JPH08167495A - 自動車の帯電防止装置 - Google Patents

自動車の帯電防止装置

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JPH08167495A
JPH08167495A JP30901394A JP30901394A JPH08167495A JP H08167495 A JPH08167495 A JP H08167495A JP 30901394 A JP30901394 A JP 30901394A JP 30901394 A JP30901394 A JP 30901394A JP H08167495 A JPH08167495 A JP H08167495A
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JP
Japan
Prior art keywords
tire
antenna
static electricity
ultraviolet
automobile
Prior art date
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Ceased
Application number
JP30901394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Hattori
泰 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication of JPH08167495A publication Critical patent/JPH08167495A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤ自体に除電構造を備えていなくとも静
電気の帯電を確実に防止することのできる自動車の帯電
防止装置を提供する。 【構成】 タイヤTが路面との摩擦等により帯電し、タ
イヤTと路面との間に放電が生ずると、この放電がアン
テナ1によって電気的な信号として感受される。その
際、アンテナ1に感受された信号が所定レベル以上に達
したことが判定回路2によって判定されると、紫外線照
射器3の発光部3aからタイヤTに向かって紫外線が照
射され、紫外線の除電効果によりタイヤTに帯電した静
電気が除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行中にタイヤを介し
て車体に静電気が帯電することを防止する自動車の帯電
防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車が走行するとタイヤと路
面との摩擦によってタイヤに静電気が発生し、これが車
体側に伝わって帯電を生じていた。このような場合、車
体側と接地側とが接触すると放電が生じ易くなるため、
給油施設等の火気注意の場所においては極めて危険であ
る上に、車両の音響装置に雑音を発生させる原因にもな
っていた。また、このような事態を解消するようにした
ものとして、例えば特開昭56−131407号公報に
記載されているように、タイヤの内部に路面と接触する
通電性の部材を埋設し、これを車体側と接触させてアー
スをとるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タイヤ
の内部に通電性部材を埋設するようにした場合には、こ
のような構造を備えた専用のタイヤに交換しなければな
らず、タイヤ自体が高価であることから、使用者側のコ
スト的な負担が大きくなるし、タイヤの選定にも制限を
受け、汎用性に劣るという問題点があった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、タイヤ自体に除電構
造を備えていなくとも静電気の帯電を確実に防止するこ
とのできる自動車の帯電防止装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、自動車のタイヤに帯電した
静電気の量を検出する帯電検出手段と、帯電検出手段の
検出量が所定量以上になるとタイヤに紫外線を照射する
紫外線照射手段とを備えた自動車の帯電防止装置を構成
している。
【0006】また、請求項2では、自動車のタイヤと路
面との間に生ずる放電を電気的な信号として感受するア
ンテナと、アンテナに感受された信号が所定レベル以上
に達したことを判定する判定手段と、判定手段が所定レ
ベル以上の信号を判定するとタイヤに紫外線を照射する
紫外線照射手段とを備えた自動車の帯電防止装置を構成
している。
【0007】
【作用】請求項1の帯電防止装置によれば、タイヤに所
定量以上の静電気が帯電するとタイヤに紫外線が照射さ
れ、紫外線の除電効果によりタイヤに帯電した静電気が
除去される。
【0008】また、請求項2の帯電防止装置によれば、
タイヤと路面との間に生ずる放電が電気的な信号として
感受され、この信号が所定のレベル以上に達したことが
判別されるとタイヤに紫外線が照射され、紫外線の除電
効果によりタイヤに帯電した静電気が除去される。
【0009】
【実施例】図1乃至図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は帯電防止装置の概略構成図、図2はその外観
を示す斜視図である。
【0010】この帯電防止装置は、タイヤTと路面との
間に発生する放電を電気的な信号として感受するアンテ
ナ1と、アンテナ1に感受された信号が所定レベル以上
に達したことを判定する判定回路2と、判定回路2が所
定レベル以上の信号を判定するとタイヤTに向かって紫
外線を照射する紫外線照射器3とを備え、これらはケー
シング4内に収容されている。
【0011】アンテナ1はケーシング4の外面に配線さ
れた導電性の部材からなり、増幅器5及びフィルタ6を
介して判定回路2に接続されている。即ち、増幅器5で
はアンテナ1が感受した放電による電気的な信号を増幅
し、フィルタ6はその中から一定のレベル以上の信号の
みを取出すようになっている。
【0012】判定回路2はアンテナ1側から入力された
信号が所定レベル以上に達すると紫外線照射器3を作動
させるようになっており、紫外線照射器3にはタイミン
グ回路7を介して接続されている。タイミング回路7で
は紫外線照射器3の動作時間が設定されており、判定回
路2の一回の動作指令により所定時間(例えば1秒間)
だけ紫外線照射器3を動作させるようになっている。即
ち、アンテナ1及び判定回路2によって帯電検出手段が
構成されている。
【0013】紫外線照射器3は周知の原理を用いた装置
からなり、真空紫外線または真空紫外線と極微弱な軟X
線によってガス分子をイオン化し、除電対象物の静電気
を中和するようになっている。紫外線照射器3の発光部
3aはケーシング4の外面、即ちアンテナ1と同一の面
に配置されている。また、紫外線照射器3には充電装置
8が接続され、充電装置8に蓄えられた電力によって紫
外線照射器3を駆動するようになっている。
【0014】ケーシング4は図3に示すように自動車の
タイヤTの近傍に取付けられ、アンテナ1及び紫外線照
射器3の発光部3aがタイヤTの周面に臨むように配置
されている。また、ケーシング4は各機器に電力を供給
するための電源ケーブル9を備えており、電源ケーブル
9は自動車のバッテリーに接続されている。
【0015】以上のように構成された帯電防止装置は自
動車の各タイヤTごとに設置され、タイヤTが路面との
摩擦等により帯電し、タイヤTと路面との間に放電が生
ずると、この放電がアンテナ1によって感受される。そ
の際、アンテナ1に感受された信号が所定レベル以上に
達したことが判定回路2によって判定されると、図3に
示すように紫外線照射器3の発光部3aからタイヤTに
向かって紫外線が照射され、紫外線の除電効果によりタ
イヤTに帯電した静電気が除去される。この場合、紫外
線はタイヤTに対して一定の方向のみから照射される
が、タイヤTは自動車の走行によって回転しているの
で、通常は紫外線の照射時間(タイミング回路7により
設定)内に一回転以上し、万遍なく除電される。
【0016】このように、本実施例の帯電防止装置によ
れば、タイヤTに紫外線を照射することによりタイヤT
に帯電した静電気を除去するようにしたので、自動車の
車体側の帯電を確実に防止することができ、しかもタイ
ヤTには除電用の構造を何等必要としないので、従来の
ようにタイヤTを専用のものに交換したり、選定に制限
を受けることがなく、コスト及び汎用性の面で極めて有
利である。また、タイヤTと路面との間に生ずる放電を
アンテナ1で感受することにより静電気の帯電を検知す
るようにしたので、構造が簡単で実用的であるという利
点がある。この場合、タイヤTの静電気を検知できれば
アンテナ1の代わりに他の構成を用いることも可能であ
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の帯電防
止装置によれば、自動車の車体側の帯電を確実に防止す
ることができ、しかもタイヤには除電用の構造を何等必
要としないので、従来のようにタイヤを専用のものに交
換したり、選定に制限を受けることがなく、コスト及び
汎用性の面で極めて有利である。
【0018】また、請求項2の帯電防止装置によれば、
請求項1と同等の効果が得られるとともに、本装置を簡
単で実用的な構造によって構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す帯電防止装置の概略構
成図
【図2】帯電防止装置の外観を示す斜視図
【図3】帯電防止装置の動作説明図
【符号の説明】
1…アンテナ、2…判定回路、3…紫外線照射器、T…
タイヤ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のタイヤに帯電した静電気の量を
    検出する帯電検出手段と、 帯電検出手段の検出量が所定量以上になるとタイヤに紫
    外線を照射する紫外線照射手段とを備えたことを特徴と
    する自動車の帯電防止装置。
  2. 【請求項2】 自動車のタイヤと路面との間に生ずる放
    電を電気的な信号として感受するアンテナと、 アンテナに感受された信号が所定レベル以上に達したこ
    とを判定する判定手段と、 判定手段が所定レベル以上の信号を判定するとタイヤに
    紫外線を照射する紫外線照射手段とを備えたことを特徴
    とする自動車の帯電防止装置。
JP30901394A 1994-12-13 1994-12-13 自動車の帯電防止装置 Ceased JPH08167495A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008037130A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 車両帯電電位評価方法
CN105392267A (zh) * 2014-08-29 2016-03-09 丰田自动车株式会社 车辆用带电电荷减少装置
KR20220014774A (ko) * 2020-07-29 2022-02-07 (주)파이버피아 정전기 제거장치 및 방법

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CN105392267B (zh) * 2014-08-29 2017-09-22 丰田自动车株式会社 车辆用带电电荷减少装置
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