JPH081708B2 - 光ディスク用スタンパー - Google Patents
光ディスク用スタンパーInfo
- Publication number
- JPH081708B2 JPH081708B2 JP1043979A JP4397989A JPH081708B2 JP H081708 B2 JPH081708 B2 JP H081708B2 JP 1043979 A JP1043979 A JP 1043979A JP 4397989 A JP4397989 A JP 4397989A JP H081708 B2 JPH081708 B2 JP H081708B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stamper
- pit
- inclination angle
- disc
- optical disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
- B29C45/2632—Stampers; Mountings thereof
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばレーザーディスク、コンパクトディ
スク等の読み出し専用の光ディスクを製作する際に用い
るスタンパーに関する。
スク等の読み出し専用の光ディスクを製作する際に用い
るスタンパーに関する。
(従来の技術) 読み出し専用の光ディスクのピット深さは、レーザー
光の最大干渉効果を与える深さ(λ/4n,λはレーザー光
の波長,nはディスク媒質の屈折率)とトラッキング制御
におけるエラー信号が最大となる深さ(λ/8n)との最
適化によって決まる。80nmの半導体レーザーを用いた光
ディスクプレーヤーにおいて、ディスク媒質がポリメチ
ルメタクリレート(n=1.49)の場合のピット深さは、
65〜130nmの範囲にあり、またポリカーボネート(n=
1.59)の場合は、61〜123nmの範囲にある。またSN比
(信号対雑音比)の改善のためにはピットは深くしなけ
ればならない。
光の最大干渉効果を与える深さ(λ/4n,λはレーザー光
の波長,nはディスク媒質の屈折率)とトラッキング制御
におけるエラー信号が最大となる深さ(λ/8n)との最
適化によって決まる。80nmの半導体レーザーを用いた光
ディスクプレーヤーにおいて、ディスク媒質がポリメチ
ルメタクリレート(n=1.49)の場合のピット深さは、
65〜130nmの範囲にあり、またポリカーボネート(n=
1.59)の場合は、61〜123nmの範囲にある。またSN比
(信号対雑音比)の改善のためにはピットは深くしなけ
ればならない。
以上より、従来はピット深さのみに注目して検討され
ており、ピット深さが110±10nmとなるようなスタンパ
ーを用いて射出成形法で光ディスクが製作されている。
ており、ピット深さが110±10nmとなるようなスタンパ
ーを用いて射出成形法で光ディスクが製作されている。
(発明が解決しようとする課題) 光ディスクはポリメチルメタクリレートやポリカーボ
ネートのような透明樹脂の射出成形法においてスタンパ
ーのピット信号の転写によって得られるが、前記の従来
のスタンパーではディスクとスタンパーの離型時にディ
スクのピットが変形かつ損傷することがある。このピッ
ト変形は信号(特にデジタル音声信号)劣化やクモリ状
の外観不良となっている。
ネートのような透明樹脂の射出成形法においてスタンパ
ーのピット信号の転写によって得られるが、前記の従来
のスタンパーではディスクとスタンパーの離型時にディ
スクのピットが変形かつ損傷することがある。このピッ
ト変形は信号(特にデジタル音声信号)劣化やクモリ状
の外観不良となっている。
本発明は、従来の光ディスクに見られた前述の欠点を
除去するため、第2図においてピット巾400±50nmの範
囲、ピット高さ110±10nmの範囲で、ピット変形がな
く、かつ信号(画像,音声)劣化のない光ディスクが得
られるスタンパーを提供することを目的とする。
除去するため、第2図においてピット巾400±50nmの範
囲、ピット高さ110±10nmの範囲で、ピット変形がな
く、かつ信号(画像,音声)劣化のない光ディスクが得
られるスタンパーを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的は、本発明、すなわちピット信号読み出し専
用の光ディスクを射出成形により製作するためのスタン
パーにおいて、ピット部の傾斜角θが15゜〜22゜である
ことを特徴とする光ディスク用スタンパーにより達成さ
れる。
用の光ディスクを射出成形により製作するためのスタン
パーにおいて、ピット部の傾斜角θが15゜〜22゜である
ことを特徴とする光ディスク用スタンパーにより達成さ
れる。
本発明のスタンパーは、例えばレーザーディスクやコ
ンパクトディスク等の読み出し専用(または再生専用)
の光ディスクを射出成形により製作する際に用いるもの
である。
ンパクトディスク等の読み出し専用(または再生専用)
の光ディスクを射出成形により製作する際に用いるもの
である。
光ディスクにはこの読み出し専用のものの他に書き込
みタイプ(または追記型)のものや書き換えタイプのも
のがあり、それらにはグループまたはプリグループと称
する案内みぞが形成されているが、本発明におけるピッ
トはこのグプールとは根本的に異なるものである。
みタイプ(または追記型)のものや書き換えタイプのも
のがあり、それらにはグループまたはプリグループと称
する案内みぞが形成されているが、本発明におけるピッ
トはこのグプールとは根本的に異なるものである。
本発明のスタンパーにおいて最も特徴とするところは、
光ディスクのピットを転写により形成するスタンパーの
ピット部の傾斜角θを15゜〜22゜にする点にある。な
お、ピット部の傾斜角θとは、図面において示すよう
に、スタンパー6における基盤面1(または奥面2)に
対するピット壁3の傾きを示す角度をいう。この傾斜角
θの測定は通常次のとおり実施することができる。すな
わち走査型トンネル顕微鏡の測定ヘッドにスタンパーを
セットし、ピットの断面形状を測定する。この測定値の
データ処理により傾斜角θは容易に算出される。
光ディスクのピットを転写により形成するスタンパーの
ピット部の傾斜角θを15゜〜22゜にする点にある。な
お、ピット部の傾斜角θとは、図面において示すよう
に、スタンパー6における基盤面1(または奥面2)に
対するピット壁3の傾きを示す角度をいう。この傾斜角
θの測定は通常次のとおり実施することができる。すな
わち走査型トンネル顕微鏡の測定ヘッドにスタンパーを
セットし、ピットの断面形状を測定する。この測定値の
データ処理により傾斜角θは容易に算出される。
本発明においては、この傾斜角θが15〜22゜であるこ
とが必要である。傾斜角15゜未満のときはSN比の低下す
なわち画像や音声の質低下となる。また、それが23゜以
上の場合はディスクとスタンパーの離型時に、ディスク
のピット変形が発生するようになる。
とが必要である。傾斜角15゜未満のときはSN比の低下す
なわち画像や音声の質低下となる。また、それが23゜以
上の場合はディスクとスタンパーの離型時に、ディスク
のピット変形が発生するようになる。
次に本発明を実施例により具体的に説明する。
(実施例) スタンパーは、ガラス原盤上に塗布されたフォトレジ
ストをArレーザー光線で露光し、そののち、現像工程を
経て作られる。このレーザー光線はガウス分布の強度分
布をもっているので、ピットは切り立ったエッジではな
く、ある傾斜角をもったスタンパーができる。そこでフ
ォトレジストの厚み、レーザー光線の強度、露光時間の
コントロールをすることにより、ピット巾400nm、ピッ
ト深さ100〜120nmの範囲でピット傾斜角が10〜34゜のス
タンパーを作った。このスタンパーを用いて射出成形法
でポリメチルメタクリレートのレーザーディスクを製作
した。
ストをArレーザー光線で露光し、そののち、現像工程を
経て作られる。このレーザー光線はガウス分布の強度分
布をもっているので、ピットは切り立ったエッジではな
く、ある傾斜角をもったスタンパーができる。そこでフ
ォトレジストの厚み、レーザー光線の強度、露光時間の
コントロールをすることにより、ピット巾400nm、ピッ
ト深さ100〜120nmの範囲でピット傾斜角が10〜34゜のス
タンパーを作った。このスタンパーを用いて射出成形法
でポリメチルメタクリレートのレーザーディスクを製作
した。
このディスクの評価結果を第1表に示す。スタンパー
のピット形状(巾,深さ,傾斜角)はピット断面の走査
型トンネル顕微鏡で測定した。ディスクのピット変形は
走査型電子顕微鏡観察法、画像評価は目視法による。
のピット形状(巾,深さ,傾斜角)はピット断面の走査
型トンネル顕微鏡で測定した。ディスクのピット変形は
走査型電子顕微鏡観察法、画像評価は目視法による。
第1表に示すように読み出し専用光ディスクのスタン
パーのピット傾斜角θは10゜では画像劣化があり、また
25゜以上ではピット変形があるので15゜〜22゜が最適な
傾斜角であった。
パーのピット傾斜角θは10゜では画像劣化があり、また
25゜以上ではピット変形があるので15゜〜22゜が最適な
傾斜角であった。
(発明の効果) 本発明により、スタンパーのピット傾斜角を特定範囲
とすることにより、信号特性が良好でクモリのない外観
良好な光ディスクを安定的に製作することができる。
とすることにより、信号特性が良好でクモリのない外観
良好な光ディスクを安定的に製作することができる。
第1図は、本発明を説明するためのスタンパーのピット
部の平面概略図、第2図は第1図A−A′における断面
図である。
部の平面概略図、第2図は第1図A−A′における断面
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−152032(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】ピット信号読み出し専用の光デイスを射出
成形により製作するためのスタンパーにおいて、ピット
部の傾斜角(θ)が15゜〜22゜であることを特徴とする
光デイスク用スタンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1043979A JPH081708B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 光ディスク用スタンパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1043979A JPH081708B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 光ディスク用スタンパー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02223036A JPH02223036A (ja) | 1990-09-05 |
JPH081708B2 true JPH081708B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=12678839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1043979A Expired - Fee Related JPH081708B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 光ディスク用スタンパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081708B2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-23 JP JP1043979A patent/JPH081708B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02223036A (ja) | 1990-09-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |