JPH08161247A - 情報分配通信方法及び情報分配通信システム - Google Patents

情報分配通信方法及び情報分配通信システム

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JPH08161247A
JPH08161247A JP6301187A JP30118794A JPH08161247A JP H08161247 A JPH08161247 A JP H08161247A JP 6301187 A JP6301187 A JP 6301187A JP 30118794 A JP30118794 A JP 30118794A JP H08161247 A JPH08161247 A JP H08161247A
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JP6301187A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamashita
博之 山下
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、迅速に受信/廃棄の切り替
えが可能であり、不要情報の受信処理によるノード負荷
の増大を回避可能な情報分配通信方法及び情報分配通信
システムを提供することである。 【構成】 本発明は、送信するメッセージに送信情報の
第1の種別情報を設定するメッセージ設定手段220
と、送信手段230とを有する送信側ノード200と、
受信すべき情報の第2種別情報を保持する種別情報保持
手段120と、メッセージ400の第1の種別情報と第
2の種別情報を照合して必要な情報であるかを判定する
判定手段と、必要な情報であると判定された場合には、
メッセージをアプリケーションに転送する通信手段とを
含む受信側ノード100とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報分配通信方法及び
情報分配通信システムに係り、特にネットワークに接続
されたノード群からなる分散システムにおいて、ネット
ワークを介してノードが必要とする情報をノード群に対
して効率よく分配する情報分配通信方法及び情報分配通
信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、分散システムにおける各ノードに
その所望の情報を分配する場合には、以下に示す2つの
方法の何れかを用いて送信する。 [第1の従来の例]第1の従来の例は、情報種別毎に、
予め、情報を必要とするノードを送信元ノードに対して
割り当てたマルチキャストアドレスを用いて、送信元ノ
ードが情報を設定したメッセージを送信先のノードに送
信する。
【0003】図9は、従来の第1の情報分配通信システ
ムの構成を示す。同図に示すシステムは、複数のノード
10、20、30、40及びネットワーク50より構成
される。なお、ノード数は、同図では4個のノードとし
ているが、n個のノードを設定することが可能である。
各ノード10,20,30,40は、各々アプリケーシ
ョン11,21,31,41と通信部12,22,3
2,42を有する。通信部12,22,32,42は、
他のノードからネットワーク50を介してメッセージを
受信し、アプリケーション11,21,31,41に転
送する。アプリケーション11,21,31,41は、
当該メッセージを受け取ると、種々サービス提供のため
の処理を実行する。
【0004】ネットワーク50は、ある送信元ノードか
ら入力されたメッセージ60を指定された各ノードに転
送する。転送されるメッセージは図10に示すように宛
先アドレス域61、発信元アドレス域62及びデータ域
63より構成される。以下に、図9において、ネットワ
ーク50に接続されたノード10,20,30,40か
らなる分散システムにおいて、ノード40を送信元ノー
ドとし、他のノード宛に情報を分配する例を説明する。
【0005】以下の説明において、図9中の○内の数字
と以下の説明の数字は対応するものとする。 まず、種別0の情報の分配を希望するノード10の
アプリケーション11は、その旨(分配希望情報種別
0)をノード10の通信部12から、ノード40の通信
部42を介して、情報送信元ノード40のアプリケーシ
ョン41に伝える。
【0006】 送信元ノード40のアプリケーション
41は、ノード10からの要求を受けて、分配希望情報
種別0に対応するマルチキャストアドレスma0を希望
元のノード10のアプリケーション11宛に、ネットワ
ーク50及びノード10の通信部12を介して送信す
る。 マルチキャストアドレスma0を受領したノード1
0のアプリケーション11は、通信部12に対して、こ
の時点以降、マルチキャストアドレスma0のメッセー
ジを受信するようにアドレス設定を要求する。
【0007】 ノード30も同じ種別0の情報の分配
を希望するため、ノード10と同様にして、同じマルチ
キャストアドレスma0を情報送信元ノード40から受
領して通信部12に設定する。しかし、ノード20は、
その情報種別の分配を希望しないため、何も設定しない
ので、マルチキャストアドレスma0のメッセージは受
信しない。
【0008】その後、情報送信元ノード40は、宛先ア
ドレス域61にマルチキャストアドレスma0を、発信
元アドレス域62に自ノードアドレスをデータ域63に
種別0の情報をそれぞれ設定したメッセージ60をネッ
トワーク50宛に送出し、マルチキャストアドレスma
0を設定したノード10、30の通信部12、32が受
信し、それぞれのノード10、30のアプリケーション
11、31にて転送する。
【0009】即ち、上記の一連の処理において、依頼元
のノード10、30が所望の情報を取得したい場合に、
送信依頼する情報の種別を情報送信元ノード40に登録
しておき、情報送信元ノード40は、登録情報に基づい
てメッセージ60を生成して依頼元のノード10、30
に送信する。このとき、宛先アドレス61に設定するア
ドレスは、依頼元のアドレスを個別に設定してもよい
し、また、多数の依頼要求元から依頼が通知された場合
には、マルチキャストアドレスを設定してもよい。これ
により、送信依頼された情報が指定されたアドレスのノ
ードに送信される。また、情報が不要となった場合に
は、以前送信元ノードに登録されている情報を抹消する
ために、不要となった旨を依頼要求元のノードから情報
送信元ノードに送信する。
【0010】[第2の従来例]次に、従来の第2の例を
説明する。図11は、従来の第2の情報分配通信システ
ムの構成を示す。同図に示す分散システムの構成は前述
の図9の構成と同様であるが、各ノード10、20、3
0、40の通信部12,22,32,42共にネットワ
ーク50を介して入力されるメッセージ60を全て受信
し、そのメッセージ60をアプリケーションに転送し、
アプリケーション11,21,31,41で自ノードに
必要な情報であるか否かを判定して、必要である場合に
以降の処理を続行するものである。
【0011】以下、図11を用いて、従来の第2の例の
動作を説明する。ネットワーク50に接続されたノード
10,20,30,40からなる分散システムにおい
て、ノード40が送信元ノードとなり、他のノード宛に
情報を分配するものとする。 情報送信元ノード40は、宛先アドレス61にブロ
ードキャストアドレスを、発信元アドレス域62に自ノ
ードアドレスを、データ域63に種別0の情報をそれぞ
れ設定したメッセージ60をネットワーク50宛に送出
する。
【0012】 このメッセージ60をノード10,2
0,30がネットワーク50を介して受信する。 このメッセージを受信したノード10,20,30
は、通信部12,22,32が受信したメッセージ60
の内容をアプリケーション11,21,31に転送す
る。
【0013】 アプケーション11,21,31は、
通信部12,22,32から受け取ったメッセージのデ
ータ域63の情報を参照し、当該情報の要・不要を判定
する。各アプリケーション11,21,31は、当該ノ
ードにとって必要な情報であれば、当該情報に関する以
降の処理を続行する。また、不要な情報であれば、受信
したメッセージは廃棄する。
【0014】図11の例では、ノード10及びノード3
0が種別0の情報を必要とし、ノード20が当該情報を
不要としているケースを表しており、ノード10、30
のアプリケーション11、31はメッセージ60を必要
と判定し、ノード20のアプリケーション21は、メッ
セージ60は不要と判定している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
分散システムにおいては、各ノードに対する所望情報の
分配を上記の方法により行っていたため、以下のような
問題がある。上記の第1の従来の方法は、所望情報の受
信には、送信元ノードへの配信希望情報の事前登録が必
要であり、また、逆に不要となった場合にも送信元ノー
ドへの通知が必要であるので、そのための送信元ノード
−受信ノード間通信に時間がかかり、サービス状態や負
荷状態等、時々刻々変化する各ノードの状態に応じた迅
速な切り替えができず、結果として、有用情報の取りこ
ぼしや、不要情報の受信処理によるノード負荷の増大を
招いている。
【0016】さらに、個々のノード宛にその所望情報を
設定したメッセージを送信する場合には、メッセージ数
がノード数に比例して増大し、送信元における通信処理
量の増大と、ネットワークトラヒックの増大を招く。ま
た、上記の第2の従来の方法は、各ノードが一旦メッセ
ージを受信し、アプリケーションにおいての内容を参照
して要・不要を判定するため、受信情報が不要なノード
では通信部−アプリケーション間での無駄な転送処理を
行うことになるため、処理効率の低下を招く。
【0017】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、サービス状態や負荷状態、時々刻々変化する各ノー
ドの状態に応じて、迅速に受信/廃棄の切り替えが可能
であり、有用情報の取りこぼしや、不要情報の受信処理
によるノード負荷の増大を回避可能な情報分配通信方法
及び情報分配通信システムを提供することを目的とす
る。
【0018】また、本発明の更なる目的は、個々のノー
ド宛に情報を設定したメッセージを送信する場合におい
て、メッセージ数の増大に伴う送信元における通信量の
増大と、ネットワークトラヒックの増大をも回避可能と
なり、受信情報が不要なノードでの無駄な転送処理によ
る効率の低下を回避することが可能な情報分配通信方法
及び情報分配通信システムを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明は、ネットワークに接
続され、アプリケーションと、ネットワークから入力す
るメッセージを受信し、アプリケーションに転送し、ま
たはアプリケーションから転送されるメッセージをネッ
トワークに送出するノード群からなる分散システムの情
報分配通信方法において、予め受信ノードは、受信を希
望する情報の種別情報を第1の種別情報として保持し
(ステップ0)、情報送信元のノードは、送信情報であ
る第2の種別情報をメッセージに設定して(ステップ
1)、他のノードに送信し(ステップ2)、メッセージ
を受信した受信ノードの受信手段において、メッセージ
に含まれている第2の種別情報と予め保持している第1
の種別情報を照合し、メッセージ受信を必要とするか否
かを判定し(ステップ3)、必要とする場合には、メッ
セージを受信し、アプリケーションに転送し、不要であ
る場合には、メッセージを廃棄する(ステップ4)。
【0020】また、上記のステップ0において受信ノー
ドは、第1の種別情報をコード化してノード内の所定の
領域に格納する。また、上記のステップ1において、情
報送信元ノードは、第2の種別情報をコード化してメッ
セージに設定する。また、第1の種別コードをノードの
状況に応じてアプリケーションにより適宜変更する。
【0021】また、上記のステップ3において、受信ノ
ードは、第1の種別情報と第2の種別情報を照合する際
に、第1の種別情報と第2の種別情報の論理演算を行
い、論理演算の演算結果によりメッセージの受信の可否
を決定する。また、上記のステップ1において、送信元
のノードがメッセージを設定する際の宛先アドレスとし
てブロードキャストアドレスを設定する。
【0022】図2は、本発明の原理構成図である。本発
明は、ネットワーク300に接続され、アプリケーショ
ン110と、ネットワーク300から入力するメッセー
ジ400を受信し、アプリケーション110に転送し、
またはアプリケーション110から転送されるメッセー
ジ400をネットワーク300に送出するノード群10
0,200からなる分散システムの情報分配通信システ
ムにおいて、送信するメッセージに送信情報の第1の種
別情報を設定するメッセージ設定手段220と、メッセ
ージを受信側ノード100に送信する送信手段230と
を有する送信側ノード200と、ある時点で受信すべき
情報の第2種別情報を保持する種別情報保持手段120
と、メッセージ400がネットワーク300を介して入
力された場合に、メッセージ400の第1の種別情報と
第2の種別情報を照合し、メッセージ400が必要な情
報であるかを判定する判定手段と、判定手段によりメッ
セージが必要な情報であると判定された場合には、メッ
セージをアプリケーションに転送し、不要な情報と判定
された場合には、メッセージを廃棄するメッセージ選択
手段130とを有する通信手段とを含む受信側ノード1
00とを有する。
【0023】また、上記のメッセージ設定手段220
は、メッセージ400の宛先アドレスとしてブロードキ
ャストアドレスを設定する。また、上記の種別情報保持
手段120は、第2の種別情報をコード化して保持す
る。また、上記のメッセージ設定手段220は、送信情
報の第1の種別情報をコード化してメッセージ400に
設定する。
【0024】また、上記の判定手段は、種別情報保持手
段が保持する種別情報と、メッセージ400に含まれる
種別情報の論理演算を行い、論理演算の結果に基づいて
判定する論理演算手段を有する。また、アプリケーショ
ン110は、種別情報保持手段の内容を自ノードの状況
に応じて適宜更新する種別情報更新手段を有する。
【0025】
【作用】第1及び第7の発明は、送信ノードでメッセー
ジを設定し、受信ノードに送信し、受信ノードが当該メ
ッセージを受信すると、通信手段において当該メッセー
ジが自ノードにおいて必要であるか否かを検証し、必要
である場合のみ自ノード内のアプリケーションに転送
し、不要であれば廃棄することにより、受信したすべて
のメッセージをアプリケーションに転送する必要がない
ため、当該メッセージが不要であるにも関わらず、通信
手段とアプリケーション間の不要なメッセージ転送を行
なわない。
【0026】また、第2、第3、第9、第10の発明
は、メッセージに含まれる送信情報種別と、受信ノード
内に保持している受信を希望する情報種別をコード化し
ておくことにより、受信したメッセージの要・不要を判
断する際に、コードを用いて容易な判定処理が可能とな
る。また、第5の発明は、コード化された送信情報種別
と受信情報種別の論理演算を行うことにより、所定のコ
ードが演算結果として得られた場合(演算結果が全て
0)には受信したメッセージは不要なメッセージである
と判定することが可能である。
【0027】また、第4及び第12の発明は、自ノード
の状況が変化した場合にアプリケーションにより任意に
ノード内情報、例えば、自ノード内に保持する受信を希
望する情報種別の更新等が自ノード内で容易に行うこと
が可能である。また、第6及び第8の発明は、送信ノー
ドで宛先アドレスを設定する際に、ブロードキャストア
ドレスを設定することにより、送信先を意識する必要が
ない。つまり、上記の各発明で全てのノードの通信手段
において、受信したメッセージが当該ノードで必要であ
るか否かを個別に判断するため、ブロードキャストアド
レスが利用可能となり、通信量が低減される。
【0028】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を詳細に説
明する。図3は、本発明の一実施例の情報分配通信シス
テムの構成を示す。同図に示すシステムは、複数のノー
ド1000,2000,3000,4000とネットワ
ーク300より構成される。なお、同図では、4つのノ
ードを例として示しているが、n個設定することが可能
である。
【0029】各ノード1000,2000,3000,
4000は、アプリケーション1100,2100,3
100,4100、受信情報種別域1200,220
0,3200,4200、通信部1300,2300,
3300,4300より構成される。以下、どのノード
の構成も同様であるので、ノード1000を受信側ノー
ド、ノード4000を送信側ノードとして説明する。
【0030】送信側ノード4000は、通信部4300
において、受信側ノード1000に送信するためのメッ
セージを生成する。メッセージ400は、図4に示すよ
うに、受信側のノードのアドレスを設定する宛先アドレ
ス域410、送信する情報の種別コードを設定する送信
情報種別コード域420、アプリケーションにより処理
されるデータが設定されるデータ域430より構成され
る。この例では、宛先アドレス域410には、ブロード
キャストアドレスを、送信情報種別コード域420に
は、図5に示すような送信すべき情報のコード化された
mビットの種別コードが設定され、データ域430に
は、種々送信すべき情報が設定される。
【0031】情報種別コードのビット値としては、各ビ
ットに情報種別番号を対応させ、あるビットの値が
“1”であれば、受信情報種別コードについては、ビッ
ト番号に対応する種別情報の受信を希望すること、送信
情報種別コードについては、対応する種別の情報をメッ
セージ中に含むことを表す。各ビットの値が“0”であ
れば、その逆を表すように構成する方法がある。
【0032】情報種別コード域420には、図5に示す
ように0ビット目は種別0情報を表示するためビット、
1ビット目は種別1情報を表示するためのビット、2ビ
ット目は種別2情報を表示するためのビット、mビット
目は種別m情報を表示するものとする。従って、受信ノ
ードが受信情報種別コードとしてノード内に設定する場
合に、種別0情報を希望情報とし、他の情報の取得希望
をしない場合に、m=3としたときに、その情報種別コ
ードに示されるビット列は、 “100” となる。
【0033】また、送信側ノード4000において、送
信情報種別コードを示す場合についても同様で、送信す
る情報の種別に関するビットを“1”としてビット列を
生成する。例えば、種別1情報を送信情報とする場合に
は、メッセージ400の送信情報種別コード域420に
設定されるビット列は、m=3としたときに、 “010” となる。
【0034】通信部4300は、生成されたメッセージ
をネットワーク300に送出する。次に、受信側ノード
1000は、通信部1300において、ネットワーク3
00からメッセージ400が入力されると、当該メッセ
ージの宛先アドレス域410を参照して、自ノードで受
信すべきメッセージであるかを判定する。ブロードキャ
ストアドレスが指定されている場合には、一旦、入力を
受け付け、もし、以下の処理において、不要と判定され
た場合には、当該メッセージを廃棄する。
【0035】通信部4300は、メッセージ400に含
まれる送信情報種別コード域420の情報種別コード域
420の情報種別コードと自ノード1000の受信情報
種別域1200を参照する。受信情報種別域1200の
構成は、図5に示す情報種別コードの構成と同様であ
る。受信情報種別域1200を参照し、チェックし、メ
ッセージ400中の送信情報種別コード域420の送信
情報種別が、当該受信情報種別域120に設定される情
報により受信を必要とするメッセージであれば、そのメ
ッセージを受信してアプリケーション110に転送す
る。また、当該メッセージの受信を不要する場合には、
当該メッセージ400はアプリケーション110には転
送せず、廃棄する。
【0036】図6は、本発明の一実施例の各ノードの動
作の概要を示すフローチャートである。 ステップ101)情報送信元ノードはアプリケーション
からの要求により、宛先アドレス域410に指定アドレ
スを、送信情報種別コード域420に送信情報種別に対
応する送信情報種別コードを、データ域430に送信情
報種別の情報をそれぞれ設定したメッセージ400を生
成する。
【0037】ステップ102) 情報送信元ノードの通
信部は上記で生成したメッセージをネットワーク300
に送出する。 ステップ103) 受信ノードは、情報送信元ノードか
らのメッセージ400がネットワーク300を介して入
力される。 ステップ104) 受信ノードの通信部は、送信ノード
からのメッセージ400の宛先アドレス域410に設定
されているアドレスを参照して、自ノードで受信すべき
メッセージであるか否かをチェックする。受信すべきメ
ッセージであればステップ105に移行し、受信すべき
ではないメッセージであれば、ステップ107に移行す
る。
【0038】ステップ105) 受信ノードの通信部
は、送信ノードからのメッセージの送信情報種別コード
域420に設定されている送信情報種別コードと受信情
報種別域の受信情報種別コードとを比較し、入力中のメ
ッセージに設定されている情報が希望する情報か否かを
チェックする。希望されている情報であればステップ1
06に移行し、それ以外の場合にはステップ107に移
行する。なお、チェックの方法は、送信情報種別コード
と受信情報種別コードの論理演算、例えば、論理積演算
等により取得した値より、受信すべきメッセージか否か
を判定する。
【0039】ステップ106) 受信ノードの通信部は
入力メッセージを受信し、アプリケーションに転送す
る。 ステップ107) 受信ノードの通信部は入力メッセー
ジを廃棄する。 次に、上記の動作の概要を図7及び図8を用いて詳細に
説明する。まず、情報送信元ノードをノード4000と
し、受信側ノードをノード1000、2000、300
とする。さらに予め、各ノード1000、2000、3
000の各受信情報種別域1200、2200、320
0には、以下のように受信情報種別コードが設定されて
いるものとする。ノード1000の受信情報種別域12
00には、受信情報種別コード“101”、ノード20
00の受信情報種別域2200には、受信情報種別コー
ド“001”、ノード300の受信情報種別域3200
には、受信情報種別コード“110”が設定されてい
る。また、送信元ノード4000は送信情報種別コード
として“100”で表される種別“0”の情報を分配す
るものとする。これらの情報が設定されているものとし
て、以下に説明する。以下に示すステップ数は、上記図
6のステップ番号と一致するものとする。
【0040】ステップ101) 情報送信元ノード40
00は、アプリケーション4100からの要求により、
通信部4300が宛先アドレス域410に指定アドレス
(ブロードキャストアドレス)を、送信情報種別コード
域420に送信情報種別“0”に対応する送信情報種別
コード“100”を、データ域430には、種別“0”
に対応するデータをそれぞれ設定してメッセージ400
を生成する。
【0041】ステップ102) 情報送信元ノード40
00の通信部4300は、ステップ101で生成したメ
ッセージ400をネットワーク300に送出する。 ステップ103) 受信ノード1000、2000、3
000は、ネットワーク300を介して情報送信元ノー
ド4000からのメッセージ400が入力される。
【0042】ステップ104) 受信ノード1000の
通信部1300は、情報送信元ノード4000からのメ
ッセージ400の宛先アドレス域410に設定されてい
るアドレス(ブロードキャストアドレス)を参照し、自
ノード1000で受信すべきメッセージか否かをチェッ
クする。この場合、宛先アドレス域410には、ブロー
ドキャストアドレスが設定されているため、受信すべき
メッセージであると判定する。また、受信ノード200
0の通信部2300、受信ノード3000の通信部33
00も同様に判定する。
【0043】ステップ105) 受信ノード1000の
通信部1300は、情報送信ノード4000からのメッ
セージ400の送信情報種別コード域420に設定され
てる送信情報種別コード“100”と自ノード1000
の受信情報種別域1200に保持する受信情報種別コー
ド“101”とを比較し、入力中のメッセージ400に
設定されている情報かどうかをチェックする。この場合
の受信情報種別コード“101”は、種別“0”と種別
“2”に関する情報の受信を希望していることを意味す
るため、送信されたメッセージ400内にこの種別
“0”または種別“2”の情報が含まれていれば、当該
メッセージを受信することを意味する。
【0044】チェックの方法として、まず、受信ノード
1000の通信部1300は、メッセージ400の送信
情報種別コード420に設定されている送信情報種別コ
ード“100”と受信情報種別域1200に保持されて
いる受信情報種別コード“101”との論理積を取り、
コード“100”を得る。この論理積によって得られた
コードがオール“0”(=000)であれば、不要情報
とし、そうでなければ希望情報として扱う。受信ノード
の場合には、≠“0”であるので、希望情報であると判
定する。
【0045】受信ノード2000の通信部2300は、
メッセージの送信情報種別コード420の送信情報種別
コード“100”と受信情報種別域2200に保持され
ている受信情報種別コード“001”との論理積をと
り、コード“000”を取得するため、不要情報と判定
する。受信ノード3000の通信部3300は、メッセ
ージの送信情報種別コード42の送信情報種別コード
“100”と受信情報種別域3200に保持されている
受信情報種別コード“110”との論理積をとり、コー
ド“100”を取得するため、希望情報と判定される。
【0046】ステップ106) 上記のステップ105
において、入力されたメッセージ400が希望情報であ
ると判定した受信ノード1000、3000は、受信し
たメッセージ400をアプリケーション1100、31
00に転送する。 ステップ107) 上記のステップ106において、入
力されたメッセージ400が不要情報であると判定した
受信ノード2000は、入力されたメッセージ400を
廃棄する。
【0047】このように、各ノードの通信部において、
入力されたメッセージ400の送信情報種別コードと自
ノードに保持している受信情報種別コードを照合して、
希望情報か不要情報かを判定し、希望情報と判定された
メッセージを自ノードのアプリケーションに転送する。
また、各ノード内の受信情報種別域1200、220
0、3200、4200の種別コードはアプリケーショ
ンにより種々変更が可能である。例えば、送信ノードか
ら受信したメッセージを処理する必要がある場合には、
アプリケーションは、入力されるメッセージの送信情報
種別コードと論理積をとった時に、希望情報となるよう
なコードを、受信情報種別コードとして設定することが
可能である。
【0048】さらに、情報送信元ノードがメッセージ4
00の宛先アドレス410を設定する際に、送信先のノ
ードの個別のアドレスやマルチキャストアドレスを設定
せずに、上記のように、特定の相手を指定せずにネット
ワークに接続されているすべてのノードにメッセージを
送出する際に設定するブロードキャストアドレスを設定
しても、当該メッセージを不要とする受信側ノードでは
そのメッセージを受信しないため、送信先アドレスを意
識しなくともよい。
【0049】なお、上記の各ノードの通信部において、
図8に示すように論理積を用いて入力されたメッセージ
を希望情報とするか不要情報とするかを判定している
が、この方法に限定されることなく、種々の方法による
判定が可能である。さらに、メッセージ400のフォー
マットや、送信情報種別コードや受信情報種別コードの
設定も上記の実施例に限定されることなく、種々設定が
可能である。
【0050】
【発明の効果】上述のように、本発明の情報分配通信方
法及び情報分配通信システムによれば、各ノードにその
所望の情報を分配する場合、メッセージの受信(アプリ
ケーションへの転送を含む)要否を、各ノードで当該ノ
ードが保持するその時点の受信要求情報種別に基づいて
決定することにより、事前に送信元ノードとの間で所要
情報種別を交換する方法に比べて、サービス状態や負荷
状態等、時々刻々変化する各ノードの状態に応じて、迅
速に受信/廃棄の切り替えができ、有用情報のとりこぼ
しや、不要情報の受信処理によるノードの負荷の増大を
回避可能となる。
【0051】また、送信元ノードはマルチキャスト通信
により情報の転送が可能となるため、個々のノード宛に
情報を設定したメッセージを送信する方法に比べてメッ
セージ数の増大に伴う送信元における通信処理量の増大
と、ネットワークトラヒックの増大をも回避可能とな
る。さらに、下位階層の通信手段によりメッセージの受
信要否を判定し、不要な場合にはアプリケーションに転
送しないようにしたため、各ノードが異端メッセージを
受信し、アプリケーションにおいてその内容を参照して
要/不要を判定する方法に比べ、受信情報が不要なノー
ドでの無駄な通信部−アプリケーション間の転送処理に
よる効率の低下を回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の一実施例の情報分配通信システムの構
成図である。
【図4】本発明の一実施例のメッセージの構成例を示す
図である。
【図5】本発明の一実施例の情報種別コードの構成例を
示す図である。
【図6】本発明の一実施例の各ノードの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の一実施例の具体例を説明するための図
である。
【図8】本発明の一実施例の通信部における情報種別コ
ードのチェックの方法を示す図である。
【図9】従来の第1の情報分配通信システムの構成図で
ある。
【図10】従来のメッセージフォーマットの構成例を示
す図である。
【図11】従来の第2の情報分配通信システムの構成図
である。
【符号の説明】 100 受信側ノード 110 アプリケーション 120 種別情報保持手段 130 メッセージ選択手段 200 送信側ノード 210 アプリケーション 220 メッセージ設定手段 230 送信手段 300 ネットワーク 400 メッセージ 410 宛先アドレス域 420 送信情報種別コード域 430 データ域 1000,2000,3000,4000 ノード 1100,2100,3100,4100 アプリケー
ション 1200,2200,3200,4200 受信情報種
別域 1300,2300,3300,4300 通信部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続され、該ネットワー
    クから入力するメッセージを受信し、アプリケーション
    に転送し、または該アプリケーションから転送されるメ
    ッセージを該ネットワークに送出するノード群からなる
    分散システムの情報分配通信方法において、 予め受信ノードは、受信を希望する情報の種別情報を第
    1の種別情報として保持し、 情報送信元のノードは、送信情報である第2の種別情報
    をメッセージに設定して、他のノードに送信し、 前記メッセージを受信した受信ノードの受信手段におい
    て、前記メッセージに含まれている前記第2の種別情報
    と予め保持している前記第1の種別情報を照合し、前記
    メッセージ受信を必要とするか否かを判定し、必要とす
    る場合には、前記メッセージを受信して前記アプリケー
    ションに転送し、 不要である場合には、前記メッセージを廃棄することを
    特徴とする情報分配通信方法。
  2. 【請求項2】 前記受信ノードは、前記第1の種別情報
    をコード化して前記ノード内の所定の領域に格納する請
    求項1記載の情報分配通信方法。
  3. 【請求項3】 前記情報送信元ノードは、前記第2の種
    別情報をコード化して前記メッセージに設定する請求項
    1記載の情報分配通信方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の種別コードを前記ノードの状
    況に応じてアプリケーションにより適宜変更する請求項
    4記載の情報分配通信方法。
  5. 【請求項5】 前記受信ノードは、前記第1の種別情報
    と前記第2の種別情報を照合する際に、前記第1の種別
    情報と前記第2の種別情報の論理演算を行い、 前記論理演算の演算結果により前記メッセージの受信の
    可否を決定する請求項1記載の情報分配通信方法。
  6. 【請求項6】 前記情報送信元のノードが前記メッセー
    ジを設定する際の宛先アドレスとしてブロードキャスト
    アドレスを設定する請求項1記載の情報分配通信方法。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続され、該ネットワー
    クから入力するメッセージを受信し、アプリケーション
    に転送し、または該アプリケーションから転送されるメ
    ッセージを該ネットワークに送出するノード群からなる
    分散システムの情報分配通信システムにおいて、 送信するメッセージに送信情報の第1の種別情報を設定
    するメッセージ設定手段と、該メッセージを前記受信側
    ノードに送信する送信手段とを有する送信側ノードと、 ある時点で受信すべき情報の第2種別情報を保持する種
    別情報保持手段と、前記メッセージが前記ネットワーク
    を介して入力された場合に、前記メッセージの第1の種
    別情報と前記第2の種別情報を照合し、前記メッセージ
    が必要な情報であるかを判定する判定手段と、該判定手
    段により前記メッセージが必要な情報であると判定され
    た場合には、前記メッセージを前記アプリケーションに
    転送し、不要な情報と判定されている場合には、前記メ
    ッセージを廃棄するメッセージ選択手段とを有する通信
    手段とを含む受信側ノードとを有することを特徴とする
    情報分配通信システム。
  8. 【請求項8】 前記メッセージ設定手段は、 前記メッセージの宛先アドレスとしてブロードキャスト
    アドレスを設定する請求項7記載の情報分配通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記種別情報保持手段は、 前記第2の種別情報をコード化して保持する請求項7記
    載の情報分配通信システム。
  10. 【請求項10】 前記メッセージ設定手段は、 前記送信情報の第1の種別情報をコード化して前記メッ
    セージに設定する請求項7記載の情報分配通信システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記判定手段は、前記メッセージが必
    要な情報か否かを判定する際に、前記種別情報保持手段
    が保持する前記第2の種別情報と、前記メッセージに含
    まれる前記種別情報の論理演算を行う論理手段を有し、
    該論理演算の結果に基づいて判定する請求項7記載の情
    報分配通信システム。
  12. 【請求項12】 前記アプリケーションは、前記種別情
    報保持手段の前記第2の種別情報の内容を自ノードの状
    況に応じて適宜更新する種別情報更新手段を有する請求
    項7記載の情報分配通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005026969A1 (ja) * 2003-09-11 2005-03-24 Sharp Kabushiki Kaisha 情報通信機器および条件設定方法

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