JPH0817457A - 燃料電池の水処理装置 - Google Patents

燃料電池の水処理装置

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Publication number
JPH0817457A
JPH0817457A JP6146412A JP14641294A JPH0817457A JP H0817457 A JPH0817457 A JP H0817457A JP 6146412 A JP6146412 A JP 6146412A JP 14641294 A JP14641294 A JP 14641294A JP H0817457 A JPH0817457 A JP H0817457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exchange resin
water treatment
fuel cell
capacity
anion
Prior art date
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Pending
Application number
JP6146412A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Horinouchi
洋 堀ノ内
Kunihiro Nishizaki
邦博 西崎
Masao Tanaami
政男 田名網
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP6146412A priority Critical patent/JPH0817457A/ja
Publication of JPH0817457A publication Critical patent/JPH0817457A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 定期交換時におけるカチオン交換樹脂の無駄
を減らし、燃料電池装置内部の省スペース化を図る。 【構成】 混床のカートリッジ(23)の上流側に、ア
ニオン交換樹脂だけのカートリッジ(22)を設け、ア
ニオン交換樹脂の交換容量を、全体で、カチオン交換樹
脂の交換容量の3倍以上にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオン交換樹脂を用い
た燃料電池の水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料電池の水処理装置を図2を参
照して説明する。全体を符号1で示す燃料電池は、燃料
電極2、空気電極3、電解質マトリクス30、冷却板4
を配設した単位セルの積層体からなり、電池冷却水回路
L1の電池冷却水Aは、冷却水循環ポンプ5により冷却
板4から水蒸気分離器6を介して循環される。その水蒸
気分離器6の水蒸気Cは、改質器8に送られ原燃料OF
の水蒸気改質に利用される。水蒸気改質された原燃料O
Fは、燃料電池1において大部分が消費され、残りは改
質器8にて燃焼されて水蒸気改質反応の熱源となる。改
質器8からの燃焼排ガスDは、空気電極3の排気Gと合
流し、凝縮器9に供給され、そこで凝縮した水分は回収
水タンク10に回収される。
【0003】一方、水蒸気発生によって電池冷却水系L
1を循環する冷却水中の不純物が濃縮するのを避けるた
め、ブローダウン水Bがブローダウン系L2、冷却用熱
交換器7を介して回収水タンク10に導かれる。
【0004】その回収水タンク10の回収水Eは、水処
理系L4によりポンプ入口フィルタ11、ポンプ12、
イオン交換樹脂入口フィルタ13を介しイオン交換樹脂
装置20Aで処理される。そして、イオン交換樹脂装置
20Aで処理された処理水Fは、ポンプ14により、水
蒸気発生及びブローダウンにより失われた電池冷却水量
の分だけ水蒸気分離器6に送られ、残りは回収水タンク
10に戻される。
【0005】ここで、燃料電池1の絶縁及び防食のため
には、低電気伝導率の電池冷却水が必要である。この電
池冷却水を確保するために、水処理装置にはイオン交換
樹脂装置20Aを使用している。
【0006】図3において、イオン交換樹脂装置20A
には、上流側から活性炭カートリッジ21と、複数(図
示の例では4塔)の混床イオン交換樹脂カートリッジ2
3Aとが直列に設けられている。該混床イオン交換樹脂
カートリッジ23Aには、プラスイオン交換樹脂(カチ
オン交換樹脂)と、マイナスイオン交換樹脂(アニオン
交換樹脂)とが、例えば交換容量比1:1で混合して充
填されている場合が多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、発明者は、燃
料電池1の電池冷却水系L1の電気伝導率上昇の原因と
して、マイナスイオンである炭酸イオン及び炭酸水素イ
オンが存在することが主要な原因であることを見出だし
た。それと共に、イオン交換樹脂装置20Aにおいて
は、マイナスイオン交換樹脂であるアニオン交換樹脂の
交換容量が選択的に失われることも見出だした。
【0008】例えば従来技術に従って構成された燃料電
池装置中のイオン交換樹脂装置において、破過後の混床
イオン交換樹脂装置を水の流れに従って3等分した上流
部、中央部、下流部の樹脂の残交換容量及びアニオン交
換樹脂の捕捉イオンについて下表のような結果が得られ
た。
【0009】 上表より、混床イオン交換樹脂の破過時においても、カ
チオン交換樹脂は交換容量を充分保有していること、ア
ニオン交換樹脂の負荷は、炭酸イオン及び炭酸水素イオ
ンであることがわかる。
【0010】また、上記の結果から考えると、この場合
のイオン交換樹脂装置のイオン負荷のアニオンとカチオ
ンの比は6〜7対1となる。
【0011】すなわち破過時等の際は、アニオン交換樹
脂は交換の必要があっても、カチオン交換樹脂の交換容
量は十分に保有されている。
【0012】ところが従来技術においては、混床カート
リッジ23A全体を交換してしまうので、交換容量を十
分に保有しているカチオン交換樹脂も交換されていた。
この様に、交換容量を十分に保有しているイオン交換樹
脂をも交換してしまうという事は、極めて不経済であ
る。
【0013】また、カチオン交換樹脂が交換容量を十分
に保有したまま交換されているという事は、カチオン交
換樹脂はその必要量を遥かに上回る量が設置されている
という事を意味している。すなわち、カチオン交換樹脂
は、その必要量に対して余分な設置スペースを占有して
いるのであり、この様なスペースの浪費は燃料電池装置
においては、非常に重要な問題である。しかしながら、
この様なスペースの浪費に対して、有効な改善策は未だ
に提案されていない。
【0014】本発明は、この様な従来技術の問題点に鑑
みて提案されたもので、十分な交換容量を保有するカチ
オン交換樹脂を交換することを防止し、且つ、カチオン
交換樹脂が必要量に対して余分な設置スペースを占有す
ることを防止することが出来る燃料電池の水処理装置の
提供を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の燃料電池の水処
理装置は、イオン交換樹脂を用いた燃料電池の水処理装
置において、混床カートリッジの上流側に、アニオン交
換樹脂床カートリッジを設け、アニオン交換樹脂の交換
容量を、全体で、カチオン交換樹脂の交換容量の3倍以
上にしたことを特徴としている。
【0016】本発明の実施に際して、アニオン交換樹脂
の交換容量を、全体で、カチオン交換樹脂の交換容量の
6〜7倍にするのが好ましい。
【0017】
【作用】上記の様に構成された本発明の燃料電池の水処
理装置によれば、アニオン交換樹脂の交換容量を、全体
で、カチオン交換樹脂の3倍以上にすることにより、炭
酸イオンの脱イオンにはアニオン交換樹脂が使われるの
で、破過時等の交換時に、交換容量を十分に保有してい
るカチオン交換樹脂までが交換されてしまう、という無
駄が防止される。
【0018】また、カチオン交換樹脂用のスペースが節
約されるので、燃料電池装置内の省スペース化を達成す
ることが出来る。また、その分だけ、アニオン交換樹脂
を大量に配置して、イオン交換樹脂の交換頻度を減らす
ことが出来る。
【0019】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0020】図1において、図2の水処理系L4に設け
られた全体を符号20で示す本発明のイオン交換樹脂装
置には、上流側から活性炭カートリッジ21、複数(図
示の例では3塔)のアニオン交換樹脂床カートリッジ2
2及び混床カートリッジ23とが直列に設けられてい
る。そして、アニオン交換樹脂の量は、その交換容量
が、全体として、カチオン交換樹脂の3倍以上(好まし
くは6〜7倍)となっている。具体的にいえば、混床カ
ートリッジ23のアニオン交換樹脂:カチオン交換樹脂
の比率は例えば交換容量比1:1であり、イオン交換樹
脂装置全体ではアニオン交換樹脂の交換容量は、カチオ
ン交換樹脂の交換容量の7倍となっている。
【0021】以上の構成のイオン交換樹脂装置20を用
いることにより、燃料電池1の運転時は、水処理系L4
を循環する水の脱イオンにはほとんどアニオン交換樹脂
が使用されることとなり、破過時等の交換時に交換され
るカチオン交換樹脂の量は、極めて少なく、従来に比べ
て無駄が非常に小さくなる。また、カチオン交換樹脂が
充填されているカートリッジ(混床カートリッジ23)
が占有するスペースが従来よりも小さくなるので、燃料
電池装置で非常に重要な問題である「省スペース」の要
請にも応えることが出来る。
【0022】また、同一のスペースを用いて、アニオン
交換樹脂を多く充填できるので破過までの時間を延ば
し、交換頻度を削減することもできる。
【0023】例えば、アニオン交換樹脂の容積当りの交
換容量をカチオン交換樹脂の1/2とすると、40Lの
アニオン交換樹脂床カートリッジ3本と30Lの交換容
量比1対1の混床カートリッジ(20Lがアニオン交換
樹脂、10Lがカチオン交換樹脂)を組合せることによ
り、アニオン交換樹脂の総交換容量がカチオン交換樹脂
の総交換容量の7倍となる。(この時の樹脂量はアニオ
ン交換樹脂140L、カチオン交換樹脂10L)この場
合のアニオン交換樹脂の総交換容量は、同容積のカート
リッジに交換容量比1対1の混床樹脂を充填した場合
(樹脂量はアニオン交換樹脂100L、カチオン交換樹
脂50L)のアニオン交換樹脂の総交換容量の1.4倍
となる。従って、イオン交換樹脂装置の破過までの時間
も1.4倍となり、交換頻度を削減することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の作用効果を以下に列挙する。
【0025】(1) 交換容量を十分に保有しているカ
チオン交換樹脂が、破過時等の交換時に交換されてしま
う、という無駄が防止される。
【0026】(2)カチオン交換樹脂用のスペースが節
約されるので、燃料電池装置内の省スペース化を達成す
ることが出来る。
【0027】(3) 従来と同じスペースでアニオン交
換樹脂をより多く配置して、イオン交換樹脂の交換頻度
を減らすことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図。
【図2】従来の燃料電池装置の全体図。
【図3】従来の燃料電池装置のイオン交換樹脂装置を示
す図。
【符号の説明】
A・・・冷却水 AR・・・空気 B・・・ブローダウン水 C・・・水蒸気 D・・・燃焼排ガス E・・・回収水 F・・・処理水 G・・・空気電極排気 L1・・・電池冷却水系 L2・・・ブローダウン系 L4・・・水処理系 1・・・燃料電池 2・・・燃料電極 3・・・空気電極 4・・・冷却板 5・・・冷却水循環ポンプ 6・・・水蒸気分離器 7・・・熱交換器 8・・・改質器 9・・・凝縮器 10・・・回収水タンク 11・・・ポンプ入口フィルタ 12、14・・・ポンプ 13・・・イオン交換樹脂入口フィルタ 20、20A・・・イオン交換樹脂装置 21・・・活性炭カートリッジ 22・・・アニオン交換樹脂床カートリッジ 23、23A・・・混床カートリッジ 30・・・電解質マトリクス
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン交換樹脂を用いた燃料電池の水処
    理装置において、混床カートリッジの上流側に、アニオ
    ン交換樹脂床カートリッジを設け、アニオン交換樹脂の
    交換容量を、全体で、カチオン交換樹脂の交換容量の3
    倍以上にしたことを特徴とする燃料電池の水処理装置。
JP6146412A 1994-06-28 1994-06-28 燃料電池の水処理装置 Pending JPH0817457A (ja)

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JP6146412A JPH0817457A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 燃料電池の水処理装置

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JP6146412A JPH0817457A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 燃料電池の水処理装置

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JPH0817457A true JPH0817457A (ja) 1996-01-19

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ID=15407116

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JP6146412A Pending JPH0817457A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 燃料電池の水処理装置

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JP (1) JPH0817457A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002343388A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Mitsubishi Chemicals Corp 燃料電池へ供給する水の処理方法
JP2005011803A (ja) * 2003-05-23 2005-01-13 Toyo Roki Mfg Co Ltd 燃料電池用イオン除去フィルタ及びその製造方法
US7303831B2 (en) 1998-09-22 2007-12-04 Ballard Powers Systems Inc. Antifreeze cooling subsystem
TWI391235B (zh) * 2005-12-07 2013-04-01 Ushio Electric Inc Light irradiation device

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JP2005011803A (ja) * 2003-05-23 2005-01-13 Toyo Roki Mfg Co Ltd 燃料電池用イオン除去フィルタ及びその製造方法
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