JPH0816987A - ナビゲーション装置及びナビゲーション方法 - Google Patents
ナビゲーション装置及びナビゲーション方法Info
- Publication number
- JPH0816987A JPH0816987A JP14271394A JP14271394A JPH0816987A JP H0816987 A JPH0816987 A JP H0816987A JP 14271394 A JP14271394 A JP 14271394A JP 14271394 A JP14271394 A JP 14271394A JP H0816987 A JPH0816987 A JP H0816987A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- traveling
- route
- destination
- current position
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Navigation (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 目的地までの複数の走行ルートから走行中の
時間帯における最短時間の走行ルートを選択するナビゲ
ーション装置及びナビゲーション方法を提供する。 【構成】 ナビゲーション装置の受信装置６は、衛星を
追尾して受信した衛星データＡを演算装置７に出力し、
演算装置７は衛星データＡを基に現在の位置、時刻等を
演算して、位置・時刻情報Ｂとして通過時間演算装置２
に出力する。通過時間演算装置２は、位置・時刻情報Ｂ
を基に複数の地点を結ぶ走行ルートのそれぞれについて
時間帯毎に通過時間を演算し、通過時間情報Ｃとして記
憶装置８に出力する。演算装置９は、入力装置３から位
置信号Ｆが入力されると、記憶装置８に記憶された通過
時間情報を基に、現在の時間帯に対応した現在位置から
目的地までの所要時間、走行距離を複数の走行ルート毎
に算出し、最短所要時間の走行ルートを選択してルート
情報Ｇを表示装置１１に表示する。
時間帯における最短時間の走行ルートを選択するナビゲ
ーション装置及びナビゲーション方法を提供する。 【構成】 ナビゲーション装置の受信装置６は、衛星を
追尾して受信した衛星データＡを演算装置７に出力し、
演算装置７は衛星データＡを基に現在の位置、時刻等を
演算して、位置・時刻情報Ｂとして通過時間演算装置２
に出力する。通過時間演算装置２は、位置・時刻情報Ｂ
を基に複数の地点を結ぶ走行ルートのそれぞれについて
時間帯毎に通過時間を演算し、通過時間情報Ｃとして記
憶装置８に出力する。演算装置９は、入力装置３から位
置信号Ｆが入力されると、記憶装置８に記憶された通過
時間情報を基に、現在の時間帯に対応した現在位置から
目的地までの所要時間、走行距離を複数の走行ルート毎
に算出し、最短所要時間の走行ルートを選択してルート
情報Ｇを表示装置１１に表示する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はナビゲーション装置及び
ナビゲーション方法、特に時間帯に応じて目的地に最短
時間で到達する走行ルートを選択するナビゲーション装
置及びナビゲーション方法に関する。
ナビゲーション方法、特に時間帯に応じて目的地に最短
時間で到達する走行ルートを選択するナビゲーション装
置及びナビゲーション方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】移動体等の自位置や速度を求める測位シ
ステムとしては、地上局の電波を利用したものや衛星の
電波を利用したもの等が知られている。その中で、特に
近年注目されているシステムとしては、ＧＰＳ（Global
Positioning System ）やＧＬＯＮＡＳＳ（Global Orb
iting Navigation Satellite System ）等があり、これ
らは測位衛星から送信された信号に基づき、受信装置を
搭載されている移動体（例えば自動車）の自位置を求め
るシステムである。
ステムとしては、地上局の電波を利用したものや衛星の
電波を利用したもの等が知られている。その中で、特に
近年注目されているシステムとしては、ＧＰＳ（Global
Positioning System ）やＧＬＯＮＡＳＳ（Global Orb
iting Navigation Satellite System ）等があり、これ
らは測位衛星から送信された信号に基づき、受信装置を
搭載されている移動体（例えば自動車）の自位置を求め
るシステムである。
【０００３】ナビゲーション装置は、ドライブ中の道先
案内の一助となる装置である。そのうち、ＧＰＳ等を利
用するものは、上記ＧＰＳ衛星やＧＬＯＮＡＳＳ衛星等
の人工衛星からの電波を受け、自位置や車両の進行方向
を計算し表示すると共に、地図上の目的地をデータ入力
することにより、自車に対する目的地の方向、目的地ま
での直線距離、進むべき方向を求めて表示する装置であ
る。
案内の一助となる装置である。そのうち、ＧＰＳ等を利
用するものは、上記ＧＰＳ衛星やＧＬＯＮＡＳＳ衛星等
の人工衛星からの電波を受け、自位置や車両の進行方向
を計算し表示すると共に、地図上の目的地をデータ入力
することにより、自車に対する目的地の方向、目的地ま
での直線距離、進むべき方向を求めて表示する装置であ
る。
【０００４】近年のナビゲーション装置は、上記機能に
加え、更に地図上の目的地がデータ入されると、予め記
憶されている現在位置から目的地までの複数の走行ルー
トについて、それぞれ走行距離を計算し、その中から最
短距離の走行ルートを選択して、走行距離の最も短い走
行ルートを目的地までの最短時間の走行ルートとして選
択表示する機能が付加されている。
加え、更に地図上の目的地がデータ入されると、予め記
憶されている現在位置から目的地までの複数の走行ルー
トについて、それぞれ走行距離を計算し、その中から最
短距離の走行ルートを選択して、走行距離の最も短い走
行ルートを目的地までの最短時間の走行ルートとして選
択表示する機能が付加されている。
【０００５】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、最短距
離の走行ルートが必ずしも最短時間の走行ルートとは限
らない。例えば、季節、曜日、一日の内の午前、午後又
は昼間、夜間等からなる時間帯によって、同じ道路でも
交通量、つまり込み具合が大きく変化する。このため、
同じ走行ルートでも時間帯によって目的地までの所要時
間が全く相違し、場合によっては複数の走行ルートの
内、最も走行距離が短い走行ルートが目的地までの最長
時間の走行ルートとなる可能性もあった。
離の走行ルートが必ずしも最短時間の走行ルートとは限
らない。例えば、季節、曜日、一日の内の午前、午後又
は昼間、夜間等からなる時間帯によって、同じ道路でも
交通量、つまり込み具合が大きく変化する。このため、
同じ走行ルートでも時間帯によって目的地までの所要時
間が全く相違し、場合によっては複数の走行ルートの
内、最も走行距離が短い走行ルートが目的地までの最長
時間の走行ルートとなる可能性もあった。
【０００６】すなわち、従来のナビゲーション装置で
は、常時最短時間の走行ルートを選択できるとは限らな
いという問題があった。
は、常時最短時間の走行ルートを選択できるとは限らな
いという問題があった。
【０００７】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は、目的地までの複数の走行ルートから走
行中の時間帯における最短時間の走行ルートを選択する
ナビゲーション装置及びナビゲーション方法を提供する
ことである。
り、その目的は、目的地までの複数の走行ルートから走
行中の時間帯における最短時間の走行ルートを選択する
ナビゲーション装置及びナビゲーション方法を提供する
ことである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本発明のナビゲーション装置は、複数の地
点を結ぶ複数の走行ルートのそれぞれについて、各走行
ルートに属する複数の地点の所要時間に影響を与える交
通情報を時間帯毎に記憶する記憶手段と、目的地が設定
された時間帯について、前記記憶手段の情報を基に、現
在位置から目的地までの所要時間を複数の走行ルート毎
に求め、現在位置から目的地までの最短所要時間の走行
ルートを選択する最短ルート選択手段と、を有すること
を特徴とする。
するために、本発明のナビゲーション装置は、複数の地
点を結ぶ複数の走行ルートのそれぞれについて、各走行
ルートに属する複数の地点の所要時間に影響を与える交
通情報を時間帯毎に記憶する記憶手段と、目的地が設定
された時間帯について、前記記憶手段の情報を基に、現
在位置から目的地までの所要時間を複数の走行ルート毎
に求め、現在位置から目的地までの最短所要時間の走行
ルートを選択する最短ルート選択手段と、を有すること
を特徴とする。
【０００９】また、本発明のナビゲーション装置は、上
記交通情報が、前記走行ルートにおける通過時間又は交
通量であることを特徴とする。
記交通情報が、前記走行ルートにおける通過時間又は交
通量であることを特徴とする。
【００１０】本発明のナビゲーション装置は、更に、現
時点の走行速度で走行した時の通過時間をその走行して
いる走行ルートと時間帯とに関連付けて収集する収集手
段と、前記通過時間をその走行している走行ルートと時
間帯とに関連付けて記憶する経験記憶手段と、を有する
ことを特徴とする。
時点の走行速度で走行した時の通過時間をその走行して
いる走行ルートと時間帯とに関連付けて収集する収集手
段と、前記通過時間をその走行している走行ルートと時
間帯とに関連付けて記憶する経験記憶手段と、を有する
ことを特徴とする。
【００１１】また、本発明のナビゲーション装置は、更
に、前記ある地点間のある日時に対する所要時間、走行
距離、及び現在位置、自己の方位、速度、時刻、最短所
要時間の走行ルートの少なくとも１つを表示する表示手
段を有することを特徴とする。
に、前記ある地点間のある日時に対する所要時間、走行
距離、及び現在位置、自己の方位、速度、時刻、最短所
要時間の走行ルートの少なくとも１つを表示する表示手
段を有することを特徴とする。
【００１２】本発明のナビゲーション装置は、衛星から
送信された衛星データを受信して自己の位置、速度、時
刻を算出する演算手段を有することを特徴とする。
送信された衛星データを受信して自己の位置、速度、時
刻を算出する演算手段を有することを特徴とする。
【００１３】本発明のナビゲーション方法は、複数の地
点を結ぶ複数の走行ルートのそれぞれについて、各走行
ルートに属する複数の地点の所要時間に影響を与える交
通情報を時間帯毎に設定する交通情報設定と、目的地を
設定する目的地設定と、現在位置と時間帯を収集する現
在位置・時間帯収集と、現在位置から目的地に至る複数
の走行ルートを選択する走行ルート選択と、前記交通情
報に基づいて、現在位置から目的地までの所要時間を複
数の走行ルート毎に算出する所要時間算出と、各走行ル
ートにおける所要時間を比較し現在位置から目的地まで
の最短所要時間の走行ルートを選択する最短ルート選択
と、を有することを特徴とする。
点を結ぶ複数の走行ルートのそれぞれについて、各走行
ルートに属する複数の地点の所要時間に影響を与える交
通情報を時間帯毎に設定する交通情報設定と、目的地を
設定する目的地設定と、現在位置と時間帯を収集する現
在位置・時間帯収集と、現在位置から目的地に至る複数
の走行ルートを選択する走行ルート選択と、前記交通情
報に基づいて、現在位置から目的地までの所要時間を複
数の走行ルート毎に算出する所要時間算出と、各走行ル
ートにおける所要時間を比較し現在位置から目的地まで
の最短所要時間の走行ルートを選択する最短ルート選択
と、を有することを特徴とする。
【００１４】更に、本発明のナビゲーション方法は、複
数の地点を結ぶ複数の走行ルートのそれぞれについて、
現時点の走行速度で走行した時の通過時間をその走行の
時間帯と共に収集する通過時間収集と、前記通過時間の
それぞれに対応する走行ルートと時間帯とを交通情報と
して設定する交通情報設定と、目的地を設定する目的地
設定と、現在位置と時間帯を収集する現在位置・時間帯
収集と、現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを
選択する走行ルート選択と、前記交通情報に基づいて、
現在位置から目的地までの最短所要時間の走行ルートを
選択する最短ルート選択と、を有することを特徴とす
る。
数の地点を結ぶ複数の走行ルートのそれぞれについて、
現時点の走行速度で走行した時の通過時間をその走行の
時間帯と共に収集する通過時間収集と、前記通過時間の
それぞれに対応する走行ルートと時間帯とを交通情報と
して設定する交通情報設定と、目的地を設定する目的地
設定と、現在位置と時間帯を収集する現在位置・時間帯
収集と、現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを
選択する走行ルート選択と、前記交通情報に基づいて、
現在位置から目的地までの最短所要時間の走行ルートを
選択する最短ルート選択と、を有することを特徴とす
る。
【００１５】
【作用】以上のように構成された本発明のナビゲーショ
ン装置によれば、複数の地点を結ぶ複数の走行ルートの
それぞれについて、各走行ルートに属する複数の地点の
所要時間に影響を与える交通情報、例えば走行ルートに
おける通過時間又は交通量を時間帯毎に記憶する記憶手
段を有しているので、この記憶手段の情報を基に最短ル
ート選択手段において、目的地が設定された時間帯につ
いて、現在位置から目的地までの所要時間を複数の走行
ルート毎に求め、現在位置から目的地までの最短所要時
間の走行ルートを選択することができる。
ン装置によれば、複数の地点を結ぶ複数の走行ルートの
それぞれについて、各走行ルートに属する複数の地点の
所要時間に影響を与える交通情報、例えば走行ルートに
おける通過時間又は交通量を時間帯毎に記憶する記憶手
段を有しているので、この記憶手段の情報を基に最短ル
ート選択手段において、目的地が設定された時間帯につ
いて、現在位置から目的地までの所要時間を複数の走行
ルート毎に求め、現在位置から目的地までの最短所要時
間の走行ルートを選択することができる。
【００１６】また、本発明のナビゲーション装置は、現
時点の走行速度で走行した時の通過時間をその走行して
いる走行ルートと時間帯とに関連付けて収集する収集手
段と、前記通過時間をその走行している走行ルートと時
間帯とに関連付けて記憶する経験記憶手段とを有するの
で、走行中の走行ルートについて常時通過時間を収集記
憶することができる。従って、１つの走行ルートについ
て複数の時間帯の通過時間を収集記憶することができ、
この記憶情報を基に最短ルート選択を行えば、更に最短
時間の走行ルートの選択の精度を向上させることができ
る。また、仮に、ナビゲーション装置内に複数の地点間
の走行ルートとその通過時間等の情報が出荷当初記憶さ
れていなかったとしても、自分の行動範囲における複数
の走行ルートのそれぞれについて、各走行ルートに属す
る複数の地点の所要時間に影響を与える交通情報、例え
ば走行ルートにおける通過時間又は交通量を時間帯毎に
記憶させることができる。
時点の走行速度で走行した時の通過時間をその走行して
いる走行ルートと時間帯とに関連付けて収集する収集手
段と、前記通過時間をその走行している走行ルートと時
間帯とに関連付けて記憶する経験記憶手段とを有するの
で、走行中の走行ルートについて常時通過時間を収集記
憶することができる。従って、１つの走行ルートについ
て複数の時間帯の通過時間を収集記憶することができ、
この記憶情報を基に最短ルート選択を行えば、更に最短
時間の走行ルートの選択の精度を向上させることができ
る。また、仮に、ナビゲーション装置内に複数の地点間
の走行ルートとその通過時間等の情報が出荷当初記憶さ
れていなかったとしても、自分の行動範囲における複数
の走行ルートのそれぞれについて、各走行ルートに属す
る複数の地点の所要時間に影響を与える交通情報、例え
ば走行ルートにおける通過時間又は交通量を時間帯毎に
記憶させることができる。
【００１７】更に、本発明のナビゲーション装置は、更
に、前記ある地点間のある日時に対する所要時間、走行
距離、及び現在位置、自己の方位、速度、時刻、最短所
要時間の走行ルートの少なくとも１つを表示する表示手
段を有するので、本装置の使用者は、走行の一助となる
情報を容易に知得することができる。
に、前記ある地点間のある日時に対する所要時間、走行
距離、及び現在位置、自己の方位、速度、時刻、最短所
要時間の走行ルートの少なくとも１つを表示する表示手
段を有するので、本装置の使用者は、走行の一助となる
情報を容易に知得することができる。
【００１８】また、本発明のナビゲーション装置は、衛
星から送信された衛星データを受信して自己の位置、速
度、時刻を算出する演算手段を有するので、本装置を搭
載した移動体に対する高い位置標定精度が得られる。
星から送信された衛星データを受信して自己の位置、速
度、時刻を算出する演算手段を有するので、本装置を搭
載した移動体に対する高い位置標定精度が得られる。
【００１９】本発明のナビゲーション方法は、複数の地
点を結ぶ複数の走行ルートのそれぞれについて、各走行
ルートに属する複数の地点の所要時間に影響を与える交
通情報を時間帯毎に設定する交通情報設定と、目的地を
設定する目的地設定と、現在位置と時間帯を収集する現
在位置・時間帯収集と、現在位置から目的地に至る複数
の走行ルートを選択する走行ルート選程と、前記交通情
報に基づいて、現在位置から目的地までの所要時間を複
数の走行ルート毎に算出する所要時間算出と、各走行ル
ートにおける所要時間を比較し現在位置から目的地まで
の最短所要時間の走行ルートを選択する最短ルート選択
と、を有するので、目的地までの複数の走行ルートから
走行中の時間帯における最短時間の走行ルートを選択す
ることができる。
点を結ぶ複数の走行ルートのそれぞれについて、各走行
ルートに属する複数の地点の所要時間に影響を与える交
通情報を時間帯毎に設定する交通情報設定と、目的地を
設定する目的地設定と、現在位置と時間帯を収集する現
在位置・時間帯収集と、現在位置から目的地に至る複数
の走行ルートを選択する走行ルート選程と、前記交通情
報に基づいて、現在位置から目的地までの所要時間を複
数の走行ルート毎に算出する所要時間算出と、各走行ル
ートにおける所要時間を比較し現在位置から目的地まで
の最短所要時間の走行ルートを選択する最短ルート選択
と、を有するので、目的地までの複数の走行ルートから
走行中の時間帯における最短時間の走行ルートを選択す
ることができる。
【００２０】更に、本発明のナビゲーション方法は、複
数の地点を結ぶ複数の走行ルートのそれぞれについて、
現時点の走行速度で走行した時の通過時間をその走行の
時間帯と共に収集する通過時間収集と、前記通過時間の
それぞれに対応する走行ルートと時間帯とを交通情報と
して設定する交通情報設定と、を有するので、走行中の
走行ルートについて常時通過時間を収集し、通過時間の
それぞれに対応する走行ルートと時間帯とを交通情報と
して設定することができる。更に、１つの走行ルートに
ついて複数の時間帯の通過時間を設定することができる
ので、この設定情報を基に最短ルートの選択を行えば、
更に最短時間の走行ルート選択の精度を向上させること
ができる。また、仮に、ナビゲーションシステムの販売
時にシステム内に複数の地点間の走行ルートとその通過
時間等の情報が設定されていなかったとしても、システ
ムに自分の行動範囲における複数の走行ルートのそれぞ
れについて、各走行ルートに属する複数の地点の所要時
間に影響を与える交通情報、例えば走行ルートにおける
通過時間又は交通量を時間帯毎に設定させることができ
る。
数の地点を結ぶ複数の走行ルートのそれぞれについて、
現時点の走行速度で走行した時の通過時間をその走行の
時間帯と共に収集する通過時間収集と、前記通過時間の
それぞれに対応する走行ルートと時間帯とを交通情報と
して設定する交通情報設定と、を有するので、走行中の
走行ルートについて常時通過時間を収集し、通過時間の
それぞれに対応する走行ルートと時間帯とを交通情報と
して設定することができる。更に、１つの走行ルートに
ついて複数の時間帯の通過時間を設定することができる
ので、この設定情報を基に最短ルートの選択を行えば、
更に最短時間の走行ルート選択の精度を向上させること
ができる。また、仮に、ナビゲーションシステムの販売
時にシステム内に複数の地点間の走行ルートとその通過
時間等の情報が設定されていなかったとしても、システ
ムに自分の行動範囲における複数の走行ルートのそれぞ
れについて、各走行ルートに属する複数の地点の所要時
間に影響を与える交通情報、例えば走行ルートにおける
通過時間又は交通量を時間帯毎に設定させることができ
る。
【００２１】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な一実施
例を説明する。
例を説明する。
【００２２】図１は、本発明の一実施例に係るナビゲー
ション装置の構成を示すブロック図であり、図２は、本
発明の一実施例に係るナビゲーション装置の動作例を説
明するための地図である。また、図３及び図４は、本発
明の一実施例に係るナビゲーション方法を説明するため
のフローチャートである。
ション装置の構成を示すブロック図であり、図２は、本
発明の一実施例に係るナビゲーション装置の動作例を説
明するための地図である。また、図３及び図４は、本発
明の一実施例に係るナビゲーション方法を説明するため
のフローチャートである。
【００２３】まず、本発明の一実施例に係るナビゲーシ
ョン装置について、図１及び図２を用いて説明する。
ョン装置について、図１及び図２を用いて説明する。
【００２４】本実施例のナビゲーシュン装置は、ＧＰＳ
衛星やＧＬＯＮＡＳＳ衛星等の衛星を追尾しその衛星デ
ータをアンテナ１２を介して受信して測位位置等を演算
する測位演算装置１と、現時点の走行速度で走行した時
の既知の２地点間の通過時間を演算する通過時間演算装
置２と、各装置に使用者から指令を送るための入力装置
３と、現在位置から目的地までの複数の走行ルートにお
けるそれぞれの所要時間と走行距離を演算するルート・
所要時間演算装置４と、走行中における現在位置から目
的地間での所要時間、走行距離、及び現在位置、自己の
方位、速度、時刻、最短所要時間の走行ルートの少なく
とも１つを表示す選択表示装置５とから構成される。
衛星やＧＬＯＮＡＳＳ衛星等の衛星を追尾しその衛星デ
ータをアンテナ１２を介して受信して測位位置等を演算
する測位演算装置１と、現時点の走行速度で走行した時
の既知の２地点間の通過時間を演算する通過時間演算装
置２と、各装置に使用者から指令を送るための入力装置
３と、現在位置から目的地までの複数の走行ルートにお
けるそれぞれの所要時間と走行距離を演算するルート・
所要時間演算装置４と、走行中における現在位置から目
的地間での所要時間、走行距離、及び現在位置、自己の
方位、速度、時刻、最短所要時間の走行ルートの少なく
とも１つを表示す選択表示装置５とから構成される。
【００２５】上記測位演算装置１は、各衛星を探査追尾
し衛星データを出力する受信装置６と、受信装置６から
出力された衛星データから現在の位置、方位、速度、時
刻を演算する演算装置７とからなる。
し衛星データを出力する受信装置６と、受信装置６から
出力された衛星データから現在の位置、方位、速度、時
刻を演算する演算装置７とからなる。
【００２６】また、上記ルート・所要時間演算装置４
は、通過時間演算装置２からの出力された通過時間をそ
の時点で走行している走行ルートと時間帯とに関連付け
て記憶する記憶装置８と、記憶装置８に記憶された情報
を基に、現在位置から入力装置３より入力された目的地
までの所要時間、走行距離を複数の走行ルート毎に演算
し、現在位置から目的地までの最短所要時間の走行ルー
トを選択する演算装置９とを備えている。ここで、時間
帯とは、季節、曜日、及び一日の内の午前、午後又は昼
間、夜間等の狭い意味の時間帯を含む意である。
は、通過時間演算装置２からの出力された通過時間をそ
の時点で走行している走行ルートと時間帯とに関連付け
て記憶する記憶装置８と、記憶装置８に記憶された情報
を基に、現在位置から入力装置３より入力された目的地
までの所要時間、走行距離を複数の走行ルート毎に演算
し、現在位置から目的地までの最短所要時間の走行ルー
トを選択する演算装置９とを備えている。ここで、時間
帯とは、季節、曜日、及び一日の内の午前、午後又は昼
間、夜間等の狭い意味の時間帯を含む意である。
【００２７】また、選択表示装置５は、走行中における
現在位置から目的地間での所要時間、走行距離、及び現
在位置、自己の方位、速度、時刻、最短所要時間の走行
ルートのいずれを表示するか選択するスイッチ１０と、
選択された表示データを表示する表示装置１１とから構
成されている。
現在位置から目的地間での所要時間、走行距離、及び現
在位置、自己の方位、速度、時刻、最短所要時間の走行
ルートのいずれを表示するか選択するスイッチ１０と、
選択された表示データを表示する表示装置１１とから構
成されている。
【００２８】次に、本実施例のナビゲーシュン装置の動
作について図１及び図３、図４を用いて説明する。
作について図１及び図３、図４を用いて説明する。
【００２９】測位演算装置１の受信装置６は、アンテナ
１２により衛星を追尾して衛星データＡを演算装置７に
出力する。出力された衛星データＡを基に演算装置７
は、現在の位置、方位、速度、時刻を演算する。演算装
置７から出力された現在の位置、方位、速度、時刻のデ
ータからなる位置・時刻情報Ｂを基に、通過時間演算装
置２は、複数の地点、例えば交差点等の既知の２点間を
結ぶ走行ルートのそれぞれについて時間帯毎に通過時間
を演算し（Ｓ３０）、複数の走行ルートのそれぞれにつ
いて現時点の走行速度で走行した時の通過時間がその走
行の時間帯と共に収集される（Ｓ３１）。そして、その
収集データを通過時間情報Ｃとしてルート・所要時間演
算装置４の記憶装置８に出力する。
１２により衛星を追尾して衛星データＡを演算装置７に
出力する。出力された衛星データＡを基に演算装置７
は、現在の位置、方位、速度、時刻を演算する。演算装
置７から出力された現在の位置、方位、速度、時刻のデ
ータからなる位置・時刻情報Ｂを基に、通過時間演算装
置２は、複数の地点、例えば交差点等の既知の２点間を
結ぶ走行ルートのそれぞれについて時間帯毎に通過時間
を演算し（Ｓ３０）、複数の走行ルートのそれぞれにつ
いて現時点の走行速度で走行した時の通過時間がその走
行の時間帯と共に収集される（Ｓ３１）。そして、その
収集データを通過時間情報Ｃとしてルート・所要時間演
算装置４の記憶装置８に出力する。
【００３０】そして、記憶装置８に通過時間情報Ｃを記
憶させたい場合には、入力装置３より記憶命令信号Ｄが
記憶装置８に出力される。これにより、記憶装置８に通
過時間をその走行している走行ルートと時間帯とに関連
付けて経験記憶させることができる。すなわち、記憶装
置８にて、複数の走行ルートのそれぞれについて現時点
の走行速度で走行した時の通過時間がその走行の時間帯
と共に記憶される。
憶させたい場合には、入力装置３より記憶命令信号Ｄが
記憶装置８に出力される。これにより、記憶装置８に通
過時間をその走行している走行ルートと時間帯とに関連
付けて経験記憶させることができる。すなわち、記憶装
置８にて、複数の走行ルートのそれぞれについて現時点
の走行速度で走行した時の通過時間がその走行の時間帯
と共に記憶される。
【００３１】また、ルート・所要時間演算装置４の演算
装置９には、入力装置３から位置信号Ｆが入力される
と、現在位置または出発地と目的地が設定され（Ｓ４
０）、同時に目的地等を設定した時刻（すなわち、時間
帯）も演算装置９に設定される（Ｓ４１）。その後、演
算装置９は、記憶装置８に記憶された現在位置から目的
地に至る複数の走行ルートを選択する（Ｓ４２）。そし
て、演算装置９は、記憶装置８に記憶された通過時間情
報を基に、現在の時間帯に対応した現在位置から目的地
までの所要時間、走行距離を複数の走行ルート毎に算出
し（Ｓ４３）、現在位置から目的地までの最短所要時間
の走行ルートを選択し（Ｓ４４）、ルート情報Ｇをスイ
ッチ１０に出力する。
装置９には、入力装置３から位置信号Ｆが入力される
と、現在位置または出発地と目的地が設定され（Ｓ４
０）、同時に目的地等を設定した時刻（すなわち、時間
帯）も演算装置９に設定される（Ｓ４１）。その後、演
算装置９は、記憶装置８に記憶された現在位置から目的
地に至る複数の走行ルートを選択する（Ｓ４２）。そし
て、演算装置９は、記憶装置８に記憶された通過時間情
報を基に、現在の時間帯に対応した現在位置から目的地
までの所要時間、走行距離を複数の走行ルート毎に算出
し（Ｓ４３）、現在位置から目的地までの最短所要時間
の走行ルートを選択し（Ｓ４４）、ルート情報Ｇをスイ
ッチ１０に出力する。
【００３２】更に、本装置の使用者が表示装置１１に表
示させたい情報の種類を設定すると、入力装置３より表
示命令信号Ｅがスイッチ１０に出力され、端子ａ、ｂの
いずれかにスイッチが接続される。使用者が、位置・時
刻情報（現在の位置、方位、速度、時刻等）を選択した
場合には、スイッチ１０が端子ａに接続され、演算装置
７から出力された位置・時刻情報Ｂが表示装置１１に表
示される。一方、使用者が、ルート情報を選択した場合
には、スイッチ１０が端子ｂに接続され、演算装置９か
ら出力されたルート情報Ｇが表示装置１１に表示され
る。ここで表示されるルート情報は、現在の時間帯に対
応した現在位置から目的地までの複数の走行ルート毎の
所要時間、走行距離からなる情報であってもよく、また
現在位置から目的地までの最短所要時間の走行ルートを
選択した情報でもよい。前者の場合は、自分で最短ルー
トを選択することができる。
示させたい情報の種類を設定すると、入力装置３より表
示命令信号Ｅがスイッチ１０に出力され、端子ａ、ｂの
いずれかにスイッチが接続される。使用者が、位置・時
刻情報（現在の位置、方位、速度、時刻等）を選択した
場合には、スイッチ１０が端子ａに接続され、演算装置
７から出力された位置・時刻情報Ｂが表示装置１１に表
示される。一方、使用者が、ルート情報を選択した場合
には、スイッチ１０が端子ｂに接続され、演算装置９か
ら出力されたルート情報Ｇが表示装置１１に表示され
る。ここで表示されるルート情報は、現在の時間帯に対
応した現在位置から目的地までの複数の走行ルート毎の
所要時間、走行距離からなる情報であってもよく、また
現在位置から目的地までの最短所要時間の走行ルートを
選択した情報でもよい。前者の場合は、自分で最短ルー
トを選択することができる。
【００３３】なお、本実施例の測位演算装置は、衛星デ
ータを基に測位位置等を計算する装置に限らず、地上局
の電波を利用して測位を計算する装置でもよい。
ータを基に測位位置等を計算する装置に限らず、地上局
の電波を利用して測位を計算する装置でもよい。
【００３４】次に、本実施例のナビゲーシュン装置にお
けるナビゲーションの具体例を説明する。図２におい
て、現在位置Ａから目的地Ｂまでの走行ルートを次の３
ルートとする。まず、現在位置Ａ〜地点１〜地点４〜地
点８〜地点９〜地点１０〜目的地Ｂの走行ルートを走行
ルート１とし、また現在位置Ａ〜地点１〜地点２〜地点
３〜地点６〜地点１０〜目的地Ｂの走行ルートを走行ル
ート２とし、現在位置Ａ〜地点１〜地点２〜地点５〜地
点７〜目的地Ｂの走行ルートを走行ルート３とする。ま
た、図２に示された地点２〜地点５〜地点７〜地点９の
走行ルートは、主幹線道路であるために、夜間以外は渋
滞が発生すると仮定し、また地点６〜地点１０の走行ル
ートには、ショッピングセンターがあるために、休日の
昼間は渋滞が発生すると仮定する。従って、現在位置Ａ
と目的地Ｂとが本装置に入力されると、得られる目的地
までの走行ルート、所要時間及び走行距離の情報は各時
間帯によって次のようになる。
けるナビゲーションの具体例を説明する。図２におい
て、現在位置Ａから目的地Ｂまでの走行ルートを次の３
ルートとする。まず、現在位置Ａ〜地点１〜地点４〜地
点８〜地点９〜地点１０〜目的地Ｂの走行ルートを走行
ルート１とし、また現在位置Ａ〜地点１〜地点２〜地点
３〜地点６〜地点１０〜目的地Ｂの走行ルートを走行ル
ート２とし、現在位置Ａ〜地点１〜地点２〜地点５〜地
点７〜目的地Ｂの走行ルートを走行ルート３とする。ま
た、図２に示された地点２〜地点５〜地点７〜地点９の
走行ルートは、主幹線道路であるために、夜間以外は渋
滞が発生すると仮定し、また地点６〜地点１０の走行ル
ートには、ショッピングセンターがあるために、休日の
昼間は渋滞が発生すると仮定する。従って、現在位置Ａ
と目的地Ｂとが本装置に入力されると、得られる目的地
までの走行ルート、所要時間及び走行距離の情報は各時
間帯によって次のようになる。
【００３５】まず、平日の昼間の場合は、次のようにな
る。
る。
【００３６】
【表１】 また、平日の夜間の場合は、次のようになる。
【００３７】
【表２】 また、休日の昼間の場合は、次のようになる。
【００３８】
【表３】 従来のナビゲーション装置では、上記のどの状況でも走
行距離が最も短い走行ルート３を選択表示することとな
るが、本実施例のナビゲーシュン装置によれば、その時
間帯によって最短所要時間の走行ルートを選択すること
ができる。なお、表示装置の表示は、上記のように３つ
の走行ルートを並列表示してもよいし、最短ルート（す
なわち、上記「」の走行ルート）を選択的に表示して
もよい。
行距離が最も短い走行ルート３を選択表示することとな
るが、本実施例のナビゲーシュン装置によれば、その時
間帯によって最短所要時間の走行ルートを選択すること
ができる。なお、表示装置の表示は、上記のように３つ
の走行ルートを並列表示してもよいし、最短ルート（す
なわち、上記「」の走行ルート）を選択的に表示して
もよい。
【００３９】
【発明の効果】以上のように、本発明のナビゲーション
装置によれば、複数の地点を結ぶ複数の走行ルートのそ
れぞれについて、各走行ルートに属する複数の地点の所
要時間に影響を与える交通情報、例えば走行ルートにお
ける通過時間又は交通量を時間帯毎に記憶する記憶手段
を有しているので、この記憶手段の情報を基に最短ルー
ト選択手段において、目的地が設定された時間帯につい
て、現在位置から目的地までの所要時間を複数の走行ル
ート毎に求め、現在位置から目的地までの最短所要時間
の走行ルートを選択することができる。従って、目的地
までの複数の走行ルートから時間帯に応じて最短時間の
走行ルートを選択することができる。
装置によれば、複数の地点を結ぶ複数の走行ルートのそ
れぞれについて、各走行ルートに属する複数の地点の所
要時間に影響を与える交通情報、例えば走行ルートにお
ける通過時間又は交通量を時間帯毎に記憶する記憶手段
を有しているので、この記憶手段の情報を基に最短ルー
ト選択手段において、目的地が設定された時間帯につい
て、現在位置から目的地までの所要時間を複数の走行ル
ート毎に求め、現在位置から目的地までの最短所要時間
の走行ルートを選択することができる。従って、目的地
までの複数の走行ルートから時間帯に応じて最短時間の
走行ルートを選択することができる。
【００４０】また、本発明のナビゲーション装置は、現
時点の走行速度で走行した時の通過時間をその走行して
いる走行ルートと時間帯とに関連付けて収集する収集手
段と、前記通過時間をその走行している走行ルートと時
間帯とに関連付けて記憶する経験記憶手段とを有するの
で、走行中の走行ルートについて常時通過時間を収集記
憶することができる。従って、１つの走行ルートについ
て複数の時間帯の通過時間を収集記憶することができ、
この記憶情報を基に最短ルート選択を行えば、更に最短
時間の走行ルートの選択の精度を向上させることができ
る。また、仮に、ナビゲーション装置内に複数の地点間
の走行ルートとその通過時間等の情報が出荷当初記憶さ
れていなかったとしても、自分の行動範囲における複数
の走行ルートのそれぞれについて、各走行ルートに属す
る複数の地点の所要時間に影響を与える交通情報、例え
ば走行ルートにおける通過時間又は交通量を時間帯毎に
記憶させることができる。
時点の走行速度で走行した時の通過時間をその走行して
いる走行ルートと時間帯とに関連付けて収集する収集手
段と、前記通過時間をその走行している走行ルートと時
間帯とに関連付けて記憶する経験記憶手段とを有するの
で、走行中の走行ルートについて常時通過時間を収集記
憶することができる。従って、１つの走行ルートについ
て複数の時間帯の通過時間を収集記憶することができ、
この記憶情報を基に最短ルート選択を行えば、更に最短
時間の走行ルートの選択の精度を向上させることができ
る。また、仮に、ナビゲーション装置内に複数の地点間
の走行ルートとその通過時間等の情報が出荷当初記憶さ
れていなかったとしても、自分の行動範囲における複数
の走行ルートのそれぞれについて、各走行ルートに属す
る複数の地点の所要時間に影響を与える交通情報、例え
ば走行ルートにおける通過時間又は交通量を時間帯毎に
記憶させることができる。
【００４１】更に、本発明のナビゲーション装置は、更
に、前記ある地点間のある日時に対する所要時間、走行
距離、最短所要時間の走行ルート等を表示する表示手段
を有するので、本装置の使用者は、走行の一助となる情
報を容易に知得することができる。
に、前記ある地点間のある日時に対する所要時間、走行
距離、最短所要時間の走行ルート等を表示する表示手段
を有するので、本装置の使用者は、走行の一助となる情
報を容易に知得することができる。
【００４２】また、本発明のナビゲーション装置は、衛
星から送信された衛星データを受信して自己の位置、速
度、時刻を算出する演算手段を有するので、本装置を搭
載した移動体に対する高い位置標定精度が得られる。
星から送信された衛星データを受信して自己の位置、速
度、時刻を算出する演算手段を有するので、本装置を搭
載した移動体に対する高い位置標定精度が得られる。
【００４３】また、本発明のナビゲーション方法は、複
数の地点を結ぶ複数の走行ルートのそれぞれについて、
各走行ルートに属する複数の地点の所要時間に影響を与
える交通情報を時間帯毎に設定する交通情報設定と、目
的地を設定する目的地設定と、現在位置と時間帯を収集
する現在位置・時間帯収集と、現在位置から目的地に至
る複数の走行ルートを選択する走行ルート選択と、前記
交通情報に基づいて、現在位置から目的地までの所要時
間を複数の走行ルート毎に算出する所要時間算出と、各
走行ルートにおける所要時間を比較し現在位置から目的
地までの最短所要時間の走行ルートを選択する最短ルー
ト選択と、を有するので、目的地までの複数の走行ルー
トから走行中の時間帯における最短時間の走行ルートを
選択することができる。
数の地点を結ぶ複数の走行ルートのそれぞれについて、
各走行ルートに属する複数の地点の所要時間に影響を与
える交通情報を時間帯毎に設定する交通情報設定と、目
的地を設定する目的地設定と、現在位置と時間帯を収集
する現在位置・時間帯収集と、現在位置から目的地に至
る複数の走行ルートを選択する走行ルート選択と、前記
交通情報に基づいて、現在位置から目的地までの所要時
間を複数の走行ルート毎に算出する所要時間算出と、各
走行ルートにおける所要時間を比較し現在位置から目的
地までの最短所要時間の走行ルートを選択する最短ルー
ト選択と、を有するので、目的地までの複数の走行ルー
トから走行中の時間帯における最短時間の走行ルートを
選択することができる。
【００４４】更に、本発明のナビゲーション方法は、複
数の地点を結ぶ複数の走行ルートのそれぞれについて、
現時点の走行速度で走行した時の通過時間をその走行の
時間帯と共に収集する通過時間収集と、前記通過時間の
それぞれに対応する走行ルートと時間帯とを交通情報と
して設定する交通情報設定と、を有するので、走行中の
走行ルートについて常時通過時間を収集し、通過時間の
それぞれに対応する走行ルートと時間帯とを交通情報と
して設定することができる。更に、１つの走行ルートに
ついて複数の時間帯の通過時間を設定することができる
ので、この設定情報を基に最短ルートの選択を行えば、
更に最短時間の走行ルート選択の精度を向上させること
ができる。また、仮に、ナビゲーションシステムの販売
時にシステム内に複数の地点間の走行ルートとその通過
時間等の情報が記憶されていなかったとしても、システ
ムに自分の行動範囲における複数の走行ルートのそれぞ
れについて、各走行ルートに属する複数の地点の所要時
間に影響を与える交通情報、例えば走行ルートにおける
通過時間又は交通量を時間帯毎に設定させることができ
る。
数の地点を結ぶ複数の走行ルートのそれぞれについて、
現時点の走行速度で走行した時の通過時間をその走行の
時間帯と共に収集する通過時間収集と、前記通過時間の
それぞれに対応する走行ルートと時間帯とを交通情報と
して設定する交通情報設定と、を有するので、走行中の
走行ルートについて常時通過時間を収集し、通過時間の
それぞれに対応する走行ルートと時間帯とを交通情報と
して設定することができる。更に、１つの走行ルートに
ついて複数の時間帯の通過時間を設定することができる
ので、この設定情報を基に最短ルートの選択を行えば、
更に最短時間の走行ルート選択の精度を向上させること
ができる。また、仮に、ナビゲーションシステムの販売
時にシステム内に複数の地点間の走行ルートとその通過
時間等の情報が記憶されていなかったとしても、システ
ムに自分の行動範囲における複数の走行ルートのそれぞ
れについて、各走行ルートに属する複数の地点の所要時
間に影響を与える交通情報、例えば走行ルートにおける
通過時間又は交通量を時間帯毎に設定させることができ
る。
【００４５】すなわち、本発明によれば、走行中の時間
帯における各走行ルートの交通量等を考慮して、目的地
までの複数の走行ルートからその時間帯における最短時
間の走行ルートを選択することができる。
帯における各走行ルートの交通量等を考慮して、目的地
までの複数の走行ルートからその時間帯における最短時
間の走行ルートを選択することができる。
【図１】本発明の一実施例に係るナビゲーション装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図２】本発明の一実施例に係るナビゲーション装置の
動作例を説明するための地図である。
動作例を説明するための地図である。
【図３】本発明の一実施例に係るナビゲーション方法を
説明するためのフロー図である。
説明するためのフロー図である。
【図４】本発明の一実施例に係るナビゲーション方法を
説明するためのフロー図である。
説明するためのフロー図である。
１ 測位演算装置 ２ 通過時間演算装置 ３ 入力装置 ４ ルート・所要時間演算装置 ５ 選択表示装置 ６ 受信装置 ７、９ 演算装置 ８ 記憶装置 １０ スイッチ １１ 表示装置 １２ アンテナ
Claims (7)
- 【請求項１】 複数の地点を結ぶ複数の走行ルートのそ
れぞれについて、各走行ルートに属する複数の地点の所
要時間に影響を与える交通情報を時間帯毎に記憶する記
憶手段と、 目的地が設定された時間帯について、前記記憶手段の情
報を基に、現在位置から目的地までの所要時間を複数の
走行ルート毎に求め、現在位置から目的地までの最短所
要時間の走行ルートを選択する最短ルート選択手段と、 を有することを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項２】 請求項１記載のナビゲーション装置にお
いて、 前記交通情報は、前記走行ルートにおける通過時間又は
交通量であることを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項３】 請求項１又は請求項２記載のナビゲーシ
ョン装置において、 更に、現時点の走行速度で走行した時の通過時間をその
走行している走行ルートと時間帯とに関連付けて収集す
る収集手段と、 前記通過時間をその走行している走行ルートと時間帯と
に関連付けて記憶する経験記憶手段と、 を有することを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項４】 請求項１に記載されたナビゲーション装
置において、 更に、前記ある地点間のある日時に対する所要時間、走
行距離、及び現在位置、自己の方位、速度、時刻、最短
所要時間の走行ルートの少なくとも１つを表示する表示
手段を有することを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項５】 請求項２に記載されたナビゲーション装
置において、 衛星から送信された衛星データを受信して自己の位置、
速度、時刻を算出する演算手段を有することを特徴とす
るナビゲーション装置。 - 【請求項６】 複数の地点を結ぶ複数の走行ルートのそ
れぞれについて、各走行ルートに属する複数の地点の所
要時間に影響を与える交通情報を時間帯毎に設定する交
通情報設定と、 目的地を設定する目的地設定と、 現在位置と時間帯を収集する現在位置・時間帯収集と、 現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを選択する
走行ルート選択と、 前記交通情報に基づいて、現在位置から目的地までの所
要時間を複数の走行ルート毎に算出する所要時間算出
と、 各走行ルートにおける所要時間を比較し現在位置から目
的地までの最短所要時間の走行ルートを選択する最短ル
ート選択と、 を有することを特徴とするナビゲーション方法。 - 【請求項７】 複数の地点を結ぶ複数の走行ルートのそ
れぞれについて、現時点の走行速度で走行した時の通過
時間をその走行の時間帯と共に収集する通過時間収集
と、 前記通過時間のそれぞれに対応する走行ルートと時間帯
とを交通情報として設定する交通情報設定と、 目的地を設定する目的地設定と、 現在位置と時間帯を収集する現在位置・時間帯収集と、 現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを選択する
走行ルート選択と、 前記交通情報に基づいて、現在位置から目的地までの最
短所要時間の走行ルートを選択する最短ルート選択と、 を有することを特徴とするナビゲーション方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14271394A JPH0816987A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | ナビゲーション装置及びナビゲーション方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14271394A JPH0816987A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | ナビゲーション装置及びナビゲーション方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0816987A true JPH0816987A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15321849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14271394A Pending JPH0816987A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | ナビゲーション装置及びナビゲーション方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0816987A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010018669A1 (ja) | 2008-08-11 | 2010-02-18 | オムロン株式会社 | 検出用情報登録装置、対象物体検出装置、電子機器、検出用情報登録装置の制御方法、対象物体検出装置の制御方法、検出用情報登録装置制御プログラム、対象物体検出装置制御プログラム |
| JP2013156835A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Kajima Corp | 運搬車両運行支援システム及び運搬車両運行支援方法 |
| CN115993618A (zh) * | 2023-02-24 | 2023-04-21 | 广东云百科技有限公司 | 一种基于卫星通信的车载定位系统 |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP14271394A patent/JPH0816987A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010018669A1 (ja) | 2008-08-11 | 2010-02-18 | オムロン株式会社 | 検出用情報登録装置、対象物体検出装置、電子機器、検出用情報登録装置の制御方法、対象物体検出装置の制御方法、検出用情報登録装置制御プログラム、対象物体検出装置制御プログラム |
| US8774456B2 (en) | 2008-08-11 | 2014-07-08 | Omron Corporation | Detective information registration device and target object detection device for detecting an object in an image |
| EP2892027A1 (en) | 2008-08-11 | 2015-07-08 | Omron Corporation | Detective information registration device, method of controlling detective information registration device and control program for detective information registration device |
| JP2013156835A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Kajima Corp | 運搬車両運行支援システム及び運搬車両運行支援方法 |
| CN115993618A (zh) * | 2023-02-24 | 2023-04-21 | 广东云百科技有限公司 | 一种基于卫星通信的车载定位系统 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1821069B1 (en) | Route search method and route navigation system | |
| JP4185956B2 (ja) | 旅行時間演算サーバ、車両用旅行時間演算装置及び旅行時間演算システム | |
| EP1528364B1 (en) | Device, system and method for reporting a traffic condition. | |
| US5787382A (en) | Navigation apparatus for displaying a map by limit information | |
| US20060007022A1 (en) | Geographic data transmitting method, information delivering apparatus and information terminal | |
| KR20150143822A (ko) | 이동 정보를 제공하기 위한 방법 및 장치 | |
| EP1243896A2 (en) | Map information providing apparatus and method | |
| JP6055185B2 (ja) | ナビゲーションデバイスの位置を決定すること | |
| US6240363B1 (en) | Navigation method, in particular for vehicles | |
| JPH08287393A (ja) | 旅行時間提供装置及び経路計算装置 | |
| JP3566503B2 (ja) | リンク旅行時間補間方法 | |
| JP4108150B2 (ja) | 道路情報送信装置及び道路情報表示装置 | |
| JP2007263710A (ja) | 経路探索方法及びナビゲーション装置 | |
| KR20060110085A (ko) | 교통정보를 이용한 이동체의 주행경로 탐색방법 | |
| JP2759947B2 (ja) | 車載型ナビゲーション装置 | |
| JP3960158B2 (ja) | 道路の渋滞予測装置およびプログラム | |
| JP3389693B2 (ja) | 車両用経路誘導装置 | |
| JPH11161157A (ja) | 地図データ処理装置 | |
| JPH0816987A (ja) | ナビゲーション装置及びナビゲーション方法 | |
| CN102568239A (zh) | 引导信息提供系统 | |
| JP4295180B2 (ja) | ナビゲーションシステム、経路探索サーバおよびプログラム | |
| KR0184810B1 (ko) | 차량항법장치의 지도데이타 제공시스템 | |
| JPH09280880A (ja) | 経路算出装置及び経路算出方法 | |
| JPH1019593A (ja) | 車載用ナビゲーション装置 | |
| EP1243939B1 (en) | Method and apparatus for reducing vehicle position data based upon data accuracy estimation |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040203 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |