JPH08164343A - シュレッダの給紙装置 - Google Patents

シュレッダの給紙装置

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JPH08164343A
JPH08164343A JP33295194A JP33295194A JPH08164343A JP H08164343 A JPH08164343 A JP H08164343A JP 33295194 A JP33295194 A JP 33295194A JP 33295194 A JP33295194 A JP 33295194A JP H08164343 A JPH08164343 A JP H08164343A
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JP33295194A
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Tatsuo Nishio
辰夫 西尾
Yozo Michiki
要造 道木
Hiroyuki Iwata
浩享 岩田
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Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 個々のシュレッダの能力に応じて給紙量を調
整することが可能で、細断能力の異なる数種のシュレッ
ダに対応でき、しかも用紙サイズや同時給紙する用紙の
枚数などが変わっても、個々のシュレッダの能力に適し
た給紙量制御が行えるようにする。 【構成】 用紙積載部からの用紙束厚さを検出する用紙
束厚さ検出手段40及び用紙の幅を検出する用紙幅検出
手段17bと、該検出手段からの信号に応じて後給紙ロ
ーラ駆動用モータ32の速度を制御する制御部100
と、該制御部の制御量をシュレッダの細断能力に応じて
可変して給紙量を設定するための給紙量設定手段109
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄文書などの用紙を
シュレッダへ自動給紙する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シュレッダの投入口に接続して用
紙を自動的に投入する給紙装置には、用紙を一枚ずつ投
入するものと、複数枚同時に投入するものとがあった。
シュレッダのカッタによる細断作業において、一回当た
りの投入枚数が多いほど、カサ密度が高くなり細断屑
(以下、チップと記す)量が少なくなる、と言うことが
知られており、一枚送りではカサ密度が低く、チップが
短時間でチップ収納容器内を満たしてその交換頻度が多
くなる。また、一枚ずつの投入は、作業時間が長くなる
不具合があることから、最近は複数枚同時投入型の給紙
装置が多くなってきている。その中で、細断効率の向上
を意図した給紙装置として次の公報に開示のものがあ
る。
【0003】 特開昭63−91147号公報 給紙台の給送方向に第1及び第2の搬送手段を設け、給
紙台の給送方向前端に細断刃を配置することにより、廃
棄文書のサイズが小さい場合には第1の搬送手段のみ
で、サイズの大きい場合には第1及び第2の搬送手段に
より一部を重複させて用紙を給送することで、細断効率
を向上させる。
【0004】 特開昭63−91157号公報 用紙サイズ検出手段により用紙長さを検出し、その用紙
サイズ信号に応じて給送ローラの回転速度を制御して給
紙速度を変化させることにより、細断刃の細断能力に応
じた用紙を給送し、細断効率の向上を図る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シュレッダは
種類(機種)によって細断能力が異なるが、上記及び
を含めて従来の給紙装置は、シュレッダへ投入する給
紙量が一定量に固定されているため、一機種のシュレッ
ダ向けの専用機となっており、細断能力の異なる数種の
シュレッダには対応していない。そのため、シュレッダ
の機種が異なると、シュレッダにその能力以上の負担を
課すことになったり、逆にその能力を十分に活かすこと
ができないと言う問題があった。
【0006】本発明の目的は、個々のシュレッダの能力
に応じて給紙量を調整することが可能で、細断能力の異
なる数種のシュレッダに対応でき、しかも用紙サイズや
同時給紙する用紙の枚数などが変わっても、個々のシュ
レッダの能力に適した給紙量制御が行える、シュレッダ
の給紙装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、用紙積載部に
積載された用紙を給紙機構により給紙して自動的にシュ
レッダの投入口に投入するシュレッダの給紙装置であっ
て、用紙積載部からの用紙給紙状態を検出する検出手段
と、該検出手段からの信号に応じて給紙機構の動作を制
御する制御手段と、該制御手段の制御量をシュレッダの
細断能力に応じて可変して給紙量を設定するための設定
手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】上記検出手段としては、例えば、用紙積載
部から給紙される用紙束の厚さを検出する用紙束厚さ検
出手段、又は、用紙の幅を検出する用紙幅検出手段など
がある。設定手段は、制御手段の制御量を段階的に可変
できるものでも、連続的に可変できるものでもよい。
【0009】
【作用】本発明の給紙装置によれば、用紙積載部から同
時に給紙される用紙束の厚さの大小、又は用紙幅の大小
に従って給紙量が自動制御される。その給紙量は、接続
するシュレッダの能力に応じた値に設定することができ
る。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0011】図1は、本発明による給紙装置を適用する
シュレッダの概要を示す。同図において、細断しようと
する用紙1をシュレッダ2の投入口3へ投入すると、用
紙投入センサ4により用紙の投入が検知され、不図示の
駆動モータによりカッタ5が駆動される。この駆動モー
タは、例えばそのモータ電流を検知する細断負荷検知装
置(図示しない)に接続され、投入された用紙1が細断
能力の許容範囲を越えると、モータの「停止」又は「リ
バース」と言う自己保護機能が働き、「停止」のときは
細断の中断、「リバース」のときは用紙1を押し戻すよ
うになっている。また、用紙1が細断許容範囲内であれ
ば、用紙1をカッタ5で順次細断し、チップ1aとして
チップ収納容器6内へ投下する。
【0012】図2及び図3に本発明の一実施例の給紙装
置の機械的構成を示す。図2はこの給紙装置の用紙搬送
系と駆動系の一部を示し、図3は駆動系の残りの部分を
示している。用紙搬送系は、図2と図3にそれぞれ示す
横長な側板a・b間に設けられ、駆動系は一方の側板b
の外側に設けられている。
【0013】用紙搬送系には、その前側(図2中左側)
に、図1に示したシュレッダ2の投入口3へ用紙を案内
する給紙路10が設けられ、この給紙路10の後側(図
2中右側)に、用紙1を積載する用紙積載部である横長
な用紙積載台11が配置されている。
【0014】給紙路10は、両側板a・b間に配置され
た上ガイド板12と下ガイド板13とによりその間に水
平に形成されている。下ガイド板13の右端部は、下向
きにL状に曲げられて載置段部13aとなっている。
【0015】用紙積載台11は、板状トレイ部11aの
両側辺縁に下側に折り曲げた裾部11bを有する。そし
て、この用紙積載台11は、裾部11bの後端部を支軸
14で両側板a・b間に枢着することにより、この支軸
14を中心として上下に回動自在になっているととも
に、トレイ部11aの前端部を載置段部13a上に載置
することにより水平に保持できるようになっている。ト
レイ部11aには、用紙1の有無を検知する紙有無検出
手段17aと、用紙1の幅を検知する用紙幅検出手段1
7bとが取り付けられている。これら検出手段17a・
17bとしてはマイクロスイッチやフォトセンサ等が考
えられる。なお、紙有無検出手段17aは用紙幅検出手
段17bと兼用してもよい。また、用紙幅検出手段17
bを用紙搬送方向下流側に配置してもよい。
【0016】また、用紙搬送系には、用紙積載台11を
押し上げるため、トレイ部11aの前端部の下方にL状
の押上アーム15が備えられている。押上アーム15
は、その基端部を側板a・b間に軸受けされたアーム軸
16に固定することにより、このアーム軸16を支点に
上下に回動自在となっている。押上アーム15の先端に
は突部15aが設けられている。
【0017】一方、用紙載置台11の上方には、その前
端側に前給紙ローラ20、後端側に後給紙ローラ21が
それぞれ配置されている。前給紙ローラ20は、そのロ
ーラ軸22を両側板a・b間に軸受けして回転自在に支
持されている。また、ローラ軸22には、回動フレーム
24が回動自在に枢着されているとともに、プーリ26
が固着されている。
【0018】回動フレーム24は、平板部24aの両側
辺縁に下側に折り曲げた裾部24bを有し、この裾部2
4bの前端部寄りに固定軸29を固着する一方、裾部2
4bの後端部に後給紙ローラ21のローラ軸25を軸受
けしている。このローラ軸25にはプーリ27が固着さ
れている。
【0019】回動フレーム24の後端部上には後給紙ロ
ーラ駆動手段Eが装着されている。この後給紙ローラ駆
動手段Eは、平板部24a上に取り付けられた後給紙ロ
ーラ駆動用モータ32と、該モータ32により回転され
る歯車列G5及びプーリ33と、このプーリ33と上記
プーリ27との間に掛け渡された回転伝達ベルト28と
からなる。後給紙ローラ21は、トレイ部11a上に積
載された用紙1の後端部に乗る状態となり、この後給紙
ローラ21がモータ32により回転されると用紙1が前
方へ給送される。
【0020】また、前給紙ローラ20の前方には、両側
板a・b間に軸受けされたレバー軸30にレバー31が
固定されている。このレバー31は、その先端部31a
が固定軸29の下方に位置するところまで、前給紙ロー
ラ20を越えて後方に延びている。
【0021】さらに、用紙搬送系には、レバー軸30よ
り前方に、上搬送ローラ34と下搬送ローラ35とが給
紙路10内で接触するように配置されている。上下の搬
送ローラ34・35のローラ軸36・37は、両側板a
・b間に平行に軸受けされている。これら上下のローラ
軸36・37のうち上側のローラ軸36は撓まない強固
なものであるが、下側のローラ軸37は可撓性を有す
る。上搬送ローラ34と前給紙ローラ20とを同時に回
転させるため、それらのローラ軸36・22にそれぞれ
固定されたプーリ38・26間に回転伝達ベルト39が
掛け渡されている。
【0022】また、上搬送ローラ34と前給紙ローラ2
0との間に用紙束厚さ検出手段40が配置されている。
用紙束厚さ検出手段40は、J形のフィラ41とその変
位を検出するマイクロ変位センサ42とで構成されてい
る。なお、マイクロ変位センサ42に代えて歪センサや
超音波センサ等を用いてもよい。フィラ41は、図4
(A)・(B)に示すように、上下の搬送ローラ34・
35間を通る用紙束の厚さに応じて軸41bを支点に回
動する。マイクロ変位センサ42は、フィラ41の上端
部41aと対向しており、この上端部41aの変位量を
検出して用紙束の厚さSに応じた電気信号(電圧)を出
力する。図5は、用紙束厚さSとフィラ41の移動距離
の関係を示すグラフである。
【0023】図3に示すように、前搬送ローラ20のロ
ーラ軸22の両端は、両側板a・bに設けられた長孔4
6に貫通されているため、前搬送ローラ20は上下に移
動可能となっている。ローラ軸22の両端に設けられた
軸受43は、それぞればね44で下方へ付勢されている
ので、前搬送ローラ20は所定の高さに保持される。こ
の前搬送ローラ20の近傍で側板bの内側に、紙面検出
手段であるマイクロスイッチ45が配置されている。マ
イクロスイッチ45のアクチュエータ45aは、前搬送
ローラ20の上下動を検知するためローラ軸22に圧接
している。
【0024】一方、駆動系には、上述の後給紙ローラ駆
動手段Eの他に、図3に示す積載台駆動手段A、その上
側のレバー駆動手段B、これらの前側の上搬送ローラ駆
動手段C及び下搬送ローラ駆動手段Dが備えられてい
る。
【0025】積載台駆動手段Aは、用紙積載台11を上
下動させるもので、積載台駆動モータ用50と、その回
転を押上アーム15のアーム軸16に伝達する歯車列G
1を有する。レバー駆動手段Bは、レバー31を上下回
動させるもので、レバー駆動用モータ51と、その回転
をレバー31のレバー軸30に伝達する歯車列G2を有
する。上搬送ローラ駆動手段Cは、上搬送ローラ34を
回転させるもので、上搬送ローラ駆動用モータ52と、
その回転を上搬送ローラ34のローラ軸36に伝達する
歯車列G3を有する。下搬送ローラ駆動手段Dは、下搬
送ローラ35を回転させるもので、下搬送ローラ駆動用
モータ53と、その回転を下搬送ローラ35のローラ軸
37に伝達する歯車列G4を有する。
【0026】図6に本実施例の給紙装置の電気的概要構
成を示す。制御部100は、CPU101を中心として
ROM等のメモリ102、上搬送ローラ駆動用モータ5
2及び下搬送ローラ駆動用モータ53を駆動するドライ
バ回路103、後給紙ローラ駆動用モータ32を駆動す
るドライバ回路104、積載台駆動用モータ50を駆動
するドライバ回路105、及びレバー駆動用モータ51
を駆動するドライバ回路106等で構成され、これらド
ライバ回路はメモリ102に記憶されているプログラム
に従って制御される。
【0027】CPU101に信号を入力する入力手段と
しては、上述した紙有無検出手段17a、用紙幅検出手
段17b、用紙束厚さ検出手段40、紙面検出手段(マ
イクロスイッチ)45の他に、スタートスイッチ10
7、給紙速度を設定するための給紙速度調整手段10
8、シュレッダ2の細断能力に対応した給紙量を設定す
るための給紙量設定手段109が備えられている。給紙
量設定手段109としては、設定値を段階的に調整でき
るディップスイッチや連続的に調整できる可変抵抗等が
考えられる。なお、用紙幅検出手段17bと用紙束厚さ
検出手段40とは、シュレッダ2へ給紙される用紙1の
給紙状態を検出するものであるので、これらを総称して
用紙給紙状態検出手段110と言う。
【0028】本給紙装置を使用するに当たっては、先ず
その給紙速度をシュレッダ2の搬送速度に合わせるた
め、給紙速度調整手段108により給紙速度を設定す
る。給紙速度調整手段108としては、例えば可変抵抗
を用い、その変化を電圧として読み取り、予めメモリ1
02に記憶してある電圧/デューティデータに基づいて
上下搬送ローラ駆動用モータ52・53のオン時のデュ
ーティを設定する。そして、CPU101からドライバ
回路103にPWM(Pulse Width Modulation)信号
のデューテイを出力し、モータ52・53の速度制御を
行う。
【0029】また、シュレッダ2の細断能力に合わせて
給紙量設定手段109により給紙量を設定する。給紙量
設定手段109として2個のディップスイッチを使用す
る場合、それらのオン・オフと細断能力枚数とが例えば
図7のような関係となるデータをメモリ102に予め記
憶しておく。用紙束厚さ検出手段40からのデータによ
り給紙量を自動制御する場合には、細断能力厚さと細断
能力枚数とが図8のグラフに示すような関係になるデー
タをメモリ102に記憶しておくことにより、給紙枚数
をシュレッダ2の細断能力枚数に適応させることができ
る。この場合、給紙ローラ制御用設定値Xは、細断能力
Q(mm)に対して任意の割合、例えば80%の値とし
て求めることにより、給紙量設定手段109の入力値か
ら給紙ローラ制御用設定値Xを自動的に算出できる。そ
して、CPU101からドライバ回路104へ入力する
PWM信号のデューティを、用紙束厚さ検出手段40か
らのデータに基づいて可変し、後給紙ローラ駆動用モー
タ32の速度を制御して給紙量の調整を行う。
【0030】すなわち、この場合の給紙ローラ制御用設
定値Xは、制御目標用紙厚さXとなり、この厚さXは任
意の幅を有し、その最大値をX1、最小値をX2とする。
例えばX=1.6mm、幅を0.2mmとした場合、X
1=1.7mm、X2=1.5mmとなる。実際の給紙量
制御は、給紙中の用紙厚さt(mm)と制御目標用紙厚
さX1及びX2と比較し、X1<tのときは後給紙ローラ
駆動用モータ32を減速して用紙搬送量を減少させる。
X2>tのときはモータ32を加速して用紙搬送量を増
加させる。t=X1〜X2のときはモータ32の速度を維
持しそのときの用紙搬送量を保つ。
【0031】用紙束厚さ検出手段40からのデータによ
り給紙量を自動制御する場合の処理を、図9のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0032】先ず、ステップS1でスタートスイッチ1
07がオンになったか否か判断し、オンにならなければ
オンになるまで繰り返す。スタートスイッチ107がオ
ンになったらステップS2に進み、給紙速度調整手段1
08による給紙速度を入力する。そして、本給紙装置の
搬送速度がシュレッダ2の搬送速度と同一になるように
上下の搬送ローラ駆動用モータ52・53のデューティ
を設定し、ステップS3へ進む。
【0033】ステップS3では、給紙量設定手段109
による細断能力を入力する。例えば、給紙量設定手段1
09としてディップスイッチを使用した場合には、それ
による設定値を、メモリ102に予め記憶してあるデー
タと比較して細断能力Q(mmm)を認識し、これから
制御目標用紙厚さX(mm)を算出してステップS4へ
進む。
【0034】ステップS4では、用紙積載台11上に用
紙1が積載されたか否かを紙有無検出手段17aからの
信号により判断し、積載されていないと判断した場合は
ステップS1に戻り、積載されたと判断したときはステ
ップS5へ進む。
【0035】ステップS5では、積載された用紙最上位
面が給紙可能な状態にあるか否かを、検出手段45から
の信号により判断する。そして、給紙可能な位置にない
と判断した場合はステップS6へ進み、積載台駆動用モ
ータ50をオンにして用紙積載台11を上昇させる。給
紙可能な位置にあると判断した場合はステップS7へ進
み、モータ50をオフにして用紙積載台11の上昇を停
止してから、ステップS8へ進む。
【0036】ステップS8では、上下の搬送ローラ駆動
用モータ52・53を設定したデューティによりオンに
し、シュレッダ2と同一の搬送速度で上下の搬送ローラ
34・35により用紙1を最上位面より給紙し、ステッ
プS9へ進む。
【0037】ステップS9では、用紙束厚さ検出手段4
0からの信号を入力し、現在給紙されている用紙束厚さ
t(mm)を認識してステップS10へ進む。
【0038】ステップS10では、制御目標最大用紙厚
さX1と現在給紙されている用紙束厚さtとを比較し、
tが大きいと判断した場合はステップS11へ進み、後
給紙ローラ駆動用モータ32のデューティを−1だけ下
降させ、該モータ32を減速する。これにより、搬送す
る用紙束厚さは薄くなる。tが大きくないと判断した場
合はステップS12へ進む。
【0039】ステップS12では、ステップS10とは
逆に、制御目標最小用紙厚さX2と現在給紙されている
用紙束厚さtとを比較し、tが小さいと判断した場合は
ステップS13へ進み、後給紙ローラ駆動用モータ32
のデューティを+1だけ上昇させ、該モータ32を加速
する。これにより、搬送する用紙束厚さは厚くなる。t
が、X1よりも大きくなくしかもX2より小さくもないと
判断した場合はステップS14へ進む。
【0040】ステップS14では、後給紙ローラ駆動用
モータ32の現状のデューティを維持し、該モータ32
の速度をそのまま保って用紙束の厚さを維持し、ステッ
プS15へ進む。
【0041】ステップS15では、積載台11上の用紙
1が全て給紙されたか否かを紙有無検出手段17aから
の信号により判断し、給紙されていないと判断した場合
には、ステップS5に戻ってそれ以降の動作を繰り返
し、給紙されたと判断した場合には、ステップS16へ
進む。
【0042】ステップS16では、紙有無検出手段17
aがオフになって給紙完了後、一定時間経過したか否か
判断し、経過していないと判断した場合にはステップS
16の判断を繰り返し、経過したと判断した場合にはス
テップS17へ進み、上下の搬送ローラ駆動用モータ5
2・53及び後給紙ローラ駆動用モータ32をオフにし
て処理を終了する。
【0043】次に、用紙給紙状態検出手段110として
用紙幅検出手段17bを使用し、用紙幅から給紙量を制
御する場合について説明する。
【0044】用紙幅検出手段17bとして例えばフォト
センサを使用する場合、用紙を片側基準に給紙する場合
には、フォトセンサを用紙サイズに合わせて図10
(A)に示すように一方側に配置し、用紙を中央基準に
給紙する場合にはフォトセンサを用紙サイズに合わせて
図10(B)に示すように両側に配置すれば、各用紙サ
イズを認識できる。
【0045】また、図11に示すように、細断能力枚数
と用紙サイズに対応した後給紙ローラ駆動用モータ32
のデューティデータa11〜a45を任意に設定して予めメ
モリ102に記憶させておくことにより、シュレッダ2
の細断能力に応じて給紙量設定手段109により設定し
た給紙量と用紙幅検出手段17bで検出した用紙幅との
関係から、後給紙ローラ駆動用モータ32のデューティ
を可変して給紙量を調整できる。その処理を図12のフ
ローチャートに示す。
【0046】図12において、ステップS1からステッ
プS8までの処理、及びステップ15の以降の処理につ
いては図9と同じであるため説明を省略する。ステップ
S8の次のステップS21では、用紙幅検出手段17b
からの信号を入力して用紙サイズを認識し、ステップS
22へ進む。ステップS22では、給紙量設定手段10
9により設定した給紙量(細断能力)と、認識した用紙
サイズにより規定されるデューティにより、後給紙ロー
ラ駆動モータ32をオンにし、給紙量を調整する。
【0047】次に、用紙束厚さ検出手段40と用紙幅検
出手段17bの双方の信号から給紙量を自動調整する場
合について説明する。この場合、上述した図7のデータ
及び図8のデータを予めメモリ102に記憶しておく。
また、用紙サイズと用紙幅とは図13に示すように関係
になっており、通常のシュレッダでは細断能力は枚数と
用紙サイズとで規定しているため、用紙サイズと用紙束
の厚さとから細断能力断面積が求まり、この断面積から
図14に示すように細断能力枚数を認識できる。この場
合、給紙ローラ制御用設定値は、細断能力断面積Q(m
m2)に対して任意の割合、例えば80%の値として求
めることにより、給紙量設定手段109の入力値から給
紙ローラ制御用設定値を自動的に算出できる。従って、
用紙束厚さ検出手段40で検出された用紙サイズと用紙
束厚さ検出手段40で検出された用紙束の厚さとから、
用紙束の断面積を求めれば、シュレッダ2の細断能力に
応じた枚数の用紙を給紙できることになる。
【0048】この場合、給紙ローラ制御用設定値は、制
御目標用紙断面積Yとなり、この断面積Yは任意の幅を
有し、その最大値をY1、最小値をY2とする。例えばY
=168mm2、幅を20mm2とした場合、Y1=17
8mm2、Y2=158mm2となる。実際の給紙量制御
は、給紙中の用紙束断面積d(mm2)と制御目標用紙
束断面積Y1及びY2と比較し、Y1<dのときは後給紙
ローラ駆動用モータ32を減速して用紙搬送量を減少さ
せる。Y2>dのときはモータ32を加速して用紙搬送
量を増加させる。d=Y1〜Y2のときはモータ32の速
度を維持しそのときの用紙搬送量を保つ。その処理を図
15のフローチャートに示す。
【0049】図15においても、ステップS1からステ
ップS8までの処理、及びステップ15の以降の処理に
ついては図9と同じであるため説明を省略する。ステッ
プS8の次のステップS109では、用紙束厚さ検出手
段40と用紙幅検出手段17bの双方の信号を入力し、
用紙束厚さと用紙サイズとから用紙束断面積dを認識
し、ステップS110へ進む。
【0050】ステップ110では、制御目標最大用紙断
面積Y1と現在給紙されている用紙束断面積dとを比較
し、dが大きいと判断した場合はステップS111へ進
み、後給紙ローラ駆動用モータ32のデューティを−1
だけ下降させ、該モータ32を減速する。これにより、
用紙束断面積は小さくなる。dが大きくないと判断した
場合はステップS112へ進む。
【0051】ステップS112では、ステップS110
とは逆に、制御目標最小用紙断面積Y2と現在給紙され
ている用紙束断面積dとを比較し、dが小さいと判断し
た場合はステップS113へ進み、後給紙ローラ駆動用
モータ32のデューティを+1だけ上昇させ、該モータ
32を加速する。これにより、用紙束断面積は大きくな
る。dが、Y1よりも大きくなくしかもY2より小さくも
ないと判断した場合はステップS114へ進む。
【0052】ステップS114では、後給紙ローラ駆動
用モータ32の現状のデューティを維持し、該モータ3
2の速度をそのまま保って搬送する用紙束断面積を維持
し、ステップS15へ進む。
【0053】
【発明の効果】本発明による効果を請求項毎に挙げると
次のとおりである。
【0054】<請求項1>用紙積載部からの用紙給紙状
態を検出し、その検出結果とシュレッダの細断能力に応
じて予め設定した設定値とから給紙機構の制御量を調整
するため、多種のシュレッダを使用した場合、それぞれ
の細断能力を適切に発揮できるだけの用紙を一定量ずつ
安定して供給することができる。
【0055】<請求項2>用紙積載部から同時に給紙さ
れる用紙束の厚さの大小に従って給紙量を自動制御で
き、しかも給紙量を、接続するシュレッダの能力に応じ
た値に設定することができるので、多種のシュレッダを
使用した場合、それぞれの細断能力を適切に発揮できる
だけの用紙を一定量ずつ安定して供給することができ
る。
【0056】<請求項3>用紙積載部から同時に給紙さ
れる用紙幅の大小に従って給紙量を自動制御でき、しか
も給紙量を、接続するシュレッダの能力に応じた値に設
定することができるので、多種のシュレッダを使用した
場合、それぞれの細断能力を適切に発揮できるだけの用
紙を一定量ずつ安定して供給することができる。
【0057】<請求項4>用紙積載部から同時に給紙さ
れる用紙束の厚さの大小及び用紙幅の大小に従って給紙
量を自動制御でき、しかも給紙量を、接続するシュレッ
ダの能力に応じた値に設定することができるので、多種
のシュレッダを使用した場合、それぞれの細断能力を適
切に発揮できるだけの用紙を一定量ずつ一層安定して供
給することができる。
【0058】<請求項5>多種のシュレッダの中のある
シュレッダに対応させる場合、その細断能力に応じた設
定値を段階的に決定することができるので、設定が容易
である。
【0059】<請求項6>多種のシュレッダの中のある
シュレッダに対応させる場合、その細断能力に応じた設
定値を連続的に決定することができるので、例えばシュ
レッダのカッタが劣化し細断能力に変化が生じても、適
切に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による給紙装置を適用するシュレッダの
概要図である。
【図2】本発明の一実施例の給紙装置の用紙搬送系と駆
動系の一部を示す概略構成図である。
【図3】上記駆動系の残りの部分を示す概略構成図であ
る。
【図4】用紙束厚さ検出手段の動作説明図で、(A)は
非検出状態。(B)は検出状態である。
【図5】用紙束厚さと用紙束厚さ検出手段のフィラの移
動距離の関係を示すグラフである。
【図6】本実施例の給紙装置の電気的概要構成を示すブ
ロック図である。
【図7】給紙量設定手段であるディップスイッチのオン
・オフと細断能力枚数との関係を説明する対照図であ
る。
【図8】細断能力厚さと細断能力枚数との関係を示すグ
ラフである。
【図9】用紙束厚さ検出手段で検出した用紙束厚さから
給紙量を自動制御する場合の処理を説明するフローチャ
ートである。
【図10】用紙幅検出手段であるフォトセンサを用紙サ
イズに応じて配置するレイアウト図で、(A)は用紙を
片側基準に給紙する場合、(B)は用紙を中央基準に給
紙する場合である。
【図11】細断能力枚数と用紙サイズに対応した後給紙
ローラ駆動用モータのデューティデータとの関係を示す
対照図である。
【図12】用紙幅検出手段で検出した用紙幅から給紙量
を自動制御する場合の処理を説明するフローチャートで
ある。
【図13】用紙サイズと用紙幅との関係を示す対照図で
ある。
【図14】細断能力断面積と細断能力枚数との関係を示
すグラフである。
【図15】用紙束厚さ検出手段で検出した用紙束厚さ及
び用紙幅検出手段で検出した用紙幅の双方からから給紙
量を自動制御する場合の処理を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
1 用紙 2 シュレッダ 11 用紙積載台(用紙積載部) 17b 用紙幅検出手段 40 用紙束厚さ検出手段 100 制御部(制御手段) 109 給紙量設定手段 110 用紙給紙状態検出手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙積載部に積載された用紙を給紙機構
    により給紙して自動的にシュレッダの投入口に投入する
    シュレッダの給紙装置において、前記用紙積載部からの
    用紙給紙状態を検出する検出手段と、該検出手段からの
    信号に応じて前記給紙機構の動作を制御する制御手段
    と、該制御手段の制御量を前記シュレッダの細断能力に
    応じて可変して給紙量を設定するための設定手段とを備
    えたことを特徴とする、シュレッダの給紙装置。
  2. 【請求項2】 検出手段が、用紙積載部から給紙される
    用紙束の厚さを検出する用紙束厚さ検出手段である、請
    求項1に記載のシュレッダの給紙装置。
  3. 【請求項3】 検出手段が、用紙の幅を検出する用紙幅
    検出手段である、請求項1に記載のシュレッダの給紙装
    置。
  4. 【請求項4】 制御手段が、用紙積載部から給紙される
    用紙束の厚さを検出する用紙束厚さ検出手段よりの信号
    と用紙の幅を検出する用紙幅検出手段よりの信号に応じ
    て給紙機構を制御する、請求項1に記載のシュレッダの
    給紙装置。
  5. 【請求項5】 設定手段が制御手段の制御量を段階的に
    可変可能である、請求項1、2、3又は4に記載のシュ
    レッダの給紙装置。
  6. 【請求項6】 設定手段が制御手段の制御量を連続的に
    可変可能である、請求項1、2、3又は4に記載のシュ
    レッダの給紙装置。
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