JPH08175005A - レーザマーキング付容器 - Google Patents

レーザマーキング付容器

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JPH08175005A
JPH08175005A JP6321008A JP32100894A JPH08175005A JP H08175005 A JPH08175005 A JP H08175005A JP 6321008 A JP6321008 A JP 6321008A JP 32100894 A JP32100894 A JP 32100894A JP H08175005 A JPH08175005 A JP H08175005A
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identifier
container
laser
laser marking
coating
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JP6321008A
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Masami Tagao
正実 田顔
Takahiko Kitamura
貴彦 北村
Masao Kawanami
正夫 川波
Nagashige Okina
永茂 翁
Makoto Tani
誠 谷
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Mitsubishi Materials Corp
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザマーキング付容器に係り、容器の表面
に塗装を施した塗装装置等の種々の識別を確実に実施す
る。 【構成】 レーザマーカ37によって識別子33を刻印
することにより、識別子33により容器31の類別を行
う。特に、識別子33の上からコーティング等が施され
る場合等に、識別子33が滲むことがなく、確実な識別
を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム缶、スチ
ール缶等の容器にレーザマーカにより識別子の刻印を施
したレーザマーキング付容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルミニウム缶等の缶体の製造
工程は、図7に示すように、アンコイラ1から繰り出さ
れる原料の金属板2を打ち抜いて大径浅底のカップ状に
形成する打抜き工程3と、このカップ状の缶体を小径深
底の有底円筒状に形成する深絞りしごき工程4と、この
缶体の開口端部を裁断するトリミング工程5と、裁断さ
れた缶体を洗浄する洗浄工程6と、洗浄された缶体の外
面にベースコーティングおよび印刷を施す印刷工程7
と、外面に印刷を施された缶体の内面に内面塗装を施す
内面塗装工程8と、内外面に印刷・塗装を施された缶体
の開口端部を縮径してフランジを形成するネッキング・
フランジング工程9と、形成された缶体の検査を行う検
査工程10とから構成されている。
【0003】図7において、符号11はカッピングプレ
ス、12はDIプレス、13はトリマー、14はウォッ
シャ、15はベースコータ、16はベースコータオーブ
ン、17はプリンタ、18はプリンタオーブン、19は
塗装装置、20は内面塗装オーブン、21はネッカフラ
ンジャ、22はピンホールテスタ、23はパレタイザで
ある。
【0004】これらの工程においては、缶体は、スター
ホイールあるいはコンベア等の搬送手段によって高速で
搬送されながら各加工・処理を施されるようになってい
る。また、これらの工程のうち、深絞りしごき工程4お
よび内面塗装工程8は、1缶あたりに要する作業時間が
他の諸工程と比較して長くなるために、複数のDIプレ
ス12および塗装装置19を使用して行われるのが一般
的である。
【0005】すなわち、高速で大量に搬送されてくる缶
体は、深絞りしごき工程4においては各DIプレス12
に分岐され、内面塗装工程8においては各塗装装置19
に分岐されて、各作業を施された後に、再度合流させら
れて搬送されるようになっている。これにより、各DI
プレス12あるいは各塗装装置19が作業を受け持つべ
き缶体の数量が減少させられるので、製造工程全体の製
造速度を低下させることなく、高速で多量の缶体を製造
することができるようになっている。
【0006】ところで、上記製造工程のように複数のD
Iプレス12あるいは塗装装置19を使用する場合に
は、それらの工程において実際にその缶体に作業を施し
たDIプレス12、塗装装置19をその後に特定し得る
ようにしておくことが望まれる。つまり、深絞りしごき
工程4においては、金型の摩耗・欠損等、内面塗装工程
8においては、塗料供給切れ、ノズルのつまり等、なん
らかの不具合が発生した場合に、その不具合が発生した
号機を早急に究明することができるように、缶体とDI
プレス12あるいは塗装装置19とを対応付けておく必
要がある。
【0007】従来、深絞りしごき加工された缶体と、そ
の加工を施したDIプレス12との対応づけは、DIプ
レス12の金型自体をDIプレス12ごとに異なる微小
な凹凸を形成するように構成しておくことにより行われ
ていた。これは、深絞りしごき工程4の後段に配される
印刷工程7等が実施された後においても、DIプレス1
2を特定し得るようにするためであり、凹凸は通常目立
たない缶底等に設けられていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内面塗
装工程8における塗装装置19と、その塗装装置19に
よって内面塗装を施された缶体とを対応づけることは困
難であった。すなわち、塗装装置19には、DIプレス
12におけるような金型が存在しないために缶体に凹凸
を形成することができないからである。また、塗装装置
19ごとに凹凸を設けるような特別の工程を設けること
も、工程短縮の見地から困難であるため、缶体の製造速
度に影響を与えないように、迅速かつ的確に識別子を形
成することが望まれる。
【0009】この見地からは、各塗装装置19にインク
ジェット等を設けて、缶体表面にインクを塗布すること
により、各塗装装置19を識別するための識別子を描画
することも考えられる。しかし、内面塗装工程8の後段
においては、通常、ボトムスプレー等のように缶底に透
明なコーティングが実施されるため、この方法による場
合においても、インクで描画された識別子が滲んで、識
別性が損われてしまう不都合が考えられる。
【0010】さらに、上記のような塗装装置19の識別
という用途に限られず、その他の製造装置や、原料とな
った金属板2の別、製造年月日、ロット等を管理する場
合においても、印刷やコーティングによって識別性を損
わない識別子を有する缶体等の容器を製造することが望
まれている。
【0011】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、缶体等の容器に内面塗装を施した塗装装
置等、種々の識別を確実に実施し得て、不具合が生じた
場合等に、迅速に原因を究明し得るレーザマーキング付
容器を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、レーザマーカによって識別子が刻印され
ているレーザマーキング付容器を提案している。このレ
ーザマーキング付容器において、例えば、成形加工され
た後に、複数の塗装装置に分岐させられてその表面にそ
れぞれ塗装を施される容器であって、前記塗装装置の識
別子を母材に刻印されていることとすれば、塗装装置の
識別を確実に実施し得るので効果的である。
【0013】上記レーザマーキング付容器において、識
別子が、底面に刻印されていることとすれば効果的であ
る。また、その場合に、識別子が、半径方向位置の異な
る点記号よりなることとすればさらに効果的である。
【0014】また、上記レーザマーキング付容器におい
ては、識別子が、配列の異なる複数の点記号よりなるこ
ととしてもよく、識別子が方向性のある形状よりなると
ともに、その位置および位相を変えて刻印されているこ
ととしてもよい。
【0015】
【作用】本発明に係るレーザマーキング付容器によれ
ば、レーザマーカによって識別子が刻印されているの
で、その識別子によって類別を行うことが可能となる。
しかも、レーザマーカによる識別子は、その上からコー
ティング等がなされた場合であっても滲むことがなく、
識別性が損われない。
【0016】また、上記レーザマーキング付容器におい
て、母材に塗装装置の識別子が刻印されていることとす
れば、透明なコーティングによってもその識別性が損わ
れることがない。したがって、識別子によって、その容
器に塗装を施した塗装装置を即座に特定することが可能
となり、不具合が発生した場合等に迅速な処理を実施し
得て、継続して製造される不良容器を最小限に押えるこ
とが可能となる。
【0017】また、上記識別子を底面に刻印しておくこ
ととすれば、目立たない位置であるために外面印刷の美
観を損わないとともに、通常は印刷が施されない部分で
あるために、きわめて微小な形状に形成しても、迅速か
つ確実な識別が可能となる。さらに、識別子を半径方向
位置の異なる点記号よりなることとすれば、その識別子
の位置によって塗装装置の号機を識別することができる
ので、きわめて微小で簡素な識別子で済み、識別子を刻
印するために要する時間や電力を節約することが可能と
なる。
【0018】また、識別子が、配列の異なる複数の点記
号よりなることとすれば、点記号の数、配列方向等によ
り、多数の塗装装置の識別を実施することが可能とな
る。さらに、識別子を方向性のある形状とし、その位置
および位相を変えて刻印されていることとしても同様で
ある。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係るレーザマーキング付容器
の一実施例について、図1から図4を参照して説明す
る。本実施例のレーザマーキング付容器(以下、レーザ
マーキング付缶という。)30は、例えば、図1に示す
ように、有底円筒状のアルミニウム缶(以下、単にアル
ミ缶という。)31であって、印刷を施されない缶底3
2に識別子33を施したものである。
【0020】この識別子33は、例えば、図2に示すよ
うに、直径約0.2mmの微小な円形よりなる2個以下
の点記号34により構成されており、図2(a)〜
(f)に示すように、アルミ缶31の半径方向に異なる
位置に刻印されることにより、6種類の缶体を形成する
ことができるようになっている。
【0021】すなわち、図2(a)、(b)、(c)の
レーザマーキング付缶30は、1個の点記号34よりな
る識別子33を、缶底32に設けられる円形のボトムリ
ム部35の内側に配したものである。これらの識別子3
3は、(a)、(b)、(c)の順に、中心近傍、中心
とボトムリム部35との中間位置近傍およびボトムリム
部35近傍にそれぞれ点記号34が刻印されることによ
り構成されているものである。
【0022】また、図2(d)、(e)、(f)のレー
ザマーキング付缶30は、2個の点記号34よりなる識
別子33を上述した1個の点記号34よりなる識別子3
3と同等の位置に配することにより構成されている。こ
れらの点記号34は、例えば中心間距離を約0.7mm
となるように設定されている。そして、これらのレーザ
マーキング付缶30によれば、6種類のものを一見して
識別することができる。また、無印のものを含めれば7
種類のレーザマーキング付缶30を成形することができ
る。
【0023】このようなレーザマーキング付缶30は、
次のようにして製造される。すなわち、図7において、
DIプレス12、トリマー13、ウォッシャ14を経て
有底円筒状に形成され、プリンタ17において外面印刷
を施されたアルミ缶31は、図3に示すようにマスコン
ベア36により内面塗装工程8に大量に搬送されてく
る。そして、マスコンベア36に接続する複数の塗装装
置19に振り分けられるとともに、マスコンベア36か
ら塗装装置19に向かう搬送途中において、識別子33
を刻印されることにより製造される。
【0024】識別子33は、レーザマーカ37により刻
印される。レーザマーカ37は、図3に示すように、マ
スコンベア36と各塗装装置19とを接続する搬送路3
8の側壁に搬送路38内に向けてレーザ光Lを出射する
ように取り付けられるマーカヘッド39と、例えば、Y
AGレーザのようなレーザ発振器40と、前記マーカヘ
ッド39とレーザ発振器40とを接続しレーザ発振器4
0で発生させられたレーザ光Lをマーカヘッド39に伝
送する光ファイバケーブル41とから構成されている。
【0025】前記マーカヘッド39には、図示しないシ
ャッタが設けられており、必要に応じて、レーザ光Lの
出射・遮断を実施するようになっている。また、2個の
点記号34よりなる識別子33を刻印するレーザマーカ
37は、図4に示すように、マーカヘッド39の内部
に、光ファイバケーブル41からの拡散光を平行光に変
換する第1のレンズ42と、平行光を2つのレーザ光L
に分離するプリズム43と、分離されたレーザ光Lを結
焦させる集光レンズ44とからなる光学系を具備してい
る。
【0026】このマーカヘッド39から出射されるレー
ザ光Lは、マーカヘッド39に対して所定間隔を空けて
配されるアルミ缶31の缶底32に、2つの焦点を形成
し、2個の点記号34よりなる識別子33を刻印するよ
うになっている。
【0027】前記塗装装置19は、図3に示すように、
その内部に、スターホイールのようなターンテーブル4
5と図示しない吸着機構とを有し、各アルミ缶31をタ
ーンテーブル45のポケット45a内に収納した状態に
吸着機構によって保持しつつ間欠的に送るようになって
いる。そして、その間に、図示しない塗料噴射口からア
ルミ缶31内に塗料を吹き付けて内面塗装を行うように
なっている。
【0028】したがって、マスコンベア36と塗装装置
19との間に配される搬送路38内のアルミ缶31も、
間欠的に搬送されることになるので、アルミ缶31が停
止される瞬時の内にマーカヘッド39からレーザ光Lを
出射することにより、缶底32の所望の位置に識別子3
3が形成されるようになっている。各塗装装置19に対
するレーザマーカ37では、それぞれ同一位置に識別子
33が形成されるようになっている。
【0029】このように構成されたレーザマーキング付
缶30によれば、識別子33がレーザマーカ37によっ
てアルミ缶31の母材に刻印されているので、その表面
にボトムスプレー等によって透明なコーティングが施さ
れた場合であっても、インクのように滲むことがなく、
正確な識別性を保持することができる。また、識別子3
3が、通常印刷の施されない缶底32に形成されている
ので、印刷等によって識別性が低減させられることがな
く、目視による識別を簡易かつ確実に実施することがで
きるとともに、外面の美観を損うことがない。
【0030】さらに、識別子33は、その数および半径
方向の位置を異ならせて形成されており、アルミ缶に内
面塗装を施した7種類の塗装装置を一見して識別でき
る。しかも、上述したように、ボトムリム部内の半径方
向に離れた3箇所に設けられるという識別子33の配置
であれば、アルミ缶31とマーカヘッド37とを、かな
りラフに位置決めする場合であっても、確実に識別子3
3を形成することができることになる。
【0031】また、識別子33を、微小円形のような面
積の小さい点記号34によって構成することとすれば、
瞬時に刻印することができ、高速搬送を害することな
く、しかも、省電力を図ることができる。
【0032】また、2個の点記号34よりなる識別子3
3においては、上述した半径方向位置およびその数とい
う識別方法の他に、図2(d)〜(f)に示すように、
2個の点記号34を半径方向に配列するか、図5
(a)、(b)に示すように、周方向に配列するかによ
っても、新たな識別子33を構成することができる。す
なわち、2個の点記号34を半径方向に配した3種類の
他に、中心近傍に刻印される識別子33の点記号34を
除き、他の識別子33の点記号34を周方向に配列した
2種類のレーザマーキング付缶30を製造することがで
きる。
【0033】なお、上記実施例においては、識別子33
を構成する点記号34の個数を2個以下としたが、これ
に限られるものではなく、さらに塗装装置19の台数が
多い場合には3個以上に設定することも可能である。し
かし、点記号34の個数が多くなればなるほど、レーザ
発振器の必要とするエネルギ、すなわち電力が増大する
とともに、目視による識別が難しくなってくる不都合が
考えられるので、点記号34の個数は必要最小限に抑え
ることが望まれる。
【0034】また、上記実施例においては、直径約0.
2mmの円形よりなる点記号34を識別子33とした
が、この直径寸法にもなんら限定されるものではない。
さらに、2個の点記号34よりなる識別子33におい
て、点記号34の中心間距離を約0.7mmとしたが、
これについても任意に設定し得る。また、点記号34の
位置についても、ボトムリム部内に限定されることな
く、その外側に形成することとしてもよい。
【0035】また、上記実施例における2個の点記号3
4に代えて、例えば、図6(a)〜(c)に示すよう
に、長方形、長円形、多角形等、方向性のある識別子3
3を刻印することとしてもよい。また、バーコード等の
高密度の識別子33を刻印することとしてもよい。さら
に、アルミ缶31に識別子33を設けたレーザマーキン
グ付缶30について説明したが、スチール缶について同
様にレーザマーカ37による識別子33の刻印を実施し
てもよいことはいうまでもない。
【0036】また、アルミ缶31やスチール缶のような
缶体に適用する場合に限られず、例えば、ペットボトル
のようなプラスチック容器や、紙パック、紙コップのよ
うな紙製容器、瓶のようなガラス容器、およびその他の
任意の容器に適用することができる。
【0037】また、識別子33を缶底32に設ける場合
について説明したが、これに限定されることなく、アル
ミ缶31の側面に設けることとしてもよい。この場合
に、アルミ缶31の製造工程とは別に実施される製缶工
程において、缶蓋とともに巻き締められることとなるア
ルミ缶31の開口端部近傍に識別子33を刻印すること
とすれば、缶底32に形成する場合と同様に目立たない
位置に識別子33を有するレーザマーキング付缶30を
構成することができる。なお、この場合には、アルミ缶
の外面に施された塗装面に識別子33を形成することと
してもよい。
【0038】また、缶体について説明したが、これに限
定されることなく、プレス成形加工の後段に塗装工程を
配するような場合には、缶蓋に適用することとしてもよ
い。さらに、塗装装置19の識別子33としてレーザマ
ーカ37による刻印を実施することとしたが、その他の
用途、例えば、アルミ缶31の製造工程におけるロット
管理、製造年月日、原料金属板2の別等、あらゆる識別
のために、レーザマーキングを適用することとしてよ
い。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るレー
ザマーキング付容器は、レーザマーカによって識別子が
刻印されているので、該識別子によって類別を行うこと
ができる。しかも、レーザマーカによる識別子は、その
上からコーティング等がなされた場合であっても滲むこ
とがなく、確実な識別を実施することができるという効
果を奏する。
【0040】また、上記レーザマーキング付容器におい
て、成形加工された後に、複数の塗装装置に分岐させら
れてその表面にそれぞれ塗装を施される容器であって、
塗装装置の識別子が母材に刻印されていることとすれ
ば、塗装装置を確実に識別し得て、不具合の生じた塗装
装置を迅速に特定することができるという効果を奏す
る。その結果、不具合箇所の修復を迅速に行うことがで
きるので、製造ラインの停止時間を短縮し、製造効率を
向上させることができる。
【0041】また、上記レーザマーキング付容器におい
て、識別子が、底面に刻印されていることとすれば、外
見上目立たない位置に識別子が形成されるので、上記効
果に加えて、美観が損われないとともに、底面には通常
は印刷が施されないので、印刷により識別子の識別性が
低減されることを防止することができるという効果を奏
する。
【0042】さらに、上記レーザマーキング付容器にお
いて、識別子が、半径方向位置の異なる点記号よりなる
こととすれば、面積が小さく短時間で形成できる簡易な
識別子により、多数の類別を一見して行うことができる
という効果を奏する。したがって、識別子を短時間かつ
少ない電力で形成できるので、容器の製造速度を低下さ
せることなく、確実な識別力を有するレーザマーキング
付容器を提供することができる。
【0043】また、上記レーザマーキング付容器におい
て、識別子が、配列の異なる複数の点記号よりなること
とし、あるいは、識別子が、方向性のある形状よりなる
とともに、その位置および位相を変えて刻印されている
こととすれば、上記効果に加えて、より多くの類別を実
施することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザマーキング付容器の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】図1のレーザマーキング付容器の底面に刻印さ
れた識別子の一例を示す正面図である。
【図3】図1のレーザマーキング付容器を製造する製造
工程において、塗装装置近傍を示す模式図である。
【図4】図1のレーザマーキング付容器を製造するレー
ザマーカのマーカヘッド内の構造例を示す模式図であ
る。
【図5】本発明に係るレーザマーキング付容器の底面に
刻印された識別子の他の例を示す正面図である。
【図6】本発明に係るレーザマーキング付容器の底面に
刻印された識別子のその他の例を示す正面図である。
【図7】缶体の製造工程を示す模式図である。
【符号の説明】
19 塗装装置 30 レーザマーキング付缶(レーザマーキング付容
器) 31 アルミ缶(容器) 32 缶底(底面) 33 識別子 34 点記号 37 レーザマーカ
フロントページの続き (72)発明者 川波 正夫 茨城県結城市新堤仲通り1−1 三菱マテ リアル株式会社結城工場内 (72)発明者 翁 永茂 神奈川県平塚市久領堤1番15号 住友重機 械工業株式会社レーザ事業センター内 (72)発明者 谷 誠 神奈川県平塚市久領堤1番15号 住友重機 械工業株式会社レーザ事業センター内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザマーカによって識別子が刻印され
    ていることを特徴とするレーザマーキング付容器。
  2. 【請求項2】 成形加工された後に、複数の塗装装置に
    分岐させられてその表面にそれぞれ塗装を施される容器
    であって、 前記塗装装置の識別子が母材に刻印されていることを特
    徴とする請求項1記載のレーザマーキング付容器。
  3. 【請求項3】 識別子が、底面に刻印されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のレーザマーキ
    ング付容器。
  4. 【請求項4】 識別子が、半径方向位置の異なる点記号
    よりなることを特徴とする請求項3記載のレーザマーキ
    ング付容器。
  5. 【請求項5】 識別子が、配列の異なる複数の点記号よ
    りなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    かに記載のレーザマーキング付容器。
  6. 【請求項6】 識別子が方向性のある形状よりなるとと
    もに、その位置および位相を変えて刻印されていること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    レーザマーキング付容器。
JP6321008A 1994-12-22 1994-12-22 レーザマーキング付容器 Pending JPH08175005A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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