JPH08173445A - 内視鏡処置具用チューブ - Google Patents

内視鏡処置具用チューブ

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JPH08173445A
JPH08173445A JP6320141A JP32014194A JPH08173445A JP H08173445 A JPH08173445 A JP H08173445A JP 6320141 A JP6320141 A JP 6320141A JP 32014194 A JP32014194 A JP 32014194A JP H08173445 A JPH08173445 A JP H08173445A
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JP
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tube
endoscope
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distal end
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JP6320141A
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Teruo Ouchi
輝雄 大内
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】予め予定した一定の方向に曲がり癖がついて、
内視鏡の先端から常に所定の方向に向かって突出し、目
標部位に確実かつ容易に誘導することができる内視鏡処
置具用チューブを提供することを目的とする。 【構成】チューブ1が可撓性のある合成樹脂材で形成さ
れていて、そのチューブ1の管壁内に、一対のステーワ
イヤ2がチューブ1の軸線を挟んで略180°対称の位
置に軸線と平行に埋設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内視鏡の処置具挿通
チャンネルに挿通されて先端部分が内視鏡の先端から外
方に突出して使用される内視鏡処置具用チューブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の各種処置具には可撓性のある合
成樹脂チューブが使用されていて、内視鏡の処置具挿通
チャンネルに挿通されて用いられる。そのようなチュー
ブは、従来は、例えばフッ素樹脂チューブなどを単に切
断して使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡の先端部の処置
具出口の部分には、多くの場合、処置具の突出方向を任
意に変えるための処置具起上台が配置されている。側方
視型の内視鏡の場合は処置具起上台を設けることが必須
であり、斜視型や前方視型の内視鏡の場合でも、処置具
起上台が配置されていることが少なくない。
【0004】そのような処置具起上台部分を処置具のチ
ューブが通過して外方に突出される際、チューブは、そ
れまでに先端部分についている曲がり癖が処置具起上台
部分のカーブに沿う状態になりながら突出される。
【0005】したがって、チューブの先端部分についた
曲がり癖はチューブの突出方向に対して決定的な影響を
与えるが、従来の内視鏡処置具用チューブにおいては、
チューブに対してどの方向に曲がり癖がつくのかがチュ
ーブの構成からは定まらない。
【0006】そのため、チューブの先端部分に位置によ
って相違する方向に曲がり癖がついて、内視鏡の先端か
ら突出させたときに、チューブの先端が思いもかけない
方向に向いてしまい、目標部位にチューブの先を誘導す
ることができないことが少なくなかった。
【0007】また、高周波電流が流される導電ワイヤが
チューブの先端部分の外面に露出して設けられている高
周波処置具の場合には、内視鏡の先端から突出されるチ
ューブに対して導電ワイヤがなかなか正しい向きになら
ず、そのまま使用すると誤切開による出血事故等を起こ
す恐れがあった。
【0008】図5は、そのような高周波処置具におい
て、導電ワイヤ6がチューブ1に対して正しい向きにな
っている状態を示し、図6は、導電ワイヤ6がチューブ
1に対して正しくない向きになっている状態を例示して
いる。
【0009】そこで本発明は、予め予定した一定の方向
に曲がり癖がついて、内視鏡の先端から常に所定の方向
に向かって突出し、目標部位に確実かつ容易に誘導する
ことができる内視鏡処置具用チューブを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡処置具用チューブは、内視鏡の処置
具挿通チャンネルに挿通されて先端部分が上記内視鏡の
先端から外方に突出して使用される内視鏡処置具用チュ
ーブにおいて、上記チューブが可撓性のある合成樹脂材
で形成されていて、そのチューブの管壁内に、一対のス
テーワイヤがチューブの軸線を挟んで略180°対称の
位置に軸線と平行に埋設されていることを特徴とする。
【0011】また、高周波電流が流される導電ワイヤ
が、上記チューブの先端部分において上記一対のステー
ワイヤと略直角をなす向きに外面に露出して設けられて
いてもよい。
【0012】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1は、
本発明の第1の実施例を示しており、本発明を内視鏡用
造影チューブに適用した例である。
【0013】図中1は、細長いフッ素樹脂製の可撓性の
あるチューブであり、その管壁内には、図2の断面図に
も示されるように、一対のステーワイヤ2が、チューブ
1の軸線を挟んで略180°対称の位置に軸線と平行に
埋設されている。
【0014】ステーワイヤ2としては、弾性のある金属
線又は非金属線を用いることができ、単線又は撚り線の
いずれでも用いることができる。ここでは、テスンレス
鋼線の単線が用いられている。非金属線としては、炭素
繊維線等を用いることができる。
【0015】そのようにステーワイヤ2が埋設されたチ
ューブ1は、ステーワイヤ2が埋設されている方向には
ほとんど伸び縮みできないので、ステーワイヤ2が埋設
されている方向と直角の方向にだけ曲がり癖がつく。
【0016】図1に示されるように、ステーワイヤ2は
チューブ1の基端からほぼ全長にわたってチューブ1内
に埋設されている。ただし例えば十二指腸内からファー
ター氏乳頭等へ挿入し易いように、チューブ1の先端か
ら10mm程度の範囲は、ステーワイヤ2を埋設せずに
柔軟性を確保してある。
【0017】チューブ1の基端側には、注射器等を接続
可能な口金3が接続されている。4は、チューブ1の基
端部分を口金3に固定するための固定環である。チュー
ブ1の内径は例えば約1.2mm程度、外径は約1.7
mm程度、長さは約2m程度であり、ステーワイヤ2を
埋設したことにより、肉厚tを内径dに対して例えばt
=0.2d程度と薄肉に形成することができる。
【0018】このように構成された内視鏡用造影チュー
ブは、図示されていない内視鏡の処置具挿通チャンネル
内に挿通されて、先端部分が内視鏡の先端から外方に突
出して使用される。
【0019】なお、造影チューブを内視鏡の処置具挿通
チャンネルに挿入する際には、チューブ1の腰折れ防止
のために、破線で図示されているスタイレット(芯金)
5をチューブ1内に基端側から入れておく。
【0020】チューブ1は、先端部分についている曲が
り癖が内視鏡先端部に内蔵された処置具起上台部分のカ
ーブに沿う状態になりながら突出されるが、前述したよ
うに、チューブ1にはステーワイヤ2が埋設されている
方向と直角の方向にしか曲がり癖がつかないので、チュ
ーブ1は処置具起上台部分のカーブに沿って左右にふら
つくことなく観察画面の中央に向かって突出される。
【0021】図3は、本発明の第2の実施例を示してお
り、本発明を内視鏡用高周波切開具に適用した例であ
る。チューブ1内には、高周波電流を通すための導電ワ
イヤ6が全長にわたって挿通されていて、先端では導電
ワイヤ6の先端が先端チップ7に固定されている。そし
て導電ワイヤ6は、チューブ1の先端近傍に30mm程
度の間隔で穿設された一対の孔8の間で、チューブ1の
外面に露出している。
【0022】そして、図4に示されるように、第1の実
施例と同様の一対のステーワイヤ2が、チューブ1の基
端部から先端側の導電ワイヤ露出部の近くまで、チュー
ブ1の軸線を挟んで略180°対称の位置に軸線と平行
に埋設されている。ただし、導電ワイヤ露出部付近は、
ステーワイヤ2を埋設せずに柔軟性を確保してある。
【0023】この実施例の場合には、導電ワイヤ6の露
出方向とステーワイヤ2の配置位置が直角になってい
る。したがって、導電ワイヤ6の露出部が180°反対
向きにならないようにさえしておけば、図5に示される
ように、導電ワイヤ6の露出部がチューブ1に付く曲が
りの内周の中心線上に常に正確に位置することになる。
【0024】したがって、この高周波切開具のチューブ
1を内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿入すれば、第1
の実施例と同様にチューブ1の先端が左右にふらつかず
に内視鏡の先端から突出されると共に、その曲がりの内
周の中心線上に導電ワイヤ6の露出部が正しく位置する
ことになる。
【0025】なお、図3に示される9は、チューブ1の
基端部に連結された電気絶縁材からなる支持部、10
は、導電ワイヤ6の基端に取り付けられた電気コネクタ
であり、高周波電源に接続した電気コネクタ10を支持
部9に対して進退操作すれば、チューブ1内で導電ワイ
ヤ6が押し引きされて、導電ワイヤ6が先端露出部で膨
出及び縮小される。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、可撓性チューブの管壁
内にチューブの軸線を挟んで略180°対称の位置に軸
線と平行に埋設した一対のステーワイヤによって、チュ
ーブに付く曲がり癖はステーワイヤと直角の一定方向に
限られるので、内視鏡の先端から常に所定の方向に突出
させて、目標部位に確実かつ容易に誘導することができ
る。
【0027】そして、高周波電流が流される導電ワイヤ
を一対のステーワイヤと略直角をなす向きに露出して設
ければ、導電ワイヤが常にチューブの曲がりの内周の中
心線上に位置するので、導電ワイヤを正しい向きに誘導
して高周波切開を安全に行うことができる。
【0028】また、チューブの管壁にステーワイヤを埋
設することにより、チューブの腰の強さが強化されるの
で、チューブが内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿入さ
れる際に座屈しにくくなる等の効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の平面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例のII−II拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例の側面断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例の平面部分断面図であ
る。
【図5】内視鏡用高周波切開具の先端部分の正しい状態
を示す斜視図である。
【図6】内視鏡用高周波切開具の先端部分の正しくない
状態を例示する斜視図である。
【符号の説明】
1 チューブ 2 ステーワイヤ 6 導電ワイヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通され
    て先端部分が上記内視鏡の先端から外方に突出して使用
    される内視鏡処置具用チューブにおいて、 上記チューブが可撓性のある合成樹脂材で形成されてい
    て、そのチューブの管壁内に、一対のステーワイヤがチ
    ューブの軸線を挟んで略180°対称の位置に軸線と平
    行に埋設されていることを特徴とする内視鏡処置具用チ
    ューブ。
  2. 【請求項2】高周波電流が流される導電ワイヤが、上記
    チューブの先端部分において上記一対のステーワイヤと
    略直角をなす向きに外面に露出して設けられている請求
    項1記載の内視鏡処置具用チューブ。
JP32014194A 1994-12-22 1994-12-22 内視鏡処置具用チューブ Expired - Fee Related JP3605162B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09206309A (ja) * 1996-02-05 1997-08-12 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用高周波切開装置
WO2002047562A1 (fr) * 2000-12-12 2002-06-20 Olympus Optical Co., Ltd. Trocart et systeme de trocart

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JPH09206309A (ja) * 1996-02-05 1997-08-12 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用高周波切開装置
WO2002047562A1 (fr) * 2000-12-12 2002-06-20 Olympus Optical Co., Ltd. Trocart et systeme de trocart

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