JPH0817050B2 - 散光式警告灯 - Google Patents

散光式警告灯

Info

Publication number
JPH0817050B2
JPH0817050B2 JP1149455A JP14945589A JPH0817050B2 JP H0817050 B2 JPH0817050 B2 JP H0817050B2 JP 1149455 A JP1149455 A JP 1149455A JP 14945589 A JP14945589 A JP 14945589A JP H0817050 B2 JPH0817050 B2 JP H0817050B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base plate
lamp unit
side wall
reflector
diffused
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1149455A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0317903A (ja
Inventor
茂行 曽我
東壱 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1149455A priority Critical patent/JPH0817050B2/ja
Publication of JPH0317903A publication Critical patent/JPH0317903A/ja
Publication of JPH0817050B2 publication Critical patent/JPH0817050B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はパトロールカー、救急車等の緊急車輛の屋根
上に設置され、緊急事態発生時に光を閃光状に照射する
散光式警告灯に関する。
[従来の技術] パトロールカー等の屋根上に設置されるこの種の散光
式警告灯は、赤色または黄色等に着色されたグローブ内
にハロゲンバルブ等の白色光源とリフレクタを配置し、
このリフレクタを緊急事態発生時に駆動モータによって
前記光源の周りを回転させることで光源から出た光を閃
光状に照射するように構成されている。
この種の散光式警告灯として灯体ユニットを保護する
グローブをカップ状(円筒状)に形成し、その中心軸線
を鉛直にして屋根上に設置したものがある。しかし、こ
のような構造では、背が高く、走行時の空気抵抗が大き
くなること、および光源が1つであるため視認性の向上
を望むことが難しい。そこで、近年においては断面楕円
形で棒状を呈する横長扁平なグローブを車幅方向に設置
する構造とし、散光式警告灯の高さを低く抑えるととも
に複数個の光源の組み込みを可能にし視認性を向上させ
たものが広く使用されるようになってきた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した公報に開示されている従来の
扁平型散光式警告灯はいずれも第13図に示すように軸方
向に分割形成された複数個の短筒状グローブY1、Y2、Y3
を通しボルトTによって一連に連設して一体化すること
で1つのグローブYとしているため、グローブYの組立
作業が面倒で時間がかかり、またグローブY自体の部品
点数のみならずボルトT、シール部材等の付属部品も増
加し、製造コストの増加を招くと云った問題があった。
その上、外観が悪く、保守、点検、光源の交換時等にお
いてグローブYを外すと、グローブYがバラバラにな
り、組み直す必要があると云った問題もあった。
したがって、本発明は上述したような従来の問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
グローブの一体形成によってグローブ自体の部品点数さ
らにはその取付けのための付属部品を大幅に削減でき、
また防水性に優れ、警告灯の組立、保守、点検、部品交
換作業等を迅速に行い得るようにした散光式警告灯を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、上面にスピーカ
とこのスピーカの両側に位置して散光式灯体ユニットが
設置されるベースプレートと、このベースプレート上に
立設され前記スピーカと前記散光式灯体ユニットを仕切
る左右一対の側壁板と、前記スピーカを覆うカバーと、
前記側壁板と対向する内側端と下面中央部が開放する楕
円形の筒状体に形成され前記散光式灯体ユニットを覆う
左右一対のグローブとを備え、前記ベースプレートの左
右両端にグローブ固定部を設け、前後端に下方および側
方に開放する収納溝を形成する固定部を設け、前記側壁
板の周縁部に嵌合溝を設け、前記グローブの下面側開口
部の前後端縁に前記ベースプレートの収納溝に側方から
嵌挿され上方への抜けを防止される係合部を設け、前記
収納溝にシール部材を側方から嵌着し、内側端開口部を
前記側壁板の嵌合溝に嵌合し、外側端を前記ベースプレ
ートのグローブ固定部に固定したものである。
[作用] 本発明において、グローブは内側端と下面中央部が開
放する楕円形の筒状体に形成され、内側端開口部が側壁
板の嵌合溝に嵌合され、外側端下部に設けた固定部がベ
ースプレートの側端に設けたグローブ固定部に固定さ
れ、ベースプレート上の散光式灯体ユニットを保護す
る。また、グローブの下面開口部に形成された係合部
は、固定部によって形成された収納溝に嵌着され、上方
への抜けを防止される。シール部材は収納溝をシールす
る。
[実施例] 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳に説明
する。
第1図は第6図のA部の拡大断面図、第2図は第6図
のB部の拡大断面図、第3図はグローブ固定部の分解斜
視図、第4図は第10図のC部の拡大断面図、第5図は本
発明に係る散光式警告灯の一実施例を示す一部を分解し
て示す概略透視図、第6図は同じく警告灯の一部を破断
して示す正面図、第7図は同じく警告灯の一部を破断し
て示す平面図、第8図は第7図のVIII-VIII線断面図、
第9図は第7図のIX-IX線断面図、第10図は第7図のX-X
線拡大断面図、第11図は警告灯の右側面図、第12図は散
光式灯体ユニットの斜視図である。
第5図〜第11図において、全体を符号1で示す散光式
警告灯は車輌の屋根上に一対の取付脚2Aを介して設置さ
れるベースプレート2を備えている。このベースプレー
ト2はA1等の金属製で、車幅方向(第5図矢印D方向)
に長く延在し、その両端部下面に前記取付脚2Aがそれぞ
れボルト3A(第10図)によって強固に固定されている。
そして前記取付脚2Aは車体の屋根に同じくボルト3Bによ
って強固に固定される。
前記ベースプレート2の上面中央部分は、2つのスピ
ーカ4(4a,4b)がブラケット6を介して車幅方向に並
列配置されることによりスピーカ取付け部Eを形成して
おり、その両側には楕円の長軸が車体の前後方向(第5
図矢印F方向)に延びる楕円形の側壁板5(5a,5b)が
互いに対向するように立設されている。前記一対のスピ
ーカ4a、4bは互いに発声方向の向きが車体前後方向に対
して反対になるように配設され、これらのスピーカ4a、
4bを前記一対の側壁板5(5a、5b)間に取り付けたカバ
ー7によって保護している。
カバー7は、側面視が前記側壁板5と略同形で下面中
央部が開放する楕円状筒体に形成されるもので、上面中
央部にて前後に分割されることにより、側面視略J字状
に湾曲形成された前後一対のカバー片7a、7bによって構
成されている。各カバー片7a、7bは、多数の長孔状放音
孔8を千鳥状に形成された湾曲部の内側面が互いに対向
するよう前後逆向きにされて上端を重ね合わされ、この
重なり合った上端部分9a(第5図)が前記側壁板5a、5b
の上端面間に横設された梁部材10(第8図)にビス11に
よって共締め固定され、両側端縁9bが前記各側壁板5a、
5bに螺子止め固定され、下端9cが前記ベースプレート2
に同じく螺子止め固定されている。
前記ベースプレート2の両側部、すなわち前記スピー
カ取付け部Eの両側はそれぞれ灯体ユニット取付け部G
を構成するもので、この灯体ユニット取付け部Gには後
述する2つの散光式灯体ユニット12(12A、12B)が2次
反射板13を挟んでその両側に配設されている。
2次反射板13は金属板の折り曲げ加工によって第7図
に示すように中央部が車体外側に向かって平面視で凸と
なるよう山形に形成され、外側面がA1等を真空蒸着する
ことによって反射面14を形成している。この2次反射板
13は前記ベースプレート2上にL字状に形成されたブラ
ケット15を介して立設されている。したがって、外側に
ある発光体としてのバルブ21を点灯すると、その光は2
次反射板13の反射面14に当たって反射し、車体の斜め前
方および斜め後方を照射する。また前記ベースプレート
2上には前記2次反射板13の内側面(無反射面)14Aに
対応して交換用のスペアバルブ16がホルダー17を介して
配設されている。
前記散光式灯体ユニット12の詳細な構成を第5図〜第
7図、第10図および第12図に基づいて説明する。この散
光式灯体ユニット12は、前記ベースプレート2上に止め
ねじ18によって固定されたリフレクタ取付台19(第10
図)と、このリフレクタ取付台19上に配設されたリフレ
クタ20と、リフレクタ20の回転中心に配設されたハロゲ
ンバルブ等の光源21と、リフレクタ20を回転させる駆動
モータ22等で概ね構成されている。
リフレクタ20は透明もしくは透光性を有する合成樹脂
によって一体に形成されるもので、プーリ25と、プーリ
25の上面に設けられたリフレクタ本体26およびプーリ25
の下面中央に突設された円筒部27とで構成され、円筒部
27が垂直な支軸28によって回転自在に軸支されている。
前記支軸28は円筒状に形成され、前記リフレクタ取付台
19上に立設されている。
前記プーリ25の外周面中央には環状溝30が全周にわた
って設けられており、この環状溝30には摩擦係数が大で
耐摩耗性に富んだゴム等からなる摩擦リング31が嵌着さ
れている。
前記駆動モータ22は前記リフレクタ取付台19に出力軸
33を上に向けて配設され、この出力軸33は第12図に示す
ように前記プーリ25の摩擦リング31の周面に圧接されて
いる。したがって、駆動モータ22を運転席からのスイッ
チング操作により駆動すると、出力軸33の回転が前記摩
擦リング31を介してプーリ25に伝達され、リフレクタ20
を一定速度で回転させる。
前記リフレクタ20のリフレクタ本体26は、第10図、第
12図に示すように内面が回転放物面を形成し、正面の開
口形状が横長楕円形をした2つの反射鏡34A、34Bを互い
に背中合わせに結合したような形状に形成されている。
各反射鏡34A、34Bはその後頂部が回転放物面状内面の焦
点Oを含む光軸と直交する垂直面にて切除され、それに
よって形成された開口端縁aを互いに突き合わせ接合さ
れることにより、前記焦点Oが共通の焦点とされる。そ
して、各反射鏡34A、34Bの内面はA1等を真空蒸着される
ことにより回転放物面状反射面36を形成している。この
場合、前記プーリ25の上面もA1等を真空蒸着されること
によって反射面を形成している。前記反射鏡34A、34Bの
後頂部の切除突き合わせによってリフレクタ本体26の内
部中央に形成された中央開口部分37は、前記光源21が配
置されることにより光源配置部を形成しており、その下
端部には挿通孔38が連設されている。
前記光源21は前記支軸28上に立設された光源支持部材
39によって支持され、前記挿通孔38を通り前記光源配置
部37に位置されており、そのフィラメント21aが前記焦
点Oに位置されている。したがって、フィラメント21a
から出射し、各反射鏡34A、34Bの回転放物面状反射面36
に当たって反射した反射光Lは、リフレクタ本体26の光
軸と平行な平行光束として照射される。
ここで、前記各灯体ユニット取付け部Gに設置される
2つの散光式灯体ユニット12A、12Bのうち前記2次反射
板13の外側に位置する散光式灯体ユニット12Bは、停止
状態において光源21からの光を車体前後方向に照射する
だけではなく、車体外側方にも照射し得るように形成さ
れることにより、前記2次反射板13の内側に位置する散
光式灯体ユニット12Aと一部構成を異にしている。
すなわち、第12図に適切に示すように外側の散光式灯
体ユニット12Bのリフレクタ本体26は、その両側壁のう
ち停止状態において車体外側方向を指向する外側壁(内
側の散光式灯体ユニット12A側とは反対側の側壁)40の
前記光源21に対応する中央箇所に側面視円形の透光部41
が形成されている。このような透光部41の形成は、リフ
レクタ20が透明または透光性を有する合成樹脂で形成さ
れたものであれば、リフレクタ本体26の内面に反射面36
の形成のためA1を真空蒸着する際にマスキングを施して
おくことによって簡単に形成することができる。さらに
前記透光部41の外側面には、多数の小さな魚眼レンズも
しくは凸レンズからなる拡散レンズ42が一体にかつ密集
して形成されている。一方、内側の散光式灯体ユニット
12Aのリフレクタ本体26はこのような透光部41および拡
散レンズ42を有さず、この点において両散光式灯体ユニ
ット12A、12Bの構成を異にするものである。
前記ベースプレート2の両側部にそれぞれ設けられた
各灯体ユニット取付け部Gは、赤色もしくは黄色に着色
された透光性を有する合成樹脂製のグローブ47(第5図
〜第7図、第10図)によって覆われ、前記散光式灯体ユ
ニット12、2次反射板13、バルブ16等を保護している。
前記グローブ47は一体成形されるもので、側面形状が
前記側壁板5と略同形の楕円筒状体からなり下面中央部
が全長に亙って開放するグローブ本体47Aと、グローブ
本体47Aの外側端を閉塞する側板47Bとで構成され、グロ
ーブ本体47Aの内側開口端48が前記側壁板5の外側面周
縁部に設けた嵌合溝49(第1図)に側方よりガスケット
50を介して嵌め込まれ、側板47Bの下端に一体に突設し
た固定部52(第2図)が前記ベースプレート2の側端に
設けたグローブ固定部53(第2図、第3図)にねじ止め
固定されている。
前記固定部52は、前記側板47Bの外側面より内側に適
宜寸法引っ込んで形成され、断面形状がE字形を呈する
ことにより、垂直片54と、垂直片54の内側面に上下方向
に適宜距離離間して突設された3つの水平片55、56、57
とを一体に有している。垂直片54にはねじ取付孔59が形
成されている。上2つの水平片55、56は同一長さで、下
側の水平片57より短く形成されている。前記グローブ固
定部53は、ベースプレート2の側端部上面に配設された
L字状のブラケット61で構成され、このブラケット61の
水平基部61aは前記ベースプレート2の側端部上面に設
けたブラケット収納部64に挿入され、かつ止めねじ65に
よってベースプレート2に固定されている。ブラケット
61の垂直片61bはねじ孔66を有してベースプレート2の
上方に延在し、その外側面に前記固定部52の上2つの水
平片55、56の先端面が当接されている。そして、前記固
定部52は止めねじ68を前記ねじ取付孔59より前記ねじ孔
66にねじ込むことにより前記ブラケット61に固定され
る。
この場合、固定部52の水平片57はベースプレート2の
側端部下面に当接され、この水平片57と前記止めねじ68
によりグローブ47を位置決めし、上下方向のがたつきを
防止している。また、前記固定部52の表面には銘板69
(第2図、第11図)が前記止めねじ68によって固定され
ている。そして、前記止めねじ68には抜け止め用のワッ
シャ70が螺着されている。
前記グローブ47の下面開口部71は第4図に示すように
前記ベースプレート2の前後端に設けた固定部72に嵌合
されている。前記グローブ47の下面開口部71には上方に
向かって折曲形成されたL字状の係合部73が前記固定部
72に対応してグローブ47の全長に亙って一体に形成され
ている。前記固定部72は、前記ベースプレート2の前後
端部に一体に突設されL字状の収納溝75を形成する一対
の突状体76、77で構成されている。これらの突状体76、
77は灯体ユニット取付部Gの全長にわたって一体に突設
され、前記収納溝75の内側端は前記側壁板5によって閉
塞され、外側端は開放している。突状体76は突状体77よ
り外側に位置して略垂直に突設されている。突状体77は
略逆L字状に折曲形成されることにより、前記突状体76
と平行に対向する垂直部77Aと、垂直部77Aの上端に連設
され前記突状体76の上方に延在する水平部77Bとで構成
されており、この水平部77Bの先端は下方に折曲され、
前記係合部73の抜けを防止する係止部77aを構成してい
る。前記突状体76にはコ字状に形成されたシール部材80
が嵌着されており、このシール部材80の上面と前記水平
部77Bの間に前記係合部73の水平部73Aが挿入され、係合
部73の垂直部73Bが前記シール部材80の外側面に接触し
ている。前記シール部材80の表面には複数条の水切山82
がシール部材80の長手方向に突設されており、これらの
水切山82を前記係合部73の外側面および突状体77の垂直
部77Aの外側面に圧接することにより、グローブ47の下
端開口部の防水を図っている。
前記グローブ47をベースプレート2に対して取付るに
は、あらかじめシール部材80を突状体76にベースプレー
ト2の側端側から嵌着して収納溝75に挿入しておき、し
かる後固定部73の水平部73Aを、前記シール部材80と、
突状体77の水平部77Bとの間にベースプレート2の側方
より側壁板5に当接するまで挿入してグローブ47の内側
開口部48を側板5の嵌合溝49(第1図)にはめ込み、こ
の状態で、グローブ47の固定部52をベースプレート2の
グローブ固定部53に止めねじ68によって固定すればよ
い。
なお、シール部材80およびグローブ47の取付を容易に
するため前記突状体77を弾性変形自在に形成しておくと
よい。
また、グローブ47は内側端が外側端より若干高く、上
面が外側端に向うにじたがって徐々に低くなるように傾
斜している。
前記側壁板5の周縁には第1図に示すようにカバー7
の側端部を支持するカバー支持部90が一体に延設されて
いる。カバー支持部90は適宜な曲率をもって内側に湾曲
形成されることにより、上面が側壁板5の上面91より一
段高く設定され、これによって前記スピーカ4の取付空
間を大きくすると共に空気の流れを滑らかにし、空気抵
抗を少なくしている。また、デザイン上からも湾曲させ
ることが望ましい。そして、カバー支持部90の先端部表
面には前記カバー7の側端部を受け止める凹部92が全周
に亙って形成されている。
第7図において、100は側壁板5をベースプレート2
に固定する止めねじ、101はリフレクタ20の回転位置を
検出するリミットスイッチ、リレー等からなる回転位置
検出手段、矢印102は車体前方である。
このような構成からなる散光式警告灯1において、緊
急時にスイッチ操作により光源21を点灯し、駆動モータ
22を駆動すると、出力軸33の回転が摩擦リング31を介し
てリフレクタ20のプーリ25に伝達されるため、リフレク
タ20は一定速度で回転する。したがって、リフレクタ本
体26は光源21の周りを所定回転数(例えば160r.p.m.)
で回転し、これによって回転放物面状反射面36によって
反射された光源21からの光Lを回転照射し、これを車体
外部の一点から見ると閃光として観察される。
この場合、4つの散光式灯体ユニット12の内、運転席
側、すなわちスピーカ取付け部Eの左側に位置している
第3図左方の2つの散光式灯体ユニット12のリフレクタ
20は時計方向に回転し、これとは反対側である助手席側
2つの散光式灯体ユニット12のリフレクタ20は反時計方
向に回転する。
次に、停車時、緊急時以外の走行時等において駆動モ
ータ22のスイッチを切り全てのリフレクタ20を停止させ
ると共に光源21を点滅状態に切り替える。点滅回数は1
分間に85回程度で、この点滅状態を通称ハザード点灯と
呼んでいる。各散光式灯体ユニット12のリフレクタ20は
駆動モータ22が停止すると、光軸を車体前後方向に向け
て停止する。また、特に外側2つの散光式灯体ユニット
12Bは、回転位置検出手段101を使ってリフレクタ20の回
転位置を検出し、駆動モータ22の停止時期を制御するこ
とで、透光部41(第12図)を車体外側に向けて停止され
るように構成されている。
このようなリフレクタ20の停止状態において、内側の
散光式灯体ユニット12A内に設置されている光源21の光
は回転放物面状反射面36に当たって反射し、光軸と平行
な平行光束となり車体前後方向を照射する。したがっ
て、車体前後方向からのみ前記光源21の点滅状態が視認
される。一方、外側の散光式灯体ユニット12Bに関して
云えば、リフレクタ本体26の外側壁40に透光部41を設け
ているので、リフレクタ20内に設置されている光源21の
光Lは第12図に示すように車体前後方向を照射すると同
時に前記透光部41を透過して車体の側放を照射する。こ
の結果、外側の散光式灯体ユニット12B内の光源21の点
滅状態は車体前後方向のみならず車体側方からも良好に
視認されることとなる。また、前記透光部41に拡散レン
ズ42を設けておくと、光源21からの光を集光拡散するた
め、前記透光部41がキラキラ輝き、光源点滅の視認性を
より一層向上させることができる。
この場合、上記実施例は停車時等において4灯全ての
光源21を点滅させるようにしたが、これに限らず内側2
つの散光式灯体ユニット12Aのリフレクタ20を回転させ
てその光源21の光を回転点灯させ、外側2つの散光式灯
体ユニット12Bのリフレクタ20を停止させてその光源21
を点滅させるようにしてもよい。
かくして上記構成からなる散光式警告灯1によれば、
各灯体ユニット取付け部Gを一体形成された1つのグロ
ーブ47によって覆い、散光式灯体ユニット12を保護する
ようにしたので、グローブ47自体の構成が簡単で、最少
部品点数とすることができ、しかもグローブ47の内側開
口端48を側壁板5の嵌合溝49に嵌め込み、外側端下部に
突設した固定部52をベースプレート2の側端部に設けた
グローブ固定部53にねじ止め固定するようにしているの
で、グローブ47の取付作業、光源21の交換作業等も簡単
かつ容易で、迅速に行うことができる。また、グローブ
47の下面中央部を開放させ、散光式灯体ユニット12をベ
ースプレート2上に直接設置するようにしているので、
グローブ47に対して負荷重量となることもない。また、
グローブ47が1つであれば、シールを必要とする箇所が
少なく、防水の信頼性を向上させることができる。
なお、上記実施例は4灯構成の散光式警告灯1に適用
した例を示したが、2灯タイプ、6灯タイプ等にも実施
し得ることは勿論である。
また、上記実施例はリフレクタ20が回転するリフレク
タ回転型の散光式灯体ユニット12A、12Bのみをベースプ
レート2の灯体ユニット取付け部G上に設置した場合を
示したが、本発明はこれに限らず、リフレクタが回転せ
ず、光源を点滅させるようにしたリフレクタ固定型の散
光式灯体ユニットと上記リフレクタ回転型の灯体ユニッ
ト12A、12Bとを必要に応じて併用してもよい。
また、上記実施例は外側の灯体ユニット12Bのリフレ
クタ20の外側壁40にのみ透光部41を設けたが、実害がな
いので内側壁にも設けておいてよいことは勿論である。
その場合は、灯体ユニット12の方向性が無く、組立作業
を容易にする。また、透光部41は外側壁40に形成された
開口であってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係る散光式警告灯は、ベ
ースプレート上に配設され散光式灯体ユニットを保護す
るグローブを、内側端と下面中央部が開放する楕円筒形
に形成して、内側開口端を前記ベースプレート上に立設
した側壁板の嵌合溝に嵌め込み、外側端下部に設けた固
定部をベースプレートのグローブ固定部にねじ止め固定
するようにしたので、従来の分割形成された複数個の短
筒状グローブを一体的に結合してなるグローブと比較し
てグローブ自体の構成が簡単で、製作、組立作業を容易
にし、また部品点数および製造コストの低減を図ること
ができ、しかも一体化するための通しボルト等を必要と
しないため外観もすっきりする。また、グローブの係合
部を収納溝に嵌合しているので、グローブが外れること
がなく、さらに収納溝をシール部材によってシールする
ようにしたので、防水性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第6図のA部の拡大断面図、第2図は第6図の
B部の拡大断面図、第3図はグローブ固定部の分解斜視
図、第4図は第10図のC部の拡大断面図、第5図は本発
明に係る散光式警告灯の一実施例を示す一部を分解して
示す概略透視図、第6図は同じく警告灯の一部を破断し
て示す正面図、第7図は同じく警告灯の一部を破断して
示す平面図、第8図は第7図のVIII-VIII線断面図、第
9図は第7図のIX-IX線断面図、第10図は第7図のX-X線
拡大断面図、第11図は警告灯の右側面図、第12図は散光
式灯体ユニットの斜視図、第13図は従来の散光式警告灯
の外観斜視図である。 1……散光式警告灯、2……ベースプレート、4……ス
ピーカ、5、5a、5b……側壁板、12、12A、12B……散光
式灯体ユニット、20……リフレクタ、21……光源、22…
…駆動モータ、36……回転放物面状反射面、47……グロ
ーブ、48……内側端開口部、49……嵌合溝、52……固定
部、53……グローブ固定部、E……スピーカ取付け部、
G……灯体ユニット取付け部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面にスピーカとこのスピーカの両側に位
    置して散光式灯体ユニットが設置されるベースプレート
    と、このベースプレート上に立設され前記スピーカと前
    記散光式灯体ユニットを仕切る左右一対の側壁板と、前
    記スピーカを覆うカバーと、前記側壁板と対向する内側
    端と下面中央部が開放する楕円形の筒状体に形成され前
    記散光式灯体ユニットを覆う左右一対のグローブとを備
    え、前記ベースプレートの左右両端にグローブ固定部を
    設け、前後端に下方および側方に開放する収納溝を形成
    する固定部を設け、前記側壁板の周縁部に嵌合溝を設
    け、前記グローブの下面側開口部の前後端縁に前記ベー
    スプレートの収納溝に側方から嵌挿され上方への抜けを
    防止される係合部を設け、前記収納溝にシール部材を側
    方から嵌着し、内側端開口部を前記側壁板の嵌合溝に嵌
    合し、外側端を前記ベースプレートのグローブ固定部に
    固定したことを特徴とする散光式警告灯。
JP1149455A 1989-06-14 1989-06-14 散光式警告灯 Expired - Lifetime JPH0817050B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1149455A JPH0817050B2 (ja) 1989-06-14 1989-06-14 散光式警告灯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1149455A JPH0817050B2 (ja) 1989-06-14 1989-06-14 散光式警告灯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0317903A JPH0317903A (ja) 1991-01-25
JPH0817050B2 true JPH0817050B2 (ja) 1996-02-21

Family

ID=15475497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1149455A Expired - Lifetime JPH0817050B2 (ja) 1989-06-14 1989-06-14 散光式警告灯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0817050B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6117905Y2 (ja) * 1980-09-19 1986-05-31
JPH0140095Y2 (ja) * 1985-05-18 1989-12-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0317903A (ja) 1991-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4920460A (en) Self-illuminated grill for motor vehicles
GB2337321A (en) Automobile headlamp comprising a floodlight lamp disposed above a reflector lamp
US20070258235A1 (en) Elliptical Reflector and Curved Lens System for a Portable Light
JP3020135B2 (ja) 自動車用前照灯
JP3154936B2 (ja) 車両用灯具
JPH0817050B2 (ja) 散光式警告灯
JP3331581B2 (ja) 車両用灯具
JP2003118479A (ja) 車両用ルームランプ
JPS6327371Y2 (ja)
JPH0537362Y2 (ja)
JPH0537363Y2 (ja)
JP4078441B2 (ja) 自動車用信号灯
JPH0883501A (ja) 車両用灯具
JPH0351041B2 (ja)
JP4221190B2 (ja) 照明器具
JPH02278606A (ja) 散光式警告灯
JPH0318285Y2 (ja)
JP2591962Y2 (ja) 車両用灯具
JP3331580B2 (ja) 車両用灯具
JPS6236161Y2 (ja)
JPH0545570Y2 (ja)
TWM407852U (en) Fog light and integrated lamp having fog light
KR0134245B1 (ko) 자동차용 엔진룸램프
JP2000149622A (ja) 車両用灯具
JP2528052Y2 (ja) 車輌用灯具