JPH08174225A - プラズマアーク電源装置 - Google Patents

プラズマアーク電源装置

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JPH08174225A
JPH08174225A JP6339850A JP33985094A JPH08174225A JP H08174225 A JPH08174225 A JP H08174225A JP 6339850 A JP6339850 A JP 6339850A JP 33985094 A JP33985094 A JP 33985094A JP H08174225 A JPH08174225 A JP H08174225A
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arc
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敏一 藤吉
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敦史 木下
Takashi Hashimoto
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    • HELECTRICITY
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    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/26Plasma torches
    • H05H1/32Plasma torches using an arc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイロットアーク及びプラズマアークの発生
を安定化させる。 【構成】 直流電源装置2の出力する直流電流Iaが、
パイロットアーク発生用電路12のみを流れるとき、こ
のパイロットアーク発生用電路12を流れる直流電流I
a、即ちパイロット電流Ipを電流検出手段11によっ
て検出し、この電流検出手段11の検出信号と基準信号
22との差に基づいて直流電流Iaが一定値になるよう
に直流電源装置2を制御する。また、直流電流Iaが、
プラズマアーク発生用電路13を流れるとき、スイッチ
10を開成してパイロット電流Ipの流れを遮断すると
共に、プラズマアーク発生用電路13を流れる直流電流
Ia、即ちプラズマ電流Icを電流検出手段11によっ
て検出し、この電流検出手段11の検出信号と基準信号
23との差に基づいて直流電流Iaが一定値になるよう
に直流電源装置2を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主電極とノズル電極と
の間にパイロットアークを発生させた後、このパイロッ
トアークを所謂火種にして主電極と対象物との間にプラ
ズマアークを発生させ、このプラズマアークによって対
象物の切断や溶接等の加工を行うプラズマ切断装置や溶
接機用のプラズマアーク電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなプラズマアーク電源装置を
備えたプラズマ切断装置において、上記パイロットアー
ク及びプラズマアークの発生を安定化させる方法とし
て、従来、特公平6−75791号公報に示すような技
術がある。これは、図4に示すような装置を用いて実施
される。同図に示すように、このプラズマ切断装置は、
例えば交流電源101を直流化する直流電源装置102
を有しており、この直流電源装置102の出力する直流
電流が、上記パイロットアーク及びプラズマアークのエ
ネルギ源となる。
【0003】この直流電源装置102の一方の出力側
は、アーク電流検出手段111、電流制限用抵抗10
9、接点手段110を介してプラズマトーチ103を構
成するノズル電極105に接続され、他方の出力側は、
プラズマトーチ103を構成する主電極104に接続さ
れている。つまり、上記のように主電極104とノズル
電極105との間にパイロットアークを発生させるため
のパイロットアーク発生用電路112が構成されてお
り、このパイロットアーク発生用電路112を流れる直
流電流、即ちパイロット電流Ipを、アーク電流検出手
段111によって検出するように構成されている。ま
た、上記パイロットアーク発生用電路112には、パイ
ロットアークを発生させる際に高周波電流を印加する高
周波発生装置107が設けられている。
【0004】また、直流電源装置102の一方の出力側
は、アーク電流検出手段111、切断電流検出手段(プ
ラズマ電流検出手段)114を介して対象物、即ち被切
断材106にも接続されている。つまり、上記のように
主電極104と被切断材106との間にプラズマアーク
108を発生させるための主アーク(プラズマアーク)
発生用電路113が構成されており、このプラズマアー
ク発生用電路113を流れる直流電流、即ち切断電流
(プラズマ電流)Icを、アーク電流検出手段111及
びプラズマ電流検出手段114によって検出するように
構成されている。
【0005】上記パイロット電流Ipまたはプラズマ電
流Icを検出したアーク電流検出手段111の検出信号
は、定電流制御回路115に供給される。定電流制御回
路115には、制御設定値設定手段116から基準値も
入力されており、この定電流制御回路115は、アーク
電流検出手段111の検出信号が基準値に等しくなるよ
うに、即ち、パイロット電流Ipまたはプラズマ電流I
cが基準値に応じて一定になるように直流電源装置10
2を制御する。なお、制御設定値設定手段116の基準
値は、プラズマ電流検出手段114の検出レベルが或る
レベルに達するとプラズマ電流Ic制御用の基準値に切
り換えられるように構成されている。
【0006】上記のように構成されたプラズマ切断装置
において、接点手段110を閉成し、かつ高周波発生装
置107を起動させると、主電極104とノズル電極1
05との間にパイロットアークが発生し、即ちパイロッ
ト電流Ipが流れる。(但し、主電極104と被切断材
106との間にプラズマアーク108は発生していない
状態とする。)この状態においては、アーク電流検出手
段111を流れる電流Iaはパイロット電流Ipのみで
あり、即ちアーク電流検出手段111はパイロット電流
Ipのみを検出する。従って、このアーク電流検出手段
111の検出したパイロット電流Ipが制御設定値設定
手段116の基準値に応じて一定になるように、定電流
制御回路115は直流電源装置102を制御する。
【0007】このようにパイロット電流Ipを一定に制
御することによって、直流電源装置102の入力側の交
流電源101の変動に対してもパイロットアークの発生
を安定化させることができる。また、パイロットアーク
発生用電路112中に設けられている電流制限用抵抗1
09の抵抗ロスを軽減できると共に、主電極104とノ
ズル電極105との間に生じるエネルギーロスを軽減し
て、これらの発熱を抑制することができる。更に、後述
するプラズマアーク108を発生させる際に、アークの
被切断材106への移行をスムーズに行うこともでき
る。
【0008】そして、上記のようにパイロットアークが
発生している状態において、主電極104とノズル電極
105とから成るプラズマトーチ103を被切断材10
6に接近させると、主電極104と被切断材106との
間にプラズマアーク108が発生し、プラズマ電流Ic
が流れる。この状態において、接点手段110を開成し
てパイロット電流Ipの流れ、即ちパイロットアークの
発生を無くすると、アーク電流検出手段111を流れる
電流Iaはプラズマ電流Icのみになり、つまりアーク
電流検出手段111はプラズマ電流Icのみを検出す
る。これと同時に、プラズマ電流検出手段114の検出
レベルも上記或るレベルに達するので、制御設定値設定
手段116の基準値も、プラズマ電流Ic制御用の基準
値に切り換えられる。従って、今度は、プラズマ電流I
cがプラズマ電流Ic制御用の基準値に応じて一定にな
るように、定電流制御回路115が直流電源装置102
を制御する。
【0009】このようにプラズマ電流Icを一定に制御
することによって、直流電源装置102の入力側の交流
電源101の変動に対してもプラズマアーク108の発
生を安定化することができ、これによって、主電極10
4及びノズル電極105における発熱ロスを抑制して、
その加熱損傷を効果的に防止することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、アーク電流検出手段111と切断電流検出
手段114とのいずれの電流検出手段に対しても、プラ
ズマ電流Icが流れるように構成されているが、通常、
このプラズマ電流Icは、パイロット電流Ipに比べて
非常に大きく、例えば数百アンペアという大電流であ
る。従って、この非常に大きいプラズマ電流Icを検出
するには大容量型(大型)の検出手段(装置)が必要に
なり、即ち上記2つの電流検出手段として大容量型(大
型)の検出手段(装置)を2台用いる必要があり、これ
によってプラズマ切断装置自体が大型化してしまうとい
う問題がある。
【0011】本発明は、パイロット電流Ip及びプラズ
マ電流Icを、各々の電流容量に応じた容量の電流検出
手段で検出することによって、上記のような大容量型
(大型)の検出手段の数を1台に抑えることができ、ひ
いては装置自体を従来よりも小型化することのできるプ
ラズマアーク電源装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、1台の電流検出手段によってパイロット
電流Ip及びプラズマ電流Icを検出することのできる
プラズマアーク電源装置を提供することも目的とする。
なお、パイロット電流Ip及びプラズマ電流Ic(パイ
ロットアーク及びプラズマアークの発生)を安定化させ
た上で、上記目的を達成させることは勿論のことであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明のプラズマア
ーク電源装置は、直流電流を出力する直流電源装置と、
該直流電源装置からプラズマ負荷の主電極とノズル電極
との間に延びており、上記直流電流を伝送させて上記主
電極と上記ノズル電極との間にパイロットアークを発生
させるパイロットアーク発生用電路と、該パイロットア
ーク発生用電路中に設けられ、上記パイロットアーク発
生用電路を流れる上記直流電流を検出し、その電流の大
きさに応じたパイロット電流検出信号を出力するパイロ
ット電流検出手段と、上記パイロットアーク発生用電路
中に設けられ、上記パイロットアーク発生用電路を開閉
する開閉手段と、上記直流電源装置から上記主電極とプ
ラズマ負荷の対象物との間に延びており、上記直流電流
を伝送させて上記主電極と上記対象物との間にプラズマ
アークを発生させるプラズマアーク発生用電路と、該プ
ラズマアーク発生用電路中に設けられ、上記プラズマア
ーク発生用電路を流れる上記直流電流を検出し、その電
流の大きさに応じたプラズマ電流検出信号を出力するプ
ラズマ電流検出手段と、上記プラズマ電流検出信号が所
定のレベル以下のとき、例えばプラズマアークが発生し
ていないとき、上記パイロットアーク発生用電路を閉路
させる状態に上記開閉手段を制御すると共に、上記パイ
ロット電流検出信号と予め設定した第1の基準信号との
差に基づいて上記直流電源装置を制御して上記直流電流
を一定値に制御し、上記プラズマ電流検出信号が上記所
定のレベルを越えるとき、例えばプラズマアークが発生
しているとき、上記パイロットアーク発生用電路を開路
させる状態に上記開閉手段を制御すると共に、上記プラ
ズマ電流検出信号と予め設定した第2の基準信号との差
に基づいて上記直流電源装置を制御して上記直流電流を
一定値に制御する制御手段とを、具備することを特徴と
するものである。
【0013】第2の発明のプラズマアーク電源装置は、
第1の発明のプラズマアーク電源装置において、上記パ
イロット電流検出手段及び上記プラズマ電流検出手段
が、上記パイロットアーク発生用電路及び上記プラズマ
アーク発生用電路を一次巻線とする鉄心と該鉄心に巻装
され上記一次巻線を流れる電流に基づいて変流電流を発
生する検出用巻線とから成る一つの直流変流器と、上記
変流電流を検出しその電流の大きさに応じた検出信号を
出力する検出信号出力部とによって構成され、上記制御
手段が、上記検出信号が上記プラズマアーク発生用電路
を流れる電流が所定の値以下であることを表すとき、例
えばプラズマアークが発生していないとき、上記パイロ
ットアーク発生用電路を閉路する状態に上記開閉手段を
制御すると共に、上記パイロット電流検出信号と上記第
1の基準信号との差に基づいて上記直流出力手段を制御
して上記直流電流を一定値に制御し、上記検出信号が上
記プラズマアーク発生用電路を流れる電流が上記所定の
値を越えることを表すとき、例えばプラズマアークが発
生しているとき、上記パイロットアーク発生用電路を開
路する状態に上記開閉手段を制御すると共に、上記プラ
ズマ電流検出信号と上記第2の基準信号との差に基づい
て上記直流出力手段を制御して上記直流電流を一定値に
制御する状態に構成されたことを特徴とするものであ
る。
【0014】第3の発明のプラズマアーク電源装置は、
第2の発明のプラズマアーク電源装置において、上記鉄
心に対する上記プラズマアーク発生用電路の巻数を、上
記鉄心に対する上記パイロットアーク発生用電路の巻数
よりも多くしたことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】第1の発明によれば、パイロットアーク発生用
電路が閉路状態にあり、このパイロットアーク発生用電
路に直流電流が流れ、即ち主電極とノズル電極との間に
パイロットアークが発生しており、かつ、主電極と対象
物との間のギャップが大きく、これらの間にはプラズマ
アークが発生していない状態であるとする。この状態に
おいては、直流電源装置の出力する直流電流は、パイロ
ットアーク発生用電路のみを流れる。そして、制御手段
が、パイロットアーク発生用電路の閉路状態を保つよう
に開閉手段を制御すると共に、パイロット電流検出手段
のパイロット電流検出信号と予め設定した第1の基準信
号との差に基づいて、上記パイロットアーク発生用電路
を流れる直流電流、即ちパイロット電流が所望値になる
ように直流電源装置を制御する。
【0016】この状態で、ノズル電極と主電極とを対象
物に接近させ、これらのギャップを小さくすると、主電
極と対象物との間にプラズマアークが発生し、即ちプラ
ズマアーク発生用電路に直流電流が流れる。これによっ
て、制御手段は、パイロットアーク発生用電路を開路状
態に切り換えるように開閉手段を制御し、その結果、パ
イロット電流は遮断され、即ち直流電源装置の直流電流
はプラズマアーク発生用電路のみを流れる。そして、制
御手段は、プラズマ電流検出手段のプラズマ電流検出信
号と予め設定した第2の基準信号との差に基づいて、上
記プラズマアーク発生用電路を流れる直流電流、即ちプ
ラズマ電流が所望値になるように直流電源装置を制御す
る。
【0017】第2の発明によれば、パイロット電流のみ
が流れているとき、このパイロット電流に基づいた変流
電流が直流変流器の検出用巻線に発生する。そして、検
出信号出力部が、この変流電流を検出してこの変流電流
の大きさに応じた検出信号を出力する。そして、制御手
段が、この検出信号と上記第1の基準信号との差に基づ
いて、パイロット電流が所望値になるように直流電源装
置を制御する。
【0018】また、プラズマアークが発生してプラズマ
電流が流れると、このプラズマ電流に応じて上記変流電
流が変化し、即ちプラズマアークが発生したことを表
す。そして、制御手段がパイロット電流を遮断し、即ち
プラズマ電流のみが流れる。これによって、このプラズ
マ電流に基づいた変流電流が直流変流器の検出用巻線に
発生し、検出信号出力部が、この変流電流を検出してこ
の変流電流の大きさに応じた検出信号を出力する。そし
て、制御手段が、この検出信号と上記第2の基準信号と
の差に基づいて、プラズマ電流が所望値になるように直
流電源装置を制御する。つまり、直流変流器と検出信号
出力部とによって所謂電流検出手段が構成されており、
この一つの電流検出手段によってパイロット電流及びプ
ラズマ電流の両方を検出することができる。
【0019】第3の発明によれば、検出用巻線に発生す
る変流電流、ひいては検出信号に対して、プラズマ電流
の方がパイロット電流よりも大きく影響する。従って、
例えばパイロット電流とプラズマ電流とが同程度の電流
値であるとき、プラズマ電流によって発生する変流電
流、ひいては検出信号の方が、パイロット電流によるも
のよりも大きくなる。
【0020】
【実施例】本発明に係るプラズマアーク電源装置の第1
実施例を図1及び図2を参照して説明する。図1は、こ
のプラズマアーク電源装置を備えたプラズマ切断装置の
概略構成を示すブロック図である。なお、このプラズマ
切断装置も、主電極4とノズル電極5とから成るプラズ
マトーチ3を備えており、この主電極4とノズル電極5
との間にパイロットアークを発生させた後、このパイロ
ットアークを所謂火種にして主電極5と対象物、即ち被
切断材6との間にプラズマアーク8を発生させるもので
ある。
【0021】同図に示すように、このプラズマ切断装置
は、例えば交流電源1を直流化して直流電流を出力する
直流電源装置2を有しており、この直流電源装置2の出
力する直流電流が上記パイロットアーク及びプラズマア
ーク8のエネルギ源となる。なお、この直流電源装置2
は、その内部において、入力した上記交流電源1を一度
整流した後、これを例えば制御用スイッチング素子等に
より構成されるインバータによって高周波交流に変換
し、更にこの高周波交流を整流することによって上記直
流電流を生成するインバータ方式の直流電源装置であ
る。そして、上記インバータを制御することによって出
力する直流電流を可変できるように構成されている。
【0022】この直流電源装置2の一方の出力側(陽
極)は、スイッチ10、電流検出器11、電流制限用抵
抗9を介してノズル電極5に接続され、他方の出力側
(陰極)は、高周波発生装置7を介して主電極4に接続
されている。つまり、上記のように主電極4とノズル電
極5との間にパイロットアークを発生させるためのパイ
ロットアーク発生用電路12が構成されている。そし
て、このパイロットアーク発生用電路12を流れる電
流、即ちパイロット電流Ipを電流検出器11で検出す
るように構成されている。なお、高周波発生装置7は、
パイロットアークを発生させる際に、パイロットアーク
発生用電路12に高周波電流を印加するためのものであ
る。
【0023】更に、直流電源装置2の上記一方の出力側
(陽極)は、電流検出器11を介して被切断材6にも接
続されている。つまり、上記のように主電極4と被切断
材6との間にプラズマアーク8を発生させるためのプラ
ズマアーク発生用電路13が構成されている。そして、
このプラズマアーク発生用電路12を流れる電流、即ち
プラズマ電流Icを電流検出器11で検出するように構
成されている。
【0024】ここで、電流検出器11の概略構成図を図
2に示す。この電流検出器11は、パイロットアーク発
生用電路12及びプラズマアーク発生用電路13を一次
側とする環状の鉄心14と、この鉄心14の二次側に巻
装された検出用巻線(図示せず)とから成る直流変流器
と、例えばホールIC等により構成され上記検出用巻線
に流れる電流を検出しその電流の大きさに応じた検出信
号を出力する検出信号出力部(図示せず)とによって構
成されている。
【0025】同図に示すように、パイロットアーク発生
用電路12及びプラズマアーク発生用電路13は、鉄心
14に対して各々逆方向に巻装されており、即ち、パイ
ロット電流Ipによって検出用巻線に発生する変流電流
と、プラズマ電流Icによって検出用巻線に発生する変
流電流とが各々逆方向に流れるように構成されている。
従って、これらの各変流電流を検出する検出信号出力部
からは、各変流電流に応じた検出信号が各々逆極性で出
力される。なお、本実施例においては、パイロット電流
Ipに応じた検出信号が負極性で、一方、プラズマ電流
Icに応じた検出信号が正極性で各々出力されるように
構成されている。
【0026】また、上記のようにパイロット電流Ip及
びプラズマ電流Icによって検出用巻線に発生する各変
流電流が各々逆方向に、即ち互いに打ち消し合う方向に
流れるので、結果的には、これらの電流の差分が検出用
巻線に流れることになる。従って、検出信号出力部から
は、上記差分に応じた検出信号が出力される。なお、こ
の電流検出器11は、パイロット電流Ip及びプラズマ
電流Icとして、比較的に大きい電流が流れても、それ
に十分耐え得る容量のものである。
【0027】更に、図2に示すように、この電流検出器
11においては、鉄心14に対するパイロットアーク発
生用電路12の巻数よりもプラズマアーク発生用電路1
3の巻数を多くしている。(但し、本実施例において
は、パイロットアーク発生用電路12については、鉄心
14に巻装せずに鉄心14の中空部を貫通させている
(棒型構造を形成している)だけで、また、プラズマア
ーク発生用電路13については、鉄心14に対して一巻
きしているだけである。)従って、パイロット電流Ip
及びプラズマアークIcが同時に流れているとき、例え
ばこれらの電流が互いに同程度の大きさであるか、また
はパイロット電流Ipがプラズマ電流Icに比べて若干
大きい程度(本実施例においては、パイロット電流Ip
がプラズマ電流Icに比べて2倍未満の大きさ)である
場合は、検出用巻線にはプラズマ電流Icによって発生
する変流電流の向きに上記差分の電流が流れ、即ち検出
信号出力部からは正極性の検出信号が出力される。
【0028】そして、上記のように構成された電流検出
器11から出力された検出信号は、図1に示すように、
比較器51、誤差増幅器25の反転入力端子に供給され
ると共に、反転器21を介して誤差増幅器24の反転入
力端子に供給される。なお、反転器21は、電流検出器
11の検出信号の極性を反転させるものである。
【0029】比較器51は、電流検出器11の検出信号
が或るレベル、例えば零以下であるか否かを比較するも
ので、電流検出器11の検出信号が零以下、即ち零を含
む負極性である場合はON信号を、また、電流検出器1
1の検出信号が零を越える、即ち正極性である場合はO
FF信号を出力し、この出力信号を開閉器52に供給す
る。即ち、比較器51は、電流検出器11の検出信号の
極性判別手段として機能する。そして、開閉器52は、
比較器51の出力信号に従ってパイロットアーク発生用
電路12中に設けられているスイッチ10の開閉を制御
するもので、比較器51からON信号を受信したときス
イッチ10を閉成してパイロットアーク発生用電路12
を閉路状態にし、また、OFF信号を受信したときスイ
ッチ10を開成してパイロットアーク発生用電路12を
開路状態にする。なお、図1は、スイッチ10が開成し
ている状態を示している。
【0030】一方、誤差増幅器24及び25の非反転入
力端子には、予め設定した正極性の基準信号22及び2
3が各々供給されている。これらの誤差増幅器24及び
25は、電流検出器11の検出信号及びこの検出信号の
極性を反転させた反転器21の出力信号と、上記基準信
号22及び23との差を増幅するものである。そして、
これらの誤差増幅器24及び25は、回路用電源Vを駆
動電源としており、電流検出器11の検出信号及び反転
器21の出力が負極性の場合、この負極性の信号と正極
性の基準信号22及び23との差を増幅したこれらの誤
差増幅器24及び25の出力は回路用電源Vの電圧値に
飽和するように構成されている。
【0031】これらの誤差増幅器24及び25の出力
は、ダイオード26及び27のカソードからアノードを
介してPWM制御回路31の入力側に接続されている。
また、ダイオード26及び27のアノード側は、抵抗2
8を介して回路用電源Vにプルアップされている。即
ち、電流検出器11検出信号の極性に応じてダイオード
26、27によって構成されたスイッチが切り換わり、
これによって誤差増幅器24及び25の出力のうち、回
路用電源Vの電圧値に飽和していない側の誤差増幅器の
出力が、PWM制御回路31の入力側に供給されるよう
に構成されている。
【0032】PWM制御回路31は、上記誤差増幅器2
4及び25のうち、出力が飽和していない側の誤差増幅
器の出力信号に従ってドライブ回路32を駆動して、直
流電源装置2(詳しくは、この直流電源装置2のインバ
ータ)を制御する。即ち、このPWM制御回路31は、
誤差増幅器24の出力信号を入力したとき、反転器21
の出力信号が基準信号22に等しくなるように直流電源
装置2を制御する。また、誤差増幅器25の出力信号を
入力したときは、電流検出器11の検出信号が基準信号
23に等しくなるように直流電源装置2を制御する。
【0033】上記のように構成されたプラズマ切断装置
は、次のように動作する。今、主電極4とノズル電極5
とのギャップが小さく、主電極4と被切断材6とのギャ
ップが大きく、直流電源装置2によって主電極4とノズ
ル電極5との間、及び主電極4と被切断材6との間に電
圧が印加されているが、パイロットアーク及びプラズマ
アーク8は発生していないものとする。この状態におい
ては、パイロット電流Ip及びプラズマ電流Icは流れ
ていない、即ち電流検出器11の検出信号は零であるの
で、比較器51は、ON信号を出力する。従って、開閉
器52は、スイッチ10を閉成してパイロットアーク発
生用電路12を閉路状態にする。
【0034】この状態において、高周波発生装置7を起
動させてパイロットアーク発生用電路12に高周波電流
を印加すると、主電極4とノズル電極5との間にパイロ
ットアークが発生し、即ちパイロット電流Ipがパイロ
ットアーク発生用電路12を流れる。なお、この状態に
おいては、被切断材6と主電極4とのギャップが大きい
ため、プラズマアーク8は発生せず、即ちプラズマ電流
Icは流れない。つまり、直流電源装置2の出力する直
流電流Iaは、パイロットアーク発生用電路12のみを
流れ、即ち、上記直流電流Iaは全てパイロット電流I
pになる。
【0035】このパイロット電流Ipは、電流検出器1
1によって検出され、電流検出器11は、パイロット電
流Ipの大きさに応じた負極性の検出信号を出力する。
そして、この検出信号は、比較器51、誤差増幅器25
の反転入力端子に供給されると共に、反転器21を介し
て誤差増幅器24の反転入力端子に供給される。
【0036】比較器51は、電流検出器11の検出信号
が負極性であるのでON信号を開閉器52に出力し、こ
のON信号を受信した開閉器52は、スイッチ10を閉
成してパイロットアーク発生用電路12の閉路状態を保
つ。これによって、パイロット電流Ipは、パイロット
アーク発生用電路12を流れ続け、即ちパイロットアー
クは発生し続ける。
【0037】誤差増幅器25は、負極性の検出信号と正
極性の基準信号23との差を増幅するため、この誤差増
幅器25の出力は回路用電源Vの電圧値に飽和する。一
方、誤差増幅器24は、反転器21の出力信号、即ち負
極性の検出信号を正極性に反転させた信号と基準信号2
2との差を増幅する。従って、誤差増幅器24の出力信
号がPWM制御回路31の入力側に供給される。
【0038】PWM制御回路31は、誤差増幅器24の
出力信号に従って、反転器21の出力信号が基準信号2
2に等しくなるように、即ち直流電源装置2の出力する
直流電流Ia、つまりはパイロット電流Ipが基準信号
22に応じて一定になるようにドライブ回路32を介し
て直流電源装置2を制御する。これによって、パイロッ
トアークの発生が安定化される。なお、基準信号22
が、パイロット電流Ipの基準信号となり、特許請求の
範囲に記載の第1の基準信号に対応する。
【0039】次に、上記のようにパイロットアークが発
生している状態において、主電極4とノズル電極5とか
ら成るプラズマトーチ3を被切断材6に接近させる。こ
れによって、パイロットアークが種火となり、主電極4
と被切断材6との間にプラズマアーク8が発生し、即ち
プラズマ電流Icがプラズマアーク発生用電路13を流
れる。
【0040】このプラズマアーク8が発生した瞬間、即
ちプラズマ電流Icの流れ始めの瞬間においては、直流
電流Iaは、パイロットアーク発生用電路12とプラズ
マアーク発生用電路13とに分流する。つまり、電流検
出器11は、パイロット電流Ip及びプラズマ電流Ic
の両方を検出するが、この電流検出器11は、上述した
ようにパイロット電流Ipよりもプラズマ電流Icによ
り発生する検出信号の方が大きくなるように構成されて
いるので、この電流検出器11からは正極性の信号が出
力される。たとえパイロット電流Ipよりもプラズマ電
流Icの方がある程度小さくても(本実施例において
は、パイロット電流Ipがプラズマ電流Icの2倍未満
の大きさであれば)、電流検出器11からは正極性の信
号が出力される。この電流検出器11から出力される正
極性の信号は、比較器51、誤差増幅器25の反転入力
端子に供給されると共に、反転器21を介して誤差増幅
器24の反転入力端子に供給される。
【0041】比較器51は、電流検出器11の検出信号
が正極性であるのでOFF信号を開閉器52に出力し、
このOFF信号を受信した開閉器52は、スイッチ10
を開成してパイロットアーク発生用電路12の開路状態
にする。これによって、パイロット電流発生用電路12
のパイロット電流Ipの流れが遮断され、即ちパイロッ
トアークが消滅する。その結果、直流電源装置2の出力
する直流電流Iaはプラズマアーク発生用電路13のみ
を流れ、即ち上記直流電源装置Iaは全てプラズマ電流
Icになり、このプラズマ電流Icのみが電流検出器1
1によって検出される。従って、電流検出器11は、こ
のプラズマ電流Icの大きさに応じた正極性の検出信号
を出力する。
【0042】誤差増幅器25は、検出信号と基準信号2
3との差を増幅する。一方、誤差増幅器24は、反転器
21の出力信号、即ち正極性の検出信号を負極性に反転
させた信号と正極性の基準信号22との差を増幅するた
め、この誤差増幅器24の出力は回路用電源Vの電圧値
に飽和する。従って、誤差増幅器25の出力信号がPW
M制御回路31の入力側に供給される。
【0043】PWM制御回路31は、誤差増幅器25の
出力信号に従って、電流検出器11の検出信号が基準信
号23に等しくなるように、即ち直流電源装置2の出力
する直流電流Ia、つまりはプラズマ電流Icが基準信
号23に応じて一定になるようにドライブ回路32を介
して直流電源装置2を制御する。これによって、プラズ
マアーク8の発生が安定化される。なお、基準信号23
が、プラズマ電流Icの基準信号となり、特許請求の範
囲に記載の第2の基準信号に対応する。
【0044】なお、スイッチ10が、特許請求の範囲に
記載の開閉手段に対応する。また、図1の一点鎖線で囲
まれた反転器21、基準信号22、23、誤差増幅器2
4、25、ダイオード26、27、抵抗器28、回路用
電源V、PWM制御回路31、ドライブ回路32、比較
器51、及び開閉器52によって、制御部20が構成さ
れており、この制御部20が、特許請求の範囲に記載の
制御手段に対応する。
【0045】上記のように、このプラズマアーク電源装
置は、1台の電流検出器11によってパイロット電流I
p及びプラズマ電流Icを検出している。そして、プラ
ズマ電流Icが流れていないとき、即ちプラズマアーク
8が発生していないときはパイロット電流Ipを一定に
制御してパイロットアークの発生を安定化させ、プラズ
マ電流Icが流れたとき、即ちプラズマアーク8が発生
したときにプラズマ電流Icを一定に制御してプラズマ
アーク8の発生を安定化させるように構成されている。
従って、図4に示す従来技術のように大容量型(大型)
の電流検出手段111、114を2台も設ける必要がな
いので、プラズマアーク電源装置自体を小型化すること
ができると共に、装置のコストダウンを計ることができ
る。
【0046】また、電流検出器11は、パイロット電流
Ipよりもプラズマ電流Icの方が比較的に小さい場合
でも、例えば本実施例においてはパイロット電流Ipが
プラズマ電流Icの2倍未満であれば、パイロット電流
Ip及びプラズマ電流Icが同時に流れたときに正極性
の検出信号を出力するように構成されている。従って、
パイロット電流Ip及びプラズマ電流Icの大小の関係
が上記のような場合でも、プラズマ電流Icを検出する
ことができ、パイロットアークからプラズマアーク8へ
のアークの移行をスムーズに行うことができる。
【0047】なお、本第1実施例においては、プラズマ
切断装置用のプラズマアーク電源装置について説明した
が、このプラズマアーク電源装置は、プラズマ切断装置
に限らずプラズマ溶接機等、他のプラズマアーク機器用
の電源装置としても使用することができる。
【0048】また、直流電源装置2をインバータ方式の
装置としたが、これに限らず、サイリスタ方式の装置で
もよい。
【0049】そして、電流検出器11を構成する直流変
流器の鉄心14に対して、パイロットアーク発生用電路
12の巻数よりもプラズマアーク発生用電路13の巻数
の方が多くなるように構成したが、パイロット電流Ip
に対して検出用巻線に発生する変流電流よりもプラズマ
電流Icに対して検出用巻線に発生する変流電流の方が
大きいのであれば、各電路の巻数の関係は上記に限るこ
とはない。また、電流検出器11を直流変流器と検出信
号出力部とによって構成したが、これに限らず、分流器
等の他の電流検出手段によって構成してもよい。
【0050】また、パイロットアーク発生用電路12及
びプラズマアーク発生用電路13を、鉄心14に対して
各々逆方向に巻装した。これは、パイロット電流Ipと
プラズマ電流Icとでその極性を反対にし、1台の比較
器51で検出信号のレベルが0以上であるか否を判断す
ることによって両者の識別を行えるようにするためであ
るが、各々同一方向に巻装してもよい。この場合、プラ
ズマアーク発生用電路13の鉄心14に対する巻数を、
パイロットアーク発生用電路12の巻数よりも多くし、
プラズマ電流Icが流れたときに検出用巻線に発生する
変流電流、ひいては検出信号が、パイロット電流Ipに
よるものよりも大きくなるように構成する。これによっ
て、プラズマ電流Icが流れたこと、即ちプラズマアー
ク8が発生したことを、検出信号のレベルを適当な基準
信号と比較することによって確認することができ、ひい
ては、上述の制御部20と同様な作用を奏する回路を構
成することができる。
【0051】更に、電流検出器11は、パイロット電流
Ipに応じて負極性の検出信号を出力し、プラズマ電流
Icに応じて正極性の検出信号を出力するように構成さ
れているが、これらの極性とは逆の極性で各検出信号が
出力されるように構成してもよい。この場合、誤差増幅
器24に対して電流検出器11の検出信号を直接供給
し、誤差増幅器25及び比較器51に対して反転器21
の出力信号を供給するように構成すればよい。
【0052】また、パイロットアーク発生用電路12及
びプラズマアーク発生用電路13の各々に対して、別々
に電流検出器を設けてもよい。このとき、パイロット電
流Ipがプラズマ電流Icに比べて十分小さい場合は、
パイロットアーク発生用電路12に設ける電流検出器
は、プラズマアーク発生用電路13に設けるものよりも
小さい容量(小型)のものでよい。
【0053】なお、1台の電流検出器を使用することを
考えた場合、この電流検出器を、高周波発生装置7の入
力側若しくは出力側、または直流電源装置2の(陽極
の)出力側とパイロットアーク発生用電路12及びプラ
ズマアーク発生用電路13の分岐点との間に設けること
もできる。しかし、これでは、パイロットアークが発生
している状態で電流検出器が検出しているのはパイロッ
ト電流Ipであり、この状態においてプラズマトーチ3
を被切断材6に近付けてプラズマアーク8を発生させて
も、制御部20は電流検出器によって検出されている電
流をパイロットアークを維持できる電流値に維持しよう
とするので、プラズマ電流Icが増加せず、アークがプ
ラズマアーク8へ完全に移行しない。そこで、プラズマ
アーク8が発生した時点、即ちプラズマ電流Icが流れ
出したことを検出する必要があるので、電流検出器を各
電路12、13に夫々設けている。
【0054】そして、基準信号22、23は、その基準
値を可変することができるように構成してもよい。この
基準値を可変することによって、パイロット電流Ip及
びプラズマ電流Icを変化させ、ひいてはパイロットア
ーク及びプラズマアークのエネルギを調整することがで
きる。
【0055】また、パイロットアーク発生用電路12を
開閉させるスイッチ10をスイッチング素子等の他の手
段によって構成してもよい。
【0056】図3は、本発明に係るプラズマアーク電源
装置を備えたプラズマ切断装置の第2実施例を示すもの
である。なお、本第2実施例は、上記図1に示す第1実
施例の制御部20を、制御部20aに置き換えたもので
あり、これ以外の構成については、上記第1実施例と同
様であるので、同等部分には同一符号を付し、その詳細
な説明を省略する。なお、制御部20aは、絶対値変換
器33、スイッチ34、35、誤差増幅器37、PWM
制御回路31、ドライブ回路32、比較器51、及び開
閉器52aによって構成されており、特許請求の範囲に
記載の制御手段に対応する。
【0057】電流検出器11から出力された検出信号
は、比較器51に供給されると共に、絶対値変換器33
を介して誤差増幅器37の反転入力端子に供給される。
なお、絶対値変換器33は、電流検出器11の検出信号
の極性を正極性に変換するものである。
【0058】比較器51は、電流検出器11の検出信号
が或るレベル、例えば零以下であるか否かを比較するも
ので、電流検出器11の検出信号が零以下、即ち零を含
む負極性である場合はON信号を、また、電流検出器1
1の検出信号が零を越える、即ち正極性である場合はO
FF信号を出力し、この出力信号を開閉器52aに供給
する。
【0059】そして、開閉器52aは、比較器51の出
力信号に従ってパイロットアーク反転器12中に設けら
れているスイッチ10、及び基準信号切換手段36を構
成するスイッチ34、35の開閉を制御するものであ
る。即ち、この開閉器52aは、比較器51からON信
号を受信したときスイッチ10を閉成してパイロットア
ーク発生用電路12を閉路状態し、これと同時に、スイ
ッチ34を閉成すると共にスイッチ35を開成する。一
方、OFF信号を受信したときは、スイッチ10を開成
してパイロットアーク発生用電路12を開路状態にし、
これと同時に、スイッチ34を開成すると共にスイッチ
35を閉成する。なお、図3は、スイッチ10が開成、
スイッチ34が開成、スイッチ35が閉成している状態
を示している。
【0060】一方、誤差増幅器37の非反転入力端子に
は、予め設定された基準信号22及び23のうちのどち
らか一方が供給されるように構成されている。この基準
信号22及び23の選択は、基準信号切換手段36によ
って行われる。誤差増幅器37は、電流検出手段11の
検出信号の極性を絶対値変換した絶対値変換器33の出
力信号と、基準信号切換手段36によって選択された基
準信号22又は23との差を増幅するものである。そし
て、この誤差増幅器37の出力は、PWM制御回路31
に供給される。
【0061】PWM制御回路31は、誤差増幅器37の
出力信号に従ってドライブ回路32を駆動して、直流電
源装置2を制御する。即ち、このPWM制御回路31
は、絶対値変換器33の出力信号、つまりは電流検出器
11の検出信号を絶対値変換した信号が基準信号22又
は23に等しくなるように直流電源装置2を制御する。
【0062】上記のように構成されたプラズマ切断装置
は、次のように動作する。今、主電極4とノズル電極5
とのギャップが小さく、主電極4と被切断材6とのギャ
ップが大きく、またパイロットアーク及びプラズマアー
ク8は発生していないものとする。この状態において
は、パイロット電流Ip及びプラズマ電流Icは流れて
いない、即ち電流検出器11の検出信号は零であるの
で、比較器51は、ON信号を出力する。従って、開閉
器52aは、スイッチ10を閉成してパイロットアーク
発生用電路12を閉路状態にし、これと同時に、基準信
号切換手段36のスイッチ34を閉成し、スイッチ35
を開成する。
【0063】この状態において、高周波発生装置7を起
動させてパイロットアーク発生用電路12に高周波電流
を印加すると、主電極4とノズル電極5との間にパイロ
ットアークが発生し、パイロット電流Ipがパイロット
アーク発生用電路12を流れる。
【0064】このパイロット電流Ipは、電流検出器1
1によって検出され、電流検出器11は、パイロット電
流Ipの大きさに応じた負極性の検出信号を出力する。
そして、この検出信号は、比較器51に供給されると共
に、絶対値変換器33を介して誤差増幅器37に供給さ
れる。
【0065】比較器51は、電流検出器11の検出信号
が負極性であるのでON信号を開閉器52aに出力し、
このON信号を受信した開閉器52aは、パイロットア
ーク発生用電路12の閉路状態を保ち、これと同時に、
基準信号切換手段36のスイッチ34を閉成し、スイッ
チ35を開成する。これによって、パイロット電流Ip
は、パイロットアーク発生用電路12を流れ続け、即ち
パイロットアークは発生し続ける。
【0066】誤差増幅器37は、絶対値変換器33の出
力信号、即ち負極性の検出信号を正極性に絶対値変換さ
せた信号と、基準信号切換手段36の閉成している側の
スイッチ34に接続された、即ち選択された基準信号2
2との差を増幅する。そして、誤差増幅器37は、この
増幅した信号をPWM制御回路31の入力側に供給す
る。
【0067】PWM制御回路31は、誤差増幅器37の
出力信号に従って、絶対値変換器33の出力信号が選択
された基準信号22に等しくなるように、ドライブ回路
32を介して直流電源装置2を制御する。これによっ
て、パイロットアークの発生が安定化される。
【0068】次に、上記のようにパイロットアークが発
生している状態において、プラズマトーチ3を被切断材
6に接近させると、パイロットアークが種火となり、主
電極4と被切断材6との間にプラズマアーク8が発生
し、プラズマ電流Icがプラズマアーク発生用電路13
を流れる。そして、このプラズマ電流Icを検出した電
流検出器11からは、正極性の検出信号が出力される。
【0069】比較器51は、電流検出器11の検出信号
が正極性であるのでOFF信号を開閉器52に出力し、
このOFF信号を受信した開閉器52は、スイッチ10
を開成してパイロットアーク発生用電路12の開路状態
にする。これによって、パイロット電流発生用電路12
のパイロット電流Ipの流れが遮断され、パイロットア
ークは消滅する。その結果、直流電源装置2の出力する
直流電流Iaは全てプラズマ電流Icになり、このプラ
ズマ電流Icのみが電流検出器11によって検出され
る。従って、電流検出器11は、このプラズマ電流Ic
の大きさに応じた正極性の検出信号を出力する。これに
よって、基準信号切換手段36のスイッチ34が開成
し、スイッチ35が閉成し、スイッチ35に接続された
基準信号23を選択する。
【0070】誤差増幅器37は、絶対値変換器33の出
力信号、即ち正極性の検出信号と、選択された基準信号
23との差を増幅する。そして、誤差増幅器37は、こ
の増幅した信号をPWM制御回路31の入力側に供給す
る。
【0071】PWM制御回路31は、誤差増幅器37の
出力信号に従って、絶対値変換器33の出力信号が選択
された基準信号23とが等しくなるように、即ち直流電
源装置2の出力する直流電流Ia、つまりはプラズマ電
流Icが基準信号23に応じて一定になるようにドライ
ブ回路32を介して直流電源装置2を制御する。これに
よって、プラズマアークの発生が安定化される。
【0072】このように、上記第1実施例の制御部20
とは異なる構成の制御部20aによっても、上記第1実
施例と同様に、パイロット電流Ip及びプラズマ電流I
cを制御し、即ちパイロットアーク及びプラズマアーク
の発生を安定化させることができる。また、この制御部
20aでは、誤差増幅器が1台でよく、基準信号22、
23の切換も比較器51による極性の判別だけでよいの
で、回路構成を簡略化できる。
【0073】
【発明の効果】第1の発明のプラズマアーク電源装置
は、パイロット電流についてはパイロット電流検出手段
によって検出し、プラズマ電流についてはプラズマ電流
検出手段によって検出するように、即ち大電流のプラズ
マ電流がパイロット電流検出手段に流れないように構成
されている。このように構成されているので、プラズマ
電流検出手段にのみ大容量型(大型)の検出手段を用い
て、パイロット電流検出手段にはプラズマ電流検出手段
よりも小容量型(小型)の検出手段を用いることができ
る。従って、従来のように2台の大容量型(大型)の検
出手段を用いる必要がないので、プラズマアーク電源装
置自体を従来よりも小型化することができ、これによっ
て、装置のコストダウンを計ることができるという効果
がある。なお、本プラズマアーク電源装置により、パイ
ロット電流及びプラズマ電流の安定化、即ちパイロット
アーク及びプラズマアークの発生の安定化を実現できる
ことは勿論のことである。
【0074】第2の発明のプラズマアーク電源装置は、
パイロット電流及びプラズマ電流の両方を、一つの電流
検出手段で検出できるように構成されている。即ち、1
台の大容量型(大型)の検出手段を設けるだけで上記第
1の発明と同様な効果を奏するので、上記第1の発明よ
りもプラズマアーク電源装置自体を更に小型化すること
ができるという効果がある。
【0075】第3の発明のプラズマアーク電源装置は、
プラズマ電流の方がパイロット電流よりも、検出用巻線
に発生する変流電流、ひいては検出信号に対して大きく
影響するように構成されている。このように構成されて
いるので、プラズマ電流の流れ、即ちプラズマアークの
発生をより確実に検出することができ、これによって、
パイロットアークからプラズマアークへの移行をよりス
ムーズに行うことができるという効果がある。また、例
えばプラズマ電流がパイロット電流よりも小さい場合で
も、プラズマアーク発生用電路の巻数をより増やすこと
によって、上記アークの移行をスムーズに行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るプラズマアーク電源
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例における電流検出手段の概略構成図で
ある。
【図3】本発明の第2実施例に係るプラズマアーク電源
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】従来のプラズマアーク電源装置の概略構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 直流電源装置 3 プラズマトーチ 4 主電極 5 ノズル電極 6 対象物 8 プラズマアーク 10 スイッチ 11 電流検出器 12 パイロットアーク発生用電路 13 プラズマアーク発生用電路 20 制御部 22 基準信号(パイロット電流Ip制御用) 23 基準信号(プラズマ電流Ic制御用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 敦史 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株式会社三社電機製作所内 (72)発明者 橋本 隆志 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株式会社三社電機製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電流を出力する直流電源装置と、 該直流電源装置からプラズマ負荷の主電極とノズル電極
    との間に延びており、上記直流電流を伝送させて上記主
    電極と上記ノズル電極との間にパイロットアークを発生
    させるパイロットアーク発生用電路と、 該パイロットアーク発生用電路中に設けられ、上記パイ
    ロットアーク発生用電路を流れる上記直流電流を検出
    し、その電流の大きさに応じたパイロット電流検出信号
    を出力するパイロット電流検出手段と、 上記パイロットアーク発生用電路中に設けられ、上記パ
    イロットアーク発生用電路を開閉する開閉手段と、 上記直流電源装置から上記主電極とプラズマ負荷の対象
    物との間に延びており、上記直流電流を伝送させて上記
    主電極と上記対象物との間にプラズマアークを発生させ
    るプラズマアーク発生用電路と、 該プラズマアーク発生用電路中に設けられ、上記プラズ
    マアーク発生用電路を流れる上記直流電流を検出し、そ
    の電流の大きさに応じたプラズマ電流検出信号を出力す
    るプラズマ電流検出手段と、 上記プラズマ電流検出信号が所定のレベル以下のとき、
    上記パイロットアーク発生用電路を閉路させる状態に上
    記開閉手段を制御すると共に、上記パイロット電流検出
    信号と予め設定した第1の基準信号との差に基づいて上
    記直流電源装置を制御して上記直流電流を一定値に制御
    し、上記プラズマ電流検出信号が上記所定のレベルを越
    えるとき、上記パイロットアーク発生用電路を開路させ
    る状態に上記開閉手段を制御すると共に、上記プラズマ
    電流検出信号と予め設定した第2の基準信号との差に基
    づいて上記直流電源装置を制御して上記直流電流を一定
    値に制御する制御手段とを、具備することを特徴とする
    プラズマアーク電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプラズマアーク電源装
    置において、 上記パイロット電流検出手段及び上記プラズマ電流検出
    手段が、上記パイロットアーク発生用電路及び上記プラ
    ズマアーク発生用電路を一次巻線とする鉄心と該鉄心に
    巻装され上記一次巻線を流れる電流に基づいて変流電流
    を発生する検出用巻線とから成る一つの直流変流器と、
    上記変流電流を検出しその電流の大きさに応じた検出信
    号を出力する検出信号出力部とによって構成され、 上記制御手段が、上記検出信号が上記プラズマアーク発
    生用電路を流れる電流が所定の値以下であることを表す
    とき、上記パイロットアーク発生用電路を閉路する状態
    に上記開閉手段を制御すると共に、上記パイロット電流
    検出信号と上記第1の基準信号との差に基づいて上記直
    流出力手段を制御して上記直流電流を一定値に制御し、
    上記検出信号が上記プラズマアーク発生用電路を流れる
    電流が上記所定の値を越えることを表すとき、上記パイ
    ロットアーク発生用電路を開路する状態に上記開閉手段
    を制御すると共に、上記プラズマ電流検出信号と上記第
    2の基準信号との差に基づいて上記直流出力手段を制御
    して上記直流電流を一定値に制御する状態に構成された
    ことを特徴とするプラズマアーク電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプラズマアーク電源装
    置において、 上記鉄心に対する上記プラズマアーク発生用電路の巻数
    を、上記鉄心に対する上記パイロットアーク発生用電路
    の巻数よりも多くしたことを特徴とするプラズマアーク
    電源装置。
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