JPH08163807A - キャプスタンモータ - Google Patents
キャプスタンモータInfo
- Publication number
- JPH08163807A JPH08163807A JP29928294A JP29928294A JPH08163807A JP H08163807 A JPH08163807 A JP H08163807A JP 29928294 A JP29928294 A JP 29928294A JP 29928294 A JP29928294 A JP 29928294A JP H08163807 A JPH08163807 A JP H08163807A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- magnetic tape
- face
- dust
- capstan shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】キャプスタンモータのキャプスタン軸１を保持
する磁気テープ駆動側の滑り軸受５の端面形状を、内周
より外周を下げる円錐形状にする。 【効果】磁気テープなどにより持ち込まれるごみが軸受
に入りにくくなる。
する磁気テープ駆動側の滑り軸受５の端面形状を、内周
より外周を下げる円錐形状にする。 【効果】磁気テープなどにより持ち込まれるごみが軸受
に入りにくくなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置に使
用して好適なキャプスタン直結駆動用のキャプスタンモ
ータに関する。
用して好適なキャプスタン直結駆動用のキャプスタンモ
ータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のモータを図３により説明
する。
する。
【０００３】図３は、従来のキャプスタンモータの断面
図である。同図において１は、磁気テープ９がピンチロ
ーラ１０により圧着されることにより、磁気テープを駆
動するキャプスタン軸で、モータの駆動の為の磁界を発
生する磁石２を保持したロータヨーク３に固定されてお
り、これらの部材でロータを構成している。４は、軸受
ハウジングで、キャプスタン軸１を回転自在に保持する
軸受５及び５′を、キャプスタン軸１の磁気テープ駆動
部１′とロータヨーク３の間に持ち、ロータを回転させ
る為の磁界を発生するコイル６を持つステータヨーク７
に固定されている。また、キャプスタン軸１の磁気テー
プ駆動面１′と軸受５の間の位置のキャプスタン軸１に
ワッシャ８を固定することにより、軸受５の潤滑の為の
油がキャプスタン軸１に沿って磁気テープ駆動部１′に
流れないようにしている。なお、この種の装置として関
連するものに例えば実開平４−２８７５５号公報が挙げ
られる。
図である。同図において１は、磁気テープ９がピンチロ
ーラ１０により圧着されることにより、磁気テープを駆
動するキャプスタン軸で、モータの駆動の為の磁界を発
生する磁石２を保持したロータヨーク３に固定されてお
り、これらの部材でロータを構成している。４は、軸受
ハウジングで、キャプスタン軸１を回転自在に保持する
軸受５及び５′を、キャプスタン軸１の磁気テープ駆動
部１′とロータヨーク３の間に持ち、ロータを回転させ
る為の磁界を発生するコイル６を持つステータヨーク７
に固定されている。また、キャプスタン軸１の磁気テー
プ駆動面１′と軸受５の間の位置のキャプスタン軸１に
ワッシャ８を固定することにより、軸受５の潤滑の為の
油がキャプスタン軸１に沿って磁気テープ駆動部１′に
流れないようにしている。なお、この種の装置として関
連するものに例えば実開平４−２８７５５号公報が挙げ
られる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、テープ
駆動面１′から磁気テープ９に付着したごみ等が軸受５
に入り、軸受５の異常摩耗による信頼性の劣化の可能性
があった。また、ごみに強いシールドカバー付きの玉軸
受を用いればごみによる信頼性劣化の問題は改善される
が、価格が非常に高くなる、キャプスタン軸の回転振れ
が劣化する、軸受が大きくなるなどの欠点があり、必ず
しも万能な解決策とはならない。
駆動面１′から磁気テープ９に付着したごみ等が軸受５
に入り、軸受５の異常摩耗による信頼性の劣化の可能性
があった。また、ごみに強いシールドカバー付きの玉軸
受を用いればごみによる信頼性劣化の問題は改善される
が、価格が非常に高くなる、キャプスタン軸の回転振れ
が劣化する、軸受が大きくなるなどの欠点があり、必ず
しも万能な解決策とはならない。
【０００５】本発明の目的は、ごみが軸受に入りにくく
することを目的としており、更に廉価で信頼性の良いキ
ャプスタンモータを供給することにある。
することを目的としており、更に廉価で信頼性の良いキ
ャプスタンモータを供給することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は磁気テープ駆動側の軸受端面の形状を、外
側に行くほど磁気テープから離れるような円錐形状にし
た。
に、本発明は磁気テープ駆動側の軸受端面の形状を、外
側に行くほど磁気テープから離れるような円錐形状にし
た。
【０００７】
【作用】ごみが滑り軸受の端面に付着した場合、軸受端
面が外側に向かって傾斜しているため、ごみはその傾斜
に沿って、外側へ導かれ、軸受とキャプスタン軸の摺動
部に入りにくい。
面が外側に向かって傾斜しているため、ごみはその傾斜
に沿って、外側へ導かれ、軸受とキャプスタン軸の摺動
部に入りにくい。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１，図２により
説明する。
説明する。
【０００９】図１は、本発明の実施例の断面図である。
同図において１は、磁気テープが圧着されることにより
磁気テープを駆動するキャプスタン軸で、モータの駆動
の為の磁界を発生する磁石２を保持したロータヨーク３
に固定されており、これらの部材でロータを構成してい
る。４は、軸受ハウジングで、キャプスタン軸１を回転
自在に保持する軸受５，５′を保持し、ロータを回転さ
せる為の磁界を発生するコイル６を保持するステータヨ
ーク７に固定されている。キャプスタン軸１の磁気テー
プ駆動面１′と軸受５の間の位置のキャプスタン軸１に
ワッシャ８が圧入固定される。図２は、磁気テープ駆動
面側の軸受５を拡大した図で、軸受５の端面は、内周部
より外周部が長さＬだけ下がった位置にあるような円錐
形状をしている。
同図において１は、磁気テープが圧着されることにより
磁気テープを駆動するキャプスタン軸で、モータの駆動
の為の磁界を発生する磁石２を保持したロータヨーク３
に固定されており、これらの部材でロータを構成してい
る。４は、軸受ハウジングで、キャプスタン軸１を回転
自在に保持する軸受５，５′を保持し、ロータを回転さ
せる為の磁界を発生するコイル６を保持するステータヨ
ーク７に固定されている。キャプスタン軸１の磁気テー
プ駆動面１′と軸受５の間の位置のキャプスタン軸１に
ワッシャ８が圧入固定される。図２は、磁気テープ駆動
面側の軸受５を拡大した図で、軸受５の端面は、内周部
より外周部が長さＬだけ下がった位置にあるような円錐
形状をしている。
【００１０】本実施例によれば、磁気テープ９などによ
って持ち込まれるごみは、まずキャプスタン軸１に取り
付けられたワッシャ８の上に落ち、ワッシャ８から落ち
るごみは、磁気テープ駆動側の軸受５の端面に落ちる
が、軸受５の端面は、外周の方が低い円錐形状になって
いるため、内周の軸受摺動部でなく低い外周に集まり、
軸受５の内周の摺動部にごみが入りにくくなり、軸受の
信頼性が向上する。
って持ち込まれるごみは、まずキャプスタン軸１に取り
付けられたワッシャ８の上に落ち、ワッシャ８から落ち
るごみは、磁気テープ駆動側の軸受５の端面に落ちる
が、軸受５の端面は、外周の方が低い円錐形状になって
いるため、内周の軸受摺動部でなく低い外周に集まり、
軸受５の内周の摺動部にごみが入りにくくなり、軸受の
信頼性が向上する。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば磁気テープなどによって
持ち込まれるごみが軸受の摺動部に入りにくくなるの
で、ごみによる軸受の異常摩耗の可能性が小さくなる。
持ち込まれるごみが軸受の摺動部に入りにくくなるの
で、ごみによる軸受の異常摩耗の可能性が小さくなる。
【図１】本発明の実施例のキャプスタンモータの断面
図。
図。
【図２】本発明の実施例のキャプスタンモータの滑り軸
受の断面図。
受の断面図。
【図３】従来のキャプスタンモータの断面図。
１…キャプスタン軸、２…磁石、３…ロータヨーク、４
…軸受ハウジング、５…軸受、６…コイル、７…ステー
タヨーク、８…ワッシャ、９…磁気テープ、１０…ピン
チローラ。
…軸受ハウジング、５…軸受、６…コイル、７…ステー
タヨーク、８…ワッシャ、９…磁気テープ、１０…ピン
チローラ。
Claims (1)
- 【請求項１】ピンチローラとの間に磁気テープを挟んで
前記磁気テープを送るキャプスタン軸を二つの軸受で回
転自在に保持し、前記キャプスタン軸を直接駆動するモ
ータ機構を持つキャプスタンモータに於いて、磁気テー
プ駆動部に面する少なくとも一つの軸受が滑り軸受であ
り、前記滑り軸受と前記磁気テープ駆動部の間の前記キ
ャプスタン軸にワッシャが固定され、前記滑り軸受の前
記磁気テープ駆動部側の端面が、外周に近づくにつれて
前記磁気テープ駆動部から離れる様な円錐形状をしたこ
とを特徴とするキャプスタンモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29928294A JPH08163807A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | キャプスタンモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29928294A JPH08163807A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | キャプスタンモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08163807A true JPH08163807A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17870528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29928294A Pending JPH08163807A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | キャプスタンモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08163807A (ja) |
-
1994
- 1994-12-02 JP JP29928294A patent/JPH08163807A/ja active Pending
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