JPH08170714A - 歯 車 - Google Patents

歯 車

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JPH08170714A
JPH08170714A JP31676894A JP31676894A JPH08170714A JP H08170714 A JPH08170714 A JP H08170714A JP 31676894 A JP31676894 A JP 31676894A JP 31676894 A JP31676894 A JP 31676894A JP H08170714 A JPH08170714 A JP H08170714A
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JP
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tooth
band
gear
contour
hard
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JP31676894A
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English (en)
Inventor
Noritaka Miyamoto
典孝 宮本
Masazumi Onishi
昌澄 大西
Yasuyuki Fujiwara
康之 藤原
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/06Use of materials; Use of treatments of toothed members or worms to affect their intrinsic material properties

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Abstract

(57)【要約】 【目的】歯部6の耐摩耗性及び耐衝撃性の双方を確保し
た歯車を提供する。 【構成】炭素鋼からなるリング状のバンドを球状黒鉛鋳
鉄に嵌めた状態で熱間転造し、歯部6を創成する。歯部
6は、球状黒鉛鋳鉄製の基部2の歯状突部3と、歯状突
部3の輪郭に沿う形状をもつバンドを高周波焼入処理で
形成した輪郭焼入層に相当する輪郭硬質被覆体4とで構
成されている。この歯車は、内燃機関に装備されるフラ
イホイールギヤに適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯車に関する。本発明は
例えば鋳鉄歯車、具体的には内燃機関に装備されるフラ
イホイールギヤ等に適用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、歯車、例えば、内燃機関に装
備されるフライホイールギヤとしては、片状黒鉛鋳鉄や
球状黒鉛鋳鉄で形成した円盤状の基部と、歯部を備えた
別部材であるリングギヤとを用い、そして、基部の平坦
外周面にリングギヤを焼き嵌めにより嵌合して、両者を
一体化したものが知られている。
【0003】しかし焼き嵌め方式では、必ずしも充分な
る嵌合度が得られないことがある。そこで転造加工を利
用して歯部を成形する技術が開発されている。特開平4
−22528号公報には、図15に示す様に、金属板か
らプレス成形してフランジ101を備えた板体100を
成形し、別部材であるリング部材200を板体100の
フランジ101に同軸的に圧入し、その後、図16に示
す様にフランジ101内にホルダ型300を嵌め、その
状態でリング部材200に転造ダイス400の成形歯部
401を押しつけて転造工程を施すことにより、周方向
に並設された多数個の歯部500を形成し、これにより
板体100とリング部材200とを一体化したフライホ
イールギヤ等の回転体を製造する方法が開示されてい
る。
【0004】更に、特開昭64−26046号公報に
は、減圧造型法等の精密鋳造法で形成した鋳型のキャビ
ティに球状黒鉛鋳鉄の溶湯を注湯し、固化させ、これに
より歯状粗形突部をもつ基部を鋳造し、その後に転造ダ
イスを基部の歯状粗形突部に押しつけて転造により仕上
加工し、これにより歯部を高精度に仕上げて創成したフ
ライホイールギヤが開示されている。このものでは、転
造により歯部と基部との一体性が確保され易い。
【0005】また転造を利用した技術として、特開平5
−93225号公報には、球状黒鉛鋳鉄からなる歯車粗
形体を成形し、歯車粗形体をオーステナイト化温度領域
に加熱し、次に歯車粗形体をベイナイト化温度領域に冷
却し、この温度に保持している間に転造加工を施して歯
部を創成して鋳鉄歯車を得る方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図16から理解できる
様に、上記した特開平4−22528号公報に係る技術
では、板体100とは別部材であるリング部材200の
みで歯部500が成形されている。故に、歯車の基部で
ある板体100とリング部材200との係合性は必ずし
も充分ではない。そのため、歯部500を相手歯車の相
手歯部と噛合させて使用する場合には、噛合の際の圧力
が大きくなると、歯部500をもつリング部材200が
板体100のフランジ101に対して周方向に相対変位
することがある。場合によっては歯部500をもつリン
グ部材200がフランジ101から局部的に離脱するお
それがある。従って耐久性や長寿命化の点で必ずしも充
分ではない。
【0007】殊に、歯車の基部として、薄板をプレス加
工して形成した板体100を用いている。この板体10
0は板金製のため薄肉で歪み易い。この意味でも、歯車
の使用の際に、歯部500をもつリング部材200がフ
ランジ101から離脱するおそれがある。また一般的
に、歯車の歯部には耐摩耗性及び耐衝撃性の双方が要請
される。耐摩耗性を向上させるべく硬度を高めると耐衝
撃性が低下し、また、耐衝撃性を向上させると耐摩耗性
が低下するのが一般的な傾向である。
【0008】上記した特開昭64−26046号公報や
特開平5−93225号公報に係る技術では、基部とは
別材質のリング部材を用いる方式ではない。そのため、
相反する性質とも言える耐衝撃性及び耐摩耗性との双方
を向上させるには限界があった。本発明は上記した実情
に鑑みなされたものであり、基部の歯状突部の輪郭に沿
う形状をもつ輪郭硬質被覆体を採用することにより、輪
郭硬質被覆体の離脱を抑制し、歯部の耐久性や長寿命化
に有利な歯車を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る歯車は、
噛合方向にそって並設された多数個の歯状突部を備えた
基部と、基部の歯状突部の輪郭に沿う形状をなして少な
くとも互いに背向する様に歯状突部に被覆され、基部よ
りも硬質の材質で形成された輪郭硬質被覆体とで構成さ
れており、基部の歯状突部と輪郭硬質被覆体とで歯部を
形成し、互いに背向する一対の輪郭硬質被覆体の間に基
部の歯状突部を位置させたことを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項2に係る歯車は、請求項1におい
て、歯部の歯幅方向において輪郭硬質被覆体の両端に
は、基部と一体的な延設部が配置されていることを特徴
とするものである。
【0011】
【作用】請求項1に係る歯車によれば、歯車の歯部は、
基部の歯状突部と、歯状突部の輪郭に沿う形状をなし歯
状突部に被覆された輪郭硬質被覆体とで構成されてい
る。ここで輪郭硬質被覆体は、基部の歯状突部よりも硬
質である。そのため請求項1に係る歯車が相手歯車と噛
合する際において、噛合面における耐摩耗性は確保され
る。また歯部を構成する輪郭硬質被覆体の内側は、基部
と同材質の歯状突部で形成されているので、歯部の耐衝
撃性は確保される。
【0012】また請求項1に係る歯車によれば、互いに
背向する一対の輪郭硬質被覆体の間に基部の歯状突部が
位置しているので、噛合圧が大きな場合であっても、噛
合方向(回転歯車の場合には周方向)における輪郭硬質
被覆体の変位に対して、基部の歯状突部が障壁として機
能できる。よって噛合方向における基部の歯状突部と輪
郭硬質被覆体との係合性は確保される。従って、噛合圧
が大きな場合であっても、或いは、歯車の使用期間が長
期にわたる場合であっても、基部の歯状突部と輪郭硬質
被覆体との一体性は、確保され易い。よって噛合方向に
おける輪郭硬質被覆体の離脱は抑制される。
【0013】請求項2に係る歯車によれば、歯部の歯幅
方向において輪郭硬質被覆体の両端には、基部と一体的
な延設部が配置されている。そのため、歯部の歯幅方向
においても、基部の歯状突部と輪郭硬質被覆体との係合
性は確保される。そのため歯幅方向における輪郭硬質被
覆体の離脱は抑制される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 (実施例)図1及び図2は本実施例に係る歯車1の要部
を示す。この歯車1は、回転体として機能する基部2
と、基部2よりも硬質の材質で形成された輪郭硬質被覆
体4とで構成されている。輪郭硬質被覆体4は噛合面を
形成するものであり、従って、互いに背向する歯面40
と、歯面40の外端同士を連設する歯先面43と、歯面
40の内端同士を連設する歯底面45とを備えている。
歯面40は歯形成曲線、一般的にはインボリユート曲線
等で規定できる。
【0015】図2から理解できる様に、基部2の外周部
には、多数個の歯状突部3が噛合方向つまり周方向(矢
印A1方向)にそって一体的に並設されている。この歯
状突部3は、輪郭硬質被覆体4の歯面40に沿い歯面4
0の形状に酷似した酷似歯面30と、輪郭硬質被覆体4
の歯先面43に沿い歯先面43の形状に酷似した酷似歯
先面33と、輪郭硬質被覆体4の歯底面45に沿い歯底
面45に酷似した酷似歯底面35とを備えている。
【0016】歯車1の基本的な要求特性として、前記し
た様に耐摩耗性及び耐衝撃性がある。この特性は前述の
様に相反する特性と言える。従って、耐摩耗性を優先さ
せれば耐衝撃性が充分でなく、耐衝撃性を優先させれ
ば、耐摩耗性が充分でなくなる一般的傾向をもつ。基部
2は歯状突部3と共に、耐衝撃性等の確保を考慮して球
状黒鉛鋳鉄(以下FCDともいう;例えばFCD40、
FCD50、FCD60、FCD70)で形成されてい
る。この鋳鉄の硬度はHv200〜500程度、特にH
v250〜450程度である。
【0017】輪郭硬質被覆体4は、基部2とは異なる材
質つまり鋼材(例えば炭素鋼、Mn鋼やCr鋼等の合金
鋼)で形成されており、従って多孔質となる溶射層と異
なり、非多孔質である。輪郭硬質被覆体4は、耐摩耗性
の確保を考慮して硬質化処理が施されており、歯状突部
3の組織よりも硬質とされている。代表的な硬化処理と
しては、焼入処理、特に高周波誘導加熱処理がある。従
って輪郭硬質被覆体4の硬度はHv400〜900程
度、特にHv500〜800程度である。
【0018】本実施例では図2から理解できる様に、歯
状突部3と輪郭硬質被覆体4とで歯車1の歯部6が形成
されている。そして各歯部6のうち、互いに背向する一
対の輪郭硬質被覆体4の間には、基部2の一部である球
状黒鉛鋳鉄からなる歯状突部3が位置している。更に図
3に示す様に、歯部6の歯幅方向つまり矢印B1方向に
おいて、輪郭硬質被覆体4の両端には、基部2と一体的
な突起状の延設部28が設けられている。従って輪郭硬
質被覆体4の表面と延設部28の表面とは実質的に同一
高さとなり、実質的に面一状態とされている。図3にお
いて延設部28は幅寸法L3で示されている。
【0019】以上説明した本実施例によれば図1〜図3
から理解できる様に、歯車1の歯部6は、基部2の一部
である球状黒鉛鋳鉄製の歯状突部3と、歯状突部3の輪
郭に沿う形状をなして歯状突部3に被覆された硬質の輪
郭硬質被覆体4とで構成されており、そして互いに背向
する一対の輪郭硬質被覆体4の間に歯状突部3が位置し
ているため、周方向つまり矢印A1方向において、基部
2の歯状突部3と輪郭硬質被覆体4との係合性は確保さ
れる。
【0020】すなわち図2において、相手歯車の相手歯
部Pが噛合して歯車1の歯部6が矢印A1方向に回転す
る場合を考えると、相手歯部Pと噛合する輪郭硬質被覆
体4は、そのピッ円付近つまり噛合域で圧縮力を受ける
ののの、矢印A1方向における輪郭硬質被覆体4の変位
に対して基部2の歯状突部3が障壁として機能する。そ
のため、周方向つまり矢印A1方向における輪郭硬質被
覆体4の離脱は抑制される。従って長期にわたり輪郭硬
質被覆体4の離脱を防止でき、硬質の輪郭硬質被覆体4
による耐摩耗性を確保できる。
【0021】ところで、球状黒鉛鋳鉄を焼入処理したと
しても、鋳鉄の焼入は焼割れ等を発生し、必ずしも容易
ではないことから、球状黒鉛鋳鉄の使用だけでは耐摩耗
性の向上には限界がある。この点本実施例によれば、歯
部6の歯面40を形成する輪郭硬質被覆体4は、球状黒
鉛鋳鉄製の基部2よりも硬質の材質で形成されているの
で、輪郭硬質被覆体4は球状黒鉛鋳鉄製の基部2よりも
耐摩耗性に富み、従って歯面40等の歯表出面における
耐摩耗性の確保に有利である。
【0022】しかも本実施例では、歯部6のうち互いに
背向する一対の輪郭硬質被覆体4の間に歯状突部3が位
置している構成であり、歯部6の大部分は球状黒鉛鋳鉄
で形成されているため、歯部6の耐衝撃性の確保に有利
である。更に本実施例によれば、図3から理解できる様
に、歯部6の歯幅方向つまり矢印B1方向において輪郭
硬質被覆体4の両端には、基部2と一体的な延設部28
が配置されているため、歯部6の歯幅方向つまり矢印B
1方向においても、基部2と輪郭硬質被覆体4との係合
性は確保される。故に、歯幅方向つまり矢印B1方向に
おける輪郭硬質被覆体4の離脱は、抑制される。そのた
め長期にわたり輪郭硬質被覆体4による耐摩耗性が確保
され、歯車1の耐久性や長寿命化に有利である。
【0023】(適用例)以下、適用例について図4〜図
13に基づいて説明する。この例は車両の内燃機関に装
備される鋳鉄歯車としてのフライホイールギヤに適用し
たものである。機械加工後のフライホイールギヤを図4
に示す。フライホイールギヤはクランクシャフトの端部
に装備され、内燃機関の回転変動やトルク変動を低減さ
せるための慣性を得る質量体として機能する。フライホ
イールギヤの外周部には歯部6が多数個(例えば100
個程度)形成されている。
【0024】まず、上記したフライホイールギヤの製造
にあたり、図5に示す様に比較的大径の円盤体70と、
平均厚みtが0.5mm程度のリング状をなすバンド7
2とを用いる。円盤体70は球状黒鉛鋳鉄(FCD4
5)で形成されている。バンド72は焼入可能な炭素鋼
(S45C)で形成されている。図5から理解できる様
にこの円盤体70は、本体71と本体71に同軸的に連
設されたリング部72xとで形成されている。円盤体7
0の本体71の外周部である被転造部74には、円弧凹
面74aが本体71を1周する様に形成されている。常
温領域においては、図5に示す被転造部74の幅寸法W
1は10mm、被転造部74の外径D1は271.5m
mである。常温領域においては、バンド72の内径D2
は、円盤体70の外周面である被転造部74の外径D1
よりも小さくされている。
【0025】そして図6に示す様に、断熱性をもつ材料
例えばセラミックスからなるバンドガイド治具80の外
周面80cにバンド72を配置する。バンドガイド治具
80の外周面80cには、テーパ一端80eからテーパ
他端80fに向かうにつれて順次拡径するテーパ状円錐
面80xが形成され、更に、テーパ一端80eから端8
0iにかけて外径が同径の直状円筒面80yが形成され
ている。
【0026】そして図7に示す様に、バンドガイド治具
80を矢印C1方向に相対移動させて円盤体70に接近
させると共に、バンド72をリング状の誘導コイル83
に対面させる。この状態で誘導コイル83に高周波電流
を流して、第1回目の誘導加熱処理(例えば50〜40
0KHz)により、バンド72を高温領域である820
°C(一般的には800〜1000°Cの範囲で調整)
に加熱する。本例では具体的には、誘導加熱の際の周波
数は100KHz、パワーは300KVAとした。
【0027】上記誘導加熱によりバンド72の内径を熱
膨張により増大させ拡径させる。このときバンドガイド
治具80は断熱性をもつ材料で形成されているので、バ
ンドガイド治具80への伝熱によるバンド72の温度低
下は抑制され、バンド72の高温度の維持に有利であ
る。上記の様に誘導加熱により拡径させたバンド72
を、図8から理解できる様に、バンドガイド治具80の
円錐面状の外周面80cにそって矢印C2方向にそって
移動させ、これによりバンド72を円盤体70の被転造
部74に短時間のうちに嵌合する。
【0028】この際に、図11に示す様に、断熱性をも
つ材料例えばセラミックスで形成された規制治具として
機能する当板84を、バネ85の付勢力を利用して、バ
ンド72の側面に宛てがえば、バンド72の位置決めが
容易となる。上記の様にバンド72を被転造部74に嵌
合すると、バンド72は円盤体70への伝熱に伴い熱収
縮して縮径するので、図9から理解できる様にバンド7
2は円盤体70の被転造部74の外周面に被着される。
【0029】この状態で、誘導コイル83を図8に示す
矢印C3方向に相対移動させ、図9から理解できる様に
バンド72と誘導コイル83とを対面させる。この状態
で、第2回目の誘導加熱処理を行う。即ち誘導コイル8
3に電流を流し、バンド72と共に円盤体70の被転造
部74を誘導加熱(例えば3〜10KHz)し、これに
よりバンド72及び被転造部74を高温領域(一般的に
は800〜1000°C)に加熱する。本例では具体的
には、誘導加熱の際の周波数は3KHz、パワーは50
0KVAとし、加熱温度は、バンド72を含めた深さ
8.4mm(歯丈の1.5倍)で900°Cとした。
【0030】このとき表皮のみを集中的に誘導加熱する
という表皮効果の影響で、円盤体70の中央域はあまり
加熱されない。故に、半径方向における円盤体70の中
央域の剛性は確保され、後述する転造工程において円盤
体70の中央域の歪みを抑制できる効果を期待できる。
ところで、バンド72のみ加熱する第1回目の誘導加熱
処理の周波数は高周波域(50〜400KHz)であ
る。バンド72を迅速に加熱し、エネルギ効率を確保す
るためである。一方、バンド72を嵌めた被転造部74
を加熱する第2回目の誘導加熱処理の周波数は、比較的
低い周波数域(例えば3〜10KHz)である。これ
は、周波数が高いほど、表層が集中的に誘導加熱される
表皮効果が大きくなり、周波数が低いほど、誘導加熱深
さが深くなるという現象に着目し、転造直前の第2回目
の誘導加熱処理では、バンド72の加熱ばかりか、バン
ド72の内側に位置する基部2の被転造部74の加熱も
重視したからである。
【0031】上記した様に被転造部74及びバンド72
を加熱した状態で、図10及び図12から理解できる様
に、成形歯部87cを備えた転造ダイス87を用い、転
造ダイス87を回転駆動させつつ、これの成形歯部87
cをバンド72の外周面に強圧し、熱間転造する。転造
の際には、バンド72がその長さ方向に圧延されてその
長さが伸長するため、バンド72が脱落するおそれがあ
る。この点本実施例では図11から理解できる様に、バ
ンド72を被転造部74に嵌める際に使用した当板84
をリング脱落防止用治具として用いることができる。こ
の場合には、当板84を被転造部74の側面に宛てがえ
ば、転造の際に、歯幅方向つまり矢印B1方向における
バンド72の離脱が防止される。
【0032】また、図13に示す様にリング脱落防止治
具89を配置しても良い。ここで、図13(A)は転造
前の状態を示し、図13(B)は転造後の状態を示す。
この様に転造の際には、リング脱落防止治具89を配置
して被転造部74の側面に宛てがえば、バンド72の脱
落防止に有利である。上記した熱間鍛造の際には、転造
に伴い、凹凸を形成する歯状突部3が被転造部74に形
成されるため、その凹凸相当ぶん被転造部74の周長が
増大する。この点本実施例では転造の際の圧延作用によ
り、バンド72がその長さ方向に伸長するため、前記し
た周長の増大化に対応できる。
【0033】上記した様に熱間転造を終えたら、次に焼
入処理を行う。即ち、バンド72を誘導コイル83に対
面させ、誘導コイル83に高周波電流を通電する(一般
的には数10KHz〜1000KHz)。本例では具体
的には周波数は100KHz、パワーは310KVAし
た。これによりバンド72にそって誘導電流が流れる。
よってバンド72が集中的に焼入温度領域に短時間のう
ちに加熱される。このとき、一般的には、基部2の歯状
突部3の温度は、バンド72よりも低い温度である。そ
の理由は、高周波とすれば表層を集中的に誘導加熱する
という表皮効果による影響のためである。即ち本例で
は、歯部6の輪郭に沿って薄肉状の加熱層を形成するい
わゆる『輪郭加熱』が達成される。
【0034】その後、バンド72の加熱部分に冷却媒体
(一般的には冷却ミスト、冷却水)を吹きつける。これ
によりバンド72が焼入処理され、輪郭硬質被覆体4と
なる。即ち、歯部6の輪郭に沿って焼入層を形成するい
わゆる『輪郭焼入』が達成される。上記した工程によ
り、周方向に多数個の歯部6が並設された鋳鉄歯車とし
て機能するフライホイールギヤが形成される。フライホ
イールギヤの歯部6は、図1及び図2から理解できる様
に、歯状突部3を備えた基部2と、歯状突部3の輪郭に
沿って被覆された輪郭硬質被覆体4とで構成されてい
る。
【0035】ところで鋳鉄は球状黒鉛鋳鉄といえども、
黒鉛等の影響で焼入処理の際に焼割れ等の不具合を発生
し易いものである。この点本例では炭素鋼からなるバン
ド72で形成した輪郭硬質被覆体4が焼入層を形成し、
球状黒鉛鋳鉄は基本的には焼入層を構成しない。或い
は、球状黒鉛鋳鉄が焼入層を構成するとしてもその主体
はバンド72で構成される。そのため、焼割れの不具合
を軽減、回避するのに有利である。この意味でもフライ
ホイールギヤの長寿命化や耐久性の維持に有利である。
【0036】磁束が通りにくい黒鉛を多量に含む鋳鉄と
異なり、炭素鋼で形成した輪郭硬質被覆体4となるバン
ド72は、鋳鉄に比較して誘導加熱され易い傾向をも
つ。よって『輪郭加熱』に適し、ひいては歯部6の輪郭
にそって焼入層を形成する『輪郭焼入』に適する。上記
した方法で製造した本例のフライホイールギヤによれ
ば、輪郭硬質被覆体4の硬度はHv750程度であり、
球状黒鉛鋳鉄の硬度はHvは380程度であった。
【0037】上記の様に『輪郭焼入』を行えば、歯部6
の歯元付近は実質的に基部2の母材である球状黒鉛鋳鉄
で形成できるので、輪郭焼入層により歯面40における
耐摩耗性を確保しつつ、歯部6における耐衝撃性を確保
するのに有利である。なお上記転造工程、焼入工程等は
大気中で実施される。上記した方法で製造した本例のフ
ライホイールギヤを用いて、スタータピニオン飛び込み
試験を行ったところ、歯部6の折損や摩耗の問題はなか
った。スタータピニオン飛び込み試験は、フライホイー
ルギヤを静止させた状態で、回転速度4500rpmで
回転しているスタータピニオンを歯部6間に飛び込ませ
る操作を、3000回繰り返して行う試験である。
【0038】(試験)上記した転造を行う際の適切な条
件を選択する試験を行った。 まず、球状黒鉛鋳鉄を熱間転造して歯部を創成した。
そして上記したスタータピニオン飛び込み試験を行い、
そして、球状黒鉛鋳鉄の硬度と歯部の衝撃強度及び耐摩
耗性との関係を試験した。この場合には、球状黒鉛鋳鉄
の硬度は、熱間転造後の送風による空冷の程度を変える
ことにより調整した。
【0039】試験結果を表1に示す。表1に示す様に、
球状黒鉛鋳鉄の硬度がHv160の場合には歯先のダレ
が発生し、衝撃強度の評価は×であり、摩耗も大きかっ
た。球状黒鉛鋳鉄の硬度がHv250の場合には歯部の
衝撃強度は問題がなかったが、摩耗は大きかった。球状
黒鉛鋳鉄のHv370の場合には歯部の衝撃強度は問題
がなかったが、摩耗は中程度であった。球状黒鉛鋳鉄の
硬度がHv510の場合には歯のカケが発生した。
【0040】この表1に従えば、歯部の衝撃強度のみに
着目すると、球状黒鉛鋳鉄の硬度はHv250〜450
程度が好ましいといえる。しかし球状黒鉛鋳鉄のみで
は、歯部6の衝撃強度は確保されるものの、歯面におけ
る耐摩耗性が充分ではない。そこで、前記した輪郭硬質
被覆体4となる焼入処理が容易なバンド72が必要とな
る。 この試験ではバンド72を用いる。そして球状黒鉛鋳
鉄の硬度とバンド72の硬度とを変更し、それぞれの硬
度と強度特性を試験した。バンド72の硬度は、焼入処
理後の焼き戻し程度を変更することにより調整した。
【0041】試験結果を表2に示す。表2に示す様に、
球状黒鉛鋳鉄の硬度がHv170、バンド72の硬度が
Hv750のときには、歯面における摩耗は実質的にな
かったが、球状黒鉛鋳鉄が軟らかいので凹み、その部分
におけるバンド72に亀裂が発生した。また球状黒鉛鋳
鉄の硬度がHv240、バンド72の硬度がHv450
のときには、バンド72にキズ摩耗が少々発生したもの
の、評価は○であった。球状黒鉛鋳鉄の硬度がHv25
0、バンド72の硬度がHv500のときには、問題は
なく、評価は○であった。球状黒鉛鋳鉄の硬度がHv4
50、バンド72の硬度がHv820のときには問題は
なく、評価は○であった。
【0042】しかし球状黒鉛鋳鉄の硬度がHv250で
あっても、バンド72の硬度がHv820のときには、
バンド72が硬すぎ、バンド72に割れが発生し、評価
は×であった。この表2に従えば、本実施例に係るフラ
イホイールギヤにおいては、球状黒鉛鋳鉄の硬度はHv
250〜450程度が好ましく、バンド72の硬度はH
v500〜800程度が好ましいといえる。 バンド72の加熱温度とバンド72の内径とを変更
し、バンド72の焼き嵌め性を試験した。この場合に
は、被転造部74の外径は、常温領域で271.5m
m、加熱後で274.1mmとなる。加熱した後のバン
ド72の内径は、常温域の被転造部74の外径よりも
1.0mm大きくなる様に設定した。
【0043】この試験の結果を表3に示す。表3に示す
様に、バンド72の加熱温度が500°Cのときには球
状黒鉛鋳鉄とバンド72との境界における隙間は大き
く、バンド72が離脱するおそれがあった。バンド72
の加熱温度が800°Cで、バンド72内径が269.
5mmのときには、球状黒鉛鋳鉄とバンド72との境界
における隙間は小さいかゼロであった。バンド72の加
熱温度が900°C、1000°Cのときにも、隙間は
小さいかゼロであった。この様に球状黒鉛鋳鉄とバンド
72との境界における隙間を小さくするかゼロの場合に
は、バンド72には適切な張力が作用し易いので、転造
工程時におけるバンド72の脱落防止に有利である。こ
の試験結果により本実施例に係るフライホイールギヤに
おいては、バンド72の加熱温度は800〜1000°
Cが好ましいといえる。 次にバンド72の厚みを調べる試験を行った。その試
験結果を表4に示す。表4に示す様にバンド72の厚み
が0.1mmよりも小さい場合には、バンド72が薄過
ぎ、熱間転造の際にバンド72が破断した。バンド72
の厚みが0.1〜0.8mmの場合には、転造中におい
てもバンド72は良好に保持されていた。バンド72の
厚みが0.8mmを越える場合には、バンド72と基部
2との間に隙間が発生することが確認された。転造時に
転造ダイス87と基部2との間でバンド72が大きく圧
延され、バンド72が周方向に大きく伸びるためであ
る。
【0044】この表4に従えば、本実施例に係るフライ
ホイールギヤにおいては、バンド72の厚みは0.1〜
0.8mmが適切であると言える。 更に、バンド72の幅寸法をα1とし、一対の当板8
4の間隔寸法W2(図13参照)を13mmとしたと
き、α1とW2との関係、つまり延設部28の幅寸法L
3(図3参照)の大きさの関係を評価した。α1が7m
mのときには延設部28の幅寸法L3は3.0mmとな
り、α1が8mmのときには延設部28の幅寸法L3は
2.5mmとなり、α1が10mmのときには延設部2
8の幅寸法L3は1.5mmとなり、α1が11mmの
ときには延設部28の幅寸法L3は1.0mmとなる。
α1が7mm、8mmのときには延設部28における摩
耗が顕著であった。α1が9mm、10mm、11mm
のときには延設部28の摩耗は実用上問題はなかった。
このことから本実施例に係るフライホイールギヤによれ
ば、延設部28の幅寸法L3は2.0〜1.0mm程度
が良いといえる。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】 (他の例)図14は他の例を示す。この例では、歯幅方
向つまり矢印B1方向における輪郭硬質被覆体4の両端
には、奥部に向かうにつれて幅が広くなる様な傾斜面4
rが形成されている。この例では傾斜面4rと延設部2
8との係合性が増加し、矢印B1方向における輪郭硬質
被覆体4の離脱防止に一層有利である。
【0049】上記した例では内燃機関に装備されるフラ
イホイールギヤの歯車部分に適用しているが、これに限
らず、他の形態の歯車でも良い。上記した例では、外歯
をもつ歯車に適用しているが、これに限らず内歯方式の
歯車、ラック等に適用することもできる。上記した例で
は基部2は球状黒鉛鋳鉄としているが、これに限定され
ず、片状黒鉛鋳鉄(例えばFC20〜FC30)や可鍛
鋳鉄、合金鋳鉄等の他の種の鋳鉄でも良く、或いは、他
の金属例えば炭素鋼や合金鋼、アルミ系でも良い。
【0050】上記したバンド72は周方向に一周するリ
ング形態であるが、場合によっては、切欠を備えたC形
状のバンドを用いても良い。上記した例ではバンド72
の厚み方向における略全域を焼入処理することにしてい
るが、これに限らず、誘導加熱の際の周波数を更に高周
波とし、バンド72のうち、厚み方向における最表層の
みを焼入処理することにしても良い。
【0051】その他、本発明は上記しかつ図面に示した
実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しな
い範囲内で必要に応じて適宜選択できるものである。 (付記)上記した実施例から次の技術的思想も把握でき
る。 輪郭硬質被覆体は歯部の輪郭焼入層を構成するか、輪
郭焼入層の主体を構成する請求項1、2に記載の歯車。 輪郭硬質被覆体は非孔質である請求項1、2に記載の
歯車。 円盤体(例えば鋳鉄製)の外周面及び内周面の一方
に、焼入可能な材質で形成したバンドを沿わせる工程
と、転造型の成形歯部をバンドに押しつけて円盤体と共
に転造し、これにより歯状突部と歯状突部の輪郭に沿う
輪郭硬質被覆体とからなる歯部を創成する転造工程と、
創成した歯部付近の輪郭領域を高周波誘導加熱する工程
と、誘導加熱した輪郭領域と冷却媒体とを接触させて焼
入し、輪郭焼入層を形成する工程とを順に実施すること
を特徴とする歯車及びその製造方法。 バンドの厚みは、輪郭焼入層の厚みと相応する様に設
定されていることを特徴とする歯車及びその製造方法。
【0052】
【発明の効果】請求項1に係る歯車によれば、歯部は、
基部の歯状突部と、歯状突部の輪郭にそって被覆された
輪郭硬質被覆体とで構成されており、互いに背向する一
対の輪郭硬質被覆体間には基部の歯状突部が位置してい
る。そのため噛合方向における輪郭硬質被覆体の変位に
対して、基部の歯状突部は障壁として機能する。従っ
て、噛合方向における歯状突部と輪郭硬質被覆体との係
合性は確保される。よって噛合方向における輪郭硬質被
覆体の離脱は抑制される。そのため長期にわたり輪郭硬
質被覆体の離脱を防止できる。
【0053】請求項1に係る歯車によれば、輪郭硬質被
覆体は、基部よりも硬質の材質で形成されているので、
歯表出面の耐摩耗性の確保に有利である。勿論、歯部の
内部は基部と同じ材質の歯状突部で形成されているの
で、歯部の耐衝撃性の確保にも有利である。請求項2に
係る歯車によれば、歯部の歯幅方向において輪郭硬質被
覆体の両端には、基部と一体的な延設部が配置されてい
るため、歯部の歯幅方向においても、基部の歯状突部と
輪郭硬質被覆体との係合性は確保され、歯幅方向におけ
る輪郭硬質被覆体の離脱は抑制される。そのため長期に
わたり輪郭硬質被覆体の離脱を一層防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯車の歯部付近の要部を示す斜視図である。
【図2】歯車の歯部付近の要部を示す断面図である。
【図3】歯幅方向にそって切断した断面図である。
【図4】機械加工後のフライホイールギヤの正面図であ
る。
【図5】円盤体とバンドとを示す断面図である。
【図6】バンドをバンドガイド治具に配置した状態を示
す断面図である。
【図7】バンドガイド治具に配置したバンドを誘導加熱
している状態を示す断面図である。
【図8】誘導加熱したバンドをバンドガイド治具に沿っ
て移動させている状態を示す断面図である。
【図9】誘導加熱したバンドを円盤体の被転造部に被着
した状態を示す断面図である。
【図10】円盤体の被転造部に被着したバンドを熱間転
造している状態を示す断面図である。
【図11】円盤体の被転造部に当板を宛てがっている状
態を示す構成図である。
【図12】円盤体の被転造部に被着したバンドを熱間転
造している状態を示す構成図である。
【図13】転造前後を示す主要部の構成図である。
【図14】他の例に係り、歯幅方向にそって切断した断
面図である。
【図15】従来技術に係り、リング体を板体のフランジ
に被着した状態を示す断面図である。
【図16】従来技術に係り、板体のフランジに被着した
リング体を転造している状態を示す構成図である。
【符号の説明】
図中、1は歯車、2は基部、28は延設部、3は歯状突
部、4は輪郭硬質被覆体、40は歯面、6は歯部、70
は円盤体、72はバンド、74は被転造部を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】噛合方向にそって並設された多数個の歯状
    突部を備えた基部と、 該基部の該歯状突部の輪郭に沿う形状をなして少なくと
    も互いに背向する様に該歯状突部に被覆され、該基部よ
    りも硬質の材質で形成された輪郭硬質被覆体とで構成さ
    れており、 該基部の歯状突部と該輪郭硬質被覆体とで歯部を形成
    し、 互いに背向する一対の該輪郭硬質被覆体の間に該基部の
    歯状突部を位置させたことを特徴とする歯車。
  2. 【請求項2】歯部の歯幅方向において輪郭硬質被覆体の
    両端には、基部と一体的な延設部が配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の歯車。
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