JPH0817119A - 記録再生装置のカートリッジホルダー - Google Patents
記録再生装置のカートリッジホルダーInfo
- Publication number
- JPH0817119A JPH0817119A JP6148408A JP14840894A JPH0817119A JP H0817119 A JPH0817119 A JP H0817119A JP 6148408 A JP6148408 A JP 6148408A JP 14840894 A JP14840894 A JP 14840894A JP H0817119 A JPH0817119 A JP H0817119A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cartridge
- cartridge holder
- side walls
- holder
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カートリッジホルダーとカートリッジとの接
触による摩耗を低減して摺動性を良好に維持できるカー
トリッジホルダーを提供することを目的とする。 【構成】 カートリッジホルダー３の両側壁３ａ，３ｂ
の内側には、カートリッジ１の厚さ方向の中央部Ａに対
応した位置から上下方向に所定のテーパーが付けられて
おり、カートリッジ１とカートリッジホルダー３とは
（ｃ）のように面接触する。したがって、カートリッジ
の摩耗を低減できる。
触による摩耗を低減して摺動性を良好に維持できるカー
トリッジホルダーを提供することを目的とする。 【構成】 カートリッジホルダー３の両側壁３ａ，３ｂ
の内側には、カートリッジ１の厚さ方向の中央部Ａに対
応した位置から上下方向に所定のテーパーが付けられて
おり、カートリッジ１とカートリッジホルダー３とは
（ｃ）のように面接触する。したがって、カートリッジ
の摩耗を低減できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は記録再生装置のカートリ
ッジホルダーに関する。
ッジホルダーに関する。
【０００２】
【従来の技術】記録再生装置では、記録媒体の着脱を容
易にするために、記録媒体をカセットに収納したカート
リッジが使用されている。具体的なカートリッジとして
は、光磁気ディスクを内蔵した光磁気ディスクカートリ
ッジ，磁気テープを内蔵した磁気テープカートリッジを
例に挙げることができる。
易にするために、記録媒体をカセットに収納したカート
リッジが使用されている。具体的なカートリッジとして
は、光磁気ディスクを内蔵した光磁気ディスクカートリ
ッジ，磁気テープを内蔵した磁気テープカートリッジを
例に挙げることができる。
【０００３】光磁気ディスクカートリッジ１は図５の
（ｂ）に示すように光磁気ディスク２を内蔵している。
この光磁気ディスク２の記録再生に使用される光磁気デ
ィスクドライブ装置は、図４に示すように構成されてい
る。
（ｂ）に示すように光磁気ディスク２を内蔵している。
この光磁気ディスク２の記録再生に使用される光磁気デ
ィスクドライブ装置は、図４に示すように構成されてい
る。
【０００４】カートリッジホルダー３は実線位置と仮想
線位置とにわたって昇降可能で、図５の（ａ）（ｂ）
（ｃ）に示すようにカートリッジホルダー３の一端の挿
入口４からカートリッジ１が挿入されると、ローディン
グモータ〔図示せず〕によってカートリッジホルダー３
が仮想線位置に駆動されて、光磁気ディスク２が回転駆
動モータの出力軸５に連結される。このようにして光磁
気ディスク２が回転駆動されて、ベッド〔図示せず〕に
よる記録再生が実施される。
線位置とにわたって昇降可能で、図５の（ａ）（ｂ）
（ｃ）に示すようにカートリッジホルダー３の一端の挿
入口４からカートリッジ１が挿入されると、ローディン
グモータ〔図示せず〕によってカートリッジホルダー３
が仮想線位置に駆動されて、光磁気ディスク２が回転駆
動モータの出力軸５に連結される。このようにして光磁
気ディスク２が回転駆動されて、ベッド〔図示せず〕に
よる記録再生が実施される。
【０００５】従来のカートリッジホルダー３の両側壁３
ａ，３ｂは図６の（ａ）に示すようにフラットな平面で
構成されており、θ１＝１８０°である。
ａ，３ｂは図６の（ａ）に示すようにフラットな平面で
構成されており、θ１＝１８０°である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ブラスチック製のカー
トリッジ１は、図６の（ｂ）に示すようにカートリッジ
上１ａとカートリッジ下１ｂをねじ止めして構成されて
いる。カートリッジ上１ａとカートリッジ下１ｂは金型
設計上、カートリッジ１の厚み方向の中央部Ａが高くな
っており、カートリッジ１がカートリッジホルダー３に
挿入されたときに側壁３ａ，３ｂと対向するカートリッ
ジ１の両側面６ａ，６ｂは、図６の（ｂ）に示すように
小さな角度θ２（ θ２≒２° ）で傾斜している。
トリッジ１は、図６の（ｂ）に示すようにカートリッジ
上１ａとカートリッジ下１ｂをねじ止めして構成されて
いる。カートリッジ上１ａとカートリッジ下１ｂは金型
設計上、カートリッジ１の厚み方向の中央部Ａが高くな
っており、カートリッジ１がカートリッジホルダー３に
挿入されたときに側壁３ａ，３ｂと対向するカートリッ
ジ１の両側面６ａ，６ｂは、図６の（ｂ）に示すように
小さな角度θ２（ θ２≒２° ）で傾斜している。
【０００７】このカートリッジ１を内側面がフラットな
カートリッジホルダー３に対して出し入れする際には、
カートリッジ１の高さ方向の中央部Ａがカートリッジホ
ルダー３の内側面に線接触して、摩耗して摺動性が悪く
なり、最終的にはカートリッジ１の排出ができなくなる
問題がある。
カートリッジホルダー３に対して出し入れする際には、
カートリッジ１の高さ方向の中央部Ａがカートリッジホ
ルダー３の内側面に線接触して、摩耗して摺動性が悪く
なり、最終的にはカートリッジ１の排出ができなくなる
問題がある。
【０００８】また、カートリッジ上１ａとカートリッジ
下１ｂの金型成形時に、小さなバリ（パーティングバ
リ）が有ると、カートリッジ１を出し入れする際に、こ
のパーティングバリがカートリッジホルダー３に接触し
てカートリッジ１のスムーズな出し入れを妨げる問題が
ある。
下１ｂの金型成形時に、小さなバリ（パーティングバ
リ）が有ると、カートリッジ１を出し入れする際に、こ
のパーティングバリがカートリッジホルダー３に接触し
てカートリッジ１のスムーズな出し入れを妨げる問題が
ある。
【０００９】さらに、カートリッジ１の出し入れに伴う
摩耗によって発生したプラスチック粉が記録再生を妨げ
る問題がある。本発明はカートリッジホルダー３の内側
壁３ａ，３ｂとカートリッジ１との接触による摩耗を低
減して摺動性を良好に維持することを目的とする。
摩耗によって発生したプラスチック粉が記録再生を妨げ
る問題がある。本発明はカートリッジホルダー３の内側
壁３ａ，３ｂとカートリッジ１との接触による摩耗を低
減して摺動性を良好に維持することを目的とする。
【００１０】また、カートリッジ１にパーティングバリ
があってもカートリッジ１のスムーズな出し入れを実現
できるカートリッジホルダーを提供することを目的とす
る。
があってもカートリッジ１のスムーズな出し入れを実現
できるカートリッジホルダーを提供することを目的とす
る。
【００１１】
【課題を解決するための手段】請求項１記載のカートリ
ッジホルダーは、一端の開口から挿入されたカートリッ
ジの位置規制を実施するように両側壁を有するカートリ
ッジホルダーにおいて、両側壁の内側には、前記一端か
ら奥端に延びる凹部を形成したことを特徴とする。
ッジホルダーは、一端の開口から挿入されたカートリッ
ジの位置規制を実施するように両側壁を有するカートリ
ッジホルダーにおいて、両側壁の内側には、前記一端か
ら奥端に延びる凹部を形成したことを特徴とする。
【００１２】請求項２記載のカートリッジホルダーは、
一端の開口から挿入されたカートリッジの位置規制を実
施するように両側壁を有するカートリッジホルダーにお
いて、両側壁には、前記一端から奥端に延びる長孔を穿
設したことを特徴とする。
一端の開口から挿入されたカートリッジの位置規制を実
施するように両側壁を有するカートリッジホルダーにお
いて、両側壁には、前記一端から奥端に延びる長孔を穿
設したことを特徴とする。
【００１３】請求項３記載のカートリッジホルダーは、
一端の開口から挿入されたカートリッジの位置規制を実
施するように両側壁を有するカートリッジホルダーにお
いて、両側壁を、前記カートリッジの厚さ方向の中央部
に対応した位置から上下方向に所定のテーパーを付けて
構成したことを特徴とする。
一端の開口から挿入されたカートリッジの位置規制を実
施するように両側壁を有するカートリッジホルダーにお
いて、両側壁を、前記カートリッジの厚さ方向の中央部
に対応した位置から上下方向に所定のテーパーを付けて
構成したことを特徴とする。
【００１４】請求項４記載のカートリッジホルダーは、
一端の開口から挿入されたカートリッジの位置規制を実
施するように両側壁を有するカートリッジホルダーにお
いて、両側壁を、前記カートリッジの厚さ方向の中央部
に対応した位置から上下方向に所定のテーパーを付けて
構成し、かつ両側壁の前記中央部の少なくとも一部の区
間には、前記一端から奥端に延びる凹部を形成したこと
を特徴とする。
一端の開口から挿入されたカートリッジの位置規制を実
施するように両側壁を有するカートリッジホルダーにお
いて、両側壁を、前記カートリッジの厚さ方向の中央部
に対応した位置から上下方向に所定のテーパーを付けて
構成し、かつ両側壁の前記中央部の少なくとも一部の区
間には、前記一端から奥端に延びる凹部を形成したこと
を特徴とする。
【００１５】請求項５記載のカートリッジホルダーは、
一端の開口から挿入されたカートリッジの位置規制を実
施するように両側壁を有するカートリッジホルダーにお
いて、両側壁を、前記カートリッジの厚さ方向の中央部
に対応した位置から上下方向に所定のテーパーを付けて
構成し、かつ両側壁の前記中央部の少なくとも一部の区
間には、前記一端から奥端に延びる長孔を穿設したこと
を特徴とする。
一端の開口から挿入されたカートリッジの位置規制を実
施するように両側壁を有するカートリッジホルダーにお
いて、両側壁を、前記カートリッジの厚さ方向の中央部
に対応した位置から上下方向に所定のテーパーを付けて
構成し、かつ両側壁の前記中央部の少なくとも一部の区
間には、前記一端から奥端に延びる長孔を穿設したこと
を特徴とする。
【００１６】
【作用】請求項１の構成によると、挿入されたカートリ
ッジの厚さ方向の中央部とカートリッジホルダーの側壁
の内側とは、凹部の部分では接触しない。したがって、
線接触の部分が減少する。
ッジの厚さ方向の中央部とカートリッジホルダーの側壁
の内側とは、凹部の部分では接触しない。したがって、
線接触の部分が減少する。
【００１７】請求項２の構成によると、挿入されたカー
トリッジの厚さ方向の中央部とカートリッジホルダーの
側壁の内側とは、長孔の部分では接触しない。したがっ
て、線接触の部分が減少する。
トリッジの厚さ方向の中央部とカートリッジホルダーの
側壁の内側とは、長孔の部分では接触しない。したがっ
て、線接触の部分が減少する。
【００１８】請求項３の構成によると、カートリッジの
厚さ方向の中央部に対応した位置から上下方向に所定の
テーパーが付けられたカートリッジホルダーの両側壁
と、前記カートリッジとが面接触する。したがって、カ
ートリッジの摩耗を低減できる。
厚さ方向の中央部に対応した位置から上下方向に所定の
テーパーが付けられたカートリッジホルダーの両側壁
と、前記カートリッジとが面接触する。したがって、カ
ートリッジの摩耗を低減できる。
【００１９】請求項４の構成によると、カートリッジの
厚さ方向の中央部に対応した位置から上下方向に所定の
テーパーが付けられたカートリッジホルダーの両側壁
と、前記カートリッジとが面接触する。しかも、カート
リッジの前記中央部にパーティングバリが発生していて
も、このパーティングバリはカートリッジホルダーの側
壁の内側の凹部の内側に位置してカートリッジホルダー
とは接触しない。
厚さ方向の中央部に対応した位置から上下方向に所定の
テーパーが付けられたカートリッジホルダーの両側壁
と、前記カートリッジとが面接触する。しかも、カート
リッジの前記中央部にパーティングバリが発生していて
も、このパーティングバリはカートリッジホルダーの側
壁の内側の凹部の内側に位置してカートリッジホルダー
とは接触しない。
【００２０】請求項５の構成によると、カートリッジの
厚さ方向の中央部に対応した位置から上下方向に所定の
テーパーが付けられたカートリッジホルダーの両側壁
と、前記カートリッジとが面接触する。しかも、カート
リッジの前記中央部にパーティングバリが発生していて
も、このパーティングバリはカートリッジホルダーの内
側壁に形成した長孔の内側に位置してカートリッジホル
ダーとは接触しない。
厚さ方向の中央部に対応した位置から上下方向に所定の
テーパーが付けられたカートリッジホルダーの両側壁
と、前記カートリッジとが面接触する。しかも、カート
リッジの前記中央部にパーティングバリが発生していて
も、このパーティングバリはカートリッジホルダーの内
側壁に形成した長孔の内側に位置してカートリッジホル
ダーとは接触しない。
【００２１】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図１〜図３に基づ
いて説明する。なお、従来例を示す図４〜図６と同一の
作用をなすものには同一の符号を付けて説明する。
いて説明する。なお、従来例を示す図４〜図６と同一の
作用をなすものには同一の符号を付けて説明する。
【００２２】図１の（ａ）（ｂ）（ｃ）は第１の実施例
を示す。図１の（ｂ）に示すように、カートリッジ１の
側面６ａ，６ｂはカートリッジ１の厚さ方向の中央部Ａ
から上下方向に小さな角度θ２（ θ２≒２° ）で傾
斜しているため、この第１の実施例では、図１の（ａ）
に示すようにカートリッジホルダー３の側壁３ａ，３ｂ
には、カートリッジ１の厚さ方向の中央部Ａに対応した
位置から上下方向に所定のテーパー（ θ１≒１７６°
）を付けて構成されている。
を示す。図１の（ｂ）に示すように、カートリッジ１の
側面６ａ，６ｂはカートリッジ１の厚さ方向の中央部Ａ
から上下方向に小さな角度θ２（ θ２≒２° ）で傾
斜しているため、この第１の実施例では、図１の（ａ）
に示すようにカートリッジホルダー３の側壁３ａ，３ｂ
には、カートリッジ１の厚さ方向の中央部Ａに対応した
位置から上下方向に所定のテーパー（ θ１≒１７６°
）を付けて構成されている。
【００２３】このように構成したため、図１の（ｃ）に
示すようにカートリッジホルダー３にカートリッジ１を
挿入した状態では、カートリッジ１の側面６ａ，６ｂは
カートリッジホルダー３の両側壁３ａ，３ｂと面接触し
ており、カートリッジ１の着脱を繰り返しても、従来の
ように両者が線接触している場合に発生したようなカー
トリッジ１の摩耗が発生しない。
示すようにカートリッジホルダー３にカートリッジ１を
挿入した状態では、カートリッジ１の側面６ａ，６ｂは
カートリッジホルダー３の両側壁３ａ，３ｂと面接触し
ており、カートリッジ１の着脱を繰り返しても、従来の
ように両者が線接触している場合に発生したようなカー
トリッジ１の摩耗が発生しない。
【００２４】したがって、長期間にわたってカートリッ
ジ１の滑らかな摺動性が得られる。また、前記の摩耗に
よるプラスチック粉の発生もなく、安定した記録再生に
寄与できる。
ジ１の滑らかな摺動性が得られる。また、前記の摩耗に
よるプラスチック粉の発生もなく、安定した記録再生に
寄与できる。
【００２５】図２の（ａ）（ｂ）は第２の実施例を示
す。この第２の実施例では、第１の実施例の構成に加え
てカートリッジホルダー３の両側壁３ａ，３ｂには、図
２の（ａ）に示すようにカートリッジ１の前記中央部Ａ
に対応して、凹部７が形成されている。この凹部７は図
２の（ｂ）に示すように挿入口が形成されているカート
リッジホルダー３の一端からカートリッジホルダー３の
奥端にわたって形成されている。
す。この第２の実施例では、第１の実施例の構成に加え
てカートリッジホルダー３の両側壁３ａ，３ｂには、図
２の（ａ）に示すようにカートリッジ１の前記中央部Ａ
に対応して、凹部７が形成されている。この凹部７は図
２の（ｂ）に示すように挿入口が形成されているカート
リッジホルダー３の一端からカートリッジホルダー３の
奥端にわたって形成されている。
【００２６】なお、θ１≒１７６°で、カートリッジ１
のθ２≒２°に対応して第１の実施例と同じに形成され
ている。このように構成したため、第１の実施例の効果
に加えて次のような効果が得られる。つまり、カートリ
ッジ１の中央部Ａにパーティングバリが発生していて
も、このパーティングバリは凹部７に位置してカートリ
ッジホルダー３とは接触しない。したがって、カートリ
ッジ１にパーティングバリがあってもカートリッジ１の
スムーズな出し入れを実現できる。
のθ２≒２°に対応して第１の実施例と同じに形成され
ている。このように構成したため、第１の実施例の効果
に加えて次のような効果が得られる。つまり、カートリ
ッジ１の中央部Ａにパーティングバリが発生していて
も、このパーティングバリは凹部７に位置してカートリ
ッジホルダー３とは接触しない。したがって、カートリ
ッジ１にパーティングバリがあってもカートリッジ１の
スムーズな出し入れを実現できる。
【００２７】また、第２の実施例では凹部７を、カート
リッジホルダー３の一端からカートリッジホルダー３の
奥端の区間の全部に形成したが、一部の区間にわたって
凹部７を形成することによっても、従来に比べて良好な
結果が得られる。
リッジホルダー３の一端からカートリッジホルダー３の
奥端の区間の全部に形成したが、一部の区間にわたって
凹部７を形成することによっても、従来に比べて良好な
結果が得られる。
【００２８】第２の実施例ではカートリッジホルダー３
の内側面３ａ，３ｂにθ１≒１７６°のテーパーを形成
すると共に凹部７を形成したが、カートリッジホルダー
３の内側面３ａ，３ｂをフラットにしたθ１＝１８０°
の状態で、カートリッジホルダー３にカートリッジ１の
厚さ方向の中央部Ａに対応して同様に凹部７を設けるだ
けでも、従来に比べて良好な結果が得られる。
の内側面３ａ，３ｂにθ１≒１７６°のテーパーを形成
すると共に凹部７を形成したが、カートリッジホルダー
３の内側面３ａ，３ｂをフラットにしたθ１＝１８０°
の状態で、カートリッジホルダー３にカートリッジ１の
厚さ方向の中央部Ａに対応して同様に凹部７を設けるだ
けでも、従来に比べて良好な結果が得られる。
【００２９】図３の（ａ）（ｂ）は第３の実施例を示
す。この第３の実施例では、第１の実施例の構成に加え
てカートリッジホルダー３の両側壁３ａ，３ｂには、図
３の（ａ）に示すようにカートリッジ１の前記中央部Ａ
に対応して、長孔８が形成されている。この長孔８は図
３の（ｂ）に示すように挿入口４が形成されているカー
トリッジホルダー３の一端の近傍からカートリッジホル
ダー３の奥端の近傍にわたって形成されている。
す。この第３の実施例では、第１の実施例の構成に加え
てカートリッジホルダー３の両側壁３ａ，３ｂには、図
３の（ａ）に示すようにカートリッジ１の前記中央部Ａ
に対応して、長孔８が形成されている。この長孔８は図
３の（ｂ）に示すように挿入口４が形成されているカー
トリッジホルダー３の一端の近傍からカートリッジホル
ダー３の奥端の近傍にわたって形成されている。
【００３０】なお、θ１≒１７６°で、カートリッジ１
の θ２≒２° に対応して第１の実施例と同じに形成
されている。このように構成したため、第１の実施例の
効果に加えて次のような効果が得られる。つまり、カー
トリッジ１の中央部Ａにパーティングバリが発生してい
ても、このパーティングバリのほとんどが長孔８に位置
してカートリッジホルダー３とは接触しない。したがっ
て、カートリッジ１にパーティングバリがあってもカー
トリッジ１のスムーズな出し入れを実現できる。
の θ２≒２° に対応して第１の実施例と同じに形成
されている。このように構成したため、第１の実施例の
効果に加えて次のような効果が得られる。つまり、カー
トリッジ１の中央部Ａにパーティングバリが発生してい
ても、このパーティングバリのほとんどが長孔８に位置
してカートリッジホルダー３とは接触しない。したがっ
て、カートリッジ１にパーティングバリがあってもカー
トリッジ１のスムーズな出し入れを実現できる。
【００３１】また、第３の実施例では長孔８を、カート
リッジホルダー３の一端からカートリッジホルダー３の
奥端の区間の一部に形成したが、全域にわたって長孔８
を形成することによっても、従来に比べて良好な結果が
得られる。
リッジホルダー３の一端からカートリッジホルダー３の
奥端の区間の一部に形成したが、全域にわたって長孔８
を形成することによっても、従来に比べて良好な結果が
得られる。
【００３２】第３の実施例ではカートリッジホルダー３
の内側面３ａ，３ｂにθ１≒１７６°のテーパーを形成
すると共に長孔８を形成したが、カートリッジホルダー
３の内側面３ａ，３ｂをフラットにしたθ１＝１８０°
の状態で、カートリッジホルダー３にカートリッジ１の
厚さ方向の中央部Ａに対応して同様に長孔８を設けるだ
けでも、従来に比べて良好な結果が得られる。
の内側面３ａ，３ｂにθ１≒１７６°のテーパーを形成
すると共に長孔８を形成したが、カートリッジホルダー
３の内側面３ａ，３ｂをフラットにしたθ１＝１８０°
の状態で、カートリッジホルダー３にカートリッジ１の
厚さ方向の中央部Ａに対応して同様に長孔８を設けるだ
けでも、従来に比べて良好な結果が得られる。
【００３３】
【発明の効果】請求項１，請求項２の構成によると、両
側壁の内側には、前記一端から奥端に延びる凹部を形
成、または前記一端から奥端に延びる長孔を穿設したた
め、カートリッジの厚さ方向の中央部とカートリッジホ
ルダーの側壁の内側とは、凹部の部分または長孔の部分
では接触しない。したがって、線接触の部分が減少して
摩耗が減少し、カートリッジの摺動性を良好に維持でき
る。
側壁の内側には、前記一端から奥端に延びる凹部を形
成、または前記一端から奥端に延びる長孔を穿設したた
め、カートリッジの厚さ方向の中央部とカートリッジホ
ルダーの側壁の内側とは、凹部の部分または長孔の部分
では接触しない。したがって、線接触の部分が減少して
摩耗が減少し、カートリッジの摺動性を良好に維持でき
る。
【００３４】請求項３の構成によると、両側壁を、カー
トリッジの厚さ方向の中央部に対応した位置から上下方
向に所定のテーパーを付けて構成したため、カートリッ
ジとカートリッジホルダーとが面接触し、摩耗が減少
し、カートリッジの摺動性を良好に維持できる。
トリッジの厚さ方向の中央部に対応した位置から上下方
向に所定のテーパーを付けて構成したため、カートリッ
ジとカートリッジホルダーとが面接触し、摩耗が減少
し、カートリッジの摺動性を良好に維持できる。
【００３５】請求項４，請求項５の構成によると、両側
壁を、カートリッジの厚さ方向の中央部に対応した位置
から上下方向に所定のテーパーを付けて構成し、かつ両
側壁の前記中央部の少なくとも一部の区間には、一端か
ら奥端に延びる凹部を形成し、または、両側壁を、カー
トリッジの厚さ方向の中央部に対応した位置から上下方
向に所定のテーパーを付けて構成し、かつ両側壁の前記
中央部の少なくとも一部の区間には、一端から奥端に延
びる長孔を穿設したため、摩耗がより一層に減少し、カ
ートリッジの摺動性を良好に維持できる。さらに、摩耗
によるプラスチック粉の発生も低減することができ、良
好な記録再生に寄与できる。
壁を、カートリッジの厚さ方向の中央部に対応した位置
から上下方向に所定のテーパーを付けて構成し、かつ両
側壁の前記中央部の少なくとも一部の区間には、一端か
ら奥端に延びる凹部を形成し、または、両側壁を、カー
トリッジの厚さ方向の中央部に対応した位置から上下方
向に所定のテーパーを付けて構成し、かつ両側壁の前記
中央部の少なくとも一部の区間には、一端から奥端に延
びる長孔を穿設したため、摩耗がより一層に減少し、カ
ートリッジの摺動性を良好に維持できる。さらに、摩耗
によるプラスチック粉の発生も低減することができ、良
好な記録再生に寄与できる。
【図１】第１の実施例のカートリッジホルダーの横断面
拡大図とカートリッジの端面拡大図とカートリッジをカ
ートリッジホルダーの挿入口に挿入した状態の正面図で
ある。
拡大図とカートリッジの端面拡大図とカートリッジをカ
ートリッジホルダーの挿入口に挿入した状態の正面図で
ある。
【図２】第２の実施例のカートリッジホルダーの横断面
拡大図とカートリッジホルダーの縦断側面図である。
拡大図とカートリッジホルダーの縦断側面図である。
【図３】第３の実施例のカートリッジホルダーの横断面
拡大図とカートリッジホルダーの側面図である。
拡大図とカートリッジホルダーの側面図である。
【図４】従来の光磁気ディスク記録再生装置の要部の側
面図である。
面図である。
【図５】同従来例のカートリッジホルダーの挿入口の正
面図と光磁気ディスクの端面図と光磁気ディスクをカー
トリッジホルダーの挿入口に挿入した状態の正面図であ
る。
面図と光磁気ディスクの端面図と光磁気ディスクをカー
トリッジホルダーの挿入口に挿入した状態の正面図であ
る。
【図６】図５の要部の拡大図である。
１ カートリッジ １ａ カートリッジ上 １ｂ カートリッジ下 ３ カートリッジホルダー ３ａ，３ｂ 両側壁 ４ 挿入口 ６ａ，６ｂ カートリッジの側面 ７ 凹部 ８ 長孔
Claims (5)
- 【請求項１】 一端の開口から挿入されたカートリッジ
の位置規制を実施するように両側壁を有するカートリッ
ジホルダーにおいて、両側壁の内側には、前記一端から
奥端に延びる凹部を形成した記録再生装置のカートリッ
ジホルダー。 - 【請求項２】 一端の開口から挿入されたカートリッジ
の位置規制を実施するように両側壁を有するカートリッ
ジホルダーにおいて、両側壁には、前記一端から奥端に
延びる長孔を穿設した記録再生装置のカートリッジホル
ダー。 - 【請求項３】 一端の開口から挿入されたカートリッジ
の位置規制を実施するように両側壁を有するカートリッ
ジホルダーにおいて、両側壁を、前記カートリッジの厚
さ方向の中央部に対応した位置から上下方向に所定のテ
ーパーを付けて構成した記録再生装置のカートリッジホ
ルダー。 - 【請求項４】 一端の開口から挿入されたカートリッジ
の位置規制を実施するように両側壁を有するカートリッ
ジホルダーにおいて、両側壁を、前記カートリッジの厚
さ方向の中央部に対応した位置から上下方向に所定のテ
ーパーを付けて構成し、かつ両側壁の前記中央部の少な
くとも一部の区間には、前記一端から奥端に延びる凹部
を形成した記録再生装置のカートリッジホルダー。 - 【請求項５】 一端の開口から挿入されたカートリッジ
の位置規制を実施するように両側壁を有するカートリッ
ジホルダーにおいて、両側壁を、前記カートリッジの厚
さ方向の中央部に対応した位置から上下方向に所定のテ
ーパーを付けて構成し、かつ両側壁の前記中央部の少な
くとも一部の区間には、前記一端から奥端に延びる長孔
を穿設した記録再生装置のカートリッジホルダー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6148408A JPH0817119A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 記録再生装置のカートリッジホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6148408A JPH0817119A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 記録再生装置のカートリッジホルダー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0817119A true JPH0817119A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15452127
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6148408A Pending JPH0817119A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 記録再生装置のカートリッジホルダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0817119A (ja) |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP6148408A patent/JPH0817119A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0817119A (ja) | 記録再生装置のカートリッジホルダー | |
| US6370108B1 (en) | Disc cartridge | |
| JP3294499B2 (ja) | ディスクカートリッジ | |
| US7322037B2 (en) | Structure of optical disc cartridge | |
| EP0841662B1 (en) | Tape cassette | |
| JP2893643B2 (ja) | ディスクカートリッジ | |
| KR100401779B1 (ko) | 디스크 카트리지 및 디스크 장치 | |
| US20050102690A1 (en) | Optical disk drive capable of dissipating heat and proofing against dust | |
| US5870263A (en) | Magnetic disk cartridge | |
| KR100692770B1 (ko) | 디스크 카트리지 및 그 제조방법 | |
| US5667616A (en) | Disc cartridge molding method and apparatus | |
| JP3078061U (ja) | 収納ケース | |
| KR200195793Y1 (ko) | 플로피디스켓의 상부셀 구조 | |
| JPH1139821A (ja) | ディスク入りカートリッジ | |
| JPH08335382A (ja) | カートリッジ | |
| JP2006344304A (ja) | ディスクカートリッジ | |
| JPH10302431A (ja) | 磁気ディスクカートリッジおよび磁気ディスクドライブ装置 | |
| JPH09213046A (ja) | デイスクカートリツジ | |
| JP2006323972A (ja) | ディスクカートリッジ | |
| JP2000021113A (ja) | ディスクカートリッジ | |
| EP0918328A1 (en) | Magnetic disk cartridge | |
| JPS61160887A (ja) | 光デイスク機用カ−トリツジ | |
| JPH0237584A (ja) | 磁気シートジャケット | |
| JPH06168563A (ja) | デイスクカートリツジ | |
| JPH04167283A (ja) | カートリッジ |