JPH0817492B2 - 可変レート動画像符号化装置 - Google Patents

可変レート動画像符号化装置

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JPH0817492B2
JPH0817492B2 JP21923690A JP21923690A JPH0817492B2 JP H0817492 B2 JPH0817492 B2 JP H0817492B2 JP 21923690 A JP21923690 A JP 21923690A JP 21923690 A JP21923690 A JP 21923690A JP H0817492 B2 JPH0817492 B2 JP H0817492B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、デレビ電話やテレビ会議システム等に使用
する可変レート動画像符号化装置に関する。
従来の技術 第4図は、従来の可変レート動画像符号化装置の構成
を示している。第4図において、40はフレーム単位に入
力される動画像信号、40aは、この動画像信号と、後述
するフレームメモリ48に蓄えられた前フレーム再生信号
に動き補償等を施すことにより得た、次のフレームであ
る現フレームの予測信号とが入力される減算器であり、
これらフレーム単位の動画像信号40と現フレームの予測
信号との減算を行って、N×Nの予測誤差信号を出力す
る。
41は、減算器40aから入力されるN×Nの予測誤差信
号を離散コサイン変換して、変換係数を出力する離散コ
サイン変換回路、42は、離散コサイン変換回路41から入
力される変換係数を量子化して、N×Nの量子化代表値
を出力する量子化回路である。
また、43は、量子化回路42からの量子化代表値が入力
され、予測誤差信号の低周波成分を含む部分(以下、MS
Pと記す)を分離して可変レート高優先度チャネル44で
伝送すると共に、予測誤差信号の高周波成分を含む部分
(以下、LSPと記す)を分離して、可変レート低優先度
チャネル45で伝送する階層化回路である。
46は、可変レート高優先度チャネル44を介して階層化
回路43から入力されるMSPを逆量子化する、局部複号の
ための逆量子化回路、47は、逆量子化回路46から入力さ
れる、逆量子化された変換係数を逆離散コサイン変換す
る逆離散コサイン変換回路であり、これも局部復号のた
めのものである。
40bは、逆離散コサイン変換回路47から出力される逆
離散コサイン変換された変換係数と、先に前記フレーム
メモリ48から出力された前フレーム再生信号に動き補償
等を施して得た現フレームの予測信号とを加算して、現
フレーム再生信号としてフレームメモリ48に出力する加
算器である。
次に、上記従来例の動作について説明する。第4図に
おいて、フレームメモリ48に蓄えられた前フレーム再生
信号には動き補償等が施され、これにより、現フレーム
の予測信号が得られる。この現フレームの予測信号とフ
レーム単位の動画像信号40とは減算器40aで減算されて
予測誤差信号となり、以下、N×Nの大きさのブロック
毎に処理が施される。
このN×Nの予測誤差信号は、離散コサイン変換回路
41において離散コサイン変換されて変換係数となり、量
子化回路42に入力される。
量子化回路42は、離散コサイン変換された変換係数を
量子化し、その量子化代表値は階層化回路43に入力され
る。階層化回路43は、N×Nの量子化代表値を予測誤差
信号のMSPと、予測誤差信号のLSPに分離し、MSPは可変
レート高優先度チャネル44で、LSPは可変レート低優先
度チャネル45で伝送する。
この可変レート高優先度チャネル44と可変レート低優
先度チャネル45とは、共に任意の伝送レートに対応可能
な可変レートチャネルであり、次世代通信網として現在
研究されている広帯域ISDN(ディジタルサービス総合ネ
ットワーク)で実現される。
広帯域ISDNでは、優先度の異なる複数の可変レートチ
ャネルを用意し、通信網(以後、網と記す)の輻輳時に
は、優先度の低いチャネルのパケットから廃棄するよう
な制御が行われる予定であり、これに対応して、上記可
変レート高優先度チャネル44は優先度の高い、即ち網の
輻輳時においてもパケットが廃棄されることのないチャ
ネルであり、可変レート低優先度チャネル45は網の輻輳
時においては、パケットが廃棄される可能性のあるチャ
ネルとしてある。
局部復号はMSPのみを用いて行い、受信側での復号
は、MSPを前フレームの値に加算した後、LSPの復号信号
を加算することにより行われる。
従って、網の輻輳時においては、LSPは確率的に廃棄
されるが、LSP自体画質への影響が小さく、また時間的
に波及しないため、画質の劣化は少なく抑えることが可
能である。
また、上記MSPは逆量子化回路46で逆量子化され、そ
の逆量子化された変換係数は逆離散コサイン変換回路47
に送られ、そこで逆離散コサイン変換される。
この逆離散コサイン変換された変換係数は加算器40b
に送られ、ここで、フレームメモリ48から出力される現
フレームの予測信号との加算が行われ、その加算結果が
フレームメモリ48に出力される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の可変レート動画像符号化装
置では、MSPとLSPとの符号量の比、あるいはブロック内
のS/N比(信号対雑音比)を閾値として、MSPとLSPとの
分離を行っていたため、LSPが廃棄された時の画質劣化
が視覚に及ぼす影響を考慮して、MSPとLSPとの分離が行
われていないという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであ
り、網の輻輳時によりブロック内のある領域のパケット
が廃棄された時に生じる画質劣化量を、予め視覚の空間
周波数特性を考慮して各領域毎に設定された画質劣化量
にすることができ、よって、視覚の空間周波数特性で重
み付けしたブロック内誤差を用いて、ブロック内をM個
の領域に分割・階層化し、パケット化バッファによりそ
れぞれ優先度の異なる可変レートチャネルによって伝送
することができる可変レート動画像符号化装置を提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、フレームメモリ
に蓄えられた前フレーム再生信号に予測係数を乗じて得
られる現フレーム予測信号とフレーム単位の動画像信号
との減算結果から得られる予測誤差信号を、N×Nの大
きさのブロック毎に離散コサイン変換して変換係数を出
力する離散コサイン変換回路と、 この離散コサイン変換回路から出力される上記変換係
数を量子化して、量子化された変換係数とこの量子化さ
れた変換係数の量子化代表値とを出力する量子化回路
と、 この量子化回路から出力される上記量子化代表値を逆
量子化して変換係数を出力する逆量子化回路と、 この逆量子回路から出力される上記変換係数を逆離散
コサイン変換する逆離散コサイン変換回路と、 この逆離散コサイン変換回路を出力と上記現フレーム
予測信号とを加算して、この加算結果を上記フレームメ
モリに蓄積させる加算器と、 上記離散コサイン変換回路で各ブロック単位に離散コ
サイン変換を施して得られるN×N個の変換係数を任意
のM個の領域に分割、階層化する際に、このM個の領域
の所定の一領域の情報が廃棄された場合に生じる画質劣
化量を、視覚の空間周波数特性に基づいて算出し、この
画質劣化量が予め各領域毎に設定した画質劣化量の許容
値に近似的に等しくなるように上記変換係数の分割、階
層化を行う階層化回路と、 この階層化回路によってM個の領域に分割、階層化さ
れた変換係数の各領域のデータを、優先度の異なる可変
レートチャネルで伝送するバケット化バッファを備える
構成とした。
作用 本発明は上記構成により、網の輻輳によりブロック内
のある領域のパケットが廃棄された時に生じる画質劣化
量を、予め視覚の空間周波数特性を考慮して各領域毎に
設定された画質劣化量にすることができ、よって、視覚
の空間周波数特性で重み付けしたブロック内誤差を用い
て、ブロック内をM個の領域に分割・階層化し、パケッ
ト化バッファによりそれぞれ優先度の異なる可変レート
チャネルによって伝送することができる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例による可変レート動画像符
号化装置の構成を示すブロック図である。第1図におい
て、10はフレーム単位に入力される動画像信号、10a
は、この動画像信号と、後述するフレームメモリ18に蓄
えられた前フレーム再生信号に予測係数乗算器19で予測
係数aを乗算して得た現フレームの予測信号とが入力さ
れる減算器であり、これらフレーム単位の動画像信号10
と現フレームの予測信号との減算を行って、N×Nの予
測誤差信号を出力する。
11は、減算器10aから入力されるN×Nの予測誤差信
号を離散コサイン変換して、N×Nの変換係数D(u,
v)を出力する離散コサイン変換回路、12は、離散コサ
イン変換回路11から入力される変換係数D(u,v)を量
子化して、量子化された変換係数Dq(u,v)と、この量
子化された変換係数Dq(u,v)の量子化代表値Ix(u,v)
とを出力する量子化回路である。
13は、離散コサイン変換回路11からの変換係数D(u,
v)と、量子化回路12からの、量子化された変換係数Dq
(u,v)及び量子化代表値Ix(u,v)とが入力される階層
化回路である。
この階層化回路13は、N×Nの変換係数D(u,v)の
ブロック内のある領域Lmの情報が廃棄された時に生じる
画質劣化が、視覚の空間周波数特性を考慮した許容値TH
Lmに近似的に等しくなるように、量子化された変換係数
Dq(u,v)と量子化代表値Ix(u,v)とを用いて、上記N
×Nの変換係数D(u,v)をM個の領域(L1〜LM)に分
割、階層化するものである。
14は、階層化回路13で階層化されたデータを、各階層
に応じた可変レートチャネル15を用いて伝送するため
に、各階層毎にパケット化するパケット化バッファであ
る。
15は、パケット化バッファ14で各階層毎にパケット化
されたデータを伝送するための、任意の伝送レートに対
応可能な可変レートチャネルであり、優先度の異なる複
数のチャネルを有している。
16は、上記量子化回路12から入力される量子化代表値
Ix(u,v)を逆量子化変換して、逆量子化された変換係
数を出力する、局部復号のための逆量子化回路、17は、
局部復号のための回路であり、逆量子化回路16から入力
される逆量子化された変換係数を逆離散コサイン変換し
て、逆離散コサイン変換された変換係数を出力する逆離
散コサイン変換回路である。
10bは、上記逆離散コサイン変換回路17から出力され
る逆離散コサイン変換された変換係数と、上記予測係数
乗算器19から出力される現フレームの予測信号とを加算
して、現フレーム再生信号としてフレームメモリ18に出
力する加算器である。
次に、上記実施例の動作について説明する。第1図に
おいて、フレームメモリ18に蓄えられた前フレーム再生
信号には動き補償等が施され、さらに、予測係数乗算器
19によって予測係数a(0<a≦1)が乗じられ、これ
により、現フレームの予測信号が得られる。
この現フレームの予測信号とフレーム単位の動画像信
号10とは減算器10aで減算されて予測誤差信号となり、
以下、N×Nの大きさのブロック毎に処理が施される。
このN×Nの予測誤差信号は、離散コサイン変換回路
11において離散コサイン変換された後、変換係数D(u,
v)として量子化回路12に入力されると共に、階層化回
路13にも入力される。
量子化回路12は、離散コサイン変換された変換係数D
(u,v)を量子化し、これにより得られた、量子化され
た変換係数Dq(u,v)とその量子化代表値Ix(u,v)とは
階層化回路13に入力される。これと同時に、上記量子化
された変換係数Dq(u,v)の量子化代表値Ix(u,v)は、
局部復号のために逆量子化回路16にも入力される。
逆量子化回路16による量子化代表値Ix(u,v)の逆量
子化により得られた変換係数は、逆離散コサイン変換回
路17で逆離散コサイン変換された後、予測係数乗算器19
から出力される前記現フレームの予測信号と加算器10b
で加算れ、現フレーム再生信号としてフレームメモリ18
に蓄積される。
一方、階層化回路13は、量子化回路12の出力である量
子化された変換係数Dq(u,v)及び量子化代表値Ix(u,
v)を用いて、離散コサイン変換回路11の出力であるN
×Nの変換係数D(u,v)のブロック内を、ブロック単
位でM個の領域に分割し、階層化する。
パケット化バッファ14は、階層化回路13で階層化され
たデータを各階層に応じたチャネルを用いて伝送するた
めに、データを各階層ごとにパケット化し、パケット化
されたデータを順次可変レートチャネル15に出力する。
次に、階層化回路13において、各ブロック内をM個の
領域に分割、階層化する方法について、第2図、第3図
を併用して説明する。
第2図は、N×Nの変換係数D(u,v)をM個の領域
に分割する方法を示す説明図であり、第3図は、離散コ
サイン変換領域における誤差を視覚の空間周波数特性を
考慮して評価するために、誤差に乗じる重み係数をブロ
ックサイズ8×8について求める一数値例を示す説明図
である。
処理単位となるブロックのサイズをN×Nとし、離散
コサイン変換回路11の出力である変換係数をD(u,
v)、この変換係数D(u,v)を量子化回路12で量子化し
た後の変換係数をDq(u,v)、その量子化代表値をIx
(u,v)とする。
さらに、離散コサイン変換領域における誤差を視覚の
空間周波数特性を考慮して評価するために、誤差に乗じ
る重みを係数をW(u,v)とする。ただし、 u=0、1、2、…、N−1 v=0、1、2、…、N−1 である。
また、簡単のため第2図に示すように、ブロック内を
3領域に分割、階層化する場合について説明する。
まず、パケットの廃棄が発生しない場合について考え
る。パケットの廃棄が発生しない場合、ブロック内で発
生する変換係数D(u,v)の誤差は量子化誤差のみであ
る。
ブロック内で発生する誤差を視覚の空間周波数特性W
(u,v)で重み付けして算出した平均2乗誤差をWMSEと
定義し、パケットの廃棄が発生しない場合の平均2乗誤
差(WMSE)をWMSEminとすると、WMSEminは次式によって
算出される。
また、WMSEを用いて算出するS/N比をWSNRと定義し、
パケットの廃棄が発生しない場合のS/N比(WSNR)をWSN
Rmaxとすると、WSNRmaxは次式に従って算出される。
次に、第2図に示す領域L3のパケットP1(α,β)が
廃棄された場合について考える。
領域L3のパケットP1(α,β)が廃棄された場合、ブ
ロック内で発生する変換係数D(u,v)の誤差は、廃棄
された情報による誤差と廃棄されなかった領域L1、L2の
量子化誤差の和となる。
従って、この場合のWMSEをWMSEL31oSとすると、WMSE
L31oSは次式に従って算出される。
となる。ただし、上記(3)式のΣ算出の際における
u、vの走査は例えば第2図のようなジグザグ走査によ
って行う。
ここで、 とおき、 領域L3のパケットP1(α,β)が廃棄された場合のWS
NRをWSNRL31oSとすると、上記(2)式及び(4)式よ
り、 となる。
上記(5)式の右辺第2項は、領域L3のパケットがP1
(α,β)廃棄されることによって生じる画質劣化量を
表しており、これをΔDL3とおくと、 γ=EXP10(ΔDL3/10) …(6) となる。ただし、EXP10(X)=10Xとする。
一方、上記(3)式は次式のように書き換えることが
できる。
さらに、(4)、(6)、及び(7)式より、 を得る。
従って、領域L3のパケットP1(α,β)が廃棄された
ときの画質劣化量が、予め設定した視覚の空間周波数特
性を考慮したある許容値THL3となるためには、(8)式
において、ΔDL3=THL3とおき、これを満たす(α、
β)をもって領域L2と領域L3との境界点とすればよい。
ただし、一般的には、(8)式において、左辺と右辺
とが完全に一致するような(α、β)は得られないの
で、左辺の値と右辺との値が最も近くなるような(α、
β)を境界点とする。
領域L2の分割についても同様に考えると、領域L1と領
域L2との境界点は、領域L2のパケットをP(ζ、η)と
すると、次式を満たす点(ζ、η)となる。
このようにして分割された領域L1、L2、L3は、領域L1
が予測誤差信号の低周波成分、領域L3が高周波成分、領
域L2が、領域L1と領域L2との中間の周波数成分を含んで
いる。そこで、各領域L1、L2、L3の順で高い優先度の変
化レートチャネルで伝送する。
また、視覚の空間周波数特性を考慮した許容値THL2
THL3を変化させると、各領域L1、L2、L3で発生する情報
量が変化する。
例えば、視覚の周波数特性の許容値THL2を小さくする
と、(9)式から決定される領域L2は小さくなり、従っ
て、領域L2で発生する情報量は減少し、領域L1で発生す
る情報量は増加する。
この結果、パケット化バッファ14から階層化回路13へ
フィードバック制御を行い、視覚の空間周波数特性の許
容値THL2、THL3を適当に変化させることによって、各可
変レートチャネルの発生情報量を制御することができ
る。
よって上記実施例によれば、網の輻輳時には、優先順
位の低い領域L3のパケットから順に廃棄されるが、廃棄
されたときに生じる画質劣化量を、予め設定した視覚の
空間周波数特性を考慮した許容値THLmにすることが可能
である。
また、視覚の空間周波数特性を考慮した許容値THL2
THL3を適当に変化させることによって、各可変レートチ
ャネルにおける発生情報量を制御することができる。
また、ある領域のパケットが廃棄されることによっ
て、送受の間で画像データに相違が生じるが、この影響
は予測係数aによって時間と共に減少する。
尚、上記実施例ではブロック内を3つの領域に分割・
階層化する場合について説明したが、同様に考えれば、
これをM領域に分割・階層化するのは容易である。
また、上記実施例においては各式のΣ算出の際のu、
vの走査順序として第2図に示すようなジグザグ走査を
用いたが、本発明はこの走査順序に制限されるものでは
ない。
さらに、離散コサイン変換領域における誤差を視覚の
空間周波数特性を考慮して評価するために、誤差に乗じ
る重み係数の例として、本実施例ではブロックサイズが
8×8の場合について第3図に示すような数値を挙げた
が、本発明はこの数値に制定されるものではない。
発明の効果 上述のように本発明によれば、フレームメモリに蓄え
られた前フレーム再生信号に予測係数を乗じて得られる
現フレーム予測信号とフレーム単位の動画像信号との減
算結果から得られる予測誤差信号を、N×Nの大きさの
ブロック毎に離散コサイン変換して変換係数を出力する
離散コサイン変換回路と、 この離散コサイン変換回路から出力される上記変換係
数を量子化して、量子化された変換係数とこの量子化さ
れた変換係数の量子化代表値とを出力する量子化回路
と、 この量子化回路から出力される上記量子化代表値を逆
量子化して変換係数を出力する逆量子化回路と、 この逆量子化回路から出力される上記変換係数を逆離
散コサイン変換する逆離散コサイン変換回路と、 この逆離散コサイン変換回路の出力と上記現フレーム
予想信号とを加算して、この加算結果を上記フレームメ
モリに蓄積させる加算器と、 上記離散コサイン変換回路で各ブロック単位に離散コ
サイン変換を施して得られるN×N個の変換係数を任意
のM個の領域に分割、階層化する際に、このM個の領域
の所定の一領域の情報が廃棄された場合に生じる画質劣
化量を、視覚の空間周波数特性に基づいて算出し、こと
画質劣化量が予め各領域毎に設定した画質劣化量の許容
値に近似的に等しくなるように上記変換係数の分割、階
層化を行う階層化回路と、 この階層化回路によってM個の領域に分割、階層化さ
れた変換係数の各領域のデータを、優先度の異なる可変
レートチャネルで伝送するバケット化バッファを備える
構成とした。
このため、網の輻輳によりブロック内のある領域のパ
ケットが廃棄された時に生じる画質劣化量を、予め視覚
の空間周波数特性を考慮して各領域毎に設定された画質
劣化量にすることができ、よって、視覚の空間周波数特
性で重み付けしたブロック内誤差を用いて、ブロック内
をM個の領域に分割・階層化し、パケット化バッファに
よりそれぞれ優先度の異なる可変レートチャネルによっ
て伝送することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例における可変レート動画像
符号化装置の概略構成を示すブロック図、第2図は、第
1図の階層化回路における、N×N個の変換係数をM個
の領域に分割する方法を示す説明図、第3図は、第1図
の可変レート動画像符号化装置の離散コサイン変換領域
において、平均2乗誤差算出の際に量子化誤差を重み付
けるための重み係数を示す説明図、第4図は従来の可変
レート動画像符号化装置の概略ブロック図である。 10……動画像信号、10b……加算器、11……離散コサイ
ン変換回路、12……量子化回路、13……階層化回路、14
……パケット化バッファ、15……可変レートチャネル、
16……逆量子化回路、18……フレームメモリ、a……予
測係数、L1、L2、L3……領域。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/32 9466−5K H04L 11/20 102 E G06F 15/66 330 D (56)参考文献 特開 平2−15791(JP,A) 特開 昭63−73789(JP,A) ICC 88,Intl Symp on Communication(1988) P.1257−1261 SPIE,Visual Commun ication and Image P rocessing 88(1988)P.991 −998

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームメモリに蓄えられた前フレーム再
    生信号に予測係数を乗じて得られる現フレーム予測信号
    とフレーム単位の動画像信号との減算結果から得られる
    予測誤差信号を、N×Nの大きさのブロック毎に離散コ
    サイン変換して変換係数を出力する離散コサイン変換回
    路と、この離散コサイン変換回路から出力される上記変
    換係数を量子化して、量子化された変換係数とこの量子
    化された変換係数の量子化代表値とを出力する量子化回
    路と、この量子化回路から出力される上記量子化代表値
    を逆量子化して変換係数を出力する逆量子化回路と、こ
    を逆量子化回路から出力される上記変換係数を逆離散コ
    サイン変換する逆離散コサイン変換回路と、この逆離散
    コサイン変換回路の出力と上記現フレーム予測信号とを
    加算して、この加算結果を上記フレームメモリに蓄積さ
    せる加算器と、上記離散コサイン変換回路で各ブロック
    単位に離散コサイン変換を施して得られるN×N個の変
    換係数を任意のM個の領域に分割、階層化する際に、こ
    のM個の領域の所定の一領域の情報が廃棄された場合に
    生じる画像劣化量を、視覚の空間周波数特性に基づいて
    算出し、この画像劣化量が予め各領域毎に設定した画質
    劣化量の許容値に近似的に等しくなるように上記変換係
    数の分割、階層化を行う階層化回路と、この階層化回路
    によってM個の領域に分割、階層化された変換係数の各
    領域のデータを、優先度の異なる可変レートチャネルで
    伝送するパケット化バッファを備えた可変レート動画像
    符号化装置。
JP21923690A 1990-08-20 1990-08-20 可変レート動画像符号化装置 Expired - Lifetime JPH0817492B2 (ja)

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JPH04100494A JPH04100494A (ja) 1992-04-02
JPH0817492B2 true JPH0817492B2 (ja) 1996-02-21

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