JPH08165680A - 油圧ショベルの発電機駆動装置 - Google Patents

油圧ショベルの発電機駆動装置

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JPH08165680A
JPH08165680A JP33284694A JP33284694A JPH08165680A JP H08165680 A JPH08165680 A JP H08165680A JP 33284694 A JP33284694 A JP 33284694A JP 33284694 A JP33284694 A JP 33284694A JP H08165680 A JPH08165680 A JP H08165680A
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generator
pump
control valve
hydraulic
pressure
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JP33284694A
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Masahiko Hamaguchi
正彦 浜口
Takeshi Kobayashi
武士 小林
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リフティングマグネット用の発電機を一定回
転で駆動する駆動装置と油圧ショベルの作業機等のアク
チュエータに用いる可変容量油圧ポンプ共有とし、装置
の簡素化と発電機の安定した駆動を行うことを目的とす
る。 【構成】 発電機58を駆動する油圧モータ57へ圧油
を供給する可変容量油圧ポンプ3の吐出容量を制御する
レギュレータ16と、この可変容量油圧ポンプ3から油
圧モータ57への圧油を制御する流量制御弁28とを備
えて、発電機58の出力検出手段58aからの信号に応
じて、流量制御弁28の開口量を調整することにより発
電機58を一定回転で駆動させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧ショベルのリフティ
ングマグネットの発電機駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6の従来のリフティングマグネットの
発電機駆動装置は、エンジン70で駆動されるギャポン
プ71からの吐出流量でモータ72を駆動し、この油圧
モータ72にて発電機73が駆動するものがある。ま
た、図7に示すエンジン70のクランク軸に直結するプ
ーリ74と、発電機73の駆動軸に直結するプーリ75
とをベルト76にて駆動するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す発電機駆動装置ではエンジンの動力を取り出す減速
機および専用のギヤポンプが必要となる。また、リフテ
ィングマグネットの磁力の大きいものに変更する時はギ
ヤポンプも吐出容積の大きいものを装着する必要があ
り、コスト高となっている。図7に示す発電機駆動装置
ではエンジンの動力をベルト駆動で取り出すために発電
機をエンジンの近くに配置する必要があり、この場合は
上部旋回体77上のカウンタウエイト78に発電機を収
納できるように改造を要するのでコスト高となると共
に、ベルト76の切損による発電機が停止する問題があ
る。
【0004】本発明は上記の問題点に着目し、油圧ショ
ベルの作業機等の各アクチュエータを駆動する油圧装置
を用いた発電機駆動装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る第1の油圧ショベルの発電機駆動装
置は、上部旋回体51に発電機58を配設し、この発電
機58を駆動する油圧モータ57と、この発電機58か
ら給電されるリフティングマグネット63を備えた油圧
ショベルの発電機駆動装置であって、この発電機58を
駆動する油圧モータ57へ圧油を供給する可変容量油圧
ポンプ3と、この可変容量油圧ポンプ3の吐出容量を制
御するレギュレータ16と、前記可変容量油圧ポンプ3
から油圧モータ57への圧油を制御する流量制御弁28
と、前記発電機58の出力検出手段58aとを備え、こ
の出力検出手段58aからの信号に応じて前記流量制御
弁28の開口量を調整することにより発電機58を一定
回転で駆動させる構成としたものである。
【0006】本発明に係る第2の油圧ショベルの発電機
駆動装置は、上部旋回体51に発電機58を配設し、こ
の発電機58を駆動する油圧モータ57と、この発電機
58から給電されるリフティングマグネット63を備え
た油圧ショベルの発電機駆動装置であって、この発電機
58を駆動する油圧モータ57へ圧油を供給する可変容
量油圧ポンプ3と、この可変容量油圧ポンプ3の吐出容
量を制御するレギュレータ16と、前記発電機58の出
力検出手段58aと、この出力検出手段58aからの信
号に応じて前記可変容量油圧ポンプ3の斜板角を増減す
る制御信号をレギュレータ16へ出力する制御装置50
とを備え、前記発電機58の出力信号に応じて発電機5
8を一定回転で駆動させる構成としたものである。
【0007】また、上記構成において、前記出力検出手
段58aは、発電機58の電圧を検出する手段あるいは
発電機58または油圧モータ57の回転パルス数を検出
する手段としてもの良い。
【0008】本発明に係る第3の油圧ショベルの発電機
駆動装置は、上部旋回体51に発電機58を配設し、こ
の発電機58を駆動する油圧モータ57と、この発電機
58から給電されるリフティングマグネット63を備え
た油圧ショベルの発電機駆動装置であって、可変容量油
圧ポンプ3吐出容量を制御するレギュレータ16と、こ
のレギュレータ16へ油圧信号を出力する比例電磁弁9
とを有し、前記発電機58を駆動する油圧モータ57
と、可変容量油圧ポンプ3の吐出流量を流量制御弁28
を介して油圧モータ57へ流入させると共に、この可変
容量油圧ポンプ3の吐出圧力と流量制御弁28の下流側
の圧力との差圧信号に応じて前記可変容量油圧ポンプ3
の斜板角を増減する制御信号をレギュレータ16へ出力
する制御装置50とを備え、前記差圧信号に応じて発電
機58を一定回転で駆動させる構成としたものである。
【0009】そして、上記構成において、前記可変容量
油圧ポンプ3の吐出流量を旋回モータ56と、ブームシ
リンダ60と、アームシリンダ62へ供給するそれぞれ
の方向切換弁25,26,27を設け、これらの方向切
換弁25,26,27開口面積を制御するパイロット圧
力を増減する制御信号を電磁弁20,21,22に出力
する制御装置50を備え、前記発電機58と旋回モータ
56,ブームシリンダ60,アームシリンダ62のうち
のいずれかと同時駆動するときは、可変容量油圧ポンプ
3の吐出流量を発電機58の油圧モータ57へ優先して
供給して発電機58を一定回転で駆動するために、前記
旋回モータ56,ブームシリンダ60,アームシリンダ
62のうちのいずれかの方向切換弁25,26,27の
開口面積を小さくするように前記電磁弁20,21,2
2を制御する指令信号を出力する制御装置50を備えた
ものである。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、発電機と、油圧ショベル
の作業機シリンダ、旋回モータとを駆動する可変容量油
圧ポンプを共用とし、発電機のみ駆動してリフティング
マグネットを使用する時は発電機を駆動する油圧モータ
への流量を充分確保ができるので発電機を一定回転で駆
動することが可能となる。また、可変容量油圧ポンプを
共用としたのでコストが安価である。
【0011】更に、この発電機の出力(電圧、回転パル
ス数等)に応じて流量制御弁の開口量を制御して油圧モ
ータへの流量を調整し発電機を一定回転に駆動すること
ができる。
【0012】また、油圧ショベルの作業機(ブームシリ
ンダ、アームシリンダ)および旋回モータと、発電機を
同時に駆動するときも発電機の出力(電圧、回転パルス
数等)あるいは流量制御弁の前後の差圧を検出して、発
電機を一定回転に駆動するために可変容量油圧ポンプの
吐出流量を制御するようにして発電機駆動用油圧モータ
側への流量を確保し安定した発電機の駆動が可能とな
る。
【0013】更に、油圧ショベルの作業機シリンダおよ
び旋回モータと、発電機を同時に駆動するときも発電機
を駆動するモータへの流量を制御する流量制御弁の下流
側圧力と可変容量油圧ポンプの吐出圧力との差圧を検出
して、この差圧信号に応じて発電機を一定回転で駆動す
るように可変容量油圧ポンプの吐出流量を増減する制御
を行い発電機側油圧モータを安定した駆動が可能とな
る。この場合、可変容量油圧ポンプの吐出圧力P1 と流
量制御弁の下流側圧力P2の差圧ΔP,流量係数C,開
口面積S,とした時の流量Qは、Q=CS√(ΔP)求
められるので、この差圧ΔPの時の流量Qを制御装置で
演算させるようにしてある。
【0014】また、油圧ショベルの作業機シリンダおよ
び旋回モータと、発電機を同時に駆動するときも発電機
を駆動するモータへの流量を制御する流量制御弁の下流
側圧力と可変容量油圧ポンプの吐出圧力との差圧を検出
して、この差圧信号に応じて発電機の回転を優先するよ
うに可変容量油圧ポンプの吐出流量を作業機シリンダお
よび旋回モータへの流入を制限するためにこれらの方向
切換弁の開口面積を減らすように制御したので発電機駆
動用油圧モータ側への流量を確保し安定した発電機の駆
動が可能となる。
【0015】そして、リフティングマグネットの磁力が
大きいものに変更しても可変容量油圧ポンプにより発電
機駆動油圧モータへの流量も充分確保できるので発電機
を一定回転で駆動することができる。
【0016】
【実施例】以下に本発明に係る油圧ショベルの発電機駆
動装置の一実施例について、図1乃至図5を参照して詳
述する。
【0017】図1に示す油圧ショベル50は、上部旋回
体51が設けられている。上部旋回体51にエンジン5
4が取着されており、このエンジン54により可変容量
油圧ポンプ3を駆動している。また、エンジン54の後
方にカウンタウエイト53が取着されている。この上部
旋回体51は旋回モータ56の図示しないギャと下部走
行体52に固着した旋回ギャと噛み合って360°旋回
駆動可能となっている。上部旋回体51に発電機58が
設置されており、この発電機58は油圧モータ57によ
り駆動される。この上部旋回体51の前部には図示しな
いブラケットにブーム59の一端が取着されており、こ
のブーム59はブームシリンダ60により揺動自在にな
っている。このブーム60の他端にアーム61が取着さ
れており、アーム61はアームシリンダ62により回動
自在となっている。このアーム61の先端部にリフティ
ングマグネット63が取着されており、発電機58から
ケーブル64により給電されるようになっている。
【0018】次に、本実施例の油圧ショベルの発電機駆
動装置について図2により説明する。先ず、本実施例に
係る可変容量油圧ポンプ制御回路は、図において、エン
ジン1により可変容量油圧ポンプ3(以下、ポンプ3と
いう。)が駆動されると共に、このポンプ3から吐出さ
れる流量は管路10から流量制御弁28を介して発電機
駆動用油圧モータ57へ供給されている。また、ポンプ
3から吐出される流量は管路10から分岐する管路12
を通って第1方向切換弁25を介して旋回モータ56へ
供給されている。更にポンプ3から吐出される流量は分
岐管路12を通って第2方向切換弁26を介してアーム
シリンダ62へ供給されている。またポンプ3から吐出
される流量は分岐管路12を通って第3方向切換弁27
を介してブームシリンダ60へ供給されている。ポンプ
3の吐出管路10には、回路の圧力を設定するリリーフ
弁11が配設されている。
【0019】ポンプ3はサーボピストン5により斜板角
が制御されるようになっており、このサーボピストン5
への制御圧を供給するサーボ制御弁8は、ポンプ3の吐
出管路10から分岐する導管10aからの導管10c
と、ポンプ3の出力をほぼ等馬力に制御する電磁式制御
弁7を介して導管14aと接続している。また、サーボ
制御弁8の一端の操作部8cには、ポンプ3の吐出管路
10から分岐する導管10aを介して導管10bが、ま
た、この一端の操作部8cには、油圧ポンプ4の吐出管
路13から比例電磁弁9を介して導管13aにも接続し
ている。
【0020】比例電磁弁9は電気回路12により後述す
る制御装置50に接続している。更に、サーボ制御弁8
の他端の操作部8dには、前記流量制御弁28と発電機
駆動用油圧モータの間で発生する負荷圧と、第1方向切
換弁25と旋回モータ56の間で発生する負荷圧と、第
2方向切換弁26とアームシリンダ62の間で発生する
負荷圧と、第3方向切換弁27とブームシリンダ60の
間で発生する負荷圧のうちの最高圧を導く管路は、流量
制御弁28の負荷圧導管30と第3方向切換弁27の負
荷圧導管32をシャトル弁31を介して接続している。
このシャトル弁31は負荷圧導管33と接続している。
負荷圧導管33は第2方向切換弁26の負荷圧導管35
とシャトル弁34を介して接続している。このシャトル
弁34は負荷圧導管36と接続している。負荷圧導管3
6は第1方向切換弁25の負荷圧導管38とシャトル弁
37を介して接続している。このシャトル弁37は負荷
圧導管39に接続している。
【0021】前記、電磁式制御弁7の一端の操作部7c
には、ポンプ3の吐出管路10から分岐する導管10a
から更に分岐した導管10dが接続している。また、こ
の電磁式制御弁7の一端のソレノイド操作部7dは、制
御装置50と電気回路15を介して接続している。この
電磁式制御弁7の他端には、二つのバネ7e、7fが配
設され、バネ7e、7fは前記サーボピストン5のピス
トン5bと連結する押圧部材6に当接している。バネ7
e、7fは電磁式制御弁7の図示しないピストンにより
押されて撓むとともに、押圧部材6を押してピストン5
bを作動し、ポンプ3の斜板を制御している。この制御
によりポンプ3の吐出容量は可変となっている。上記実
施例では、バネを2個使用して、ほぼ等馬力となるよう
に制御しているが、等馬力になるようにソレノイドを可
変にしても良い。
【0022】また、図1に示す電磁式制御弁7の一端の
操作部7cにはポンプ3からの制御圧は導管10dから
入力されていない時、すなわち、ポンプ3への負荷の圧
力が低圧のときには、バネ7e、7fのバネ力により電
磁式制御弁7はドレーン位置7aにあり、またサーボ制
御弁8の操作部8cにもポンプ3からの制御圧が導管1
0bから入力されていない時には、このサーボ制御弁8
もドレーン位置8aにある。このため前記サーボピスト
ン5の圧力室5aの制御圧は導管14から導管14aを
介して導管14bを通ってタンク21へ接続されてい
る。このときには、ピストン5bはバネ5cにより図示
の左方向に押され、ポンプ3の斜板は吐出容量が大きく
なる方向に押されている。
【0023】次に、電磁式制御弁7の操作部7cにポン
プ3からの制御圧が導管10dから入力されている時に
はバネ7e、7fに抗して位置7bとなり、またサーボ
制御弁8の操作部8cにもポンプ3からの制御圧が導管
10bから入力されているのでバネ8eに抗して位置8
bとなり、前記ポンプ3からの制御圧は導管10aから
導管10c,10eを介してサーボピストン5の圧力室
5aに伝えられるようになっている。
【0024】このようであるからポンプ3の吐出圧力が
増大すると、この吐出圧力により電磁式制御弁7と、サ
ーボ制御弁8を通った制御圧がサーボピストン5の圧力
室5aに伝えられ、ピストン5bがバネ5cに抗して右
方向に移動しポンプ3の斜板角を減少して吐出容積q
(cc/rev)を少なくするように制御されている。
また、ポンプ3の吐出圧力が減少するとサーボピストン
5は前述とは逆に作動するのでポンプ3の斜板角を増大
して吐出容積を増加するように制御されている。サーボ
ピストン5が右側に最大に押されるとポンプ3は最小斜
板位置となり、ポンプ3の吐出容積は最小容積qmin
(cc/rev)となる。反対に、サーボピストン5が
左側に最大に押されるとポンプ3は最大斜板位置とな
り、ポンプ3の吐出容積は最大容積qmax(cc/r
ev)となる。上記のサーボピストン5,電磁式制御弁
7,サーボ制御弁8からなるポンプ3の斜板角制御装置
を以下レギュレータ16と言う。このようなポンプ吐出
容量制御装置を備えた油圧ショベルの発電機駆動装置に
ついて以下説明する。
【0025】本実施例の油圧ショベルの発電機駆動装置
について詳述する。ポンプ3は吐出管路10を介して流
量制御弁28と接続している。流量制御弁28は供給管
路28aを介して油圧モータ57に接続している。この
油圧モータ57は戻り管路28bを通って流量制御弁2
8からタンクへ接続されている。この油圧モータ57は
発電機58を直結している。この発電機58の出力検出
センサ58aを設けている。出力検出センサ58aは電
圧あるいは発電機または油圧モータの回転パルス数を検
出するもので良いが、以下電圧検出センサ58aとして
説明する。この電圧検出センサ58aと制御装置50と
接続している。また、流量制御弁28の下流側の圧力を
検出する圧力検出導管10fを管路28aに接続し、ポ
ンプ3の吐出圧力を検出する圧力検出導管10gを吐出
管路10に接続している。
【0026】前記制御装置50は電磁式パイロット制御
弁20,21,22,23,および比例電磁弁9と接続
している。これらの電磁式パイロット制御弁20,2
1,22,23は油圧源24と接続し、比例電磁弁9は
油圧ポンプ4と接続している。電磁式パイロット制御弁
20は下流側のパイロット管路20a,20bを介して
第1方向切換弁25の操作部25a,25bと接続して
いる。電磁式パイロット制御弁21は下流側のパイロッ
ト管路21a,21bを介して第2方向切換弁26の操
作部26a,26bと接続している。電磁式パイロット
制御弁22は下流側のパイロット管路22a,22bを
介して第3方向切換弁27の操作部27a,27bと接
続している。比例電磁弁9は下流側のパイロット管路2
3aを介して流量制御弁28の操作部28aと接続して
いる。
【0027】前記第1方向切換弁25の下流側に管路5
6a,56bを介して旋回モータ56と接続している。
前記第2方向切換弁26の下流側に管路62aを介して
アームシリンダ62のボトム油室と接続し、管路62b
を介してアームシリンダ62のヘッド油室に接続してい
る。前記第3方向切換弁27の下流側に管路60aを介
してブームシリンダ60のボトム油室に接続し、管路6
0bを介してブームシリンダ60のへツド油室に接続し
ている。これらの第1方向切換弁25と、第2方向切換
弁26と、第3方向切換弁27との下流側には図示しな
い圧力補償弁が設けてあって、これらの圧力補償弁は、
旋回モータ56,アームシリンダ62,ブームシリンダ
60のうちのいずれかの負荷最高圧によって、同圧力に
制御されるようになっている。これにより旋回モータ5
6,アームシリンダ62,ブームシリンダ60へ供給す
る流量は、方向切換弁25,26,27の開口量によっ
て一定に制御されるようになっている。(例えば、複数
のアクチュエータに用いる圧力補償弁を備えた油圧回路
として特公平2−49405号公報参照)これらの圧力
補償弁は既に公知のものであり詳細説明は省略する。
【0028】前記制御装置50は電気回路15を介して
前記電磁式制御弁7の操作部7dと接続している。制御
装置50は電気回路12を介して前記比例電磁弁9の操
作部9cと接続している。制御装置50は電気回路45
a,45bを介して電磁式パイロット制御弁20の操作
部20c,20dと接続している。制御装置50は電気
回路46a,46bを介して電磁式パイロット制御弁2
1の操作部21c,21dと接続している。制御装置5
0は電気回路47a,47bを介して電磁式パイロット
制御弁22の操作部22c,22dと接続している。制
御装置50は電気回路48を介して電磁式パイロット制
御弁23の操作部23bと接続している。
【0029】また、制御装置50には前記発電機58の
電圧検出センサ58aと、発電機スイッチ51と、エン
ジン1の回転数センサ1aと、サーボピストン5のスト
ロークセンサ5dと、ブームレバーセンサ52と、アー
ムレバーセンサ53と、旋回レバーセンサ54から信号
が入力される。
【0030】更に、制御装置50は前記第1方向切換弁
25のパイロット管路20aから分岐する導管40およ
びパイロット管路20bから分岐する導管41と接続し
ている。また、制御装置50は前記第2方向切換弁26
のパイロット管路21aから分岐する導管42およびパ
イロット管路21bから分岐する導管43と接続してい
る。更に、制御装置50は前記第3方向切換弁27のパ
イロット管路22aから分岐する導管44およびパイロ
ット管路22bから分岐する導管45と接続している。
また、制御装置50は前記流量制御弁28のパイロット
管路23aから分岐する導管46と接続している。
【0031】次に発電機単独駆動の場合の作動について
説明する。発電機スイッチ51をオン動作すると制御装
置50から電気回路48を介して指令信号が電磁式パイ
ロット制御弁23の操作部に入力され、この電磁式パイ
ロット制御弁23は図に示す閉位置から開位置に切換わ
る。パイロット油圧源24からのパイロット圧は管路2
3aを通って流量制御弁28の操作部28aに入力さ
れ、この流量制御弁28は図に示す閉位置から開位置に
切換わる。この時エンジン1により駆動されるポンプ3
からの吐出流量は管路10から流量制御弁28を通って
管路28aから油圧モータ57に流入し回転駆動する。
この油圧モータ57から排出される流量は戻り管路28
bからタンクへドレーンされる。この油圧モータ57の
回転駆動により発電機が回転可能となりリフティングマ
グネット11へ給電するようになっている。
【0032】この発電機58の駆動中の電圧を検出する
センサ58aからの電圧信号が所定の範囲(リフティン
グマグネットの磁力が正常に起こる電圧の範囲は約21
0〜230V)以下の時は、発電機の電圧を所定の範囲
内まで上げるために流量制御弁28の開口面積を増やす
ように制御装置50からの指令信号を電磁式パイロット
弁23に送信する。これにより、油圧源24からのパイ
ロット圧は電磁式パイロット弁23にて調整した高パイ
ロット圧により流量制御弁28の開口面積を大きくす
る。このためポンプ3からの吐出流量が増加し油圧モー
タ57の回転がアップし発電機58の電圧が所定の範囲
になるようになっている。また、電圧信号が所定の範囲
以上の時は、発電機の電圧を所定の範囲内まで下げるた
めに流量制御弁28の開口面積を減らすように制御装置
50からの指令信号を電磁式パイロット弁23に送信す
る。これにより、油圧源24からのパイロット圧は電磁
式パイロット弁23にて調整した低パイロット圧により
流量制御弁28の開口面積を小さくする。このためポン
プ3からの吐出流量が減少し油圧モータ57の回転がダ
ウンし発電機58の電圧が所定の範囲になるようになっ
ている。
【0033】次に、発電機と作業機(ブーム、アーム)
あるいは旋回を同時に駆動するの場合の作動について説
明する。この発電機58が駆動中のポンプ3の吐出容量
を調整するサーボ弁5の操作部8Cに管路10から分岐
する管路10aを通って管路10bからポンプ3の吐出
圧力が加わり、操作部8dには流量制御弁28内に発生
する負荷圧が管路30からシャトル弁31,管路33,
シャトル弁34,管路36,シャトル弁37を介して管
路39から加わっている。この操作部8dには負荷圧と
バネ8eのバネ力が加わっており、操作部8cにはポン
プ吐出圧が加わっているので、サーボ制御弁8は負荷圧
の大小によってドレーン位置8aまたは開位置8bに制
御される。図はポンプ吐出圧に対して負荷圧が大きい場
合を示しており、サーボ制御弁8はドレーン位置8aと
なってサーボピストン5の室5aの流量を管路14から
タンクへドレーンしておりサーボピストン5は左へ移動
しポンプ3の吐出容量を増大するようになっている。負
荷圧が小さい場合は、前述とは逆に作動しポンプ3の吐
出容量を減少するようになっている。
【0034】この発電機58の油圧モータ57とブーム
シリンダ60またはアームシリンダ62あるいは旋回モ
ータ56のうちのいずれかと同時に駆動する場合は、ポ
ンプ3の吐出流量が発電機側油圧モータ57へ必要流量
が流れないときがある。このときはポンプ3の吐出管路
10で検出する吐出圧力P1 と流量制御弁の下流側の管
路28aで検出する圧力P2 との差圧ΔP(P1−P
2)により、Q=CS√(ΔP)の関係から流量Qが不
足しているか制御装置50で演算する。これは流量制御
弁28を通過する流量は圧損分のみ考慮すれば差圧ΔP
により求められる。
【0035】この差圧ΔPにより発電機側のモータ23
への流量が不足しているときは、ポンプ3の最大吐出容
量は越えたか前記サーボピストン5のストロークセンサ
5dからの信号により制御装置50で演算するようにな
っている。また、エンジン1の回転数センサ1aからの
信号により、エンジン回転数Nc,ポンプ容積q(cc
/rev)からNc×q(cc/rev)でポンプ3の
吐出容量は制御装置50で演算する。
【0036】ブームレバーの操作量を検出するブームレ
バーセンサ52と、アームレバーの操作量を検出するア
ームレバーセンサ53と、旋回レバーの操作量を検出す
る旋回レバーセンサ54からの信号に応じて電磁式パイ
ロット制御弁20,21,22を制御するパイロット圧
を前記パイロット管路40,41,42,43,44,
45から検出するようになっており、これらのパイロッ
ト圧力の増減に対する第1,第2,第3方向切換弁2
5,26,27の開口面積との関数を有して制御装置5
0に記憶させてある。
【0037】ここで、作業機シリンダ(ブームシリンダ
60,アームシリンダ62)と旋回モータ56へ供給す
る合計流量QAと発電機駆動用油圧モータ57へ供給す
る流量QCとの合計流量(QA+QC)からポンプ3の
吐出流量を制御装置50で演算する。また、エンジン回
転数Nc×ポンプ容積q(cc/rev)−(QA+Q
C)を制御装置50で演算する。
【0038】次に、アクチュエータ(旋回モータ56,
ブームシリンダ60,アームシリンダ62,発電機駆動
用油圧モータ57を言う)へ供給するポンプ吐出流量と
電磁弁パイロット圧力との関係を図3により説明する。
図の横軸に示す電磁弁20,21,22,23のパイロ
ット圧力に応じて、前記第1,第2,第3方向切換弁2
5,26,27および流量制御弁28の開口面積を調整
して縦軸に示すアクチュエータへ供給流量の増減を制御
している。図の実線に示すように電磁弁パイロット圧力
の上昇に対応してアクチュエータ供給流量が増加する。
【0039】図に示す、アクチュエータの中で旋回モー
タ56と、ブームシリンダ60と、アームシリンダ62
とが必要とする供給流量の合計をQA,発電機駆動用油
圧モータ57が必要とする供給流量をQCとした時に、
前記アクチュエータのうちのすくなくとも二つ以上を同
時駆動するとQA+QCの合計流量Qaが必要となり、
この時の電磁弁パイロット圧力はPaとなっている。と
ころが、これらのアクチュエータが必要とする供給流量
が多くなりQA+QCの合計流量Qaがポンプ3の最大
吐出流量q(cc/rev)を越える場合は、旋回モー
タ56と、ブームシリンダ60と、アームシリンダ62
とが必要とする供給流量の合計をQAを減ずるために第
1,第2,第3方向切換弁25,26,27の開口面積
を減らすよう制御装置50から電磁弁20,21,22
へパイロット圧力を下げるよう指令信号が送られる。こ
のようになっており図に示す電磁弁パイロット圧力はP
aからPbに低圧となり前記アクチュエータ(旋回モー
タ56,ブームシリンダ60,アームシリンダ62)の
供給流量はQaからQbに減じるように制御される。こ
のため発電機駆動用油圧モータ57への供給流量QCは
確保される。すなわちアクチュエータを同時駆動する時
は発電機駆動用油圧モータ57への供給する流量QCを
優先して安定した発電機の駆動を行うものである。後述
する制御動作フローチャートで詳しく説明する。
【0040】このように構成した油圧ショベルの発電機
駆動装置によれば、発電機を一定に駆動させるために、
発電機駆動用油圧モータ57,作業機シリンダ(ブーム
シリンダ60,アームシリンダ62),旋回モータ56
とを同時に駆動する時のポンプ3の吐出流量制御は以下
のようになっている。上記の流量制御弁28の上流側圧
力(ポンプ吐出圧力)P1と下流側圧力(油圧モータ供
給圧力)P2との差圧ΔP,エンジン回転数Nc,ポン
プ容積q(cc/rev),第1,第2,第3方向切換
弁25,26,27のパイロット圧力Pa,ポンプ斜板
角(サーボピストンのストロークで検出)θを制御装置
50に入力し、これらの信号からポンプ吐出量が不足し
ている時は、制御装置50からポンプ3の斜板角を減少
するように前記比例電磁弁9に指令信号を送る。この比
例電磁弁9を開位置9bに切換えて、油圧ポンプ4から
の制御圧を管路13から管路13aを介して前記サーボ
制御弁8の操作部8cに加える。この時サーボ制御弁8
の操作部8cにはポンプ3の吐出圧力も管路10から分
岐する管路10a,10bを介して加わっているので、
サーボ制御弁8の操作部8dに加わる負荷圧とバネ力に
抗してサーボ制御弁8は左へ移動し開位置8bとなる。
このためポンプ3の吐出流量が管路10から分岐する管
路10a,10cを介してサーボ制御弁8の下流側管路
14からサーボピストン5の室5aに流入し、ピストン
5bが右へ移動するのでポンプ3の吐出容量を増大する
ようになっている。
【0041】また、前記の信号からポンプ吐出量が多い
時は、制御装置50からポンプ3の斜板角を減じるよう
に前記比例電磁弁9に指令信号を送る。この信号量に比
例してこの比例電磁弁9を開位置9bからドレーン位置
9aに切換えるようになつている。この時サーボ制御弁
8の操作部8cに加わっていた油圧ポンプ4からの制御
圧が低下し、サーボ制御弁8は右へ移動しドレーン位置
8aとなる。このためサーボピストン5の室5aから流
量が管路14を通って管路14a,14bからタンクへ
ドレーンされる。これによりサーボピストン5は左へ移
動しポンプ3の吐出容量を増大するようになっている。
【0042】次に、発電機駆動装置の制御動作について
図3,図4に示すフローチャートにより説明する。先ず
第1の発電機駆動装置の制御動作は図3に示すようにス
テップ1において発電機の電圧データを読み込む。ステ
ツプ2において発電機の電圧は所定範囲内か判定してお
り、電圧が所定範囲内のときはステップ1に戻る。この
場合の電圧が所定の範囲(リフティングマグネットの磁
力が正常に起こる電圧の範囲は約210〜230V)か
ら外れたときはステップ3において発電機の電圧は所定
範囲内より高いか判定しており、電圧が所定範囲内より
低いときはステップ4において発電機の電圧を所定の範
囲内まで上げるために流量制御弁28の開口面積を増や
すように電磁弁23へ指示する。電圧が所定範囲内より
高いときはステップ5において発電機の電圧を所定の範
囲内まで下げるために流量制御弁28の開口面積を減ら
すように電磁弁23へ指示を行う。
【0043】第2の発電機駆動装置の制御動作は図4に
示すようにステップ1においてポンプ3の吐出圧力P1
と流量制御弁28の下流側圧力P2を測定し、P1−P
2の差圧ΔPを演算する。ステップ2において差圧ΔP
は目標の範囲内か判定しており、差圧ΔPが目標の範囲
内のときはステップ1に戻る。差圧ΔPが目標の範囲内
から外れているときはステップ3においてポンプ3の最
大吐出量は越えたか判定しており、この最大吐出量はサ
ーボピストン5のストロークセンサ5dで測定し、吐出
量は演算するようになっている。この最大吐出量は越え
た時は、ステップ4において第1方向切換弁25の操作
部25a,25bに加わるパイロット圧力と、第2方向
切換弁26の操作部26a,26bに加わるパイロット
圧力と、第3方向切換弁27の操作部27a,27bに
加わるパイロット圧力とを測定する。
【0044】ステップ5において、各方向切換弁25,
26,27のパイロット圧力からブームレバーセンサ
と、アームレバーセンサと、旋回レバーセンサからの信
号からの各レバーの操作量に対するアクチュエータ(ブ
ームシリンダ60,アームシリンダ62,旋回モータ5
6を言う)への供給流量QAを求める。ステップ6にお
いて、発電機駆動用油圧モータ57への供給流量QCを
求める。ステップ7において、エンジン回転数Nc×ポ
ンプ容積q(cc/rev)を求める。ステップ8にお
いて、Nc×q(cc/rev)−(QA+QC)を求
める。ステップ9において、ポンプ3の吐出量(QA+
QC)が多いか判定しており、Nc×q(cc/re
v)−(QA+QC)からポンプ3の吐出量(QA+Q
C)多いか、または少ないか演算している。このポンプ
3の吐出量(QA+QC)が多い時はステップ10にお
いて、ポンプ吐出量の容積q(cc/rev)を下げる
ために比例電磁弁9へ指令する。この指令により前述の
ようにポンプ吐出量を減ずるように制御される。
【0045】ステップ9において、ポンプ吐出量の容積
q(cc/rev)がアクチュエータが必要とする供給
流量(QA+QC)より少ない時はステップ11におい
て、アクチュエータ(作業機のブームシリンダ、アーム
シリンダ、旋回モータ)への供給流量QAを減らすため
に前記第1,第2,第3方向切換弁25,26,27の
開口面積を減らすよう電磁弁20,21,22へ指令す
る。また、ポンプ吐出量の容積q(cc/rev)とア
クチュエータが必要とする供給流量(QA+QC)が等
しい場合はステップ4に戻る。この場合、アクチュエー
タを同時に操作し、かつ、ポンプの吐出量が不足してい
る時は同時操作したアクチュエータ(作業機のブームシ
リンダ、アームシリンダ、旋回モータ)を均等に減じる
と良い。更にはブームシリンダとアームシリンダの同時
操作の時にいずれかを優先して吐出量を供給するように
して同時操作のマッチングを良くすることも可能であ
る。ステップ3において、ポンプ3の最大吐出量が越え
ていない時はステップ12において、ポンプ吐出量の容
積q(cc/rev)を上げるために比例電磁弁9へ指
令する。この指令により前述のようにポンプ吐出量を増
大するように制御される。
【0046】前述のように発電機駆動装置は、単独駆動
する場合と作業機(ブーム59,アーム61)および旋
回モータ56との同時操作する場合について一実施例で
説明したが、これ以外に例えば、発電機を単独駆動する
時は流量制御弁の上流側の圧力(ポンプ吐出圧力)と下
流側の圧力との差圧のみで、発電機駆動用油圧モータへ
供給する必要流量を演算し、発電機駆動用油圧モータへ
のポンプ吐出量を制御することは可能である。
【0047】
【発明の効果】上記の構成によれば、発電機と、油圧シ
ョベルの作業機シリンダ、旋回モータとを駆動する可変
容量油圧ポンプを共用とし、発電機のみ駆動してリフテ
ィングマグネットを使用する時は発電機を駆動する油圧
モータへの流量を充分確保ができるので発電機を一定回
転で駆動することが可能となり、リフティングマグネッ
トの作業性が向上すると共に、可変容量油圧ポンプを共
用としたのでコストが安価である。
【0048】更に、この発電機の出力(電圧、回転パル
ス数等)に応じて流量制御弁の開口量を制御して油圧モ
ータへの流量を調整し発電機を一定回転に駆動すること
ができる。
【0049】また、油圧ショベルの作業機(ブームシリ
ンダ、アームシリンダ)および旋回モータと、発電機を
同時に駆動するときも発電機の出力(電圧、回転パルス
数等)あるいは流量制御弁の前後の差圧を検出して、発
電機を一定回転に駆動するために可変容量油圧ポンプの
吐出流量を制御するようにして発電機駆動用油圧モータ
側への流量を確保し安定した発電機の駆動が可能とな
る。
【0050】更に、油圧ショベルの作業機シリンダおよ
び旋回モータと、発電機を同時に駆動するときも発電機
を駆動するモータへの流量を制御する流量制御弁の下流
側圧力と可変容量油圧ポンプの吐出圧力との差圧を検出
して、この差圧信号に応じて発電機を一定回転で駆動す
るように可変容量油圧ポンプの吐出流量を増減する制御
を行い発電機側油圧モータを安定した駆動が可能とな
る。
【0051】また、油圧ショベルの作業機シリンダおよ
び旋回モータと、発電機を同時に駆動するときも発電機
を駆動するモータへの流量を制御する流量制御弁の下流
側圧力と可変容量油圧ポンプの吐出圧力との差圧を検出
して、この差圧信号に応じて発電機の回転を優先するよ
うに可変容量油圧ポンプの吐出流量を作業機シリンダお
よび旋回モータへの流入を制限するためにこれらの方向
切換弁の開口面積を減らすように制御したので発電機駆
動用油圧モータ側への流量を確保し安定した発電機の駆
動が可能となる。
【0052】そして、リフティングマグネットの磁力が
大きいものに変更しても可変容量油圧ポンプにより発電
機駆動油圧モータへの流量も充分確保できるので発電機
を一定回転で駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの側面図である。
【図2】本発明の油圧シヨベル発電機駆動装置説明図で
ある。
【図3】本発明のアクチュエータ供給流量と電磁弁パイ
ロット圧力との関係を示す図でる。
【図4】本発明の第1発電機駆動装置の制御動作フロー
チャート図である。
【図5】本発明の第2発電機駆動装置の制御動作フロー
チャート図である。
【図6】従来の発電機駆動装置の1例を示す説明図であ
る。
【図7】従来の発電機駆動装置の他の例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
3…可変容量油圧ポンプ、57…油圧モータ、5…サー
ボピストン、7…電磁式制御弁、8…サーボ弁、9…比
例電磁弁、28…流量制御弁、50…制御装置、58…
発電機、58a…電圧検出センサ、63…リフティング
マグネット。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体(51)に発電機(58)を配設し、
    この発電機(58)を駆動する油圧モータ(57)と、この発電
    機(58)から給電されるリフティングマグネット(63)を備
    えた油圧ショベルの発電機駆動装置において、この発電
    機(58)を駆動する油圧モータ(57)へ圧油を供給する可変
    容量油圧ポンプ(3) と、この可変容量油圧ポンプ(3) の
    吐出容量を制御するレギュレータ(16)と、前記可変容量
    油圧ポンプ(3) から油圧モータ(57)への圧油を制御する
    流量制御弁(28)と、前記発電機(58)の出力検出手段(58
    a) とを備え、この出力検出手段(58a) からの信号に応
    じて前記流量制御弁(28)の開口量を調整することにより
    発電機(58)を一定回転で駆動させることを特徴とする油
    圧ショベルの発電機駆動装置。
  2. 【請求項2】 上部旋回体(51)に発電機(58)を配設し、
    この発電機(58)を駆動する油圧モータ(57)と、この発電
    機(58)から給電されるリフティングマグネット(63)を備
    えた油圧ショベルの発電機駆動装置において、この発電
    機(58)を駆動する油圧モータ(57)へ圧油を供給する可変
    容量油圧ポンプ(3) と、この可変容量油圧ポンプ(3) の
    吐出容量を制御するレギュレータ(16)と、前記発電機(5
    8)の出力検出手段(58a) と、この出力検出手段(58a) か
    らの信号に応じて前記可変容量油圧ポンプ(3) の斜板角
    を増減する制御信号をレギュレータ(16)へ出力する制御
    装置(50)とを備え、前記発電機(58)の出力信号に応じて
    発電機(58)を一定回転で駆動させることを特徴とする油
    圧ショベルの発電機駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記出力検出手段(58a) は、発電機(58)
    の電圧を検出する手段あるいは発電機(58)または油圧モ
    ータ(57)の回転パルス数を検出する手段であることを特
    徴とする請求項1または2に記載の油圧ショベルの発電
    機駆動装置。
  4. 【請求項4】 上部旋回体(51)に発電機(58)を配設し、
    この発電機(58)を駆動する油圧モータ(57)と、この発電
    機(58)から給電されるリフティングマグネット(63)を備
    えた油圧ショベルの発電機駆動装置において、可変容量
    油圧ポンプ(3) 吐出容量を制御するレギュレータ(16)
    と、このレギュレータ(16)へ油圧信号を出力する比例電
    磁弁(9) とを有し、前記発電機(58)を駆動する油圧モー
    タ(57)と、可変容量油圧ポンプ(3) の吐出流量を流量制
    御弁(28)を介して油圧モータ(57)へ流入させると共に、
    この可変容量油圧ポンプ(3) の吐出圧力と流量制御弁(2
    8)の下流側の圧力との差圧信号に応じて前記可変容量油
    圧ポンプ(3) の斜板角を増減する制御信号をレギュレー
    タ(16)へ出力する制御装置(50 とを備え、前記差圧信号
    に応じて発電機(58)を一定回転で駆動させることを特徴
    とする油圧ショベルの発電機駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記可変容量油圧ポンプ(3) の吐出流量
    を旋回モータ(56)と、ブームシリンダ(60)と、アームシ
    リンダ(62)へ供給するそれぞれの方向切換弁(25,26,27)
    を設け、これらの方向切換弁(25,26,27)開口面積を制御
    するパイロット圧力を増減する制御信号を電磁弁(20,2
    1,22)に出力する制御装置(50)を備え、前記発電機(58)
    と旋回モータ(56),ブームシリンダ(60),アームシリン
    ダ(62)のうちのいずれかと同時駆動するときは、可変容
    量油圧ポンプ(3) の吐出流量を発電機(58)の油圧モータ
    (57)へ優先して供給して発電機(58)を一定回転で駆動す
    るために、前記旋回モータ(56)、ブームシリンダ(60)、
    アームシリンダ(62)のうちのいずれかの方向切換弁(25,
    26,27)の開口面積を小さくするように前記電磁弁(20,2
    1,22)を制御する指令信号を出力する制御装置(50)を備
    えたことを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか
    に記載の油圧ショベルの発電機駆動装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7607296B2 (en) 2003-12-09 2009-10-27 Komatsu Ltd. Device and method of controlling hydraulic drive of construction machinery
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CN112610569A (zh) * 2020-12-07 2021-04-06 北京天地玛珂电液控制系统有限公司 供电系统

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