JPH0816069B2 - 薬剤−ポリマ− マトリツクス及びその製造方法 - Google Patents

薬剤−ポリマ− マトリツクス及びその製造方法

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JPH0816069B2 JP61198790A JP19879086A JPH0816069B2 JP H0816069 B2 JPH0816069 B2 JP H0816069B2 JP 61198790 A JP61198790 A JP 61198790A JP 19879086 A JP19879086 A JP 19879086A JP H0816069 B2 JPH0816069 B2 JP H0816069B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、苦味薬の味をマスキングするのに有効な薬
剤−ポリマー組成物に関する。本発明は、更に、上記組
成物の製造方法に関する。
咀しやく投与剤及び口中投与剤形は、錠剤やカプセル
剤を嚥下するのが困難な個人によつて好まれる。しばし
ば、希釈剤と共に甘味剤及び着香剤を、薬学的活性成分
の不快すなわち苦味を出来るだけ少なくする試みの、賦
形剤として利用する。
多くの薬物、特にアミン基又はアミド基或はそれらの
塩類を含む薬剤は、しばしば強い苦味を有する。適当な
味のマスキングをしないで、このような薬剤は、味のわ
かる咀しやく剤及び口中剤に許容されて適用することが
できない。苦味アミノ薬剤の一例はジメンヒドリナート
である。その苦味に加えて、ジメンヒドリナートは、同
じように不快なしびれ感を生じる。
様々の甘味剤、アミノ酸類、酸類、着香剤及び吸着剤
を使用する味マスキング技術は、ジメンヒドリナートの
味をマスキングするのに不成功であるか、又は味がいく
らかマスクキングされたとしても、得られた製品は治療
的に無効である。種々のコポリマーで苦味薬剤に腸溶剤
皮を施す一方法がある。しかし、腸溶剤皮は無効であ
る。微細粒子原料のコーテイングは、通常不成功であ
り、そして顆粒粒子のコーテイングは、咀しやく及び圧
縮により容易に破裂する。更に、ほとんどのコーテイン
グ剤は、許容しうる生体内薬剤放出機構を有しない。
陽イオン交換樹脂が、徐放作用及び味マスキングのた
めに、アミン薬物を吸着させるのに使用されている。広
く使用されている陽イオン交換樹脂は、ポリスルホン酸
ポリマー及びポリカルボン酸ポリマーである。更に、米
の内胚乳を、その粘着特性及び不溶性を利用し、物理的
に薬剤分子を捕捉させて薬剤の味をマスキングさせるの
に使用している。しかし、どちらの技術も、ジメンヒド
リナートと合体して、苦味もしくはしびれ感をマスキン
グするのに有効でない。
本発明は、アミン基又はアミド基を有する活性成分或
はその塩並びに複数のカルボン酸基及びエステル基を有
する薬学的に許容しうるコポリマーからなる多孔性薬剤
−ポリマーマトリツクスに関しており、マトリツクス
は、4未満のpHを有する媒質中で解離し、それによつ
て、媒質中に活性成分を放出する。本発明の多孔性薬剤
−ポリマーマトリツクスは、溶媒の存在下に、1もしく
はそれ以上の活性成分及び薬学的に許容しうるコポリマ
ー、又はコポリマーの混合物を混合し、次いで混合物か
ら溶媒を除去し、多孔性マトリツクスを得ることによつ
て形成される。本発明の多孔性薬剤−ポリマーマトリツ
クスは、活性成分の味をマスキングし、且つ胃中で活性
成分を放出するのに有効である。更に、本発明は、活性
成分の味のマスキング方法及びこのような組成物の製造
方法に関する。
本発明では、活性成分の味を、溶媒の存在下に、活性
成分及び薬学的に許容しうるコポリマーを混合し、次い
で溶媒を除去し、多孔性の薬剤−ポリマーマトリツクス
を得ることによつて、マスキングする。こうして形成さ
れた薬剤−ポリマーマトリツクスが4未満のpHで活性成
分を放出するのに対し、コポリマーで腸溶剤皮を施され
ている活性成分がアルカリ媒質中で有意に放出されるの
みであるという事実によつて、該多孔マトリツクスは、
該腸溶剤皮を施されている活性成分からなる製品と容易
に区別される。
本発明の組成物及び方法に有効なコポリマーは、活性
成分と相互に作用し、多孔性の薬剤−ポリマーマトリツ
クスを形成できる、薬学的に許容しうる陰イオンコポリ
マーである。本発明に利用されるコポリマーには、複数
のカルボン酸基及びエステル基を有するコポリマーがあ
る。このような基は、有効な味マスキング特性に対し
て、活性成分との物理的もしくは化学的相互作用の原因
となることが多い。好ましいコポリマーに、ビニル及び
アクリル酸及び/又はエステル基、或はカルボン酸及び
/又はエステル基が包含される。特性のコポリマーは、
当業者によつて容易に確められる。一般に、安全性及び
毒性に関して薬学的に許容しうるコポリマーは、本発明
に係る、活性成分の味をマスクするために使用されう
る。このようなコポリマーは、溶媒又は溶媒の混合液に
溶解することが好ましい。このようなコポリマーに、ア
クリル酸類及び置換アクリル酸類のコポリマー;セルロ
ースエステル類;ビニルエステル類及び置換ビニルエス
テル類;ポリスルホン酸類、そのエステル類及びアミド
類等の重合物質又は樹脂物質が包含される。特定例に
は、セラツク及びゼイン等の天然に存在する材料、並び
にセルロースアセテート、セルロースアセテートフタレ
ート、エチルビニルアセテート/又はフタレート、ポリ
ビニルアセテート及び又はフタレートエチル及び/又は
メチルメタクリル酸、エステル類及びコポリマー類、ヒ
ドロキシアルキルセルロースアセテート及び/又はフタ
レートのような合成及び半合成材料が包含される。この
ような化合物、ユウドラジツトS(Eudragit S)(ロー
ム フアルマ社の商標)及びフタラビン(Phthalavin)
(カラーコン社の商標)等の商品名で市販されている材
料が含まれる。コポリマーと薬剤−ポリマーマトリツク
スを形成できる活性成分に、コポリマーのカルボン酸基
及びそのエステル基と物理的もしくは化学的に相互作用
できるアミン基又はアミド基を有する薬物が含まれる。
明細書中に使用される用語「アミン」官能基は、第一
級、第二級及び第三級アミン基を含む。用語「アミド官
能基は、 部分を呼ぶ。相互作用の型は、活性成分とコポリマーの
化学構造に依存して変化するであろう。与えられた活性
成分に依存する場合、1種又はそれ以上の物理的もしく
は化学的相互作用が、所望の味マスキング効果を与える
ために起こる。本発明の多孔性薬剤−ポリマーマトリツ
クスの製造方法によつて、分子包接(inclusion)、吸
着及び造粒等の物理的効果が活性成分の放出速度を有意
に減少させ、それによつて、口中の活性成分の苦味を有
効に減少させることが保証される。前記の物理的もしく
は化学的相互作用の例示に、次の1種もしくはそれ以上
がある:部分分子包接、水素結合、塩形成、イオン対及
び錯体形成、並びに造粒。特定の型の相互作用は、利用
される特異的な(複数の)活性成分及びコポリマーに依
存する。本発明に係る多孔性マトリツクスに配合される
代表的な活性成分には、例えば、アルカロイド類、アミ
ン類及びアンフエタミン類、アミド類、アミノフエノー
ル類、イミン類、フエノチアジン類、ピリジン類、ピリ
ミジン類、スルホン酸類、スルホンアミド類、キノリン
類、キサンチン類、ならびに酸性薬物がある。本発明の
薬剤−ポリマーマトリツクス中の活性成分の量は、目的
とされる処置の、有効投与量内である。処置されるべき
医学容態の進行を防止するか又は停止するのに要求され
る、活性成分の治療的に有効な投与量は、当業者に容易
に確認される。
前記したように、本発明の組成物を、適当な溶媒の存
在下に、1種又はそれ以上の活性成分と陰イオン性コポ
リマーもしくは陰イオン性コポリマーの混合物とを混合
し、次いで溶媒を除去することによつて製造できる。要
件ではないけれど、グリコール類、ソルビトール、植物
油等の可塑剤を、任意に添加できる。溶媒又は溶媒の混
合液を、混合物全体を湿らすために添加する。好ましい
溶媒には、活性成分及びコポリマーの両方が溶解するか
又は膨潤する、薬学的に許容しうる溶媒が含まれる。薬
学的に好ましい溶媒に、アセトン等のケトン類、エタノ
ール等のアルコール類、酢酸エチル等のエステル類、及
び含水もしくは非含水の前記の混合物がある。代りに、
活性成分又はコポリマーのいずれかの溶液を、溶媒もし
くは溶媒の混合液中で調製し、次いで、溶液に残りの成
分を合わせる。次いで、溶媒を常法によつて除去する。
このような方法に、真空蒸発、棚型乾燥、噴霧乾燥、
円筒乾燥又はベルトフイルム乾燥がある。活性成分又は
コポリマーに分解を起こさせない温度で、溶媒を除去さ
せる程度の高温を使用できる。多孔性構造を有するマト
リツクスを得るために加熱しながら、減圧下で溶媒を除
去し、それによつて、酸性媒質中で活性成分の放出を促
進させることが好ましい。好ましくは、多孔性マトリツ
クスを、所望の顆粒サイズまで粉砕し、次いで、錠剤、
チユインガム、ウエーフアー、キヤンデイー等の製剤に
利用する。
活性成分対コポリマーの比は、マスキングされるべき
味の程度に依存する。コポリマーの味マスキング有効量
を使用する。コポリマーの味マスキング有効量は、活性
成分の味をマスキングするのに十分なコポリマーの量が
あてはまる。一般に、活性成分:コポリマーの1:1の重
量比が好ましい。この比を、味の検討及び活性成分の試
験管内の放出濃度の検討によつて最適にできることが、
当業者によつて確認される。
使用される溶媒の量は重量でなく、溶媒除去のために
選択された方法によつて決定される。例えば、フイルム
乾燥工程が選択される場合、溶媒除去前にフイルムをつ
くるため、より一層の溶媒を使用する必要があるかもし
れない。しかし、減圧棚型乾燥工程を使用する場合、可
及的少量の溶媒のみ使用される。キニーネ等の極端に不
快な味の活性成分には、望ましいレベル味マスキングを
得るために、高濃度のコポリマーを必要とするかもしれ
ない。しかし、このことは、粉末化薬物−ポリマーマト
リツクスからの活性成分の放出を遅延させるかもしれな
い。アスパルテーム、シクラミン酸塩、サツカリン等の
人工甘味剤は、特定の薬剤の苦味を減少させることが知
られている。このような(複数の)甘味剤及び/又はフ
レーバー剤の少量を、味のマスキング効果を最適化する
ために、多孔性薬物−ポリマーマトリツクスの製造工程
中に、配合できる。本発明に使用されるコポリマーは、
活性成分の担体として機能し、従つて、マトリツクスが
口中にある間のみ、活性形分の放出を防止するが、胃中
では活性成分を放出させ、それにより活性成分の味を有
効にマスキングする。従つて、理論と実際で、本発明の
方法は、典型的な腸溶剤皮方法と著しく異なる。腸溶剤
皮技術では、活性成分もしくは活性成分を含有する製剤
化された錠剤は、ポリマーのフイルムによつて完全に被
覆されている。得られたポリマーフイルムは、約1の腸
管のpH以下で、活性成分に対し、溶解しないし拡散しな
い。包囲された活性成分が放出されるためには、最初、
外部の被膜が周囲のアルカリ性pH中、即ち腸管のpH中で
溶解するか、破裂しなければならない。従つて、腸溶剤
皮を施された活性成分は、PHが5未満の胃中では放出さ
れない。更に、腸溶剤皮膜製品は、完全性を保たれ、被
膜を破壊しないで嚥下されなければならない。しかし、
本発明の多孔性薬物−ポリマーマトリツクスは、一般に
粉末化され、活性成分の放出に悪影響を及ぼさないで咀
しやく剤、容易にかみこなせない舐剤製品等に製剤化さ
れうる。このようにして製剤化された製品の活性成分の
味は、消費段階でかみくだかれた時でも、現われない。
次の例は、本発明を更に説明するためであり、精神又
は範囲において本発明を制限するものではない。例中、
特記しない限り、全ての部分は重量部である。
例1 0.05gのジメンヒドリネートと0.05gのポリビニルアセ
テートフタレートとの混合物に、0.1gの1:1のエチルア
ルコール:アセトン混液を加える。混合物をかきまぜ、
エチルアコール:アセトンを、減圧下60℃で、混合物か
ら蒸発させ、多孔性のマトリツクスを得る。メツシユ#
60のふるいにマトリツクスを通過させることによつて、
マトリツクスを造粒する。造粒済マトリツクスを、0.5g
のソルビトール、0.1gのマンニトール、0.003gのステア
リン酸マグネシウム、並びに十分量の着色剤及び着香剤
に加え、得られた混合物を動揺病(motion sickness)
の抑制用50mgのジメンヒドリネートを与える苦味のない
咀しやく錠に圧縮する。
例2 0.015gの臭化水素酸デキストロメトルフアン、0.0225
gのユウドラジツトL−100及び0.0075gのL−アスパル
チル−フエニルアラニンメチルエステルの混合物に、0.
045gのエチルアルコールを加える。減圧下60℃で、混合
物からエチルアルコールを蒸発し、多孔性マトリツクス
を得る。メツシユ#60のふるいにマトリツクスを通過さ
せることによつて、マトリツクスを粉末化させる。粉末
化マトリツクスを、0.25gのマンニトール、0.25gの糖、
0.005gのステアリン酸カルシウム並びに十分量の着色剤
及び着香剤に加え、得られた混合物を、0.015gのデキス
トロメトルフアン含有の苦味のない錠剤に圧縮しかぜ又
はアレルギーによる咳の抑制剤とする。
例3 アセトアミノフエン、オイドラジツトS−100及びサ
ツカリンカルシウムの1:1:0.1の混合物0.656gに、656ml
のエチルアルコールを加えた。混合物をかきまぜ、減圧
下60℃で、エチルアルコールを混合物から蒸発させ、多
孔性マトリツクスを得た。メツシユ#60のふるいにマト
リツクスを通過させることによつて、マトリツクスを造
粒する。造粒済マトリツクスを、0.3gの糖、0.18gのデ
ンプングリコール酸ナトリウム、0.005gのステアリン酸
マグネシウム並びに十分量の着色剤及び着香剤に加え、
得られた混合物を疼痛、痛み及び熱の軽減用、0.325gの
アセトアミノフエン含有の苦味のない咀しやく錠に圧縮
する。
例4 0.0125gのプソイドエフエドリン、0.0125gのデキスト
ロメトルフアン、0.001gのクロルフエニラミン、0.044g
のユウドラジツトS−100及び0.010gのアスパルテーム
の混合物に、0.15gのエチルアルコールを加える。混合
物をかきまぜ、減圧下60℃で、エチルアルコールを混合
物から蒸発させ、多孔性のマトリツクスを得る。メツシ
ユ#60のふるいに、マトリツクスを通過させることによ
つて、マトリツクスを造粒する。造粒済マトリツクス
を、糖、コーンシロツプ固形分、ゼラチン、デキストリ
ン、部分硬化植物油、クエン酸、メントール及びレモン
−ペパーミント着香剤を含有する容易にかみこなせない
キヤンデイーベースに配合し、苦味のない、サワーメン
トール化された容易にかみこなせない角剤(squares)
を得、咳、かぜ及びアレルギー症状を有効に軽減させ
る。
例5 0.025gのフエニルプロパノールアミン及び0.035gのセ
ルロースアセテートフタレートの混合物に、60mgのエチ
ルアルコールを加えた。混合物をかきまぜ、減圧下60℃
で、エチルアルコールを混合物から蒸発させ、多孔性マ
トリツクスを得た。メツシユ#60のふるいにマトリツク
スを通過させることによつて、マトリツクスを造粒し
た。造粒済マトリツクスを、1.29gの糖、0.3gのソルビ
トール、0.06gのデキストローズ及び0.003gのペパーミ
ント着香剤に加え、得られた混合物を、食欲コントロー
ルのための苦味のない柔軟な舐剤製品に製剤化する。例
6 15gのジメンヒドリネート及び15gのユウドラジツトS
−100の混合物に、30mlのエチルアルコールを加えた。
混合物を、穏やかな加熱下でかきまぜ、棚上に薄く拡が
る粘稠な錬剤を得、そして減圧下70℃で、乾燥し、多孔
性マトリツクスを得た。メツシユ#60のふるいにマトリ
ツクスを通過させることによつて、マトリツクスを造粒
した。100mgの造粒済マトリツクスを、0.3gの糖、0.2g
のマンニトール、0.005gのステアリン酸マグネシウム、
並びに十分量の着色剤及び着香剤、の混合物に加え、得
られた混合物を0.05gのジメンヒドリネート含有の苦味
のない咀しやく錠に圧縮した。
本発明の方法で製造された、選択した製品に実施した
試験管内試験は、活性成分の放出がpH1で起こることを
示した。
本発明は、特定の修正に関して記載されたけれども、
その詳細な記載は、限定と解してはならない。何故な
ら、本発明の精神及び範囲から離れないで、種々の均等
物、変更及び修正が復元され、且つ修正が求められるこ
とは明らかであり、このような均等な実施態様は、本発
明に含まれることを意図することが理解されるからであ
る。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アミン基又はアミド基を有する活性成分な
    らびに複数のカルボン酸基及びエステル基を有する薬学
    的に許容しうるコポリマーを含む薬剤−ポリマーマトリ
    ツクスであつて、このマトリツクスは、4未満のpHを有
    する媒質中で解離し、それによつて、媒質中に活性成分
    を放出することを特徴とする前記薬剤−ポリマーマトリ
    ツクス。
  2. 【請求項2】活性成分がジフエンヒドラミン又はその塩
    である、特許請求の範囲第1項記載の薬剤−ポリマーマ
    トリツクス。
  3. 【請求項3】薬学的に許容しうるコポリマーがメタクリ
    ル酸とそのメチルエステルとのコポリマーである、特許
    請求の範囲第2項記載の薬剤−ポリマーマトリツクス。
  4. 【請求項4】活性成分がデキストロメトルフアン又はそ
    の塩である、特許請求の範囲第1項記載の薬剤−ポリマ
    ーマトリツクス。
  5. 【請求項5】薬学的に許容しうるコポリマーがポリビニ
    ルアセテートフタレートのコポリマーである、特許請求
    の範囲第4項記載の薬剤−ポリマーマトリツクス。
  6. 【請求項6】活性成分がプソイドエフエドリン、デキス
    トロメトルフアンもしくはクロルフエニラミン又はその
    塩、あるいはそれらの混合物である、特許請求の範囲第
    1項記載の薬剤−ポリマーマトリツクス。
  7. 【請求項7】薬学的に許容しうるコポリマーがオイドラ
    ジツトS−100である、特許請求の範囲第6項記載の薬
    剤−ポリマーマトリツクス。
  8. 【請求項8】アミン基又はアミド基を有する活性成分の
    味をマスキングし、且つ4未満のpHを有する媒質中に活
    性成分を放出できる薬剤−ポリマーマトリツクスの製造
    方法において、溶媒の存在下に、複数のカルボン酸基及
    びエステル基を有する薬学的に許容しうるコポリマーと
    活性成分を混合し、そして溶媒を除去してマトリツクス
    を得ることを特徴とする前記方法。
  9. 【請求項9】溶媒を、減圧下且つ高温で除去する、特許
    請求の範囲第8項記載の方法。
  10. 【請求項10】溶媒がケトン又はアルコールである、特
    許請求の範囲第9項記載の方法。
  11. 【請求項11】活性成分が、ジフエンヒドラミンもしく
    はその塩、プソイドエフエドリン、デキストロメトフア
    ン又はクロルフエニラミンからなる類から選択される、
    特許請求の範囲第10項記載の方法。
  12. 【請求項12】コポリマーが、アクリル酸と置換アクリ
    ル酸及びそれらのエステル、ビニル酸及び置換ビニル酸
    及びエステルのコポリマーからなる群から選択される特
    許請求の範囲第10項記載の方法。
JP61198790A 1985-08-26 1986-08-25 薬剤−ポリマ− マトリツクス及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0816069B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US76898185A 1985-08-26 1985-08-26
US768981 1985-08-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6251627A JPS6251627A (ja) 1987-03-06
JPH0816069B2 true JPH0816069B2 (ja) 1996-02-21

Family

ID=25084045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61198790A Expired - Lifetime JPH0816069B2 (ja) 1985-08-26 1986-08-25 薬剤−ポリマ− マトリツクス及びその製造方法

Country Status (16)

Country Link
EP (1) EP0212641B1 (ja)
JP (1) JPH0816069B2 (ja)
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