JPH08163361A - 画像の2値化方法および装置 - Google Patents

画像の2値化方法および装置

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JPH08163361A
JPH08163361A JP6329411A JP32941194A JPH08163361A JP H08163361 A JPH08163361 A JP H08163361A JP 6329411 A JP6329411 A JP 6329411A JP 32941194 A JP32941194 A JP 32941194A JP H08163361 A JPH08163361 A JP H08163361A
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threshold
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memory
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JP6329411A
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English (en)
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Tadashi Fukuda
匡 福田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FMスクリーニングにおいて比較的小さな閾
値マトリクスを使用した場合に、2値化画像に発生する
閾値マトリクス特有のパターンを目立ち難いものにす
る。 【構成】 元の閾値マトリクスから得られる複数種類の
閾値マトリクスをランダムに選択して使用する。複数種
類の閾値マトリクスとしては、元の閾値マトリクスを種
々の方向に関して逆転したものや、元の閾値マトリクス
を部分的に抽出したものなどを利用できる。画像の2値
化を行なう装置では、これらの複数種類の閾値マトリク
スを予め作成して複数のマトリクスメモリに記憶してお
き、その1つを選択する。あるいは、元の閾値マトリク
スを記憶した1つのマトリクスメモリのみを設け、メモ
リに与えるアドレスを変更することによって、実質的に
複数種類の閾値マトリクスを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、閾値マトリクスを用
いて多階調画像データを2値化する方法およびそのため
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーのオフセット印刷では、写真画像
などの原稿画像を黄色、マゼンタ、シアン、黒の4色の
インクに対応した4つの色分解画像に分解し、各インク
の色分解画像を刷り重ねることによって印刷物を作成す
る。
【0003】各インクに対応する印刷版上の2値化画像
は、インクの乗る微小なドット(網点)の大小によって
表現されている。網点は、一定の間隔で格子状に配列さ
れており、原稿画像の濃度に応じて各網点のサイズが変
化するものである。換言すれば、網点による画像の再現
は、振幅変調によって画像の濃度を表現する方法であ
る。これに対して、近年では、周波数変調によって画像
の濃度を表現する「FMスクリーニング」と呼ばれる方
法が実用化されている。FMスクリーニングでは、イン
クが乗るドットのサイズは一定とし、画像の濃度に応じ
てドットの出現頻度が変化する。FMスクリーニングで
は、従来の網点に比べて小さなドットが分散して配置さ
れるので、原稿画像を高分解能で再現することが可能で
ある。また、ドットの出現に周期性が無いので、多色刷
りしてもモアレやロゼットパターンが生じにくいなどの
利点も有している。
【0004】FMスクリーニングに従って各色分解画像
を2値化する際には、閾値マトリクスを画像平面にタイ
ル状に繰り返し使用して、閾値マトリクスから読み出さ
れた閾値と画像データとを比較することによって2値化
を実行する。これは、従来の網点による2値化でも同じ
である。しかし、網点の場合には、網点が所定の規則的
な配列を有するように閾値マトリクスを作成しておく必
要があるのに対して、FMスクリーニングではこのよう
な制約は無い。このため、FMスクリーニングでは、閾
値マトリクスを比較的小さくすることができ、閾値マト
リクスを記憶するためのメモリ容量を少なくすることが
可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、小さな閾値マ
トリクスを単純に繰り返し使用して画像の2値化を行な
うと、閾値マトリクスの繰り返しに起因して、元の画像
には無いスジやムラが2値化画像に現われ易いという問
題がある。この問題を解決するために、小さな閾値マト
リクスを使用する場合には、閾値マトリクスにオフセッ
ト(ズレ)を与えながら画像平面に適用する方法が採用
される。図1(A)は、FMスクリーニングに用いられ
る閾値マトリクスTMの一例を示し、図1(B)は各副
走査位置X毎に異なるオフセットY1 ,Y2 ,Y3 …を
与えて閾値マトリクスTMを繰り返し使用した場合の2
値化画像の一例を示す概念図である。図1(A)では、
ほぼ一様な画像領域に閾値マトリクスTMを適用した場
合に現われるスジ状の模様を破線で描いている。図1
(B)に示されているように、副走査位置毎に異なるオ
フセットを与えても、1つの閾値マトリクスTMに現わ
れるスジ状の模様が連続し、比較的大きなスジ状のパタ
ーンとして肉眼で観察される場合がある。このようなパ
ターンは、オフセットをランダムに与えても生じること
がある。
【0006】このように、FMスクリーニングにおいて
比較的小さな閾値マトリクスを使用した場合には、元の
画像には無い閾値マトリクス特有のパターンが目立ち、
画質を劣化させるという問題があった。
【0007】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、FMスクリーニ
ングにおいて比較的小さな閾値マトリクスを使用した場
合にも、2値化画像に発生する閾値マトリクス特有のパ
ターンを目立ち難いものにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上述の課題を
解決するため、この発明の請求項1に記載した多階調画
像データを2値化する方法は、(a)複数種類の閾値マ
トリクスをランダムに選択しつつ画像平面に適用する工
程と、(b)選択された閾値マトリクスから閾値を読み
出して多階調画像データと比較することによって前記多
階調画像データを2値化する工程と、を備えることを特
徴とする。
【0009】複数種類の閾値マトリクスをランダムに選
択して使用するので、元の画像には無い閾値マトリクス
特有のパターンが2値化画像に現われたとしても、その
パターンが過度に連続することがない。この結果、特有
のパターンが目立ち難いものとなる。
【0010】請求項2に記載した画像の2値化方法で
は、工程(a)は、互いに反転した配列を有する複数種
類の閾値マトリクスを作成する工程と、前記複数種類の
閾値マトリクスの1つをランダムに選択する工程と、を
備える。
【0011】請求項3に記載した画像の2値化方法で
は、工程(a)は、閾値マトリクスを記憶するマトリク
スメモリを準備する工程と、前記マトリクスメモリに与
えるアドレスを反転することによって、前記マトリクス
メモリに与える複数種類のアドレスを生成する工程と、
前記複数種類のアドレスの1つをランダムに選択して前
記マトリクスメモリに与える工程と、を備える。
【0012】この方法は、実質的に複数種類の閾値マト
リクスをランダムに選択することと等価である。すなわ
ち、この方法によれば、1つの閾値マトリクスを用い
て、実質的に複数種類の閾値マトリクスを用いたことと
ほぼ同じ効果が得られる。
【0013】請求項4に記載した画像の2値化方法で
は、工程(a)は、第1の閾値マトリクスを準備する工
程と、前記第1の閾値マトリクスを部分的に抽出するこ
とによって複数種類の閾値マトリクスを作成する工程
と、前記複数種類の閾値マトリクスの1つをランダムに
選択する工程と、を備える。
【0014】こうすれば、複数種類の閾値マトリクスを
容易に作成できる。
【0015】請求項5に記載した画像の2値化方法で
は、工程(a)は、閾値マトリクスを記憶するマトリク
スメモリを準備する工程と、前記マトリクスメモリに与
えるアドレスの初期値と終了値をそれぞれ複数準備する
工程と、前記複数の初期値と終了値からそれぞれ1つを
ランダムに選択して、選択された初期値と終了値の範囲
のアドレスを前記マトリクスメモリに与えることによっ
て、前記マトリクスメモリから閾値を読み出す工程と、
を備える。
【0016】請求項6に記載した画像の2値化方法で
は、工程(a)は、閾値マトリクスを記憶するマトリク
スメモリを準備する工程と、前記マトリクスメモリに与
えるアドレスの初期値と終了値をランダムに発生する工
程と、前記アドレスの初期値と終了値の範囲のアドレス
を前記マトリクスメモリに与えることによって、前記マ
トリクスメモリから閾値を読み出す工程と、を備える。
【0017】請求項5および6に記載した方法も、実質
的に複数種類の閾値マトリクスをランダムに選択するこ
とと等価である。すなわち、これらの方法によれば、1
つの閾値マトリクスを用いて、実質的に複数種類の閾値
マトリクスを用いたこととほぼ同じ効果が得られる。
【0018】請求項7に記載した多階調画像データを2
値化する装置は、複数種類の閾値マトリクスをランダム
に選択しつつ、選択された閾値マトリクスから閾値を読
み出すマトリクス選択手段と、前記閾値と多階調画像デ
ータとを比較することによって前記多階調画像データを
2値化する比較器と、を備えることを特徴とする。
【0019】請求項8に記載した画像の2値化装置で
は、前記マトリクス選択手段は、互いに反転した配列を
有する複数種類の閾値マトリクスをそれぞれ記憶する複
数のマトリクスメモリと、前記複数のマトリクスメモリ
の1つをランダムに選択する手段と、を備える。
【0020】この装置は、複数種類の閾値マトリクスを
ランダムに選択する装置と実質的に等価な機能を有す
る。
【0021】請求項9に記載した画像の2値化装置で
は、前記マトリクス選択手段は、閾値マトリクスを記憶
するマトリクスメモリと、前記マトリクスメモリに与え
るアドレスを反転することによって、前記マトリクスメ
モリに対する複数種類のアドレスを生成するアドレス変
換手段と、前記複数種類のアドレスの1つをランダムに
選択して前記マトリクスメモリに与えるアドレス選択手
段と、を備える。
【0022】請求項10に記載した画像の2値化装置で
は、前記マトリクス選択手段は、閾値マトリクスを記憶
するマトリクスメモリと、前記マトリクスメモリに与え
るアドレスの初期値と終了値をそれぞれ複数記憶するア
ドレス設定値記憶手段と、前記複数組の初期値と終了値
からそれぞれ1つをランダムに選択し、選択された初期
値と終了値の範囲のアドレスを前記マトリクスメモリに
与えるアドレス生成手段と、を備える。
【0023】請求項11に記載した画像の2値化装置で
は、前記マトリクス選択手段は、閾値マトリクスを記憶
するマトリクスメモリと、前記マトリクスメモリに与え
るアドレスの初期値と終了値をランダムに発生するアド
レス設定値発生手段と、前記アドレスの初期値と終了値
の範囲のアドレスを前記マトリクスメモリに与えるアド
レス生成手段と、を備える。
【0024】請求項9ないし11に記載した装置も、複
数種類の閾値マトリクスをランダムに選択する装置と実
質的に等価な機能を有する。すなわち、これらの装置に
よれば、1つの閾値マトリクスを用いて、複数種類の閾
値マトリクスを用いた装置と実質的にほぼ同じ効果が得
られる。
【0025】
【実施例】
A.第1の実施例:図2は、本発明の第1の実施例にお
ける閾値マトリクスの使用方法を示す概念図である。閾
値マトリクスとしては、まず図2(A)に示すL1 ×L
2 閾値マトリクスTMを1つ準備する。なお、図2
(A)の閾値マトリクスTM内に記されている文字
「F」は、閾値マトリクスTMの向きを示すために便宜
的に付した符号である。閾値マトリクスTM内に描かれ
た破線は、ほぼ一様な画像領域を2値化する際に現われ
るスジ状のパターンを示したものである。実際の閾値マ
トリクスは、閾値がマトリクス状に配列されたものであ
る。
【0026】図2(B)は、図2(A)に示す元の閾値
マトリクスTMを左右逆転したものである。また、図2
(C)は上下逆転したもの、図2(D)は上下と左右を
共に逆転したものである。図2(E)は、図2(A)〜
(D)に示す4種類の閾値マトリクスをランダムに選択
して使用した場合に2値化画像に現われるパターンの一
例を示している。図1(B)と図2(E)とを比較すれ
ば解るように、図2(A)〜(D)に示す4種類の閾値
マトリクスをランダムに使用することによって、2値化
画像に現われるスジ状のパターンが過度に長くなること
が防止されている。図1(B)のようにスジ状のパター
ンが長く続くと肉眼で目立ち易いが、図2(E)のよう
に短ければ目立ち難い。従って、図2(A)〜(E)の
閾値マトリクスをランダムに選択して使用するようにす
れば、スジ状のパターンが肉眼で目立ち難くなり、2値
化画像の画質が向上する。また、各色成分の2値化画像
を刷り重ねることによって得られるカラー再現画像の画
質も向上する。
【0027】図3は、第1の実施例を実現する画像記録
装置の構成を示すブロック図である。この画像記録装置
は、多階調画像データIDを記憶する画像メモリ20
と、複数種類の閾値マトリクスの1つを選択してその閾
値TDを出力するマトリクス選択ユニット100と、マ
トリクス選択ユニット100から読み出された閾値TD
と多階調画像データIDとを比較して記録信号(2値化
画像信号)RSを生成する比較器40と、記録信号RS
に従って2値化画像を記録する出力装置50とを備えて
いる。この画像記録装置はまた、画像メモリ20のアド
レスを生成するための回路として、クロック発生器2
1,22と、分周回路23,24と、アドレスカウンタ
25,26とを備えている。さらに、マトリクス選択ユ
ニット100に与えるアドレスを生成するための回路と
して、オフセットメモリ31,32と、リングカウンタ
33,34とを備えている。なお、画像メモリ20と、
オフセットメモリ31,32には、複数の色成分のいず
れか1つを示す色成分指定信号Scが、図示しないコン
トローラ(例えばCPU)から与えられている。
【0028】図3の画像記録装置には、さらに、マトリ
クス選択ユニット100に選択信号SSを与える回路と
して、2つのラインメモリ112,114を有するライ
ンメモリユニット110と、乱数発生器120とが設け
られている。2つのラインメモリ112,114の一方
には、乱数発生器120より発生した乱数が走査クロッ
クCLyに同期して書き込まれる。一方、他方のライン
メモリからは記憶されていた乱数が順次出力され、選択
信号SSとしてマトリクス選択ユニット100に与えら
れる。マトリクス選択ユニット100は、ラインメモリ
ユニット110から与えられた選択信号SSに応じて、
図2(A)〜(D)に示す4種類の閾値マトリクスの1
つを選択する。なお、ラインメモリの読出アドレスは、
主走査方向のリングカウンタ33のキャリ信号CRyに
よってインクリメントされる。すなわち、閾値マトリク
スTMの主走査方向の幅L2 (図2(A))に渡って2
値化が終了するたびに4種類の閾値マトリクスの1つが
ランダムに選択される。2つのラインメモリ112,1
14は、さらに、副走査方向のリングカウンタ34のキ
ャリ信号CRxに同期して交互にかつ相補的に切換られ
る。すなわち、閾値マトリクスTMの副走査方向の幅L
1 に渡って2値化が終了するたびに2つのラインメモリ
112,114が切換えられて、1主走査線分の新たな
選択信号SSが出力される。
【0029】図4は、マトリクス選択ユニット100の
内部構成を示すブロック図である。マトリクス選択ユニ
ット100は、4つの閾値マトリクスメモリ101〜1
04と、セレクタ105とを有している。4つの閾値マ
トリクスメモリ101〜104には、図2(A)〜
(D)の閾値マトリクスがそれぞれ記憶されている。4
つの閾値マトリクスメモリ101〜104には、リング
カウンタ33,34から出力される主走査アドレスMA
Dyと副走査アドレスMADxが共通に与えられてお
り、4つの閾値TD1 〜TD4 が同時に読み出されてセ
レクタ105に入力されている。セレクタ105は、ラ
インメモリユニット100から与えられた選択信号SS
に従って4つの閾値TD1 〜TD4 の1つを選択して出
力する。
【0030】図3の主走査クロック発生器21は、閾値
マトリクスの1スポットに相当する周期を有する主走査
基準クロック信号RCLyを発生し、副走査クロック発
生器22は、1主走査線に相当する周期を有する副走査
基準クロック信号RCLxを発生する。
【0031】走査開始信号STが発生すると、リングカ
ウンタ33,34は、それぞれ主走査オフセットメモリ
31と副走査オフセットメモリ32からのデータ(オフ
セットデータ)をカウンタの初期値(プリセット値)と
してロードする。主走査オフセットメモリ31と副走査
オフセットメモリ32は、4つの色成分に対するオフセ
ットデータをそれぞれ記憶しており、2ビットの色成分
信号Scに応じて4種類の異なるオフセットを出力す
る。1組のオフセットは、例えば図2(E)に示すオフ
セット{Y1 ,Y2 ,Y3 …}である。
【0032】リングカウンタ33は、主走査オフセット
メモリ31からのオフセットデータOFyを初期値とし
て、主走査基準クロック信号RCLyのパルス数をカウ
ントするL2 進のリングカウンタである。また、リング
カウンタ34は、副走査オフセットメモリ32からのオ
フセットデータOFxを初期値として、副走査基準クロ
ック信号RCLxのパルス数をカウントするL1 進のリ
ングカウンタである。これらのリングカウンタ33,3
4からの出力が、図4に示す閾値マトリクスメモリ10
1〜104の主走査アドレスMADyと副走査アドレス
MADxになる。
【0033】一方、画像メモリ20のアドレスは次のよ
うに生成される。分周回路23,24は、主走査基準ク
ロック信号RCLyと副走査基準クロック信号RCLx
をそれぞれ1/Mに分周し、この分周したクロックCL
y,CLxがそれぞれアドレスカウンタ25,26に入
力される。アドレスカウンタ25,26は、クロックC
Ly,CLxのパルス数をカウントし、そのカウント値
をアドレスADy、ADxとして出力する。なお、分周
回路23,24の分周比1/Mは、画像データIDの1
画素に対応する閾値の個数の平方根に相当する値であ
る。換言すれば、画像データの1画素がM×M個の閾値
に対応する時に、分周回路23,24の分周比が1/M
に設定される。
【0034】マトリクス選択ユニット100から読出さ
れた閾値TDは、比較器40によって多階調画像データ
IDと比較される。比較器40は、比較結果に応じて各
スポットのオン/オフを示す記録信号RSを生成して出
力装置50に供給する。出力装置50は例えば製版用の
記録スキャナであり、感光フィルムなどの記録媒体上に
各色成分の2値化画像を記録する。このようにして作成
された各色成分の2値化画像にはそれぞれ規則的なパタ
ーンが目立たず、かつ、これらの2値化画像を刷り重ね
て得られるカラー画像にはモアレやロゼットパターンな
どの干渉模様も発生しないという特徴がある。
【0035】図5は、マトリクス選択ユニット100の
他の構成を示すブロック図である。図5のマトリクス選
択ユニット100は、1つの閾値マトリクスメモリ10
1と、セレクタ105と、4つのアドレス変換器106
〜109とを有している。閾値マトリクスメモリ101
には、図2(A)の閾値マトリクスが記憶されている。
4つのアドレス変換器106〜109には、リングカウ
ンタ33,34から出力される主走査アドレスMADy
と副走査アドレスMADxが共通に与えられている。
【0036】第1のアドレス変換器106は、入力され
たアドレスをそのまま出力する。第2のアドレス変換器
107は、主走査方向については入力されたアドレスM
ADyをそのまま出力するが、副走査方向については閾
値マトリクスメモリのアドレスの最大値L1 から入力ア
ドレスMADxを引いた値(L1 −MADx)を出力す
る。第2のアドレス変換器107で生成されたアドレス
を用いて閾値マトリクスメモリ101から閾値を読み出
すことは、図2(A)に示す元の閾値マトリクスを左右
反転して図2(B)に示す閾値マトリクスとして読み出
すことと等価である。第3のアドレス変換器108は、
副走査方向については入力されたアドレスMADxをそ
のまま出力するが、主走査方向については閾値マトリク
スメモリの主走査方向のアドレスの最大値L2 から入力
アドレスMADyを引いた値(L2 −MADy)を出力
する。このアドレスを使用することは、図2(C)に示
す上下逆転の閾値マトリクスを使用することと等価であ
る。第4のアドレス変換器109は、主走査方向と副走
査方向のアドレスとしてそれぞれ(L2 −MADy),
(L1 −MADx)を出力する。このアドレスを使用す
ることは、図2(D)に示す上下左右逆転の閾値マトリ
クスを使用することと等価である。
【0037】なお、閾値マトリクスの主走査方向のアド
レスの最大値L2 が主走査アドレスMADyのビット数
で表わされ得る最大値(例えば8ビットの場合には25
5)と等しい場合には、(L2 −MADy)を求める演
算は、主走査アドレスMADyのすべてのビットを反転
することと等価である。これは、副走査アドレスMAD
xに関しても同様である。
【0038】4つのアドレス変換器106〜109で生
成されたアドレスはセレクタ105に入力されており、
ラインメモリユニット100から与えられた選択信号S
Sに従って1つのアドレスが選択されて閾値マトリクス
メモリ101に入力される。なお、各アドレス変換器1
06〜109から閾値マトリクスメモリ101までのア
ドレスは、図示の便宜上、主走査方向と副走査方向をま
とめた1本のラインで示されている。
【0039】図5のマトリクス選択ユニット100を使
用すれば、閾値マトリクスメモリ101を1つ準備する
だけでよいので、メモリ容量を低減できるという利点が
ある。一方、図4のマトリクス選択ユニットは、アドレ
ス変換が不要なので図5のユニットに比べて高速に閾値
を読み出すことができるという利点がある。
【0040】なお、マトリクス選択ユニット100に与
える選択信号SSとして、ラインメモリユニット110
から読み出された乱数の代わりに、色成分信号Scを与
えるようにしてもよい。こうすれば、2値化の対象とな
っている色成分に応じて閾値マトリクスを選択すること
ができる。
【0041】上述の実施例では、一種類の閾値マトリク
スTMを元にして複数種類の閾値マトリクスを作成して
いるので、閾値マトリクスの作成に時間をかけずに、実
質的に複数種類の閾値マトリクスが得られる。この代わ
りに、互いに関連の無い複数種類の閾値マトリクスを作
成して利用するようにしてもよい。例えば、図4の4つ
の閾値マトリクスメモリ101〜104に、互いに関連
の無い4種類の閾値マトリクスを記憶するようにすれば
よい。
【0042】B.第2の実施例:図6は、本発明の第2
の実施例における閾値マトリクスの使用方法を示す概念
図である。図6(A)〜(D)は、図2(A)に示した
L1 ×L2 閾値マトリクスの主走査方向の一部をそれぞ
れ利用する方法を示している。図6において、αyは主
走査アドレスの初期値であり、βyは主走査アドレスの
終了値であって、それぞれ0〜L2 の範囲の任意の値を
とる。但し、αyとβyは異なる値である。図6(A)
〜(D)にそれぞれ斜線で示す部分は、閾値が読み出さ
れる範囲を示している。図6(A)〜(C)に示すよう
に、αy<βyの場合には、αy〜βyの範囲の主走査
アドレスMADyに従って閾値が繰り返し読み出されて
使用される。一方、βy<αyの場合には、主走査アド
レスMADyが初期値αyから始まり、最大値L2 に至
るとアドレス0に戻って終了値βyに至るまで閾値が読
み出される。そして、終了値βyから初期値αyに至る
までの範囲のアドレスの閾値は使用されない。図6
(A)〜(D)のように、閾値マトリクスから閾値を読
み出す部分を異なる範囲に設定すれば、1つの閾値マト
リクスから複数種類の異なる閾値マトリクスを得ること
ができる。
【0043】図7は、図2(A)および図6(A)〜
(D)に示す5種類の閾値マトリクスをランダムに選択
して使用した場合に2値化画像に現われるパターンの一
例を示している。図1(B)と図7とを比較すれば解る
ように、5種類の閾値マトリクスをランダムに使用する
ことによって、2値化画像に現われるスジ状のパターン
が過度に長くなることが防止されている。
【0044】図8は、第2の実施例を実現する画像記録
装置の構成を示すブロック図である。図3の装置との差
異は、マトリクス選択ユニット100を閾値マトリクス
メモリ101に置き換えている点、ラインメモリユニッ
ト110と乱数発生器120を省略している点、主走査
方向のリングカウンタ33を主走査アドレス生成ユニッ
ト130に置き換えている点、および、2つのオフセッ
トメモリ31,32を省略している点にある。
【0045】図9は、主走査アドレス生成ユニット13
0とリングカウンタ34の構成を示すブロック図であ
る。主走査アドレス生成ユニット130は、L2 進リン
グカウンタ33と、2つの乱数発生器131,132
と、それぞれ2つのラインメモリを有する2組のライン
メモリユニット133,134と、比較器135と、O
Rゲート136とを有している。
【0046】第1の乱数発生器131から発生した乱数
は、第1のラインメモリユニット133の2つのライン
メモリの一方に与えられ、走査クロックCLyに同期し
て書き込まれる。一方、第1のラインメモリユニット1
33内の他方のラインメモリからは、記憶されていた乱
数が順次出力され、主走査アドレスの初期値αyとして
リングカウンタ33のプリセット端子に与えられる。
【0047】第2の乱数発生器132から発生した乱数
は、第2のラインメモリユニット134の2つのライン
メモリの一方に与えられ、走査クロックCLyに同期し
て書き込まれる。一方、第2のラインメモリユニット1
34内の他方のラインメモリからは、記憶されていた乱
数が順次出力され、主走査アドレスの終了値βyとして
比較器135に与えられる。
【0048】比較器135は、リングカウンタ33から
出力される主走査アドレスMADyと終了値βyとを比
較し、両者が一致すると一致信号CMPyを1パルス出
力する。この一致信号CMPyは、ORゲート136を
介してリングカウンタ33のロード端子に与えられてい
る。従って、一致信号CMPyに応じて初期値αyがリ
ングカウンタ33にプリセットされる。一致信号CMP
yは、さらに、2つのラインメモリユニット133,1
34の読出アドレスをインクリメントさせる。従って、
主走査アドレスMADyが終了値βyに等しくなるたび
に、新たな初期値αyと終了値βyとがラインメモリユ
ニット133,134からそれぞれ出力される。
【0049】第1のラインメモリユニット133内の2
つのラインメモリは、副走査方向のリングカウンタ34
のキャリ信号CRxに同期して交互にかつ相補的に切換
られる。すなわち、閾値マトリクスTMの副走査方向の
幅L1 に渡って2値化が終了するたびに2つのラインメ
モリが切換えられて、1主走査線分の新たな初期値αy
がラインメモリユニット133から出力される。この動
作は、第2のラインメモリ134も同じである。すなわ
ち、閾値マトリクスTMの副走査方向の幅L1に渡って
2値化が終了するたびに1主走査線分の新たな終了値β
yがラインメモリユニット134から出力される。
【0050】図8と図9に示す画像記録装置では、閾値
マトリクスメモリ101の主走査アドレスMADyの初
期値αyと終了値βyとを乱数で与えているので、L1
×L2 閾値マトリクスの主走査方向の一部分を抽出した
多種類の閾値マトリクスを使用して2値化を実行するこ
とができる。
【0051】なお、1つの閾値マトリクスメモリ101
の主走査アドレスの初期値αyと終了値βyを変える代
わりに、図6(A)〜(D)のような複数種類の閾値マ
トリクスを記憶した複数の閾値マトリクスメモリを設け
るようにしてもよい。
【0052】図10は、第2の実施例を実現する画像記
録装置の他の構成を示すブロック図である。図8の装置
との差異は、副走査方向のリングカウンタ34を副走査
アドレス生成ユニット140に置き換えている点にあ
る。
【0053】図11は、主走査アドレス生成ユニット1
30と副走査アドレス生成ユニット140の構成を示す
ブロック図である。主走査アドレス生成ユニット130
は、図9に示したものと同じである。副走査アドレス生
成ユニット140は、L1 進リングカウンタ34と、2
つの乱数発生器141,142と、2つのラッチ14
3,144と、比較器145と、ORゲート146とを
有している。
【0054】第1の乱数発生器141から発生した乱数
は、ラッチ143を介して、副走査アドレスの初期値α
xとしてリングカウンタ34のプリセット端子に与えら
れる。第2の乱数発生器142から発生した乱数は、ラ
ッチ144を介して、副走査アドレスの終了値βxとし
て比較器145に与えられる。
【0055】比較器145は、リングカウンタ34から
出力される副走査アドレスMADxと終了値βxとを比
較し、両者が一致すると一致信号CMPxを1パルス出
力する。この一致信号CMPxは、ORゲート146を
介してリングカウンタ34のロード端子に与えられてい
る。従って、一致信号CMPxに応じて初期値αxがリ
ングカウンタ34にプリセットされる。一致信号CMP
xは、さらに、2つのラッチ143,144に与えられ
ており、初期値αxと終了値βxとをそれぞれラッチさ
せる。従って、副走査アドレスが終了値βxに等しくな
るたびに、新たな初期値αxと終了値βxとがラッチさ
れる。
【0056】なお、前述した図9の回路では、主走査ア
ドレス生成ユニット130内の2つのラインメモリユニ
ット133,134の選択信号端子に、副走査方向のリ
ングカウンタ34のキャリ信号CRxが入力されていた
が、図11の回路ではキャリ信号CRxの代わりに一致
信号CMPxが入力されている。従って、各ラインメモ
リユニット133,134内の2つのラインメモリは、
副走査アドレスMADxが終了値βxに等しくなるたび
に交互に相補的に切り替えられる。
【0057】図10と図11に示す画像記録装置では、
閾値マトリクスメモリ101の主走査アドレスMADy
の初期値αyと終了値βyとを乱数で与えており、さら
に、副走査アドレスMADxの初期値αxと終了値βx
も乱数で与えているので、L1 ×L2 閾値マトリクスを
主走査方向と副走査方向とに沿って部分的に抽出した多
種類の閾値マトリクスを使用して2値化を実行すること
ができる。
【0058】なお、図11の回路では、乱数を閾値マト
リクスのアドレスの初期値や終了値として利用していた
が、予め作成した複数の初期値と終了値とをランダムに
選択するようにしてもよい。図12は、予め作成した複
数の初期値をランダムに選択する回路を示すブロック図
である。図12の回路は、図11の乱数発生器131に
置き換えられる回路であり、乱数発生器131と4つの
初期値レジスタ151〜154とセレクタ155とに置
き換えたものである。4つの初期値レジスタ151〜1
54には、例えば図6(A)〜(D)に示すような4つ
の異なる初期値が登録されている。セレクタ155は、
乱数発生器131で発生した乱数に応じてこれらの4つ
の初期値レジスタの1つを選択してラインメモリユニッ
ト133に与える。なお、図11の他の乱数発生器13
2,141,142も、図12と同様の構成に置き換え
ることが可能である。
【0059】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能である。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた方法および請求項7に記載された装置によれば、複
数種類の閾値マトリクスをランダムに選択して使用する
ので、閾値マトリクス特有のパターンが2値化画像に現
われたとしても、そのパターンが過度に連続することが
ない。従って、FMスクリーニングにおいて比較的小さ
な閾値マトリクスを使用した場合にも、2値化画像に発
生する閾値マトリクス特有のパターンを目立ち難いもの
にすることができる。
【0061】請求項2ないし6に記載された方法、およ
び、請求項8ないし11に記載された装置によれば、実
質的に複数種類の閾値マトリクスをランダムに選択する
こととほぼ同じ効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】閾値マトリクスにオフセットを与えつつ繰り返
し適用する例を示す概念図。
【図2】本発明の第1の実施例における閾値マトリクス
の使用方法を示す概念図。
【図3】第1の実施例を実現する画像記録装置の構成を
示すブロック図。
【図4】マトリクス選択ユニット100の内部構成を示
すブロック図。
【図5】マトリクス選択ユニット100の他の構成を示
すブロック図。
【図6】本発明の第2の実施例における閾値マトリクス
の使用方法を示す概念図。
【図7】図2(A)と図6(A)〜(D)に示す5種類
の閾値マトリクスをランダムに選択して使用した場合に
2値化画像に現われるパターンの一例を示しす説明図。
【図8】第2の実施例を実現する画像記録装置の構成を
示すブロック図。
【図9】図8に示す主走査アドレス生成ユニット130
とリングカウンタ34の構成を示すブロック図。
【図10】第2の実施例を実現する画像記録装置の他の
構成を示すブロック図。
【図11】図10に示す主走査アドレス生成ユニット1
30と副走査アドレス生成ユニット140の構成を示す
ブロック図。
【図12】アドレスの初期値を発生する他の構成を示す
ブロック図。
【符号の説明】
20…画像メモリ 21…主走査クロック発生器 22…副走査クロック発生器 23,24…分周回路 25,26…アドレスカウンタ 31…主走査オフセットメモリ 32…副走査オフセットメモリ 33,34…リングカウンタ 40…比較器 50…出力装置 100…マトリクス選択ユニット 101〜104…閾値マトリクスメモリ 105…セレクタ 106〜109…アドレス変換器 110…ラインメモリユニット 112,114…ラインメモリ 120…乱数発生器 130…主走査アドレス生成ユニット 131,132…乱数発生器 133,134…ラインメモリユニット 135…比較器 136…ORゲート 140…副走査アドレス生成ユニット 141,142…乱数発生器 143,144…ラッチ 145…比較器 146…ORゲート 151〜154…初期値レジスタ 155…セレクタ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多階調画像データを2値化する方法であ
    って、(a)複数種類の閾値マトリクスをランダムに選
    択しつつ画像平面に適用する工程と、(b)選択された
    閾値マトリクスから閾値を読み出して多階調画像データ
    と比較することによって前記多階調画像データを2値化
    する工程と、を備えることを特徴とする画像の2値化方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像の2値化方法であっ
    て、 工程(a)は、 互いに反転した配列を有する複数種類の閾値マトリクス
    を作成する工程と、 前記複数種類の閾値マトリクスの1つをランダムに選択
    する工程と、を備える画像の2値化方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像の2値化方法であっ
    て、 工程(a)は、 閾値マトリクスを記憶するマトリクスメモリを準備する
    工程と、 前記マトリクスメモリに与えるアドレスを反転すること
    によって、前記マトリクスメモリに与える複数種類のア
    ドレスを生成する工程と、 前記複数種類のアドレスの1つをランダムに選択して前
    記マトリクスメモリに与える工程と、を備える画像の2
    値化方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像の2値化方法であっ
    て、 工程(a)は、 第1の閾値マトリクスを準備する工程と、 前記第1の閾値マトリクスを部分的に抽出することによ
    って複数種類の閾値マトリクスを作成する工程と、 前記複数種類の閾値マトリクスの1つをランダムに選択
    する工程と、 を備える画像の2値化方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像の2値化方法であっ
    て、 工程(a)は、 閾値マトリクスを記憶するマトリクスメモリを準備する
    工程と、 前記マトリクスメモリに与えるアドレスの初期値と終了
    値をそれぞれ複数準備する工程と、 前記複数の初期値と終了値からそれぞれ1つをランダム
    に選択して、選択された初期値と終了値の範囲のアドレ
    スを前記マトリクスメモリに与えることによって、前記
    マトリクスメモリから閾値を読み出す工程と、を備える
    画像の2値化方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像の2値化方法であっ
    て、 工程(a)は、 閾値マトリクスを記憶するマトリクスメモリを準備する
    工程と、 前記マトリクスメモリに与えるアドレスの初期値と終了
    値をランダムに発生する工程と、 前記アドレスの初期値と終了値の範囲のアドレスを前記
    マトリクスメモリに与えることによって、前記マトリク
    スメモリから閾値を読み出す工程と、を備える画像の2
    値化方法。
  7. 【請求項7】 多階調画像データを2値化する装置であ
    って、 複数種類の閾値マトリクスをランダムに選択しつつ、選
    択された閾値マトリクスから閾値を読み出すマトリクス
    選択手段と、 前記閾値と多階調画像データとを比較することによって
    前記多階調画像データを2値化する比較器と、を備える
    ことを特徴とする画像の2値化装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像の2値化装置であっ
    て、 前記マトリクス選択手段は、 互いに反転した配列を有する複数種類の閾値マトリクス
    をそれぞれ記憶する複数のマトリクスメモリと、 前記複数のマトリクスメモリの1つをランダムに選択す
    る手段と、を備える画像の2値化装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の画像の2値化装置であ
    って、 前記マトリクス選択手段は、 閾値マトリクスを記憶するマトリクスメモリと、 前記マトリクスメモリに与えるアドレスを反転すること
    によって、前記マトリクスメモリに対する複数種類のア
    ドレスを生成するアドレス変換手段と、 前記複数種類のアドレスの1つをランダムに選択して前
    記マトリクスメモリに与えるアドレス選択手段と、を備
    える画像の2値化装置。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の画像の2値化装置で
    あって、 前記マトリクス選択手段は、 閾値マトリクスを記憶するマトリクスメモリと、 前記マトリクスメモリに与えるアドレスの初期値と終了
    値をそれぞれ複数記憶するアドレス設定値記憶手段と、 前記複数組の初期値と終了値からそれぞれ1つをランダ
    ムに選択し、選択された初期値と終了値の範囲のアドレ
    スを前記マトリクスメモリに与えるアドレス生成手段
    と、を備える画像の2値化装置。
  11. 【請求項11】 請求項7記載の画像の2値化装置であ
    って、 前記マトリクス選択手段は、 閾値マトリクスを記憶するマトリクスメモリと、 前記マトリクスメモリに与えるアドレスの初期値と終了
    値をランダムに発生するアドレス設定値発生手段と、 前記アドレスの初期値と終了値の範囲のアドレスを前記
    マトリクスメモリに与えるアドレス生成手段と、を備え
    る画像の2値化装置。
JP6329411A 1994-02-01 1994-12-02 画像の2値化方法および装置 Pending JPH08163361A (ja)

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JP6329411A JPH08163361A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 画像の2値化方法および装置
EP95101284A EP0665673A3 (en) 1994-02-01 1995-01-31 Method and apparatus for producing a halftone image using a threshold matrix.
US08/382,101 US5815286A (en) 1994-02-01 1995-02-01 Method and apparatus for producing halftone image with threshold matrix

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8432576B2 (en) 2009-07-23 2013-04-30 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Threshold matrix generating device and threshold matrix generating method
JP2018098543A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 キヤノン株式会社 画像形成装置、方法およびプログラム

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