JPH08168416A - 収納棚 - Google Patents

収納棚

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JPH08168416A
JPH08168416A JP33417894A JP33417894A JPH08168416A JP H08168416 A JPH08168416 A JP H08168416A JP 33417894 A JP33417894 A JP 33417894A JP 33417894 A JP33417894 A JP 33417894A JP H08168416 A JPH08168416 A JP H08168416A
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JP
Japan
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shelf
receiving member
wires
shelf receiving
pressing mechanism
Prior art date
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Ceased
Application number
JP33417894A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Oominato
光義 大港
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Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Forestry Co Ltd filed Critical Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority to JP33417894A priority Critical patent/JPH08168416A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】棚板の高さを連続的にかつ容易に調整する。 【構成】本発明の収納棚1には複数の棚板2を設けてあ
り、当該棚板2の両端には棚受け部材3を取り付けてあ
る。棚受け部材3には、可撓性線材としてのワイヤー4
a、4bを挿通するための貫通孔5a、5b、6a、6
bを設けてあり、ワイヤー4a、4bは、図示していな
いがそれぞれ上方を天井に、下方を床面に固着してあ
る。ワイヤー4a、4bは、棚受け部材3の内部で交差
するように挿通してある。棚受け部材3には、ワイヤー
4a、4bを当該部材内面に押し付ける押付け機構12
を当該ワイヤーが交差している中央付近に設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収納棚に係り、特に、
大きさの異なる他品種の物品を収納する収納棚に関す
る。
【0002】
【従来の技術】収納棚は、通常、その側板内面にダボ穴
を穿孔してあり、当該ダボ穴に棚ダボと呼ばれる棚受け
具を差し込み、その上に棚板を載せるようになっている
ものが多い。そして、ダボ穴は鉛直方向に一定のピッチ
で配設してあり、ダボの差込み位置を変えることによっ
て棚板の高さを変更できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダボ穴
が一定のピッチでしか配設されていないため、棚板間隔
の微調整ができないという問題を生じていた。かかる問
題は、例えばあと数mmあれば収納可能な物品であるの
に、棚板を一段上げて収納せねばならず、その結果、収
納空間に無駄が生じてしまうという事態を招く。
【0004】また、ダボを差し替える際に棚板に載せて
いた食器等の物品をいったん降ろさねばならないとう問
題、錆等によってダボを引き抜くのが困難な場合がある
という問題あるいはダボの差し替え箇所が多くて手間が
かかるという問題も生じていた。
【0005】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、棚板の高さを連続的にかつ容易に調整するこ
とが可能な収納棚を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の収納棚は請求項1に記載したように、所定
の棚板と、当該棚板の端部に取り付けられた棚受け部材
と、当該棚受け部材の前後に設けた貫通孔に当該棚受け
部材内で交差させて挿通され、上下二カ所において固定
された一対の可撓性線材と、当該可撓性線材を前記棚受
け部材の内面に押し付ける押付け機構とを備えたもので
ある。
【0007】また、本発明の収納棚は、請求項1の押付
け機構を前記可撓性線材が交差する中央付近に配置した
ものである。
【0008】また、本発明の収納棚は、請求項1の押付
け機構を前記一対の可撓性線材が貫通する各貫通孔近傍
にそれぞれ配置したものである。
【0009】また、本発明の収納棚は、請求項1の押付
け機構を前記棚受け部材に螺合されたネジ部材と当該ネ
ジ部材の先端に取り付けられ前記可撓性線材を押さえる
押さえ部材とから構成したものである。
【0010】また、本発明の収納棚は、請求項1の可撓
性線材を所定の張力調整機構を介して床等の所定部位に
固定したものである。
【0011】また、本発明の収納棚は、請求項1の可撓
性線材の端部から所定長さに位置する箇所に所定の取付
部材を着脱自在に取付け、当該取付部材若しくはその近
傍の可撓性線材を床等の所定部位に固定したものであ
る。
【0012】
【作用】本発明の収納棚においては、棚板の端部に取り
付けた棚受け部材の貫通孔にワイヤー等で構成した一対
の可撓性線材を挿通し、それらを棚受け部材の内部で交
差させるとともに、当該可撓性線材を押付け機構で棚受
け部材の内面に押し付けて固定する。そして、棚板およ
びその上の物品の重量を可撓性線材で支持する。
【0013】棚板の高さを変えたいときには、棚受け部
材の押付け機構を緩め、棚板を所望の位置まで上昇若し
くは下降させる。そして、当該位置において再び押付け
機構を働かせて可撓性線材を棚受け部材の内面に強く押
し付けて固定する。なお、棚板を外さずに昇降させるこ
とができるため、当該棚板に載せてある食器等をいちい
ち降ろす必要はない。
【0014】ここで、押付け機構を前記可撓性線材が交
差する中央付近に配置した場合には、一つの押付け機構
で一対の可撓性線材をまとめて棚受け部材の内面に押し
付ける。
【0015】また、押付け機構を前記一対の可撓性線材
が貫通する各貫通孔近傍にそれぞれ配置した場合には、
棚板の手前側および奥側の高さをそれぞれ個別に調整す
る。
【0016】また、押付け機構を前記棚受け部材に螺合
されたネジ部材と当該ネジ部材の先端に取り付けられ前
記可撓性線材を押さえる押さえ部材とから構成した場合
には、当該ネジ部材を手で回して押さえ部材を上昇さ
せ、可撓性線材を棚受け部材の内面に押し付ける。
【0017】また、可撓性線材を所定の張力調整機構を
介して床等の所定部位に固定した場合には、棚板重量に
応じて可撓性線材の張力を調整する。また、可撓性線材
がクリープ等によって伸びた場合にも同様に張力を調整
する。
【0018】また、可撓性線材の端部から所定長さに位
置する箇所に所定の取付部材を着脱自在に取付け、当該
取付部材若しくはその近傍の可撓性線材を床等の所定部
位に固定した場合には、当該取付部材を緩めてその取付
け位置を先の方にずらし、長くなった分の可撓性線材を
棚受け部材の方に繰り出すことによって、棚板の段数を
増やす。
【0019】
【実施例】以下、本発明の収納棚の実施例について、添
付図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本実施例の収納棚を示す斜視図で
ある。同図でわかるように、本実施例の収納棚1には複
数の棚板2を設けてあり、当該棚板2の両端には、ステ
ンレス、プラスチック等で形成した棚受け部材3を取り
付けてある。棚受け部材3には、可撓性線材としてのワ
イヤー4a、4bを挿通するための貫通孔5a、5b、
6a、6bを設けてあり、ワイヤー4a、4bは、図示
していないがそれぞれ上方を天井に、下方を床面に固着
してある。
【0021】図2は、棚受け部材3の詳細断面図であ
る。図2(a) でわかるように、棚受け部材3は、棚板2
の両端に嵌め込んでビス11で固着してあり、その内部
にワイヤー4a、4bが通る空間を残してある。
【0022】ワイヤー4a、4bは、図2(b) でよくわ
かるように棚受け部材3の内部で交差するように挿通し
てある。すなわち、ワイヤー4aは、棚受け部材3の手
前の貫通孔5aを通って棚受け部材3内を斜めに横切
り、向こう側の貫通孔6bに抜けており、ワイヤー4b
は、棚受け部材3の向こう側の貫通孔5bを通って棚受
け部材3内を斜めに横切り、手前の貫通孔6aに抜けて
いる。
【0023】棚受け部材3には、ワイヤー4a、4bを
当該部材内面に押し付ける押付け機構12を当該ワイヤ
ーが交差している中央付近に設けてある。
【0024】押付け機構12は、棚受け部材3に螺合さ
れたネジ部材としての蝶ネジ13と蝶ネジ13の先端に
取り付けられワイヤー4a、4bを押さえる押さえ部材
14とから構成してある。押さえ部材14の前面および
棚受け部材3の内面は、ワイヤー4a、4bをしっかり
と押さえつけて所定の摩擦力を発生するように適宜凹凸
を設けておくのがよい。
【0025】ワイヤー4a、4bの下端近傍において
は、図3でわかるように、端部から所定長さの位置にあ
る部分を輪状に形成し、当該輪状の根元付近を取付部材
としての一対のプレート25、25で挟み込んでボルト
26で挟着し、当該輪状部分を張力調整機構21を介し
て床面20に螺着されたフック22に連結してある。な
お、輪状部分を形成しなくとも、プレート25、25あ
るいはボルト26を連結するようにしてもよい。
【0026】上述の所定長さは、収納棚の段数が増えて
ワイヤーを長くする必要が生じた場合にも十分対応でき
る長さとするのがよい。
【0027】張力調整機構21は、上述の輪状部分に連
結されたフック23と、フック22に連結されたもう一
つのフック23とをネジ山を逆にして本体24に螺合し
てあり、本体24を所定の方向に回転させることによっ
てフック23、23を互いに引き寄せ、ワイヤー4a、
4bの張力を調整することができるようになっている。
【0028】なお、ワイヤーの上端については、詳細な
説明は省略するが、上述した下端構造と同様の構造を用
いて天井に固定してもよいし、張力調整機構を省略した
構造としてもよい。
【0029】本実施例の収納棚1においては、図2で説
明したように、棚板2の端部に取り付けた棚受け部材3
の貫通孔5a、5b、6a、6bにワイヤー4a、4b
を挿通し、それらを棚受け部材3の内部で交差させると
ともに、当該ワイヤーを押付け機構13で上方に移動さ
せ、棚受け部材3の内面に強く押し付ける。
【0030】すると、ワイヤー4a、4bは、棚受け部
材3の内面および貫通孔5a、5bに強く押し付けら
れ、棚板2およびその上に載せた物の重量を支持する。
【0031】棚板2の高さを変えたいときには、図4に
示すように、棚受け部材3に設けた押付け機構12の蝶
ネジ13を緩めて押さえ部材14をワイヤー4a、4b
から離し、棚受け部材3を例えば同図の矢印に示すよう
に下方に移動させる。そして、当該位置において再び蝶
ネジ13を締めてワイヤー4a、4bを棚受け部材3の
内面および貫通孔5a、5bに強く押し付け固定する。
ここで、棚板2を外さずに昇降させることができるた
め、当該棚板2に載せてある食器等をいちいち降ろす必
要はない。
【0032】なお、棚板の移動を終了した後、張力調整
機構21を用いてワイヤー4a、4bの張力を適宜増減
し、棚板の重量に合った張力に調整する。また、ワイヤ
ー4a、4bがクリープ等によって伸びた場合にも同様
に張力を調整する。
【0033】また、棚板2の段数を例えば図5(a) に示
す状態から図5(b) に示す状態に増やしたい場合には、
ワイヤー4a、4bの下端近傍に設けたボルト26を緩
めてプレート25、25の取付け位置を先の方にずら
し、長くなった分のワイヤー4a、4bを棚受け部材3
の方に繰り出せばよい。なお、上述のプレート25、2
5、張力調整機構21並びに押付け機構12は図5から
は省略してある。
【0034】以上説明したように、本実施例の収納棚に
よれば、棚板の端部に取り付けた棚受け部材の貫通孔に
ワイヤーを挿通し、それらを棚受け部材の内部で交差さ
せるとともに、当該ワイヤーを押付け機構で上方に移動
させ、棚受け部材の内面および貫通孔に強く押し付ける
ようにしたので、棚板およびその上の載荷重量をワイヤ
ーで支持することができるとともに、押付け機構を緩め
て棚板を昇降させることにより、当該棚板の高さを連続
的にすなわち数mm単位でも調整することができる。
【0035】したがって、物品の大きさに応じて棚板の
高さを設定することが可能となり、収納空間に無駄が生
じるのを回避することができる。そのため、大きさの異
なる様々な物品を収納する必要がある場合、例えば、食
器棚や食品庫に特に有効である。
【0036】また、棚板の高さを変えるにあたっては、
押付け機構を緩めて棚板をスライドさせるだけなので、
その作業はきわめて短時間かつ容易に行うことができる
とともに、棚板を取り外すことなくこれを昇降させるこ
とができるため、棚板に載っている物品をいちいち降ろ
す必要がなくなる。
【0037】本実施例では、一対のワイヤー4a、4b
を2本まとめて押付け機構12で押し上げるようにした
が、図6(a) に示すように、押付け機構12と同様の構
造をもつ押付け機構31a、31bをそれぞれ貫通孔5
a、5bの近傍に配設し、それぞれがワイヤー4a、ワ
イヤー4bを個別に押し上げるように構成してもよい。
【0038】かかる構成においては、例えば図6(b) に
示すように押付け機構31aを緩めて棚板2の手前側だ
けを微調整することができる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の収納棚は、
所定の棚板と、当該棚板の端部に取り付けられた棚受け
部材と、当該棚受け部材の前後に設けた貫通孔に当該棚
受け部材内で交差させて挿通され、上下二カ所において
固定された一対の可撓性線材と、当該可撓性線材を前記
棚受け部材の内面に押し付ける押付け機構とを備えたの
で、棚板の高さを連続的にかつ容易に調整することが可
能となる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る収納棚の斜視図。
【図2】(a)は棚板端部に取り付けた棚受け部材の詳細
断面図、(b)は(a) のA―A線に沿う断面図。
【図3】(a)はワイヤー下端近傍に設けた張力調整機構
の詳細図、(b)は当該張力調整機構に連結される取付部
材を示した図。
【図4】(a)は棚板の高さを変えるために押付け機構を
緩めた様子を示す図、(b) は(a)のB―B線に沿う断面
図。
【図5】棚板を増加させる様子を示した説明図。
【図6】本実施例に係る収納棚の変形例を示す図。
【符号の説明】
1 収納棚 2 棚板 3 棚受け部材 4a、4b ワイヤー(可撓性線材) 5a、5b、6a、6b貫通孔 12、31a、31b押付け機構 13 蝶ネジ(ネジ部材) 14 押さえ部材 21 張力調整機構 25 取付部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の棚板と、当該棚板の端部に取り付
    けられた棚受け部材と、当該棚受け部材の前後に設けた
    貫通孔に当該棚受け部材内で交差させて挿通され、上下
    二カ所において固定された一対の可撓性線材と、当該可
    撓性線材を前記棚受け部材の内面に押し付ける押付け機
    構とを備えたことを特徴とする収納棚。
  2. 【請求項2】 前記押付け機構を前記可撓性線材が交差
    する中央付近に配置した請求項1記載の収納棚。
  3. 【請求項3】 前記押付け機構を前記一対の可撓性線材
    が貫通する各貫通孔近傍にそれぞれ配置した請求項1記
    載の収納棚。
  4. 【請求項4】 前記押付け機構を前記棚受け部材に螺合
    されたネジ部材と当該ネジ部材の先端に取り付けられ前
    記可撓性線材を押さえる押さえ部材とから構成した請求
    項1記載の収納棚。
  5. 【請求項5】 前記可撓性線材を所定の張力調整機構を
    介して床等の所定部位に固定した請求項1記載の収納
    棚。
  6. 【請求項6】 前記可撓性線材の端部から所定長さに位
    置する箇所に所定の取付部材を着脱自在に取付け、当該
    取付部材若しくはその近傍の可撓性線材を床等の所定部
    位に固定した請求項1記載の収納棚。
JP33417894A 1994-12-17 1994-12-17 収納棚 Ceased JPH08168416A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6547275B2 (en) 1998-11-30 2003-04-15 Daicel Chemical Industries, Ltd. Air bag gas generator and air bag device
US6715427B2 (en) 2000-10-17 2004-04-06 Hyloft Usa, Llc Suspended storage structure
JP2017089142A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 株式会社日建ハウジングシステム 空間区画装置
CN108937200A (zh) * 2018-06-26 2018-12-07 宿州中和木业有限公司 一种可调式书架
US10897992B2 (en) 2018-09-07 2021-01-26 Newage Products Inc. Storage apparatus
US11369198B2 (en) 2020-10-29 2022-06-28 Knape & Vogt Manufacturing Company Suspended storage shelf assembly

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