JPH08164057A - ハンガー装置 - Google Patents
ハンガー装置Info
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- JPH08164057A JPH08164057A JP33312894A JP33312894A JPH08164057A JP H08164057 A JPH08164057 A JP H08164057A JP 33312894 A JP33312894 A JP 33312894A JP 33312894 A JP33312894 A JP 33312894A JP H08164057 A JPH08164057 A JP H08164057A
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- Japan
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- hook
- wall surface
- surface base
- hanger device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は複数のフックを並設してなるハンガ
ー装置を提供する。 【構成】 ハンガー装置は、被取付面に取り付けられる
壁面基部と、該壁面基部に複数横方向に並併され基端側
が枢着されたフックとからなっており、該フックが、掛
止用の窪みを起立状とする待機姿勢と、上記窪みを下方
にする使用姿勢に変位可能に枢動すると共に、待機姿勢
時に壁面基部に支承される受面を有しており、壁面基部
の上方とフックとに、フックの待機姿勢時にフックの上
部と壁面基部とに係脱可能に係合する一対の係合手段を
設けてなる。また、壁面基部の下方とフックとに、フッ
クの使用姿勢時にフックの下部と壁面基部とに係脱可能
な一対の使用時係合手段を設けておけば、使用姿勢時に
安定して商品を保持することができる。 【効果】 使用するフックの間隔を任意に調整すること
ができる。
ー装置を提供する。 【構成】 ハンガー装置は、被取付面に取り付けられる
壁面基部と、該壁面基部に複数横方向に並併され基端側
が枢着されたフックとからなっており、該フックが、掛
止用の窪みを起立状とする待機姿勢と、上記窪みを下方
にする使用姿勢に変位可能に枢動すると共に、待機姿勢
時に壁面基部に支承される受面を有しており、壁面基部
の上方とフックとに、フックの待機姿勢時にフックの上
部と壁面基部とに係脱可能に係合する一対の係合手段を
設けてなる。また、壁面基部の下方とフックとに、フッ
クの使用姿勢時にフックの下部と壁面基部とに係脱可能
な一対の使用時係合手段を設けておけば、使用姿勢時に
安定して商品を保持することができる。 【効果】 使用するフックの間隔を任意に調整すること
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のフックを並設し
てなるハンガー装置に係わり、特に起立ないし横倒自在
なフックを多数、並設してなるハンガー装置に関する。
てなるハンガー装置に係わり、特に起立ないし横倒自在
なフックを多数、並設してなるハンガー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長細い板状体に多数のフックを並
設させ、多数の物品を同時に吊り下げ可能としたハンガ
ー装置が知られている。このようなハンガー装置は特に
多数の人が出入りする場所、例えば学校などで例えば備
品を引っ掛けるのに利用されている。
設させ、多数の物品を同時に吊り下げ可能としたハンガ
ー装置が知られている。このようなハンガー装置は特に
多数の人が出入りする場所、例えば学校などで例えば備
品を引っ掛けるのに利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこのよ
うなハンガー装置においては、フック相互の間隔が固定
されているから、吊り下げられる物品の範囲も限定さ
れ、フック相互の間隔と比較して余りにも大きい物品は
引っ掛けることができない。本発明は上記事情に鑑みて
なされたものであって、フック相互の間隔を任意に調整
することができるハンガー装置を提供することを目的と
する。
うなハンガー装置においては、フック相互の間隔が固定
されているから、吊り下げられる物品の範囲も限定さ
れ、フック相互の間隔と比較して余りにも大きい物品は
引っ掛けることができない。本発明は上記事情に鑑みて
なされたものであって、フック相互の間隔を任意に調整
することができるハンガー装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、多数のフックを倒立自在を並設し、必要に応
じて任意の箇所のフックを起立ないし横倒させ、フック
相互の間隔を任意に調整可能とするという手段を講じ
た。
するため、多数のフックを倒立自在を並設し、必要に応
じて任意の箇所のフックを起立ないし横倒させ、フック
相互の間隔を任意に調整可能とするという手段を講じ
た。
【0005】即ち、本発明は、被取付面に取り付けられ
る壁面基部と、該壁面基部に複数横方向に並併され基端
側が枢着されたフックとからなっており、該フックが、
掛止用の窪みを起立状とする待機姿勢と、上記窪みを下
方にする使用姿勢に変位可能に枢動すると共に、待機姿
勢時に壁面基部に支承される受面を有しており、壁面基
部の上方とフックとに、フックの待機姿勢時にフックの
上部と壁面基部とに係脱可能に係合する一対の係合手段
を設けてなるという技術的手段を講じている。また、壁
面基部の下方とフックとに、フックの使用姿勢時にフッ
クの下部と壁面基部とに係脱可能な一対の使用時係合手
段を設けておけば、使用姿勢時に安定して商品を保持す
ることができる。
る壁面基部と、該壁面基部に複数横方向に並併され基端
側が枢着されたフックとからなっており、該フックが、
掛止用の窪みを起立状とする待機姿勢と、上記窪みを下
方にする使用姿勢に変位可能に枢動すると共に、待機姿
勢時に壁面基部に支承される受面を有しており、壁面基
部の上方とフックとに、フックの待機姿勢時にフックの
上部と壁面基部とに係脱可能に係合する一対の係合手段
を設けてなるという技術的手段を講じている。また、壁
面基部の下方とフックとに、フックの使用姿勢時にフッ
クの下部と壁面基部とに係脱可能な一対の使用時係合手
段を設けておけば、使用姿勢時に安定して商品を保持す
ることができる。
【0006】
【作用】複数のフックはそれぞれが、起立または横倒自
在に枢着され、使用を必要としないフックは壁面基部に
沿って起立状の待機姿勢に保持される。また使用を必要
とするフックのみが横倒状態に枢動されるとフックの受
面が壁面基部と衝合して使用姿勢に保持される。これら
の場合に係合手段が設けられているので、フックの待機
姿勢または使用姿勢が確実に保持される。
在に枢着され、使用を必要としないフックは壁面基部に
沿って起立状の待機姿勢に保持される。また使用を必要
とするフックのみが横倒状態に枢動されるとフックの受
面が壁面基部と衝合して使用姿勢に保持される。これら
の場合に係合手段が設けられているので、フックの待機
姿勢または使用姿勢が確実に保持される。
【0007】
【実施例】以下に、本発明のハンガー装置の好適実施例
につき、図面を参照して説明する。図1〜図3に示す第
1実施例のハンガー装置は、被取付面に固定される壁面
基部10と、フック20と、該フック20を壁面基部1
0に枢着する枢軸30とからなっている。壁面基部10
は垂直壁面部14と、この垂直壁面部14の上縁から前
方に向けて突出する上部固定壁面部11と、垂直壁面部
14の中間高さ位置に沿って前方に向けて並設され、そ
れぞれ水平方向に整合する透孔16を穿設してなる多数
の軸受片17とから構成されている。なお、本実施例に
おいては同一板体形状の多数の軸受片17が互いに同一
間隔で並設されている。
につき、図面を参照して説明する。図1〜図3に示す第
1実施例のハンガー装置は、被取付面に固定される壁面
基部10と、フック20と、該フック20を壁面基部1
0に枢着する枢軸30とからなっている。壁面基部10
は垂直壁面部14と、この垂直壁面部14の上縁から前
方に向けて突出する上部固定壁面部11と、垂直壁面部
14の中間高さ位置に沿って前方に向けて並設され、そ
れぞれ水平方向に整合する透孔16を穿設してなる多数
の軸受片17とから構成されている。なお、本実施例に
おいては同一板体形状の多数の軸受片17が互いに同一
間隔で並設されている。
【0008】また、上部固定壁面部15の先端上縁部に
沿って上部リブ状突条12が上向きに一連に突設されて
いる。一方、垂直壁面部14の下端近傍には、下端部に
沿って下部リブ状突条20が前向きに突設されている。
なお、本図中13は垂直壁面部14に穿設された取付孔
を示している。この取付孔13は、フック20で隠れる
位置に配置されているので、被取付面への固着時に固着
用ネジがフック20に覆われて露出することがない。枢
軸30は断面円形の棒体からなり、各軸受片17の透孔
16を連続的に貫通するようにして設けられ、かつ、透
孔16内にて自転自在に遊嵌されている。
沿って上部リブ状突条12が上向きに一連に突設されて
いる。一方、垂直壁面部14の下端近傍には、下端部に
沿って下部リブ状突条20が前向きに突設されている。
なお、本図中13は垂直壁面部14に穿設された取付孔
を示している。この取付孔13は、フック20で隠れる
位置に配置されているので、被取付面への固着時に固着
用ネジがフック20に覆われて露出することがない。枢
軸30は断面円形の棒体からなり、各軸受片17の透孔
16を連続的に貫通するようにして設けられ、かつ、透
孔16内にて自転自在に遊嵌されている。
【0009】フック20は、掛止用の窪みを中央に配す
るよう、中途部20bの上下に下方基端部20aと上方
基端部20cを平行に突出させた略コ字形に曲成された
形状構成からなり、その下方基端部20aは切込み溝が
形成された二股状になっていて、その各二股部分に透孔
24がそれぞれ穿設されている。また、この二股状の下
方基端部20aの各分岐部分が、垂直壁面部14に突設
された軸受片17の隣接する一対の軸受片17間に挟ま
った状態で必要に応じてワッシャと共に嵌挿され、かつ
上記枢軸30が透孔16に挿通されて、これにより上記
枢軸30の周りにて自転自在に遊嵌、支持されている。
また、このフック20の上方基端部20cの下面外壁に
は凹溝21が設けられ、フック20がその基端部13a
を支点として回動し起立した状態において、この凹溝2
1が上部固定壁面部11の上部リブ状突条12と係合し
てフック20が起立状態に保持、固定されるようになっ
ている(図3参照)。
るよう、中途部20bの上下に下方基端部20aと上方
基端部20cを平行に突出させた略コ字形に曲成された
形状構成からなり、その下方基端部20aは切込み溝が
形成された二股状になっていて、その各二股部分に透孔
24がそれぞれ穿設されている。また、この二股状の下
方基端部20aの各分岐部分が、垂直壁面部14に突設
された軸受片17の隣接する一対の軸受片17間に挟ま
った状態で必要に応じてワッシャと共に嵌挿され、かつ
上記枢軸30が透孔16に挿通されて、これにより上記
枢軸30の周りにて自転自在に遊嵌、支持されている。
また、このフック20の上方基端部20cの下面外壁に
は凹溝21が設けられ、フック20がその基端部13a
を支点として回動し起立した状態において、この凹溝2
1が上部固定壁面部11の上部リブ状突条12と係合し
てフック20が起立状態に保持、固定されるようになっ
ている(図3参照)。
【0010】フック20の下方基端部20aの下面外壁
部(フック20が図1の仮想線で示すように横倒したと
きに垂直壁面部14により支持される背面受部)にも下
部凹溝22が設けられ、この下部凹溝22が下部リブ状
突条15と嵌合してフック20が横倒状態にて固定、保
持されるようになっている(図3参照)。なお、フック
20の上方基端部20cの外壁面の適当箇所には図示の
ように多数の切込み溝からなる滑り止め部24を設け、
フック20を起立状態から横倒し状態に倒すときに指が
滑らないようにしてもよい。さらに、壁面基部20の左
右両側の開口は側板で閉止してもよい。
部(フック20が図1の仮想線で示すように横倒したと
きに垂直壁面部14により支持される背面受部)にも下
部凹溝22が設けられ、この下部凹溝22が下部リブ状
突条15と嵌合してフック20が横倒状態にて固定、保
持されるようになっている(図3参照)。なお、フック
20の上方基端部20cの外壁面の適当箇所には図示の
ように多数の切込み溝からなる滑り止め部24を設け、
フック20を起立状態から横倒し状態に倒すときに指が
滑らないようにしてもよい。さらに、壁面基部20の左
右両側の開口は側板で閉止してもよい。
【0011】次に、図4はハンガー装置の第2実施例を
示す。このハンガー装置は、大略的に断面略コ字形の溝
状板体からなる壁面基部10’と、物品を引っ掛けるた
めのフック20’とからなっている。壁面基部10’は
垂直壁面部14’と、この垂直壁面部14’の上縁から
略直角に前方に向けて突出する上部固定壁面部11’
と、垂直壁面部14’の下縁から略直角に前方に向けて
上部固定壁面部11’略平行に突出する下部固定壁面部
と、垂直壁面部14’の中間高さ位置に沿って前方に向
けて並設され、それぞれ水平方向に整合する透孔を穿設
してなる多数の軸受片17’とから構成されている。ま
た、垂直壁面部14’と上部固定壁面部11’とを結ぶ
内壁面は図示のように円弧状に湾曲している。さらに垂
直壁面部14’と下部固定壁面部とを結ぶ内壁面も図示
のように円弧状に湾曲している。
示す。このハンガー装置は、大略的に断面略コ字形の溝
状板体からなる壁面基部10’と、物品を引っ掛けるた
めのフック20’とからなっている。壁面基部10’は
垂直壁面部14’と、この垂直壁面部14’の上縁から
略直角に前方に向けて突出する上部固定壁面部11’
と、垂直壁面部14’の下縁から略直角に前方に向けて
上部固定壁面部11’略平行に突出する下部固定壁面部
と、垂直壁面部14’の中間高さ位置に沿って前方に向
けて並設され、それぞれ水平方向に整合する透孔を穿設
してなる多数の軸受片17’とから構成されている。ま
た、垂直壁面部14’と上部固定壁面部11’とを結ぶ
内壁面は図示のように円弧状に湾曲している。さらに垂
直壁面部14’と下部固定壁面部とを結ぶ内壁面も図示
のように円弧状に湾曲している。
【0012】また、上部固定壁面部11’の前方下縁部
に沿って上部リブ状突条12’が下向きに突設されてい
て、さらに、この上部リブ状突条12’に対向するよう
にして、下部固定壁面部の前方上縁部にもこれに沿って
下部リブ状突条15’が上向きに突設されている。な
お、本図中13’は垂直壁面部14’に穿設された取付
孔をそれぞれ示している。図示省略の枢軸は前記第1実
施例と同様に断面円形の棒体からなり、各軸受片17’
を連続的に貫通して設けられている。
に沿って上部リブ状突条12’が下向きに突設されてい
て、さらに、この上部リブ状突条12’に対向するよう
にして、下部固定壁面部の前方上縁部にもこれに沿って
下部リブ状突条15’が上向きに突設されている。な
お、本図中13’は垂直壁面部14’に穿設された取付
孔をそれぞれ示している。図示省略の枢軸は前記第1実
施例と同様に断面円形の棒体からなり、各軸受片17’
を連続的に貫通して設けられている。
【0013】フック20’は前記第1実施例と同様に下
方基端部20a’と中途部10b’と上方基端部20
c’とからなる略コ字形に曲成された形状をなしてい
る。このフック20’の上方基端部20c’の外壁面に
は凹溝21’が設けられ、フック20’がその下方基端
部20a’を支点として回動し起立した状態において、
この凹溝21’が上部固定壁面部11’の下縁部の上部
リブ状突条12’と係合してフック20’が起立状態に
保持、固定されるようになっている。
方基端部20a’と中途部10b’と上方基端部20
c’とからなる略コ字形に曲成された形状をなしてい
る。このフック20’の上方基端部20c’の外壁面に
は凹溝21’が設けられ、フック20’がその下方基端
部20a’を支点として回動し起立した状態において、
この凹溝21’が上部固定壁面部11’の下縁部の上部
リブ状突条12’と係合してフック20’が起立状態に
保持、固定されるようになっている。
【0014】フック20’の基端部近傍の外壁面部(フ
ック20’が横倒したときに下部固定壁面部により支持
される背面部分)にも下部凹溝22’が設けられ、この
下部凹溝22’が下部リブ状突条15’と嵌合してフッ
ク20’が横倒状態にて固定、保持されるようになって
いる(図4参照)。なお、フック20’の基端部前面は
円弧状をなし、枢軸の周りに円滑に回動し得るようにな
っており、またこの前面と反対側の角部も円弧状に形成
されていて、フック20’を横倒しにしたとき壁面基部
10’の下部内面隅部の円弧状湾曲とほぼぴったり合致
するようになっている。また、フック20’の先端部前
面も円弧状をなし、フック20’を起立させたとき壁面
基部10’の上部内面隅部の円弧状湾曲とほぼぴったり
合致するようになっている。
ック20’が横倒したときに下部固定壁面部により支持
される背面部分)にも下部凹溝22’が設けられ、この
下部凹溝22’が下部リブ状突条15’と嵌合してフッ
ク20’が横倒状態にて固定、保持されるようになって
いる(図4参照)。なお、フック20’の基端部前面は
円弧状をなし、枢軸の周りに円滑に回動し得るようにな
っており、またこの前面と反対側の角部も円弧状に形成
されていて、フック20’を横倒しにしたとき壁面基部
10’の下部内面隅部の円弧状湾曲とほぼぴったり合致
するようになっている。また、フック20’の先端部前
面も円弧状をなし、フック20’を起立させたとき壁面
基部10’の上部内面隅部の円弧状湾曲とほぼぴったり
合致するようになっている。
【0015】また、フック20の中途部20c’の外壁
面は、フックの表示部として使用することができ、例え
ば名札C等を貼付することができる。名札Cの取付位置
の前後で中途部20C’から一体に突出する一対のリブ
は名札の位置決め用に用いる突部である。上記各実施例
においては、フック20はブラケット状の軸受片17に
枢着される構成を例示したが、蝶番によりフックを個別
に枢着する構成であってもよい。
面は、フックの表示部として使用することができ、例え
ば名札C等を貼付することができる。名札Cの取付位置
の前後で中途部20C’から一体に突出する一対のリブ
は名札の位置決め用に用いる突部である。上記各実施例
においては、フック20はブラケット状の軸受片17に
枢着される構成を例示したが、蝶番によりフックを個別
に枢着する構成であってもよい。
【0016】次に、以上の構成からなるハンガー装置の
使用方法について図4を基に説明する。まず、壁面基部
10’が取付け孔13’を介してネジにより適当な壁面
に固定される。この壁面基部10’の壁面への取付けは
枢軸およびフック20’等を壁面基部10’に取付ける
前、もしくは取付けた後に行ってもよい。いづれにして
も、枢軸30’およびフック20’等が取付けられたハ
ンガー装置は、多数のフック20’が並列された状態と
なるが、吊り下げる物品の大きさなどを考慮してフック
20’の一部を横倒させ他の一部は起立させて、フック
20’相互間の間隔を任意に調整することができる。す
なわち、必要に応じて任意のフック20’を横倒させ、
これに物品を吊り下げるようにする。
使用方法について図4を基に説明する。まず、壁面基部
10’が取付け孔13’を介してネジにより適当な壁面
に固定される。この壁面基部10’の壁面への取付けは
枢軸およびフック20’等を壁面基部10’に取付ける
前、もしくは取付けた後に行ってもよい。いづれにして
も、枢軸30’およびフック20’等が取付けられたハ
ンガー装置は、多数のフック20’が並列された状態と
なるが、吊り下げる物品の大きさなどを考慮してフック
20’の一部を横倒させ他の一部は起立させて、フック
20’相互間の間隔を任意に調整することができる。す
なわち、必要に応じて任意のフック20’を横倒させ、
これに物品を吊り下げるようにする。
【0017】この場合、フック20’を起立させたと
き、フック20’の円弧状前面部が壁面基部10’の上
部円弧状内面と当接しつつ、フック20’の上方基端部
20c’の凹溝21’が上部固定壁面部11’の下縁部
の上部リブ状突条12’と自動的に係合してフック2
0’が起立状態に保持、固定されるようになる。また、
フック20’を横倒しにしたときも、フック20’の円
弧状下方角部が壁面基部10’の下部円弧状内面と当接
しつつ、その下部凹溝22’が下部リブ状突条15’と
自動的に嵌合し、また下方基端部20a’の偏平な外壁
面が垂直壁面部14’と衝合して支承されるのでフック
20’が横倒状態にて固定、保持されるようになる。こ
のように、吊り下げる物品の大きさ、個数などに応じて
任意の箇所のフック13を横倒させ、あるいは起立させ
ながら使用することができる。
き、フック20’の円弧状前面部が壁面基部10’の上
部円弧状内面と当接しつつ、フック20’の上方基端部
20c’の凹溝21’が上部固定壁面部11’の下縁部
の上部リブ状突条12’と自動的に係合してフック2
0’が起立状態に保持、固定されるようになる。また、
フック20’を横倒しにしたときも、フック20’の円
弧状下方角部が壁面基部10’の下部円弧状内面と当接
しつつ、その下部凹溝22’が下部リブ状突条15’と
自動的に嵌合し、また下方基端部20a’の偏平な外壁
面が垂直壁面部14’と衝合して支承されるのでフック
20’が横倒状態にて固定、保持されるようになる。こ
のように、吊り下げる物品の大きさ、個数などに応じて
任意の箇所のフック13を横倒させ、あるいは起立させ
ながら使用することができる。
【0018】なお、上記実施例においては、フックを起
立状態に固定、保持するための手段として、リブ状突条
を設け、これと対応してフックに凹溝を設け、これらを
互いに係合させるようにしたが、凹凸は反対に形成して
もよい。なお、軸受片は必ずしも同一間隔で並設されて
いる必要はなく、一部が他部より広くあるいは狭くなる
ように並設されているものであってもよい。以上の構成
からなるハンガー装置において、フックの数、大きさ、
配置間隔については特に制限はなく必要に応じて適宜、
選択することができる。本発明は上記実施例に限らず、
その他この発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更
しうること勿論である。
立状態に固定、保持するための手段として、リブ状突条
を設け、これと対応してフックに凹溝を設け、これらを
互いに係合させるようにしたが、凹凸は反対に形成して
もよい。なお、軸受片は必ずしも同一間隔で並設されて
いる必要はなく、一部が他部より広くあるいは狭くなる
ように並設されているものであってもよい。以上の構成
からなるハンガー装置において、フックの数、大きさ、
配置間隔については特に制限はなく必要に応じて適宜、
選択することができる。本発明は上記実施例に限らず、
その他この発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更
しうること勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明のハンガー装
置によれば、複数のフックが並設されているので使用を
必要とするフックのみを横倒状態に枢動して使用姿勢で
固定することができるので、使用を必要とするフック相
互間の間隔を任意に選択することができ、引っ掛け部が
大きい物品でも小さい物品であっても容易にフックに吊
り下げることが可能となる。また一定数のフックを連続
して横倒状態に枢動すれば一連の掛止用の溝を形成する
ことができ、額縁等を載置することもできる。その他、
使用姿勢に横倒した一対のフック間にバーを掛けわたし
て保持させることもでき、種々の利用が可能である。
置によれば、複数のフックが並設されているので使用を
必要とするフックのみを横倒状態に枢動して使用姿勢で
固定することができるので、使用を必要とするフック相
互間の間隔を任意に選択することができ、引っ掛け部が
大きい物品でも小さい物品であっても容易にフックに吊
り下げることが可能となる。また一定数のフックを連続
して横倒状態に枢動すれば一連の掛止用の溝を形成する
ことができ、額縁等を載置することもできる。その他、
使用姿勢に横倒した一対のフック間にバーを掛けわたし
て保持させることもでき、種々の利用が可能である。
【図1】本発明の第1実施例のハンガー装置を示す分解
斜視図。
斜視図。
【図2】図1の取付状態を示す斜視図。
【図3】図1のハンガー装置のフックの動作を説明する
斜視図。
斜視図。
【図4】第2実施例のハンガー装置を示す斜視図。
10…壁面基部、 30…枢軸、 20…フック、 1
4…垂直壁面部、 17…軸受片、 12…上部リブ状
突条、 15…下部リブ状突条、 20…フック、
21…凹溝、 22…下部凹溝
4…垂直壁面部、 17…軸受片、 12…上部リブ状
突条、 15…下部リブ状突条、 20…フック、
21…凹溝、 22…下部凹溝
Claims (5)
- 【請求項1】 被取付面に取り付けられる壁面基部と、
該壁面基部に複数横方向に並併され基端側が枢着された
フックとからなっており、 該フックが、掛止用の窪みを起立状とする待機姿勢と、
上記窪みを下方にする使用姿勢に変位可能に枢動すると
共に、待機姿勢時に壁面基部に支承される受面を有して
おり、 壁面基部の上方とフックとに、フックの待機姿勢時にフ
ックの上部と壁面基部とに係脱可能に係合する一対の係
合手段を設けてなることを特徴とするハンガー装置。 - 【請求項2】 被取付面に取り付けられる壁面基部と、
該壁面基部に複数横方向に並併され基端側が枢着された
フックとからなっており、 該フックが、掛止用の窪みを起立状とする待機姿勢と、
上記窪みを下方にする使用姿勢に変位可能に枢動すると
共に、待機姿勢時に壁面基部に支承される受面を有して
おり、 壁面基部の上方とフックとに、フックの待機姿勢時にフ
ックの上部と壁面基部とに係脱可能に係合する一対の係
合手段を設け、 壁面基部の下方とフックとに、フックの使用姿勢時にフ
ックの下部と壁面基部とに係脱可能な一対の使用時係合
手段を設けてなることを特徴とするハンガー装置。 - 【請求項3】 フックが縦断面略コ字状からなって中央
に窪みを有し、両端で前方へ延びる突出片を有し、該突
出片に係合用の突部を形成し、壁面基部には上記突部に
係合する凹部を形成してなることを特徴とする請求項1
または2に記載のハンガー装置。 - 【請求項4】 壁面基部の上端に前方へ突出する片を設
け、該片の先端側に上向きに係合用の凸部または凹部を
設けると共に、壁面基部の下方で前方へ突出する係合用
の凸部または凹部を設け、 フックの上方の突出片の内側に上記凸部または凹部に対
応する凹部または凸部を設け、下方の突出片の外側に上
記凸部または凹部に対応する凹部または凸部を設けてな
ることを特徴とする請求項3に記載のハンガー装置。 - 【請求項5】 壁面基部の上下両端に前方へ突出する片
を設け、該片に中央へ向かう係合用の凸部または凹部を
設け、フックの突出片の外側に上記凸部または凹部に対
応する凹部または凸部を設けてなることを特徴とする請
求項3に記載のハンガー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33312894A JPH08164057A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | ハンガー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33312894A JPH08164057A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | ハンガー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08164057A true JPH08164057A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18262612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33312894A Pending JPH08164057A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | ハンガー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08164057A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010119644A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Piolax Inc | スライド式フック装置 |
JP3181887U (ja) * | 2012-11-06 | 2013-02-28 | 明一 牛久保 | フック |
CN103654251A (zh) * | 2013-11-08 | 2014-03-26 | 宋战华 | 一种可旋转的挂钩 |
-
1994
- 1994-12-14 JP JP33312894A patent/JPH08164057A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010119644A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Piolax Inc | スライド式フック装置 |
JP3181887U (ja) * | 2012-11-06 | 2013-02-28 | 明一 牛久保 | フック |
CN103654251A (zh) * | 2013-11-08 | 2014-03-26 | 宋战华 | 一种可旋转的挂钩 |
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