JPH08172950A - 多段栽培装置 - Google Patents

多段栽培装置

Info

Publication number
JPH08172950A
JPH08172950A JP6337912A JP33791294A JPH08172950A JP H08172950 A JPH08172950 A JP H08172950A JP 6337912 A JP6337912 A JP 6337912A JP 33791294 A JP33791294 A JP 33791294A JP H08172950 A JPH08172950 A JP H08172950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cultivation container
cultivation
container
supporting
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6337912A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3204863B2 (ja
Inventor
Kazuya Iwai
岩井一弥
Kiyoshi Usui
清 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiwa KK
Original Assignee
Seiwa KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP33791294A priority Critical patent/JP3204863B2/ja
Application filed by Seiwa KK filed Critical Seiwa KK
Priority to AU18624/95A priority patent/AU682449B2/en
Priority to ES95910777T priority patent/ES2129811T3/es
Priority to HU9602350A priority patent/HUT74821A/hu
Priority to PL95316210A priority patent/PL316210A1/xx
Priority to US08/704,794 priority patent/US5856190A/en
Priority to BR9507025A priority patent/BR9507025A/pt
Priority to DE69507689T priority patent/DE69507689T2/de
Priority to EP95910777A priority patent/EP0746194B1/en
Priority to CN95192057A priority patent/CN1091570C/zh
Priority to NZ281720A priority patent/NZ281720A/en
Priority to RU96120152A priority patent/RU2141756C1/ru
Priority to KR1019960705017A priority patent/KR100338865B1/ko
Priority to CA002184180A priority patent/CA2184180C/en
Priority to PCT/JP1995/000388 priority patent/WO1995024119A1/en
Priority to MXPA/A/1996/004008A priority patent/MXPA96004008A/xx
Priority to MA23802A priority patent/MA23474A1/fr
Publication of JPH08172950A publication Critical patent/JPH08172950A/ja
Priority to BG100836A priority patent/BG62791B1/bg
Priority to GR990400796T priority patent/GR3029709T3/el
Publication of JP3204863B2 publication Critical patent/JP3204863B2/ja
Application granted granted Critical
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
    • Y02P60/21Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures

Landscapes

  • Hydroponics (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】多段栽培方法を実施するために必要な栽培ベッ
ドの移動を効率的に行うことのできる多段栽培装置を提
供する。 【構成】本発明の多段栽培装置1は、所定の長さを有す
る栽培容器3の支持手段を上下方向に複数備えた支持部
材2と、栽培容器3に対して離接可能であると共に上下
方向に移動可能に設けられ、上方の支持手段に支持され
ている栽培容器3を保持して該上方の支持手段よりも下
方に位置する支持手段へ移動させることができる栽培容
器保持手段を備えた栽培容器移送部材7と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウリ科、ナス科やバラ
科をはじめとする果実の収穫を目的とする植物を栽培す
るのに適した多段栽培装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、果菜類(ナス、トマト、キュウ
リ、マクワウリ等のように果実を食用とする野菜)及び
果樹類の温室栽培が盛んに行われている。かかる温室栽
培においては露地栽培と同様に土壌に苗を植えつける方
法も行われているが、その一方で栽培容器にロックウー
ル等の培地を充填した栽培ベッド(栽培床)を用いた栽
培法も採用されている。栽培ベッドを用いる方法により
果菜類等を栽培する場合には、地面に設置した栽培ベッ
ドに苗を定植し、その苗を上方に生育させ、かつできる
だけ多収量とするために複数段の花房で結実させた後に
収穫している。例えば、トマトの場合には、通常は5、
6段花房まで結実させ、収穫することが一般に行われて
いる。
【0003】このトマトの5、6段花房までの栽培にお
いては、1年間に2作が一般的である。すなわち、本圃
定植より収穫終了までを1サイクルとし、第1作の終了
後、残樹の片付け、栽培ベッドの消毒等のため一定の休
止期間(1週間〜1か月)を設けて、次作に入る。この
休止期間をできるだけ短縮し、前作の終了と同時に次作
の苗を定植して、できるだけ高段まで栽培させるように
しても、年2作で7、8段花房までの栽培が限界であ
る。しかも、果実の収穫開始期は、通常、5段果房の開
花期前後であるため、定植してから最初の果実が収穫可
能となるまで、果実の収穫ができないロス期間がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、かかる栽
培方法では本圃定植から収穫開始までのロス期間が長
く、収穫期間が限定されてしまうので、連続的に長期に
わたって安定出荷ができる栽培方法の出現が望まれてい
た。
【0005】このニーズを満たすものとして、始めにロ
ス期間はあるが、連続的に栽培して30段花房以上まで
生長させる長段栽培法がある。しかし、長段栽培法で
は、茎葉の生長と花成・結実・肥大が同時に進行するの
で、栄養生長と生殖生長とのバランスを保った肥培管理
が必要となる。このような肥培管理は極めて困難で、そ
の成否は生産者固有の技術力によるところが大きい。し
たがって、かかる長段栽培方法では人手がかかり過ぎ、
肥培管理の自動化や大規模栽培には適さない。
【0006】本発明者は上記した課題を解消するため、
先に、連続的に長期にわたって安定出荷ができると共
に、肥培管理が容易で、栽培作業の自動化・省力化や大
規模栽培に適する植物栽培方法を特願平6−66540
号として提案している。かかる栽培方法は、上段と下段
との少なくとも2段の位置で栽培ベッド(栽培容器)を
支持し、各段に栽培ベッドを配置して所定の生育過程ま
で植物を栽培した後、栽培ベッドを順次下段に移し、最
下段の栽培ベッドは除去すると共に、空所となる最上段
には新たな栽培ベッドを補充配置することを繰り返すこ
とを特徴としている。かかる方法によれば、連続的な収
穫が可能となり収穫量が増大すると共に、収穫時期が一
時期に集中しないため、作業労力が分散し、その結果作
業効率が向上する等の効果を有している。
【0007】しかしながら、かかる方法を実施するため
には、栽培ベッドを移動することが要件となるが、この
移動作業を全て人手に頼っていたのでは効率的ではな
い。
【0008】また、上記した栽培方法では、下段に配設
した栽培ベッドで生長する植物に対しては、上段の棚や
栽培ベッド等が影になって日照条件が上段の植物より劣
ることになるが、その場合でも、日照条件はできるだけ
よいことが望まれることはもちろんである。
【0009】本発明は上記課題を解消するためになされ
たものであり、上記した栽培方法を実施するために必要
な栽培ベッドの移動を効率的に行うことのできる多段栽
培装置を提供することを目的とする。また、下段の栽培
容器で生長する植物への日照の遮りをできるだけ少なく
することができ、上記した栽培方法に適する多段栽培装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の多段栽培装置は、所定の長さを有する栽培容器
の支持手段を上下方向に複数備えた支持部材と、栽培容
器に対して離接可能であると共に上下方向に移動可能に
設けられ、上方の支持手段に支持されている栽培容器を
保持して該上方の支持手段よりも下方に位置する支持手
段へ移動させることができる栽培容器保持手段を備えた
栽培容器移送部材と、を有することを特徴とする。
【0011】この場合、前記支持部材は、栽培容器の支
持手段として、栽培容器に吊線を介して連結されて栽培
容器の上方に位置するように栽培容器の長手方向に沿っ
て配設される略棒状の栽培容器吊下げ部材を支持する、
略鉛直に配設された支柱に、栽培容器の長手方向に対し
て略直交する方向に突出するように設けられた棒状部
材、を有してなるものを用いることができる。また、前
記支持部材は、栽培容器の支持手段として、略鉛直に配
設された支柱に、栽培容器の端部付近を支持可能な容器
支持部材を設けてなるものであってもよい。
【0012】また、前記支持部材は、栽培容器の支持手
段として、略鉛直に配設された支柱に、栽培容器の端部
付近を支持可能な容器支持部材を有すると共に、栽培容
器の上方に位置し栽培容器の長手方向に対して略直交す
る方向に突出するように設けられた棒状部材を有し、該
棒状部材に、栽培容器とは吊線を介して連結されていな
い略棒状の栽培容器吊下げ部材が支持され、該栽培容器
吊下げ部材の適宜位置に一端が連結されて栽培容器に向
かって垂下されている植物の生長方向を誘引する誘引線
を有するものであってもよい。
【0013】前記栽培容器移送部材の栽培容器保持手段
は、栽培容器を保持する際、栽培容器吊下げ部材及び/
又は栽培容器に接近可能に設けられているものを用いる
ことができる。
【0014】前記栽培容器移送部材は、栽培容器の長手
方向に沿って支持部材の側方を移動可能に設けられてい
ることが好ましく、例えば、支持部材の側方の基礎面上
に栽培容器の長手方向に沿ってガイド部材が設けられ、
このガイド部材に沿って栽培容器移送部材を移動させる
ことができる。この場合、前記栽培容器移送部材の基台
部が、前記ガイド部材に沿って移動する第1の基台部
と、第1の基台部の移動方向に対して略直交する方向に
移動可能に設けられた第2の基台部とから構成され、該
第2の基台部が移動することにより栽培容器移送部材の
栽培容器保持部材が栽培容器に離接するように設けられ
ていることが好ましい。
【0015】また、本発明の多段栽培装置は、一端に受
液口を有すると共に周壁に適宜数の小孔を有し、栽培容
器内に長手方向に沿って設置される、培地に対して培養
液を供給するための給液管と、先端が該給液管の受液口
とは連結せず該受液口に臨むように設けられている、該
給液管に培養液を供給する培養液供給管と、を有する給
液システムと、栽培容器から突出するように設けられた
排液放出管と、該排液放出管と連結しないように設けら
れている排液管と、を有する排液システムと、を備えて
なることが好ましい。
【0016】また、本発明の多段栽培装置は、所定長の
栽培容器と、栽培容器の支持手段として、栽培容器に吊
線を介して連結されて栽培容器の上方に位置するように
栽培容器の長手方向に沿って配設される略棒状の栽培容
器吊下げ部材を支持する、略鉛直に配設された支柱に、
栽培容器の長手方向に対して略直交する方向に突出する
ように設けられた棒状部材、を有してなる支持部材と、
を有することを特徴とする。
【0017】また、本発明の多段栽培装置は、所定長の
栽培容器と、栽培容器の支持手段として、略鉛直に配設
された支柱に、栽培容器の端部付近を支持可能な容器支
持部材を有する支持部材と、を有することを特徴とす
る。この場合、前記支持部材は、さらに、略鉛直に配設
された支柱に、栽培容器の上方に位置し栽培容器の長手
方向に対して略直交する方向に突出するように設けられ
た棒状部材を有し、該棒状部材に、栽培容器とは吊線を
介して連結されていない略棒状の栽培容器吊下げ部材が
支持され、該栽培容器吊下げ部材の適宜位置に一端が連
結されて栽培容器に向かって垂下されている植物の生長
方向を誘引する誘引線を有するものを用いることができ
る。また、前記支持部材は、さらに、栽培容器の支持手
段として、栽培容器に吊線を介して連結されて栽培容器
の上方に位置するように栽培容器の長手方向に沿って配
設される略棒状の栽培容器吊下げ部材を支持する、略鉛
直に配設された支柱に、栽培容器の長手方向に対して略
直交する方向に突出するように設けられた棒状部材、を
有してなるものを用いることができる。
【0018】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づき本発明の
多段栽培装置を説明する。図において、1は本実施例の
多段栽培装置であり、支持部材2、栽培容器3、栽培容
器移送部材7等を有して構成されている。
【0019】支持部材2は、地面等の基礎面に立設され
たり、温室の梁材から吊り下げられたりして略鉛直に配
設される支柱21と、該支柱21に上下方向に所定間隔
をおいて、かつ対向して配設される支柱21に向かって
突出し栽培容器3の一端部付近を支持可能に設けられた
栽培容器3の支持手段である容器支持部材22と、各容
器支持部材22の上方であって栽培容器3の長手方向に
対して略直交する方向に突出するように支柱21に固定
配設した棒状部材23と、を有して構成されている。
【0020】なお、この棒状部材23も栽培容器3の支
持手段として機能する。この棒状部材23は、後述のよ
うに、栽培容器3に連結されて設けられる栽培容器吊下
げ部材5を支持するために配設されるからである。従っ
て、本実施例では、栽培容器3の支持手段として、容器
支持部材22と棒状部材23の2つの手段を有しいるこ
とになるが、いずれか一方の手段のみを有する構成とし
てもよい。
【0021】但し、棒状部材23を有しているだけの場
合は、栽培容器3と栽培容器吊下げ部材5とを連結する
後述の吊線4が必要となる。また、支持手段として容器
支持部材22だけでもよいが、この場合でも、植物を所
定の生長方向に誘引する後述の誘引線6の端部を保持す
るための手段として上記栽培容器吊下げ部材5及び棒状
部材23を利用することもできる。
【0022】なお、上記したように、本実施例では、容
器支持部材22を、対向して配設される支柱21に向か
って突出するように設けているが、後述の栽培容器移送
部材7が配設される通路側に突出するように設けること
もできる。また、支柱21は別途設けるのではなく温室
を構成している既存の柱等を利用することもできる。
【0023】また、本実施例では、3段栽培を実施する
ため、容器支持部材22を3個所に設けている。容器支
持部材22は下段に配設される栽培容器3に対する日照
の遮りを小さくするためにも、安定性を損ねない範囲で
面積を小さくすることが好ましい。面積がある程度小さ
くても、支持部材2に設けた棒状部材23に支持される
栽培容器吊下げ部材5だけでも栽培容器を支持可能であ
り、安定性に問題はない。
【0024】各棒状部材23は、各容器支持部材22よ
りも上方に、栽培する植物の背丈分程度の間隔をおいて
設けられる。本実施例では、中段及び下段の棒状部材2
3がそれぞれ上段及び中段の容器支持部材22の上側に
配設されているが、上段及び中段の容器支持部材22の
下側であってもよい。また、各棒状部材23における支
柱21を挟んだ両側部23a,23bは、栽培容器吊下
げ部材5の支持部として機能する。ここで、中段の棒状
部材23と下段の棒状部材23との間には中継用棒状部
材24が配設されている。これは、栽培容器3を上段か
ら中段に移送した場合、そこでは植物の背丈が大きくな
るのに伴って中段の棒状部材23に新たな栽培容器吊下
げ部材5を配置して栽培を行うことになるが、移送した
直後にとりあえず上段で使用していた栽培容器吊下げ部
材5の設置場所を一時的に確保するため、また、場合に
よっては、植物の背丈がある程度大きくなるまでの間、
上段で使用していた栽培容器吊下げ部材5をそのまま使
用することを可能にするため設けられている。
【0025】この棒状部材23及び中継用棒状部材24
の形状は限定されるものではないが、栽培容器吊下げ部
材5を保持し易いよう、本実施例のように断面略L型に
形成することが好ましく、さらに栽培容器吊下げ部材5
が当接する部分に略U字状の切欠きを設けておくことが
好ましい。
【0026】栽培容器3は、断面四角形、断面半円形等
の長尺の箱状体から構成されている。植物は、この栽培
容器3全体にロックウール等の培地を充填して植えても
よいが、移送されるものであるため、培地量はできるだ
け少なくして軽量にすることが好ましく、そのために
は、キューブ状ロックウール等、所定形状に保形した培
地に植物を栽植し、これを栽培容器3内に所定間隔をお
いて配置することが好ましい。
【0027】栽培容器吊下げ部材5は棒状のもので、上
記したように支持部材2に設けた棒状部材23の両側部
23a,23bにそれぞれ掛け渡し配設される。本実施
例では、各端部付近に針金等からなる吊線4を設け栽培
容器3と連結しており、これにより、上記したように栽
培容器3が安定して保持されている。より具体的にいえ
ば、栽培容器吊下げ部材5はそれぞれの段において2本
用いられ、支柱21からの距離がほぼ等距離となる棒状
部材23の各側部23a,23bのいずれかの位置(具
体的には、上記した略U字状の切欠き)に配設されるた
め、2つの吊線4は容器支持部材22も含めて略V字状
に張設されることになる。すなわち、栽培容器3は各吊
線4の上端部と容器支持部材22との3点で支持される
ことになるため、栽培容器3が載置される容器支持部材
22の面積が小さくても安定性が確保されることにな
る。
【0028】また、栽培容器吊下げ部材5は、栽培容器
3と一緒に移動するものであるため、すなわち、支柱2
1間に挿入可能とする必要があるため、支柱21間の距
離よりも短い長さで形成されている。
【0029】なお、栽培容器3が上段に位置していると
きは、植物の背丈も低いことから不要であるが、中段の
容器支持部材22及び下段の容器支持部材22上に移送
されたときには背丈も高くなっているため、生長を補助
し、生長方向を安定させるべく、栽培容器吊下げ部材5
には、植物の栽培数に応じて、誘引線6を垂下させるこ
とができる。
【0030】ここで、培地に培養液を供給するための給
液システムは、図示しない給液本管と、培養液供給管2
5と、給液管26とを有して構成されている。培養液供
給管25は、地中に埋設した給液本管(図示せず)に接
続され、支柱21に沿って固定配設されている。該培養
液供給管25は、本実施例では、上段、中段及び下段に
配設される各栽培容器3に対応して3本設けられてお
り、各培養液供給管25の先端25aは、各栽培容器3
内に配設した給液管26の端部に設けられている受液口
26aに臨んでいる。給液管26は、このように一端に
受液口26aが形成されていると共に、他端が閉塞され
ており、周壁には適宜数の小孔26b(図2参照)が設
けられている。すなわち、受液口26a内に供給された
培養液は、所定量に至ると小孔26bから放出され、培
地に供給される。また、培養液供給管25から供給され
る培養液を、該培養液供給管25の先端25aに直接連
結されていない受液口26aで受液するものであるた
め、栽培容器3を移動する際、培養液供給管25から取
り外したり、再度連結したりする必要がなく、本発明の
栽培装置にとっては、本実施例のような給液管26及び
培養液供給管25を用いることが好ましい。
【0031】また、排液システムは、図示しない排液本
管と、排液管27と、排液受口28と、排液放出管29
とを有して構成されている。排液管27は、培養液供給
管25と同様に各段の栽培容器3に対応して3本設けら
れている。具体的には、それらの各一端27aは、給液
管26の受液口26aが位置している側の栽培容器3の
端部と反対側の端部が載置されている容器支持部材22
に設けた排液受口28に連結されており、他端側は地中
に埋設した排液本管(図示せず)に接続されている。
【0032】栽培容器3内に供給された培養液は、この
排液受口28を介して排液管27に供給され排液される
が、栽培容器3内から排液受口28への排液の供給は、
栽培容器3の他端壁3a(すなわち、排液受口28が設
けられている容器支持部材22に載置されている側の壁
部)に挿通配設した排液放出管29を経由して行われ
る。この排液放出管29は、図2に示すように、一端が
栽培容器3内に臨み、他端が上記排液受口28の上方に
位置するよう、該栽培容器3の他端壁3aから外部に突
出するように配設されている。排液受口28と排液放出
管29とは、このように直接連結されているわけではな
いため、上記培養液供給管25と同様、栽培容器3の移
動の際に取り外したり接続したりする作業が不要であ
り、本発明の栽培装置にとって好適である。
【0033】なお、本実施例のように排液放出管29と
して略L字型のパイプを用いると、栽培容器3の他端壁
3aから突出している部分をいずれかの方向に回転させ
ることにより、栽培容器3内に位置している排液放出管
29の排液入り口29aの高さ(栽培容器3の底壁から
該排液入り口29aまでの距離)を変化させることがで
き、これにより栽培容器3内に残留する培養液の量を容
易に調整することができる。
【0034】栽培容器移送部材7は、栽培容器3に対し
て離接可能であると共に、上下方向に移動可能に設けら
れ、栽培容器3を保持して上方の容器支持部材22から
下方の容器支持部材22へ移送することができる栽培容
器保持部材を有するものであればいかなる構成のもので
あってもよい。
【0035】ここで、本明細書中、栽培容器3に対して
離接可能とは、いかなる手段であれ、栽培容器3自体又
は栽培容器3を支持している栽培容器吊下げ部材5に離
接可能であることを意味し、例えば、人の腕の動きをす
るロボットであって、そのアームがいずれかの方向から
これらに離接し、栽培容器3等をつかんで保持するもの
であってもよい。本実施例では、栽培容器3の下側若し
くは栽培容器吊下げ部材5の下側まで移動して、又は栽
培容器3の下側と栽培容器吊下げ部材5の下側の両方へ
移動して栽培容器3を保持し得る構成としている。
【0036】この場合、例えば、棒状の栽培容器保持部
材をピストン内で前後動可能に設けると共に、この前後
動及び栽培容器保持部材の上下動をサーボモータ等によ
り制御して、所定の位置から他の異なる位置へ自由に栽
培容器保持部材の位置を変更できるような構成とするこ
ともできる。
【0037】但し、本実施例では、より簡易かつ低コス
トで製造することができる構成の栽培容器移送部材7を
用いている。すなわち、かかる栽培容器移送部材7は、
基台部72と、該基台部72に略垂直に立設される垂直
柱73と、該垂直柱73に沿って上下動するように、か
つ開放端を栽培容器3の側方部方向に向けて略水平に配
設される3本の略コ字状の栽培容器保持部材(上方か
ら、第1の栽培容器保持部材71a,第2の栽培容器保
持部材71b,第3の栽培容器保持部材71c)と、を
有して構成されている。
【0038】また、本実施例では、第1の栽培容器保持
部材71aは他の栽培容器保持部材とは独立して上下動
可能に設けられており、第2の栽培容器保持部材71b
と第3の栽培容器保持部材71cとは連結部材74によ
り連結されて一緒に上下動可能に設けられている。
【0039】上下動させる手段は特に限定されるもので
はなく、上記したようにサーボモータ等で駆動させるこ
とも可能であるが、本実施例ではより簡易な手段とし
て、図1ではその一部しか示していないが、垂直柱73
の上部に2つの滑車を配設し、そのうちの一方に、第1
の栽培容器保持部材71aに連結される駆動ひもを掛け
回し、他方に第2の栽培容器保持部材71bに連結され
る駆動ひもを掛け回して、駆動ひもの端部を人の手等に
より引っ張ったり引き戻したりする手段を用いており、
一方の駆動ひもを引いたときには第1の栽培容器保持部
材71aが上昇し、他方の駆動ひもを引いたときには第
2の栽培容器保持部材71bと第3の栽培容器保持部材
71cとが同期して上昇する。この場合、さらに、2つ
の駆動ひもを一つのハンドルに掛け回すことで、ハンド
ルを操作すれば、必要に応じて、第1の栽培容器保持部
材71aと、第2及び第3の栽培容器保持部材71b,
71cとを全て同期して上下動させることも可能とな
る。
【0040】なお、第1の栽培容器保持部材71aの上
面には、2個一組の突起71a1と71a2又は71a3
と71a4が所定間隔をおいて設けられ、各組の突起間
で栽培容器吊下げ部材5を支持する構成となっている。
第2の栽培容器保持部材71bの上面には第1の栽培容
器保持部材と同様に栽培容器吊下げ部材5を支持するた
めの2個一組の突起71b1と71b2又は71b3と7
1b4が設けられているほかに、略中央部には栽培容器
3の幅とほぼ同じ長さの間隔をおいて栽培容器3を支持
するための2つの突起71b5と71b6が設けられてい
る。第3の栽培容器保持部材71cには、栽培容器3を
支持するための突起71c5と71c6のみが設けられて
いる。
【0041】基台部72は、第1の基台部72aと第2
の基台部72bとから構成され、第1の基台部72a
は、作業用通路に敷設したガイド部材としてのレール7
5に対して、ローラ72cを介して移動可能に設けられ
ている。第2の基台部72bは、第1の基台部72aに
おいてレール75と略直交する方向に沿って設けた案内
溝72dに、該第2の基台部72bの側端部72eが係
合して摺動することで、栽培容器3の側方部に向かって
離接可能に設けられている。したがって、本実施例の各
栽培容器保持部材71a〜71cが栽培容器3に対して
その側方から離接する場合は、第2の基台部72bの移
動により、垂直柱73も含めて離接することになる。な
お、本実施例では、第1の基台部72aをローラ72c
を介して移動させ、また第2の基台部72bは摺動させ
ることにより移動させる構成としているが、いずれの場
合もこれに限定されるものではないことはもちろんであ
る。また、栽培容器3の長手方向に沿って設けられる作
業用通路に沿って、この栽培容器移送部材7を移動可能
に構成したのは、多段栽培装置1が、通常、温室内にお
いて栽培容器3の長手方向に沿って複数設置されるた
め、必要最小限の栽培容器移送部材7により多数の多段
栽培装置1に対する作業を可能とすることができるから
である。
【0042】なお、レール75としては、作業用通路に
専用のものを別途敷設してもよいが、作業用通路には、
通常、温室内の温度調節のため、温湯供給管が敷設され
ている。したがって、この温湯供給管をレールとして使
用するとコスト的に有利である。
【0043】次に本実施例の多段栽培装置1の使用法を
説明する。まず、上段、中段、下段の各容器支持部材2
2に栽培容器3が図1に示されているように載置されて
いるとする。なお、例えば、栽培植物がトマトの場合に
は、上段の栽培容器3には定植して間もない苗木が、中
段の栽培容器3には収穫開始付近までのいずれかの生長
時期に至っている植物が、下段の栽培容器3には結実初
期以降いずれかの生長時期に至っている植物が、キュー
ビック状の培地に所定間隔をおいて配設されている。
【0044】かかる状態で栽培容器3を移動する場合、
まず、収穫が終了した下段の栽培容器3を、例えば人の
手により撤去する。この際、下段の栽培容器3から吊線
4を外し、吊線4と共に栽培容器吊下げ部材5も棒状部
材23から取り外して、該下段の栽培容器3を撤去す
る。
【0045】次に、栽培容器移送部材7を作業しようと
する多段栽培装置1の栽培容器3の側方部と対面するよ
うにレール75に沿って移動する。なお、栽培容器移送
部材7の移動は上記した下段の栽培容器3の撤去の前に
行ってもよいことはもちろんである。そして、第1の栽
培容器保持部材71aを上下動させて、上段に配設され
ている栽培容器吊下げ部材5とほぼ向き合わせる。次
に、第2の基台部72bを前進移動(第1の基台部72
aの移動方向と略直交する方向)させて、第1の栽培容
器保持部材71aを突起71a1〜a4により形成される
支持部が上段の栽培容器吊下げ部材5の下側に位置する
ように挿入する。次に、栽培容器吊下げ部材5の下側に
挿入した第1の栽培容器保持部材71aを上昇させ栽培
容器吊下げ部材5と共に上段の栽培容器3を持ち上げ、
上段の容器支持部材22から離間させる。
【0046】ここで、第2の栽培容器保持部材71b
は、上記第2の基台部72bの前進移動により、第1の
栽培容器保持部材71aと同様に、突起71b1〜b4に
より形成される支持部が中段用の栽培容器吊下げ部材5
の下側に位置するように挿入されていると共に、第3の
栽培容器保持部材71cは、突起71c5〜c6により形
成される支持部が中段の栽培容器3の下側に位置するよ
うに挿入されている。そこで、次には、第2の栽培容器
保持部材71bを第1の栽培容器保持部材71aと共に
上昇させる。これにより中段の栽培容器3も中段の容器
支持部材22から離間する。
【0047】次に、第2の基台部72bを、各栽培容器
保持部材71a〜71cを下降させたときに栽培容器3
や栽培容器吊下げ部材5の障害物となるものがない位置
まで、すなわち、少なくとも各栽培容器保持部材71a
〜71cの先端付近が容器支持部材22よりも通路側に
位置するまで後退移動させる。しかる後、第3の栽培容
器保持部材71cが下段の容器支持部材22の僅かに上
側に位置するまで各栽培容器保持部材71a〜71cを
同期して下降させる。
【0048】第2の基台部72を、下段の容器支持部材
22に載置すべき栽培容器3が、該下段の容器支持部材
22のほぼ真上となる位置まで前進移動させる。次に、
第2の栽培容器保持部材71bと第3の栽培容器保持部
材71cを下降させ、下段の容器支持部材22上に該栽
培容器3を載置すると共に、支持部材2の下段の棒状部
材23に栽培容器吊下げ部材5を支持させる。次に、第
1の栽培容器保持部材71aを下降させ、中段の容器支
持部材22上に栽培容器を載置すると共に、支持部材2
の中継用棒状部材24に栽培容器吊下げ部材5を支持さ
せる。
【0049】以上により、上段及び中段に配設していた
栽培容器3をそれぞれ中段及び下段に移送することがで
きるが、この作業を行うことにより空くことになる上段
の容器支持部材22には、次のようにして新たな栽培容
器を載置する。
【0050】すなわち、まず、第1の基台部72aを作
業しやすい場所まで移動する。次に、第1の栽培容器保
持部材71aを作業しやすい高さに調整した後、定植し
て間もない苗木を有し、栽培容器吊下げ部材5と吊線4
が配設されている新たな栽培容器3を、該第1の栽培容
器保持部材71aに該栽培容器吊下げ部材5を載せるこ
とにより支持させる。また、第2の栽培容器保持部材7
1bには、吊線4のみを取り付けた新たな栽培容器吊下
げ部材5を載せる。
【0051】次に、第1の基台部72aを作業位置まで
移動する。第2の栽培容器保持部材71bが支持部材2
の中段の棒状部材23のやや上側に対応する位置となる
ように高さ調整してから、第2の基台部72bを前進移
動する。第2の栽培容器保持部材71bを下降させて中
段の棒状部材23に支持させる。同様に、第1の栽培容
器保持部材71aを下降させて新たな栽培容器3の栽培
容器吊下げ部材5を上段の棒状部材23に支持させると
共に、上段の容器支持部材22に新たな栽培容器3を支
持させる。なお、中段の棒状部材23に支持させた新た
な栽培容器吊下げ部材5の吊線4を上記のようにして移
動した中段の栽培容器3に取り付ける。このとき、中継
用棒状部材24に支持させていた栽培容器吊下げ部材5
は取り外す。
【0052】これにより、一つの栽培装置における栽培
容器の移送作業が終了する。栽培容器移送部材7をレー
ル75に沿って移動させて隣接する支持部材2間に配設
されている栽培容器3に対して、上記作業を繰り返す。
【0053】なお、上記実施例においては、栽培容器移
送部材7の第1の栽培容器保持部材71aを、第2及び
第3の栽培容器保持部材71b,71cとは独立して上
下動可能に設けているが、第1の栽培容器保持部材71
aも、第2の栽培容器保持部材71bと連結し、全てが
同期して上下動する構成としてもよい。但し、この場合
には、上段及び中段の栽培容器3を、それぞれ中段及び
下段の容器支持部材22に移送する際に、上記した実施
例のように中段の栽培容器3の移動の妨げとならないよ
う、予め上段の栽培容器3だけを上昇させて逃げておく
ことはできない。このため、機構上当然ではあるが上段
及び中段の栽培容器3を同時に上昇・下降等させる点に
留意する必要がある。なお、かかる構造とした場合に
は、各栽培容器保持部材71a〜71cを上下動させる
手段として上記のように垂直柱73の上部に滑車を配設
して行う場合は、駆動ひもを1本用いるだけで済むこと
はもちろんである。
【0054】また、上記実施例では、中段及び下段の棒
状部材23がそれぞれ上段及び中段の容器支持部材22
の上側に配設されている。したがって、上段の栽培容器
3の底面よりも、中段用の栽培容器吊下げ部材5の位置
の方が上である。このため、上記したように、中段の栽
培容器3を移動する際には上段の栽培容器3がその妨げ
とならないように、予め上昇させて逃げておくか、上段
及び中段の栽培容器3を同期して移動させる必要があ
る。そこで、中段の棒状部材23を上段の容器支持部材
22よりも低い位置に配設しておけば、上段の栽培容器
3を予め上昇させておかなくても、直接、中段の栽培容
器3を移動させることができる。なお、この際には、上
記実施例で示したように、第1の栽培容器保持部材71
aと第2の栽培容器保持部材71bとが同期しない構造
の栽培容器移送部材7を用いる。
【0055】
【発明の効果】本発明の多段栽培装置は、支柱と該支柱
に突設された棒状部材及び/又は容器支持部材から構成
される支持部材、吊線、栽培容器吊下げ部材だけで栽培
容器を支持する構成、すなわち、棒状あるいはひも状の
ような幅の細い部材だけで栽培容器を支持する構成であ
るため、中段及び下段に配設される栽培容器で生長する
植物に対する採光を遮る部分が少ない。したがって、中
段及び下段に配設される栽培容器で生長する植物に対す
る日照条件を上段の場合と比較して著しく劣化させると
いうことがない。その一方、このような棒状やひも状の
部材だけで栽培容器を支持する構造であるにもかかわら
ず、栽培容器吊下げ部材と栽培容器を挟んで略V字状に
張設される吊線により、栽培容器の安定性は十分であ
る。
【0056】また、人手を用いるのは下段の栽培容器を
撤去する場合のみであるため、栽培容器の移動を効率的
に行え、多段栽培に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の多段栽培装置の一実施例を示す
概略斜視図である。
【図2】図2は同実施例の排液システムの構造を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 多段栽培装置 2 支持部材 21 支柱 22 容器支持部材 23 棒状部材 25 培養液供給管 26 給液管 27 排液管 28 排液受口 29 排液放出管 3 栽培容器 4 吊線 5 栽培容器吊下げ部材 7 栽培容器移送部材 71a 第1の栽培容器保持部材 71b 第2の栽培容器保持部材 71c 第3の栽培容器保持部材 72 基台部 72a 第1の基台部 72b 第2の基台部 73 垂直柱 75 レール

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の長さを有する栽培容器の支持手段
    を上下方向に複数備えた支持部材と、栽培容器に対して
    離接可能であると共に上下方向に移動可能に設けられ、
    上方の支持手段に支持されている栽培容器を保持して該
    上方の支持手段よりも下方に位置する支持手段へ移動さ
    せることができる栽培容器保持手段を備えた栽培容器移
    送部材と、を有することを特徴とする多段栽培装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材が、栽培容器の支持手段と
    して、栽培容器に吊線を介して連結されて栽培容器の上
    方に位置するように栽培容器の長手方向に沿って配設さ
    れる略棒状の栽培容器吊下げ部材を支持する、略鉛直に
    配設された支柱に、栽培容器の長手方向に対して略直交
    する方向に突出するように設けられた棒状部材、を有し
    てなる請求項1記載の多段栽培装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部材が、栽培容器の支持手段と
    して、略鉛直に配設された支柱に、栽培容器の端部付近
    を支持可能な容器支持部材を設けてなる請求項1又は2
    に記載の多段栽培装置。
  4. 【請求項4】 前記支持部材が、栽培容器の支持手段と
    して、略鉛直に配設された支柱に、栽培容器の端部付近
    を支持可能な容器支持部材を有すると共に、栽培容器の
    上方に位置し栽培容器の長手方向に対して略直交する方
    向に突出するように設けられた棒状部材を有し、該棒状
    部材に、栽培容器とは吊線を介して連結されていない略
    棒状の栽培容器吊下げ部材が支持され、該栽培容器吊下
    げ部材の適宜位置に一端が連結されて栽培容器に向かっ
    て垂下されている植物の生長方向を誘引する誘引線を有
    する請求項1記載の多段栽培装置。
  5. 【請求項5】 前記栽培容器移送部材の栽培容器保持手
    段が、栽培容器を保持する際、栽培容器吊下げ部材及び
    /又は栽培容器に接近可能に設けられている請求項1〜
    4いずれか1に記載の多段栽培装置。
  6. 【請求項6】 前記栽培容器移送部材が、栽培容器の長
    手方向に沿って支持部材の側方を移動可能に設けられて
    いる請求項1〜5いずれか1に記載の多段栽培装置。
  7. 【請求項7】 支持部材の側方の基礎面上に栽培容器の
    長手方向に沿ってガイド部材が設けられ、このガイド部
    材に沿って栽培容器移送部材が移動する請求項6記載の
    多段栽培装置。
  8. 【請求項8】 前記栽培容器移送部材の基台部が、前記
    ガイド部材に沿って移動する第1の基台部と、第1の基
    台部の移動方向に対して略直交する方向に移動可能に設
    けられた第2の基台部とから構成され、該第2の基台部
    が移動することにより栽培容器移送部材の栽培容器保持
    部材が栽培容器に離接する請求項7記載の多段栽培装
    置。
  9. 【請求項9】一端に受液口を有すると共に周壁に適宜数
    の小孔を有し、栽培容器内に長手方向に沿って設置され
    る、培地に対して培養液を供給するための給液管と、先
    端が該給液管の受液口とは連結せず該受液口に臨むよう
    に設けられている、該給液管に培養液を供給する培養液
    供給管と、を有する給液システムと、 栽培容器から突出するように設けられた排液放出管と、
    該排液放出管と連結しないように設けられている排液管
    と、を有する排液システムと、を備えてなる請求項1〜
    8いずれか1に記載の多段栽培装置。
  10. 【請求項10】 所定長の栽培容器と、 栽培容器の支持手段として、栽培容器に吊線を介して連
    結されて栽培容器の上方に位置するように栽培容器の長
    手方向に沿って配設される略棒状の栽培容器吊下げ部材
    を支持する、略鉛直に配設された支柱に、栽培容器の長
    手方向に対して略直交する方向に突出するように設けら
    れた棒状部材、を有してなる支持部材と、を有すること
    を特徴とする多段栽培装置。
  11. 【請求項11】 所定長の栽培容器と、 栽培容器の支持手段として、略鉛直に配設された支柱
    に、栽培容器の端部付近を支持可能な容器支持部材を有
    する支持部材と、を有することを特徴とする多段栽培装
    置。
  12. 【請求項12】 前記支持部材が、さらに、略鉛直に配
    設された支柱に、栽培容器の上方に位置し栽培容器の長
    手方向に対して略直交する方向に突出するように設けら
    れた棒状部材を有し、該棒状部材に、栽培容器とは吊線
    を介して連結されていない略棒状の栽培容器吊下げ部材
    が支持され、該栽培容器吊下げ部材の適宜位置に一端が
    連結されて栽培容器に向かって垂下されている植物の生
    長方向を誘引する誘引線を有する請求項11記載の多段
    栽培装置。
  13. 【請求項13】 前記支持部材が、さらに、栽培容器の
    支持手段として、栽培容器に吊線を介して連結されて栽
    培容器の上方に位置するように栽培容器の長手方向に沿
    って配設される略棒状の栽培容器吊下げ部材を支持す
    る、略鉛直に配設された支柱に、栽培容器の長手方向に
    対して略直交する方向に突出するように設けられた棒状
    部材、を有してなる請求項11記載の多段栽培装置。
JP33791294A 1994-03-11 1994-12-27 多段栽培装置 Expired - Fee Related JP3204863B2 (ja)

Priority Applications (19)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33791294A JP3204863B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 多段栽培装置
KR1019960705017A KR100338865B1 (ko) 1994-03-11 1995-03-09 다단식식물재배방법및이에사용되는다단계식물재배장치
RU96120152A RU2141756C1 (ru) 1994-03-11 1995-03-09 Способ многоуровневого культивирования растений и устройство для его осуществления
PL95316210A PL316210A1 (en) 1994-03-11 1995-03-09 Method of and system for many-storied cultivation of plants
US08/704,794 US5856190A (en) 1994-03-11 1995-03-09 Multistage plant culture method and multistage plant culture apparatus for use therein
BR9507025A BR9507025A (pt) 1994-03-11 1995-03-09 Método de cultivo de plantas em múltiplos estágios e aparelho para cultivo de plantas em múltiplos estágios para uso no mesmo
DE69507689T DE69507689T2 (de) 1994-03-11 1995-03-09 Verfahren zur mehrstufigen pflanzenzucht und dazu geeigneter apparat
ES95910777T ES2129811T3 (es) 1994-03-11 1995-03-09 Metodo de cultivo de plantas en varios niveles y aparato para el cultivo de plantas en varios niveles para usar en el mismo.
CN95192057A CN1091570C (zh) 1994-03-11 1995-03-09 多工作台植物栽培方法以及这种方法所使用的多工作台植物栽培设备
CA002184180A CA2184180C (en) 1994-03-11 1995-03-09 Multistage plant culture method and multistage plant culture apparatus for use therein
AU18624/95A AU682449B2 (en) 1994-03-11 1995-03-09 Multistage plant culture method and multistage plant culture apparatus for use therein
HU9602350A HUT74821A (en) 1994-03-11 1995-03-09 Multistage plant culture method and multistage plant culture apparatus for use therein
NZ281720A NZ281720A (en) 1994-03-11 1995-03-09 Plant culture; multistage method in which culture beds containing seedlings are moved in order between levels
PCT/JP1995/000388 WO1995024119A1 (en) 1994-03-11 1995-03-09 Multistage plant culture method and multistage plant culture apparatus for use therein
MXPA/A/1996/004008A MXPA96004008A (en) 1994-03-11 1995-03-09 Method of cultivation of plants of multiple stages and an apparatus for the cultivation of plants of multiple stages to be used in
EP95910777A EP0746194B1 (en) 1994-03-11 1995-03-09 Multistage plant culture method and multistage plant culture apparatus for use therein
MA23802A MA23474A1 (fr) 1994-03-11 1995-03-10 Methode multi-etape de culture de plantes et appareil de culture de plantes en multi-etape pour utilisation dans celle-ci.
BG100836A BG62791B1 (bg) 1994-03-11 1996-09-10 Метод за многоетажно отглеждане на растения и използвано внего съоръжение за многоетажно отглеждане на растения
GR990400796T GR3029709T3 (en) 1994-03-11 1999-03-16 Multistage plant culture method and multistage plant culture apparatus for use therein

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33791294A JP3204863B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 多段栽培装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08172950A true JPH08172950A (ja) 1996-07-09
JP3204863B2 JP3204863B2 (ja) 2001-09-04

Family

ID=18313169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33791294A Expired - Fee Related JP3204863B2 (ja) 1994-03-11 1994-12-27 多段栽培装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3204863B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005328765A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Kanjin Farm:Kk 多段栽培装置及び栽培手段の移動方法
JP2013081422A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Hisakazu Uchiyama 植物栽培装置
US10194596B2 (en) 2013-03-28 2019-02-05 Mitsubishi Chemical Corporation Plant cultivation facility
JP2020000212A (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 住友林業株式会社 可動型育苗棚ユニット

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005328765A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Kanjin Farm:Kk 多段栽培装置及び栽培手段の移動方法
JP4530716B2 (ja) * 2004-05-20 2010-08-25 有限会社カンジンファーム 多段栽培装置及び栽培手段の移動方法
JP2013081422A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Hisakazu Uchiyama 植物栽培装置
US10194596B2 (en) 2013-03-28 2019-02-05 Mitsubishi Chemical Corporation Plant cultivation facility
JP2020000212A (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 住友林業株式会社 可動型育苗棚ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP3204863B2 (ja) 2001-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100338865B1 (ko) 다단식식물재배방법및이에사용되는다단계식물재배장치
JP4821313B2 (ja) 養液栽培ハウス
RU96120152A (ru) Способ многоуровневого культивирования растений и устройство для многоуровневого культивирования растений для применения в нем
KR20180075280A (ko) 딸기 고설 재배용 접이식 제자리 육묘 장치 및 방법
JP6544745B2 (ja) 園芸作物の温室栽培方法およびその栽培装置
KR100864554B1 (ko) 농작물을 재배하는 방법과 장치 및 시설물, 그리고 이의접목법
JP3204863B2 (ja) 多段栽培装置
KR102076710B1 (ko) 고설재배장치에 부설하는 제자리육묘를 위한 육묘포트 안착장치
JP2018085966A (ja) 育苗方法
KR101766591B1 (ko) 딸기 육묘와 재배를 겸하는 딸기 고설재배장치에 사용되는 개별육묘포트
JP2630518B2 (ja) 果菜類の振分け栽培方法
JPH0974908A (ja) 多段栽培装置
JP3316080B2 (ja) 植物栽培方法
JP2019170386A (ja) 園芸作物の温室栽培方法およびその栽培装置
JP5805502B2 (ja) トマトの一段密植栽培方法及び装置
KR101540793B1 (ko) 재배용 베드
CN112997873B (zh) 一种智慧农业绿色蔬菜无土栽培种植架
JPS63279725A (ja) 定植装置
JP2003116354A (ja) 植物の吊り下げ型栽培床及びそれを用いた空中栽培方法
JP2001016993A (ja) 栽培植物の茎部支持装置
JP2000083469A (ja) 果菜類の栽培方法
JPH06217644A (ja) 植物栽培方法
JP2015089353A (ja) 栽培装置及び栽培方法
JPH01124338A (ja) 植物育苗および栽培方法ならびにその装置
JPH0391424A (ja) 植物栽培方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080629

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080629

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090629

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees