JPH08169567A - 給紙トレイ装置 - Google Patents

給紙トレイ装置

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JPH08169567A
JPH08169567A JP6317288A JP31728894A JPH08169567A JP H08169567 A JPH08169567 A JP H08169567A JP 6317288 A JP6317288 A JP 6317288A JP 31728894 A JP31728894 A JP 31728894A JP H08169567 A JPH08169567 A JP H08169567A
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JP
Japan
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paper feed
feed tray
braking
rotation
feeding tray
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JP6317288A
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English (en)
Inventor
Masami Kurihara
正美 栗原
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モーターを駆動源として用紙を積載した給紙ト
レイを上昇および下降させる装置であって、前記モータ
ーと前記給紙トレイとの間に前記モーターの回転力を垂
直方向の直線運動に変換する変換手段と、前記モーター
の回転力を前記給紙トレイに伝達する回転伝達手段と、
前記給紙トレイが最下限よりも上昇した位置にあるとき
に前記モーターの電源がオフにされても、前記給紙トレ
イが重力により自然落下しないように前記回転伝達手段
に制動力を付与する制動手段を有する給紙トレイ装置に
おいて、給紙トレイの下降を防止できる十分な制動力を
確保しつつ、モーター負荷を軽減することのできる給紙
トレイ装置を提供すること。 【構成】制動手段(固定側摩擦板18、回転側摩擦板1
9)による制動力が、給紙トレイが上昇するときには作
用せず下降するときにのみ作用するように回転伝達手段
(ギヤG1、小ギヤG2、大ギヤG3、ギヤG4)の回
転方向に応じて選択可能な制動制御手段(一方向回転ク
ラッチ22)を有することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モーターを駆動源とし
て昇降される給紙トレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モーターを駆動源として用紙を積載した
給紙トレイを上昇および下降させる装置であって、前記
モーターと前記給紙トレイとの間に前記モーターの回転
力を垂直方向の直線運動に変換する変換手段と、前記モ
ーターの回転力を前記給紙トレイに伝達する回転伝達手
段と、前記給紙トレイが最下限よりも上昇した位置にあ
るときに前記モーターの電源がオフにされても、前記給
紙トレイが重力により自然落下しないように前記回転伝
達手段に制動力を付与する制動手段を有する給紙トレイ
装置がある。
【0003】つまり、このような給紙トレイ装置では、
給紙用の送り出しローラーに対する給紙トレイ上に載置
された用紙の最上面の高さが、給紙に適する適正な範囲
に維持されるようにモーターを駆動して、給紙トレイを
上昇させる。ここで、モーターを非通電の状態にする
と、給紙トレイは重力の作用で、自然に下降してしま
い、所定の高さを維持できなくなる。
【0004】モーター非通電の状態におけるこのよう
な、給紙トレイの自然落下を防止して、所定の高さを維
持させる手段として制動手段を設け、下降時に回転する
回転軸に負荷トルクをかけるようにしているのである。
制動手段としては、例えば、摩擦板を利用したものが用
いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】制動手段は、本来的に
は、給紙トレイが下降しようとするときだけ、作用すれ
ばよいのであるが、従来の制動手段は、常時、制動力が
作用するようになっているため、給紙トレイを上昇させ
ようとするときに、モーターには制動力の分だけ負荷が
増すことになる。
【0006】本発明は、給紙トレイの下降を防止できる
十分な制動力を確保しつつ、モーター負荷を軽減するこ
とのできる給紙トレイ装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1) 制動手段による制動力が、給紙トレイが上昇す
るときには作用せず下降するときにのみ作用するように
回転伝達手段の回転方向に応じて選択可能な制動制御手
段を有することとした(請求項1)。
【0008】(2) (1)記載の給紙トレイ装置にお
いて、制動制御手段は制動手段とは別個に設けた一方向
回転クラッチであることとした(請求項2)。
【0009】(3) (2)記載の給紙トレイ装置にお
いて、制動手段は摩擦を利用したものであることとした
(請求項3)。
【0010】(4) (2)記載の給紙トレイ装置にお
いて、制動手段は回転軸上に設けた一対の永久磁石間に
生じる磁気的吸引力を利用したものであることとした
(請求項4)。
【0011】(5) (4)記載の給紙トレイ装置にお
いて、永久磁石は回転軸から半径方向に等距離かつ、前
記回転軸を中心として放射状に360°を等分して配置
された回転側の複数の永久磁石と、この回転側の複数の
永久磁石に対向してそれぞれ対のなすように配置された
固定側の複数の永久磁石からなることとした(請求項
5)。
【0012】(6) (5)記載の給紙トレイ装置にお
いて、回転側の永久磁石と固定側の永久磁石との回転軸
方向上での対向間隔を調整する手段を有することとした
(請求項6)。
【0013】(7) (1)または(2)または(3)
または(4)または(5)または(6)記載の給紙トレ
イ装置において、制動手段は駆動源に近い動力伝達経路
に配置した(請求項7)。
【0014】
【作用】給紙トレイが上昇するときには、制動手段によ
る制動力がモーターの負荷として作用しない。
【0015】
【実施例】
(一) 本発明の実施に適する給紙トレイ装置の説明 図5において、符号1は画像形成装置を示し、この画像
形成装置は、自動原稿送り装置2と、プロセス装置3
と、大量給紙装置4と、多段給紙装置5などからなって
いる。
【0016】大量給紙装置4は、給紙トレイ6を有し、
この上には、A4サイズの用紙を1000枚収容するこ
とができる。この給紙トレイ6は図示省略の上下方向の
ガイドに摺動可能に嵌合している。この給紙トレイ6の
一部は、上下方向に設定されたベルト8の平行部であっ
て符号7で示す固定部にて該ベルトに固定されている。
ベルト8を支持するプーリーのうち、下側のプーリー
9について、該プーリー9は、図1により後述するギヤ
G1と一体構成されていて、ギヤ系列を経て、モーター
Mにより駆動されるようになっている。
【0017】給紙トレイ6上には、符号Sで示す用紙が
載置されており、この用紙の最上部が、給紙用の送り出
しローラー10に対して一定の関係を保持するように、
紙上面検知センサー11の出力に基づいてモーターMの
駆動が制御されるようになっている。
【0018】大量給紙装置4からの給紙動作が開始され
ると、用紙Sの最上面Aの位置が、送り出しローラー1
0による給紙動作が安定して行われるために十分な高さ
にあるかどうかが紙上面検知センサー11の出力に基づ
いて検知され、用紙の最上面Aが十分な高さにあること
が確認されれば、送り出しローラー10の回転によっ
て、給紙が開始される。
【0019】仮に、検知結果が前記十分な高さにないと
判断された場合には、プーリー9を回転することによ
り、検知結果が前記十分な高さになると判断されるま
で、給紙トレイ6を上昇させ、しかるのち、給紙が再開
され、継続されていく。
【0020】給紙動作中に、用紙と送り出しローラー1
0との接触が安定していることは、スキューを防止する
ために必要な条件であり、この動作中に給紙トレイ6が
不用意に上下しないことにより、この条件が満足され
る。このため、給紙動作の間、給紙トレイ6の高さは一
定に保持されなければならない。
【0021】また、紙上面検知センサー11による検知
結果が給紙動作可能と判断してから、給紙トレイ6の上
昇が止まるまでには、信号の伝達、処理に必要な時間差
があるため、上昇を停止した給紙トレイ6を再度上昇さ
せるために、紙上面検知センサー11の検知結果が給紙
不可の検出出力をするまでに、数枚あるいは数十枚の用
紙が給送されるだけ、紙上面検知センサー11のオン位
置と給紙トレイ11の停止位置に誤差がある。この給送
が行われる間も給紙トレイ11を停止させておく必要が
ある。
【0022】さらに、大量給紙装置4からの給紙動作が
一度停止し、つぎに再度、大量給紙装置からの給紙動作
を行うときに、迅速に処理を開始するために、大量給紙
装置4の給紙トレイ6の高さが給紙動作の間に変化しな
いことは重要である。
【0023】(二) 請求項1、請求項2、請求項3、
請求項7に対応する説明 図5に示すベルト8を駆動するための手段はギヤボック
ス内に設けられている。このギヤボックスは図1に示す
ように対向して設けられた2枚の側板12、13に設け
られている。
【0024】図1において、これら側板12、13に
は、ブレーキ軸14と、支持軸15とが設けられてい
る。ブレーキ軸14は側板12、13を貫通しており、
軸受16、17により回転自在かつ、軸長手方向に手動
自在に側板12、13に支持されている。ブレーキ軸1
4の一端側に位置する側板12には固定側摩擦板18が
固定されている。
【0025】この固定側摩擦板18にはブレーキ軸14
の回転や軸方向の移動に何らの抵抗を与えない程度のゆ
とりをもつ穴があけられていて、この穴をブレーキ軸1
4が貫通している。この固定側摩擦板18と対向して回
転側摩擦板19がブレーキ軸14に固定されている。
【0026】ブレーキ軸14の他端側に位置する側板1
3の内側には、該ブレーキ軸に固定されたリング20と
の間に伸張性コイル状のばね21が設けられている。こ
のばね21の弾性により、ブレーキ軸14は左行する向
きの力を与えられており、このため、回転側摩擦板19
は固定側摩擦板18に圧接されており、ブレーキ軸14
の回転に対し制動力が付与されるようになっている。よ
って、これら固定側摩擦板18、回転側摩擦板19、ば
ね21などは、制動手段を構成している。
【0027】ブレーキ軸14には、段付きのギヤが設け
られている。この段付きのギヤを構成する小ギヤG2の
部分はブレーキ軸14に対して回転自在であり、支持軸
15に回転自在に支持されているギヤG1に噛み合わさ
れている。このギヤG1はプーリー9と一体的に構成さ
れている。
【0028】一方、ブレーキ軸14上の小ギヤG2は大
ギヤG3と一体であり、この大ギヤG3の部分は一方向
回転クラッチ22を介してブレーキ軸14に設けられて
いる。この一方向回転クラッチ22はギヤG4が矢印B
の向きに回転するときのみ、該ギヤG4とブレーキ軸1
4とを接続し、矢印Bの向きの逆の向きに回転するとき
には、ブレーキ軸14に対して接続を断ち回転自在とな
るように機能する。大ギヤG3は、モーターMの軸に固
定されたギヤG4と噛み合わされている。モーターMか
らベルト8までの間に存在するこれらギヤ系列を回転伝
達手段と称する。
【0029】大ギヤG3が、矢印Bの向きと反対の向き
に回されるときには、モーターM→ギヤG4→大ギヤG
3→小ギヤG2→ギヤG1→プーリー9→ベルト8、の
駆動経路を経ることにより、制動手段を介さずにモータ
ーMの回転が、これらの減速ギヤ列により減速されてベ
ルト8が回動され、給紙トレイ6が上昇される。
【0030】また、大ギヤG3が矢印Bの向きに回転す
るときには、一方向回転クラッチ22が機能して、大ギ
ヤG3とブレーキ軸14とを接続するので、モーターM
→ギヤG4→制動手段→小ギヤG2→ギヤG1→プーリ
ー9→ベルト8、の経路を経ることにより、制動手段を
介してモーターMの回転が給紙トレイ6に伝えられ、該
給紙トレイ6は下降させられる。
【0031】したがって、制動手段の制動力をモーター
Mの電源がオフにされても給紙トレイ6が自重により自
然落下しないような大きさのブレーキ力が発生するよう
に、調整設定しておくことにより、ブレーキ軸14に制
動力を付与しつつ、一方向回転クラッチ22の機能によ
り、モーターMの負荷が増大する給紙トレイ6の上昇時
にのみ、制動手段を介さずにモーターMの動力をベルト
8に伝達することができる。
【0032】本例の装置では、給紙トレイ6が上昇時に
は、小ギヤG2が図1中、矢印Bとは逆向きに回転する
ため、制動手段による制動力がかからないので力の損失
は生じないが、モーターMがオフの状態では、小ギヤG
2は矢印Aで示す回転方向に回転しようとしても、制動
手段による制動力が作用するため回転できず、給紙トレ
イ6の高さは維持される。
【0033】このように、給紙トレイ6が下降する際に
は、制動力がかかったまま駆動されることとなるが、給
紙トレイ6の移動方向は重力方向であるので、駆動のた
めのエネルギーは摩擦損失すなわち、制動力だけであ
り、理想的には制動力は給紙トレイ6を上昇させるため
の力と釣り合うので、モーターMの能力および消費電力
は、従来よりも半減させることができる。
【0034】本例において、一方向回転クラッチ22
は、固定側摩擦板18と回転側摩擦板19とで構成され
る制動手段の制動力が、給紙トレイ6を上昇させるとき
には作用せず、下降するときにのみ作用するように回転
伝達手段の回転方向に応じて選択する制動制御手段の一
例を構成する。これにより、給紙トレイ6の自然落下を
防止し得る十分な制動力を確保しつつ、モーターMおよ
び電力の容量を軽減することができる(請求項1)。
【0035】また、固定側摩擦板18や回転側摩擦板1
9などからなる制動手段を、大きく減速される前の、駆
動源としてのモーターMに近い動力伝達経路に配置した
ので、微弱な制動力発生構造でも十分な制動性能を得る
ことができる。これは、一方向回転クラッチ22と配置
位置に限定されずに制動手段の位置を定めることにより
可能となるものである(請求項2、7)。
【0036】本例では、制動手段は、摩擦を利用したも
のであり、比較的簡易な手段により容易に所要の摩擦力
を得ることができる(請求項3)。
【0037】(三)請求項4、請求項5、請求項6、請
求項7に対応する発明 図2により、説明する。本例は、前記例における図1の
構成と共通の構成部分を有するので、この共通部分につ
いては、図1におけると同じ符号を付し、説明を省略す
る。
【0038】図2において、ブレーキ軸23は側板1
2、13間に、軸受24、25を介して回転自在に設け
られている。本例では、前記例と異なり、ブレーキ軸2
3は軸方向に移動する必要ない。ブレーキ軸23は、両
端部共、側板12、13からそれぞれ突出している。
【0039】ブレーキ軸23の右端については、図2に
示すように、側板13の外側に固定され、ブレーキ軸2
3により挿通された固定側の永久磁石26がある。ブレ
ーキ軸23の軸端にはめねじが形成されていて、このめ
ねじには、おねじ27が螺合されている。
【0040】おねじ27のねじ部には、回転側の永久磁
石28が螺合された上で、その内側部をナット29でロ
ックされている。かかる構成により、永久磁石26と、
永久磁石28とは対向した関係に配置されていることに
なる。
【0041】これらの永久磁石26、27は、軸方向か
ら見た場合、図3に示すようになっていて、回転軸、つ
まりブレーキ軸23の中心軸を中心として放射状に36
0°を8等分した位置にそれぞれ円形凸状にN極30と
S極31とを交互に配置している。
【0042】給紙トレイ6の上昇あるいは、下降が停止
した段階で、対向している永久磁石26と永久磁石28
のうち、近接している関係にあるN極とS極とが引き合
うことで、ブレーキ軸14に制動力が発生する。したが
って、これら永久磁石26、28間の磁気的吸引力を利
用して制動力が得られるので、これら永久磁石26、2
8は制動手段を構成する(請求項4、請求項5)。
【0043】この構成により、生じる給紙トレイ6の上
下方向停止位置の誤差は、初段減速軸であるブレーキ軸
14上では、1/8回転以下であり、さらに減速されて
給紙トレイ6が上下することから、給紙トレイ6の上下
方向の移動量の誤差は無いに等しく、例えば、0.02
mm以下に抑えることも容易である。
【0044】かかる制動手段において、給紙トレイ6の
下降時には、永久磁石26と永久磁石28のN極30
と、S極31とが完全に向き合う関係にある停止状態
(起点とする)から1/8回転するまでは、磁気的吸引
力が引き合う関係に作用するので、制動力として作用す
る。
【0045】図4において、永久磁石26の回転中心を
符号Oa,永久磁石28の回転中心を符号Obでそれぞ
れ示す。ブレーキ軸14が、起点から1/8回転した位
置では、図4に示すように、永久磁石28のN極30−
1bは隣合う永久磁石26のS極31−1aとS極31
−2aから同等の力で引き付けられる。さらに、これま
で反発し合っていた永久磁石26のN極30−1aとは
軸方向で向きある関係になるため、回転方向には反発力
が作用し合わない状態となる。
【0046】各永久磁石26、28のそれぞれの磁極も
上記と同じ関係となり、結果として、両永久磁石間には
制動力は作用しない関係となる。このような釣合い状態
から僅かでも永久磁石28、つまり、ブレーキ軸14が
回転すると、各磁極が同極性同士の反発力が発生して、
永久磁石28の回転を助ける向きに磁気的反発力が作用
することとなる。
【0047】以上により、永久磁石28の回転に伴うエ
ネルギーの出入りは軸部の摩擦を除けば、合計でゼロに
なり、起動時のみ、制動力が作用することとなり、消費
電力の平均値が減少することとなる。
【0048】本例においては、図2において、既に説明
したように、ナット29を緩めてから永久磁石28を回
動することにより、ブレーキ軸14上での永久磁石26
に対する永久磁石28の対向間隔を、容易に任意の間隔
に調整することができる。よって、制動力の調整が容易
である(請求項6)。
【0049】よって、かかる調整機構を備えた装置を同
一仕様で量産しても、異なる制動力を有する他機種に対
して制動力を容易に調整して適合させることができる。
【0050】また、本例でも、永久磁石26、27から
なる制動手段を、大きく減速される前の、駆動源として
のモーターMに近い動力伝達経路に配置したので、微弱
な制動力発生構造でも十分な制動性能を得ることができ
る。これは、一方向回転クラッチ22と配置位置に限定
されずに制動手段の位置を定めることにより可能となる
ものである(請求項2、7)。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、給紙トレイの下降を防
止できる十分な制動力を確保しつつ、モーター負荷を軽
減することのできる給紙トレイ装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる、摩擦制動手段を用いた給紙ト
レイ装置の要部を説明した正面図である。
【図2】本発明にかかる、磁気的制動手段を用いた給紙
トレイ装置の要部を説明した正面図である。
【図3】永久磁石の正面図である。
【図4】2つの永久磁石の磁極同士の関係を模式的に説
明した図である。
【図5】本発明の実施に適する給紙トレイを画像形成装
置とともに説明した正面図である。
【符号の説明】
22 (制動制御手段としての)一方向回転クラッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モーターを駆動源として用紙を積載した給
    紙トレイを上昇および下降させる装置であって、前記モ
    ーターと前記給紙トレイとの間に前記モーターの回転力
    を垂直方向の直線運動に変換する変換手段と、前記モー
    ターの回転力を前記給紙トレイに伝達する回転伝達手段
    と、前記給紙トレイが最下限よりも上昇した位置にある
    ときに前記モーターの電源がオフにされても、前記給紙
    トレイが重力により自然落下しないように前記回転伝達
    手段に制動力を付与する制動手段を有する給紙トレイ装
    置において、 前記制動手段による制動力が、前記給紙トレイが上昇す
    るときには作用せず下降するときにのみ作用するように
    前記回転伝達手段の回転方向に応じて選択可能な制動制
    御手段を有することを特徴とする給紙トレイ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の給紙トレイ装置において、
    制動制御手段は制動手段とは別個に設けた一方向回転ク
    ラッチであることを特徴とする給紙トレイ装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の給紙トレイ装置において、
    制動手段は摩擦を利用したものであることを特徴とする
    給紙トレイ装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の給紙トレイ装置において、
    制動手段は回転軸上に設けた一対の永久磁石間に生じる
    磁気的吸引力を利用したものであることを特徴とする給
    紙トレイ装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の給紙トレイ装置において、
    永久磁石は回転軸から半径方向に等距離かつ、前記回転
    軸を中心として放射状に360°を等分して配置された
    回転側の複数の永久磁石と、この回転側の複数の永久磁
    石に対向してそれぞれ対のなすように配置された固定側
    の複数の永久磁石からなることを特徴とする給紙トレイ
    装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の給紙トレイ装置において、
    回転側の永久磁石と固定側の永久磁石との回転軸方向上
    での対向間隔を調整する手段を有することを特徴とする
    給紙トレイ装置。
  7. 【請求項7】請求項1または請求項2または請求項3ま
    たは請求項4または請求項5または請求項6記載の給紙
    トレイ装置において、制動手段は駆動源に近い動力伝達
    経路に配置したことを特徴とする給紙トレイ装置。
JP6317288A 1994-12-20 1994-12-20 給紙トレイ装置 Pending JPH08169567A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013184755A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Ricoh Co Ltd 給紙装置及び画像形成装置
JP2015003827A (ja) * 2013-05-21 2015-01-08 株式会社リコー シート分離搬送装置、及び画像形成装置

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