JPH08171152A - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置Info
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- JPH08171152A JPH08171152A JP6313373A JP31337394A JPH08171152A JP H08171152 A JPH08171152 A JP H08171152A JP 6313373 A JP6313373 A JP 6313373A JP 31337394 A JP31337394 A JP 31337394A JP H08171152 A JPH08171152 A JP H08171152A
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- image pickup
- mirror
- image
- pickup apparatus
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高精度で静かな小型撮像装置を提供することを
目的とする。 【構成】撮像対象領域(被写体9)を分割して撮像し、
この分割に従って撮像した結果得られた複数の画像を表
すデータについて情報処理によりこれらの画像を貼り合
わせる処理を施して高精細画像に対応する画像を得る撮
像装置であって、各分割領域に対応する入射光8を撮像
部3の方向に反射させるミラー4と、各分割領域に対応
する入射光を逐次撮像部へ反射させる位置に上記ミラー
を回動させる駆動手段とを備え、上記駆動手段は、上記
ミラーを回動するための駆動源(ステッピングモータ1
1)と、この駆動源からの回動運動を直線運動に変換す
るための第1の変換機構1と、この第1の変換機構から
の直線運動を回動運動に変換して上記ミラーを回動させ
るための第2の変換機構2とを具備する。
目的とする。 【構成】撮像対象領域(被写体9)を分割して撮像し、
この分割に従って撮像した結果得られた複数の画像を表
すデータについて情報処理によりこれらの画像を貼り合
わせる処理を施して高精細画像に対応する画像を得る撮
像装置であって、各分割領域に対応する入射光8を撮像
部3の方向に反射させるミラー4と、各分割領域に対応
する入射光を逐次撮像部へ反射させる位置に上記ミラー
を回動させる駆動手段とを備え、上記駆動手段は、上記
ミラーを回動するための駆動源(ステッピングモータ1
1)と、この駆動源からの回動運動を直線運動に変換す
るための第1の変換機構1と、この第1の変換機構から
の直線運動を回動運動に変換して上記ミラーを回動させ
るための第2の変換機構2とを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像装置、詳しくは、
撮像対象領域を分割して撮像し、この分割に従って撮像
した結果得られた複数の画像を表すデータについてこれ
らの画像を電気的に貼り合わせる処理を施して高精細画
像に対応する画像を得る撮像装置に関する。
撮像対象領域を分割して撮像し、この分割に従って撮像
した結果得られた複数の画像を表すデータについてこれ
らの画像を電気的に貼り合わせる処理を施して高精細画
像に対応する画像を得る撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮像対象領域を分割して撮像し、
この分割に従って撮像した結果得られた複数の画像を表
すデータについて情報処理によりこれらの画像を貼り合
わせる処理を施して高精細画像に対応する画像を得る撮
像装置において、該撮像対象領域に対応した画像に対応
する入射光を撮像素子に反射せしめるミラーの駆動機構
が知られている。この駆動機構として一般的に考えられ
る手段としては、ギヤー駆動手段がある。これは、駆動
源となるモータの回動を減速ギヤー列で減速してミラー
を回動させる手段である。
この分割に従って撮像した結果得られた複数の画像を表
すデータについて情報処理によりこれらの画像を貼り合
わせる処理を施して高精細画像に対応する画像を得る撮
像装置において、該撮像対象領域に対応した画像に対応
する入射光を撮像素子に反射せしめるミラーの駆動機構
が知られている。この駆動機構として一般的に考えられ
る手段としては、ギヤー駆動手段がある。これは、駆動
源となるモータの回動を減速ギヤー列で減速してミラー
を回動させる手段である。
【0003】一方、従来の撮像装置等におけるミラーと
該ミラーの取付体との接着手段としては、主として以下
に示す技術手段が知られている。
該ミラーの取付体との接着手段としては、主として以下
に示す技術手段が知られている。
【0004】図11は、従来のミラーと該ミラーの取付
体との接着手段の一例を示した要部断面図であり、
(a)接着孔のない場合、(b),(c)接着孔が留ま
り穴の場合をそれぞれ示している。
体との接着手段の一例を示した要部断面図であり、
(a)接着孔のない場合、(b),(c)接着孔が留ま
り穴の場合をそれぞれ示している。
【0005】図11(a)に示すように、接着孔がない
場合はミラー104の一端面とミラー取付体105の対
向面とに接着剤110を塗布し接着する。この場合、ミ
ラー104とミラー取付体105の接合面のほぼ全面に
接着剤が塗布される。
場合はミラー104の一端面とミラー取付体105の対
向面とに接着剤110を塗布し接着する。この場合、ミ
ラー104とミラー取付体105の接合面のほぼ全面に
接着剤が塗布される。
【0006】また、図11(b),(c)に示すよう
に、上記ミラー取付体105に留まり穴105aが形成
されている場合は、該留まり穴105aに接着剤110
を注入し、その後該留まり穴105aの開口部側をミラ
ー104に接合させる。
に、上記ミラー取付体105に留まり穴105aが形成
されている場合は、該留まり穴105aに接着剤110
を注入し、その後該留まり穴105aの開口部側をミラ
ー104に接合させる。
【0007】また、従来の撮像装置等における撮像光学
系においては、シャッタと上述したようなミラーとの位
置関係は、通常シャッタをミラーの前に配置して構成さ
れている。すなわち、該配置関係を本発明の実施例を示
す図2を参照して説明すると、従来の撮像光学系におい
ては、被写体からの入射光8が入光するミラー4の光軸
上における前方に図示しないシャッタが配設されること
になる。
系においては、シャッタと上述したようなミラーとの位
置関係は、通常シャッタをミラーの前に配置して構成さ
れている。すなわち、該配置関係を本発明の実施例を示
す図2を参照して説明すると、従来の撮像光学系におい
ては、被写体からの入射光8が入光するミラー4の光軸
上における前方に図示しないシャッタが配設されること
になる。
【0008】さらに、従来の撮像装置等における撮像光
学系において、ハーフプリズムと撮像素子(CCD)と
の間に光学フィルタを設けた技術手段が知られている。
学系において、ハーフプリズムと撮像素子(CCD)と
の間に光学フィルタを設けた技術手段が知られている。
【0009】一方、従来の撮像装置等における撮像光学
系において、複数の撮像素子を使用する際に、該撮像素
子を横に並べて配設する技術手段が知られている。
系において、複数の撮像素子を使用する際に、該撮像素
子を横に並べて配設する技術手段が知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ギ
ヤーによるミラー駆動手段には以下に示す問題点があっ
た。すなわち、 1.小型化が難しい。 2.ギヤーの噛合音が大きい。 3.ミラーの高精度の位置決めが難しい。
ヤーによるミラー駆動手段には以下に示す問題点があっ
た。すなわち、 1.小型化が難しい。 2.ギヤーの噛合音が大きい。 3.ミラーの高精度の位置決めが難しい。
【0011】このうち、1項と3項については、ギヤー
の歯形の加工精度及び歯数による減速比設定などの制約
により、不具合を解消することには困難が伴い、また2
項に関しては、ギヤーを使用する以上避けることができ
ない問題である。
の歯形の加工精度及び歯数による減速比設定などの制約
により、不具合を解消することには困難が伴い、また2
項に関しては、ギヤーを使用する以上避けることができ
ない問題である。
【0012】また、上記従来のミラーと該ミラーの取付
体との接着技術手段においては、図11(a)に示す、
接着孔がない場合は、ミラー104の一端面とミラー取
付体105の対向面とに接着剤110を塗布し接着する
が、この接着剤の厚みを均一にすることは困難である。
したがって、ミラー104の反射面とミラー取付体10
5との合わせ面の平行度が出にくいという問題点が生じ
る。
体との接着技術手段においては、図11(a)に示す、
接着孔がない場合は、ミラー104の一端面とミラー取
付体105の対向面とに接着剤110を塗布し接着する
が、この接着剤の厚みを均一にすることは困難である。
したがって、ミラー104の反射面とミラー取付体10
5との合わせ面の平行度が出にくいという問題点が生じ
る。
【0013】また、図11(b),(c)に示す、留ま
り穴に接着剤を注入する場合は、該注入する接着剤の量
が適量であると合わせ面は確実に接合するが、接着剤1
10が少ないと合わせ面において空洞が生じ、その結果
として接着面積が小さくなり接着力が不足する(図11
(b)参照)。また、逆に接着剤110の量が多い場合
は該接着剤が周辺に溢れ、上述した接着孔がない場合と
同様に、ミラー104とミラー取付体105との合わせ
面の平行度が出しにくいという問題点が生じることにな
る(図11(c)参照)。
り穴に接着剤を注入する場合は、該注入する接着剤の量
が適量であると合わせ面は確実に接合するが、接着剤1
10が少ないと合わせ面において空洞が生じ、その結果
として接着面積が小さくなり接着力が不足する(図11
(b)参照)。また、逆に接着剤110の量が多い場合
は該接着剤が周辺に溢れ、上述した接着孔がない場合と
同様に、ミラー104とミラー取付体105との合わせ
面の平行度が出しにくいという問題点が生じることにな
る(図11(c)参照)。
【0014】一方、上記従来の撮像光学系における、シ
ャッタとミラーとの位置関係によると、該ミラーを小型
化することができず、装置全体が大型化してしまうとい
う不具合が生じる。さらに、シャッタ自体も大きく重く
なり、高速動作ができなくなってしまうという問題点も
生じる。
ャッタとミラーとの位置関係によると、該ミラーを小型
化することができず、装置全体が大型化してしまうとい
う不具合が生じる。さらに、シャッタ自体も大きく重く
なり、高速動作ができなくなってしまうという問題点も
生じる。
【0015】また、上記ハーフプリズムと撮像素子(C
CD)との間に光学フィルタを設けた技術手段による
と、2つの光学フィルタの特性が揃わず、これにより対
応する2つの撮像素子(CCD)の光学特性が合いにく
くなり画像合成が困難となっていた。また、ハーフプリ
ズムとCCDとの間に光学フィルタを挿入するとスペー
スが広がるために装置全体が大きくなってしまうという
問題点が生じていた。
CD)との間に光学フィルタを設けた技術手段による
と、2つの光学フィルタの特性が揃わず、これにより対
応する2つの撮像素子(CCD)の光学特性が合いにく
くなり画像合成が困難となっていた。また、ハーフプリ
ズムとCCDとの間に光学フィルタを挿入するとスペー
スが広がるために装置全体が大きくなってしまうという
問題点が生じていた。
【0016】さらに、上記撮像素子を横に並べて配設す
る技術手段の場合だと、撮像素子の熱変位の量と方向と
が同一とならないために、ピンボケが生じる虞があり、
画像合成が困難となっていた。
る技術手段の場合だと、撮像素子の熱変位の量と方向と
が同一とならないために、ピンボケが生じる虞があり、
画像合成が困難となっていた。
【0017】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、高精度で静かな小型撮像装置を提供すること
を目的とする。
のであり、高精度で静かな小型撮像装置を提供すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために本発明による第1の撮像装置は、撮像対
象領域を分割して撮像し、この分割に従って撮像した結
果得られた複数の画像を表すデータについて情報処理に
よりこれらの画像を貼り合わせる処理を施して高精細画
像に対応する画像を得る撮像装置であって、各分割領域
に対応する入射光を撮像部の方向に反射させるミラー
と、各分割領域に対応する入射光を逐次撮像部へ反射さ
せる位置に上記ミラーを回動させる駆動手段とを備え、
上記駆動手段は、上記ミラーを回動するための駆動源
と、この駆動源からの回動運動を直線運動に変換するた
めの第1の変換機構と、この第1の変換機構からの直線
運動を回動運動に変換して上記ミラーを回動させるため
の第2の変換機構とを具備する。
達成するために本発明による第1の撮像装置は、撮像対
象領域を分割して撮像し、この分割に従って撮像した結
果得られた複数の画像を表すデータについて情報処理に
よりこれらの画像を貼り合わせる処理を施して高精細画
像に対応する画像を得る撮像装置であって、各分割領域
に対応する入射光を撮像部の方向に反射させるミラー
と、各分割領域に対応する入射光を逐次撮像部へ反射さ
せる位置に上記ミラーを回動させる駆動手段とを備え、
上記駆動手段は、上記ミラーを回動するための駆動源
と、この駆動源からの回動運動を直線運動に変換するた
めの第1の変換機構と、この第1の変換機構からの直線
運動を回動運動に変換して上記ミラーを回動させるため
の第2の変換機構とを具備する。
【0019】上記の目的を達成するために本発明による
第2の撮像装置は、上記第1の撮像装置において、上記
ミラーは、該ミラーの取付対象であるミラー取付体の貫
通孔に充填された接着剤により取り付けられることを特
徴とする。
第2の撮像装置は、上記第1の撮像装置において、上記
ミラーは、該ミラーの取付対象であるミラー取付体の貫
通孔に充填された接着剤により取り付けられることを特
徴とする。
【0020】上記の目的を達成するために本発明による
第3の撮像装置は、上記第1の撮像装置において、上記
駆動手段は、上記ミラーを回動駆動する際に発生するバ
ックラッシを除去するための付勢部材を有し、この付勢
部材は、上記ミラーを回動させるための第2の変換機構
の長手方向に対して少なくともミラーの停止時又は駆動
時に斜めに交差するように配置されることを特徴とす
る。
第3の撮像装置は、上記第1の撮像装置において、上記
駆動手段は、上記ミラーを回動駆動する際に発生するバ
ックラッシを除去するための付勢部材を有し、この付勢
部材は、上記ミラーを回動させるための第2の変換機構
の長手方向に対して少なくともミラーの停止時又は駆動
時に斜めに交差するように配置されることを特徴とす
る。
【0021】上記の目的を達成するために本発明による
第4の撮像装置は、上記第1の撮像装置において、上記
ミラーの回動軸方向が、当該撮像装置の通常撮像状態で
の上下方向と一致していることを特徴とする。
第4の撮像装置は、上記第1の撮像装置において、上記
ミラーの回動軸方向が、当該撮像装置の通常撮像状態で
の上下方向と一致していることを特徴とする。
【0022】上記の目的を達成するために本発明による
第5の撮像装置は、上記第1の撮像装置において、上記
ミラーの回動軸が、上記ミラーの反射面上に配置されて
いることを特徴とする。
第5の撮像装置は、上記第1の撮像装置において、上記
ミラーの回動軸が、上記ミラーの反射面上に配置されて
いることを特徴とする。
【0023】上記の目的を達成するために本発明による
第6の撮像装置は、上記第1の撮像装置において、当該
撮像装置の撮像前におけるミラーの初期設定位置が、該
撮像により生成される高精細画像の略中央に対応する入
射光を反射させる位置に設定されていることを特徴とす
る。
第6の撮像装置は、上記第1の撮像装置において、当該
撮像装置の撮像前におけるミラーの初期設定位置が、該
撮像により生成される高精細画像の略中央に対応する入
射光を反射させる位置に設定されていることを特徴とす
る。
【0024】上記の目的を達成するために本発明による
第7の撮像装置は、上記第4の撮像装置において、上記
ミラーは、その回動軸の両端において回動自在に支持さ
れることを特徴とする。
第7の撮像装置は、上記第4の撮像装置において、上記
ミラーは、その回動軸の両端において回動自在に支持さ
れることを特徴とする。
【0025】上記の目的を達成するために本発明による
第8の撮像装置は、撮像対象領域を複数に分割した各領
域をミラーにより光学的に順次走査することにより得ら
れる上記各領域に対応した画像データを電気的に貼り合
わせて一つの高精細画像を得るようにした撮像装置であ
って、上記ミラーと、上記各領域毎に撮像を行う撮像部
に当該入射光を結像させるためのレンズ系との間に露出
制御部材を介在配置したことを特徴とする。
第8の撮像装置は、撮像対象領域を複数に分割した各領
域をミラーにより光学的に順次走査することにより得ら
れる上記各領域に対応した画像データを電気的に貼り合
わせて一つの高精細画像を得るようにした撮像装置であ
って、上記ミラーと、上記各領域毎に撮像を行う撮像部
に当該入射光を結像させるためのレンズ系との間に露出
制御部材を介在配置したことを特徴とする。
【0026】上記の目的を達成するために本発明による
第9の撮像装置は、上記第8の撮像装置において、上記
レンズ系と撮像部との間に当該入射光束を分割するため
の光束分割手段を配置し、該光束分割手段と上記レンズ
系との間に光学フィルタを介在配置したことを特徴とす
る。
第9の撮像装置は、上記第8の撮像装置において、上記
レンズ系と撮像部との間に当該入射光束を分割するため
の光束分割手段を配置し、該光束分割手段と上記レンズ
系との間に光学フィルタを介在配置したことを特徴とす
る。
【0027】上記の目的を達成するために本発明による
第10の撮像装置は、上記第9の撮像装置において、上
記光束分割手段又は光学フィルタを取付けるための取付
部材を更に有し、該取付部材は、少なくとも第1の側面
と、該第1の側面と交差する第2の側面と、上記第1の
側面と略平行な第3の側面とを含む3つの側面を有し、
且つ、この3つの側面にわたって切欠部を設けることに
より形成された第1乃至第3の開口部を有してなり、上
記切欠部に光束分割手段及び/又は光学フィルタを、上
記第1又は第3の開口部にレンズ系を含むユニットを、
上記第3又は第1の開口部に第1の撮像素子を含むユニ
ットを、上記第2の開口部に第2の撮像素子を含むユニ
ットをそれぞれ配置したことを特徴とする。
第10の撮像装置は、上記第9の撮像装置において、上
記光束分割手段又は光学フィルタを取付けるための取付
部材を更に有し、該取付部材は、少なくとも第1の側面
と、該第1の側面と交差する第2の側面と、上記第1の
側面と略平行な第3の側面とを含む3つの側面を有し、
且つ、この3つの側面にわたって切欠部を設けることに
より形成された第1乃至第3の開口部を有してなり、上
記切欠部に光束分割手段及び/又は光学フィルタを、上
記第1又は第3の開口部にレンズ系を含むユニットを、
上記第3又は第1の開口部に第1の撮像素子を含むユニ
ットを、上記第2の開口部に第2の撮像素子を含むユニ
ットをそれぞれ配置したことを特徴とする。
【0028】上記の目的を達成するために本発明による
第11の撮像装置は、上記第10の撮像装置において、
上記第1の撮像素子を含むユニット及び上記第2の撮像
素子を含むユニットは、それぞれ更に、該第1及び第2
の撮像素子を固定するための第1及び第2の取付板を含
み、上記第1の取付板と第2の取付板をそれぞれ上記取
付部材に取付けた際、各取付板の取付面が交差する線を
中心として上記第1及び第2の取付板は略対称に配置さ
れることを特徴とする。
第11の撮像装置は、上記第10の撮像装置において、
上記第1の撮像素子を含むユニット及び上記第2の撮像
素子を含むユニットは、それぞれ更に、該第1及び第2
の撮像素子を固定するための第1及び第2の取付板を含
み、上記第1の取付板と第2の取付板をそれぞれ上記取
付部材に取付けた際、各取付板の取付面が交差する線を
中心として上記第1及び第2の取付板は略対称に配置さ
れることを特徴とする。
【0029】上記の目的を達成するために本発明による
第12の撮像装置は、上記第10の撮像装置において、
上記レンズ系を含むユニットはレンズ駆動用のモータを
含み、上記第1の撮像素子を含むユニットと、上記第2
の撮像素子を含むユニットと、上記モータとは、互いに
空間的に非干渉位置に配置されることを特徴とする。
第12の撮像装置は、上記第10の撮像装置において、
上記レンズ系を含むユニットはレンズ駆動用のモータを
含み、上記第1の撮像素子を含むユニットと、上記第2
の撮像素子を含むユニットと、上記モータとは、互いに
空間的に非干渉位置に配置されることを特徴とする。
【0030】上記の目的を達成するために本発明による
第13の撮像装置は、光偏向走査光学系と撮影レンズを
含む撮影光学系を別体で構成し、共通基板上に固定した
ことを特徴とする。
第13の撮像装置は、光偏向走査光学系と撮影レンズを
含む撮影光学系を別体で構成し、共通基板上に固定した
ことを特徴とする。
【0031】上記の目的を達成するために本発明による
第14の撮像装置は、撮像対象領域を分割して撮像し、
この分割に従って撮像した結果得られた複数の画像を表
すデータについて情報処理によりこれらの画像を貼り合
わせる処理を施して高精細画像に対応する画像を得る撮
像装置であって、各分割領域に対応する入射光を撮像部
の方向に反射させるミラーと、各分割領域に対応する入
射光を逐次撮像部へ反射させる位置に上記ミラーを回動
させる駆動手段とを備え、上記ミラーと当該撮影光学系
とを別体にて構成すると共に、これらを共通の基板にて
固定したことを特徴とする。
第14の撮像装置は、撮像対象領域を分割して撮像し、
この分割に従って撮像した結果得られた複数の画像を表
すデータについて情報処理によりこれらの画像を貼り合
わせる処理を施して高精細画像に対応する画像を得る撮
像装置であって、各分割領域に対応する入射光を撮像部
の方向に反射させるミラーと、各分割領域に対応する入
射光を逐次撮像部へ反射させる位置に上記ミラーを回動
させる駆動手段とを備え、上記ミラーと当該撮影光学系
とを別体にて構成すると共に、これらを共通の基板にて
固定したことを特徴とする。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0033】図1は、本発明の一実施例である撮像装置
の主要部構成を示した正面図であり、分割された撮像領
域からの入射光を撮像部へ反射させるミラー駆動機構を
示している。
の主要部構成を示した正面図であり、分割された撮像領
域からの入射光を撮像部へ反射させるミラー駆動機構を
示している。
【0034】図1に示すように、本実施例の撮像装置
は、被写体9を4つの領域、たとえば図中、符号E1、
E2、E3、E4で示される領域に分割して撮影するよ
うになっている。なお、詳しくは後述するが、本実施例
の撮像部は2つの撮像素子(CCD)を貼り合わせて使
用するため、この第1のCCDおよび第2のCCDによ
って上記4つの撮像領域がさらに上下2つに分割され、
該領域に対応する画像が取り込まれるようになってい
る。すなわち、被写体の全体像を8分割した状態で画像
を取り込むようになっている。これら分割された形で取
り込まれた画像は適宜情報処理により貼り合わせる如く
処理されて当該全体像に対応するものをなるべく合成
(接合)される。なお、この分割された被写体の中央部
分を初期位置とする。
は、被写体9を4つの領域、たとえば図中、符号E1、
E2、E3、E4で示される領域に分割して撮影するよ
うになっている。なお、詳しくは後述するが、本実施例
の撮像部は2つの撮像素子(CCD)を貼り合わせて使
用するため、この第1のCCDおよび第2のCCDによ
って上記4つの撮像領域がさらに上下2つに分割され、
該領域に対応する画像が取り込まれるようになってい
る。すなわち、被写体の全体像を8分割した状態で画像
を取り込むようになっている。これら分割された形で取
り込まれた画像は適宜情報処理により貼り合わせる如く
処理されて当該全体像に対応するものをなるべく合成
(接合)される。なお、この分割された被写体の中央部
分を初期位置とする。
【0035】本実施例の撮像装置においては、上記被写
体9からの入射光8を取り込み、この入射光8をミラー
4で反射して撮像部3に入力するようになっている。な
お、上記ミラー4の角度は、上述した初期位置に対応す
る画像を取り込む際に、撮像部3の光軸0に対して45
°の角度となるように設定されている。
体9からの入射光8を取り込み、この入射光8をミラー
4で反射して撮像部3に入力するようになっている。な
お、上記ミラー4の角度は、上述した初期位置に対応す
る画像を取り込む際に、撮像部3の光軸0に対して45
°の角度となるように設定されている。
【0036】図2は、本実施例におけるミラー駆動機構
の外観および撮像部を示した斜視図であり、図3は、該
ミラー駆動機構の主要部をより詳しく示した斜視図であ
る。なお、図2中、撮像部は2点鎖線で示している。
の外観および撮像部を示した斜視図であり、図3は、該
ミラー駆動機構の主要部をより詳しく示した斜視図であ
る。なお、図2中、撮像部は2点鎖線で示している。
【0037】上記ミラー4はミラー取付体5の取付面5
a(図4参照)に、被写体9からの入射光8を撮像部3
に向けて反射するように、該ミラー取付体5の長手方向
に対して45°の角度をなすように固着されている。な
お、該ミラー4の固定方法については後に詳述する。
a(図4参照)に、被写体9からの入射光8を撮像部3
に向けて反射するように、該ミラー取付体5の長手方向
に対して45°の角度をなすように固着されている。な
お、該ミラー4の固定方法については後に詳述する。
【0038】また、上記ミラー4とミラー取付体5と
は、ともに支軸6を支点に一体的に回動するように配設
されており、後述するように被写体9の撮像領域E1な
いしE4に対応して該支軸6を支点に回動するようにな
っている。なお、該支軸6の支持手段の詳細は後述す
る。また、上記ミラー取付体5の先端部には、図3に示
すように送りピン7が後述するキャリッジ14に向けて
延設されており、該送りピン7の先端部は、該キャリッ
ジ14の送りピン案内溝14aに係合するようになって
いる。なお、詳細は後述する。
は、ともに支軸6を支点に一体的に回動するように配設
されており、後述するように被写体9の撮像領域E1な
いしE4に対応して該支軸6を支点に回動するようにな
っている。なお、該支軸6の支持手段の詳細は後述す
る。また、上記ミラー取付体5の先端部には、図3に示
すように送りピン7が後述するキャリッジ14に向けて
延設されており、該送りピン7の先端部は、該キャリッ
ジ14の送りピン案内溝14aに係合するようになって
いる。なお、詳細は後述する。
【0039】図1に戻って、上記ミラー4は、各々の撮
像領域E1ないしE4の画像を取り込む際、たとえば領
域E1の画像を取り込む際には、該領域E1に対応する
位置まで回動し、この位置で撮像部3に向けて入射光8
を反射するようになっている。以下、撮影領域E2ない
しE4に対しても同様に上記ミラー4の回動角度を変え
ることによって、撮像部3に向けて所望の被写体像を出
力するようになっている。
像領域E1ないしE4の画像を取り込む際、たとえば領
域E1の画像を取り込む際には、該領域E1に対応する
位置まで回動し、この位置で撮像部3に向けて入射光8
を反射するようになっている。以下、撮影領域E2ない
しE4に対しても同様に上記ミラー4の回動角度を変え
ることによって、撮像部3に向けて所望の被写体像を出
力するようになっている。
【0040】なお、本実施例においては、上記被写体の
撮像領域を4分割のE1〜E4とし、また、撮像部3に
おける撮像素子(CCD)を上下2ヶ配設したがこれに
限ることなく、必要に応じて増減することが可能なこと
は言うまでもない。
撮像領域を4分割のE1〜E4とし、また、撮像部3に
おける撮像素子(CCD)を上下2ヶ配設したがこれに
限ることなく、必要に応じて増減することが可能なこと
は言うまでもない。
【0041】次に、上記ミラー4の支持部であるミラー
取付体5の駆動手段について図1ないし図3を参照して
説明する。
取付体5の駆動手段について図1ないし図3を参照して
説明する。
【0042】図1に示すように、図中、上記ミラー取付
体5の下方には駆動源となるステッピングモータ11が
配設されている。該モータ11の出力軸には一体的に回
動するリードスクリュー12が固着されており、該リー
ドスクリュー12の周面には図示の如く溝12aが螺刻
されている。また、該溝12aには、後述するキャリッ
ジ14から延設されたニードルピン13が該溝12aに
沿うように当接して係合している。これにより、上記ス
テッピングモータ11の回動運動がリードスクリュー1
2の回動運動に変換され、さらに、ニードルピン13を
介してキャリッジ14が図1中、左右方向に移動するよ
うになっている。
体5の下方には駆動源となるステッピングモータ11が
配設されている。該モータ11の出力軸には一体的に回
動するリードスクリュー12が固着されており、該リー
ドスクリュー12の周面には図示の如く溝12aが螺刻
されている。また、該溝12aには、後述するキャリッ
ジ14から延設されたニードルピン13が該溝12aに
沿うように当接して係合している。これにより、上記ス
テッピングモータ11の回動運動がリードスクリュー1
2の回動運動に変換され、さらに、ニードルピン13を
介してキャリッジ14が図1中、左右方向に移動するよ
うになっている。
【0043】上記キャリッジ14は、その中央部に挿通
したガイドシャフト15によって図1中、左右方向に摺
動可能に支持されている。また、該キャリッジ14の下
端部には上記ニードルピン13が固定されており、上述
したようにステッピングモータ11の回動により該キャ
リッジ14が左右方向に直線移動するようになってい
る。なお、本実施例においては、上述したステッピング
モータ11,リードスクリュー12,ニードルピン1
3,キャリッジ14,ガイドシャフト15等で第1の変
換機構1を構成する。
したガイドシャフト15によって図1中、左右方向に摺
動可能に支持されている。また、該キャリッジ14の下
端部には上記ニードルピン13が固定されており、上述
したようにステッピングモータ11の回動により該キャ
リッジ14が左右方向に直線移動するようになってい
る。なお、本実施例においては、上述したステッピング
モータ11,リードスクリュー12,ニードルピン1
3,キャリッジ14,ガイドシャフト15等で第1の変
換機構1を構成する。
【0044】また、図中、符号18は上記第1の変換機
構1を収納するフレームであり、上記ステッピングモー
タ11は取付フランジ17を介して該フレームに固定さ
れている。さらに、上記リードスクリュー12の先端部
はピボットベアリング16を介して該フレーム18に回
動自在に支持されている。このピボットベアリング16
は鋼球を内蔵しており、スラスト荷重及びラジアル荷重
を同時に受けている。これにより、上記リードスクリュ
ー12は適当な予圧が加わった状態でスムーズに回動す
ることが可能となる。
構1を収納するフレームであり、上記ステッピングモー
タ11は取付フランジ17を介して該フレームに固定さ
れている。さらに、上記リードスクリュー12の先端部
はピボットベアリング16を介して該フレーム18に回
動自在に支持されている。このピボットベアリング16
は鋼球を内蔵しており、スラスト荷重及びラジアル荷重
を同時に受けている。これにより、上記リードスクリュ
ー12は適当な予圧が加わった状態でスムーズに回動す
ることが可能となる。
【0045】また、上記キャリッジ14の背面側からは
ニードル押さえバネ19が延出しており、上記ニードル
ピン13をリードスクリュー12の溝12aに向けて押
圧している(図3参照)。これにより高精度の位置決め
が可能となっている。
ニードル押さえバネ19が延出しており、上記ニードル
ピン13をリードスクリュー12の溝12aに向けて押
圧している(図3参照)。これにより高精度の位置決め
が可能となっている。
【0046】上記キャリッジ14の上端部には送りピン
案内溝14aが形成されており、上記送りピン7の先端
部が係合している(図3参照)。この送りピン7の基端
部は上述したようにミラー取付体5に固定されているた
め、上記キャリッジ14の直線運動により送りピン7を
介して該ミラー取付体5が回動することになる。また、
上記送りピン案内溝14aは、送りピン7がスームズに
動くことができるように、その溝幅が送りピン7の径よ
りも大きくなっている。さらに、該案内部分を溝形状と
したことにより、送りピン7がミラー取付体5の支軸6
を中心に回動運動をする際に、該送りピン7の動きを妨
げず、かつキャリッジ14の摺動方向(ガイドシャフト
長手方向)のみを拘束するようになっている。
案内溝14aが形成されており、上記送りピン7の先端
部が係合している(図3参照)。この送りピン7の基端
部は上述したようにミラー取付体5に固定されているた
め、上記キャリッジ14の直線運動により送りピン7を
介して該ミラー取付体5が回動することになる。また、
上記送りピン案内溝14aは、送りピン7がスームズに
動くことができるように、その溝幅が送りピン7の径よ
りも大きくなっている。さらに、該案内部分を溝形状と
したことにより、送りピン7がミラー取付体5の支軸6
を中心に回動運動をする際に、該送りピン7の動きを妨
げず、かつキャリッジ14の摺動方向(ガイドシャフト
長手方向)のみを拘束するようになっている。
【0047】なお、上記キャリッジ14の直線運動をミ
ラー取付体5の回動運動に変換する機構を第2の変換機
構2とする。すなわち、該第2の変換機構2は、キャリ
ッジ14,送りピン7,ミラー取付体5,ミラー4,支
軸6等で構成される。
ラー取付体5の回動運動に変換する機構を第2の変換機
構2とする。すなわち、該第2の変換機構2は、キャリ
ッジ14,送りピン7,ミラー取付体5,ミラー4,支
軸6等で構成される。
【0048】上記第1,2の変換機構1,2によりミラ
ー4が必要な角度に回動し、所望する被写体9の各撮像
領域E1〜E4の画像が撮像部3に取り込まれるように
なっている。すなわち、上記ミラー4は、各々の撮像領
域E1ないしE4の画像を取り込む際、たとえば領域E
1の画像を取り込む際には、該領域E1に対応する位置
まで回動し、この位置で撮像部3に向けて入射光8を反
射するようになっている。このとき、上記送りピン7は
図1中、符号E1で示す位置にある。以下、撮影領域E
2〜E4に対しても同様に上記送りピン7の位置はそれ
ぞれ符号E2〜E4の位置に配置されるようになってい
る。
ー4が必要な角度に回動し、所望する被写体9の各撮像
領域E1〜E4の画像が撮像部3に取り込まれるように
なっている。すなわち、上記ミラー4は、各々の撮像領
域E1ないしE4の画像を取り込む際、たとえば領域E
1の画像を取り込む際には、該領域E1に対応する位置
まで回動し、この位置で撮像部3に向けて入射光8を反
射するようになっている。このとき、上記送りピン7は
図1中、符号E1で示す位置にある。以下、撮影領域E
2〜E4に対しても同様に上記送りピン7の位置はそれ
ぞれ符号E2〜E4の位置に配置されるようになってい
る。
【0049】また、本実施例においては、上記キャリッ
ジ14の中央部に上記ガイドシャフト15用の逃げ孔1
4bが形成されている(図3参照)。これにより、ガイ
ドシャフト15はキャリッジ14の両端面のみで支持さ
れる。すなわち、キャリッジ全幅にわたってガイドシャ
フト用の貫通孔を設けると、加工精度の制約等により該
貫通孔の真直度が出しにくく、キャリッジがスムーズに
摺動しない虞があるが、本実施例ではこの不具合を解消
するため上述したように、キャリッジ14にガイドシャ
フト用逃げ孔14bを設けている。また、キャリッジ1
4における上記ガイドシャフト15の軸受部は金属製の
メタルブッシュで構成され、精度の向上を図っている。
ジ14の中央部に上記ガイドシャフト15用の逃げ孔1
4bが形成されている(図3参照)。これにより、ガイ
ドシャフト15はキャリッジ14の両端面のみで支持さ
れる。すなわち、キャリッジ全幅にわたってガイドシャ
フト用の貫通孔を設けると、加工精度の制約等により該
貫通孔の真直度が出しにくく、キャリッジがスムーズに
摺動しない虞があるが、本実施例ではこの不具合を解消
するため上述したように、キャリッジ14にガイドシャ
フト用逃げ孔14bを設けている。また、キャリッジ1
4における上記ガイドシャフト15の軸受部は金属製の
メタルブッシュで構成され、精度の向上を図っている。
【0050】また、ミラー駆動機構として一般的に考え
られる方法としては、ギヤー駆動方式が知れている。こ
れは、駆動源となるモータの回動を減速ギヤー列で減速
してミラーを回動させる方法であるが、該方法には以下
に示す問題点があった。すなわち、 1.小型化が難しい。 2.ギヤーの噛合音が大きい。 3.ミラーの高精度の位置決めが難しい。 このうち、1項と3項については、ギヤーの歯形の加工
精度及び歯数による減速比設定などの制約により、不具
合を解消することは困難が伴い、また2項に関しては、
ギヤーを使用する以上避けることができない問題であ
る。
られる方法としては、ギヤー駆動方式が知れている。こ
れは、駆動源となるモータの回動を減速ギヤー列で減速
してミラーを回動させる方法であるが、該方法には以下
に示す問題点があった。すなわち、 1.小型化が難しい。 2.ギヤーの噛合音が大きい。 3.ミラーの高精度の位置決めが難しい。 このうち、1項と3項については、ギヤーの歯形の加工
精度及び歯数による減速比設定などの制約により、不具
合を解消することは困難が伴い、また2項に関しては、
ギヤーを使用する以上避けることができない問題であ
る。
【0051】本実施例の撮像装置におけるミラー駆動機
構、すなわち、リードスクリューを用いた駆動機構によ
ると、上述した従来のギヤー列を使用した駆動機構の問
題点を解消し、以下に示すような効果を奏する。
構、すなわち、リードスクリューを用いた駆動機構によ
ると、上述した従来のギヤー列を使用した駆動機構の問
題点を解消し、以下に示すような効果を奏する。
【0052】1.駆動機構の小型化が可能となる。 2.ギヤー等を使用しないためギヤーの噛合音等がな
く、撮影時に静粛である。 3.ミラーの位置決めの精度が高い。 次に、本実施例の撮像装置における、ミラーとミラー取
付体との接着方法について説明する。
く、撮影時に静粛である。 3.ミラーの位置決めの精度が高い。 次に、本実施例の撮像装置における、ミラーとミラー取
付体との接着方法について説明する。
【0053】図4は、本実施例の撮像装置におけるミラ
ー取付体5とミラー4との接着方法を示した要部斜視図
であり、図5は、上記図4におけるA−A断面を示した
要部断面図である。
ー取付体5とミラー4との接着方法を示した要部斜視図
であり、図5は、上記図4におけるA−A断面を示した
要部断面図である。
【0054】図4に示すように、ミラー取付体5のミラ
ー4との接合面5aには2つの貫通孔5bが穿設されて
いる。そしてミラー4をミラー取付体5と接合する際に
は、まず該ミラー取付体5の接合面5aにミラー4当接
させて固定し、上記貫通孔5bの裏面から接着剤10を
注入する(図5参照)。これによりミラー4がミラー取
付体5に接着される。なお、図5は、ミラー4が、ミラ
ー取付体5に注入された接着剤10により接着された際
の状態を示している。なお、本実施例においては、上記
接着剤10はシリコン系の非収縮タイプを採用してお
り、精度の向上を図っている。
ー4との接合面5aには2つの貫通孔5bが穿設されて
いる。そしてミラー4をミラー取付体5と接合する際に
は、まず該ミラー取付体5の接合面5aにミラー4当接
させて固定し、上記貫通孔5bの裏面から接着剤10を
注入する(図5参照)。これによりミラー4がミラー取
付体5に接着される。なお、図5は、ミラー4が、ミラ
ー取付体5に注入された接着剤10により接着された際
の状態を示している。なお、本実施例においては、上記
接着剤10はシリコン系の非収縮タイプを採用してお
り、精度の向上を図っている。
【0055】このように、本実施例におけるミラーの接
着方法によると、接着剤を注入する際に該接着剤の量は
上記貫通孔5bの体積の範囲内で変位可能であり、ミラ
ー4とミラー取付体5の接合面5aとの間に接着剤が流
入することがないため、従来の問題点であった接着剤の
注入量の多少による不具合が生じない。したがって、ミ
ラーの取付け精度が向上すると共に、接合力を増大させ
ることが可能となっている。
着方法によると、接着剤を注入する際に該接着剤の量は
上記貫通孔5bの体積の範囲内で変位可能であり、ミラ
ー4とミラー取付体5の接合面5aとの間に接着剤が流
入することがないため、従来の問題点であった接着剤の
注入量の多少による不具合が生じない。したがって、ミ
ラーの取付け精度が向上すると共に、接合力を増大させ
ることが可能となっている。
【0056】次に、本実施例の撮像装置における、ミラ
ー駆動時に発生するバックラッシを除去する付勢手段に
ついて図2,図6を参照して説明する。なお図6は、上
記付勢手段をさらに詳しく示した要部平面図である。
ー駆動時に発生するバックラッシを除去する付勢手段に
ついて図2,図6を参照して説明する。なお図6は、上
記付勢手段をさらに詳しく示した要部平面図である。
【0057】図に示すように、上記ミラー取付体5の上
面中程と上記フレームの上面一端部とにはそれぞれピン
5b,18aが垂設されており、これらのピン5b,1
8a間には、付勢手段としての引張バネ21が架設され
ている。この引張バネ21は、その付勢方向が上記ミラ
ー取付体5の長手方向と交差するように図示の如く斜め
方向に配設されている。
面中程と上記フレームの上面一端部とにはそれぞれピン
5b,18aが垂設されており、これらのピン5b,1
8a間には、付勢手段としての引張バネ21が架設され
ている。この引張バネ21は、その付勢方向が上記ミラ
ー取付体5の長手方向と交差するように図示の如く斜め
方向に配設されている。
【0058】この付勢手段により、ミラー取付体5が支
軸6の周りに回動した際に生じ得るバックラッシを除去
することが可能となる。すなわち、上記引張バネ21に
より図6中、矢印で示す方向の力が発生し、バックラッ
シを取り除くようになっている。したがって、上記付勢
手段により、以下に示す効果を奏することができる。
軸6の周りに回動した際に生じ得るバックラッシを除去
することが可能となる。すなわち、上記引張バネ21に
より図6中、矢印で示す方向の力が発生し、バックラッ
シを取り除くようになっている。したがって、上記付勢
手段により、以下に示す効果を奏することができる。
【0059】本実施例においては、上述したように付勢
手段(引張バネ21)をミラー取付体5に対して斜めに
交差させて配設することにより、該付勢手段を長くする
ことが可能となる。これにより、ミラー取付体5の駆動
機構の負荷変動を小さくすることができる。また、上記
引張バネ21をミラー取付体5の上方に配設したこと
で、ユニットの組立時において該引張バネ21の取付け
が容易となっている。
手段(引張バネ21)をミラー取付体5に対して斜めに
交差させて配設することにより、該付勢手段を長くする
ことが可能となる。これにより、ミラー取付体5の駆動
機構の負荷変動を小さくすることができる。また、上記
引張バネ21をミラー取付体5の上方に配設したこと
で、ユニットの組立時において該引張バネ21の取付け
が容易となっている。
【0060】また、本実施例においては付勢手段として
引張バネを用いたがこれに限ることなく、ミラー取付体
5が回動する際に図6中、矢印で示す方向に該ミラー取
付体5を付勢する部材であればいかなる手段を用いても
構わない。
引張バネを用いたがこれに限ることなく、ミラー取付体
5が回動する際に図6中、矢印で示す方向に該ミラー取
付体5を付勢する部材であればいかなる手段を用いても
構わない。
【0061】次に、本実施例における上記ミラー4の支
軸6について図3を参照して詳しく説明する。
軸6について図3を参照して詳しく説明する。
【0062】上述したように、一体的に構成された上記
ミラー4およびミラー取付体5は、上下方向に挿通さ
れ、該ミラー4,ミラー取付体5と一体的に回動する支
軸6を回動中心として回動するようになっている。そし
て、該支軸6を上下方向に配設したことで、撮像領域E
1〜E4の画像を取り込むための回動運動が可能となっ
ている。
ミラー4およびミラー取付体5は、上下方向に挿通さ
れ、該ミラー4,ミラー取付体5と一体的に回動する支
軸6を回動中心として回動するようになっている。そし
て、該支軸6を上下方向に配設したことで、撮像領域E
1〜E4の画像を取り込むための回動運動が可能となっ
ている。
【0063】また、図6に示すように上記支軸6はミラ
ー4の反射面上にその回動中心が配置されるように配設
されている。このように、ミラーの反射面と回動中心が
一致すると、画像のズレを極力抑えることができるとい
う効果を奏する。
ー4の反射面上にその回動中心が配置されるように配設
されている。このように、ミラーの反射面と回動中心が
一致すると、画像のズレを極力抑えることができるとい
う効果を奏する。
【0064】さらに、図2に示すように、上記支軸6
は、その両端部において上記フレーム18に回動自在に
支持されており、ミラー取付体5およびミラー4はフレ
ーム18に対して回動運動を行うことが可能となってい
る。すなわち、上記支軸6はその上下端部において不動
体であるフレーム18に支持されているため、第2の変
換機構の剛性を向上させることが可能となる。また、ミ
ラー4の回動位置決め精度の向上も実現できる。なお、
上記フレーム18における支軸6の軸受部は、金属製の
メタルブッシュで構成されており、より高い精度を実現
している。
は、その両端部において上記フレーム18に回動自在に
支持されており、ミラー取付体5およびミラー4はフレ
ーム18に対して回動運動を行うことが可能となってい
る。すなわち、上記支軸6はその上下端部において不動
体であるフレーム18に支持されているため、第2の変
換機構の剛性を向上させることが可能となる。また、ミ
ラー4の回動位置決め精度の向上も実現できる。なお、
上記フレーム18における支軸6の軸受部は、金属製の
メタルブッシュで構成されており、より高い精度を実現
している。
【0065】次に、本実施例の撮像装置におけるミラー
の初期設定位置手段について、図1,図2を参照して説
明する。
の初期設定位置手段について、図1,図2を参照して説
明する。
【0066】上述したように、本実施例においては、ミ
ラー4はその初期状態において、被写体9の中央に相当
する位置に設定されている。また、図2に示すように、
ミラー取付体5の先端部の近傍にはフォトインタラプタ
22が配設されている。このフォトインタラプタ22
は、フレーム18における一側面、すなわち上記ミラー
4の配設箇所の反対面に固定されたセンサ取付板23に
配設されており、該ミラー取付体5の先端部には該フォ
トインタラプタ22のセンサ遮光板24が一体的に延設
されている。そして、上記フォトインタラプタ22でセ
ンサ遮光板24の変位を検出し、ミラー4が撮像部光軸
0に対して45°の位置となるように初期位置設定を行
うようになっている。
ラー4はその初期状態において、被写体9の中央に相当
する位置に設定されている。また、図2に示すように、
ミラー取付体5の先端部の近傍にはフォトインタラプタ
22が配設されている。このフォトインタラプタ22
は、フレーム18における一側面、すなわち上記ミラー
4の配設箇所の反対面に固定されたセンサ取付板23に
配設されており、該ミラー取付体5の先端部には該フォ
トインタラプタ22のセンサ遮光板24が一体的に延設
されている。そして、上記フォトインタラプタ22でセ
ンサ遮光板24の変位を検出し、ミラー4が撮像部光軸
0に対して45°の位置となるように初期位置設定を行
うようになっている。
【0067】上述したように、上記フォトインタラプタ
22の取付位置はミラー取付体およびミラー4の支軸6
から最も離れた場所になっている。これにより、すなわ
ちミラー取付体5に一体的に動作するセンサ遮光板24
を支軸6から距離を離した位置に設けることにより、該
ミラー取付体5の回動時の動きを大きくすることができ
る。したがって、センサ検出分解能を十分に大きくする
ことが可能となり、ミラー4の初期設定位置の検出を確
実に行うことができる。
22の取付位置はミラー取付体およびミラー4の支軸6
から最も離れた場所になっている。これにより、すなわ
ちミラー取付体5に一体的に動作するセンサ遮光板24
を支軸6から距離を離した位置に設けることにより、該
ミラー取付体5の回動時の動きを大きくすることができ
る。したがって、センサ検出分解能を十分に大きくする
ことが可能となり、ミラー4の初期設定位置の検出を確
実に行うことができる。
【0068】この初期位置設定手段により、撮影にあた
ってオートフォーカスまたは露出制御等の撮影条件を素
早く設定することが可能となる。
ってオートフォーカスまたは露出制御等の撮影条件を素
早く設定することが可能となる。
【0069】次に、本実施例の撮像装置におけるシャッ
タ配置について図7,図8を参照して説明する。
タ配置について図7,図8を参照して説明する。
【0070】図7は、本実施例の撮像装置における撮像
部およびミラーを示した概略上面図であり、図8は、該
撮像部および上記ミラー駆動機構を示した外観斜視図で
ある。
部およびミラーを示した概略上面図であり、図8は、該
撮像部および上記ミラー駆動機構を示した外観斜視図で
ある。
【0071】本実施例における撮像部は、図に示すよう
に2つの撮像素子、CCD35,36を具備しており、
ミラー駆動手段51における上記ミラー4で反射された
被写体像が、シャッタ32,撮影レンズ31,光学フィ
ルタ33,ハーフプリズム34を通って該CCD35と
CCD36とに分配されるようになっている。
に2つの撮像素子、CCD35,36を具備しており、
ミラー駆動手段51における上記ミラー4で反射された
被写体像が、シャッタ32,撮影レンズ31,光学フィ
ルタ33,ハーフプリズム34を通って該CCD35と
CCD36とに分配されるようになっている。
【0072】ところで、従来、シャッタはミラーの前に
配設するの一般的であるが、この配置関係ではミラーが
大きくなり、これにより装置全体が大きくなってしまう
不具合があった。また、シャッタ自体も大きく重くな
り、高速動作ができなくなってしまう問題点も生じてい
た。
配設するの一般的であるが、この配置関係ではミラーが
大きくなり、これにより装置全体が大きくなってしまう
不具合があった。また、シャッタ自体も大きく重くな
り、高速動作ができなくなってしまう問題点も生じてい
た。
【0073】本実施例では上述した事情を鑑み、上記シ
ャッタ32は、ミラー4と撮影レンズ31との間に配設
されている。これにより、装置全体が小型化でき、さら
に、シャッタ自体も小さく軽量化できるので、高速動作
が可能となる。
ャッタ32は、ミラー4と撮影レンズ31との間に配設
されている。これにより、装置全体が小型化でき、さら
に、シャッタ自体も小さく軽量化できるので、高速動作
が可能となる。
【0074】次に、本実施例の撮像装置における光学フ
ィルタ配置について図7を参照して説明する。
ィルタ配置について図7を参照して説明する。
【0075】従来、ハーフプリズムとCCDとの間に光
学フィルタを設けた技術手段が知られているが、この技
術手段によると、2つの光学フィルタの特性が揃わず、
これにより対応する2つの撮像素子(CCD)の光学特
性が合いにくくなり画像合成が困難となっていた。ま
た、ハーフプリズムとCCDとの間に光学フィルタを挿
入するとスペースが広がるために装置全体が大きくなっ
てしまうという問題点が生じていた。
学フィルタを設けた技術手段が知られているが、この技
術手段によると、2つの光学フィルタの特性が揃わず、
これにより対応する2つの撮像素子(CCD)の光学特
性が合いにくくなり画像合成が困難となっていた。ま
た、ハーフプリズムとCCDとの間に光学フィルタを挿
入するとスペースが広がるために装置全体が大きくなっ
てしまうという問題点が生じていた。
【0076】本実施例の撮像装置ではこのような事情に
鑑み、撮影レンズ31とハーフプリズム34との間に光
学フィルタ33を設けている。これにより装置全体を小
型化することが可能となり、また、光学フィルタとして
は1組のフィルタを配設しているため、光学特性の均一
化が図れるという利点も有している。
鑑み、撮影レンズ31とハーフプリズム34との間に光
学フィルタ33を設けている。これにより装置全体を小
型化することが可能となり、また、光学フィルタとして
は1組のフィルタを配設しているため、光学特性の均一
化が図れるという利点も有している。
【0077】次に、本実施例の撮像装置における撮像部
の組立構成について図9を参照して詳しく説明する。
の組立構成について図9を参照して詳しく説明する。
【0078】図9は、本実施例の撮像装置における撮像
部の組立構成を示した要部分解斜視図である。
部の組立構成を示した要部分解斜視図である。
【0079】図に示すように、上記撮像部3は、図中、
符号61で示す取付本体に基体として構成されている。
この取付本体61は略コの字形状を呈し、撮像部3は該
取付本体61の3面より後述する各部材を配設すること
で構成されている。ここで、上記取付本体61の一側面
を第1面61a(図中、左下面)、該第1面と交差する
面を第2面61b(図中、右下面)、上記第1面と略平
行となる他側面を第3面61c(図中、右上面)とし、
各部材の配設状態を説明する。なお、上記第1面から第
3面にかけては切欠部61dが形成されており、該切欠
部61dによってそれぞれ第1乃至第3開口部が形成さ
れている。
符号61で示す取付本体に基体として構成されている。
この取付本体61は略コの字形状を呈し、撮像部3は該
取付本体61の3面より後述する各部材を配設すること
で構成されている。ここで、上記取付本体61の一側面
を第1面61a(図中、左下面)、該第1面と交差する
面を第2面61b(図中、右下面)、上記第1面と略平
行となる他側面を第3面61c(図中、右上面)とし、
各部材の配設状態を説明する。なお、上記第1面から第
3面にかけては切欠部61dが形成されており、該切欠
部61dによってそれぞれ第1乃至第3開口部が形成さ
れている。
【0080】まず、上記切欠部61dには光学フィルタ
33および光束分割手段であるハーフプリズム34が内
設されている。また、上記第1面61aには、中心部に
中空の円部が形成された地板より図中、左下方向に4本
の脚部が延出した鏡枠台63が、その地板の基面側が当
接して固定されている。さらに、該鏡枠台63の脚部に
は中心部に中空の円部が形成されたシャッタ取付板66
を介して上記シャッタ32が取り付けられている。
33および光束分割手段であるハーフプリズム34が内
設されている。また、上記第1面61aには、中心部に
中空の円部が形成された地板より図中、左下方向に4本
の脚部が延出した鏡枠台63が、その地板の基面側が当
接して固定されている。さらに、該鏡枠台63の脚部に
は中心部に中空の円部が形成されたシャッタ取付板66
を介して上記シャッタ32が取り付けられている。
【0081】また、上記鏡枠台63の内部には上記撮影
レンズ31が内設され、該撮影レンズ31の上方には、
該撮影レンズ駆動用のオートフォーカスモータ54が配
設されている。なお、該オートフォーカスモータ54の
本体部は、上記取付本体61の上面に載設され固定され
ている。
レンズ31が内設され、該撮影レンズ31の上方には、
該撮影レンズ駆動用のオートフォーカスモータ54が配
設されている。なお、該オートフォーカスモータ54の
本体部は、上記取付本体61の上面に載設され固定され
ている。
【0082】一方、上記第2面61bから第3面61c
にかけてはL字形状を呈するL型ブロック62が当接し
て固定されている。該L型ブロック62の2面の中央部
には、それぞれ矩形の中空部が形成されており、該中空
部には、それぞれ第2面方向より上記CCD36が、第
3面方向より上記CCD35が介挿され配設される。な
お、実際には上記CCD35,CCD36は、共にCC
D取付ブロック65,64に取付られた後に、上記L型
ブロック62に接着されるようになっている。
にかけてはL字形状を呈するL型ブロック62が当接し
て固定されている。該L型ブロック62の2面の中央部
には、それぞれ矩形の中空部が形成されており、該中空
部には、それぞれ第2面方向より上記CCD36が、第
3面方向より上記CCD35が介挿され配設される。な
お、実際には上記CCD35,CCD36は、共にCC
D取付ブロック65,64に取付られた後に、上記L型
ブロック62に接着されるようになっている。
【0083】上記CCD35,36は、ハーフプリズム
34の反射面に対して面対称となるように配設されてい
る。これにより、CCD取付ブロック65,64に熱変
位が発生した場合、上記2つのCCD35,36の熱変
位量および変位方向は同一となるので、相対的に2つの
CCD間に変位差は生じない。したがって、相対的に熱
変動を抑えることが可能となる。これにより、貼り合わ
せのための画像合成を支障なく行うことができる。
34の反射面に対して面対称となるように配設されてい
る。これにより、CCD取付ブロック65,64に熱変
位が発生した場合、上記2つのCCD35,36の熱変
位量および変位方向は同一となるので、相対的に2つの
CCD間に変位差は生じない。したがって、相対的に熱
変動を抑えることが可能となる。これにより、貼り合わ
せのための画像合成を支障なく行うことができる。
【0084】図10は、本実施例の撮像装置における上
記撮像部を側方より見た要部側面図である。
記撮像部を側方より見た要部側面図である。
【0085】図に示すように、上記オートフォーカスモ
ータ54は、上記2つのCCD35,36(図中、CC
D36は省略)と干渉せず、かつ該CCD35,36よ
り上方に配設されている。これにより、装置全体が小型
化できるとともに、該オートフォーカスモータ54の発
熱によるCCD35,36の熱変位の影響を極力避ける
ことができるようになっている。
ータ54は、上記2つのCCD35,36(図中、CC
D36は省略)と干渉せず、かつ該CCD35,36よ
り上方に配設されている。これにより、装置全体が小型
化できるとともに、該オートフォーカスモータ54の発
熱によるCCD35,36の熱変位の影響を極力避ける
ことができるようになっている。
【0086】また、本実施例においては、図8に示すよ
うに、光偏向走査光学系であるミラー駆動機構51と撮
影レンズ31を含む撮影光学系53とを別体で構成し、
これらの光学系を共通基板55上に固定して載設してい
る。これにより、個別のユニットで光学的に調整を行っ
た後、該共通基板上で固定調整することが可能となるの
で、調整の手間を省くことができるようになっている。
うに、光偏向走査光学系であるミラー駆動機構51と撮
影レンズ31を含む撮影光学系53とを別体で構成し、
これらの光学系を共通基板55上に固定して載設してい
る。これにより、個別のユニットで光学的に調整を行っ
た後、該共通基板上で固定調整することが可能となるの
で、調整の手間を省くことができるようになっている。
【0087】さらに上述した実施例によると、画像の貼
り合わせ処理を行う撮像装置に適した個々の光学的調整
が独立に行え、その後これらを共通の基板上で組立た
後、全体の調整を行うことができるため、調整作業が円
滑化され、製品の歩留り向上に寄与できる。
り合わせ処理を行う撮像装置に適した個々の光学的調整
が独立に行え、その後これらを共通の基板上で組立た
後、全体の調整を行うことができるため、調整作業が円
滑化され、製品の歩留り向上に寄与できる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
精度で静かな小型撮像装置を提供できる。
精度で静かな小型撮像装置を提供できる。
【図1】本発明の一実施例である撮像装置の主要部構成
を示した正面図である。
を示した正面図である。
【図2】上記実施例の撮像装置におけるミラー駆動機構
の外観および撮像部を示した斜視図である。
の外観および撮像部を示した斜視図である。
【図3】上記実施例の撮像装置におけるミラー駆動機構
の主要部をより詳しく示した斜視図である。
の主要部をより詳しく示した斜視図である。
【図4】上記実施例の撮像装置におけるミラー取付体と
ミラーとの接着手段を示した要部斜視図である。
ミラーとの接着手段を示した要部斜視図である。
【図5】上記図4におけるA−A断面を示した要部断面
図である。
図である。
【図6】上記実施例の撮像装置において、ミラー駆動時
に発生するバックラッシを除去する付勢手段を示した要
部平面図である。
に発生するバックラッシを除去する付勢手段を示した要
部平面図である。
【図7】上記実施例の撮像装置における撮像部およびミ
ラーを示した概略上面図である。
ラーを示した概略上面図である。
【図8】上記実施例の撮像装置における撮像部およびミ
ラー駆動機構を示した外観斜視図である。
ラー駆動機構を示した外観斜視図である。
【図9】上記実施例の撮像装置における撮像部の組立構
成を示した要部分解斜視図である。
成を示した要部分解斜視図である。
【図10】上記実施例の撮像装置における撮像部を側方
より見た要部側面図である。
より見た要部側面図である。
【図11】従来のミラーと該ミラーの取付体との接着手
段の一例を示した要部断面図である。
段の一例を示した要部断面図である。
1…第1の変換機構 2…第2の変換機構 3…撮像部 4…ミラー 5…ミラー取付体 6…支軸 7…送りピン 8…入射光 9…被写体 10…接着剤 11…ステッピングモータ 12…リードスクリュー 13…ニードルピン 14…キャリッジ 15…ガイドシャフト 18…フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/113 (72)発明者 庄司 隆 東京都福生市熊川1628ー1ワコーレ拝島I I202号
Claims (14)
- 【請求項1】 撮像対象領域を分割して撮像し、この分
割に従って撮像した結果得られた複数の画像を表すデー
タについて情報処理によりこれらの画像を貼り合わせる
処理を施して高精細画像に対応する画像を得る撮像装置
であって、 各分割領域に対応する入射光を撮像部の方向に反射させ
るミラーと、 各分割領域に対応する入射光を逐次撮像部へ反射させる
位置に上記ミラーを回動させる駆動手段と、 を備え、 上記駆動手段は、 上記ミラーを回動するための駆動源と、 この駆動源からの回動運動を直線運動に変換するための
第1の変換機構と、 この第1の変換機構からの直線運動を回動運動に変換し
て上記ミラーを回動させるための第2の変換機構と、 を具備したことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項2】 上記ミラーは、該ミラーの取付対象であ
るミラー取付体の貫通孔に充填された接着剤により取り
付けられることを特徴とする請求項1に記載の撮像装
置。 - 【請求項3】 上記駆動手段は、上記ミラーを回動駆動
する際に発生するバックラッシを除去するための付勢部
材を有し、 この付勢部材は、上記ミラーを回動させるための第2の
変換機構の長手方向に対して少なくともミラーの停止時
又は駆動時に斜めに交差するように配置されることを特
徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 【請求項4】 上記ミラーの回動軸方向が、当該撮像装
置の通常撮像状態での上下方向と一致していることを特
徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 【請求項5】 上記ミラーの回動軸が、上記ミラーの反
射面上に配置されていることを特徴とする請求項1に記
載の撮像装置。 - 【請求項6】 当該撮像装置の撮像前におけるミラーの
初期設定位置が、該撮像により生成される高精細画像の
略中央に対応する入射光を反射させる位置に設定されて
いることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 【請求項7】 上記ミラーは、その回動軸の両端におい
て回動自在に支持されることを特徴とする請求項4に記
載の撮像装置。 - 【請求項8】 撮像対象領域を複数に分割した各領域を
ミラーにより光学的に順次走査することにより得られる
上記各領域に対応した画像データについて情報処理によ
りこれらの画像を貼り合わせる処理を施して一つの高精
細画像を得るようにした撮像装置であって、 上記ミラーと、上記各領域毎に撮像を行う撮像部に当該
入射光を結像させるためのレンズ系との間に露出制御部
材を介在配置したことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項9】 上記レンズ系と撮像部との間に当該入射
光束を分割するための光束分割手段を配置し、該光束分
割手段と上記レンズ系との間に光学フィルタを介在配置
したことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。 - 【請求項10】 上記光束分割手段又は光学フィルタを
取付けるための取付部材を更に有し、 該取付部材は、少なくとも第1の側面と、該第1の側面
と交差する第2の側面と、上記第1の側面と略平行な第
3の側面とを含む3つの側面を有し、且つ、この3つの
側面にわたって切欠部を設けることにより形成された第
1乃至第3の開口部を有してなり、 上記切欠部に光束分割手段及び/又は光学フィルタを、
上記第1又は第3の開口部にレンズ系を含むユニット
を、上記第3又は第1の開口部に第1の撮像素子を含む
ユニットを、上記第2の開口部に第2の撮像素子を含む
ユニットをそれぞれ配置したこと特徴とする請求項9に
記載の撮像装置。 - 【請求項11】 上記第1の撮像素子を含むユニット及
び上記第2の撮像素子を含むユニットは、それぞれ更
に、該第1及び第2の撮像素子を固定するための第1及
び第2の取付板を含み、 上記第1の取付板と第2の取付板をそれぞれ上記取付部
材に取付けた際、各取付板の取付面が交差する線を中心
として上記第1及び第2の取付板は略対称に配置される
ことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。 - 【請求項12】 上記レンズ系を含むユニットはレンズ
駆動用のモータを含み、 上記第1の撮像素子を含むユニットと、上記第2の撮像
素子を含むユニットと、上記モータとは、互いに空間的
に非干渉位置に配置されることを特徴とする請求項10
に記載の撮像装置。 - 【請求項13】 光偏向走査光学系と撮影レンズを含む
撮影光学系を別体で構成し、これらを共通基板上に固定
したことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項14】 撮像対象領域を分割して撮像し、この
分割に従って撮像した結果得られた複数の画像を表すデ
ータについて情報処理によりこれらの画像を貼り合わせ
る処理を施して高精細画像に対応する画像を得る撮像装
置であって、 各分割領域に対応する入射光を撮像部の方向に反射させ
るミラーと、 各分割領域に対応する入射光を逐次撮像部へ反射させる
位置に上記ミラーを回動させる駆動手段と、 を備え、 上記ミラーと当該撮影光学系とを別体にて構成すると共
に、これらを共通の基板にて固定したことを特徴とする
撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6313373A JPH08171152A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6313373A JPH08171152A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08171152A true JPH08171152A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18040489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6313373A Withdrawn JPH08171152A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08171152A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9141840B2 (en) | 2013-10-18 | 2015-09-22 | Sick Ag | Apparatus for deflecting and for widening a visible range |
-
1994
- 1994-12-16 JP JP6313373A patent/JPH08171152A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9141840B2 (en) | 2013-10-18 | 2015-09-22 | Sick Ag | Apparatus for deflecting and for widening a visible range |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |