JPH0817148A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH0817148A
JPH0817148A JP14634194A JP14634194A JPH0817148A JP H0817148 A JPH0817148 A JP H0817148A JP 14634194 A JP14634194 A JP 14634194A JP 14634194 A JP14634194 A JP 14634194A JP H0817148 A JPH0817148 A JP H0817148A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーシャル・レスポンス等化(PR等化)と
ビタビ検出とを用いる情報記録再生装置において、非線
形な符号間干渉による再生波形の歪を考慮した多値によ
るビタビ検出を行いエラーレートを改善する。 【構成】 PR等化回路8から出力するPR等化波形が
非線形な符号間干渉によって歪み、等化波形のサンプル
値が本来の値からずれているとき、それらのずれた値も
1つの基準レベルと見なして状態遷移図を作成し、非線
形歪によって本来の値からずれた基準レベル値も考慮し
たビタビ検出器9を用いてデータを再生する。これによ
り、高密度記録時における再生データのエラーレートを
大幅に改善できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置およ
び磁気テープ装置などの情報記録再生装置に関し、特に
パーシャル・レスポンス等化とビタビ検出法とを用いる
磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録再生装置における記録再
生チャネルにおいては、再生データの検出法として、し
きい値を定めて検出を行うレベル判定法、微分回路およ
びゼロクロス検出器を用いたピーク検出法などが行われ
てきたが、最近では高記録密度化に伴う符号間干渉の増
大、S/Nの低下などによるエラーレート(誤り率)の
悪化を低減するため、新しい信号処理技術として、パー
シャル・レスポンス等化(以下、PR等化という)や、
ビタビ検出法などが用いられつつある。
【0003】これらの新しい信号処理方式では、高記録
密度化によって影響が大きくなる符号間干渉を積極的に
利用しており、再生データの規則性を考慮し、可能性の
最も高いデータ列を選択することによってエラーレート
を改善している。
【0004】図3は、PR(1,−1)等化における記
録再生過程を説明する図である。図3を参照すると、ま
ず、記録データ(A)をNRZI(Non Retur
nto Zero Inverted:非ゼロ復帰反
転)符号(B)の2値符号に変換して記録電流(C)を
生成し、記録磁気ヘッドを介して磁気記録媒体に記録す
る。また再生過程では、再生磁気ヘッドを介して磁気記
録媒体から読み出した再生波形をPR等化することによ
り等化波形(D)を得る。
【0005】図4は、孤立再生波形に対するPR(1,
−1)等化を示す図である。
【0006】図3に示すPR(1,−1)等化方式で
は、孤立再生波形(図4(a)参照)を波形(図4
(b)参照)のようにPR等化することによって符号間
干渉を除き、サンプル値を0,±1の3値に限定する。
そしてレベル判定では、±0.5にしきい値を設けて±
1のサンプル値をともに符号“1”として検出すること
により、図3に示す再生データ(E)を得ている。
【0007】しかしながら、実際の再生波形にはノイズ
(雑音)やジッターの影響があるため、サンプル値は正
確に0,±1の値とはならない。測定値にはPR等化に
よる波形干渉によって規則性が存在するため、その規則
性を用いてビタビ検出を行いエラーレートを改善するこ
とができる。
【0008】図5は、PR(1,−1)等化における状
態遷移図である。ここで、等化波形の時刻kにおけるサ
ンプル値をYk 、状態S0から状態S1への状態遷移の
メトリック(Metric)をL01と表し、図5に示す
各メトリックを、以下のように定義する。
【0009】L00 = 0 L11 = 0 L01 = 0.5−Yk10 = 0.5+Yk 次に、ある時刻kで状態S1となるパスメトリックの最
小値をMK (1)と表すと、各状態へのパスメトリック
の最小値は、以下のようになる。
【0010】 Mk (0)= min{Mk-1 (0)+L00,Mk-1 (1)+L10} Mk (1)= min{Mk-1 (0)+L01,Mk-1 (1)+L11} そして、これらをもとにメトリック計算を行って最尤パ
スを選択し、データを再生する。
【0011】図6は、PR(1,0,−1)等化におけ
る記録再生過程を説明する図であって、記録データ
(A)をプリコーダによりインターリーブド(Inte
rleaved)NRZI符号(B)に変換し、記録電
流(C)を生成して磁気記録媒体に記録する。そしてデ
ータの再生過程では、磁気記録媒体から読み出した再生
波形をPR等化することにより等化波形(D)を得る。
【0012】図7は、孤立再生波形に対するPR(1,
0,−1)等化を示す図である。
【0013】図6に示すPR(1,0,−1)等化で
は、孤立再生波形(図7(a)参照)は再生等化によっ
てPR等化波形(図7(b)参照)となるため、サンプ
ル値は0,±1の3値に限定される。
【0014】図8は、PR(1,0,−1)等化におけ
る状態遷移図である。ここで、等化波形の時刻kでのサ
ンプル値をYk ,状態S1から状態S2への遷移のメト
リックをL12と表し、図8に示す各メトリックを、以下
のように定義する。
【0015】L12 = 0 L21 = 0 L13 = 0.5−Yk24 = 0.5+Yk32 = 0.5+Yk41 = 0.5−Yk33 = 0 L44 = 0 次に、ある時刻kでS1状態となるパスメトリックの最
小値をMk (1)と表すと、各状態へのパスメトリック
の最小値は、以下のようになる。
【0016】 Mk (1)= min{Mk-1 (2)+L21,Mk-1 (4)+L41} Mk (2)= min{Mk-1 (1)+L12,Mk-1 (3)+L32} Mk (3)= min{Mk-1 (1)+L13,Mk-1 (3)+L33} Mk (4)= min{Mk-1 (2)+L24,Mk-1 (4)+L44} そして、これらをもとにメトリック計算を行って最尤パ
スを選択し、データを再生する。実際には、インターリ
ーブドNRZI符号とPR(1,0,−1)等化を用い
たことにより、再生データの偶数番目の列と奇数番目の
列との間に相互作用がないため、それぞれを独立にPR
(1,−1)等化された信号列として処理することがで
きる。
【0017】これらの方式は、再生波形が孤立再生波形
の重ね合わせで表現されること、すなわち、線形性が成
立することが基本的な条件である。しかしながら、磁化
媒体上の記録密度が上昇すると非線形効果が顕著にな
る。再生波形は孤立波形の単純な重ね合わせでは表現で
きなくなり、磁化反転位置のシフト(非線形ビットシフ
ト)や再生出力の低下などを生じる。
【0018】このような再生波形の歪は、線形なフィル
タで取り除くことは不可能である。非線形ビットシフト
については、記録時に記録ビットパターンによって記録
電流の反転位置をあらかじめシフトさせることによって
補償する記録等化が行われている。しかしながら、この
方法のみでは非線形効果による再生波形の歪を完全に補
正することはできない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】PR等化およびビタビ
検出を用いたデータ再生法では、線形性が基本的な条件
であるが、高記録密度化にともない非線形効果が顕著に
なり、非線形ビットシフトや再生出力の低下などを生じ
る。このような歪は補正が困難であり、再生データのエ
ラーレートを悪化させるという欠点がある。
【0020】本発明の目的は、非線形ビットシフトや出
力低下などの非線形効果による再生波形の歪を、あらか
じめ考慮したビタビ検出法を用いて非線形性を補償する
ことにより、再生データのエラーレートを改善した情報
記録再生装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、PR等化およ
びビタビ検出を用いた情報記録再生装置であって、線形
な再生波形をPR等化する等化器に対して非線形な符号
間干渉により歪を受けた再生波形が入力され、かつ、前
記等化器から出力するサンプル値のずれが前後の有限な
ビットパターンに対して一意に決定されると見なせると
き、非線形効果によって歪んだサンプル値に対する基準
レベルを加えた多値の基準レベル間の状態遷移に基づい
てビタビ検出を行うパーシャル・レスポンス最尤(PR
ML)チャネルを備えることを特徴とする。
【0022】また、上記の情報記録再生装置に、記録電
流反転位置を遅延することによって非線形ビットシフト
を補償する記録等化回路を付加し、記録データを書き込
み時に記録補償することにより非線形歪を減少させ、か
つ基準レベル数および状態数を減少させてビタビ検出器
を簡略化することを特徴とする。
【0023】
【作用】図1に示すPR等化回路8の出力は、線形な再
生波形に対してはPR等化されているが、非線形歪をう
けたデータ列に対しては歪を生じる。この歪には前後の
ビットパターンによって一意に決定される規則性があ
る。この規則性をもとに作成された状態遷移に従うビタ
ビ検出器でデータ再生を行うことでエラーレートを改善
することができる。さらに、記録等化回路を付加し、デ
ータ記録時に記録電流反転位置を遅延させることによ
り、非線形ビットシフトをあらかじめ補正することによ
り非線形歪が減少し、ビタビ検出器を簡略化しても同様
な効果が期待できる。
【0024】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0025】図1は、請求項1および請求項3における
一実施例の構成を示すブロック図である。また、図9
は、請求項3における非線形効果を受けたPR(1,−
1)等化波形を示す図であり、図10は、請求項3にお
ける記録ビットパターンと基準レベルとの関係を示す図
であり、図11は、請求項3における状態遷移図であ
る。
【0026】図1に示す実施例おいて、記録データは、
プリコーダ1によりNRZI変換を行い、記録電流生成
回路3で記録電流を生成して記録磁気ヘッド4に出力
し、磁気記録媒体5に書き込まれる。
【0027】磁気記録媒体5に記録されたデータは、再
生磁気ヘッド6で介して読み出され増幅回路7により増
幅し、PR等化回路8でPR(1,−1)等化され、さ
らに、非線形歪を考慮したビタビ検出器9によりデータ
再生を行う。また、PR等化回路8が、孤立再生波形を
PR(1,−1)等化するように設定されている場合に
も、図9に示す記録データ(A)に対しては、非線形歪
の影響により等化波形(B)が得られる。
【0028】ここで、非線形歪がなければ、図9の点線
で示した等化波形が得られるはずであるが、非線形効果
のために等化波形は歪み、±1の振幅は得られない。非
線形歪は、記録データの前後各1ビットおよび非線形ビ
ットシフトの影響を受け、それ以外の影響は無視できる
とすると、等化波形のサンプル値は、前後のビットパタ
ーンによって、図9に示すように、±a,±b,±c,
±dの値をとり、これに0,±1を加えて合計11個の
値をとる。図10は、この記録ビットパターンと基準レ
ベルとの関係を示したものである。また、これらの条件
をもとに状態遷移図を作成すると、図11に示すような
8状態の遷移図になる。ここで、等化波形の時刻kでの
サンプル値をYk 、状態S1から状態S2への遷移のメ
トリックをL12と表し、図11の各メトリックを、以下
のように定義する。
【0029】L12 = 0 L22 = 0 L28 = 0.5−Yk87 = 0 L77 = 0 L71 = 0.5+Yk23 = 0.5a2 −aYk34 = 0.5c2 +cYk42 = 0.5d2 −dYk76 = 0.5a2 +aYk65 = 0.5c2 −cYk57 = 0.5d2 +dYk36 = 0.5b2 +bYk63 = 0.5b2 −bYk 次に、ある時刻kでS1状態となるパスメトリックの最
小値をMk (1)と表すと、各状態へのパスメトリック
の最小値は、以下のようになる。
【0030】 Mk (1)= Mk-1 (7)+L71k (2)= min{Mk-1 (1)+L12,Mk-1 (2)+L22, Mk-1 (4)+L42} Mk (3)= min{Mk-1 (2)+L23,Mk-1 (6)+L63} Mk (4)= Mk-1 (3)+L34k (5)= Mk-1 (6)+L65k (6)= min{Mk-1 (7)+L76,Mk-1 (3)+L36} Mk (7)= min{Mk-1 (8)+L87,Mk-1 (7)+L77, Mk-1 (5)+L57} Mk (8)= Mk-1 (2)+L28 そして、これらをもとにメトリック計算を行って最尤パ
スを選択し、データを再生する。
【0031】図2は、請求項2,請求項4および請求項
5における一実施例の構成を示すブロック図である。ま
た、図12は、請求項4における非線形効果を受けたP
R(1,−1)等化波形を示す図であり、図13は、請
求項4における記録ビットパターンと基準レベルとの関
係を示す図であり、図14は、請求項4における状態遷
移図である。
【0032】図2に示す実施例の構成は、図1に示すブ
ロック図において、プリコーダ1と記録電流生成回路3
との間に記録等化回路2を接続したものであって、プリ
コーダ1は、記録データのNRZI変換を行い、PR等
化回路8はPR(1,−1)等化を行う。記録等化回路
2は、記録電流反転位置を遅延することによって非線形
ビットシフトを補正する。このため、非線形歪は減少
し、ピーク位置もサンプリング点に近づく。
【0033】この結果、等化波形は前後各1ビットの記
録ビットパターンの影響だけを考慮し、また前後のビッ
トからの影響がほぼ同じであるとすると、図12に示す
ような等化波形(B)となる。
【0034】これは、図9において、c=a,d=0と
置いたことと同様である。図13は、このビットパター
ンと基準レベルとの関係を示したものである。また、こ
れらの条件をもとに作成した状態遷移図を図14に示
す。本実施例においては、基準レベルは0,±a,±
b,±1の7個に減少するとともに、状態数も8状態か
ら6状態に減少するため、回路規模を削減することがで
きる。ここで、等化波形の時刻kでのサンプル値をY
k 、状態S1から状態S2への遷移のメトリックをL1
2と表し、図14に示す各メトリックを、以下のように
定義する。
【0035】L12 = 0 L22 = 0 L26 = 0.5−Yk65 = 0 L55 = 0 L51 = 0.5+Yk23 = 0.5a2 −aYk54 = 0.5a2 +aYk31 = 0.5a2 +aYk46 = 0.5a2 −aYk34 = 0.5b2 +bYk43 = 0.5b2 −bYk 次に、ある時刻kでS1状態となるパスメトリックの最
小値をMk (1)と表すと、各状態へのパスメトリック
の最小値は、以下のようになる。
【0036】 Mk (1)= min{Mk-1 (3)+L31,Mk-1 (5)+L51} Mk (2)= min{Mk-1 (1)+L12,Mk-1 (2)+L22} Mk (3)= min{Mk-1 (2)+L23,Mk-1 (4)+L43} Mk (4)= min{Mk-1 (3)+L34,Mk-1 (5)+L54} Mk (5)= min{Mk-1 (6)+L65,Mk-1 (5)+L55} Mk (6)= min{Mk-1 (2)+L26,Mk-1 (4)+L46} そして、これらをもとにメトリック計算を行って最尤パ
スを選択し、データを再生する。
【0037】図15は、請求項5における非線形効果を
受けたPR(1,0,−1)等化波形を示す図である。
また、図16は、請求項5における記録ビットパターン
と基準レベルとの関係を示す図であり、図17は、請求
項5における状態遷移図である。
【0038】本実施例は、図2に示すように、プリコー
ダ1でインターリーブドNRZI変換を行い、PR等化
回路8でPR(1,0,−1)等化を行っている。記録
等化回路2によって非線形ビットシフトが補償されるた
め、最小磁化反転パターンにおける非線形な出力低下だ
けが現れる。
【0039】本実施例では、図15に示す記録データ
(A)に対する等化波形(B)は、図中の点線から外れ
て実線に示すようになる。また、線形のときには±1と
なるべきサンプル値が、±aとなっている。図16は、
この記録ビットパターンと基準レベルとの関係を示した
ものである。前後各1ビットからの影響だけを考慮して
いるが、記録ビットパターンが1の連続であるときは、
等化波形のサンプル値は0となるため非線形歪は無視し
ている。
【0040】以上より等化信号の基準レベルは、0,±
a,±1の5値となり、図17に示すような8状態をも
つ状態遷移図になる。ここで、等化波形の時刻kでのサ
ンプル値をYk 、状態S1から状態S2への遷移のメト
リックをL12と表し、図17に示す各メトリックを、以
下のように定義する。
【0041】L12 = 0.5+Yk22 = 0 L28 = 0.5−Yk87 = 0.5−Yk77 = 0 L71 = 0.5+Yk23 = 0.5a2 −aYk34 = 0 L42 = 0.5a2 +aYk76 = 0.5a2 +aYk65 = 0 L57 = 0.5a2 −aYk45 = 0 L54 = 0 次に、ある時刻kでS1状態となるパスメトリックの最
小値をMk (1)と表すと、各状態のパスメトリックの
最小値は、以下のようになる。
【0042】 Mk (1)= Mk-1 (7)+L71k (2)= min{Mk-1 (1)+L12,Mk-1 (2)+L22, Mk-1 (4)+L42} Mk (3)= Mk-1 (2)+L23k (4)= min{Mk-1 (3)+L34,Mk-1 (5)+L54} Mk (5)= min{Mk-1 (6)+L65,Mk-1 (4)+L45} Mk (6)= Mk-1 (7)+L76k (7)= min{Mk-1 (8)+L87,Mk-1 (7)+L77, Mk-1 (5)+L57} Mk (8)= Mk-1 (2)+L28 そして、これらをもとにメトリック計算を行って最尤パ
スを選択し、データを再生する。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の情報記録再
生装置は、パーシャルレスポンス等化とビタビ検出とを
用いた記録再生チャネルにおいて、パーシャル・レスポ
ンス等化波形が非線形な符号間干渉によって歪み、等化
波形のサンプル値が本来の値からずれているとき、それ
らのずれた値も1つの基準レベルと見なして状態遷移図
を作成しビタビ検出を行い、非線形歪によって本来の値
からずれた基準レベル値も考慮し、高密度記録時に顕著
になる再生波形の非線形歪を補償することにより、再生
データのエラーレートを大幅に改善できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および請求項3の一実施例の構成を示
すブロック図である。
【図2】請求項2,請求項4おおよび請求項5の一実施
例の構成を示すブロック図である。
【図3】PR(1,−1)等化における記録再生過程を
説明する図である。
【図4】孤立再生波形に対するPR(1,−1)等化を
示す図である。
【図5】PR(1,−1)等化における状態遷移図であ
る。
【図6】PR(1,0,−1)等化における記録再生過
程を説明する図である。
【図7】孤立再生波形に対するPR(1,0,−1)等
化を示す図である。
【図8】PR(1,0,−1)等化における状態遷移図
である。
【図9】請求項3における非線形効果を受けたPR
(1,−1)等化波形を示す図である。
【図10】請求項3における記録ビットパターンと基準
レベルの関係を示す図である。
【図11】請求項3における状態遷移図である。
【図12】請求項4における非線形効果を受けたPR
(1,−1)等化波形を示す図である。
【図13】請求項4における記録ビットパターンと基準
レベルの関係を示す図である。
【図14】請求項4における状態遷移図である。
【図15】請求項5における非線形効果を受けたPR
(1,0,−1)等化波形を示す図である。
【図16】請求項5における記録ビットパターンと基準
レベルの関係を示す図である。
【図17】請求項5における状態遷移図である。
【符号の説明】
1 プリコーダ 2 記録等化回路 3 記録電流生成回路 4 記録磁気ヘッド 5 磁気記録媒体 6 再生磁気ヘッド 7 増幅回路 8 PR等化回路 9 非線形歪を考慮したビタビ検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03H 17/00 A 8842−5J 21/00 8842−5J H03M 13/12 8730−5K H04L 25/08 B 9199−5K 25/497 9199−5K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーシャル・レスポンス等化(PR等
    化)とビタビ検出とを用いる情報記録再生装置であっ
    て、線形な再生波形をパーシャルレスポンス等化する等
    化器に対して非線形な符号間干渉により歪を受けた再生
    波形が入力され、かつ前記等化器から出力するサンプル
    値のずれが前後の有限なビットパターンに対して一意に
    決定されると見なせるとき、非線形効果によって歪んだ
    サンプル値に対する基準レベルを加えた多値の状態遷移
    に基づいてビタビ検出を行うパーシャル・レスポンス最
    尤(Pertial Response Maximu
    mLikelihood:PRML)チャネルを備える
    ことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の情報記録再生装置において、
    記録電流反転位置を遅延することにより非線形ビットシ
    フトを補償する記録等化回路を付加し、記録データを書
    き込むときに記録補償することにより非線形歪を減少さ
    せ、かつ前記基準レベル数および状態数を減少させて前
    記ビタビ検出器を簡略化したことを特徴とする情報記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の情報記録再生装置において、
    前記等化器が線形な再生波形をPR(1,−1)等化す
    るように構成し、かつ前後各1ビットからの非線形効果
    により記録ビットパターン“011”,“111”,
    “110”の中央のビットに対応する前記等化器出力の
    サンプル値がそれぞれ±a,±b,±cとなり、直前2
    ビットの影響によって記録ビットパターン“110”の
    最後のビットに対応するサンプル値が±dとなるとき、
    0,±a,±b,±c,±d,±1の11値の基準レベ
    ルをもつ8状態の状態遷移に基づいてビタビ検出を行う
    ことを特徴とする情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記記録等化回路が記録電流反転位置を
    遅延することによって、c=a,d=0となるように非
    線形ビットシフトを補償し、0,±a,±b,±1の7
    値の基準レベルをもつ6状態の状態遷移に基づいてビタ
    ビ検出を行うことを特徴とする請求項2の情報記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】 前記等化器が線形な再生波形をPR
    (1,0,−1)等化するように構成し、かつ前後各1
    ビットからの非線形効果により記録ビットパターン“0
    11”,“110”の中央のビットに対応する前記等化
    器出力のサンプル値が±aとなるとき、0,±a,±1
    の5値の基準レベルをもつ8状態の状態遷移に基づいて
    ビタビ検出を行うことを特徴とする請求項2記載の情報
    記録再生装置。
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