JPH08174293A - 動力プレス機の基本安全装置に装着されるガード式安全装置 - Google Patents
動力プレス機の基本安全装置に装着されるガード式安全装置Info
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- JPH08174293A JPH08174293A JP34118694A JP34118694A JPH08174293A JP H08174293 A JPH08174293 A JP H08174293A JP 34118694 A JP34118694 A JP 34118694A JP 34118694 A JP34118694 A JP 34118694A JP H08174293 A JPH08174293 A JP H08174293A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】動力プレス機の作動中において、作業者の身体
の一部が固定型の部分に入り込むのを防止して、作業者
の安全を図ることである。 【構成】ベッド1に対して進退可能なテーブル4の手前
側に一対の両手操作式の押釦スイッチS1 が取付けられ
ていて、この一対の押釦スイッチS1 を操作した場合に
おいてのみ、動力プレス機が作動する構成の基本安全装
置Cにおいて、このテーブル4に多数のピン孔18を設
けて、エアーシリンダー26によりガード板28が前記
テーブル4の進退方向と直交する方向に進退する構成の
ガード式安全装置A1 を前記ピン孔18を利用して該テ
ーブル4に着脱可能に装着する。
の一部が固定型の部分に入り込むのを防止して、作業者
の安全を図ることである。 【構成】ベッド1に対して進退可能なテーブル4の手前
側に一対の両手操作式の押釦スイッチS1 が取付けられ
ていて、この一対の押釦スイッチS1 を操作した場合に
おいてのみ、動力プレス機が作動する構成の基本安全装
置Cにおいて、このテーブル4に多数のピン孔18を設
けて、エアーシリンダー26によりガード板28が前記
テーブル4の進退方向と直交する方向に進退する構成の
ガード式安全装置A1 を前記ピン孔18を利用して該テ
ーブル4に着脱可能に装着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動力プレス機のベッド
における作業者の位置する側に装着して、作業者の安全
を図るための動力プレス機の基本安全装置に装着される
ガード式安全装置に関するものであり、更に詳しくは、
この基本安全装置を構成するテーブルに着脱可能に装着
されて、動力プレス機の可動型の作動時において作業者
の身体の一部がその固定型の部分に入り込むのを防止し
たガード式安全装置に関するものである。
における作業者の位置する側に装着して、作業者の安全
を図るための動力プレス機の基本安全装置に装着される
ガード式安全装置に関するものであり、更に詳しくは、
この基本安全装置を構成するテーブルに着脱可能に装着
されて、動力プレス機の可動型の作動時において作業者
の身体の一部がその固定型の部分に入り込むのを防止し
たガード式安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特願平6-26343 号として、
動力プレス機における基本安全装置の出願を行った。こ
の出願の要旨は、「ベッドにおける作業者が位置する側
であって、しかも該ベッド側にセットされた固定型とほ
ぼ同一高さの位置に、該ベッドに対して進退可能に装着
されたテーブルと、該テーブルの手前側の部分に設定間
隔をおいて取付けられて、作業者の両手で操作する構成
の一対の両手操作式スイッチと、スライド部側にセット
された可動型がベッド側にセットされた固定型に対して
一定以上接近して安全状態に至った場合に、前記一対の
両手操作式スイッチを無効にせしめるための無効スイッ
チとを備え、前記一対の両手操作式スイッチが作業者の
両手により操作されてONとなっている場合にのみスラ
イド部が作動するように構成した」ことである。
動力プレス機における基本安全装置の出願を行った。こ
の出願の要旨は、「ベッドにおける作業者が位置する側
であって、しかも該ベッド側にセットされた固定型とほ
ぼ同一高さの位置に、該ベッドに対して進退可能に装着
されたテーブルと、該テーブルの手前側の部分に設定間
隔をおいて取付けられて、作業者の両手で操作する構成
の一対の両手操作式スイッチと、スライド部側にセット
された可動型がベッド側にセットされた固定型に対して
一定以上接近して安全状態に至った場合に、前記一対の
両手操作式スイッチを無効にせしめるための無効スイッ
チとを備え、前記一対の両手操作式スイッチが作業者の
両手により操作されてONとなっている場合にのみスラ
イド部が作動するように構成した」ことである。
【0003】上記構成によって、スライド部の作動後で
あって、無効スイッチの作動前に、一対の両手操作式ス
イッチのいずれか一方、或いは双方から作業者の手を離
した場合には、スライド部の作動のための電気回路が開
かれて、そのスライド部は直ちに停止し、これにより作
業者の安全が図られると共に、テーブルの手前側の部分
に一対の両手操作式スイッチが取付けられているため
に、該テーブルによりワークの手前側の端部を支持する
作業の場合には、この両手操作式スイッチを操作したま
まで、ワークの手前側端部を把持できる。このため、プ
レス作業の作業性を低下させずに、作業者の安全が図ら
れるという効果がある。
あって、無効スイッチの作動前に、一対の両手操作式ス
イッチのいずれか一方、或いは双方から作業者の手を離
した場合には、スライド部の作動のための電気回路が開
かれて、そのスライド部は直ちに停止し、これにより作
業者の安全が図られると共に、テーブルの手前側の部分
に一対の両手操作式スイッチが取付けられているため
に、該テーブルによりワークの手前側の端部を支持する
作業の場合には、この両手操作式スイッチを操作したま
まで、ワークの手前側端部を把持できる。このため、プ
レス作業の作業性を低下させずに、作業者の安全が図ら
れるという効果がある。
【0004】プレス作業には、せん断加工、曲げ加工な
どがあり、後者の曲げ加工には、フランジ部が形成され
ない単純曲げ加工と、これが形成されるフランジ部付き
の曲げ加工とがある。上記基本安全装置を備えたプレス
機によって、フランジ部付きの曲げ加工を行う場合に
は、このフランジ部が下方を向いた場合には、テーブル
上においてワークを安定して支えられないと共に、両手
操作式スイッチを操作したままで、ワークの手前側端部
を安定して把持できない事態も生ずる。また、プレス作
業に先立って、ワークの位置決めを行う場合に、固定型
の奥方に配設されたバックゲージによる位置決めと、こ
の位置決め方向と直交する方向(作業者を基準にして横
方向)の位置決めとを併せて行いたい場合には、固定型
の手前側に専用の位置決め治具(サイドゲージ)をセッ
トする必要があるが、一般にそのセットを精度よく行う
には面倒であることが多い。更に、プレス加工は、その
内容に応じて、特有の治具を必要とすることが多い。
どがあり、後者の曲げ加工には、フランジ部が形成され
ない単純曲げ加工と、これが形成されるフランジ部付き
の曲げ加工とがある。上記基本安全装置を備えたプレス
機によって、フランジ部付きの曲げ加工を行う場合に
は、このフランジ部が下方を向いた場合には、テーブル
上においてワークを安定して支えられないと共に、両手
操作式スイッチを操作したままで、ワークの手前側端部
を安定して把持できない事態も生ずる。また、プレス作
業に先立って、ワークの位置決めを行う場合に、固定型
の奥方に配設されたバックゲージによる位置決めと、こ
の位置決め方向と直交する方向(作業者を基準にして横
方向)の位置決めとを併せて行いたい場合には、固定型
の手前側に専用の位置決め治具(サイドゲージ)をセッ
トする必要があるが、一般にそのセットを精度よく行う
には面倒であることが多い。更に、プレス加工は、その
内容に応じて、特有の治具を必要とすることが多い。
【0005】そこで、本出願人は、特願平6-123207号と
して、「前記基本安全装置を構成するテーブルに多数の
ピン孔を設けて、このピン孔に種々の加工治具を取外し
可能に差し込むことにより、上記したフランジ付きの曲
げ加工などの作業を支障なく行えること」を要旨とする
出願を行った。
して、「前記基本安全装置を構成するテーブルに多数の
ピン孔を設けて、このピン孔に種々の加工治具を取外し
可能に差し込むことにより、上記したフランジ付きの曲
げ加工などの作業を支障なく行えること」を要旨とする
出願を行った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、動力プレス
機に装着される上記した基本安全装置において、これを
構成するテーブルに設けられたピン孔を利用して、動力
プレス機の可動型の作動時においてその固定型の部分に
作業者の身体の一部が入り込むのを防止するためのガー
ド板を備えた安全装置を着脱可能に装着して、作業者の
安全を図ることを課題としている。
機に装着される上記した基本安全装置において、これを
構成するテーブルに設けられたピン孔を利用して、動力
プレス機の可動型の作動時においてその固定型の部分に
作業者の身体の一部が入り込むのを防止するためのガー
ド板を備えた安全装置を着脱可能に装着して、作業者の
安全を図ることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の採用した第1の手段は、ベッドにおける作業
者が位置する側であって、しかも該ベッド側にセットさ
れた固定型とほぼ同一高さの位置に、該ベッドに対して
進退可能に装着されたテーブルと、該テーブルの手前側
の部分に設定間隔をおいて取付けられて、作業者の両手
で操作する構成の一対の両手操作式スイッチと、動力プ
レス機のスライド部側にセットされた可動型がそのベッ
ド側にセットされた固定型に対して一定以上接近して安
全状態に至った場合に、前記一対の両手操作式スイッチ
を無効にせしめるための無効スイッチとを備え、前記一
対の両手操作式スイッチが作業者の両手により操作され
てONとなっている場合にのみスライド部が作動するよ
うに構成されている動力プレス機の基本安全装置におい
て、該基本安全装置を構成する前記テーブルに多数のピ
ン孔を設け、エアーシリンダーによりガード板が該テー
ブルの進退方向と直交する方向に進退して、動力プレス
機の可動型の作動時においてその固定型の部分に作業者
の身体の一部が入り込むのを防止するためのガード式安
全装置を前記ピン孔を利用して該テーブルに着脱可能に
して装着したことである。また、その第2の手段は、上
記した動力プレス機の基本安全装置において、該基本安
全装置を構成する前記テーブルに多数のピン孔を設け、
該テーブルの上面との間に板状のワークを挿入し得る隙
間を設けて、該テーブルにおける動力プレス機の固定型
の直前の部分に前記ピン孔を利用してガード板を着脱可
能にして装着したことである。
に本発明の採用した第1の手段は、ベッドにおける作業
者が位置する側であって、しかも該ベッド側にセットさ
れた固定型とほぼ同一高さの位置に、該ベッドに対して
進退可能に装着されたテーブルと、該テーブルの手前側
の部分に設定間隔をおいて取付けられて、作業者の両手
で操作する構成の一対の両手操作式スイッチと、動力プ
レス機のスライド部側にセットされた可動型がそのベッ
ド側にセットされた固定型に対して一定以上接近して安
全状態に至った場合に、前記一対の両手操作式スイッチ
を無効にせしめるための無効スイッチとを備え、前記一
対の両手操作式スイッチが作業者の両手により操作され
てONとなっている場合にのみスライド部が作動するよ
うに構成されている動力プレス機の基本安全装置におい
て、該基本安全装置を構成する前記テーブルに多数のピ
ン孔を設け、エアーシリンダーによりガード板が該テー
ブルの進退方向と直交する方向に進退して、動力プレス
機の可動型の作動時においてその固定型の部分に作業者
の身体の一部が入り込むのを防止するためのガード式安
全装置を前記ピン孔を利用して該テーブルに着脱可能に
して装着したことである。また、その第2の手段は、上
記した動力プレス機の基本安全装置において、該基本安
全装置を構成する前記テーブルに多数のピン孔を設け、
該テーブルの上面との間に板状のワークを挿入し得る隙
間を設けて、該テーブルにおける動力プレス機の固定型
の直前の部分に前記ピン孔を利用してガード板を着脱可
能にして装着したことである。
【0008】
【発明の作用】請求項1の発明では、動力プレス機の可
動型の作動時においては、その固定型の手前側の部分は
ガード板で覆われているので、作業者の身体の一部が固
定型の部分に入り込むことはなくなって、安全が図られ
る。また、可動型が固定型から離れて停止端(一般には
上昇端)に達すると、エアーシリンダーによりガード板
は、固定型の直前の部分から退避する方向に移動するた
め、固定型から加工済のワークを取り出したり、新たな
ワークを供給できる。そして、テーブルの手前側に取付
けられている一対の両手操作式スイッチを操作すると、
前記ガード板が閉じられ、その後に可動型が再作動す
る。また、請求項2の発明においては、テーブルの上面
と、ピン孔を利用して該テーブルに装着されたガード板
との間に板状のワークを挿入できる隙間が設けられてい
るため、この隙間を通して動力プレス機の固定型の部分
に板状のワークが供給できると共に、固定型の手前側の
部分は常時ガード板で覆われていて、身体の一部が入り
込めないようになっているので、作業に支障を来すこと
なく、安全が図られる。請求項1の発明では、エアーシ
リンダーとガード板とを備えたガード式安全装置が、ま
た請求項2の発明では、ガード板そのものが、テーブル
に設けられたピン孔を利用して着脱可能に装着されてい
るので、これらが不要な場合には、即座に取り外すこと
により、テーブルの全面、或いはほぼ全面の使用が必要
な他の種々のプレス作業を行える。
動型の作動時においては、その固定型の手前側の部分は
ガード板で覆われているので、作業者の身体の一部が固
定型の部分に入り込むことはなくなって、安全が図られ
る。また、可動型が固定型から離れて停止端(一般には
上昇端)に達すると、エアーシリンダーによりガード板
は、固定型の直前の部分から退避する方向に移動するた
め、固定型から加工済のワークを取り出したり、新たな
ワークを供給できる。そして、テーブルの手前側に取付
けられている一対の両手操作式スイッチを操作すると、
前記ガード板が閉じられ、その後に可動型が再作動す
る。また、請求項2の発明においては、テーブルの上面
と、ピン孔を利用して該テーブルに装着されたガード板
との間に板状のワークを挿入できる隙間が設けられてい
るため、この隙間を通して動力プレス機の固定型の部分
に板状のワークが供給できると共に、固定型の手前側の
部分は常時ガード板で覆われていて、身体の一部が入り
込めないようになっているので、作業に支障を来すこと
なく、安全が図られる。請求項1の発明では、エアーシ
リンダーとガード板とを備えたガード式安全装置が、ま
た請求項2の発明では、ガード板そのものが、テーブル
に設けられたピン孔を利用して着脱可能に装着されてい
るので、これらが不要な場合には、即座に取り外すこと
により、テーブルの全面、或いはほぼ全面の使用が必要
な他の種々のプレス作業を行える。
【0009】
【実施例】以下、実施例を挙げて、請求項1に記載の発
明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係るガード
式安全装置A1 を装着した基本安全装置Cの全体斜視図
であり、図2は、同じく平面図であり、図3は、同じく
正面図であり、図4は、同じく左側面図であり、図5
は、同じく左側面拡大断面図であり、図6は、テーブル
支持具5に対してテーブル4を取り外すと共に、テーブ
ル4に対してガード式安全装置A1 を取り外した状態の
左側面拡大断面図であり、図7は、ガード式安全装置A
1 の部分の拡大正面図である。最初に、基本安全装置C
について説明し、その後に、本発明の特徴的部分である
ガード式安全装置A1 について詳細に説明する。動力プ
レス機のベッド1における作業者の位置する側に一対の
ガイドバー2が所定の間隔をおいて水平に支持されてお
り、各ガイドバー2には、それぞれスライダー3が嵌め
込まれている。各スライダー3の内側には、それぞれテ
ーブル4を下方から支持すると共に、その高さを調整可
能にして支持するためのテーブル支持具5が一体に装着
されている。このテーブル支持具5は、図5及び図6に
示されるように、スライダー3に一体に取付けられた外
筒6と、該外筒6の内側に嵌合された内筒7とから成
り、該内筒7には、調整ボルト8の上半部が挿入されて
一体に溶接され、その下端部は、外筒6の下端部内周に
固着された雌螺子体9に螺合された構成である。調整ボ
ルト8の上端部には、係合孔8aが設けられていると共
に、内筒7の上端部には、ピン挿入孔7aが設けられて
いる。
明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係るガード
式安全装置A1 を装着した基本安全装置Cの全体斜視図
であり、図2は、同じく平面図であり、図3は、同じく
正面図であり、図4は、同じく左側面図であり、図5
は、同じく左側面拡大断面図であり、図6は、テーブル
支持具5に対してテーブル4を取り外すと共に、テーブ
ル4に対してガード式安全装置A1 を取り外した状態の
左側面拡大断面図であり、図7は、ガード式安全装置A
1 の部分の拡大正面図である。最初に、基本安全装置C
について説明し、その後に、本発明の特徴的部分である
ガード式安全装置A1 について詳細に説明する。動力プ
レス機のベッド1における作業者の位置する側に一対の
ガイドバー2が所定の間隔をおいて水平に支持されてお
り、各ガイドバー2には、それぞれスライダー3が嵌め
込まれている。各スライダー3の内側には、それぞれテ
ーブル4を下方から支持すると共に、その高さを調整可
能にして支持するためのテーブル支持具5が一体に装着
されている。このテーブル支持具5は、図5及び図6に
示されるように、スライダー3に一体に取付けられた外
筒6と、該外筒6の内側に嵌合された内筒7とから成
り、該内筒7には、調整ボルト8の上半部が挿入されて
一体に溶接され、その下端部は、外筒6の下端部内周に
固着された雌螺子体9に螺合された構成である。調整ボ
ルト8の上端部には、係合孔8aが設けられていると共
に、内筒7の上端部には、ピン挿入孔7aが設けられて
いる。
【0010】テーブル4の裏面におけるテーブル支持具
5の直上の部分には、連結ロッド11が回転可能となっ
て下方に突出して支持され、該連結ロッド11の下端部
は、前記調整ボルト8の係合孔8aと係合する係合突起
11aとなっており、その中央部には、ピン挿入孔11
bが設けられている。一対のテーブル支持具5は、連結
体12を介して一体に連結されている。そして、テーブ
ル4の裏面に突出した一対の連結ロッド11をそれぞれ
各テーブル支持具5の内筒7に挿入して、その係合突起
11aを調整ボルト8の係合孔8aに挿入して係合させ
ると共に、内筒7のピン挿入孔7aと連結ロッド11の
ピン挿入孔11bに連結ピン13を挿入すると、一対の
テーブル支持具5にテーブル4が取外し可能に取付けら
れる。一対のテーブル支持具5に対してテーブル4を取
り外すには、各連結ピン13を抜き去って、テーブル4
を上方に持ち上げるのみでよい。
5の直上の部分には、連結ロッド11が回転可能となっ
て下方に突出して支持され、該連結ロッド11の下端部
は、前記調整ボルト8の係合孔8aと係合する係合突起
11aとなっており、その中央部には、ピン挿入孔11
bが設けられている。一対のテーブル支持具5は、連結
体12を介して一体に連結されている。そして、テーブ
ル4の裏面に突出した一対の連結ロッド11をそれぞれ
各テーブル支持具5の内筒7に挿入して、その係合突起
11aを調整ボルト8の係合孔8aに挿入して係合させ
ると共に、内筒7のピン挿入孔7aと連結ロッド11の
ピン挿入孔11bに連結ピン13を挿入すると、一対の
テーブル支持具5にテーブル4が取外し可能に取付けら
れる。一対のテーブル支持具5に対してテーブル4を取
り外すには、各連結ピン13を抜き去って、テーブル4
を上方に持ち上げるのみでよい。
【0011】また、図3及び図5に示されるように、前
記テーブル4の手前側の端面には、その中央部を除いた
全ての部分にT溝14が設けられていて、左右の各T溝
14にTボルト15の頭部15aが挿入され、このTボ
ルト15とナット16とによってスイッチ取付け板17
を任意の位置に固定可能にしてある。このスイッチ取付
け板17の一方の端部に両手操作式の押釦スイッチS1
が取付けられている。このため、押釦スイッチS1 は、
左右一対設けられていて、ナット16を緩めてスイッチ
取付け板17を左右方向に移動させることにより、ワー
クの大きさに応じた任意の位置に移動させて固定するこ
とができるようになっている。なお、左右一対の押釦ス
イッチS1 の最少間隔は、作業者の片手によって同時に
操作できない間隔であって、300mm程度である。
記テーブル4の手前側の端面には、その中央部を除いた
全ての部分にT溝14が設けられていて、左右の各T溝
14にTボルト15の頭部15aが挿入され、このTボ
ルト15とナット16とによってスイッチ取付け板17
を任意の位置に固定可能にしてある。このスイッチ取付
け板17の一方の端部に両手操作式の押釦スイッチS1
が取付けられている。このため、押釦スイッチS1 は、
左右一対設けられていて、ナット16を緩めてスイッチ
取付け板17を左右方向に移動させることにより、ワー
クの大きさに応じた任意の位置に移動させて固定するこ
とができるようになっている。なお、左右一対の押釦ス
イッチS1 の最少間隔は、作業者の片手によって同時に
操作できない間隔であって、300mm程度である。
【0012】また、図1及び図6に示されるように、作
業者の立つ位置を基準にして前記テーブル4の奥部に
は、多数のピン孔18が設けられている。このピン孔1
8を利用して、テーブル4に上記したガード式安全装置
A1 が着脱可能に装着される。
業者の立つ位置を基準にして前記テーブル4の奥部に
は、多数のピン孔18が設けられている。このピン孔1
8を利用して、テーブル4に上記したガード式安全装置
A1 が着脱可能に装着される。
【0013】また、図4に示されるように、ベッド1の
上面には、下型であるダイス19がセットされていると
共に、該ベッド1の上方に配設されているスライド部2
1には、上型であるポンチ22がセットされている。ま
た、この基本安全装置Cが配設されているベッド1の前
方の部分には、作業者の足によって操作されるフットス
イッチS2 が配置されており、図10の基本安全装置C
の操作回路図に示されるように、作業者の両手によって
前記一対の押釦スイッチS1 が押されてONになってい
て、しかも該作業者の足によって前記フットスイッチS
2 が踏まれてONになっている場合にはじめて、プレス
機を作動させるための電気回路が閉じられるように構成
されている。
上面には、下型であるダイス19がセットされていると
共に、該ベッド1の上方に配設されているスライド部2
1には、上型であるポンチ22がセットされている。ま
た、この基本安全装置Cが配設されているベッド1の前
方の部分には、作業者の足によって操作されるフットス
イッチS2 が配置されており、図10の基本安全装置C
の操作回路図に示されるように、作業者の両手によって
前記一対の押釦スイッチS1 が押されてONになってい
て、しかも該作業者の足によって前記フットスイッチS
2 が踏まれてONになっている場合にはじめて、プレス
機を作動させるための電気回路が閉じられるように構成
されている。
【0014】また、上記基本安全装置Cには、ポンチ2
2が下降してダイス19に一定以上接近して安全状態に
至った場合に、前記一対の押釦スイッチS1 を無効にさ
せるための無効スイッチS3 が設けられている。即ち、
図8に示されるように、前記スライド部21の近傍にリ
ミットスイッチLS11が固定されており、スライド部
21の下降により、これに設けられたドッグ23によっ
て前記リミットスイッチLS11が作動させられるよう
になっており、該リミットスイッチLS11と該ドッグ
23とによって無効スイッチS3 が構成される。この無
効スイッチS3の作動開始位置の微調整が可能なよう
に、前記ドッグ23の位置は調整可能になっている。
2が下降してダイス19に一定以上接近して安全状態に
至った場合に、前記一対の押釦スイッチS1 を無効にさ
せるための無効スイッチS3 が設けられている。即ち、
図8に示されるように、前記スライド部21の近傍にリ
ミットスイッチLS11が固定されており、スライド部
21の下降により、これに設けられたドッグ23によっ
て前記リミットスイッチLS11が作動させられるよう
になっており、該リミットスイッチLS11と該ドッグ
23とによって無効スイッチS3 が構成される。この無
効スイッチS3の作動開始位置の微調整が可能なよう
に、前記ドッグ23の位置は調整可能になっている。
【0015】また、図1、図2、図3、図5及び図6に
それぞれ示されるように、テーブル4における動力プレ
ス機のベッド1に近接した側には、ガード式安全装置A
1 が着脱可能に装着される。即ち、ガード案内板24の
長手方向の一端部には、断面形状がコの字形の嵌着部2
4aが設けられ、該嵌着部24aをテーブルの背面側か
ら嵌着して、該嵌着部24aに設けられたピン孔24b
と、該テーブル4に設けられた前記ピン孔18とに2本
のピン25を差し込むと、テーブル4にガード案内板2
4が装着される。ガード案内板24の長手方向の一端部
に立設されたシリンダ支持部24cにエアーシリンダー
26が支持されている。また、前記ガード案内板24に
設けられた案内溝27に透明アクリル板から成るガード
板28の下端部が嵌め込まれて、該ガード板28の一方
の側端面に、前記エアーシリンダー26のロッド26a
の先端部が連結されている。このため、エアーシリンダ
ー26のロッド26aの出入りにより、ガード板28が
テーブル4の進退方向と直交する方向に往復移動して、
動力プレス機のベッド1に設けられたダイス19の前面
が該ガード板28により開閉される。このため、ガード
板28が開いた状態において、作業者により直接にダイ
ス19に対して未加工のワークW1 を供給してセットし
たり、加工済のワークW1 をダイス19から取り出した
りする。該ガード板28の両移動端には、該ガード板2
8の開閉を確認するためのガード板閉確認用、及びガー
ド板開確認用の各リミットスイッチLS2,LS3が設
けられている(図7参照)。
それぞれ示されるように、テーブル4における動力プレ
ス機のベッド1に近接した側には、ガード式安全装置A
1 が着脱可能に装着される。即ち、ガード案内板24の
長手方向の一端部には、断面形状がコの字形の嵌着部2
4aが設けられ、該嵌着部24aをテーブルの背面側か
ら嵌着して、該嵌着部24aに設けられたピン孔24b
と、該テーブル4に設けられた前記ピン孔18とに2本
のピン25を差し込むと、テーブル4にガード案内板2
4が装着される。ガード案内板24の長手方向の一端部
に立設されたシリンダ支持部24cにエアーシリンダー
26が支持されている。また、前記ガード案内板24に
設けられた案内溝27に透明アクリル板から成るガード
板28の下端部が嵌め込まれて、該ガード板28の一方
の側端面に、前記エアーシリンダー26のロッド26a
の先端部が連結されている。このため、エアーシリンダ
ー26のロッド26aの出入りにより、ガード板28が
テーブル4の進退方向と直交する方向に往復移動して、
動力プレス機のベッド1に設けられたダイス19の前面
が該ガード板28により開閉される。このため、ガード
板28が開いた状態において、作業者により直接にダイ
ス19に対して未加工のワークW1 を供給してセットし
たり、加工済のワークW1 をダイス19から取り出した
りする。該ガード板28の両移動端には、該ガード板2
8の開閉を確認するためのガード板閉確認用、及びガー
ド板開確認用の各リミットスイッチLS2,LS3が設
けられている(図7参照)。
【0016】図9は、上記したガード式安全装置A1 を
作動させるための操作回路図であり、本図を参照にし
て、ガード板28の開閉と、前記基本安全装置Cの作動
との関係について説明する。なお、同図において、LS
1,LS4は、それぞれ動力プレス機のスライド部21
の上昇端及び下降端を検出するためのリミットスイッチ
を示す。まず、動力プレス機のスライド部21が上昇端
に位置していると、その上昇端検出用のリミットスイッ
チLS1はONとなって、ガード板28は閉じられてい
る。この状態で、ガード開確認ボタンB1を押すと、リ
レーR4が励磁されて、自己保持回路が形成され、リレ
ーR3のb接点と並列になっているリレーR4のa接点
が閉じて、リレーR2が励磁される。リレーR2の励磁
により、そのa接点が閉じて、エアーシリンダー28の
ソレノイドSOLが励磁され、ガード板28が開く。こ
のガード板28が完全に開くと、ガード板開確認用のリ
ミットスイッチLS3が開いて、リレーR4の励磁がO
FFとなる。しかし、ガード板閉確認用のリミットスイ
ッチLS2が開いているため、リレーR3の励磁はOF
Fとなって、そのb接点が閉じて、リレーR2は、励磁
状態を維持する。このため、ガード板28は、開いたま
まとなっている。
作動させるための操作回路図であり、本図を参照にし
て、ガード板28の開閉と、前記基本安全装置Cの作動
との関係について説明する。なお、同図において、LS
1,LS4は、それぞれ動力プレス機のスライド部21
の上昇端及び下降端を検出するためのリミットスイッチ
を示す。まず、動力プレス機のスライド部21が上昇端
に位置していると、その上昇端検出用のリミットスイッ
チLS1はONとなって、ガード板28は閉じられてい
る。この状態で、ガード開確認ボタンB1を押すと、リ
レーR4が励磁されて、自己保持回路が形成され、リレ
ーR3のb接点と並列になっているリレーR4のa接点
が閉じて、リレーR2が励磁される。リレーR2の励磁
により、そのa接点が閉じて、エアーシリンダー28の
ソレノイドSOLが励磁され、ガード板28が開く。こ
のガード板28が完全に開くと、ガード板開確認用のリ
ミットスイッチLS3が開いて、リレーR4の励磁がO
FFとなる。しかし、ガード板閉確認用のリミットスイ
ッチLS2が開いているため、リレーR3の励磁はOF
Fとなって、そのb接点が閉じて、リレーR2は、励磁
状態を維持する。このため、ガード板28は、開いたま
まとなっている。
【0017】上記の状態で、基本安全装置Cに設けられ
た両手操作式の一対の押釦スイッチS1 を押すと、リレ
ーR14(図10参照)のb接点が開き、リレーR2の
励磁がOFFとなる。これにより、リレーR2のa接点
が開いて、エアーシリンダー26のソレノイドSOLの
励磁がOFFとなり、ガード板28は閉じられて、ガー
ド板閉確認用のリミットスイッチLS2がONとなる。
ここで、ガード板28が閉じている最中で、リミットス
イッチLS2がONとなる前に,上記した一対の押釦ス
イッチS1 をOFFさせると、ガード板28は、再度開
いてしまうので、リミットスイッチLS2がONとなる
まで(ガード板28が完全に閉じられるまで)、上記押
釦スイッチS1 を押し続ける。そして、ガード板28が
閉じられて、リミットスイッチLS2がONとなると、
リレーR3が励磁されて、そのb接点がOFFとなるた
め、リレーR2はOFFとなって、エアーシリンダー2
6のソレノイドSOLが励磁されなくなるので、上記押
釦スイッチS1 をOFFさせても、ガード板28は、閉
じられたままとなる。
た両手操作式の一対の押釦スイッチS1 を押すと、リレ
ーR14(図10参照)のb接点が開き、リレーR2の
励磁がOFFとなる。これにより、リレーR2のa接点
が開いて、エアーシリンダー26のソレノイドSOLの
励磁がOFFとなり、ガード板28は閉じられて、ガー
ド板閉確認用のリミットスイッチLS2がONとなる。
ここで、ガード板28が閉じている最中で、リミットス
イッチLS2がONとなる前に,上記した一対の押釦ス
イッチS1 をOFFさせると、ガード板28は、再度開
いてしまうので、リミットスイッチLS2がONとなる
まで(ガード板28が完全に閉じられるまで)、上記押
釦スイッチS1 を押し続ける。そして、ガード板28が
閉じられて、リミットスイッチLS2がONとなると、
リレーR3が励磁されて、そのb接点がOFFとなるた
め、リレーR2はOFFとなって、エアーシリンダー2
6のソレノイドSOLが励磁されなくなるので、上記押
釦スイッチS1 をOFFさせても、ガード板28は、閉
じられたままとなる。
【0018】ガード板28が閉じて、リレーR3が励磁
されると、そのa接点が外部出力端子となっている基本
安全装置Cの操作回路が閉じられて、プレスが作動す
る。そして、そのスライド部21が下降して、その上昇
端検出用のリミットスイッチLS1がOFFとなって、
スライド部21の下降端において、その下降端検出用の
リミットスイッチLS4がONとなり、リレーR4が励
磁されて、自己保持回路が形成される。これにより、リ
レーR4のa接点が閉じ、スライド部21が上昇端に達
することによりリミットスイッチLS1がONとなっ
て、リレーR2が励磁されて、ガード板28が開く。こ
のようにして、ガード板28が完全に開くと、ガード板
閉確認用のリミットスイッチLS2はOFFとなって、
リレーR3のb接点は閉じられると共に、ガード板開確
認用のリミットスイッチLS3はONとなって、リレー
R4はOFFとなり、そのa接点は開かれる。なお、図
9において、B2は、開かれているガード板28を閉じ
るためのガード閉確認ボタンを示す。
されると、そのa接点が外部出力端子となっている基本
安全装置Cの操作回路が閉じられて、プレスが作動す
る。そして、そのスライド部21が下降して、その上昇
端検出用のリミットスイッチLS1がOFFとなって、
スライド部21の下降端において、その下降端検出用の
リミットスイッチLS4がONとなり、リレーR4が励
磁されて、自己保持回路が形成される。これにより、リ
レーR4のa接点が閉じ、スライド部21が上昇端に達
することによりリミットスイッチLS1がONとなっ
て、リレーR2が励磁されて、ガード板28が開く。こ
のようにして、ガード板28が完全に開くと、ガード板
閉確認用のリミットスイッチLS2はOFFとなって、
リレーR3のb接点は閉じられると共に、ガード板開確
認用のリミットスイッチLS3はONとなって、リレー
R4はOFFとなり、そのa接点は開かれる。なお、図
9において、B2は、開かれているガード板28を閉じ
るためのガード閉確認ボタンを示す。
【0019】また、このガード式安全装置A1 の操作回
路では、スライド部の下降中に停電となった場合におい
ても、ガード板28は閉じられた状態を維持し、いずれ
かのリミットスイッチLS1〜4、リレーR1〜4が損
壊された場合には、ガード板28は閉じられる。このた
め、この操作回路によって、動力プレス機のスライド部
21の作動時には勿論のこと、上記のような事故発生時
においても、ダイス19の前面はガード板28により必
ず閉じられることとなり、このダイス19に対して作業
者の身体の一部を入り込ませることが不能となって、安
全が図られる。
路では、スライド部の下降中に停電となった場合におい
ても、ガード板28は閉じられた状態を維持し、いずれ
かのリミットスイッチLS1〜4、リレーR1〜4が損
壊された場合には、ガード板28は閉じられる。このた
め、この操作回路によって、動力プレス機のスライド部
21の作動時には勿論のこと、上記のような事故発生時
においても、ダイス19の前面はガード板28により必
ず閉じられることとなり、このダイス19に対して作業
者の身体の一部を入り込ませることが不能となって、安
全が図られる。
【0020】そして、上記ガード式安全装置A1 の使用
が不要となった場合には、2本のピン25を取り外すの
みで、基本安全装置Cのテーブル4から該ガード式安全
装置A1 を簡単に取り外して、テーブル4の全面、或い
はほぼ全面を使用した別のプレス作業が行える。
が不要となった場合には、2本のピン25を取り外すの
みで、基本安全装置Cのテーブル4から該ガード式安全
装置A1 を簡単に取り外して、テーブル4の全面、或い
はほぼ全面を使用した別のプレス作業が行える。
【0021】次に、請求項2に記載の発明について説明
する。なお、上記した請求項1に記載の発明の実施例と
同一部分には同一符号を付し、重複説明を避けて、異な
る部分についてのみ説明する。図11は、本発明に係る
ガード式安全具A2 を装着した基本安全装置Cの全体斜
視図であり、図12は、本発明に係るガード式安全具A
2 を下方から見た斜視図であり、図13は、本発明に係
るガード式安全具A2を装着した基本安全装置Cの左側
面図であり、図14は、同じく左側面部分拡大断面図で
あり、図15は、基本安全装置Cのテーブル4にガード
式安全具A2 を装着した状態の部分拡大正面図である。
まず、図12に示されるように、本発明に係るガード式
安全具A2 は、受具31の上面に設けられた溝31aに
透明アクリル板から成るガード板32が嵌め込まれて、
該受具31の底面に所定の間隔をおいて一対のピン33
が設けられた構成である。このピン33は、その上端部
の隙間形成部33aと、前記テーブル4のピン孔18に
差し込まれる差込み部33bとで構成される。
する。なお、上記した請求項1に記載の発明の実施例と
同一部分には同一符号を付し、重複説明を避けて、異な
る部分についてのみ説明する。図11は、本発明に係る
ガード式安全具A2 を装着した基本安全装置Cの全体斜
視図であり、図12は、本発明に係るガード式安全具A
2 を下方から見た斜視図であり、図13は、本発明に係
るガード式安全具A2を装着した基本安全装置Cの左側
面図であり、図14は、同じく左側面部分拡大断面図で
あり、図15は、基本安全装置Cのテーブル4にガード
式安全具A2 を装着した状態の部分拡大正面図である。
まず、図12に示されるように、本発明に係るガード式
安全具A2 は、受具31の上面に設けられた溝31aに
透明アクリル板から成るガード板32が嵌め込まれて、
該受具31の底面に所定の間隔をおいて一対のピン33
が設けられた構成である。このピン33は、その上端部
の隙間形成部33aと、前記テーブル4のピン孔18に
差し込まれる差込み部33bとで構成される。
【0022】図11,図14及び図15に示されるよう
に、基本安全装置Cのテーブル4の奥側に設けられた多
数のピン孔18のうち特定の2つのピン孔18に前記ガ
ード式安全具A2 を構成する各ピン33の差込み部33
bを差し込むと、該テーブル4の上面とガード式安全具
A2 の受具31の下面との間に前記ピン33の隙間形成
部33aの厚さに相当する隙間34が形成される。
に、基本安全装置Cのテーブル4の奥側に設けられた多
数のピン孔18のうち特定の2つのピン孔18に前記ガ
ード式安全具A2 を構成する各ピン33の差込み部33
bを差し込むと、該テーブル4の上面とガード式安全具
A2 の受具31の下面との間に前記ピン33の隙間形成
部33aの厚さに相当する隙間34が形成される。
【0023】そして、図14に示されるように、上記隙
間34を利用して、テーブル4の手前側から該隙間34
に板状のワークW2 を挿入して、その先端部分をベッド
1に設けられたダイス19に載せると共に、該ワークW
2 の手前側の端部を作業者の両手によって押さえなが
ら、一対の押釦スイッチS1 を操作して、所定のプレス
作業を行う。このように、上記隙間34からダイス19
の部分に板状のワークW2 を供給できると共に、ダイス
19の手前側の部分は、常時ガード板32で覆われてい
て、身体の一部が入り込めないようになっているので、
作業に支障を来すことなく、安全が図られる。このガー
ド式安全具A2 を使用する場合には、フットスイッチS
2 のみでプレス機が作動するようにしてもよい。また、
このガード式安全具A2 が不要となった場合には、上記
ガード式安全装置A1 と同様にして、テーブル4から簡
単に取り外して、他の作業を行うことができる。
間34を利用して、テーブル4の手前側から該隙間34
に板状のワークW2 を挿入して、その先端部分をベッド
1に設けられたダイス19に載せると共に、該ワークW
2 の手前側の端部を作業者の両手によって押さえなが
ら、一対の押釦スイッチS1 を操作して、所定のプレス
作業を行う。このように、上記隙間34からダイス19
の部分に板状のワークW2 を供給できると共に、ダイス
19の手前側の部分は、常時ガード板32で覆われてい
て、身体の一部が入り込めないようになっているので、
作業に支障を来すことなく、安全が図られる。このガー
ド式安全具A2 を使用する場合には、フットスイッチS
2 のみでプレス機が作動するようにしてもよい。また、
このガード式安全具A2 が不要となった場合には、上記
ガード式安全装置A1 と同様にして、テーブル4から簡
単に取り外して、他の作業を行うことができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明では、動力プレス機の作
動時においては、その固定型の手前側の部分はガード板
で覆われていると共に、可動型が固定型から離れて停止
端(一般には上昇端)に達すると、エアーシリンダーに
よりガード板は、固定型の直前の部分から退避する方向
に移動するように構成されているので、動力プレス機の
作動時には、作業者の身体の一部が固定型の部分に入り
込むことがなくなって、作業者の安全が図られると共
に、その非作動時においては、固定型の前面からガード
板が退避して、固定型から加工済のワークを取り出した
り、新たなワークを供給することができる。また、請求
項2の発明においては、テーブルの上面と、ピン孔を利
用して該テーブルに装着されたガード板との間に板状の
ワークを挿入できる隙間が設けられているため、この隙
間を通して動力プレス機の固定型の部分に板状のワーク
が供給できると共に、固定型の手前側の部分は常時ガー
ド板で覆われていて、身体の一部が入り込めないように
なっているので、作業に支障を来すことなく、安全が図
られる。更に、請求項1の発明では、エアーシリンダー
とガード板とを備えたガード式安全装置が、また請求項
2の発明では、ガード板そのものが、テーブルに設けら
れたピン孔を利用して着脱可能に装着されているので、
これらが不要な場合には、即座に取り外すことにより、
テーブルの全面、或いはほぼ全面の使用が必要な他の種
々のプレス作業を行える。
動時においては、その固定型の手前側の部分はガード板
で覆われていると共に、可動型が固定型から離れて停止
端(一般には上昇端)に達すると、エアーシリンダーに
よりガード板は、固定型の直前の部分から退避する方向
に移動するように構成されているので、動力プレス機の
作動時には、作業者の身体の一部が固定型の部分に入り
込むことがなくなって、作業者の安全が図られると共
に、その非作動時においては、固定型の前面からガード
板が退避して、固定型から加工済のワークを取り出した
り、新たなワークを供給することができる。また、請求
項2の発明においては、テーブルの上面と、ピン孔を利
用して該テーブルに装着されたガード板との間に板状の
ワークを挿入できる隙間が設けられているため、この隙
間を通して動力プレス機の固定型の部分に板状のワーク
が供給できると共に、固定型の手前側の部分は常時ガー
ド板で覆われていて、身体の一部が入り込めないように
なっているので、作業に支障を来すことなく、安全が図
られる。更に、請求項1の発明では、エアーシリンダー
とガード板とを備えたガード式安全装置が、また請求項
2の発明では、ガード板そのものが、テーブルに設けら
れたピン孔を利用して着脱可能に装着されているので、
これらが不要な場合には、即座に取り外すことにより、
テーブルの全面、或いはほぼ全面の使用が必要な他の種
々のプレス作業を行える。
【図1】本発明に係るガード式安全装置A1 を装着した
基本安全装置Cの全体斜視図である。
基本安全装置Cの全体斜視図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】同じく左側面図である。
【図5】同じく左側面拡大断面図である。
【図6】テーブル支持具5に対してテーブル4を取り外
すと共に、テーブル4に対してガード式安全装置A1 を
取り外した状態の左側面拡大断面図である。
すと共に、テーブル4に対してガード式安全装置A1 を
取り外した状態の左側面拡大断面図である。
【図7】ガード式安全装置A1 の部分の拡大正面図であ
る。
る。
【図8】基本安全装置Cの無効スイッチS3 の部分拡大
図である。
図である。
【図9】ガード式安全装置A1 の操作回路図である。
【図10】基本安全装置Cの操作回路図である。
【図11】本発明に係るガード式安全具A2 を装着した
基本安全装置Cの全体斜視図である。
基本安全装置Cの全体斜視図である。
【図12】本発明に係るガード式安全具A2 を下方から
見た斜視図である。
見た斜視図である。
【図13】本発明に係るガード式安全具A2 を装着した
基本安全装置Cの左側面図である。
基本安全装置Cの左側面図である。
【図14】同じく左側面部分拡大断面図である。
【図15】基本安全装置Cのテーブル4にガード式安全
具A2 を装着した状態の部分拡大正面図である。
具A2 を装着した状態の部分拡大正面図である。
A1 :ガード式安全装置 A2 :ガード式安全具 C:基本安全装置 S1 :押釦スイッチ(両手操作式スイッチ) S3 :無効スイッチ W1,W2 :ワーク 1:ベッド 4:テーブル 18:ピン孔 19:ダイス(固定型) 21:スライド部 22:ポンチ(可動型) 26:エアーシリンダー 28,32:ガード板 34:隙間
Claims (2)
- 【請求項1】 ベッドにおける作業者が位置する側であ
って、しかも該ベッド側にセットされた固定型とほぼ同
一高さの位置に、該ベッドに対して進退可能に装着され
たテーブルと、該テーブルの手前側の部分に設定間隔を
おいて取付けられて、作業者の両手で操作する構成の一
対の両手操作式スイッチと、動力プレス機のスライド部
側にセットされた可動型がそのベッド側にセットされた
固定型に対して一定以上接近して安全状態に至った場合
に、前記一対の両手操作式スイッチを無効にせしめるた
めの無効スイッチとを備え、前記一対の両手操作式スイ
ッチが作業者の両手により操作されてONとなっている
場合にのみスライド部が作動するように構成されている
動力プレス機の基本安全装置において、 該基本安全装置を構成する前記テーブルに多数のピン孔
を設け、エアーシリンダーによりガード板が該テーブル
の進退方向と直交する方向に進退して、動力プレス機の
可動型の作動時においてその固定型の部分に作業者の身
体の一部が入り込むのを防止するためのガード式安全装
置を前記ピン孔を利用して該テーブルに着脱可能にして
装着したことを特徴とする動力プレス機の基本安全装置
に装着されるガード式安全装置。 - 【請求項2】 ベッドにおける作業者が位置する側であ
って、しかも該ベッド側にセットされた固定型とほぼ同
一高さの位置に、該ベッドに対して進退可能に装着され
たテーブルと、該テーブルの手前側の部分に設定間隔を
おいて取付けられて、作業者の両手で操作する構成の一
対の両手操作式スイッチと、動力プレス機のスライド部
側にセットされた可動型がそのベッド側にセットされた
固定型に対して一定以上接近して安全状態に至った場合
に、前記一対の両手操作式スイッチを無効にせしめるた
めの無効スイッチとを備え、前記一対の両手操作式スイ
ッチが作業者の両手により操作されてONとなっている
場合にのみスライド部が作動するように構成されている
動力プレス機の基本安全装置において、 該基本安全装置を構成する前記テーブルに多数のピン孔
を設け、該テーブルの上面との間に板状のワークを挿入
し得る隙間を設けて、該テーブルにおける動力プレス機
の固定型の直前の部分に前記ピン孔を利用してガード板
を着脱可能にして装着したことを特徴とする動力プレス
機の基本安全装置に装着されるガード式安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34118694A JPH08174293A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 動力プレス機の基本安全装置に装着されるガード式安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34118694A JPH08174293A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 動力プレス機の基本安全装置に装着されるガード式安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08174293A true JPH08174293A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18344032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34118694A Pending JPH08174293A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 動力プレス機の基本安全装置に装着されるガード式安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08174293A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014032283A1 (zh) * | 2012-08-28 | 2014-03-06 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 安全销 |
CN108262413A (zh) * | 2018-02-02 | 2018-07-10 | 陈彩云 | 一种冲压设备操作手部防护拦 |
CN108787933A (zh) * | 2018-08-16 | 2018-11-13 | 协易科技精机(中国)有限公司 | 一种新型光电安全装置支架 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP34118694A patent/JPH08174293A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014032283A1 (zh) * | 2012-08-28 | 2014-03-06 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 安全销 |
CN108262413A (zh) * | 2018-02-02 | 2018-07-10 | 陈彩云 | 一种冲压设备操作手部防护拦 |
CN108262413B (zh) * | 2018-02-02 | 2020-02-14 | 陈彩云 | 一种冲压设备操作手部防护拦 |
CN108787933A (zh) * | 2018-08-16 | 2018-11-13 | 协易科技精机(中国)有限公司 | 一种新型光电安全装置支架 |
CN108787933B (zh) * | 2018-08-16 | 2024-06-07 | 协易科技精机(中国)有限公司 | 一种新型光电安全装置支架 |
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