JPH08173520A - 環境浄化装置 - Google Patents

環境浄化装置

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Publication number
JPH08173520A
JPH08173520A JP6335455A JP33545594A JPH08173520A JP H08173520 A JPH08173520 A JP H08173520A JP 6335455 A JP6335455 A JP 6335455A JP 33545594 A JP33545594 A JP 33545594A JP H08173520 A JPH08173520 A JP H08173520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
photocatalyst
lamp
installation
decorative
Prior art date
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Pending
Application number
JP6335455A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Takeda
幸雄 武田
Katsunori Arai
克憲 荒井
Kosuke Nishigori
宏介 錦織
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aqua Tec Kk I
I AQUA TEC KK
Original Assignee
Aqua Tec Kk I
I AQUA TEC KK
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Publication date
Application filed by Aqua Tec Kk I, I AQUA TEC KK filed Critical Aqua Tec Kk I
Priority to JP6335455A priority Critical patent/JPH08173520A/ja
Publication of JPH08173520A publication Critical patent/JPH08173520A/ja
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】維持管理が簡単で掃除の手間がいらず、設備や
維持管理のコストが安い、脱臭及び(又は)浄水のため
の環境浄化装置を提供する。 【構成】居住空間に設置され表面に光触媒が固定されて
いる装飾用設置物と、この装飾用設置物に紫外域の又は
紫外域を含む波長の光線を照射するランプとを具備し、
光触媒の光化学作用により居住空間内の臭気成分を分解
して脱臭する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋内に配置される、脱臭
や浄水のための環境浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホテル、ミュ−ジアム、百貨店、地下
街、病院、オフィス等の居住空間には人を和ませるため
に、水を利用した或いは水を利用しない装飾用設置物が
よく配置されている。水を使用した装飾用設置物として
は池、滝、川、噴水等があり、また水を利用しない装飾
用設置物としては彫刻、石の造形物等がある。これら装
飾用設置物は必要に応じてライトアップされたりしてい
る。
【0003】一方、このような居住空間では、煙草臭、
トイレ臭、調理臭、体臭など様々な悪臭で充満し、また
水を利用した装飾用設置物では水が腐敗してきて臭気を
発したり、水が流れる壁面を汚し見苦しくしている。
【0004】そこで、従来は臭気に対しては空調設備を
設け活性炭等で脱臭し、また水に対しては水処理設備を
設けたり、定期的に水を抜いて手作業で掃除したりして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、居住空
間が広いと空調設備が大型になり、また水を利用した装
飾用設置物が大きくなると水処理設備が大型になり、設
備費がかかり、また設備の設置場所にも困る。さらに運
転に要するエネルギ−も多大で維持管理費も大変であ
る。また水を抜いて手作業で掃除するのも大掛かりとな
り人件費も大変で、しかも営業時間は掃除しにくいなど
の欠点がある。
【0006】本発明は、維持管理が簡単で掃除の手間が
いらず、設備や維持管理のコストが安い、脱臭及び(又
は)浄水のための環境浄化装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の環境浄化装置で
は、居住空間に設置され表面に光触媒が固定されている
装飾用設置物と、この装飾用設置物に紫外域の又は紫外
域を含む波長の光線を照射するランプとを具備し、光触
媒の光化学作用により居住空間内の臭気成分を分解して
脱臭するように構成されている。
【0008】また本発明の環境浄化装置では、居住空間
に設置され水が流れる面に光触媒が固定されている水を
使用した装飾用設置物と、上記面に紫外域の又は紫外域
を含む波長の光線を照射するランプとを具備し、光触媒
の光化学作用により水を浄化するように構成されてい
る。
【0009】さらに本発明の環境浄化装置では、居住空
間に設置され水が流れる面と水に触れない面とに光触媒
が固定されている水を使用した装飾用設置物と、上記面
に紫外域の又は紫外域を含む波長の光線を照射するラン
プとを具備し、光触媒の光化学作用により脱臭及び浄水
を行うように構成されている。
【0010】居住空間としてはホテル、ミュ−ジアム、
百貨店、地下街、病院、オフィス等があるがこれ以外の
居住空間でもよい。
【0011】装飾用設置物としては、彫刻や石等からな
る造形物があり、一方水を使用した装飾用設置物として
は池、滝、川、噴水等があるがこれらに限定されるもの
ではない。装飾用設置物の材質は問わないが、少なくと
もランプからの光線が照射される部分は、紫外線に強い
材質であることが好ましい。また水を使用した装飾用設
置物の場合、水は流れている方が好ましく、流水の深さ
はランプの強さやランプからの距離により異なるが、好
ましくは5mm以下がよい。
【0012】光触媒としては、二酸化チタン、酸化鉄、
酸化ビスマス等を使用でき、これ以外の光触媒を使用し
てもよい。光触媒は例えば装飾用設置物の表面に直接塗
布するなどして固定される。また水を利用した装飾用設
置物では、光触媒は例えば水ガラスに混ぜた状態で水が
流れるべき面に塗布されて固定される。
【0013】光触媒は、有色のものでも、或いは装飾用
設置物の美観の邪魔にならないように透明なものを使用
してもよい。また塗布する厚さは例えば二酸化チタンの
場合10μm以下でよい。
【0014】紫外域の又は紫外域を含む波長の光線とし
ては、波長が185nmや254nm、300〜400
nmの紫外線、或いは400nm以上の可視光線が含ま
れる。このような光線を放射するランプとして、ブラッ
クライトや、低圧や中・高圧の水銀ランプ等の放電ラン
プが使用できる。
【0015】ランプは水を使用しない装飾用設置物なら
外壁面を、水を使用した装飾用設置物なら光触媒が固定
された、水が流れる面、又は水が流れる面と水に触れな
い面とを照射するように配置される。ランプは装飾用設
置物の外部の他、内部や裏側の人目に触れない箇所に設
置してもよい。ことに185nmや254nmの波長の
紫外線は人体に害があるので、人のいない夜間だけ点灯
する場合や、装飾用設置物の内部や裏側の人目に触れな
い箇所での使用に適し、人の目に触れる所で人のいる時
間帯に使用するのであれば300nm以上の波長の光線
を放射するランプが好ましい。
【0016】
【作用】光触媒に紫外域の波長の光線が照射されると、
光触媒が光励起され、これにより生ずる活性酸素、過酸
化水素、OHラジカルイオン等により有機物が酸化分解
され、脱臭及び水の浄化が行われる。
【0017】
【実施例】
<実施例1>図1において、環境浄化装置1は、装飾用
設置物2とランプ3を具備する。この環境浄化装置1は
例えばホテルのロビ−などの居住空間に設置される。装
飾用設置物2は台座4を有し、上方の造形部分5は石や
金属等からなる。造形部分5の高さは約2mある。造形
部分5の表面には光触媒として二酸化チタンが、全面或
いは少なくともランプ3からの光が照射される部分に塗
布などにより固定されている。光触媒はここでは造形物
の素材感を損なわないように透明のものが使用されてい
る。
【0018】台座4の四隅にはランプ3が配置されて造
形部分5を照射している。ランプ3には300nm以上
の波長の光線を放射する200Wの高圧水銀ランプが使
用されている。
【0019】ランプからの光線が装飾用設置物2の造形
部分5に照射されると、造形部分5の表面に固定された
二酸化チタンが光励起され、それにより生じた活性酸素
や、過酸化水素等の強い酸化力により空気中の臭気成分
が酸化分解され脱臭される。居住空間の広さに応じて、
装飾用設置物2の大きさや数、光触媒の塗布面積、ラン
プの容量や数が決められる。
【0020】<実施例2>図2及び図3は水を浄化する
環境浄化装置の一例を示すもので環境浄化装置10は、
三角柱状の装飾用設置物11を有し、装飾用設置物11
の下部は受台12上に載置され、上部には蓋部材13が
被せられている。装飾用設置物11の高さは例えば2〜
3mである。
【0021】装飾用設置物11はステンレス等の金属か
らなり、中は空洞で複数の支持部材11aが配置されて
いる。二つの外壁面11bは波形に形成され、場合によ
り魚などの絵やレリーフ14が施される。波形の外壁面
の全面或いはランプからの光線が照射される区域には光
触媒として透明の或いは有色の二酸化チタンが例えば1
0μmに塗布されて固定されている。
【0022】装飾用設置物11の上方には上部貯水槽1
5が設けられ、その縁辺の一部が切り欠かれオ−バ−フ
ロ−口16が形成されている。またこのオ−バ−フロ−
口16の近傍にはランプ17と反射板18とからなる照
明装置が配置されている。ランプ17には300nm以
上の波長の光線を放射する低圧水銀ランプが使用されて
いる。反射板18の反射面には鏡面処理などが施されて
いる。
【0023】装飾用設置物11の下方の受台12は、下
部貯水槽を構成し下部貯水槽内の水面が見えないように
小石19などが小石支持台19上に配置されている。
【0024】上部貯水槽15内の水20はオ−バ−フロ
−口16から出て装飾用設置物11の外壁面11b上を
流れ落ち、下部貯水槽となっている下方の受台12に溜
る。受台12の水21は揚水ポンプ22によりパイプ2
2aを介して上部貯水槽15へ戻される。このようにし
て水は循環せしめられる。なお光触媒が固定されている
外壁面の区域では、その上を流れる流水の厚は5mm以
下である。
【0025】上部貯水槽15のオ−バ−フロ−口16の
近傍には300nm以上の波長の光線を放射するランプ
17が配置され、またランプからの光線が照射される区
域の外壁面11bには光触媒が固定されているので、光
触媒は光励起され、これにより生ずる活性酸素、過酸化
水素、OHラジカルイオン等により、光触媒が固定され
ている外壁面上を流れる水の中の有機物が酸化分解され
水の浄化が行われる。これにより水自体の浄化と共に、
水が流れる外壁面11bの汚染も防止される。
【0026】なお、ランプ17の位置は、オ−バ−フロ
−口16の近傍に限らず別の箇所に配置してもよい。ま
たオ−バ−フロ−口16の近傍にランプ17を配置する
と共に、或いはその代わりに実施例1のように受台12
にランプを配置して光触媒が固定された壁面を照射する
ようにしてもよいなど、ランプの配置及び光触媒の固定
場所は自由である。
【0027】<実施例3>実施例3では、図2及び図3
のランプ17の反射板18の反射面に光触媒の二酸化チ
タンが塗布されている。これによりランプ17からの光
線が反射面の光触媒に照射され、これにより光触媒が光
励起され、生ずる活性酸素、過酸化水素等により、空気
中の臭気成分が酸化分解され脱臭される。即ち水の浄化
と脱臭とが行われる。なお反射板18の反射面に光触媒
を固定する代わりに、図2の2つの外壁面11bにう
ち、一方には水を流し、もう一方には水を流さないよう
にし、水を流さない外壁面にも設置されたランプ17と
反射板18等からなる照明装置により或いは受台12に
配置するランプによりこの外壁面を照射するようにして
もよい。
【0028】実施例1〜3では、いずれもランプからの
光線が人目に触れるような場合について例示したが、ラ
ンプは装飾用設置物の中や裏など人目に触れない箇所に
配置してもよく、この場合には300nm以下の波長の
光線を放射するランプを使用できる。
【0029】
【発明の効果】本発明の環境浄化装置では、居住空間に
設置され水を使用した或いは水を使用しない装飾用設置
物の外壁や水が流れる面に光触媒を固定し、光触媒に紫
外域の又は紫外域を含む波長の光線を照射することによ
り、光触媒の光化学作用により脱臭、浄水及び脱臭と浄
水とを行うようにしたので、浄化のための設備を別途設
ける必要がなく、維持管理が簡単で掃除の手間がいら
ず、維持管理のコストが安い環境浄化装置が得られる。
また、ランプの種類を選ぶことにより装飾用設置物のラ
イトアップも同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の環境浄化装置を示す図。
【図2】実施例2の環境浄化装置を示す図。
【図3】実施例2の環境浄化装置を断面にて示す図。
【符号の説明】
1 環境浄化装置 2 装飾用設置物 3 ランプ 4 台座 5 造形部分 10 環境浄化装置 11 装飾用設置物 11a 支持部材 11b 外壁面 12 受台 13 蓋部材 14 絵やレリーフ 15 上部貯水槽 16 オ−バ−フロ−口 17 ランプ 18 反射板 19 小石 19a 小石支持台 20 水 21 水 22 揚水ポンプ 22a パイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】居住空間に設置され表面に光触媒が固定さ
    れている装飾用設置物と、この装飾用設置物に紫外域の
    又は紫外域を含む波長の光線を照射するランプとを具備
    し、光触媒の光化学作用により居住空間内の臭気成分を
    分解して脱臭することを特徴とする環境浄化装置。
  2. 【請求項2】居住空間に設置され水が流れる面に光触媒
    が固定されている水を使用した装飾用設置物と、上記面
    に紫外域の又は紫外域を含む波長の光線を照射するラン
    プとを具備し、光触媒の光化学作用により水を浄化する
    ことを特徴とする環境浄化装置。
  3. 【請求項3】居住空間に設置され水が流れる面と水に触
    れない面とに光触媒が固定されている水を使用した装飾
    用設置物と、上記面に紫外域の又は紫外域を含む波長の
    光線を照射するランプとを具備し、光触媒の光化学作用
    により脱臭及び浄水を行うことを特徴とする環境浄化装
    置。
JP6335455A 1994-12-22 1994-12-22 環境浄化装置 Pending JPH08173520A (ja)

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JP6335455A JPH08173520A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 環境浄化装置

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JP6335455A JPH08173520A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 環境浄化装置

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JP6335455A Pending JPH08173520A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 環境浄化装置

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JP (1) JPH08173520A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11114558A (ja) * 1997-10-13 1999-04-27 Corona Kogyo Kk 紫外線殺菌装置を有する温水循環式浴槽装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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