すように、スライ
ド手段16の下面、すなわち、ガイドレール14
の下面が前後の脚10a,10bの上面に載る格
好となつて、水平状の位置をとる。 上記ガイドレール14には、所定幅および所定
長さを有する第一ボード17が取付けられ、か
つ、スライドレール15には、上記第一ボード1
7の上面にほぼ重なりうる第二ボード18が取付
けられて二重ボード状の荷置き台Sが構成され
る。図示例では、上記ガイドレール14として第
5図に表れているようにチヤンネル部19の左右
上縁から両側に水平状の支持鍔20が延びる形態
に形成するとともに、スライドレール15として
上記ガイドレール14のチヤンネル部19に摺動
嵌合する広幅部21とその上部の狭幅部22とを
有する形態に形成し、かつ、第一ボード17を、
左右のスライド手段16の中間に位置する中間部
材23と左右のスライド手段16の外側に位置す
る両側部材24とに分割するとともに、これら中
間部材23の外端縁23aおよび両側部材24の
内端縁24aをそれぞれガイドレール14のチヤ
ンネル部19内に若干オーバハングするようにし
て上記支持鍔20に支持させ、そして、上面15
aに第二ボード18を固定したスライドレール1
5の下部広幅部21をガイドレール14のチヤン
ネル部19に摺動可能にはめ込んで構成してい
る。上に説明したように、こうして第一ボード1
7と第二ボード18とを実質的に連結するスライ
ド手段16は、前脚10aとの間に設けたヒンジ
13を中心として上方回動しうるようになつてお
り、また、第二ボード18の下面に固定されるス
ライドレール15の広幅部21に第一ボード17
の中間部材23の縁および両側部材24の縁がオ
ーバハングした格好となつているので、第一ボー
ド17と第二ボード18とを第1図のように重合
した状態で第二ボード18を矢印A方向に回動さ
せようとすると、第一ボード17およびスライド
手段16が一体となつて、第1図に仮想線で示す
ように開閉回動する。 さらに、図示例では、第一ボード17の中間部
材23は、第6図に表れているように前後に分割
するとともに、その前部23bと後部23cとを
ヒンジ25で連結し、前部23bのみをガイドレ
ール14に固定することにより、第2図に示すよ
うに後部23cが上記ヒンジ25を回動中心とし
て開閉回動するようになついてる。この第一ボー
ド17の中間部23材の後部23cは、通常時、
ガイドレール14の支持鍔20上に載つているだ
けである。このようにすることにより、第2図に
示すように第二ボード18を第一ボード17に対
して前方スライド移動させ、荷置き台Sを拡張し
た場合であつても、第一ボード17の中間部材2
3の後部23cを開閉し、ここから荷置き台S下
に荷物を出し入れ、あるいはスペアタイヤの出し
入れを行なえるようになる。また、第二ボード1
8の後端部下面には、この第二ボード18を前方
にスライド移動させたときにその重量をフロア4
に支持させるための支持脚26が取付けられると
ともに、上面には、この第二ボード18を前方ス
ライド移動させる際の把手27が取付けられる。
この把手27は、第二ボード18上の荷物が前方
へ移動脱落するのを阻止するストツパとしての機
能をも有する。また、荷室フロア4の前端部に
は、上記第二ボード18の支持脚26を受け、か
つこの支持脚26の前方動を規制することにより
第二ボード18の前方移動端を規定するためブラ
ケツト28が固着されている。 次に、上述した実施例の作用を説明する。 まず、第1図に示すように、リヤシート5がシ
ートとしての使用状態にあるとき、荷置き台Sと
しては第一ボード17と第二ボード18が重なつ
た二重ボード状態にあり、これら重なりあつた第
一および第二ボード17,18が、荷室フロア4
と協働して二重フロアを形成する。なお、第一お
よび第二ボード17,18は、これらを互いに摺
動可能に連結するスライド手段16と一体となつ
て、ヒンジ13を中心として第1図仮想線で示す
ように回動させることができるので、こうするこ
とにより、荷置き台S下への荷物あるいはスペア
タイヤの出し入れを支障なく行なうことができ
る。このように、荷室フロア4の上面と二重ボー
ド17,18の上面に、従来に比べて実質的に2
倍に拡張された荷置き場所が形成され、これらに
多くの荷物を積載することができるとともに、見
栄えの悪い物を荷置き台下に収納して室内に露出
する部位の外観を良好に維持できる。 そして、第2図に示すように、リヤシート5を
前方に折りたたみ収納し、荷室フロア4の有効長
が拡張された場合においても、第二ボード18を
前方にスライド移動させて荷置き台Sの面積を拡
張することができる。この場合においても、第一
ボード17の中間部材23の後部23cを開閉し
うるので、ここから荷置き台S下への荷物、ある
いはスペアタイヤの出し入れを支障なく行なうこ
とができる。 さらに、第一および第二ボード17,18を実
質的に連結するスライド手段16を支持する脚1
0a,10bがフロア4に対して着脱可能であ
り、かつ、上記スライド手段16が前脚10aに
対して着脱しうるので、必要に応じて荷置き台全
体を後部荷室フロアに対して取付け、あるいは取
外しうる。 なお、本考案の範囲は、図面に示した実施例に
限定されないことはもちろんである。たとえば、
図示例では、第一ボード17の上面に第二ボード
18が前方スライド可能に重合するようにしてい
るが、逆に、第一ボード17の下部に第二ボード
18が前方スライド移動可能に位置するようにす
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は第一
ボードと第二ボードが重合した状態での断面側面
図、第2図は第二ボードを前方スライド移動した
状態での断面側面図、第3図は第1図に示す状態
の平面図、第4図は第1図に示す状態での後面
図、第5図は第4図の要部拡大断面図、第6図は
主要部品を分解した状態で示す斜視図である。 4……荷室フロア、5……リヤシート、13…
…ヒンジ、14……ガイドレール、15……スラ
イドレール、16……スライド手段、17……第
一ボード、18……第二ボード、S……荷置き
台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前方折りたたみ可能なリヤシートと、このリヤ
    シートが載り、かつ車体後部にいたる荷室フロア
    を有する自動車において、上記荷室フロアの後部
    に、左右それぞれ前後一対の合計4本の脚を着脱
    可能に取付けるとともに、ガイドレールと、これ
    に対してスライド移動可能なスライドレールとを
    組合せてなる車体前後方向に延びる左右一対のス
    ライド手段を、その前部を上記前部脚に対して着
    脱可能かつ回動可能に結合するとともに通常時上
    記左右それぞれの前後脚上面に載つて水平状に支
    持されるようにする一方、上記スライド手段のガ
    イドレールに第一ボードを取付けるとともに、ス
    ライドレールに上記第一ボードと重なる第二ボー
    ドを取付けたことを特徴とする、自動車後部荷室
    の荷置き台。
JP10669884U 1984-07-14 1984-07-14 Expired JPH041004Y2 (ja)

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JP10669884U JPH041004Y2 (ja) 1984-07-14 1984-07-14

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JP10669884U JPH041004Y2 (ja) 1984-07-14 1984-07-14

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JPS6171543U JPS6171543U (ja) 1986-05-15
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JP2509023Y2 (ja) * 1989-12-11 1996-08-28 マツダ株式会社 自動車のパッケ―ジトレイ構造
KR100365231B1 (ko) * 2000-12-06 2002-12-18 기아자동차주식회사 해치백형 자동차의 수화물 차단부재

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