JPH08171635A - 線分抽出画像処理装置 - Google Patents

線分抽出画像処理装置

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JPH08171635A
JPH08171635A JP31618794A JP31618794A JPH08171635A JP H08171635 A JPH08171635 A JP H08171635A JP 31618794 A JP31618794 A JP 31618794A JP 31618794 A JP31618794 A JP 31618794A JP H08171635 A JPH08171635 A JP H08171635A
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JP
Japan
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hough
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JP31618794A
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English (en)
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Mamoru Nakanishi
衛 中西
Takeshi Ogura
武 小倉
Minoru Inamori
稔 稲森
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像からハフ変換を用いて線分情報を抽出する
場合に,一度の画像の走査のみで線分抽出処理を効果的
に実行し,高速化を可能とする。 【構成】ハフ空間の量子化点に対し,ハフ空間の投票回
数を格納するメモリ12に加え,各量子化点に対応した直
線の座標情報を格納するメモリ13,14 を用意し,ハフ変
換の際の投票処理を行いながら,格納されている座標情
報と現在処理中の画素の座標とを比較し,比較結果に応
じて格納する座標情報を更新する手段8,9を設け,ハフ
変換終了後にハフ空間から検出された極大点の座標から
その直線の傾きと位置を,座標情報から線分としての端
点情報を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ビデオカメラ等で撮像
された画像にエッジ抽出を施した画像から,物体認識処
理などのための前処理にあたるハフ変換処理を用いて,
線分情報の抽出処理を行う線分抽出画像処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図11はハフ変換処理を用いて線分情報
の抽出を行う従来技術の説明図である。
【0003】従来,画像からの線分抽出処理は,まず画
像中に存在する直線を抽出し,次にその直線の端点情報
を抽出することで処理が行われている。直線抽出につい
ては,例えば,以下のようなハフ変換処理およびそのハ
フ変換結果からの極大点抽出処理により実行される。
【0004】ハフ変換は,x−y画像空間から,原点か
らの距離(ρ)と,X軸から見た傾き(θ)をパラメー
タとしたρ−θ空間への変換であり,画像空間中の
「0」以外の値を持つ画素に対して,その点(例えば点
(a,b))を通るすべての直線を示すハフ空間上のす
べての座標点,即ち,下記の式(1) で表されるハフ空間
の曲線上のすべての点への投票処理で定義される。
【0005】ρ=a cosθ+b sinθ …式(1) そこで,ハフ変換処理部62は,画像メモリ61を走査
しながら,画素値を順次読み出し,ハフ変換の対象画素
であるかどうか,即ち,走査中の画素が「0」以外の値
を持つ黒点画素であるかどうかを判定する。判定の結
果,対象画素である画素について,次に投票処理を実行
する。投票処理は,θを0からπまで変化させながら,
それぞれのθに対するρを式(1) を用いて求め,ハフ空
間(θ−ρ空間)メモリ63の該当座標の値を順次+1
していく。この投票処理を入力の全画像について実行す
る。
【0006】ハフ変換処理終了後,直線抽出部64は,
全画像について前記ハフ変換を実行した結果のハフ空間
メモリ63から,投票値の極大となる点を抽出し,画像
中に存在する直線の原点からの距離と傾き情報を抽出す
る。この処理は,投票箱であるハフ空間メモリ63から
のデータの読み出しと,大小比較を繰り返すことにより
容易に実現が可能であるため,詳細な処理の説明は省略
する。
【0007】次に,始点座標・終点座標決定部65は,
抽出された直線が画像空間上を通過する点の座標を該直
線に沿って順次求め,入力画像の該通過位置での画素値
を画像メモリ61から直線に沿って読み出す。この画素
値が,0から1へ,1から0へ変わった画素の座標を,
それぞれ線分の始点座標,終点座標として抽出する。こ
の結果から,抽出した直線の原点からの距離,始点座
標,終点座標,傾きを得て,線分を決定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この線分抽出処理は,
ロボットの目などに応用される物体認識処理のための前
処理にあたるため,その高速化が課題となっている。特
にリアルタイムで処理を完了することが重要である。
【0009】直線抽出のためのハフ変換処理の高速化
は,前記並列処理装置で実現できる。しかし,始点座標
と終点座標をも抽出する線分抽出を行う場合,一度画像
を全走査してハフ変換を行い,直線を抽出し,次にもう
一度入力画像に対して抽出された直線毎に,入力画像に
おいて始点・終点を探索するため,合計二度にわたる画
像のアクセスを必要とすることから,リアルタイム処理
には向かない処理法であった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は,ハフ空間の量
子化点に対し,ハフ空間の投票回数を格納するメモリに
加え,各量子化点に対応した直線の座標情報を格納する
メモリを具備し,ハフ変換の際の投票処理を行いなが
ら,格納されている座標情報と現在処理中の画素の座標
とを比較し,比較結果に応じて格納する座標情報を更新
する手段を具備し,ハフ変換終了後にハフ空間から検出
された極大点の座標からその直線の傾きと位置を,座標
情報から線分としての端点情報を得ることができること
を最も主要な特徴としている。また,上記処理を並列処
理により一斉に動作できるプロセッサアレイや連想メモ
リを具備したことを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明では,ハフ変換処理における投票処理を
行いながら,同時に直線の始点・終点座標の更新を行う
ことが可能となるため,ハフ変換処理の後,抽出した直
線を入力画像上で検索する処理を行う必要がなくなり,
一度の画像の走査のみで線分抽出処理が効果的に実行で
き,高速化を可能としている。
【0012】また,並列処理による高速化と,連想メモ
リを用いた並列処理による小型化,高速化も可能として
いる。
【0013】
【実施例】
〔実施例1〕本発明における第1の実施例の構成図を図
1に示す。図1において,1は画像メモリ,2は画像メ
モリ読み出し装置,3は制御装置,4はハフ空間メモリ
である。制御装置3は,ハフ変換処理部5と線分抽出処
理部6からなる。ハフ空間メモリ4は,投票箱メモリ1
2,始点座標メモリ13,終点座標メモリ14からな
る。
【0014】以下,N×Nの大きさの2値画像に対する
線分検出ハフ変換を例に説明する。図2(A)は画像空
間の座標系を,図2(B)はハフ空間の座標系を示す。
ハフ空間は,直線の傾き(θ)と画像の中心からの距離
(ρ)をパラメータとし,量子化サイズ(直線検出の分
解能)を,θに関しては1度刻み,ρ方向については,
対象画像の解像度に等しい値の1と仮定する。このと
き,画像に現れる可能性のある全直線を扱えるハフ空間
は,0≦θ<180°,−N/√2≦ρ<N/√2の領
域とすることができる。
【0015】画像メモリ読み出し装置2は,画像をラス
ター走査しながら,そのX座標とY座標から画像メモリ
1のアドレスを生成し,画像メモリ1から画像データを
読み出し,制御装置3のハフ変換処理部5にデータを送
る。
【0016】ハフ変換処理部5が受け取ったデータが1
であるとき,投票処理部7は,ハフ空間上の投票処理を
行う量子化点の座標を,従来の技術に示した方法と同様
に,θを0からπまで変化させながら,それぞれのθに
対するρを式(1) を用いて順次求め,その投票先である
量子化点アドレスの投票箱から,データを読み出し,そ
の値を+1し,投票箱に書き込む。
【0017】投票処理と同時に,始点座標登録処理部8
と,終点座標更新処理部9は,各々投票処理が実行され
るハフ量子化点において,その投票が初めてである場
合,該ハフ量子化点の始点座標メモリ13に現在処理中
の画素の座標を書き込む。また,投票が2回目以降であ
る場合,該ハフ量子化点の終点座標メモリ14に現在処
理中の画素の座標を書き込む。
【0018】このようにして,全画像に対して前記ハフ
変換処理を行った後,線分抽出処理部6は,極大点抽出
処理部10がハフ空間メモリ4の投票箱メモリ12から
抽出した投票回数の極大点を受け取り,画像中の直線を
抽出する。この極大点抽出処理は,従来の技術で説明し
た手法により実現が可能であるため,その詳細な処理の
説明は省略する。
【0019】次に,始点・終点座標読み出し処理部11
は,抽出した極大点と同一のアドレスで示される始点座
標メモリ13から始点座標を,終点座標メモリ14から
終点座標を読み出す。
【0020】この結果,始点座標,終点座標,直線の傾
きと原点からの距離で示される線分として抽出できたこ
とになる。 〔実施例2〕第2の実施例は,プロセッサエレメント4
1が,すべて同時に,自分の担当しているハフ量子化点
が投票すべき点であるかどうかを自らが判断し,投票処
理および始点・終点座標の更新を並列に処理するもので
ある。
【0021】ハフ空間の量子化点の1点に1個のプロセ
ッサエレメント41を割り当て,プロセッサアレイ40
を構成し,全ハフ空間について並列処理する例を,図3
に示すハードウェアの処理の例により説明する。図3
(A)は全体構成図,図3(B)は各プロセッサエレメ
ント41の構成例を示す図である。
【0022】まず,初期化として,全プロセッサエレメ
ント41の投票箱メモリ45を0でクリアする。制御装
置3は,画像メモリ読み出し装置2により,画像メモリ
1を走査して読み出された画像データを,順次受け取
る。
【0023】次に,ハフ変換処理部50は,読み出され
た画像データが1であるとき,プロセッサアレイ40に
ハフ変換を命令する。この命令を受け,全プロセッサエ
レメント41は同時に,投票処理部42において,現在
処理中の画素が,自プロセッサエレメントに投票すべき
点かどうかを判定し,判定結果にしたがって,投票箱メ
モリ45の値を+1する。
【0024】この投票判定は,以下の通り行う。まず,
全プロセッサエレメント41が,自ら担当している直線
が入力画像のあるラインを通過する座標点を同時に求め
る。例えば,プロセッサエレメント(i,j)は,その
担当する直線(ρi ,θj )の,第1ラインを横切る点
のx座標を,x=(ρi / cosθj )−y0 tan θ
j(y0 =第1ラインのy座標)により求め,第2ライ
ン目以降に横切る点のx座標は,先に求めたx座標値に
−tan θj を順次加算しながら求める。次に,画像の第
kラインの画素,即ち座標点(1,k)から点(N,
k)までの画素について,値が0でない画素をハフ変換
の対象とし,そのx座標値をプロセッサアレイ40に入
力する。各プロセッサエレメント41は,入力されるx
座標値と,先に求めた該ラインを横切るx座標値とを比
較する。
【0025】比較の結果,一致しているプロセッサエレ
メント41は投票すべき点であると判定する。更に投票
処理を行っているとき,投票すべき点にあるプロセッサ
エレメント41は,投票前の投票箱メモリ45の値が0
であったとき,始点座標登録処理部43は,現在処理中
の画素の座標を,始点座標メモリ46と終点座標メモリ
47に格納する。また,投票前の投票箱メモリ45の値
が0以外であったとき,終点座標更新処理部44は,終
点座標メモリ47の内容を現在処理中の画素の座標値に
変更する。
【0026】入力画像のすべての画素について,上記ハ
フ変換および始点・終点座標メモリの更新を行った後,
投票箱メモリ45の値の極大点の抽出処理と,該抽出さ
れた極大点に記憶されている始点,終点座標を読み出す
ことにより,線分情報の抽出を行う。この処理について
は,実施例1と同様であり,ここでは省略する。
【0027】以下に,図5に示す画像を走査しながら,
線分抽出ハフ変換を行う処理フローを,具体的に説明す
る。図6〜図10は,図5に記載の直線1〜6および直
線11〜15の直線を取り扱うメモリに関するハフ空間
メモリの様子を示した図である。
【0028】y=5ライン目の走査に差しかかった時の
ハフ空間メモリの変化の様子を,図6を用いて説明す
る。各直線がy=5を横切る点のx座標を演算し,交点
座標部に格納する。次に,y=5ラインの画素データか
ら黒点画素であるx座標,即ち,x=8,12の2点を
取り出し,前記交点座標部の値と照合する。照合の結
果,一致している直線である直線2,6,11,15に
ついて,該直線の投票箱に格納されている値を+1す
る。該直線の投票箱の元の値は,すべて0であるため,
初めての投票であり,始点座標と終点座標の格納部に,
現在処理中のライン番号の5を格納する。
【0029】次に,y=6ライン目の処理の時のハフ空
間メモリの変化の様子を図7に示す。y=5ラインと同
様に,各直線がy=6を横切る点のx座標を演算し,交
点座標部に格納する。次に,y=6ラインの画素データ
から黒点画素であるx座標,即ち,x=9,11の2点
を取り出し,前記交点座標部の値と照合する。照合の結
果,一致している直線である直線2,4,13,15に
ついて,該直線の投票箱に格納されている値を+1す
る。該直線の投票箱の元の値は,直線4,13について
は0であるため,初めての投票であり,始点座標と終点
座標の格納部に,現在処理中のライン番号の6を格納す
る。また,直線2,15については1であるため,2回
目以降の投票となり,終点座標の格納部のみ,現在処理
中のライン番号の6を格納する。
【0030】同様に,y=7,8ライン目についても処
理を行い,ハフ空間メモリの内容は,図8,図9に示す
変化を経て,最終的に図10の状態となる。次に,極大
点抽出処理部10において投票箱の値が極大となる点を
探索した結果,直線2と直線15が抽出されたとする。
【0031】そこで,始点・終点座標読み出し処理部1
1は,抽出された直線2,15の始点・終点座標を読み
出し,直線2については,y=5からy=7までの線分
であり,直線15については,y=5からy=8までの
線分であることが抽出できたことになる。なお,始点・
終点のx座標値は,直線の傾きと原点からの距離とy座
標から容易に求めることができるため,ここでは詳細は
省略する。
【0032】〔実施例3〕第3の実施例である,ハフ空
間および始点・終点座標格納用のメモリに,CAM(連
想メモリ)を用いた線分抽出画像処理装置の構成を図4
に示す。図4において,1は画像メモリ,2は画像メモ
リ読み出し装置,3は制御装置,48はCAMで実現さ
れたハフ空間メモリ,49は係数メモリである。
【0033】CAMのワード構成を図4(B)に示す。
CAMの1ワードは,直線のパラメータであるθ,ρに
よりアドレッシングされ,演算フィールドとして座標演
算結果を格納する演算結果フィールドと,差分値フィー
ルド,投票待ちフラグフィールド,投票箱フィールド,
始点座標フィールド,終点座標フィールドの全6個のフ
ィールドから構成される。例えば,このハフ空間が直線
のパラメータである380×180点のρ−θ平面で構
成されているとする。CAMを使用した場合,そのワー
ド数は380×180ワードとなる。
【0034】CAMは,1ワードが1個のプロセッサエ
レメントであるプロセッサアレイと考えられ,ここで
は,ハフ空間の1量子化点を図4(B)に示すようなC
AMの1ワードで実現する。即ち,画像空間における1
直線を,CAMの1ワードが処理することになる。超並
列要素であるCAMを用いることにより,全ワードを並
列処理でき,画像空間上のあらゆる直線を同時に高速処
理することを可能とする。
【0035】動作は以下の通りである。まず,CAMの
初期設定を行う。θ,ρでアドレスされたワードに対し
て,画像の第1ラインを横切る点のx座標値,ラインを
移る際のx座標値の変化量を,それぞれ,演算結果フィ
ールド,差分値フィールドへ,係数メモリ49から転送
する。
【0036】制御装置3は,まず画像メモリ1から第1
行目の画像データの読み出しを画像メモリ読み出し装置
2に命令する。ハフ変換処理部51は,第1行目の1ラ
インの画像列に対し,左端の画素から順次,ハフ変換の
対象点かどうか,即ち,0以外の値であるかどうかを判
定する。
【0037】判定の結果,該画素がハフ変換の対象点で
ある場合,その画素のx座標値をCAMの演算結果フィ
ールドに対する照合データとして,CAMに与え,ワー
ドを選択する。次に,選択されたワードにおいて,その
ワードの投票待ちフラグフィールドに1を格納する。
【0038】第1行目の画素列をすべて処理するまで,
上記処理を繰り返す。1ライン分の上記処理の終了後,
投票待ちフラグフィールドに1が格納されており,投票
箱フィールドの値が0であるワードについて,そのワー
ドの投票箱フィールドの値をCAMの演算機能を用い,
+1し,減算処理中の画素のy座標値を始点座標フィー
ルドと終点座標フィールドに格納する。また投票待ちフ
ラグフィールドに1が格納されており,投票箱フィール
ドの値が0でないワードについては,そのワードの投票
箱フィールドの値をCAMの演算機能を用い,+1し,
現在処理中の画素のy座標値を終点座標フィールドにの
み格納する。
【0039】続いて,第2行目に処理を移す。まず,差
分値フィールドの値を演算結果フィールドに,CAMの
演算機能を用い,加算する。それから,第1行目と同
様,2行目の全画素について処理を行い,投票箱フィー
ルド,始点座標フィールド,終点座標フィールドの値を
更新する。
【0040】以上の処理を繰り返し,全画像について処
理が終了すると,CAMの投票箱フィールドに格納され
た値が,ハフ変換結果となる。次に,極大点抽出処理部
10は,投票箱フィールドの値を参照しながら,極大点
を抽出する。これは,CAMのアドレスマスクにより指
定された局所領域の最大値検出をCAMの機能により実
行し,検出された局所的な最大値を極大点として,抽出
する。
【0041】次に,投票箱フィールドの値が極大点とな
ったCAMのワードについて,始点・終点座標読み出し
処理部11は,該極大点ワードの始点座標フィールドと
終点座標フィールドの値を読み出す。
【0042】こうして,極大となる点のワードのρ,θ
と,読み出した始点座標値,終点座標値により,入力画
像中の線分が抽出できたことになる。以上,本発明を実
施例に基づき具体的に説明してきたが,本発明は,前記
実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しな
い範囲において種々変更可能であることは言うまでもな
い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
直線抽出のためのハフ変換処理を行いながら,同時にハ
フ空間に付加して持つ端点の座標情報を更新すること
で,線分抽出を高速に行うことができる。また,本発明
は,ハフ空間にマッピングしたプロセッサアレイ,ある
いはCAMを利用することにより,並列にハフ変化処理
および端点座標情報の更新を行い,高速化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】N×Nの大きさの2値画像に対する線分検出ハ
フ変換を説明するための図である。
【図3】第2の実施例の構成図である。
【図4】第3の実施例の構成図である。
【図5】実施例の動作例を説明するための図である。
【図6】実施例の動作例を説明するための図である。
【図7】実施例の動作例を説明するための図である。
【図8】実施例の動作例を説明するための図である。
【図9】実施例の動作例を説明するための図である。
【図10】実施例の動作例を説明するための図である。
【図11】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 画像メモリ 2 画像メモリ読み出し装置 3 制御装置 4 ハフ空間メモリ 5 ハフ変換処理部 6 線分抽出処理部 7 投票処理部 8 始点座標登録処理部 9 終点座標更新処理部 10 極大点抽出処理部 11 始点・終点座標読み出し処理部 12 投票箱メモリ12 13 始点座標メモリ13 14 終点座標メモリ14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像からハフ変換を用いて線分情報を抽
    出する画像処理装置において,ハフ空間を構成する全ハ
    フ量子化点について,ハフ変換により各ハフ量子化点に
    投票される回数を記憶する手段と,ハフ量子化点に対応
    して第一の情報と第二の情報とを記憶し保持する手段と
    を有するとともに,ハフ変換処理の投票処理を行う際,
    初めて投票されるハフ量子化点について,現在ハフ変換
    処理を実行している画素の座標を第一の情報として記憶
    する手段と,二度目以降の投票を行うハフ量子化点につ
    いて,現在ハフ変換処理を実行している画素の座標を第
    二の情報として記憶する手段と,ハフ変換処理の終了
    後,ハフ空間から投票回数の極大点を抽出した後,該極
    大点に記憶されている第一の情報を該ハフ量子化点が対
    応する直線の始点座標として取り出す手段と,第二の情
    報を該ハフ量子化点が対応する直線の終点座標として取
    り出す手段とを有することを特徴とする線分抽出画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 ハフ空間の量子化点ごとにプロセッサエ
    レメントを有するプロセッサアレイを備え,前記プロセ
    ッサエレメントには,それぞれ各ハフ量子化点について
    の前記投票回数,第一情報および第二情報を記憶する手
    段を持ち,ハフ変換における投票処理,第一の情報,第
    二の情報を更新する処理を,全プロセッサエレメントが
    並列実行するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の線分抽出画像処理装置。
  3. 【請求項3】 ハフ空間の量子化点ごとに1ワードを付
    与する連想メモリを備え,該連想メモリにおける各ワー
    ドには,それぞれ各ハフ量子化点についての前記投票回
    数,第一の情報および第二の情報を記憶する手段を持
    ち,ハフ変換における投票処理,第一の情報,第二の情
    報を更新する処理が,前記連想メモリにおける各ワード
    で同時に行われるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の線分抽出画像処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013050762A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Mega Chips Corp 線分および円弧検出装置
JP2013069043A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Mega Chips Corp 線分および円弧検出装置
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