JPH0816440A - 世代管理制御方式 - Google Patents

世代管理制御方式

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Publication number
JPH0816440A
JPH0816440A JP6149112A JP14911294A JPH0816440A JP H0816440 A JPH0816440 A JP H0816440A JP 6149112 A JP6149112 A JP 6149112A JP 14911294 A JP14911294 A JP 14911294A JP H0816440 A JPH0816440 A JP H0816440A
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area
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JP6149112A
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English (en)
Inventor
Shoji Tsuchiya
昭治 土屋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プログラムや定義体等の資産と、その世代と
を管理する世代管理制御方式に関し、資産及びその世代
の管理並びに資産更新時の反映の自動化を図る。 【構成】 各種のソースプログラムやアイコン等の定義
体等を含む資産と更新履歴等を格納する実資産領域2
と、ログインID等のセキュリティ情報と資産名と世代
とを格納するセキュリティ情報領域3と、資産の更新系
列の情報を格納する更新順序情報領域4とを有する世代
管理ライブラリ1と、この世代管理ライブラリ1への資
産の格納等の処理やアクセスチェックを行う制御処理部
5とを備え、この制御処理部5は、端末装置6等からの
資産再利用の為のアクセスに対して、ログインIDとセ
キュリティ情報領域3に登録されたセキュリティ情報と
を比較し、一致した時に、実資産領域2から資産を獲得
してユーザ空間に展開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラムや定義体等
の資産と、その資産の作成,更新の世代とを含めて管理
する世代管理制御方式に関する。ソフトウェア開発に於
いては、ソースプログラム,帳票,操作ガイダンス表
示,アイコン等の定義体を含む資産をライブラリで管理
して再利用を可能とし、開発規模の縮小,開発期間の短
縮等が図られている。このような資産は、複数の開発者
又は開発グループからアクセスされるもので、バグ等が
含まれている場合は修正される。この修正部分は、その
資産の次の再利用時に正確に反映されていることが必要
であり、又開発者や開発グループ以外のものが任意の資
産にアクセスできないように管理することも必要とな
る。
【0002】
【従来の技術】従来のソフトウェア開発に於いては、ホ
ストコンピュータ,ワークステーション,パーソナルコ
ンピュータ等を用いたシステムを利用し、複数種類のソ
ースプログラムや各種の定義体等の資産を、開発プロジ
ェクトに於いて再利用する場合に、各開発プロジェクト
対応或いは開発者対応のライブラリにコピーし、そのコ
ピーした資産について更新,追加等の処理を行うもので
あった。
【0003】又再利用元の資産をバグ等によって修正し
た場合、再利用先の開発プロジェクトに対しては、修正
箇所を記入した変更通知書で通知するものであった。こ
の変更通知書を受け取った開発プロジェクトに於いて
は、受領した変更通知書の内容を基に、コピーした資産
の修正を行うものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例に於いては、再
利用の度合いが高い資産程、複数のライブラリにコピー
されることになり、従って、磁気ディスク装置等の資源
を有効に利用することができない問題があった。又再利
用元の資産を修正した場合は、変更通知書等によって再
利用先へ通知するものであるが、この変更通知書に基づ
いて再利用先に於いて確実に資産の修正が行われる保証
がないという問題があった。
【0005】又資産の更新を順次行うことによって形成
された複数世代からなる資産系列に於いて、複数の利用
者がその資産を再利用することから、他の利用者の再利
用した世代の資産を更新する可能性がある。又最新世代
の資産が前回更新した資産とは限らないものであるか
ら、利用者は前回更新した資産が何世代であるかを記憶
しておく必要がある。本発明は、資産名,世代,利用者
識別情報(ID)等によって資産の世代を管理し、且つ
資産の修正を確実に反映できるようにすることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の世代管理制御方
式は、図1を参照して説明すると、(1)資産を格納す
る実資産領域2と、資産の資産名と、この資産の世代
と、この世代対応の資産に対するアクセス可能か否かを
示すセキュリティ情報とを対応付けて格納するセキュリ
ティ情報領域3と、資産の更新系列の情報を格納する更
新順序情報領域4とを形成した世代管理ライブラリ1
と、この世代管理ライブラリ1への登録,更新等の為の
アクセス制御を行う制御処理部5とを備え、この制御処
理部5は、作成又は更新された資産を世代管理ライブラ
リ1の実資産領域2に格納し、この資産に対するアクセ
ス可能の利用者の識別情報をセキュリティ情報として、
この資産の資産名と世代と共にセキュリティ情報領域3
に格納し、且つ資産名と識別情報と更新順序とを更新順
序情報領域4に格納する。資産の作成,更新は、ホスト
コンピュータや端末装置6を利用して行うものでであ
る。
【0007】(2)又セキュリティ情報領域3に格納す
るセキュリティ情報を、単一又は複数の利用者のログイ
ン識別情報とするものである。
【0008】(3)又制御処理部5は、資産作成時の世
代又は資産の更新系列の枝分かれの世代をベース世代と
し、このベース世代の資産作成者又は資産更新者のみが
セキュリティ情報領域3へのセキュリティ情報の登録を
可能とするものである。
【0009】(4)又制御処理部5は、世代管理ライブ
ラリ1に対するアクセス時に入力したログイン識別情報
と資産名とを基に、セキュリティ情報領域3を検索し
て、資産名対応のセキュリティ情報と一致するか否かを
判定し、一致した時のみ世代管理ライブラリ1に対する
アクセスを許容する。
【0010】(5)又制御処理部5は、世代管理ライブ
ラリ1の実資産領域2に格納されたベース世代の資産を
更新した時、セキュリティ情報領域3のベース世代更新
時処理として変更通知を登録し、更新順序情報領域4に
ベース世代更新のメッセージをセットし、ベース世代及
びこのベース世代から派生した各世代の資産に対する敷
く時に、ベース世代更新のメッセージを出力する。
【0011】(6)又制御処理部5は、世代管理ライブ
ラリ1の実資産領域2に格納されたベース世代の資産を
更新した時、セキュリティ情報領域3のベース世代更新
時処理として自動更新を登録し、更新順序情報領域4に
ベース世代更新反映済のメッセージをセットし、ベース
世代及びこのベース世代から派生した各世代の資産に対
するアクセス時に、ベース世代の資産の更新内容を自動
的に反映させるものである。
【0012】
【作用】
(1)世代管理ライブラリ1は、実資産領域2と、セキ
ュリティ情報領域3と、更新順序情報領域4とを備えて
いる。端末装置6等によって作成又は更新した資産は、
制御処理部5の制御によって実資産領域2に格納し、そ
の資産の資産名と世代とセキュリティ情報とを対応付け
てセキュリティ情報領域3に格納し、その資産の資産名
とセキュリティ情報と更新順序とを更新順序情報領域4
に格納する。従って、実資産領域2に格納された資産
は、その世代対応にセキュリティ情報によってアクセス
の可否が制御される。
【0013】(2)又端末装置6から世代管理ライブラ
リ1にアクセスすることになり、その場合に、利用者は
ログイン識別情報を最初に入力するから、そのログイン
識別情報をセキュリティ情報とする。又複数の利用者が
同一の資産に対してアクセスする場合は、セキュリティ
情報として、複数の利用者のログイン識別情報を登録す
る。
【0014】(3)又作成時の資産を第1世代とする
と、順次更新した資産は、第2,第3,・・・世代の更
新系列となる。この更新系列の途中から他の更新系列を
派生させる場合がある。そこで、第1世代と、更新系列
が派生した世代とをそれぞれベース世代とする。このベ
ース世代の資産作成者又は資産更新者のみが、セキュリ
ティ情報領域3に対するセキュリティ情報の登録を可能
とし、ベース世代の資産のセキュリティを確実とするこ
とができる。
【0015】(4)又端末装置6等から世代管理ライブ
ラリ1に対してアクセスする場合、ログイン識別情報を
入力して立上げた後、資産名を入力する。制御処理部5
は、そのログイン識別情報と資産名とを基に、セキュリ
ティ情報領域3を検索する。このログイン識別情報を入
力セキュリティ情報とするもので、資産名対応のセキュ
リティ情報とログイン識別情報とが一致すれば、世代管
理ライブラリ1に対するアクセスを許容し、不一致の場
合はアクセスを拒否する。
【0016】(5)ベース世代の資産を更新して実資産
領域2に格納した後、そのベース世代又はそれから派生
した世代の資産にアクセスした時、セキュリティ情報領
域3のベース世代更新時処理として変更通知が登録され
ていると、更新順序情報領域4のベース世代更新のメッ
セージが送出される。従って、ベース世代の資産の更新
を識別できることになる。
【0017】(6)又セキュリティ情報領域3のベース
世代更新時処理に自動更新を登録した場合、そのベース
世代又はそれから派生した世代の資産にアクセスする
と、ベース世代の資産の更新内容が自動的に反映し、更
新する資産の世代をメモ等によって記憶しておく必要が
なく、且つ更新内容をメモ等によって通知する必要もな
くなる。
【0018】
【実施例】図2は本発明の実施例の説明図であり、11
は世代管理ライブラリ、12は実資産領域、13はセキ
ュリティ情報領域、14は更新順序情報領域、15は制
御処理部、161 ,162 ,163 ,・・・は端末装
置、21はセキュリティ情報登録部、22はアクセスチ
ェック部、23はベース世代更新管理部、24はベース
世代更新反映部、25は資産展開部、26は資産格納処
理部である。
【0019】実資産領域12には、資産名と、セキュリ
ティ情報としてのIDと、更新系列毎の基準資産と、資
産の更新履歴と、資産の登録日時と、最終更新日時等が
格納される。又セキュリティ情報領域13には、資産名
と、その資産の世代と、ID(識別情報)と、ベース世
代更新時に自動的に反映させるか或いは更新処理のメッ
セージを出力するか否か等のベース世代更新時処理等が
格納される。このベース世代は、資産作成時の世代又は
資産の更新を順次繰り返した更新系列の枝分かれの世代
を示すものである。又更新順序情報領域14には、資産
名と、ID(識別情報)と、更新順序と、ベース世代更
新メッセージ等が格納される。
【0020】制御処理部15は、セキュリティ情報を登
録する場合の制御を行うセキュリティ情報登録部21
と、世代管理ライブラリ11に対するアクセスが可能か
否かをチェックするアクセスチェック部22と、ベース
世代の資産の更新を管理するベース世代更新管理部23
と、ベース世代の資産を更新した場合に反映させるか否
かを制御するベース世代更新反映部24と、実資産領域
12からの資産を端末装置に展開する資産展開部25
と、更新した資産を実資産領域12に格納する資産格納
処理部26等を含み、各部は、例えば、コンピュータの
制御処理機能によって容易に実現することができる。
【0021】又端末装置161 ,162 ,163 ,・・
・は、制御処理部15を介して世代管理ライブラリ11
にアクセスするワークステーション,パーソナルコンピ
ュータ等により構成され、新たに作成した資産を世代管
理ライブラリ11に格納したり、又は格納された資産を
更新して新たな資産として世代管理ライブラリ11に格
納するものである。
【0022】図3は本発明の実施例の世代管理ライブラ
リ作成時のセキュリティ情報登録のフローチャートを示
し、世代管理ライブラリ11を作成する為に領域確保を
行うと(A1)、セキュリティ情報領域13,更新順序
情報領域14も、実資産領域12と共に確保される(A
2)。そして、セキュリティ情報領域13にライブラリ
管理者(ライブラリ作成者)の識別情報(LIB−I
D)が登録される(A3)。又資産を実資産領域12に
登録した場合は、その資産登録者のID(識別情報)が
登録される。
【0023】図4は本発明の実施例のセキュリティ情報
登録のフローチャートを示し、セキュリティ情報登録者
が例えば端末装置161 からセキュリティ情報を登録す
る場合、資産名と、その世代と、セキュリティ情報登録
者のID(識別情報)とを入力する(B1)。この場
合、セキュリティ情報登録者がログイン時に入力したロ
グインIDが、セキュリティ情報登録者のIDとして、
自動的に端末装置161からセキュリティ情報登録部2
1に転送される。
【0024】セキュリティ情報登録部21は、資産名と
世代とを基にセキュリティ情報領域13を検索し、ログ
インIDと登録されているIDとが一致するか否かを、
アクセスチェック部22に於いて判定し(B2)、不一
致の場合は、セキュリティ情報登録部21から端末装置
161 に登録不許可のメッセージを出力する(B7)。
又一致した場合は、セキュリティ情報登録部21に於い
て情報登録種別選択を行い(B3)、登録形態が単一か
否か、即ち、単一の利用者として登録するか又は開発プ
ロジェクトの複数のメンバーのように複数の利用者とし
て登録するかを判定し(B4)、単一の場合は、セキュ
リティ情報領域13に、資産名,世代,ID,ベース世
代更新時の処理等を登録し(B5)、更新順序情報領域
14に、資産名,ID,更新順序等を登録する(B
6)。
【0025】又登録形態が単一でない場合は、セキュリ
ティ情報領域13に、資産名,世代,複数のID,ベー
ス世代更新時の処理等を登録し(B8)、更新順序情報
領域14に、資産名,複数のID,更新順序等を登録す
る(B9)。即ち、開発プロジェクトに参加する複数の
人々のアクセスを可能とすることができる。このよう
に、セキュリティ情報の登録は、ライブラリ管理者(ラ
イブラリ作成者)や、このライブラリ管理者によってI
Dが登録された者だけが行うことができるので、登録さ
れたセキュリティ情報の信頼性を向上できることにな
る。
【0026】資産の更新に於いては、通常の資産編集等
の機能と共に、アクセスチェック部22によるアクセス
チェック機能と、資産展開部25によるユーザ空間への
資産の展開処理を行う資産展開機能と、資産格納処理部
26による更新終了後の資産の実資産領域12への資産
格納機能と、ベース世代更新管理部23によるベース世
代の更新を管理するベース世代更新管理機能と、ベース
世代更新反映部24によるベース世代の更新を更新系列
に対して反映させるベース更新反映機能とによって、端
末装置161 ,162 ,163 ,・・・等による資産の
更新が実行される。
【0027】資産展開部25は、アクセスチェック部2
2によりアクセス可能と判定した場合に、更新順序情報
領域14を参照して、該当するIDの最新世代をユーザ
空間に展開する。その際に、更新順序情報領域14に、
ベース世代更新関連のメッセージ出力要がセットされて
いる場合は、アクセスした端末装置に対してそのメッセ
ージを出力した後、メッセージ出力要をリセットする。
なお、そのメッセージの種別が変更通知の場合は、アク
セスした端末装置にメッセージを出力した後、ベース世
代の更新内容を反映するか否かを問い合わせて、反映す
る場合は、反映結果をユーザ空間に展開する。
【0028】又資産格納処理部26は、世代管理ライブ
ラリに資産を保存する時に動作するもので、更新順序情
報領域14の資産名,IDに対応する部分に、どの世代
が格納されたかを追加する。これにより、各IDとその
IDで更新した世代の対応が取れることになる。又その
IDによる前の世代と格納する世代でどの部分が変更に
なったかを抽出し、更新履歴を作成する。この更新履歴
と基準資産の状態とを管理することにより、スペース効
率の良い世代管理が可能となる。
【0029】図5は本発明の実施例の資産更新時のフロ
ーチャートを示し、例えば、端末装置163 から資産の
更新を行う場合、資産名と更新指示とを入力する(C
1)。アクセスチェック部22は、端末装置163 のロ
グインIDと、入力した資産名とを基にセキュリティ情
報領域13を検索し(C2)、ログインIDと資産名に
対応する登録されたIDとが一致するか否かを判定し
(C3)、不一致の場合は、端末装置163 に更新不可
のメッセージを出力する(C4)。
【0030】又一致した場合は、更新順序情報領域14
を、資産名とIDとを基に検索し、更新系列の最新世代
数と、ベース世代更新メッセージを端末装置163 に転
送する(C5)。そして、ベース世代更新内容反映済か
否かを判定する(C6)。反映済の場合は、ベース世代
更新メッセージ出力情報をクリアし(C7)、資産展開
部25により、実資産領域12から当該世代の資産を獲
得してユーザ空間に展開する(C8)。
【0031】又ベース世代更新内容反映済でない場合
は、ベース世代更新メッセージ出力情報をクリアし(C
9)、ベース世代更新内容を反映させるか否かを問い合
わせる(C10)。この問い合わせに対して端末装置1
3 から反映するか反映しないかを入力するもので、そ
の入力内容が反映を示すか否かを判定し(C11)、反
映しない旨の入力の場合は、資産展開部25により実資
産領域12から当該世代の資産を獲得し、更新内容を反
映することなくユーザ空間に展開する(C16)。即
ち、ベース世代の資産を更新した場合に、その更新内容
を含まない資産をユーザ空間に展開する。
【0032】又反映する旨の入力の場合は、ベース世代
更新反映部24は、実資産領域12から当該世代の資産
を獲得し、ベース世代の更新履歴の内容を反映させ(C
12)、実資産領域12に更新履歴と最終更新日時とを
格納し(C13)、更新順序情報領域14の更新順序に
ベース世代更新内容を反映した世代を追加し(C1
4)、その反映結果をユーザ空間に展開する(C1
5)。即ち、ベース世代の資産が更新されると、そのベ
ース世代から派生した世代の資産にアクセスした場合で
も、自動的に更新内容が反映された資産をユーザ空間に
展開できる。
【0033】図6は実施例の資産獲得時のフローチャー
トを示し、前述の端末装置163 に於いて資産の更新処
理を行い、その更新処理の終了により、その端末装置1
3から更新終了指示を入力すると(D1)、資産名,
IDを基に、更新順序情報領域の更新順序に格納する世
代数を追加する(D2)。そして、更新前と更新後との
資産を比較して、更新内容を示す更新履歴を作成し(D
3)、その更新履歴を実資産領域12に格納し、最終更
新日時を現日時に変更する(D4)。
【0034】図7は本発明の実施例のベース世代更新指
示時のフローチャートを示し、例えば、端末装置162
から資産名と世代とベース世代更新指示とを入力すると
(E1)、制御処理部15のベース世代更新管理部23
を起動することになり(E2)、このベース世代更新管
理部23によりアクセスチェック部22が起動される
(E3)。
【0035】起動されたアクセスチェック部22は、入
力された資産名と世代とを基にセキュリティ情報領域1
3を検索し(E4)、ベース世代更新者のIDが登録I
Dと一致するか否かを判定する(E5)。即ち、ベース
世代の登録者による更新或いはこのベース世代の登録者
が登録したIDを有するベース世代更新者であるか否か
を判定する。そして、ID不一致の場合は、更新不可の
メッセージを端末装置162 に送出する(E7)。又I
D一致の場合は、ベース世代の資産を実資産領域12か
ら獲得し、ユーザ空間に展開する(E6)。
【0036】図8は本発明の実施例のベース世代更新処
理終了時のシーケンスチャートを示し、例えば、端末装
置162 からベース世代更新を行う場合、そのベース世
代の資産の更新が終了すると、ベース世代更新終了を入
力する。それによって、ベース世代に対応する更新順序
情報領域14に更新順序の世代数を追加し、又更新前と
更新後の資産を比較して変更部分を含む更新履歴を作成
し、実資産領域12に、更新履歴を格納し、且つ最終更
新日時を現日時に変更する。
【0037】そして、資産名と更新前の世代数とを基に
セキュリティ情報を検索し、対応するセキュリティ情報
がなくなるまで反復検索する。検索されたセキュリティ
情報領域13のベース世代更新時処理の内容が、自動更
新と変更通知との何れかに設定されている場合に於い
て、自動更新であると、セキュリティ情報から獲得した
IDと資産名とを基に、更新順序情報領域14の更新順
序から最新世代数を獲得し、実資産領域12から獲得し
た世代の資産のベース世代更新内容を基に更新履歴を作
成し、実資産領域12にその更新履歴を格納し、且つ最
終更新日時を現日時に変更し、更新順序情報領域14の
更新順序に格納した世代数を追加し、ベース世代更新内
容反映済のメッセージ出力要の情報をセットする。又ベ
ース世代更新時処理の内容が変更通知の場合、更新順序
情報領域14にベース世代更新メッセージ出力要をセッ
トする。
【0038】図9は本発明の実施例のセキュリティ情報
及び更新順序情報の説明図であり、(A)はセキュリテ
ィ情報の一例、(B)は更新順序情報の一例、(C)は
更新系列の例を示す。(C)は、プログラムPGM1に
ついて、をベース世代とした→→→の識別情
報ID1の更新系列と、→→→の識別情報ID
2の更新系列とがあり、又プログラムPGM2につい
て、をベース世代とした→→→→の識別情
報ID1の更新系列と、をベース世代とした→→
の識別情報ID3,ID4の更新系列とがある場合を
示す。
【0039】又(A)のセキュリティ情報は、資産名と
世代とIDとベース世代更新時処理とを含み、そのN
o.1は、世代管理ライブラリ作成時にライブラリ管理
者の識別情報LIB−IDが登録されたことを示す。又
No.2はプログラムPGM1の格納時に、その作成者
の識別情報ID1が登録され、ベース世代更新時処理と
して自動更新が登録され、プログラムPGM1のベース
世代の更新が自動的に反映される場合を示す。
【0040】又No.3は、プログラムPGM1の第1
世代、即ち、ベース世代に他の利用者の識別情報ID2
を登録した場合を示す。従って、プログラムPGM1の
第1世代は、ID1,ID2の識別情報を有する利用者
によって更新することができるが、ID1,ID2以外
の識別情報の利用者によるプログラムPGM1の再利用
は、アクセスチェック部22(図2参照)によって拒否
される。
【0041】又No.4は、プログラムPGM2の格納
時に、その作成者の識別情報ID1が登録された場合を
示し、No.5は、プログラムPGM2について、第3
世代をベース世代として識別情報ID1を登録し、N
o.6は、そのベース世代に、複数の識別情報ID3,
ID4を登録し、そのベース世代更新時処理として、変
更通知を登録した場合を示す。
【0042】従って、(C)に示すように、プログラム
PGM1は、第1世代から枝分かれしたID1,ID
2の更新系列となり、又プログラムPGM2は、第3世
代を識別情報ID1,ID3,ID4の利用者により
アクセスが可能であり、従って、第3世代から枝分かれ
した更新系列となる。
【0043】又(B)の更新順序情報は、資産名とID
と更新順序とベース世代更新メッセージとを含み、資産
名PGM1についてID1の更新系列は、1,2,3,
6の更新順序を有し、ベース世代更新メッセージとし
て、ベース世代更新反映済の内容の場合を示す。又資産
名PGM1のID2の更新系列は、1,4,5,7の更
新順序であり、資産名PGM2のID1の更新系列は、
1,2,3,4,7の更新順序であり、何れもベース世
代更新メッセージは、セキュリティ情報のベース世代更
新時処理の自動更新に対応して、ベース世代更新反映済
となる。又資産名PGM2のID3,ID4の更新系列
は、3,5,6の更新順序となり、ベース世代更新メッ
セージは、セキュリティ情報のベース世代更新時処理の
変更通知に対応して、ベース世代更新となる。
【0044】例えば、ログインIDがID2の利用者が
資産名PGM1を指定すると、アクセスチェック部22
(図2参照)によってセキュリティ情報領域13を検索
し、資産名PGM1のセキュリティ情報としてID2が
登録されていると、資産展開部25が起動されて、更新
順序情報領域14の資産名PGM1とIDのID2とを
基に、更新順序を獲得し、実資産領域12から最新世代
の資産を、識別情報ID2のユーザ空間に展開する。
【0045】更新終了により資産名PGM1の保存が指
定されると、更新順序情報領域14のID2の系列に更
新中の世代番号が格納される。同時に、ID2の更新系
列の直前の世代(この場合は第1世代)と当世代の差分
情報(挿入,削除,変更等の編集処理によって変更され
た部分)を作成し、最新世代資産と差分情報(基準資産
として、最新世代をマスタとして管理する世代管理形態
の場合)、若しくは差分情報のみ(基準資産として、最
古世代をマスタとして管理する世代管理形態の場合)を
実資産領域12に格納する。
【0046】資産名PGM2の第3世代について、I
D3,ID4を登録した場合、これらを一つのグループ
と見做してアクセスチェックを行うことになり、同一の
更新系列に対してアクセスすることができる。従って、
ID4の利用者が資産名PGM2を指定した場合、アク
セスチェック部22は、ID3,ID4のグルーピング
をセキュリティ情報領域13の検索によって確認し、資
産展開部25によって資産名PGM2を実資産領域12
から獲得して、ID4のユーザ空間に展開することにな
る。
【0047】又更新終了により資産名PGM2の資産を
格納する場合、更新順序情報は、図9の(B)に示すよ
うに、グルーピングされたID3,ID4対応の更新順
序として追加され、前述の場合と同様、最新世代資産と
差分情報若しくは差分情報のみが実資産領域12に格納
される。
【0048】ベース世代を更新する場合は、前述のよう
に、資産名と世代とベース世代更新指示とを入力し、ロ
グインIDを用いて世代対応のIDチェックを行うこと
により、ベース世代登録者のみがベース世代の更新を可
能とし、そのベース世代の資産がユーザ空間に展開され
る。従って、不要なベース世代の更新を防止することが
できる。又ベース世代以外の世代の更新時は、資産名を
入力することにより、ログインIDを用いて資産名対応
のIDチェックを行い、最新世代の資産がユーザ空間に
展開される。
【0049】又ベース世代を更新して格納する場合、セ
キュリティ情報領域13のベース世代更新時処理に対応
し、例えば、自動更新が登録されている場合、ベース世
代から派生している各更新系列にベース世代の更新内容
を反映させ、更新順序情報領域14のベース世代更新メ
ッセージとして、ベース世代更新反映済のメッセージ出
力要をセットする。又ベース世代更新時処理が変更通知
として登録されている場合は、ベース世代更新メッセー
ジ出力要をセットする。
【0050】前述のように、ソースプログラムやガイダ
ンス表示画面内容等の資産を、その世代と共に管理する
ものであり、又ログインID等のセキュリティ情報によ
って資産に対する不正アクセスを防止することができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、資産を
格納する実資産領域2と、その資産に対するセキュリテ
ィ情報を格納するセキュリティ情報領域3と、その資産
の更新順序等の情報を格納する更新順序情報領域4とを
有する世代管理ライブラリ1を用いて、資産及びその世
代を管理するものであり、再利用元と再利用先との資産
を一つの世代管理ライブラリ1に格納するから、資産の
管理が容易となる利点がある。又利用者のログインID
等のセキュリティ情報によって資産に対するアクセスチ
ェックを行うものであり、資産に対する不正アクセスを
防止して、資産の信頼性を維持できる利点がある。
【0052】又複数の更新系列が発生した場合でも、利
用者は以前に更新した世代数を記憶しておく必要がな
く、所望の世代にアクセスが可能となる利点があり、又
複数の更新系列の中の1更新系列に対してのみアクセス
可能とし、他の更新系列に対してはアクセスできないよ
うにガードすることができるものであり、従って、ベー
ス世代対応や更新系列対応にアクセスをチェックし、信
頼性を維持できる利点がある。
【0053】又ベース世代の資産が更新された場合、そ
のベース世代から派生した各世代の資産にアクセスした
時、そのベース世代の資産が更新された旨をメッセージ
によって通知するか、又は自動的に更新内容を反映した
資産を展開し、且つ更新があったことをメッセージによ
って通知するものであり、従って、ベース世代の資産の
更新を、再利用先に通知又は自動的に反映させることが
できるから、操作性を向上できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例の説明図である。
【図3】本発明の実施例の世代管理ライブラリ作成時の
セキュリティ情報登録のフローチャートである。
【図4】本発明の実施例のセキュリティ情報登録のフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の実施例の資産更新時のフローチャート
である。
【図6】本発明の実施例の資産格納時のフローチャート
である。
【図7】本発明の実施例のベース世代更新指示時のフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の実施例のベース世代更新処理終了時の
シーケンスチャートである。
【図9】本発明の実施例のセキュリティ情報及び更新順
序情報の説明図である。
【符号の説明】
1 世代管理ライブラリ 2 実資産領域 3 セキュリティ情報領域 4 更新順序情報領域 5 制御処理部 6 端末装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種プログラムや各種定義体等の資産及
    び該資産の世代を管理する世代管理制御方式に於いて、 前記資産を格納する実資産領域(2)と、前記資産の資
    産名と、該資産の世代と、該世代対応の資産に対してア
    クセス可能か否かを示すセキュリティ情報とを対応付け
    て格納するセキュリティ情報領域(3)と、前記資産の
    更新系列の情報を格納する更新順序情報領域(4)とを
    形成した世代管理ライブラリ(1)と、 該世代管理ライブラリ(1)への登録,更新等の為のア
    クセス制御を行う制御処理部(5)とを備え、 該制御処理部(5)は、作成又は更新された資産を前記
    世代管理ライブラリ(1)の実資産領域(2)に格納
    し、該資産に対してアクセス可能の利用者の識別情報を
    前記セキュリティ情報として、該資産の資産名と世代と
    共に前記セキュリティ情報領域(3)に格納し、且つ前
    記資産名と前記識別情報と更新順序とを前記更新順序情
    報領域(4)に格納することを特徴とする世代管理制御
    方式。
  2. 【請求項2】 前記セキュリティ情報領域(3)に格納
    するセキュリティ情報を、単一又は複数の利用者のログ
    イン識別情報としたことを特徴とする請求項1記載の世
    代管理制御方式。
  3. 【請求項3】 前記制御処理部(5)は、前記資産作成
    時の世代又は前記資産の更新系列の枝分かれの世代をベ
    ース世代とし、該ベース世代の資産作成者又は資産更新
    者のみが前記セキュリティ情報領域(3)への前記セキ
    ュリティ情報の登録を可能とすることを特徴とする請求
    項1記載の世代管理制御方式。
  4. 【請求項4】 前記制御処理部(5)は、前記世代管理
    ライブラリ(1)に対するアクセス時に入力したログイ
    ン識別情報と資産名とを基に、前記セキュリティ情報領
    域(3)を検索して、前記資産名対応のセキュリティ情
    報と一致するか否かを判定し、一致した時のみ前記世代
    管理ライブラリ(1)に対するアクセスを許容すること
    を特徴とする請求項1記載の世代管理制御方式。
  5. 【請求項5】 前記制御処理部(5)は、前記世代管理
    ライブラリ(1)の前記実資産領域(2)に格納された
    ベース世代の資産を更新した時、前記セキュリティ情報
    領域(3)のベース世代更新時処理として変更通知を登
    録し、前記更新順序情報領域(4)にベース世代更新の
    メッセージをセットし、前記ベース世代及び該ベース世
    代から派生した各世代の資産に対するアクセス時に、ベ
    ース世代更新のメッセージを出力することを特徴とする
    請求項1記載の世代管理制御方式。
  6. 【請求項6】 前記制御処理部(5)は、前記世代管理
    ライブラリ(1)の前記実資産領域(2)に格納された
    ベース世代の資産を更新した時、前記セキュリティ情報
    領域(3)のベース世代更新時処理として自動更新を登
    録し、前記更新順序情報領域(4)にベース世代更新反
    映済のメッセージをセットし、前記ベース世代及び該ベ
    ース世代から派生した各世代の資産に対するアクセス時
    に、ベース世代の資産の更新内容を自動的に反映させる
    ことを特徴とする請求項1記載の世代管理制御方式。
JP6149112A 1994-06-30 1994-06-30 世代管理制御方式 Withdrawn JPH0816440A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1031639A (ja) * 1996-07-16 1998-02-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> クライアント状態管理方法およびその装置
US7134961B2 (en) 2001-08-28 2006-11-14 Kabushiki Kaisha Square Enix Management of player information in a multiplayer network game environment

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