JPH1136387A - 衛生設備 - Google Patents
衛生設備Info
- Publication number
- JPH1136387A JPH1136387A JP9212566A JP21256697A JPH1136387A JP H1136387 A JPH1136387 A JP H1136387A JP 9212566 A JP9212566 A JP 9212566A JP 21256697 A JP21256697 A JP 21256697A JP H1136387 A JPH1136387 A JP H1136387A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- photocatalyst
- irradiation lamp
- faucet device
- sink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000011941 photocatalyst Substances 0.000 claims abstract description 68
- 230000000844 anti-bacterial effect Effects 0.000 claims abstract description 23
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 14
- 239000003242 anti bacterial agent Substances 0.000 claims abstract description 12
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 claims abstract description 9
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 claims abstract description 8
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims abstract description 7
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 38
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 claims description 17
- 238000005406 washing Methods 0.000 claims description 16
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 11
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 8
- 238000005286 illumination Methods 0.000 claims description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims 1
- 239000011701 zinc Substances 0.000 abstract description 7
- 239000010949 copper Substances 0.000 abstract description 6
- 238000004332 deodorization Methods 0.000 abstract description 5
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 3
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 3
- 239000004332 silver Substances 0.000 abstract description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 2
- HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N Zinc Chemical compound [Zn] HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 2
- 239000001506 calcium phosphate Substances 0.000 abstract description 2
- 229910000389 calcium phosphate Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- 235000011010 calcium phosphates Nutrition 0.000 abstract description 2
- 229910052809 inorganic oxide Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- QORWJWZARLRLPR-UHFFFAOYSA-H tricalcium bis(phosphate) Chemical compound [Ca+2].[Ca+2].[Ca+2].[O-]P([O-])([O-])=O.[O-]P([O-])([O-])=O QORWJWZARLRLPR-UHFFFAOYSA-H 0.000 abstract description 2
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 abstract 3
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 abstract 3
- 230000033116 oxidation-reduction process Effects 0.000 abstract 1
- 239000002781 deodorant agent Substances 0.000 description 6
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 description 4
- 229910010413 TiO 2 Inorganic materials 0.000 description 4
- 230000000845 anti-microbial effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000010944 silver (metal) Substances 0.000 description 4
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 3
- 238000006555 catalytic reaction Methods 0.000 description 3
- 230000001877 deodorizing effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004599 antimicrobial Substances 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N mercury Chemical compound [Hg] QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052753 mercury Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000006479 redox reaction Methods 0.000 description 2
- 239000008399 tap water Substances 0.000 description 2
- 235000020679 tap water Nutrition 0.000 description 2
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910021536 Zeolite Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 210000003298 dental enamel Anatomy 0.000 description 1
- HNPSIPDUKPIQMN-UHFFFAOYSA-N dioxosilane;oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Si]=O.O=[Al]O[Al]=O HNPSIPDUKPIQMN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052571 earthenware Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001699 photocatalysis Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000000741 silica gel Substances 0.000 description 1
- 229910002027 silica gel Inorganic materials 0.000 description 1
- OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N titanium oxide Inorganic materials [Ti]=O OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010457 zeolite Substances 0.000 description 1
- 229910000166 zirconium phosphate Inorganic materials 0.000 description 1
- LEHFSLREWWMLPU-UHFFFAOYSA-B zirconium(4+);tetraphosphate Chemical compound [Zr+4].[Zr+4].[Zr+4].[O-]P([O-])([O-])=O.[O-]P([O-])([O-])=O.[O-]P([O-])([O-])=O.[O-]P([O-])([O-])=O LEHFSLREWWMLPU-UHFFFAOYSA-B 0.000 description 1
Landscapes
- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
いて、抗菌作用,防臭作用等を行う光触媒を効率的に活
性化できるようにする。 【解決手段】水栓装置18を備えた流し台設備等の衛生
設備において、水栓装置18に、シンク16等水槽内面
に保持させた光触媒を活性化するための400nm以下
の波長の光を照射する照射灯を設け、その照射灯からの
光をシンク16等水槽に向けて照射させるようにする。
Description
設備,浴室設備,洗面台設備等水栓装置を備えた衛生設
備に関し、詳しくは光触媒の作用で抗菌,防臭等を行わ
せるための技術手段に関する。
媒反応に基づく抗菌,防臭等の技術が注目されている。
この光触媒は400nm以下の光、即ち紫外線エネルギ
ーを受けて活性化され、その触媒反応で上記抗菌,防臭
等を行うもので、必然的にその光触媒を用いた抗菌,防
臭等の技術では、抗菌等を行わせるべき基体表面に保持
された光触媒に対して上記波長の光を照射することが必
要である。而して従来にあっては、上記波長の光として
太陽光に含まれる紫外線或いは室内の蛍光灯に含まれる
紫外線が利用されていた。
いて光触媒を活性化するための光エネルギーとして太陽
光を利用することは一般に難しく、場所的,時間的な制
約が大きい問題があり、また室内の蛍光灯を利用する場
合には蛍光灯に含まれる紫外線量が少ないために、光触
媒を十分に活性化することが難しく、抗菌,防臭等を十
分に行わせられない問題がある。また細菌が増殖を行う
夜間においては、蛍光灯の消灯により抗菌,防臭等を行
わせることが難しい問題がある。
ような課題を解決するために案出されたものである。而
して請求項1のものは、水栓装置を備えた衛生設備にお
いて、該水栓装置周りの、室内に開放された所定の基体
表面に光触媒を保持させるとともに、該水栓装置に、該
基体表面に対して光触媒を活性化する400nm以下の
波長の光を照射する光触媒用の照射灯を設けたことを特
徴とする。
記基体が前記水栓装置からの吐水を受ける水槽であっ
て、前記照射灯が該基体に向けて光を照射するように設
けられていることを特徴とする。
において、前記衛生設備がキッチンの流し台設備であっ
て、前記照射灯が流し台の水栓装置に設けられていると
ともに、前記基体が水槽としてのシンクであって、該照
射灯が該基体に向けて光を照射するものとされているこ
とを特徴とする。
記衛生設備が浴室設備であって、前記照射灯が浴室内水
栓装置に設けられているとともに、前記基体が浴槽若し
くは洗い場であって、該照射灯が該基体に向けて光を照
射するものとされていることを特徴とする。
記照射灯が前記水栓装置におけるシャワーヘッドに設け
られていることを特徴とする。
において、前記衛生設備が洗面台設備であって、前記照
射灯が洗面台用水栓装置に設けられており、前記基体が
水槽としての洗面器であって、該照射灯が該基体に向け
て光を照射するものとされていることを特徴とする。
において、前記基体表面にはAg,Cu,Znの一種若
しくは二種以上を抗菌成分として含有する抗菌剤が保持
されており、該抗菌成分が光触媒として用いられている
ことを特徴とする。
において、前記照射灯には光の伝送経路を成す光ファイ
バが接続されており、該伝送経路上に光源が設けられて
いて、該光源からの光が該光ファイバを通じて前記照射
灯に送られるようになされていることを特徴とする。
において、前記水栓装置を使用していないときに前記照
射灯からの光を照射するようになしたことを特徴とす
る。
は、水栓装置を備えた衛生設備において、その水栓装置
に光触媒を活性化するための光触媒用の照射灯を設けた
ものである。例えば室内の壁面に紫外線ランプ等を設
け、そこからの光によって光触媒を活性化するといった
ことも考えられるが、このように室内の壁に紫外線ラン
プ等を設けて室内全体を照射するようにした場合、紫外
線が人体に有害であることから様々な弊害をもたらす。
の照射灯を設けて、その照射灯からの光を水栓装置周り
の基体表面に照射するようになしたもので、この請求項
1の衛生設備の場合、水栓装置周りの、室内に開放され
た所定の基体表面に光触媒を保持させておくことで、そ
の水栓器具の照射灯からの光によって、光触媒を効果的
に活性化することができ、以て抗菌,防臭等を行わせる
ことができる。加えて本発明の衛生設備の場合、光触媒
に対して可及的に近い位置から光を照射することがで
き、光触媒を最も効率的に活性化することができる。
ランプを設けて、そこからの光を水栓装置周りの光触媒
に照射するようになした場合、遠い位置から光触媒に対
して光を照射することとなるため、光触媒を活性化する
上で効率が悪い問題がある。しかもその光は室内に人が
いる場合に人体に対しても照射されることとなるため、
人体に悪影響を与える問題を生ずる。
を設けた場合、可及的に近い位置から光触媒に対して光
を照射でき、効率が高い利点を有する。
し、ここにおいて水栓装置自体に照射灯を設けておけ
ば、水栓装置周りの基体表面に対し光を照射する場合に
おいて、可及的に近い位置から光を照射でき、効率的に
光触媒を活性化できるのである。またこのようにした場
合、室内に人がいる場合においても有害な光が人体に照
射されてしまうのを回避することができる。
受ける水槽を上記基体として、その基体に対し照射灯か
らの光を照射するようになしたもので、この衛生設備の
場合、水槽に対して可及的に近い位置から光触媒用の光
を照射灯から照射することができる。
係るものであって、水槽としてのシンクを基体とし、そ
こに流し台の水栓装置に設けた照射灯からの光を照射す
るようになしたもので、この場合においても最も近接し
た位置から、シンクに対して光触媒用の照射灯からの光
を照射することができる。
であって、浴槽若しくは洗い場、特に排水溝を有する洗
い場を基体として、そこに浴室内水栓装置に設けた照明
灯からの光を照射するようになしたもので、この請求項
4の衛生設備の場合、菌の増殖に基づいて汚れやぬめり
を生じやすい浴槽や洗い場に対して、効果的に抗菌機能
を持たせることが可能である。
灯は水栓装置におけるシャワーヘッドにこれを設けてお
くことができる(請求項5)。このようにした場合、シ
ャワーヘッドが浴槽或いは洗い場を向くように係止して
おくことで、簡単に浴槽,洗い場に対して照射灯からの
光を照射することができる。
あって、水槽としての洗面器を上記基体として、そこに
洗面台用水栓装置に設けた照射灯からの光を照射するよ
うになしたもので、この場合においても洗面台における
洗面器に対して可及的に近い位置から照射灯からの光を
照射することができる。
u,Znの一種若しくは二種以上を抗菌成分として含有
する抗菌剤を保持させておき、これら抗菌成分を光触媒
として働かせるようになすことができる(請求項7)。
表的なものであるが、Ag,Cu,Zn等の抗菌成分も
光触媒としての機能を有していることが知られている。
の一種若しくは二種以上を抗菌成分として含有する抗菌
剤を単独で若しくはTiO2と合せて基体表面に保持さ
せ、それらを光触媒として働かせるようになしたもの
で、このようにした場合、光照射灯からの光を基体表面
に照射している間は勿論、そのような光を照射していな
い場合においても、上記抗菌剤の作用で効果的に基体表
面を抗菌することができる利点が得られる。
ファイバを接続し、その光ファイバにて構成される光の
伝送経路上に光源を設けて、その光源からの光を、光フ
ァイバを通じて照射灯に導くようになしたもので、この
ようにした場合、複数の照射灯に対して単一の光源から
光を導くことができ、従って設備を簡略化できるととも
に光源の取替え等のメンテナンスも容易にできる利点が
得られる。
照射灯としてはUVランプ,ブラックライト等可視光を
殆ど出さない専用のものであっても良いし、或いはカー
ボン電球,タングステン電球,白熱電球,蛍光ランプ,
水銀ランプ等300〜400nmの紫外線を含む光線を
出すもの、或いは400nm以下を発する発光ダイオー
ドであっても良いし或いはレーザ光でも良い。
電池)の何れでも良いし、或いは水道水の流れによって
羽根を回転させ発電を行うものを電源として用いること
もできる。また水栓装置を使用していないときに照射灯
からの光を照射させることも重要であって(請求項
9)、水栓装置の止水後、手動若しくは人体センサによ
り自動的に照射灯を点灯させるようにしたり、自動的に
照射灯を点灯させるようにしたり、或いはタイマ等によ
り止水後数分後に自動的に照射灯を点灯させるようにす
ることができる。更に出水時或いは吐水時に自動的に照
射灯を消灯させ、または細菌の増殖する夜間(例えば1
時〜6時)に自動的に点灯させるようになすこともでき
る。
説明する。図1は衛生設備としての流し台設備を示した
ものあって、図中10は流し台であり、12,14はそ
れぞれ流し台10におけるキャビネット及びカウンター
であり、16は同じく流し台10におけるシンクであ
る。
装置であって、水栓本体部20及びその上端の操作部2
2を有している。水栓本体部20からは、シンク16の
上方に向けて吐水管24が延び出している。吐水管24
は先端部に下向きの吐水口を有しており、その吐水口か
らシンク16に向けて吐水可能とされている。
に亘って光触媒を保持する光触媒層が形成されている。
このシンク16の内表面の光触媒層は、例えば次のよう
にして形成することができる。即ちシンク16をホーロ
ーシンクと成して、その内表面の釉薬層中に光触媒を保
持させ、以て表面の釉薬層を光触媒層となすことができ
る。
ウム,リン酸ジルコニウム,シリカゲル,水溶性ガラ
ス,チタニア等の無機酸化物を担体として、その担体に
銀,銅,亜鉛等の抗菌成分を担持させた抗菌剤が用いら
れている。この場合、光触媒全体が上記抗菌剤のみから
なっていても良いし或いはそれら抗菌剤とともにTiO
2を光触媒として用いるようにしても良い。また上記抗
菌金属を担体に担持させた形態でなく、抗菌金属ないし
その化合物をそのまま抗菌剤、つまり光触媒として用い
るようにしても良い。
nm、望ましくは300〜400nmの波長の光を照射
する照射灯26が図2に示しているように下向きに設け
られている。この照射灯26は、シンク16の内表面に
保持させた光触媒を活性化させるための光を与えるもの
で、シンク16の内面全面を照射するようにその向きが
定められている。
媒は、照射灯26からの光エネルギーを受けて活性化さ
れ、酸化還元反応によって抗菌,防臭等を行う。
で光を発生させるようにすることもできるし、或いは図
2に示しているように照射灯26に光ファイバ28を接
続して、その光ファイバ28にて光の伝送経路を構成
し、そしてその伝送経路上に光源30を設けて、その光
源30からの光を、光ファイバ28を通じて照射灯26
に送り、そこからシンク16に向けて照射させるように
なすこともできる。
良いし、或いは図2に示しているように二灯若しくはそ
れ以上の数で設けるようにしても良い。
に亘って保持させた光触媒を活性化するための光エネル
ギーを、水栓装置18に設けた照射灯26からシンク1
6内表面に対して集中的に且つシンク16内面全面に亘
って照射することができ、そしてその光エネルギーによ
ってシンク16内表面に保持させた光触媒を活性化し
て、その光触媒の触媒反応に基づき、シンク16内表面
に抗菌機能ないし防臭機能を持たせることができる。
らシンク16内表面に保持させた光触媒に対して、その
活性化のための光を照射することができ、極めて効率的
に光触媒による触媒反応を行わせることができる。
性化と異なって、本例によれば極めて近い位置から効率
的に光触媒を活性化することができるため、抗菌機能,
防臭機能をより効果的に発揮させることができ、或いは
シンク16内表面に保持させるべき光触媒の量を少なく
し得て、コストを低減することができる利点が得られ
る。
は、室内に人がいる場合においてもその人体に対して照
射される恐れがないため、人体に悪影響を及ぼすといっ
た恐れもない。
16内表面にAg,Cu,Znの一種若しくは二種以上
を抗菌成分とする抗菌剤、望ましくは少なくとも銀を抗
菌成分として含有する抗菌剤を光触媒の全体として若し
くはその一部としてTiO2とともに保持させるように
しているため、照射灯26から光が照射されていない間
も、抗菌剤の作用によって抗菌作用を行わせることがで
きる利点がある。
バ28を接続してその光ファイバ28にて構成される光
の伝送経路上に光源30を設け、その光源30からの光
を照射灯26に導くようになした場合、複数の照射灯2
6に対して単一の光源30から光を導くことができ、従
ってシンク16内表面に対する光の照射装置を簡単に構
成できるとともに、光源30の取替等のメンテナンスも
容易に行える利点が得られる。
の吐水管24に対して後付けで取り付けられる浄水器2
5に照射灯26を設けておき、その浄水器25を水栓装
置18に対して、具体的にはその吐水管24の先端の吐
水口部分に取り付けることによって、水栓装置18に照
射灯26を具備させるようにしても良い。
る手段としては種々の手段が可能であり、例えばそのよ
うな浄水器25を取り付けるのではなく、照射灯26を
備えた治具を水栓装置18に取り付けることによって、
かかる水栓装置18に照射灯26を具備させるようにな
すこともできる。この点は以下の実施例においても同様
である。
づいて説明する。図4は衛生設備としての浴室内設備を
示したもので、図中32は洗い場であり、34は洗い場
32に接して設置された浴槽、35は浴室の壁であり、
36は洗い場32側の壁35に設けられたミラーであ
る。
本体部である。ここで水栓本体部40は洗い場32側の
壁35に取り付けられている。この水栓本体部40から
は吐水管42が突き出している。水栓本体部40から
は、また、シャワーホース44が延び出しており、その
先端にシャワーヘッド46が接続されている。
35及び浴槽34側の壁35に設けられたフック48,
50の何れにも掛止可能とされている。このシャワーヘ
ッド46には、シャワー吐水部52側(図5参照)の面
に上記第一実施例と同様の照射灯26が設けられてい
る。
うにシャワー吐水部52の外周位置においてこれを複数
設けるようにしても良いし、或いは図6に示しているよ
うにシャワーヘッド46の長手方向中間位置に単数設け
るようにしても良い。但し何れの場合においても照射灯
26からの光が浴槽34を集中的に照射できるように且
つ浴槽34内表面のほぼ全面を照射できるようにその位
置や向き等を定めておく。
触媒が保持させてある。ここで浴槽34内表面に光触媒
を保持させる手段としては、浴槽34を樹脂製となし、
そしてその樹脂材中に光触媒を含有させておくことによ
って、浴槽34内表面全面に亘って光触媒を保持させる
ことができる。但しこの場合には浴槽34の内表面のみ
ならず浴槽34を構成する樹脂材の内部に全体的に光触
媒が保持されることとなる。この場合において、その光
触媒として上記実施例と同様のものを用いることができ
る。
灯26で光を発生させて、そこから浴槽34に向けて光
を照射するようにしても良いし、或いは図2に示してい
るように照射灯26に光ファイバ28を接続して、その
光ファイバ28による光の伝送経路上に光源30を設
け、その光源30からの光を光ファイバ28を通じて照
射灯26に導くようになしても良い。
同様、照射灯26からの光を浴槽34に向けて集中的に
且つ可及的に近い位置から照射することができる。これ
により浴槽34内表面に保持させた光触媒を効率良く活
性化でき、酸化還元反応に基づいて抗菌作用,防臭作用
等を行わせることができる。
くように洗い場側壁面に係止し、洗い場32、特に排水
溝を有する洗い場32の表面に光触媒を保持させて、そ
の光触媒に対し照射灯26からの光を照射するようにな
すこともできる。
たものである。図中53は洗面化粧台で、下部の洗面台
54と上部のミラーキャビネット56とからなってい
る。
ー58とサイドボックス(収納ボックス)60を有して
おり、そのサイドボックス60の前面にサイドミラー6
2が設けてある。
4と、洗面器66とを有しており、その洗面器66の上
面に水栓装置68が設けてある。この水栓装置68は、
洗面器66の上面から起立する吐水管70と、吐水管7
0と切り離して設けられた操作部72とを有している。
でその表面に釉薬が施してあり、その釉薬内部に光触媒
が含有されている。即ち表面の釉薬層が光触媒層を形成
している。本例においても、また、光触媒として上記第
一及び第二の実施例と同様のものが用いられている。
に上記実施例と同様の照射灯26が設けられている。そ
の照射灯26は、洗面器66を集中的に且つ洗面器の内
表面ほぼ全体を照射するように設けられている。
光を発生させるようにしても良いし、或いは図2に示し
ているように照射灯26に対して光ファイバ28を接続
し、光源30からの光をその光ファイバ28を通じて照
射灯26に導くようになすようにしても良い。
に最も近い位置の水栓装置68から、光触媒を活性化す
るための光を洗面器66に向けて照射することができ、
効率高く光触媒を活性化し得て抗菌,防臭作用等を行わ
せることができる。
射灯36としてはUVランプ,ブラックライト等可視光
を殆ど出さない専用のものであっても良いし、或いはカ
ーボン電球,タングステン電球,白熱電球,蛍光ラン
プ,水銀ランプ等300〜400nmの紫外線を含む光
線を出すもの、或いは400nm以下を発する発光ダイ
オードであっても良いし又はレーザ光でも良い。
電池)の何れでも良いし、或いは水道水の流れによって
羽根を回転させ発電を行うものを電源として用いること
もできる。また水栓装置を使用していないときに照射灯
からの光を照射すべくタイマ等により水栓装置の止水
後、数分後に自動的に照射灯26を点灯させるようにし
たり、或いは出水時或いは吐水時に自動的に消灯させ、
または細菌の増殖する夜間(例えば1時〜6時)に自動
的に点灯させるようになすこともできる。
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
である。
一手段を示した図である。
である。
例を示す図である。
を示した図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 水栓装置を備えた衛生設備において、該
水栓装置周りの、室内に開放された所定の基体表面に光
触媒を保持させるとともに、該水栓装置に、該基体表面
に対して光触媒を活性化する400nm以下の波長の光
を照射する光触媒用の照射灯を設けたことを特徴とする
衛生設備。 - 【請求項2】 請求項1において、前記基体が前記水栓
装置からの吐水を受ける水槽であって、前記照射灯が該
基体に向けて光を照射するように設けられていることを
特徴とする衛生設備。 - 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記衛
生設備がキッチンの流し台設備であって、前記照射灯が
流し台の水栓装置に設けられているとともに、前記基体
が水槽としてのシンクであって、該照射灯が該基体に向
けて光を照射するものとされていることを特徴とする衛
生設備。 - 【請求項4】 請求項1において、前記衛生設備が浴室
設備であって、前記照射灯が浴室内水栓装置に設けられ
ているとともに、前記基体が浴槽若しくは洗い場であっ
て、該照射灯が該基体に向けて光を照射するものとされ
ていることを特徴とする衛生設備。 - 【請求項5】 請求項4において、前記照射灯が前記水
栓装置におけるシャワーヘッドに設けられていることを
特徴とする衛生設備。 - 【請求項6】 請求項1,2の何れかにおいて、前記衛
生設備が洗面台設備であって、前記照射灯が洗面台用水
栓装置に設けられており、前記基体が水槽としての洗面
器であって、該照射灯が該基体に向けて光を照射するも
のとされていることを特徴とする衛生設備。 - 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記基
体表面にはAg,Cu,Znの一種若しくは二種以上を
抗菌成分として含有する抗菌剤が保持されており、該抗
菌成分が光触媒として用いられていることを特徴とする
衛生設備。 - 【請求項8】 請求項1〜7の何れかにおいて、前記照
射灯には光の伝送経路を成す光ファイバが接続されてお
り、該伝送経路上に光源が設けられていて、該光源から
の光が該光ファイバを通じて前記照射灯に送られるよう
になされていることを特徴とする衛生設備。 - 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記水
栓装置を使用していないときに前記照射灯からの光を照
射するようになしたことを特徴とする衛生設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9212566A JPH1136387A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 衛生設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9212566A JPH1136387A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 衛生設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1136387A true JPH1136387A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16624829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9212566A Pending JPH1136387A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 衛生設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1136387A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001078909A (ja) * | 1999-09-10 | 2001-03-27 | Inax Corp | 洗面化粧台,キッチンの照明,滅菌装置 |
WO2014166613A3 (de) * | 2013-04-08 | 2014-12-18 | Bulthaup Gmbh & Co. Kg | Küchenmöbel |
WO2016088586A1 (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-09 | Toto株式会社 | 自動水栓装置 |
JP2022007327A (ja) * | 2020-06-26 | 2022-01-13 | Sanei株式会社 | 水栓装置 |
WO2024084797A1 (ja) * | 2022-10-21 | 2024-04-25 | ウシオ電機株式会社 | 殺菌機能付きシンク、シンクの殺菌処理方法 |
-
1997
- 1997-07-22 JP JP9212566A patent/JPH1136387A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001078909A (ja) * | 1999-09-10 | 2001-03-27 | Inax Corp | 洗面化粧台,キッチンの照明,滅菌装置 |
WO2014166613A3 (de) * | 2013-04-08 | 2014-12-18 | Bulthaup Gmbh & Co. Kg | Küchenmöbel |
WO2016088586A1 (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-09 | Toto株式会社 | 自動水栓装置 |
JPWO2016088586A1 (ja) * | 2014-12-02 | 2017-09-07 | Toto株式会社 | 自動水栓装置 |
US10273668B2 (en) | 2014-12-02 | 2019-04-30 | Toto Ltd. | Automatic water faucet device |
JP2022007327A (ja) * | 2020-06-26 | 2022-01-13 | Sanei株式会社 | 水栓装置 |
WO2024084797A1 (ja) * | 2022-10-21 | 2024-04-25 | ウシオ電機株式会社 | 殺菌機能付きシンク、シンクの殺菌処理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5658441B2 (ja) | 衛生器具用の排水装置 | |
US20070256226A1 (en) | Toilet accessory with sterilization elements | |
MX2011002611A (es) | Dispositivo desinfectante que tiene medios de suministro de potencia y salida de fluido. | |
JPH09940A (ja) | 光触媒装置及びその応用装置 | |
JPH1171803A (ja) | トイレ室 | |
JP2001112855A (ja) | 水回り衛生設備室の殺菌設備 | |
JPH098361A (ja) | 発光ダイオード | |
US12012340B2 (en) | Apparatus and method for disinfecting fluids | |
JP3912806B2 (ja) | 光触媒装置 | |
JP2003502113A (ja) | 紫外線ランプを備えるシャワーヘッド | |
JPH1136387A (ja) | 衛生設備 | |
JP7263967B2 (ja) | シンク用殺菌装置 | |
JP2010275841A (ja) | 衛生器具用の排水装置 | |
JP4279842B2 (ja) | トイレ室 | |
JP2006200358A5 (ja) | ||
JP2004000663A (ja) | 空気の浄化装置 | |
US20220288254A1 (en) | Smart, rapid, safe disinfection methods, devices, and systems for flushometers, toilets, faucets, baths, and showers | |
JP2006255701A (ja) | 光触媒装置 | |
JP2018184716A (ja) | 水取扱い物品又は部材 | |
KR20060110025A (ko) | 자외선 방사 살균을 위한 조명기구 및 컨트롤러시스템 | |
KR101320588B1 (ko) | 온수세정기의 노즐어셈블리 살균 제어방법 | |
JP2008063781A (ja) | 便器殺菌装置 | |
CN220868371U (zh) | 一种新型马桶抑菌器 | |
JP2001065035A (ja) | トイレの殺菌設備 | |
CN215330306U (zh) | 一种具有自清洁功能的智能马桶 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050427 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050719 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051122 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060328 |