JPH08172554A - カメラコントロールシステム - Google Patents

カメラコントロールシステム

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Publication number
JPH08172554A
JPH08172554A JP6313582A JP31358294A JPH08172554A JP H08172554 A JPH08172554 A JP H08172554A JP 6313582 A JP6313582 A JP 6313582A JP 31358294 A JP31358294 A JP 31358294A JP H08172554 A JPH08172554 A JP H08172554A
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JP
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camera
file
control
analog
data
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Application number
JP6313582A
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English (en)
Inventor
Mika Okamoto
美香 岡本
Hiroshi Kihara
拓 木原
Takashi Nakamura
隆 中村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH08172554A publication Critical patent/JPH08172554A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アナログ方式システムカメラとDPSシステ
ムカメラの混在するスタジオ内等のカメラコントロール
システムを提供する。 【構成】 各システム構成機器を司るコマンドネットワ
ークコントロールユニットCNUと、被制御側としてC
NUに放射状に接続された、複数個のカメラコントロー
ルユニットCCUとアナログ方式システムカメラCAM
との対と、制御側としてCNUに接続された、複数個の
CAMを概して全体的に制御するマスターセットアップ
ユニットMSU及び複数個のCAMを個別的に制御する
リモートコントロールパネルRCPとを備えたカメラコ
ントロールシステムにおいて、記複数個のCAMの一部
をディジタル方式システムカメラDCAMに取り替え
て、DCAM内にMSU又はRCPから供給されるコン
トロールコマンドをDCAMに適合する形式に変換する
変換手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放送局のスタジオ内等
で使用されるに最適な、複数個のアナログ方式システム
カメラCAMの一部にデジタル信号処理方式(DSP
Digital Signal Process)システムカメラを使用したカ
メラコントロールシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放送業務用カメラコントロールシ
ステムではスタジオ内等で複数個のアナログ方式システ
ムカメラCAMが使用され、これらCAMをシステム化
してアナログ信号処理方式で運用している。
【0003】図6に示すように、このカメラコントロー
ルシステムでは、システムの各機器の制御を司る単一の
コマンドネットワークコントロールユニット(命令系統
制御装置)CNUが設けられている。このCNUを中心
に、被制御側として、CAMとこれと1体1で設けられ
たカメラコントロールユニット(カメラ制御装置)CC
Uとのセットが複数個(CCU1−CAM1,CCU2
−CAM2,CCU3−CAM3)、スター型ネットワ
ーク状に接続され、制御側としてCAMを概して統一的
に制御する単一のマスターセットアップユニット(主設
定値装置)MSU及び各CAMを個別的に制御するCA
Mと同数のリモートコントロールパネル(離隔制御盤)
RCP1,RCP2,RCP3とが接続されている。更
に、このCNUからはビデオコントロールシステム(ビ
デオ制御装置)VCSを介してモニタ(表示装置)が接
続され映像が表示される。
【0004】このようなカメラコントロールシステムで
は、MSU又はRCP1〜3から発せられるカメラ制御
信号であるコントロールコマンドが、CNUの制御の
下、被制御CCU1〜3に対して又はCCUを介して被
制御CAM1〜3に対して供給される。
【0005】一方、最近になってカメラの内部回路がデ
ィジタル化されたDPSシステムカメラDCAMの開発
が検討されている。一般に、カメラコントロールシステ
ム構成機器のディジタル化は、経年変化がないので日常
のメンテナンスからの解放,ユニットの互換性の向上,
LSI化による故障率の改善等による信頼性・保守性の
向上、高品質化・多機能化、LSI化によるローコスト
化、信号の自動監視機能の充実による省力化等のメリッ
トがあり、今後更に進められるものと思われる。
【0006】しかし、DPSシステムカメラDCAMは
一台当たりの価格が高いため、従来の全てのアナログ方
式システムカメラCAMを一度に新規なDPSシステム
カメラDCAMに入れ替えてスタジオ内カメラコントロ
ールシステムのトータルディジタル化を行なうには、費
用の面等の問題があり困難な場合が多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、スタジオ内等
のカメラコントロールシステムのトータルディジタル化
を実現するまでは、従来のシステムの下で、新規開発さ
れるDPSシステムカメラDCAMの台数を段階的に増
加しながら、従来のアナログ方式システムカメラCAM
と混在させてシステムを運用することが望まれる。
【0008】この場合、DCAMに所定の機能を持たせ
て、従来のカメラコントロールシステムの下で運用し得
るようにすることが必要になってくる。具体的には、D
CAMが有する各種ファイル(カメラ制御信号をコント
ロールする各種データファイルのこと。)とシステムカ
メラにコントロールコマンド(制御命令)を供給するM
SUやRCPとの間である程度違和感なくコマンドデー
タのやり取りが出来、またDCAMが有する各種ファイ
ルを、MSUからのコントロールコマンドによりシステ
ム全体が同じ状態に出来るようなデータ構造にすること
が望まれる。
【0009】そこで本発明は、従来のカメラコントロー
ルシステムに適応可能なDPSシステムカメラを開発
し、アナログ方式システムカメラCAMとDPSシステ
ムカメラDCAMの混在するスタジオ内等のカメラコン
トロールシステムを提供することを目的とする。
【0010】更に本発明は、DPSシステムカメラDC
AMのファイル構成を、アナログ方式システムカメラC
AMの基本ファイル構成に可能な限り合わせることによ
り、カメラコントロールシステム全体のファイル構成を
簡素化してユーザにとり分かりやすいものとし、操作性
のよいカメラコントロールシステムを提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるカメラコ
ントロールシステムは、例えば図1乃至5に示すよう
に、コマンドネットワークコントロールユニットCNU
と、アナログ方式のカメラコントロールユニットCCU
及びシステムカメラCAMがセットとなり、被制御側と
してコマンドネットワークコントロールユニットCNU
に放射状に接続された複数個のセット(CCU1−CA
M1,CCU2−CAM2,CCU3−CAM3)と、
制御側としてコマンドネットワークコントロールユニッ
トCNUに接続された、複数個の全部のセット又は特定
のセットを制御するマスターセットアップユニットMS
U及び複数個のセットCCU1−CAM1,CCU2−
CAM2,CCU3−CAM3を個別的に制御する複数
個のリモートコントロールパネルRCP1,RCP2,
RCP3とを備えたカメラコントロールシステムにおい
て、複数個のセットの一部CCU3−CAM3をディジ
タル方式のカメラコントロールユニット及びシステムカ
メラとのセットDCU−DCAMに取り替えて、ディジ
タル方式システムカメラDCAM内にマスターセットア
ップユニットMSU又はリモートコントロールパネルR
CP3から供給されるコントロールコマンドをディジタ
ル方式システムカメラDCAMに適合する形式に変換す
る変換手段309を設け、カメラコントロールシステム
内でアナログ方式システムカメラCAM及びディジタル
方式システムカメラDCAMを混在出来るようにしてい
る。
【0012】更に、本発明にかかるカメラコントロール
システムは、上述のカメラコントロールシステムにおい
て、例えば図5に示すように、ディジタル方式システム
カメラDCAMに適合する形式に変換する変換手段30
9が、ルックアップテーブル53を有し、マスターセッ
トアップユニットMSU又はリモートコントロールパネ
ルRCP3から供給されるコントロールコマンドのアド
レスをアドレス変換し、コントロールデータをディジタ
ル方式システムカメラに適合するデータにデータ変換す
る。
【0013】更に、本発明にかかるカメラコントロール
システムは、上述のカメラコントロールシステムにおい
て、例えば図3及び7に示すように、アナログ方式シス
テムカメラCAMは、映像信号を制御する複数個のファ
イル713,715,717,719,721,723
を有しており、ディジタル方式システムカメラDCAM
は、ディジタル方式システムカメラの有する複数個のフ
ァイル313,315,317,319,321をアナ
ログ方式システムカメラCAMの有する複数個のファイ
ルとファイル構造を概して整合させて、アナログ方式シ
ステムカメラとディジタル方式システムカメラ間で1又
は2個以上のファイルの互換性を有するようにしてい
る。
【0014】更に、本発明にかかるカメラコントロール
システムは、上述のカメラコントロールシステムにおい
て、例えば図3及び7に示すように、アナログ方式シス
テムカメラCAMは、少なくともカメラヘッドブロック
CHBファイル,リファレンスファイル723,マスタ
セットアップファイル715,シーンファイル713,
トリミングファイル717及びレンズファイル719を
有し、ディジタル方式システムカメラDCAMは、少な
くともカメラヘッドブロックCHBファイル,マスタセ
ットアップファイル315,シーンファイル313,ト
リミングファイル317及びレンズファイル319を有
し、アナログ方式システムカメラCAMに比較して、リ
ファレンスファイル723を無くし且つカメラヘッドブ
ロックCHBファイルとレンズファイル319をアナロ
グ方式システムカメラCAMの対応するファイルと同じ
ものを使用して、全体としてファイル個数を減少してい
る。
【0015】更に、本発明にかかるカメラコントロール
システムは、上述のカメラコントロールシステムにおい
て、例えば図3及び7に示すように、アナログ方式シス
テムカメラCAMの有するシーンファイル713は、マ
スタセットアップファイル715を基準とした相対値デ
ータであり、これに対して、ディジタル方式システムカ
メラDCAMの有するシーンファイル313は絶対値デ
ータとし、シーンファイル313を再現する際にそのま
ま呼出できるようにしている。
【0016】
【作用】本発明にかかるカメラコントロールシステム
は、CNUと、CNUに放射状に接続された、複数個の
CCUとCAMとの対と、CNUに接続された、複数個
のCAMを概して全体的に制御するMSU及び複数個の
CAMを個別的に制御するRCPとを備えたカメラコン
トロールシステムにおいて、複数個のCCUとCAMの
セットの一部をDCU及びDCAMに取り替えて、DC
AM内にMSU又はRCPから供給されるコントロール
コマンドをDCAMに適合する形式に変換する変換手段
を設けている。このため、DCAMはシステム内で外見
上擬似アナログ化しており、他のCAMと同様に取り扱
うことが可能となり、システム内でCAMとDCAMを
混在可能にしている。
【0017】
【実施例】以下、本発明にかかる実施例に関し、図面を
参照しながら説明する。上述のように、本発明の実施例
は、アナログ方式システムカメラCAMとDPSシステ
ムカメラDCAMの混在するスタジオ内のカメラコント
ロールシステムに関するものである。従って、説明を分
かり易くするため、最初に全部が従来のCAMを用いた
カメラコントロールシステム(図6)について簡単に説
明し、次に、本実施例にかかるCAMとDCAMの混在
するカメラコントロールシステム(図1)に関して詳述
し、そのときDCAM及びシステムに加えた新規事項
(図2〜5)に付いて説明する。
【0018】図6は、全部のカメラがアナログ方式シス
テムカメラCAMからなる、従来のスタジオ内カメラの
カメラコントロールシステム構成である。複数台のアナ
ログ方式システムカメラ、例えば3台のCAM1,CA
M2,CAM3が用いられている。
【0019】これらアナログ方式システムカメラCAM
1,CAM2,CAM3の各々に対して、カメラコント
ロールユニット(カメラ制御装置)CCU1,CCU
2,CCU3が1対1の関係で接続している。これらC
CU1〜3は全て、単一のコマンドネットワークコント
ロールユニット(命令系統制御装置)CNUに夫々接続
される。このCNUに対して、各CAMに1対1で割り
当てられたリモートコントロールパネル(離隔操作盤)
RCP1,RCP2,RCP3が接続されると共に単一
のマスターセットアップユニット(主設定値装置)MS
Uが接続される。更に、このCNUにビデオコントロー
ルシステム(ビデオ制御装置)VCSが接続されて、モ
ニタ(表示装置)に映像信号が出力され表示される。
【0020】これに対して、図1は、一部のシステムカ
メラがディジタル方式システムカメラDCAMからな
る、本実施例のスタジオ内カメラのカメラコントロール
システム構成である。複数台のステムカメラとして、例
えば2台のアナログ方式システムカメラCAM1,CA
M2と1台のディジタル方式システムカメラDCAMが
用いられている。
【0021】これらCAM1,CAM2の各々に対し
て、CCU1,CCU2が1対1の関係で接続してい
る。同様に、DCAMに対して、ディジタル方式カメラ
コントロールユニットDCUが接続している。これらC
CU1,CCU2及びDCUは全て、単一のコマンドネ
ットワークコントロールユニットCNUに夫々接続され
る。このCNUに対して、CAM1,CAM2,DCA
Mに1対1で割り当てられたリモートコントロールパネ
ルRCP1,RCP2,RCP3が接続されると共に単
一のマスターセットアップユニットMSUが接続され
る。更に、このCNUにビデオコントロールシステムV
CSが接続されて、モニタに映像信号が出力され表示さ
れる。
【0022】図1のカメラコントロールシステムは、図
6の従来のカメラコントロールシステムと比較すると、
CAM3をDPSシステムカメラDCAMに取り替え、
これに伴いDCAMをコントロールするCCUをディジ
タル方式カメラコントロールユニットDCUに取り替え
ていること以外、両システムは実質的に同じである。
【0023】図1のカメラコントロールシステムにおい
て、MSU又はRCPから発せられたシステムカメラに
対するコントロールコマンドは、アナログ方式のCCU
1,2,及びCAM1,2に対するのと同様の形式でD
CU,DCAMに供給される。また反対に、DCU,D
CAMからのISR(Interactive Status Reporting)用
表示データはアナログ方式のCAM,CCUからの表示
データと同様にCNUに送られる。従って、DCU,D
CAMは、システム上から見た場合に外見擬似アナログ
機器化する必要がある。
【0024】本実施例では、アナログシステムカメラC
AMの有する各種ファイルのファイル構造を維持するこ
とを前提に、DCAMにおいてはデータの加工,保存形
式をCAMと互換性を持たせるため、データを設定する
直前までを共通化し、データの設定方法のみをDCAM
対応にすること、及びこのデータは絶対値扱いにするこ
とという方針の下で開発された。次に、このカメラコン
トロールシステムの各構成機器に関して説明する。
【0025】図1のシステムカメラCAM1,2はアナ
ログ回路で構成され、また新規に開発のDPSシステム
カメラDCAMはディジタル回路で構成されているが、
いずれも3板式CCDカラーカメラである放送業務用の
システムカメラである。図2に示すように、DCAM
は、主として着脱可能なCCDブロックからなるカメラ
ヘッドブロックCHB(オプティカルヘッドブロックO
HBとも言われている。)209と映像信号処理部から
なるカメラヘッドユニットCHU211とを有してい
る。CHU211では、映像信号処理として、A/D処
理,IE処理,PR処理,D/A処理等を行っている。
【0026】図1に示すように、CAM1,2は、カメ
ラコントロールユニットCCU1,2に夫々1対1の関
係で接続され、同様にDCAMはディジタル方式カメラ
コントロールユニットDCUに1対1の関係で接続され
ている。各CCU,DCUは、MPU,RCPから送ら
れてきたコントロールコマンドを自ら処理するか、シス
テムカメラ内のCHU211で処理するため転送べきか
を判断する機能を果たしている。CCU(DCU)自ら
処理する項目としては、例えばアイリス,ブラック/ホ
ワイト,色調整,モノカラー(輝度信号変調)等があ
る。全てのCCU,DCUは、単一のコマンドネットワ
ークコントロールユニットNCUに集中的に接続してい
る。DCUはアナログ方式CCUのディジタル版である
がその機能は同じである。
【0027】図1のCNUは、このカメラコントロール
システムの各構成機器の制御を司る機能を有するユニッ
トであり、全てのコントロールコマンドはCNUを介し
て送られる。CNUの機能としては、例えば、モノカラ
ー(輝度信号変調)回路,ピクチャーモニタ出力にキャ
ラクタ表示可能,MSUからCCU出力の各種コントロ
ール,カラーバーにキャラクタ表示可能,サチュレーシ
ョン機能標準装備,RCPのアサイナブル(組合せ変
更)機能,複数台のシステムカメラの同時コントロー
ル,システムカメラ間のファイル転送機能,回線システ
ムモニタ(各構成機器の異常表示)機能,ISR搭載等
を有する。
【0028】CNUに対しては、単一のマスターセット
アップユニットMSUと各システムカメラ(CAM,D
CAM)に1対1に割り当てられたリモートコントロー
ルパネルRCPとが接続されている。MSUとRCPは
いずれも各システムカメラを制御するコマンドを発する
機器であるが、概してMSUの方がRCPより沢山の項
目に関して制御することが出来る。
【0029】MSUの機能としては、例えば、全てのシ
ステムカメラのレベル合わせのような初期設定,特定の
複数台のシステムカメラの制御,スタンダードスイッチ
を採用しワンアクションで標準状態に復帰,ペイントコ
ントロール等のコントロール等を行なう。これらのデー
タは、MSU内部の記憶装置(図示せず。)又は所望に
よりICメモリカード(図示せず。)に蓄積してもよ
い。
【0030】一方、RCPの機能は、通常のシステム使
用状態において各システムカメラ毎の細かい調整項目、
例えばアイリス,ブラック/ホワイト等のコントロール
を行う。
【0031】また図1に示すように、CNUには、ビデ
オコントロールシステムVCSが接続され、システムカ
メラで撮られた映像がモニタによりユーザに対して表示
される。
【0032】このようなカメラコントロールシステムに
おいて、ユーザはシステムの初期設定時にMSUを操作
したり、あるいは各システムカメラ(CAM,DCA
M)の映像を見ながら適時、割り当てられたRCPを操
作したり又は操作したいシステムカメラの番号を指定し
てMSUを操作することにより、コントロールコマンド
が特定の1又は2以上のシステムカメラに対して発せら
れる。
【0033】RCP,MSUで操作したデータはコマン
ドの形式でCNUに集中されこの設定データが変更され
る。このCNUはカメラコントロールシステムの各構成
機器の制御を司るユニットであり、システムカメラに対
して発せられたコントロールコマンドはCNUにより振
り分けられCCU(DCU)に送られ、そのコマンドの
性質に従って、そのコマンドを処理すべきCCU(DC
U)において又はCAM(DCAM)内のカメラヘッド
ユニットCHU211において実行される。DCUはC
CUをディジタル構成した機器であり、処理内容はCC
Uと実質的に同じである。従って、MSU又はRCPか
ら発せられたコントロールコマンドをDPSシステムカ
メラDCAMにおいて実行する場合が問題となる。次
に、DCAMに関して説明する。
【0034】図2はDCAMを示し、特にカメラヘッド
ブロックCHB209及びカメラヘッドユニットCHU
211内のデータフローの詳細を示している。DCAM
は、CCDブロックからなるカメラヘッドブロックCH
B209と映像信号処理部からなるカメラヘッドユニッ
トCHU211とを有している。このCHU211内
は、順にアナログ−ディジタル変換処理部A/D21
3,イメージエンハンサ処理部IE215,プロセス処
理部PR217,ディジタル−アナログ変換処理部D/
A219を有している。
【0035】さらにオート系ブロックAT221が設け
られ、上述の各部の構成部品LSI,ICにクロックを
供給し制御している。AT221内には、例えばEEP
ROM(電気的消去可能なプログラム可能読出専用記憶
装置)229,RAM231及び3個のCPU(1〜
3)223,225,227があり、これらCPUは、
例えばCPU(1)223は通信系の制御,CPU
(2)225は各部のLSIの制御及びCPU(3)2
27はレンズ用IRIS制御等のためのものである。
【0036】図2において太矢印で示すように、被写体
を写した像がCHB209内のCCDブロックで各色フ
ィルタ(図示せず。)を介して3原色(R,G,B)映
像信号201にされ、後段のカメラヘッドユニットCH
U211内に送られる。CHU211内において、A/
D部213において映像信号はアナログ−ディジタル変
換され、IE(イメージエンハンサ)部215において
輪郭強調され、PR(プロセス)部217において各種
信号処理され、D/A部219においてディジタル−ア
ナログ変換されて、ディジタル方式カメラコントロール
ユニットDCU(図1参照)に出力される。
【0037】この映像信号201に対してこれを制御す
る破線矢印で示すコントロールコマンドからなるコント
ロール信号203,205が付加される。システムカメ
ラにコマンドを発するMSU,RSPまたは外部PC
(パーソナルコンピュータ)からDCU(図1)を介し
てコントロールコマンドがオート系ブロックAT221
に送られてくる。AT221内のCPU223,22
5,227は、コントロールコマンドに従ってこれを振
り分け、該当するCHU211内のA/D部213,I
E部215,PR部217又はD/A部219に供給
し、映像信号201が制御される。コントロールデータ
205はCHB209にも送られこの中のLSI(図示
せず。)を介してCCD(図示せず。)を制御したり、
通信したりする。また、AT221からDCUにISR
用表示データ207が送られる。次に、コントロールコ
マンド203,205に関して説明する。
【0038】図3は、図3に示すDPSシステムカメラ
のファイルデータフローを示す図である。コマンドブロ
ック301,アップデートレジスタ303,f関数変換
回路309及びアウトプットレジスタ311はいずれも
DCAM内のカメラヘッドユニットCHU211内にあ
るCPU223,225,227、例えばCPU225
に形成される(図2参照)。また、各ファイルは、カメ
ラ制御信号201をコントロールする各種データを蓄積
したファイルであり、CHU211内の記憶装置又はセ
ットアップカードと呼ばれるICカードその他外部記憶
手段(図示せず。)に蓄積され使用される。
【0039】MSU又はRCPからの、映像信号に対す
る各種アナログ量を制御するデジタル・コントロールコ
マンド(制御命令)202は、カメラヘッドにある、例
えばCPU225内のコマンドブロック301に供給さ
れる。コマンドブロック301は、コントロールコマン
ド203の解析を行う。
【0040】アップデートレジスタ(更新レジスタ)3
03が、逐次、この解析されたコマンドブロック203
の内容を一時的に蓄積する。アップデートレジスタ30
3は、逐次更新され実際にデータを操作するレジスタで
あり、従来のアナログ方式システムカメラCAMと同じ
構成になっている。アップデートレジスタ303に対し
ては、シーンファイル(場面データファイル)313及
びマスタセットアップファイル(主設定値データファイ
ル)315が接続されている。アップデートレジスタ3
03の内容の内、スイッチデータ(例えば、ガンマR/
G/Bmodオン,ホワイトmodオン等)325は、
後段のf関数変換回路309に直接送られる。
【0041】アナログデータ(即ち、映像信号のアナロ
グ情報に関するコントロールデータ)323に対して、
加算回路305において、トリミングファイル317に
よりオフセット値が付加される。更に、加算回路307
において、フィルタオフセットファイル321及びレン
ズファイル319によりオフセット値が付加される。ア
ナログデータ323は、f関数変換回路309に送られ
る。
【0042】f関数変換回路309は、DPSシステム
カメラDCAM対応のための変換回路である。f関数変
換回路309の出力は、アウトプットレジスタ(出力レ
ジスタ)311に一時蓄積され、図2のCHB209又
はCHU211の各部のLSI,D/Aに供給される。
【0043】アウトプットレジスタ311はディジタル
用であり、DCAMのみ設けられている。
【0044】上述の各ファイルについて説明を続ける。
DCAMの各種ファイル(シーンファイル313,マス
タセットアップファイル315,トリミングファイル3
17,レンズファイル319,フィルタオフセットファ
イル321。図3参照)は、原則として全て、CAMの
各種ファイル(シーンファイル713,マスタセットア
ップファイル715,トリミングファイル717,レン
ズファイル719,フィルタオフセットファイル72
1。図7参照)と互換性を持たせるために、そのファイ
ル構造は同じになっている。そのため、各ファイルは、
MSUから調整したり、ファイルストアすることもも可
能である。
【0045】この内、マスタセットアップファイル31
5は、特定の放送局の標準のデータがストアされている
ファイルである。基本的に特定の放送局で1つのファイ
ルが用意されている。任意のシステム内で通常使用状
態,またはユーザ使用状態そのものをマスタセットアッ
プファイルとする。なお、ファイルデータの内容は、適
宜変更することが出来る。
【0046】夫々の放送局では、このマスタセットアッ
プファイル315のデータに基づきMSU,RCPの操
作を介して各シーン(場面)に合った画像を作ってい
る。
【0047】シーンファイル313は、この出来上がっ
たシーンに合ったデータをストアするファイルである。
このシーンファイル313は、現在最大5枚までストア
可能である。シーンファイル313は、マスタセットア
ップ値に対して相対値で保管される。このファイ313
ルは全カメラに有効なモードと個別のカメラに有効なモ
ードを持ち、各々をカメラ内やICカードにストアする
ことが出来る。
【0048】トリミングファイル317は、各システム
カメラのアナログ部のバラツキを補正するもので、例え
ばフレア,ゲイン,シェーディングのバラツキを補正す
るバラツキ補正用オフセット値のデータファイルであ
る。
【0049】フィルタオフセットファイル321は、各
システムカメラの色フィルタのバラツキを補正するもの
で、例えばND(Neutral Density )フィルタに対する
ゲインのバラツキを補正するオフセット値のデータファ
イルである。
【0050】レンズファイル319は、各システムカメ
ラのレンズのバラツキを補正するもので、例えばレンズ
のエクステンダのゲインのような物点バラツキ補正用オ
フセット値のデータファイルである。
【0051】図3のファイルデータの作用について、図
4を用いて説明する。MSU,RCPからコマンド20
3がコマンドブロック301へ送られ(ステップS4
1)、コマンドブロック301ではこのコントロールコ
マンド201が解析され、例えば映像信号のアナログ情
報に関するコントロールコマンドデータ323か,その
他のスイッチデータ325かが判断され、解析されたコ
ントロールコマンドが、アップデートレジスタ303に
送られ、その内容が更新される(ステップS42,4
3)。
【0052】映像信号に関するコマンドデータに対して
は、素子の精度によるバラツキがあるので、それを取り
除くために随時、トリミングファイル317、フィルタ
オフセットファイル321、レンズファイル319を付
加すればよい(ステップS44)。
【0053】f関数変換回路309では、コントロール
データ323のそれぞれ対応する部分(アドレス,コン
トロールデータ等)がディジタル用に変換処理され(ス
テップS45)、処理後のデータはアウトプットレジス
タ311に一時的に蓄積され(ステップS46)、図2
のCHU211内のIE部215,PR部217内の夫
々のLSIやCHB209及びCHU211内のD/A
219等など所定のポートに出力され(ステップS4
7)、設定される。この変換処理に関しては、後で図5
を用いて説明する。
【0054】ISR用表示データ207は、MSU,R
CPからコマンドがきて、アップデートレジスタ203
に設定してから、アップデートレジスタ203のデータ
をMSU,RDCPに送り返す。そのデータ207を基
に、MSU,RCP側で、アップデートレジスタのデー
タと絶対値%出力のテーブルを持っておき、そのデータ
を表示する。
【0055】上述のDCAMのファイルデータフローの
特徴を明らかにするため、図7に従来のCAMのファイ
ルデータフローを示す。DCAMのファイルデータフロ
ー(図3)と比較して、CAMのファイルデータフロー
ではリファレンスファイル723が設けられ、マスタセ
ットアップファイル715に接続されている。
【0056】リファレンスファイル723は、システム
全体の統一的な基準目標値データからなるファイルであ
る。尚、フィルタ727は、リファレンスファイル72
3から呼び出す項目と呼び出さない項目を分ける働きを
なしている。また、当然にディジタル対応に変換処理す
る必要がないため、f関数変換回路(図3参照)は設け
られていない。DAレジスタ711は、後段のD/Aに
出力するため一時蓄積するレジスタであり、後段のD/
Aとはアナログ方式システムカメラCAMのアナログ回
路で構成されたIE部,PR部(いずれも図示せず。)
等の内部にあるD/Aを指している。
【0057】CAMでは、回路がアナログのためCAM
相互間のバラツキが大きく、局標準のデータを設定する
際に、複雑な操作を必要とする。先ずシステム全体で統
一的なリファレンス(基準値)ファイル723を設定す
る。リファレンスファイルは、データの基準目標値をス
トアしているデータファイルである。次に、CAM毎に
個別的に、このリファレンスファイルを、オートセット
アップ作業によりフィルタ727振り分け作業を介して
マスタセットアップ(「オートレベル」とも言う。)処
理を行なうことにより、目標値に近づける設定データの
マスタセットアップファイル715を作成している。
【0058】これに対して、図3に示すDCAMにおけ
るマスタセットアップファイル315の作成では、回路
がディジタルなため、絶対値でそのままデータを設定す
ることにより、使用されている全てのDCAMにおいて
一様にデータファイル作成ができる。そのため、DCA
Mでは、CAMで行ったような基準値を設定した後個別
的にマスタセットアップ処理を行うといった複雑な操作
を必要としない。
【0059】MSU,RCPから「スタンダード(標準
化)」のコマンドが送られてきた場合は、マスタセット
アップファイルの内容が、アップデートレジスタに呼び
出される。また、「リファレンスストア」が送られてき
たら、今現在のアップデートレジスタの内容をマスタセ
ットアップレジスタにストアする。
【0060】図3と図7に示したディジタルファイルシ
ステムとアナログファイルシステムとの相違を、アナロ
グログ方式システムカメラCAMとDPSシステムカメ
ラDCAMのデータの一部を用いて示す。
【0061】
【表1】
【0062】表1に示すように、ディジタルファイルシ
ステムではリファレンスファイルがない。これは、ディ
ジタルでは絶対値で設定したデータはどのカメラに対し
ても同じ状態にするからである。またセットアップ目に
対しては、アナログ回路にデータを設定するので、トリ
ミングファイルでバラツキをとるようにしたのでマスタ
セットアップファイルを放送局標準データにし、リファ
レンスファイルをなしとした。
【0063】同じ理由で、トリミングファイルの内容も
Setup項目だけとなったので、CAMのトリミング
ファイルよりも項目が大幅に減少している。
【0064】更に異なる点として、シーンファイルがデ
ィジタルでは絶対値となる。
【0065】アナログファイルシステムとディジタルフ
ァイルシステムのファイル項目の違いは、次の通りであ
る。先ず、DPSシステムカメラはなるべくアナログ方
式システムカメラと互換性をとるために、アナログのデ
ータ構造を壊さないようにDPSカメラのファイルのデ
ータ構造を決定している。従って、一部の項目に関して
のみ、ナログファイルとディジタルファイルで相違して
いる。性質の似たデータは名前を変えるだけにし、DP
Sシステムカメラにないファイル項目は空欄とし(実際
は、0を入れる。)、また不足する項目は一番最後に付
加するようにしている。DCAMの特徴としては、シー
ンファイルのリコール(再現)の場合は、アナログのフ
ァイルと異なり、DPSのシーンファイル313は絶対
値なので、そのままシーンファイルの内容をアップデー
トレジスタ303に呼び出せばよい。但し、シーンファ
イル313の内容が0の場合は、マスタセットアップフ
ァイル315の内容が呼び出される。シーンファイル3
13をストアする場合は、そのままアップデートレジス
タ303の内容をストアすればよい。
【0066】上述したように、DPSシステムカメラの
ファイルシステムに関し、アナログシステムカメラの基
本ファイル構成を崩さないファイル構成にすることによ
り、アナログシステムカメラとディジタルシステムカメ
ラが混在するシステムであっても、1つのシステムとし
て、容易に同一の状態にすることが出来る。
【0067】また、データを絶対値で扱うことにより、
ファイル構成も簡素化し、分かり易く操作し易いものと
なった。
【0068】更に、アナログシステムカメラのファイル
システムは、相対値で扱うデータが多く、ファイル操作
が複雑で、表示も相対値であるので実際の値がどれくら
いか分からず、ユーザにとって利用しにくいものであっ
た。
【0069】しかし、ディジタル処理の場合は各種ファ
イル内のデータは絶対値で設定されているため一定の意
味を持っており、カメラ制御信号に対して処理を行うと
きアナログ処理の場合のような複雑なデータ処理が不要
となり、ファイル構成が簡素化するメリットがある。
【0070】また、現にカメラ制御信号を処理している
際のファイルの絶対値データをMSUやRCPに送りこ
れを表示する時は、この技術分野で使用されている映像
レベルの単位に合わせて、例えば百分率(%)表示やI
RE表示等とすることも可能になる。このようなシステ
ムは、ユーザにとって、分かり易く且つ使い易いシステ
ムとなる。
【0071】次に、図5を用いて、図3のf関数変換回
路309で行われる、アナログファイル構造からディジ
タル用LSIポートデータへの変換処理を説明する。図
5では、変換処理の一例として、Matrix映像信号に対す
るコントロールデータの変換例を示す。
【0072】コントロールデータとして、アップデート
レジスタ303(図3)から映像信号201(図2)の
アナログファイル構造に関するコントロールデータ32
3がf関数変換回路に逐次入力される。このコントロー
ルデータ51は、例えばアドレス(30)h 番地のmatr
ixR−Gに対するコマンドデータ,(31)h 番地のma
trixR−Bに対するコマンドデータ,(32)h 番地の
matrixG−Rに対するコマンドデータ,(33)h 番地
のmatrixG−Bに対するコマンドデータ,…からなる。
【0073】f関数変換回路309では、これらのコン
トロールデータ51をDCAM用に変換する変換用ルッ
クアップテーブル53を有し、これに従ってアドレス及
びデータが変換される。変換用ルックアップテーブル5
3は、アウトプットレジスタ311に一時的に蓄積され
た後、例えば、アドレス(30)h 番地のデータをIE
部,PR部等(図2)の該当するLSIのアドレス(0
0)h 番地に変換方法「2」に従って変換され出力され
るように定められている。
【0074】変換方法の定義は、従来のCAMが16ビ
ットデータを取扱い、DCAMが8ビットデータを取り
扱っていることより、両システムカメラ間で整合性ある
ものとするように、予めDCAMの精度等を考慮して定
められ、この場合「2」は、入力の16ビットデータの
下位8ビットを切り捨てて、シフトして8ビットデータ
とする。その他、「0」は無変換でシフトして8ビット
データとし、「1」は入力の16ビットデータの下位8
ビットを四捨五入して、シフトして8ビットデータとす
る。このように、入力のアドレスに対応して出力のアド
レスと変換方法を定めたテーブルを用意して対応する変
換を行って、その結果をアウトプットアドレス311に
設定し、その後対応する映像信号処理の各部のCPUの
入力ポートに出力する。
【0075】この各部のCPUの入力ポートに設定され
るコントロールデータ51は、例えばアドレス(00)
h 番地のコマンドデータmatrixR−Gに対するコマンド
データ,(01)h 番地のコマンドデータmatrixR−B
に対するコマンドデータ,(02)h 番地のコマンドデ
ータmatrixG−Rに対するコマンドデータ,(03)h
番地のコマンドデータmatrixG−Bに対するコマンドデ
ータ,…となる。このような変換手段を採用することに
より、従来のカメラコントロールシステムの下で、DC
AMが使用可能になる。
【0076】以上の記載したように、本実施例にかかる
カメラコントロールシステムにおいては、アナログシス
テムカメラCAMの中にDPSシステムカメラDCAM
を混在させても、システムが違和感なく運用できる。す
なわち、MSUからCAM及びDCAMに全体的にコン
トロール信号を発生して全体的に制御することが出来、
またRCP3からDCAMにコントロール信号を個別的
に発生し制御することも出来る。
【0077】更に、DCAMではデータを絶対値扱いに
することにより、CAMとDCAMが混在するカメラコ
ントロールシステムで、ファイル転送が行え、1つのシ
ステムでどのカメラもほぼ同じ1つの状態にすることが
出来る。またDCAMでは、ファイルデータを絶対値で
扱うので、CAMのファイル構成より簡素化され、表示
も%表示等に対応できるので、ユーザにも分かり易く且
つ使い易くなったDPSシステムカメラのファイルシス
テムを提供することが出来る。
【0078】
【発明の効果】アナログ方式システムカメラとDPSシ
ステムカメラの混在するカメラコントロールシステムを
提供することが可能となった。
【0079】ファイル構成をアナログ方式カメラに準拠
することによって、システム中にアナログ方式カメラと
DPSカメラが混在しても、ファイル転送するだけで、
容易にシステムとしてほぼ同じ一つの状態にすることが
出来る。
【0080】更に、DPSカメラではデータを絶対値で
取り扱うので、ファイル数が少なくなりファイル構成も
簡素化し、ユーザにとって分かりやすく使いやすいカメ
ラコントロールシステムが提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる一部にDPシステムカメラを
取り入れたカメラコントロールシステム構成を表す図で
ある。
【図2】図1に示すDPSシステムカメラDCAMのカ
メラヘッドのデータフローを示す図である。
【図3】図1及び2のDPSシステムカメラのファイル
データフローを示す図である。
【図4】図1及び2のDPSシステムカメラのファイル
データの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図3のf関数変換回路の変換内容を説明する図
である。
【図6】従来のアナログ方式システムカメラCAMのみ
からなるカメラコントロールシステム構成を表す図であ
る。
【図7】図7に示すアナログ方式システムカメラCAM
ファイルデータフローを示す図である。
【符号の説明】
301,701 コマンドブロック 303,703 アップデートレジスタ(更新レジス
タ) 305,307,309,704,705,707 加
算回路 311 アウトプットレジスタ(出力レジスタ) 313 シーンファイル(場面ファイル) 315,715 マスタセットアップレジスタ(主設定
値レジスタ) 317,717 トリミングファイル 319,719 レンズファイル 321,721 フィルタオフセットファイル 51 f関数変換回路入力アナログデータ 53 変換用ルックアップテーブル 55 変換後のアウトプットレジスタのデータ 711 DAレジスタ 723 リファレンスファイル 725,727 フィルタ CAM アナログ方式システムカメラ CCU CAM用カメラコントロールユニット DCAM ディジタル方式システムカメラ DCU DCAM用カメラコントロールユニット CNU カメラコマンドネットワークユニット MSU マスタセットアップユニット RCP リモートコントロールユニット VCS ビデオコントロールシステム CHB カメラヘッドブロック CHU カメラヘッドユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コマンドネットワークコントロールユニッ
    トと、 アナログ方式のカメラコントロールユニット及びシステ
    ムカメラがセットとなり、被制御側として上記コマンド
    ネットワークコントロールユニットに放射状に接続され
    た複数個の該セットと、 制御側として上記コマンドネットワークコントロールユ
    ニットに接続された、上記複数個の全部のセット又は特
    定のセットを制御するマスターセットアップユニット及
    び上記複数個のセットを個別的に制御する複数個のリモ
    ートコントロールパネルとを備えたカメラコントロール
    システムにおいて、 上記複数個のセットの一部をディジタル方式のカメラコ
    ントロールユニット及びシステムカメラとのセットに取
    り替えて、該ディジタル方式システムカメラ内に上記マ
    スターセットアップユニット又は上記リモートコントロ
    ールパネルから供給されるコントロールコマンドを該デ
    ィジタル方式システムカメラに適合する形式に変換する
    変換手段を設け、上記カメラコントロールシステム内で
    アナログ方式システムカメラ及びディジタル方式システ
    ムカメラを混在できるようにしたことを特徴とするカメ
    ラコントロールシステム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のカメラコントロールシス
    テムにおいて、 上記ディジタル方式システムカメラに適合する形式に変
    換する変換手段が、ルックアップテーブルを有し、上記
    マスターセットアップユニット又はリモートコントロー
    ルパネルから供給されるコントロールコマンドのアドレ
    スをアドレス変換し、コントロールデータを上記ディジ
    タル方式システムカメラに適合するデータにデータ変換
    することを特徴とするするカメラコントロールシステ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載のカメラコントロー
    ルシステムにおいて、 上記アナログ方式システムカメラは、映像信号を制御す
    る複数個のファイルを有しており、 上記ディジタル方式システムカメラは、該ディジタル方
    式システムカメラの有する複数個のファイルを上記アナ
    ログ方式システムカメラの有する複数個のファイルとフ
    ァイル構造を概して整合させて、上記アナログ方式シス
    テムカメラとディジタル方式システムカメラ間で1又は
    2個以上のファイルの互換性を有するようにしたことを
    特徴とするするカメラコントロールシステム。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカ
    メラコントロールシステムにおいて、 上記アナログ方式システムカメラは、少なくともカメラ
    ヘッドブロックファイル,リファレンスファイル,マス
    タセットアップファイル,シーンファイル,トリミング
    ファイル及びレンズファイルを有し、 上記ディジタル方式システムカメラは、少なくともカメ
    ラヘッドブロックファイル,マスタセットアップファイ
    ル,シーンファイル,トリミングファイル及びレンズフ
    ァイルを有し、上記アナログ方式システムカメラに比較
    して、リファレンスファイルを無くし且つ該カメラヘッ
    ドブロックファイルとレンズファイルとを上記アナログ
    方式システムカメラの対応するファイルと同じものを使
    用して、全体としてファイル個数を減少したことを特徴
    とするするカメラコントロールシステム。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のカメラコントロールシス
    テムにおいて、 上記アナログ方式システムカメラの有する上記シーンフ
    ァイルは、上記マスタセットアップファイルを基準とし
    た相対値データであり、 これに対して、上記ディジタル方式システムカメラの有
    する上記シーンファイルは絶対値データとし、該シーン
    ファイルを再現する際にそのまま呼出し出来るようにし
    ていることを特徴とするするカメラコントロールシステ
    ム。
JP6313582A 1994-12-16 1994-12-16 カメラコントロールシステム Pending JPH08172554A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003009177A (ja) * 2001-06-21 2003-01-10 For-A Co Ltd 画像合成システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003009177A (ja) * 2001-06-21 2003-01-10 For-A Co Ltd 画像合成システム

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