JPH08173060A - コレステロール含有液状食品中のコレステロール除去方法 - Google Patents

コレステロール含有液状食品中のコレステロール除去方法

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JPH08173060A
JPH08173060A JP6328869A JP32886994A JPH08173060A JP H08173060 A JPH08173060 A JP H08173060A JP 6328869 A JP6328869 A JP 6328869A JP 32886994 A JP32886994 A JP 32886994A JP H08173060 A JPH08173060 A JP H08173060A
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JP
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cholesterol
cyclodextrin
liquid food
static mixer
liquid
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JP6328869A
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English (en)
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Takeshi Ogasawara
健 小笠原
Hiroshi Okafuji
藤 浩 史 岡
Fumiyasu Makihara
原 史 泰 牧
Naoko Nozawa
沢 尚 子 野
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Kewpie Corp
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QP Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイクロデキストリンを利用してコレステロ
ール含有液状食品からコレステロールを包接除去するに
際して包接に要する時間を格段と短かくしうる方法を提
供する。 【構成】 本発明の、コレステロール含有液状食品中の
コレステロール除去方法は、コレステロール含有液状食
品をサイクロデキストリンと混和したのち、スタティッ
クミキサーに通すことを構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コレステロール含有液
状食品からコレステロールを除去する新規な方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】卵黄液のようなコレステロール含有液状
食品からコレステロールを除去する方法として、従来よ
り、該食品にサイクロデキストリンを撹拌翼のあるミキ
サーなどで撹拌混合して該食品中の含有コレステロール
をサイクロデキストリンに包接させ、こうして形成され
たコレステロールとサイクロデキストリンとの複合体
を、次いで混合系から分離除去する方法が知られている
(例えば、平1−252259号公報参照)。このよう
なサイクロデキストリンの包接を利用したコレステロー
ルの除去法では、上記したような複合体形成は、ミキサ
ーで撹拌後混合物を特定の容器、例えばタンク中で数時
間(より具体的には2〜5時間程度)放置することによ
って行ない、次いで形成された複合体を遠心分離により
除去して液状食品が当初含有していたコレステロールの
20〜60%程度を除くというのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記したよう
な方法では、サイクロデキストリンによるその分子内の
孔隙へのコレステロールの取込み(包接)にはかなり時
間がかかるという問題があった。上記公報によれば、コ
レステロール含有物質とサイクロデキストリンとの接触
には少なくとも2時間、好ましくは5時間必要とする、
と記載されている。このような従来法では、タンク中で
撹拌翼による撹拌を継続させた場合であっても依然とし
て包接にかなりの時間がかかり、よって、サイクロデキ
ストリンによるコレステロール取込み効率、即ち、包接
効率の観点から該効率の向上化が強く求められているの
が現状である。
【0004】本発明は、このような要望に答えうる、即
ち、サイクロデキストリンを利用してコレステロール含
有液状食品からコレステロールを包接除去するに際して
包接に要する時間を格段と短かくしうる、コレステロー
ル含有液状食品からコレステロールを除去する新規な方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、従来バッチシステムの混合・撹拌操作に準じて行
なわれていたサイクロデキストリンによるコレステロー
ルの包接を、可動部を全く伴なわない、即ち撹拌手段の
全くない静止型混合撹拌器、いわゆるスタティックミキ
サーを用いて実施するならば上記の目的が達成されうる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。本発明は、
コレステロール含有液状食品をサイクロデキストリンと
混和したのち、スタティックミキサーに通すことを特徴
とするコレステロール含有液状食品中のコレステロール
除去方法を提供するものである。
【0006】以下、本発明を詳しく説明する。本発明の
対象食品であるコレステロール含有液状食品とは、卵黄
液、牛乳、バターと水とのエマルジョン液などで代表さ
れる、コレステロールを一成分として含む液状の食品を
いう。なお、該液状食品中のコレステロールの含有量、
即ち、含有割合に関しては特に限定されず、また該食品
は本発明の実施に際してスタティックミキサーに通す段
階で液状であれば原料としての該食品の形態には何ら限
定されない。
【0007】このようなコレステロール含有液状食品中
のコレステロールを包接するのに用いられるサイクロデ
キストリンは、当分野で従来から用いられているもので
よく、本発明において特に限定されない。具体的には、
α,β,γ−サイクロデキストリンなどの環状デキスト
リンの他、分岐サイクロデキストリンなどを挙げること
ができる。コレステロールとの複合体を形成し易いとい
う観点から、β−サイクロデキストリンが好ましい。
【0008】本発明の方法によれば、まず、対象とする
コレステロール含有液状食品をサイクロデキストリンと
混和する。ここにおいて「混和する」とは、ほぼ均一に
混ざった状態にすることをいう。その際混和の方法は特
に限定されず、通常は、コレステロール含有液状食品を
収容したタンク中に所定のサイクロデキストリンを添加
し、撹拌翼で1〜数分間程度撹拌することにより実施す
るのが一般的である。対象の液状食品に対するサイクロ
デキストリンの混和の割合は、該食品中のコレステロー
ルの含有割合により多少変わりうるが、一般的には該液
状食品の全重量の1〜20%程度でよい。サイクロデキ
ストリンの混和の割合があまり少ないとコレステロール
の包接効果が得難く、また、あまり多すぎても増加分に
見合った包接効果が得難く、むだになる。
【0009】対象の液状食品とサイクロデキストリンと
の混和に際して、混和操作の容易さの観点から、例えば
卵黄液のように多少粘性を有するものは適宜水を添加し
て(より具体的には、割卵分離して得られた卵黄液1重
量部に対して水0.5〜5重量部程度添加して)、粘度
を下げておくとよい。また、その際、原料卵黄液(割卵
分離して得たもの)に対してその0.5〜30%程度の
食塩を添加しておくと、卵黄中の沈澱し易い蛋白質の溶
解性を高めることができ、その結果、後段の遠心分離に
よるコレステロール・サイクロデキストリン複合体の分
離除去の際に上記蛋白質の同伴沈澱を防止することがで
きることから好ましい。
【0010】本発明の方法によれば、上記のように混和
して得られた混合系を次いでスタティックミキサーに通
す。ここにおいてスタティックミキサーとは、可動部を
全く有さない、即ち撹拌手段を全く有さない静止型混合
撹拌器をいう。より具体的には、液体が配管内部に固定
された抵抗部材を通過するだけで液の進行に伴なう液流
の反転・転換により混合の目的が達成されるように設計
されているインラインミキサーをいう。抵抗部材の構造
により液流の流れ特性、即ち混合特性は変わりうるが、
長方形の板を左右逆方向に180°ねじった部材が代表
的である。
【0011】このようなスタティックミキサーは市販さ
れており、それらのうち代表的なものを以下に示す。 (1) ノリタケカンパニーリミテッド製 3/4 −N60
S−331−0,1/2−N60S−331−0,及び
1−N30−131−F (2) SULZER CHEMTECH社製のSMX−
DN 25×10及びSMX−DN 25×5 など これらのスタティックミキサーは管内径が20〜50mm
程度で、また管長は20〜50cm程度であるのが一般的
である。
【0012】対象液状食品とサイクロデキストリンとの
混合系をスタティックミキサーに通す方法は特に限定的
でないが、ポンプを用いて送り込み、送り速度を、管内
径にも依るが、通常2〜100リットル/分程度とする
のが一般的である。このような速い送り速度であっても
後述の実施例及び試験例の結果から明らかなようにコレ
ステロールの除去率は一般的に60%を超し、送り速度
が2.4リットル/分〜7.2リットル/分では対象液
状食品が当初含有していたコレステロールの83〜79
%も除去される。
【0013】なお、スタティックミキサーに通すときの
混合系の温度(品温)は、流動性が維持されている限
り、即ち、液状になっている限り特に限定的でない。卵
黄液の場合においてはコレステロールとサイクロデキス
トリンとの複合体をきれいに分離することができるとい
う利点があるので、40〜55℃程度に加温するとよ
い。スタティックミキサーに通した後の混合系は、次い
で常法に準じて遠心分離に処し、該混合系からコレステ
ロールとサイクロデキストリンとの複合体を分離除去す
る。
【0014】こうして得られた製品は、原料としての対
象液状食品が当初含有していたコレステロールの通常6
0%以上、好ましくは70〜85%も除去されたもので
ある。しかも本発明の方法によれば、スタティックミキ
サーによる処理時間は液流の送り速度が2〜100リッ
トル/分であることから、従来のバッチシステムにおけ
る処理時間(2〜5時間)に比べて極めて短時間であ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例及び試験例でもって更
に詳しく説明する。なお、本発明において%は重量基準
である。実施例1 下記(イ)の配合割合の原料を撹拌翼付きの30リット
ル容量のタンク中に収容し、約1分間程度撹拌して全体
をほぼ均一にした後、ポンプを経由して下記(ロ)のス
タティックミキサーに下記(ハ)の条件下に通した。ス
タティックミキサーを通した後の混合液は常法に準じて
遠心分離に処し(回転速度:6000rpm )、コレステ
ロール・β−サイクロデキストリン複合体を分離除去し
た。こうして得られた卵黄溶液のコレステロール含量を
測定したところ、この製品の脱コレステロール率(コレ
ステロール除去率)は83%であった。
【0016】 (イ) 原料 配合割合(kg) 卵黄液(割卵分離して得られたもの) 10.0 水 13.0 食塩 0.5 β−サイクロデキストリン 1.0 合計 24.5 (ロ)SULZER CHEMTECH 社製のスタティックミキサー: 管内径:25mm 管長 :40cm (前半分の20cm:SMX−DN 25×10後半分の20cm:SMX−DN 25×5) (ハ) (1)、ポンプの送り速度:2.4リットル/分 (2)、スタティックミキサーに通す際卵黄溶液は品温4
〜6℃に保った。
【0017】実施例2 下記(イ)の配合割合の原料を撹拌翼付きの30リット
ル容量のタンク中に収容し、約1分間程度撹拌して全体
をほぼ均一にした後、ポンプを経由して下記(ロ)のス
タティックミキサーに下記(ハ)の条件下に通した。ス
タティックミキサーを通した後の混合液は常法に準じて
遠心分離に処し(回転速度:6000rpm )、コレステ
ロール・β−サイクロデキストリン複合体を分離除去し
た。こうして得られた卵黄溶液のコレステロール含量を
測定したところ、この製品の脱コレステロール率は82
%であった。
【0018】 (イ) 原料 配合割合(kg) 卵黄液(割卵分離して得られたもの) 10.0 水 10.0 食塩 0.5 β−サイクロデキストリン 1.0 合計 21.5 (ロ)ノリタケカンパニーリミテッド製 3/4−N60S
−33−0: 管内径:20mm 管長 :20cm (ハ) (1)、ポンプの送り速度:2.4リットル/分 (2)、スタティックミキサーに通す際卵黄溶液は品温4
〜6℃に保った。
【0019】実施例3 上記実施例1においてスタティックミキサーに通す際卵
黄溶液の品温を約40℃に保った以外はすべて同一の条
件の下で実施例1の原料を処理したところ、得られた製
品は脱コレステロール率79%であった。なお、この場
合は遠心分離操作が極めて容易で、しかもコレステロー
ル・β−サイクロデキストリン複合体をきれいに分離す
ることができた。
【0020】試験例 下記の3種のスタティックミキサーの型式(a),
(b)及び(c)をそれぞれ下記のポンプ送り速度で用
いた他はすべて上記実施例1と同様の処理を行ない、コ
レステロール・β−サイクロデキストリン複合体の分離
後得られた各卵黄溶液について、コレステロール含量を
それぞれ測定し、各製品の脱コレステロール率を算出し
た。結果を下表に示した。一方、比較のために、上記実
施例1においてタンク中でほぼ均一にした混合液の各2
リットルを、一つは3リットル容量のミキサー中に収容
して羽根回転速度1000rpm の下、所定時間撹拌した
のち、また他方は3リットル容量のホモミキサー中に収
容して回転速度5000rpm の下、所定時間撹拌したの
ち、いずれも上記実施例1と同様に遠心分離に処し、コ
レステロール・β−サイクロデキストリン複合体の分離
後得られた各対照製品についてコレステロール含量を測
定して脱コレステロール率を算出した。この結果も下表
に示した。
【0021】(a) SULZER CHEMTECH 社製のスタティッ
クミキサー: 管内径:25mm 管長 :40cm (前段の27cm:SMX−DN 25×10後段の13cm:SMX−DN 25×5) (b) ノリタケカンパニーリミテッド製 3/4−N60S
−331−0: 管内径:20mm 管長 :20cm (c) SULZER CHEMTECH 社製のスタティックミキサー: 管内径:25mm 管長 :40cm (前段の27cm:SMX−DN 25×10後段の13cm:SMX−DN 25×5)
【0022】
【表1】 表の結果から、本発明の方法によれば、従来のバッチシ
ステムによる方法よりコレステロール除去処理が極めて
短時間ですむことが理解される。しかもコレステロール
除去率(脱コレステロール率)は、従来のバッチシステ
ムによる処理速度を考慮した場合、即ち、同程度の処理
速度を考慮した場合一段と高めうることも理解される。
【0023】
【発明の効果】本発明の方法により、サイクロデキスト
リンによるコレステロールの包接が、その包接効率の観
点から従来のバッチシステムによる方法に比べて一層の
向上化が計れる、即ち、包接に要する時間を格段と短か
くしうる、コレステロール含有液状食品からコレステロ
ールを除去する新規な方法が提供される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コレステロール含有液状食品をサイクロデ
    キストリンと混和したのち、スタティックミキサーに通
    すことを特徴とするコレステロール含有液状食品中のコ
    レステロール除去方法。
JP6328869A 1994-12-28 1994-12-28 コレステロール含有液状食品中のコレステロール除去方法 Pending JPH08173060A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6328869A JPH08173060A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 コレステロール含有液状食品中のコレステロール除去方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100432319B1 (ko) * 2001-10-31 2004-05-22 주식회사 바이오씨에스 사이클로덱스트린 유도체가 고체기질에 결합된 고정체 및그 제조방법
JP2020508193A (ja) * 2017-02-22 2020-03-19 エピゴン バイオプロテーゼ組織の処理のための生成物および方法

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