JPH08169841A - 血小板増多促進剤 - Google Patents

血小板増多促進剤

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JPH08169841A
JPH08169841A JP6333684A JP33368494A JPH08169841A JP H08169841 A JPH08169841 A JP H08169841A JP 6333684 A JP6333684 A JP 6333684A JP 33368494 A JP33368494 A JP 33368494A JP H08169841 A JPH08169841 A JP H08169841A
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platelet
thrombocytosis
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JP6333684A
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Kazue Takayama
和江 高山
Satoru Harashima
哲 原島
Tsunetaka Ota
恒孝 太田
Masashi Kurimoto
雅司 栗本
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Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Original Assignee
Hayashibara Biochemical Laboratories Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 血小板を効果的に増多することのできる血小
板増多促進剤を提供する。 【構成】 血小板を効果的に増多することのできる有効
成分としてインターフェロン−γおよび血小板増多作用
を有する生理活性物質を含有する血小板増多促進剤を構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血小板増多促進剤、と
りわけ、有効成分としてインターフェロン−γ(以下、
「IFN−γ」と略称する。)および血小板増多作用を
有する生理活性物質(以下、単に「生理活性物質」と略
称することもある。)を含有するヒトを含む哺乳動物の
血小板増多促進剤に関する。
【0002】
【従来の技術】血小板は哺乳動物の血液中に存在し、例
えばヒトの場合、直径2〜3μmの無核の細胞で、血液
1mm3当たり約15万〜40万個存在し、巨核球前駆
細胞が増殖して巨核球に分化し、成熟した後、その胞体
から放出される。その寿命は約11日である。この血小
板は、傷害された血管内皮細胞に接触し、そこで粘着、
凝集反応を起こし、止血作用を発揮する。
【0003】正常なヒトの血液中に存在する血小板の数
は、前記範囲に保たれているが、骨髄に於ける血小板産
生能の低下、末梢での血小板の利用ないし崩壊の亢進に
より、また、血小板の分布異常などによってその数が減
少することがある。血小板が減少する原因としては、骨
髄異形成症候群、白血病、骨髄への癌転移、骨髄腫、ホ
ジキン氏病、リンパ肉腫、骨髄繊維病、骨髄硬化症、肥
大性骨関節症、大理石骨病などの骨髄を直接傷害する疾
患、更にバンチ症候群、細網肉腫、梅毒および脾腫をと
もなう悪性腫瘍などの脾臓を傷害する疾患などが挙げら
れる。木村郁郎と高橋功が『トキシコロジー・フォーラ
ム』、第11巻、第2号、第112〜121頁(198
8年)に於いて報告しているように、悪性腫瘍の治療と
して用いられる放射線療法や化学療法により骨髄障害が
誘起され、血小板の減少が引き起こされることを報告し
ている。
【0004】血小板の減少は、生体の止血機能低下を意
味し、皮膚の点状出血、鼻血、口腔粘膜出血、尿路出血
あるいは性器出血などを誘起し、時として、消化管内出
血や頭蓋内出血などを誘起する。また、血小板の減少
は、その原因となる疾患や悪性腫瘍の治療および予後に
も悪影響を与える。
【0005】従来から、血小板減少の治療方法として成
分輸血や自己または非自己骨髄移植などが行われてきた
が、成分輸血は、血小板の寿命が他の血液成分に比べて
短いこと、また自己または非自己骨髄移植は、移植され
た骨髄の定着が容易でないことから何れも根本的な治療
方法とは言い難い。
【0006】近年、血小板数変動と関連があるとされる
巨核球の分化・成熟に、インターロイキン−3(以下、
「IL−3」と略称する。)、インターロイキン−6
(以下、「IL−6」と略称する。)、顆粒球コロニー
刺激因子(以下、「G−CSF」と略称する。)、顆粒
球貪食細胞コロニー刺激因子(以下、「GM−CSF」
と略称する。)、幹細胞増殖因子(以下、「SCF」と
略称する。)、およびエリスロポイエチン(以下、「E
PO」と略称する。)などの生理活性物質が関与してい
ることがイン・ビトロの系で確認されている(ロナルド
・ホフマン、『ブラッド』、第74巻、第4号、第1,
196〜1,212頁(1989年);エリック・エム
・マズール、『エクスペリメンタル・ヘマトロジー』、
第15巻、第340〜350頁(1987年);および
ハバ・アブラハム、『ステム・セルズ』、第11巻、第
499〜510頁(1993年))。
【0007】ある種の生理活性物質を哺乳動物に投与し
て、直接的に巨核球を増殖刺激したり、分化誘導刺激し
て、血小板産生能を高める試みがなされてはいるが、満
足な成果を上げるには至っていない。それは、使用した
生理活性物質の増殖、分化誘導刺激能が低かったり、ま
た、イン・ビトロでの巨核球の増殖あるいは分化誘導
が、イン・ビボでの血小板増多と必ずしも結びつかなか
ったからである。
【0008】一般に、生理活性物質は、巨核球の増殖刺
激作用や分化誘導刺激作用と共に、血液細胞前駆体の増
殖作用、つまり、好中球、リンパ球、赤血球および脾臓
中の肥満細胞増殖作用を有していることが知られ(オガ
ワ マキオ、『ブラッド』、第81巻、第11号、第
2,844〜2,853頁(1993年))、巨核球特
異的であるとは言えない。例えば、IL−6は、血液細
胞全般の成熟を誘導し(キシモト タダミツ、『ブラッ
ド』、第74巻、第1号、第1〜10頁(1989
年))、EPOは赤血球の成熟を誘導することが知られ
ている(エル・カンズ等、『アメリカン・ジャーナル・
オブ・クリニカル・オンコロジー』、第14巻、サプリ
メント1、第S27〜33頁(1991年)および元吉
和夫、『日本臨床』、第50巻、第8号、1,967〜
1,972頁(1992年))。
【0009】更に、最近、生理活性物質である血小板増
殖因子(トロンボポイエチン(以下、「TPO」と略称
する。))が単離され、TPOに血小板増多作用がある
ことが報告されたが、その詳細な作用機構は依然不明の
ままである(フレデリック・ジェイ・デ・サウベイジ
等、『ネイチャー』、第369巻、第533〜538頁
(1994年);フランソワ・ヴェンドリング等、『ネ
イチャー』、第369巻、第571〜574頁(199
4年);シー・ロック等、『ネイチャー』、第369
巻、第565〜568頁(1994年);およびティー
・ディー・バートレイ等、『セル』、第77巻、第1,
117〜1,124頁(1994年))。斯る状況下、
ヒトを含む哺乳動物に見られる血小板減少を効果的に予
防および/または治療することのできる安全な血小板増
多促進剤が希求されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、血小
板を効果的に増多することのできる血小板増多促進剤を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を有
効成分としてIFN−γおよび血小板増多作用を有する
生理活性物質を含有する血小板増多促進剤により解決す
るものである。
【0012】本発明者等は、各種疾患により誘起される
血小板減少症や、悪性腫瘍などの疾患を治療するために
行われる放射線療法や化学療法などによって誘起される
血小板減少症を予防および/または治療するための薬剤
について研究を続けてきた。より具体的には、血小板増
多作用を有する生理活性物質に着目し、その作用を有効
に発揮し、増強する方法について検討した。
【0013】その結果、抗腫瘍作用、抗ウイルス作用お
よび免疫作用を有することが知られているIFN−γ
を、血小板増多作用を有する生理活性物質と共に哺乳動
物に投与したとき、顕著な血小板増多作用が誘起される
ことを見い出した。
【0014】通常、IFN−γ自体は血小板増多作用を
示さないばかりか、逆に、血小板減少作用を示すもので
あるが、血小板増多作用を有する生理活性物質と併用し
たとき、当該生理活性物質がそれ単独では血小板増多作
用を示さないような低投与量に於いても、当該生理活性
物質の作用を増強し、顕著な血小板増多作用を誘導する
ことを新規に見い出した。即ち、少量の生理活性物質と
少量のIFN−γにより効果的に血小板増多作用を発揮
できるのである。これは、IFN−γまたは血小板増多
作用を有する生理活性物質などの大量投与が、副作用を
惹起するという問題を有している点からも優れた効果と
いえる。
【0015】本発明の血小板増多促進剤が有効成分とし
て含有するIFN−γとしては、例えば、IFN−γ産
生能を有するヒトまたは哺乳動物の白血球や培養株化細
胞から産生される天然型IFN−γ、および、前記白血
球や特定の培養株化細胞由来のIFN−γをコードする
遺伝子を、組換えDNA技術により動物細胞や大腸菌な
どの微生物に組み込んで得られる組換え型IFN−γな
どを使用することができる。本発明に於いては、比活性
1×107単位/mg蛋白質以上にまで高度に精製され
た高純度IFN−γは言うに及ばず、所期の目的を達成
し得る限り、医薬として許容し得る程度の不純物を含む
粗なIFN−γも使用可能である。また、必要に応じ
て、2種以上のIFN−γ混合物を用いてもよい。ま
た、IFN−γには種特異性があること、また抗原性の
点からも、ヒトに使用する場合にはヒト由来のIFN−
γを、ヒト以外の動物に使用する場合にはその動物と同
じ種に由来するIFN−γを用いるのが望ましい。
【0016】本発明で使用する血小板増多作用を有する
生理活性物質としては、IL−3、IL−6、G−CS
F、GM−CSF、SCF、TPO、貪食細胞コロニー
刺激因子(以下、「M−CSF」と略称する。)および
エリスロポイエチン(以下、「EPO」と略称する。)
を使用することができる。これら生理活性物質は、その
物質によっても異なるが、一般的には、比活性1×10
7単位/mg蛋白質以上にまで高度に精製された高純度
生理活性物質のみならず、所期の目的が達成できる限
り、医薬として許容し得る程度の不純物を含む粗な天然
型および遺伝子組換え型ヒトおよびヒト以外の哺乳動物
由来の生理活性物質の何れをも使用することができる。
必要に応じて、それらの2種以上の生理活性物質を併用
することもできる。また、前記生理活性物質の中には種
特異性を有するものもあること、また抗原性の点から
も、ヒトに使用することを意図する場合にはヒト由来の
ものを、ヒト以外の哺乳動物に使用することを意図する
場合には、その哺乳動物と同じ種に由来するものを用い
るのが望ましい。
【0017】更に、本発明の血小板増多促進剤は、その
有効成分であるIFN−γと生理活性物質に加えて、医
薬として許容し得る増量剤、賦形剤、安定化剤およびp
H調節剤などの1種または2種以上を適宜配合してもよ
い。
【0018】前記安定化剤とは、IFN−γおよび/ま
たは血小板増多作用を有する生理活性物質の安定化剤を
意味し、例えば、グルコース、ガラクトース、キシロー
ス、フラクトース、スクロース、マルトース、トレハロ
ース、ネオトレハロース、ソルビトール、マンニトー
ル、マルチトール、ラクチトール、ラクトスクロース、
マルトオリゴ糖、多糖類、サイクロデキストリン、ヒド
ロキシエチル澱粉、デキストリンおよびデキストランな
どの糖類、グルクロン酸ナトリウム、リン酸塩および金
属塩などの塩類、血清アルブミン、ゼラチン、アミノ酸
および非イオン界面活性剤などの1種または2種以上を
使用することができる。前記安定化剤の配合割合は特に
限定されないが、非イオン界面活性剤を除き、通常0.
01〜50w/w%、より好ましくは、1〜50w/w
%である。非イオン界面活性剤の配合割合は、IFN−
γおよび生理活性物質を含有する溶液1ml当たり1μ
g〜1mg、より好ましくは10μg〜1mgが望まし
い。前記安定化剤を前記割合で添加した場合は、IFN
−γおよび生理活性物質の活性は、4℃の条件下で、通
常、6カ月以上の長期に亙って安定に保たれる。
【0019】本発明の血小板増多促進剤の有効成分であ
るIFN−γの配合量は、血小板増多作用を有する生理
活性物質の作用を増強し得る量であり、通常、血小板増
多促進剤g当たり、IFN−γを約0.1〜109単位
配合するのが望ましい。また、生理活性物質は、同じく
g当たり約10〜1010単位配合するのが望ましい。本
発明の血小板増多促進剤の形状は、液状、ペースト状、
粉状、固状などの経口または非経口投与可能な形状が選
ばれる。とりわけ、非経口的に投与可能な剤形が望まし
い。本発明の血小板増多促進剤を液状およびペースト状
とする場合には、IFN−γおよび生理活性物質が失活
しないpH、つまり、pH約4〜9、望ましくは、pH
6〜8に調整する。本発明の血小板増多促進剤はその形
状、形態に拘わらず、4℃以下の冷暗所で保存するのが
活性を安定に保つ上で望ましい。
【0020】次に、本発明の血小板増多促進剤の投与方
法について説明するに、ヒトを含む哺乳動物に対し、I
FN−γを1×10乃至1×107単位/kg/日、望
ましくは、1×10乃至1×105単位/kg/日、よ
り望ましくは、1×10乃至1×103単位/kg/
日、および生理活性物質を1×102乃至1×108単位
/kg/日、望ましくは、1×102乃至1×106単位
/kg/日、より望ましくは、1×102乃至1×104
単位/kg/日、一日に1回乃至数回または連続的に、
経口的または非経口的に投与すればよい。経口投与する
場合には、液剤、ペースト剤、錠剤、顆粒剤、粉剤、カ
プセルおよびパップ剤などの剤形が、非経口投与として
は、筋注、静注、皮下投与、腹腔内投与あるいは浸透圧
ポンプ投与などに適した液状または固状の剤形が選ばれ
る。投与期間は特に限定されず、投与量、患者および患
畜の症状に応じて適宜設定すればよい。
【0021】以下、本発明を実験例と実施例により詳細
に説明する。
【0022】
【実験例1 血小板増多作用】
【0023】
【実験例1−1 血小板減少症モデルマウスの作製】生
後7週齢のBDF1雌マウス(体重約20g)に対し
て、リン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)に溶解した5
−フルオロウラシル(5−FU)を、マウス体重kg当
たり250mg腹腔内に1回投与して、血小板減少症モ
デルマウスを作成した。5−FU投与後、14日目まで
一日一回、ユノペット(日本ベクトン−ディキンソン社
製)を用いて眼底採血を行い、顕微鏡下で血小板数を計
数し、血液中の血小板数変動を調べた。対照として、5
−FU非投与マウスを用いた。その結果を図1に示す。
【0024】図1から明らかなように、マウスに5−F
Uを投与することにより、血小板減少症モデルマウスを
容易に作製することができる。尚、この実験系では、5
−FUを投与したマウスの血小板は、徐々に減少した
後、徐々に増加し、5−FU投与前の血小板数以上にま
で増加するが、その後、徐々に減少し、正常値に戻ると
いう経過を辿る。
【0025】
【実験例1−2 血小板減少症モデルマウ
スに影響を及ぼさない血小板増多作用を有する生理活性
物質の投与量の決定】実験例1−1で作成した血小板減
少症モデルマウスに所定量の血小板増多作用を有する生
理活性物質を連続的に投与するために、常法により浸透
圧ポンプ1007D型(アルゼット社製、米国)をマウ
スの皮下に埋設し、リン酸緩衝生理食塩水(pH7.
4)に溶解した生理活性物質を0.5μl/時間の割合
で連続的に皮下に放出させた。血小板増多作用を有する
生理活性物質としては、比活性2×107単位/mg蛋
白質の遺伝子組換えマウスIL−3(ゼンザイム社製、
米国)を、1×103単位/kg/日および1×105
位/kg/日の割合で血小板減少症モデルマウスに投与
し、血小板数変動を調べた。対照として、IL−3不含
のリン酸緩衝生理食塩水を血小板減少症モデルマウスに
投与した。その結果、IL−3を1×105単位/kg
/日投与した場合、血小板増多が認められたのに対し、
1×103単位/kg/日投与した場合には、血小板増
多は認められなかった。その結果を図2に示す。
【0026】図2の結果から、血小板減少症モデルマウ
スに対して血小板増多を示さないIL−3単独での投与
量は、1×103単位/kg/日と決定した。
【0027】
【実験例1−3 IFN−γ単独投与による血小板数変
動に及ぼす影響】実験例1−1で作成した血小板減少症
モデルマウスに、リン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)
に溶解した比活性約1×107単位/mg蛋白質を有す
る遺伝子組換え型マウスIFN−γ(ゼンザイム社製、
米国)を2.5、2.5×10および2.5×102
位/kg/日の投与量で、実験1−2と同様にして浸透
圧ポンプを用いてマウスに投与し、IFN−γの血小板
数変動に及ぼす影響について調べた。対照として、IF
N−γ不含のリン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)を血
小板減少症モデルマウスに投与した。結果は、図3に示
した。
【0028】図3から明らかなように、IFN−γは血
小板減少症モデルマウスに対して血小板減少症を促進す
ることが判明した。つまり、IFN−γ自体には血小板
増多作用はなく、それ単独で投与した場合は、逆に血小
板減少作用を示すものである。
【0029】
【実験例1−4 IFN−γと血小板増多作用を有する
生理活性物質との併用投与】実験例1−1で作成した血
小板減少症モデルマウスに、各種濃度のIFN−γおよ
び血小板増多作用を有する生理活性物質を溶解したリン
酸緩衝生理食塩水(pH7.4)を実験例1−2の方法
により投与した。IFN−γは、比活性約1×107
位/mg蛋白質を有する遺伝子組換え型マウスIFN−
γ(ゼンザイム社製、米国)を、血小板増多作用を有す
る生理活性物質としては、比活性2×107単位/mg
蛋白質の遺伝子組換えマウスIL−3(ゼンザイム社
製、米国)を用いた。IFN−γとIL−3の投与量は
表1に示したとおりである。対照として、浸透圧ポンプ
を埋設した血小板減少症モデルマウスに、IFN−γお
よびIL−3不含のリン酸緩衝生理食塩水(pH7.
4)を、前記同様に血小板減少症モデルマウスに投与し
た。結果は、図4に示した。
【0030】
【表1】
【0031】図4の結果から明らかなように、IFN−
γとIL−3を投与した実験No.5(IFN−γ:
2.5×10単位/kg/日、IL−3:1×103
位/kg/日)と実験No.6(IFN−γ:2.5×
102単位/kg/日、IL−3:1×103単位/kg
/日)のマウスに於いては、5−FU投与後7日目から
血小板増多が認められ、8日目以降、顕著な血小板増多
が認められた。また、実験No.2と3のマウスに於い
ては、実験1−3の結果と同様、濃度依存的にIFN−
γによる血小板減少作用が見られた。また、本実験結果
には、5−FU投与後14日目以降のデータは示してい
ないが、本発明の血小板増多促進剤を投与したマウス
は、実験No.1の対照マウスと比べ、より短期間にそ
の血小板数が正常値に戻る傾向にあった。
【0032】また、具体的な数値は示さないが、前記実
験例と同様にして、血小板減少症モデルマウスに対し
て、各種天然型または遺伝子組換え型マウス由来のIF
N−γと血小板増多作用を有するIL−6、G−CS
F、M−CSF、GM−CSF、SCF、EPOまたは
TPOとを適宜組み合わせて試験をしたところ、前記実
験結果と同様、5−FU投与後8日目以降に顕著な血小
板増多を認めた。
【0033】これらの結果から、IFN−γ自体は血小
板減少を誘導するにも拘わらず、血小板増多作用を有す
る生理活性物質と併用したとき、その生理活性物質の作
用を著しく増強することが判明した。
【0034】
【実験例3 IFN−γと血小板増多作用を有する生理
活性物質の配合量の決定】
【0035】
【実験例3−1 IFN−γの最少有効投与量の決定】
実験例1−1に示す血小板減少症モデルマウスを用い
て、実験例1−2で述べた方法により、比活性2×10
7単位/mg蛋白質の遺伝子組換えマウスIL−3(ゼ
ンザイム社製、米国)を1×103単位/kg/日、お
よび比活性約1×107単位/mg蛋白質を有する遺伝
子組換え型マウスIFN−γ(ゼンザイム社製、米国)
を1×10-1〜1×103単位/kg/日の投与量で、
血小板減少症モデルマウスに投与し、血小板数変動を観
察した。その結果、それ単独では血小板増多を誘導しな
いIL−3投与量においても、1×10単位/kg/日
以上のIFN−γを併用した場合には、統計学的に有為
な血小板増多が認められた。この結果から、IFN−γ
の最少有効投与量は1×10単位/kg/日と決定し
た。
【0036】
【実験例3−2 血小板増多作用を有する生理活性物質
の最少有効投与量の決定】実験例1−1に示す血小板減
少症モデルマウスを用いて、実験例1−2で述べた方法
により、比活性2×107単位/mg蛋白質の遺伝子組
換えマウスIL−3(ゼンザイム社製、米国)を1×1
0〜1×104単位/kg/日、および比活性約1×1
7単位/mg蛋白質を有する遺伝子組換え型マウスI
FN−γ(ゼンザイム社製、米国)を1×105単位/
kg/日の投与量でマウスに投与し、血小板数変動を観
察した。その結果、IL−3を1×102単位/kg/
日以上マウスに投与した場合にのみ統計学的に有為な血
小板増多が認められたことから、IFN−γと併用した
ときのIL−3の最少有効投与量は1×102単位/k
g/日と決定した。この投与量は、実験例1−2および
実験例1−4の結果と比較すると、IL−3単独投与で
血小板増多作用を示すために必要とされる最少投与量の
1/10以下の量である。
【0037】また、具体的な数値は示さないが、前記実
験と同様にして、血小板減少症モデルマウスに対して、
各種天然型または遺伝子組換え型マウスIFN−γと血
小板増多作用を有するIL−6、G−CSF、M−CS
F、GM−CSF、SCF、EPOまたはTPOとを適
宜組み合わせて実験したところ、前記実験結果と同様の
結果を得た。
【0038】
【実験例4 急性毒性試験】7週齢のdd系マウス(体
重約30g)に対し、比活性1×107単位/mg蛋白
質を有する天然型ヒトIFN−γ(株式会社林原生物学
研究所製)および比活性2×107単位/mg蛋白質の
遺伝子組換えヒトIL−3(ゼンザイム社製、米国)
を、それぞれ1×108単位/kgマウス体重の投与量
で、皮下および静脈に投与したところ、死亡例は認めら
れなかった。また同様に、マウスに対して遺伝子組換え
型ヒトまたはヒト以外の哺乳動物由来のIFN−γとI
L−6、G−CSF、M−CSF、GM−CSF、SC
F、EPOまたはTPOとを適宜組み合わせて投与試験
をしたところ、前記実験結果と同様、死亡例は認められ
なかった。したがって、本発明の血小板増多促進剤は極
めて安全な薬剤であると言える。
【0039】
【実施例1】比活性約1×107単位/mg蛋白質を有
する天然型ヒトIFN−γ(株式会社林原生物化学研究
所製)と、比活性約2×107単位/mg蛋白質を有す
る遺伝子組換え型ヒトIL−3(ゼンザイム社製、米
国)とを、ml当たりそれぞれ2×102単位および2
×103単位となるように注射用生理食塩水に溶解して
血小板増多促進剤を得た。
【0040】本品は、骨髄異形成症候群、白血病、骨髄
への癌転移、骨髄腫、ホジキン氏病、リンパ肉腫、骨髄
繊維病、骨髄硬化症、肥大性骨関節症、大理石骨病、バ
ンチ症候群、細網肉腫、梅毒あるいは悪性腫瘍などによ
って誘起される血小板減少症、および、悪性腫瘍の治療
として用いられる放射線療法や化学療法の副作用として
誘起される血小板減少を予防および/または治療するた
めの点滴用血小板増多促進剤として使用できる。また、
本品は、腎不全患者の血小板増多促進剤としても有利に
使用できる。
【0041】
【実施例2】比活性約1×106単位/mg蛋白質を有
する天然型ヒトIFN−γ(日本ケミカルリサーチ株式
会社製)と、比活性1×106単位/mg蛋白質の遺伝
子組換え型ヒトGM−CSF(セルバ社製、独国)と
を、ml当たりそれぞれ1×103単位および1×104
単位となるように注射用生理食塩水に溶解し、濾過滅菌
し、凍結乾燥して粉末状の注射用血小板増多促進剤を得
た。
【0042】本品は、用時、注射用蒸留水に溶解して使
用する。本品は、骨髄異形成症候群、白血病、骨髄への
癌転移、骨髄腫、ホジキン氏病、リンパ肉腫、骨髄繊維
病、骨髄硬化症、肥大性骨関節症、大理石骨病、バンチ
症候群、細網肉腫、梅毒あるいは悪性腫瘍などによって
引き起こされる血小板減少症、および、悪性腫瘍の治療
として用いられる放射線療法や化学療法の副作用として
誘起される血小板減少を予防および/または治療するた
めの注射用血小板増多促進剤として使用できる。
【0043】
【実施例3】ヒト血清アルブミンを100μg/ml含
有する10w/v%マルトース液100ml(pH7.
0)に、比活性約1×106単位/mg蛋白質を有する
遺伝子組換え型ヒトIFN−γ(日本ケミカルリサーチ
株式会社製)、比活性約1×105単位/mg蛋白質を
有する遺伝子組換え型ヒトSCF(ゼンザイム社製、米
国)、および比活性約2×107単位/mg蛋白質を有
する遺伝子組換え型ヒトIL−3(ゼンザイム社製、米
国)とを、ml当たりそれぞれ5×104単位、3×1
5単位および5×105単位となるように溶解して液状
の血小板増多促進剤を得た。
【0044】本品は、4℃保存下で6カ月以上に亙って
有効成分のヒトIFN−γ、SCFおよびIL−3の活
性が安定に保たれた。本品は、各種疾患および放射線療
法や化学療法の副作用として誘起される血小板減少を予
防および/または治療するための血小板増多促進剤とし
て有利に使用できる。
【0045】
【実施例4】ゼラチンを200μg/ml含有する10
w/v%スクロース液100ml(pH7.0)に、比
活性約1×106単位/mg蛋白質を有するヒト遺伝子
組換え型IFN−γ(日本ケミカルリサーチ株式会社
製)と、天然型ヒトEPO(チャイナ・ニューテック・
ディベロプメント・アンド・トレード社製、中国)とを
ml当たりそれぞれ2×102単位および2×106単位
となるように溶解して、筋注用血小板増多促進剤を得
た。
【0046】本品は、4℃保存下で6カ月以上に亙って
ヒトIFN−γおよびEPOの活性が安定に保たれた。
本品は、各種疾患および放射線療法や化学療法の副作用
として誘起される血小板減少を予防および/または治療
するための血小板増多促進剤として有利に使用できる。
【0047】
【実施例5】比活性約1×106単位/mg蛋白質を有
する遺伝子組換え型ヒトIFN−γ(日本ケミカルリサ
ーチ株式会社製)と、高純度遺伝子組換え型ヒトG−C
SF(三共株式会社製)を常法に従って澱粉とマンニト
ールとを混合して打錠し、ヒトIFN−γおよびG−C
SFを製品1錠(200mg)当たりそれぞれ3×10
3単位および1×104単位となるように配合して錠剤を
得た。
【0048】本品は、ヒトの血小板減少症を予防および
/または治療するための血小板増多促進剤として有利に
使用できる。
【0049】
【実施例6】比活性約1×106単位/mg蛋白質を有
する天然型ヒトIFN−γ(日本ケミカルリサーチ株式
会社製)、比活性1×106単位/mg蛋白質の遺伝子
組換え型ヒトGM−CSF(セルバ社製、独国)および
無水結晶マルトース(商品名「ファイントース」、株式
会社林原生物化学研究所製)とを混合後、常法に従って
打錠し、製品1錠(100mg)当たりヒトIFN−γ
を1×104単位およびヒトGM−CSFを1×105
位含有する錠剤を得た。
【0050】本品は、ヒトの血小板減少症を予防および
/または治療するための血小板増多促進剤として有利に
使用できる。
【0051】
【実施例7】比活性約1×106単位/mg蛋白質を有
する遺伝子組換え型ヒトIFN−γ(日本ケミカルリサ
ーチ株式会社製)、および遺伝子組換え型ヒトIL−6
(オーストラル・バイオロジカルズ社製、米国)を、最
終製品g当たりそれぞれ50単位および3×104単位
となるように、常法に従って澱粉とトレハロースとを混
合して、粉末状の血小板増多促進剤を得た。
【0052】本品は、室温保存下においても6カ月以上
に亙ってヒトIFN−γおよびIL−6の活性が安定に
保たれた。本品は、各種疾患および放射線療法や化学療
法の副作用として誘起される血小板減少を予防および/
または治療するための血小板増多促進剤として有利に使
用できる。
【0053】
【実施例8】比活性約1×107単位/mg蛋白質を有
する遺伝子組換え型マウスIFN−γ(ゼンザイム社
製、米国)および比活性1×105単位/mg蛋白質を
有する遺伝子組換え型マウスSCFを、ml当たりそれ
ぞれ50単位および5×104単位となるように溶解し
て、液状の血小板増多促進剤を得た。
【0054】
【実施例9】比活性約1×107単位/mg蛋白質を有
する遺伝子組換え型マウスIFN−γ(ゼンザイム社
製、米国)および比活性1×105単位/mg蛋白質を
有する遺伝子組換え型マウスSCFを、ml当たりそれ
ぞれ1×107単位および3×105単位となるように生
理食塩水に溶解して、液状の血小板増多促進剤を得た。
【0055】本品は、マウスの血小板減少症を予防およ
び/または治療するための血小板増多促進剤として有利
に使用できる。
【0056】
【実施例10】比活性約1×107単位/mg蛋白質を
有する遺伝子組換え型マウスIFN−γ(ゼンザイム社
製、米国)、遺伝子組換えマウスTPO、および遺伝子
組換え型マウスIL−3(ゼンザイム社製、米国)を、
最終製品g当たりそれぞれ1×106単位、2×106
位および1×106単位となるように、常法に従って澱
粉とトレハロースとを混合後、粉末状の血小板増多促進
剤を得た。
【0057】本品は、マウスの血小板減少症を予防およ
び/または治療するための血小板増多促進剤として有利
に使用できる。
【0058】
【発明の効果】本発明は、IFN−γと血小板増多作用
を有する生理活性物質とを同時にヒトを含む哺乳動物に
投与すると、生理活性物質の血小板増多作用がIFN−
γにより著しく増強されるとの新規な知見に基づくもの
である。本発明の血小板増多促進剤は、有効成分として
IFN−γおよび生理活性物質を含有し、各種疾患およ
び放射線療法や化学療法の副作用として誘起される血小
板減少症を効果的に予防および/または治療することが
できる。
【0059】本発明は、斯くも顕著な作用効果を奏する
意義ある発明であり、斯界に貢献すること誠に多大な発
明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】5−FUにより誘導された血小板減少症モデル
マウスの血小板数変動を示すグラフである。
【図2】5−FUにより誘導された血小板減少症モデル
マウスに対するIL−3の血小板増多作用を示すグラフ
である。
【図3】5−FUにより誘導された血小板減少症モデル
マウスに対するIFN−γの血小板数変動に及ぼす影響
を示すグラフである。
【図4】5−FUにより誘導された血小板減少症モデル
マウスに対するIFN−γおよびIL−3の血小板増多
作用を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/22 47/02 J 47/16 J 47/26 J 47/36 J 47/42 J A61K 37/24 37/66 ACA H

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効成分としてインターフェロン−γお
    よび血小板増多作用を有する生理活性物質を含有する血
    小板増多促進剤。
  2. 【請求項2】 インターフェロン−γが、天然型または
    遺伝子組換え型インターフェロン−γである請求項1に
    記載の血小板増多促進剤。
  3. 【請求項3】 血小板増多作用を有する生理活性物質
    が、インターロイキン−3、インターロイキン−6、顆
    粒球コロニー刺激因子、貪食細胞コロニー刺激因子、顆
    粒球貪食細胞コロニー刺激因子、幹細胞増殖因子、トロ
    ンボポイエチンおよびエリスロポイエチンから選ばれる
    1種または2種以上の物質である請求項1または2に記
    載の血小板増多促進剤。
  4. 【請求項4】 血小板増多作用を有する生理活性物質の
    配合量が、それ単独では血小板増多作用を示さない量で
    ある請求項1、2または3に記載の血小板増多促進剤。
  5. 【請求項5】 インターフェロン−γおよび/または血
    小板増多作用を有する生理活性物質の安定化剤として、
    1種または2種以上の糖類、塩類、アミノ酸、血清アル
    ブミン、ゼラチン、非イオン界面活性剤、グルクロン
    酸、デキストランおよびヒドロキシエチル澱粉、並びに
    これらの組み合わせを含有する請求項1、2、3または
    4に記載の血小板増多促進剤。
  6. 【請求項6】 インターフェロン−γがg当たり約0.
    1〜109単位、および血小板増多作用を有する生理活
    性物質がg当たり10〜109単位配合されていること
    を特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の血
    小板増多促進剤。
  7. 【請求項7】 血小板増多促進剤が、経口または非経口
    的に投与可能な剤形である請求項1、2、3、4、5ま
    たは6に記載の血小板増多促進剤。
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