JPH0816026A - 光沢可変の定着方法および装置 - Google Patents
光沢可変の定着方法および装置Info
- Publication number
- JPH0816026A JPH0816026A JP7154176A JP15417695A JPH0816026A JP H0816026 A JPH0816026 A JP H0816026A JP 7154176 A JP7154176 A JP 7154176A JP 15417695 A JP15417695 A JP 15417695A JP H0816026 A JPH0816026 A JP H0816026A
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- Japan
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- fixing
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- roller
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カラートナー像の可変光沢定着が可能な加熱
加圧式定着装置を提供する。 【構成】 本発明の2ローラー式定着装置は可変ニップ
圧力を使用して可変像光沢を与えるように構成されてい
る。ニップ圧力を変えることによってニップの長さが変
わり、その結果定着区域に滞留する時間が変わるので、
像光沢が変わる。ニップ長さの全範囲にわたって、動作
速度と温度は変わらない。 【効果】比較的高い処理速度(10 ips )において、所
望の光沢レベルに従って定着装置の加荷重を変えること
によって、60ggu以上の高光沢から25ggu以下
の低光沢まで、像光沢が変わる。
加圧式定着装置を提供する。 【構成】 本発明の2ローラー式定着装置は可変ニップ
圧力を使用して可変像光沢を与えるように構成されてい
る。ニップ圧力を変えることによってニップの長さが変
わり、その結果定着区域に滞留する時間が変わるので、
像光沢が変わる。ニップ長さの全範囲にわたって、動作
速度と温度は変わらない。 【効果】比較的高い処理速度(10 ips )において、所
望の光沢レベルに従って定着装置の加荷重を変えること
によって、60ggu以上の高光沢から25ggu以下
の低光沢まで、像光沢が変わる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナー像を形成するこ
と、より詳細には、カラートナー像の光沢を可変にでき
る定着が可能な加熱加圧式定着装置に関する。
と、より詳細には、カラートナー像の光沢を可変にでき
る定着が可能な加熱加圧式定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゼログラフィーや他の類似した像複製法
においては、電荷保持表面に静電潜像を形成する。電荷
保持表面は一般に導電性基層に光導電性絶縁材料を塗布
した光導電体であってもよい。光導電体の上に静電潜像
を形成する場合、最初に光導電体を一様に帯電させ、そ
のあと複製する原稿書類の光像にさらして静電潜像を形
成する。次に静電潜像を複写用に特別に設計された多く
の着色樹脂のどれか1つを塗布することによって可視化
する。
においては、電荷保持表面に静電潜像を形成する。電荷
保持表面は一般に導電性基層に光導電性絶縁材料を塗布
した光導電体であってもよい。光導電体の上に静電潜像
を形成する場合、最初に光導電体を一様に帯電させ、そ
のあと複製する原稿書類の光像にさらして静電潜像を形
成する。次に静電潜像を複写用に特別に設計された多く
の着色樹脂のどれか1つを塗布することによって可視化
する。
【0003】静電潜像は上に述べた帯電した感光部材を
原稿の光像にさらす方法以外の方法で形成できることを
理解すべきである。例えば、電子的に記憶させた情報ま
たは電子的に生成した情報から静電潜像を形成すること
ができる。このディジタル形式の情報は、上記の像生成
電子装置と光学装置によって英数字像へ変換することが
できる。しかし上記の像生成電子装置と光学装置は本発
明の一部をなすものではない。
原稿の光像にさらす方法以外の方法で形成できることを
理解すべきである。例えば、電子的に記憶させた情報ま
たは電子的に生成した情報から静電潜像を形成すること
ができる。このディジタル形式の情報は、上記の像生成
電子装置と光学装置によって英数字像へ変換することが
できる。しかし上記の像生成電子装置と光学装置は本発
明の一部をなすものではない。
【0004】再使用可能な光導電性表面の場合、通常は
可視像を形成するトナーと呼ばれる着色樹脂が普通紙な
どの像支持体へ転写される。転写されたトナー像は定着
装置によって支持体へ固着される。現在まで、熱と接触
圧力を同時に使用してトナー像を定着する方法が商業的
に最も広く受け入れられており、最も一般的な方法は一
対の圧接ロールを使用する方法である。
可視像を形成するトナーと呼ばれる着色樹脂が普通紙な
どの像支持体へ転写される。転写されたトナー像は定着
装置によって支持体へ固着される。現在まで、熱と接触
圧力を同時に使用してトナー像を定着する方法が商業的
に最も広く受け入れられており、最も一般的な方法は一
対の圧接ロールを使用する方法である。
【0005】一対の圧接ロールを使用してトナー像を定
着する方法はこの分野では周知である。ある圧接ロール
装置はより硬質加圧ロールによって変形される加熱定着
ロールを使用している。この形式の定着装置(すなわ
ち、ニップを形成している定着ロール)は高光沢カラー
像を生成できることが成功裏に実証された。別の言い方
をすれば、定着された像が呈する光沢の度合いを選択で
きる能力は望ましい特徴である。
着する方法はこの分野では周知である。ある圧接ロール
装置はより硬質加圧ロールによって変形される加熱定着
ロールを使用している。この形式の定着装置(すなわ
ち、ニップを形成している定着ロール)は高光沢カラー
像を生成できることが成功裏に実証された。別の言い方
をすれば、定着された像が呈する光沢の度合いを選択で
きる能力は望ましい特徴である。
【0006】個々の像の像光沢を変えることができる幾
つかの主な要素として、定着ロール/加圧ロールの温
度、定着ロールゴムのジュロメータ硬度、定着ロールの
光沢(ggu )、および用紙のざらつきがある。
つかの主な要素として、定着ロール/加圧ロールの温
度、定着ロールゴムのジュロメータ硬度、定着ロールの
光沢(ggu )、および用紙のざらつきがある。
【0007】トナー像の光沢を変える基礎として上に挙
げた要素のどれか1つを使用することは、幾つかの理由
で容認されない。定着ロールの温度のどんな変化(加熱
または冷却)も通常のロール定着装置では容認できない
遅れを必要とするであろう。用紙のざらつきのどんな変
化も光沢の激烈な変化を引き起こさないであろう。ま
た、異なる2種類の用紙を必要とすることは望ましくな
いであろう。定着ロールの光沢の変化は定着ロールを変
更するか(非常に実際的でない)または複数ロール定着
装置を使用するか(定着装置のコストと複雑度が増すの
で望ましくない)のどちらかを必要とするであろう。
げた要素のどれか1つを使用することは、幾つかの理由
で容認されない。定着ロールの温度のどんな変化(加熱
または冷却)も通常のロール定着装置では容認できない
遅れを必要とするであろう。用紙のざらつきのどんな変
化も光沢の激烈な変化を引き起こさないであろう。ま
た、異なる2種類の用紙を必要とすることは望ましくな
いであろう。定着ロールの光沢の変化は定着ロールを変
更するか(非常に実際的でない)または複数ロール定着
装置を使用するか(定着装置のコストと複雑度が増すの
で望ましくない)のどちらかを必要とするであろう。
【0008】複数の定着ロールと他の方法を使用してカ
ラー像の光沢を変える方法が、多くの刊行物に開示され
ている。例えば米国特許第5,099,288号(19
92年3月24日発行)は、定着すべき熱可塑性トナー
を支持している書類を、ヒーターの下を移動するベルト
のニップ内に保持するようになっている像定着装置を開
示している。トナーは2つのベルトのうち長い方に接触
している。紙に対する通常の印刷など、少しざらざらし
た像が望ましい場合は、トナーがまだ流動性があり、書
類を支持しているベルトに対しある程度の親和力を有す
る間に、書類が除去される。光学的に投影されるスライ
ドの場合など、非常に滑らかな像が望ましい場合は、ト
ナーが冷却したあと、書類が除去される。冷却は、可変
ヒートシンクあるいは代案として複数の除去ステーショ
ンを設けることによって実施される。
ラー像の光沢を変える方法が、多くの刊行物に開示され
ている。例えば米国特許第5,099,288号(19
92年3月24日発行)は、定着すべき熱可塑性トナー
を支持している書類を、ヒーターの下を移動するベルト
のニップ内に保持するようになっている像定着装置を開
示している。トナーは2つのベルトのうち長い方に接触
している。紙に対する通常の印刷など、少しざらざらし
た像が望ましい場合は、トナーがまだ流動性があり、書
類を支持しているベルトに対しある程度の親和力を有す
る間に、書類が除去される。光学的に投影されるスライ
ドの場合など、非常に滑らかな像が望ましい場合は、ト
ナーが冷却したあと、書類が除去される。冷却は、可変
ヒートシンクあるいは代案として複数の除去ステーショ
ンを設けることによって実施される。
【0009】米国特許第4,791,447号(198
8年12月13日発行)は、カラートナー像をいろいろ
な種類のコピー支持体へ定着する加熱加圧式定着装置を
開示している。この装置は3個のロール部材が共同して
2つのニップを形成している。すべてのコピー支持体は
第1ニップを通過するが、ある種のコピー支持体は偏向
板によって第2ニップに通される。コピー支持体が第1
ニップを通過すると、コピー支持体に支持されたトナー
像が柔軟なエラストマー表面と接触するのに対し、コピ
ー支持体が第2ニップを通過すると、トナー像が比較的
硬い表面と接触する。この結果、この定着装置を組み入
れたカラー複製装置において、普通紙や高クロマスライ
ドなどのコピー支持体の上に光沢のあるコピーとつや消
しのコピーが適当に生成される。つや消しカラーコピー
はコピー支持体を第1ニップのみに通すことによって生
成されるのに対し、光沢のあるカラーコピーや高クロマ
スライドはコピー支持体を2つのニップに通すことによ
って生成される。
8年12月13日発行)は、カラートナー像をいろいろ
な種類のコピー支持体へ定着する加熱加圧式定着装置を
開示している。この装置は3個のロール部材が共同して
2つのニップを形成している。すべてのコピー支持体は
第1ニップを通過するが、ある種のコピー支持体は偏向
板によって第2ニップに通される。コピー支持体が第1
ニップを通過すると、コピー支持体に支持されたトナー
像が柔軟なエラストマー表面と接触するのに対し、コピ
ー支持体が第2ニップを通過すると、トナー像が比較的
硬い表面と接触する。この結果、この定着装置を組み入
れたカラー複製装置において、普通紙や高クロマスライ
ドなどのコピー支持体の上に光沢のあるコピーとつや消
しのコピーが適当に生成される。つや消しカラーコピー
はコピー支持体を第1ニップのみに通すことによって生
成されるのに対し、光沢のあるカラーコピーや高クロマ
スライドはコピー支持体を2つのニップに通すことによ
って生成される。
【0010】米国特許第4,639,405号(198
7年1月27日発行)は、最初に未定着のトナーを支持
しているコピーシートを一対の加熱定着ローラーに通
し、次に表面仕上げローラーに通してトナー像に光沢を
与えるトナー像定着方法および装置を開示している。コ
ピーシートのカールや、光沢仕上げ像のあぶくを防止す
るために、コピーシートを定着ローラーと表面仕上げロ
ーラーの間に配置したコンディショナーに通し、コピー
シートからかなりの量の水分を除去している。
7年1月27日発行)は、最初に未定着のトナーを支持
しているコピーシートを一対の加熱定着ローラーに通
し、次に表面仕上げローラーに通してトナー像に光沢を
与えるトナー像定着方法および装置を開示している。コ
ピーシートのカールや、光沢仕上げ像のあぶくを防止す
るために、コピーシートを定着ローラーと表面仕上げロ
ーラーの間に配置したコンディショナーに通し、コピー
シートからかなりの量の水分を除去している。
【0011】米国特許第4,223,203号(198
0年9月16日発行)は、一方のロールが軟質外面を有
する一対のニップ形成ロールを備えた第1定着装置と、
一方のロールが硬質外面を有する一対のニップ形成ロー
ルを備えた第2定着装置から成る、トナー像をコピー支
持体へ定着する加熱加圧式定着装置を開示している。コ
ピー支持体は第1および第2定着装置のニップを順次通
過するので、トナー像は軟質外面に、次に硬質の外面に
順次接触する。
0年9月16日発行)は、一方のロールが軟質外面を有
する一対のニップ形成ロールを備えた第1定着装置と、
一方のロールが硬質外面を有する一対のニップ形成ロー
ルを備えた第2定着装置から成る、トナー像をコピー支
持体へ定着する加熱加圧式定着装置を開示している。コ
ピー支持体は第1および第2定着装置のニップを順次通
過するので、トナー像は軟質外面に、次に硬質の外面に
順次接触する。
【0012】米国特許第3,965,331号(197
6年6月22日発行)は、トナー像がいろいろな支持
体、例えば普通紙や、酢酸セルロースまたはポリエステ
ルフィルムなどの透明材料上にトナー像を形成する静電
複製装置に使用する接触式定着装置を開示している。こ
の定着装置の特徴は、複数の定着ロールが一対のニップ
を形成しており、それらのニップに支持体を通してトナ
ー像を定着することである。個々の材質に応じて支持体
を一方たまは他方のニップへ運ぶ搬送機構が設けられて
いる。普通紙と接触するロールは固い金属表面から成
り、酢酸セルロース等によって支持されたトナー像と接
触するロールはエラストマー表面から成っている。
6年6月22日発行)は、トナー像がいろいろな支持
体、例えば普通紙や、酢酸セルロースまたはポリエステ
ルフィルムなどの透明材料上にトナー像を形成する静電
複製装置に使用する接触式定着装置を開示している。こ
の定着装置の特徴は、複数の定着ロールが一対のニップ
を形成しており、それらのニップに支持体を通してトナ
ー像を定着することである。個々の材質に応じて支持体
を一方たまは他方のニップへ運ぶ搬送機構が設けられて
いる。普通紙と接触するロールは固い金属表面から成
り、酢酸セルロース等によって支持されたトナー像と接
触するロールはエラストマー表面から成っている。
【0013】米国特許第3,578,797号は、表面
に接触しているトナーを取り除く前に、定着した像を冷
却する方法を開示している。
に接触しているトナーを取り除く前に、定着した像を冷
却する方法を開示している。
【0014】米国特許出願D/93507(Attorney's
Docket Number) 号は、1個の加圧ローラーと3個の定
着ローラーが共同して、トナー像が定着ベルトに接触し
た状態でトナー像支持体が通過する長い定着区域を形成
している形式の定着装置を開示している。設定温度に従
って定着区域内のベルトの部分が所定の動作温度まで加
熱されるように、3個の定着ローラーへ電力を供給す
る。所望の異なる光沢をもつプリントを生成するため、
ベルトの自由延長部分(すなわち、定着区域の外側のベ
ルト部分)を種々の動作温度まで加熱するようになって
いる。
Docket Number) 号は、1個の加圧ローラーと3個の定
着ローラーが共同して、トナー像が定着ベルトに接触し
た状態でトナー像支持体が通過する長い定着区域を形成
している形式の定着装置を開示している。設定温度に従
って定着区域内のベルトの部分が所定の動作温度まで加
熱されるように、3個の定着ローラーへ電力を供給す
る。所望の異なる光沢をもつプリントを生成するため、
ベルトの自由延長部分(すなわち、定着区域の外側のベ
ルト部分)を種々の動作温度まで加熱するようになって
いる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】プリントからプリント
へ生産性を低下させずにいろいろな光沢レベルをもつカ
ラーゼログラフィープリントを作成することが可能であ
るというカラープリント市場における要求は、高速プリ
ント市場における主要な検討事柄である。本発明は、比
較的高い処理速度(10ips)において、所望の光沢
レベルに応じて定着装置の加荷重を変えることによって
60ggu(ガードナー光沢単位、光沢測度の工業規
格)以上の高光沢から25ggu以下の低光沢まで像光
沢を如何にして変えることができるかを開示する。
へ生産性を低下させずにいろいろな光沢レベルをもつカ
ラーゼログラフィープリントを作成することが可能であ
るというカラープリント市場における要求は、高速プリ
ント市場における主要な検討事柄である。本発明は、比
較的高い処理速度(10ips)において、所望の光沢
レベルに応じて定着装置の加荷重を変えることによって
60ggu(ガードナー光沢単位、光沢測度の工業規
格)以上の高光沢から25ggu以下の低光沢まで像光
沢を如何にして変えることができるかを開示する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る2ロール式
定着装置は可変ニップ圧力を使用して可変像光沢を与え
るように構成されている。ニップ圧力を変えることによ
ってニップの長さが変わり、その結果滞留時間が変わる
ので、像光沢が変化する。ニップ長さの全範囲にわたっ
て、定着装置の速度と動作温度は一定である。
定着装置は可変ニップ圧力を使用して可変像光沢を与え
るように構成されている。ニップ圧力を変えることによ
ってニップの長さが変わり、その結果滞留時間が変わる
ので、像光沢が変化する。ニップ長さの全範囲にわたっ
て、定着装置の速度と動作温度は一定である。
【0017】
【実施例】以下、本発明を好ましい実施例について説明
するが、本発明をその実施例に限定するつもりのないこ
とは理解されるであろう。それどころか、本発明は特許
請求の範囲に記載した発明の精神および発明の範囲に含
まれるすべての代替物、修正物、および均等物を包含し
ているものとする。
するが、本発明をその実施例に限定するつもりのないこ
とは理解されるであろう。それどころか、本発明は特許
請求の範囲に記載した発明の精神および発明の範囲に含
まれるすべての代替物、修正物、および均等物を包含し
ているものとする。
【0018】本発明の特徴の一般的な理解のために図面
を引用する。諸図面を通じて、同様な構成要素は同じ参
照番号を用いて識別してある。図4に、本発明の特徴を
組み入れた電子写真式印字装置の略図を示す。
を引用する。諸図面を通じて、同様な構成要素は同じ参
照番号を用いて識別してある。図4に、本発明の特徴を
組み入れた電子写真式印字装置の略図を示す。
【0019】図4に示すように、電子写真式印字装置
は、導電性支持体14の上に光導電性表面12がデポジ
ットされたベルト10を使用している。ベルト10は矢
印16の方向に動いて光導電性表面12の連続する部分
を進め、ベルト移動路の周囲に配置された種々の処理部
に順次通過させる。ベルト10は剥離ローラー18、テ
ンションローラー20、および駆動ローラー22のまわ
りに掛け渡されている。剥離ローラー18はベルト10
と共に回転するように回転自在に取り付けられている。
テンションローラー20はベルト10に弾力的に押し付
けられ、ベルト10を所望の張力に維持する。駆動ロー
ラー22はベルト伝動装置など適当な手段によって連結
されたモーター24によって回転される。ローラー22
が回転すると、ベルト10は矢印16の方向に進む。
は、導電性支持体14の上に光導電性表面12がデポジ
ットされたベルト10を使用している。ベルト10は矢
印16の方向に動いて光導電性表面12の連続する部分
を進め、ベルト移動路の周囲に配置された種々の処理部
に順次通過させる。ベルト10は剥離ローラー18、テ
ンションローラー20、および駆動ローラー22のまわ
りに掛け渡されている。剥離ローラー18はベルト10
と共に回転するように回転自在に取り付けられている。
テンションローラー20はベルト10に弾力的に押し付
けられ、ベルト10を所望の張力に維持する。駆動ロー
ラー22はベルト伝動装置など適当な手段によって連結
されたモーター24によって回転される。ローラー22
が回転すると、ベルト10は矢印16の方向に進む。
【0020】最初に光導電性表面12の一部分が帯電部
Aを通過する。帯電部Aでは、コロナ発生装置26が光
導電性表面12を比較的高い、ほぼ一様な電位に帯電さ
せる。
Aを通過する。帯電部Aでは、コロナ発生装置26が光
導電性表面12を比較的高い、ほぼ一様な電位に帯電さ
せる。
【0021】次に光導電性表面12の帯電した部分が像
形成部Bを通過する。像形成部Bでは、印字装置のプラ
テン30の上に原稿取扱い装置28が置かれている。原
稿取扱い装置28は、オペレータによって表を上にして
通常の順丁合い順で原稿トレーの中に置かれた原稿スタ
ックから原稿を順次送り出す。原稿トレーの下に置かれ
た原稿供給装置はスタックの一番下の原稿を一対の取出
しローラーへ送り出す。一番下の原稿は一対の取出しロ
ーラーによって送りロール対へ送られ、次に搬送ベルト
へ送られる。搬送ベルトは原稿をプラテン30へ進め
る。原稿は、像形成後、搬送ベルトによってプラテン3
0からガイドへ送られ、次に送りロール対へ送られる。
続いて原稿は反転機構に送り込まれたあと、送りロール
対によって原稿スタックへ送り戻される。原稿を反転機
構または送りロール対へ偏向させるため位置ゲートが設
置されている。
形成部Bを通過する。像形成部Bでは、印字装置のプラ
テン30の上に原稿取扱い装置28が置かれている。原
稿取扱い装置28は、オペレータによって表を上にして
通常の順丁合い順で原稿トレーの中に置かれた原稿スタ
ックから原稿を順次送り出す。原稿トレーの下に置かれ
た原稿供給装置はスタックの一番下の原稿を一対の取出
しローラーへ送り出す。一番下の原稿は一対の取出しロ
ーラーによって送りロール対へ送られ、次に搬送ベルト
へ送られる。搬送ベルトは原稿をプラテン30へ進め
る。原稿は、像形成後、搬送ベルトによってプラテン3
0からガイドへ送られ、次に送りロール対へ送られる。
続いて原稿は反転機構に送り込まれたあと、送りロール
対によって原稿スタックへ送り戻される。原稿を反転機
構または送りロール対へ偏向させるため位置ゲートが設
置されている。
【0022】原稿の像形成はプラテン30上の原稿を照
明するランプ32を使用して実行される。原稿から反射
した光線はレンズ34を透過する。レンズ34は原稿の
光像をベルト10の光導電性表面12の一様に帯電した
部分の上に結像し、その上の電荷を選択的に消去する。
これにより、原稿に含まれている情報領域に対応する静
電潜像が光導電性表面12に記録される。印字装置が像
形成電気信号を使用してページ画像情報の電子像を容易
に形成できることは明らかであろう。印字装置は、ラス
ター入力スキャナなどの入力装置とラスター出力スキャ
ナなどのプリンタ出力装置を備えたディジタル複写機で
あってもよいし、ラスター出力スキャナなどのプリンタ
出力装置のみを備えたプリンタであってもよい。
明するランプ32を使用して実行される。原稿から反射
した光線はレンズ34を透過する。レンズ34は原稿の
光像をベルト10の光導電性表面12の一様に帯電した
部分の上に結像し、その上の電荷を選択的に消去する。
これにより、原稿に含まれている情報領域に対応する静
電潜像が光導電性表面12に記録される。印字装置が像
形成電気信号を使用してページ画像情報の電子像を容易
に形成できることは明らかであろう。印字装置は、ラス
ター入力スキャナなどの入力装置とラスター出力スキャ
ナなどのプリンタ出力装置を備えたディジタル複写機で
あってもよいし、ラスター出力スキャナなどのプリンタ
出力装置のみを備えたプリンタであってもよい。
【0023】続いてベルト10は光導電性表面12に記
録された静電潜像を現像部Cへ進める。現像部Cでは、
一対の磁気ブラシ現像ロール36,38が現像剤を運ん
で静電潜像に接触させる。静電潜像は現像剤のキャリヤ
粒子からトナー粒子を引きつけて、ベルト10の光導電
性表面12の上にトナー粉末像を形成する。そのあとベ
ルト10はトナー粉末像を転写部Dへ進める。
録された静電潜像を現像部Cへ進める。現像部Cでは、
一対の磁気ブラシ現像ロール36,38が現像剤を運ん
で静電潜像に接触させる。静電潜像は現像剤のキャリヤ
粒子からトナー粒子を引きつけて、ベルト10の光導電
性表面12の上にトナー粉末像を形成する。そのあとベ
ルト10はトナー粉末像を転写部Dへ進める。
【0024】トナー粉末像が転写部Dに達する前に、コ
ピーシートが正しく横縁整合されて置かれる。転写部D
において、運ばれてしたコピーシートがトナー粉末像と
接触する。転写部Dには、コピーシートの裏側にイオン
を吹き付けるコロナ発生装置40が設置されている。コ
ロナ発生装置40は光導電性表面12からコピーシート
39の裏側へトナー粉末像を引き付ける。転写後、コン
ベヤ42がコピーシートを定着部Eへ運ぶ。
ピーシートが正しく横縁整合されて置かれる。転写部D
において、運ばれてしたコピーシートがトナー粉末像と
接触する。転写部Dには、コピーシートの裏側にイオン
を吹き付けるコロナ発生装置40が設置されている。コ
ロナ発生装置40は光導電性表面12からコピーシート
39の裏側へトナー粉末像を引き付ける。転写後、コン
ベヤ42がコピーシートを定着部Eへ運ぶ。
【0025】定着部Eには、転写されたトナー粉末像を
コピーシートへ永久的に固着させる定着装置100が設
置されている。定着装置100は加熱定着ローラー46
とバックアップローラー48を有し、定着ローラー46
にコピーシート上のトナー粉末像が接触する形式のもの
が好ましい。定着ローラーとバックアップローラーはカ
ムの作用によって互いに圧接し、トナー粉末像をコピー
シートへ固着させるために必要な圧力を与える。定着ロ
ーラーは石英ランプによって内部加熱される。
コピーシートへ永久的に固着させる定着装置100が設
置されている。定着装置100は加熱定着ローラー46
とバックアップローラー48を有し、定着ローラー46
にコピーシート上のトナー粉末像が接触する形式のもの
が好ましい。定着ローラーとバックアップローラーはカ
ムの作用によって互いに圧接し、トナー粉末像をコピー
シートへ固着させるために必要な圧力を与える。定着ロ
ーラーは石英ランプによって内部加熱される。
【0026】リザーバ内の分離剤は計量ロールが入って
いる溜めへ汲み上げられる。計量デブレードは計量ロー
ルをこすって、計量ロール表面の分離剤を所望の厚さに
調整する。分離剤は計量ロールからドナーロールへ、次
に定着ローラーへと転移する。定着されたコピーシート
は剥離用フィンガー(図示せず)によって定着ローラー
46から取り除かれる。
いる溜めへ汲み上げられる。計量デブレードは計量ロー
ルをこすって、計量ロール表面の分離剤を所望の厚さに
調整する。分離剤は計量ロールからドナーロールへ、次
に定着ローラーへと転移する。定着されたコピーシート
は剥離用フィンガー(図示せず)によって定着ローラー
46から取り除かれる。
【0027】定着後、コピーシートは選択器として機能
するゲート50へ送られる。ゲート50の位置に従っ
て、コピーシートはシート反転器52または決定ゲート
54へ偏向される。決定ゲート54の所で、シートは上
向きである(すなわち、定着された像のある面が上であ
る)。もし反転器52が選択されれば、その逆になる
(すなわち、定着された像をもつ面が下向きである)。
決定ゲート54はシートを直接に出力トレー56へ、ま
たは決定ゲート58へ偏向させる。決定ゲート58は連
続するコピーシートを両面複写用反転ロール62へ、あ
るいは仕上げ部Fへ向かう搬送通路へ偏向させることが
できる。
するゲート50へ送られる。ゲート50の位置に従っ
て、コピーシートはシート反転器52または決定ゲート
54へ偏向される。決定ゲート54の所で、シートは上
向きである(すなわち、定着された像のある面が上であ
る)。もし反転器52が選択されれば、その逆になる
(すなわち、定着された像をもつ面が下向きである)。
決定ゲート54はシートを直接に出力トレー56へ、ま
たは決定ゲート58へ偏向させる。決定ゲート58は連
続するコピーシートを両面複写用反転ロール62へ、あ
るいは仕上げ部Fへ向かう搬送通路へ偏向させることが
できる。
【0028】仕上げ部Fでは、コピーシートが編集トレ
ーに積み重ねられ、セットにまとめられる。次にシート
がバインダまたはステープラによって互いに結合され
る。いずれにせよ、仕上げ部Fにおいて複数のコピーセ
ットができ上がる。決定ゲート58がシートを反転ロー
ル62へ偏向させると、反転ロール62は両面複写する
シートを反転して、両面複写トレー64の中に積み重ね
る。両面複写トレー64は片面が印字され、次にその反
対面が印字される、すなわち両面複写されるシートのた
めの中間貯蔵トレーを提供する。これらのシートは、複
写される順序で表を下にして両面複写トレー64の中に
順次積み重ねられる。
ーに積み重ねられ、セットにまとめられる。次にシート
がバインダまたはステープラによって互いに結合され
る。いずれにせよ、仕上げ部Fにおいて複数のコピーセ
ットができ上がる。決定ゲート58がシートを反転ロー
ル62へ偏向させると、反転ロール62は両面複写する
シートを反転して、両面複写トレー64の中に積み重ね
る。両面複写トレー64は片面が印字され、次にその反
対面が印字される、すなわち両面複写されるシートのた
めの中間貯蔵トレーを提供する。これらのシートは、複
写される順序で表を下にして両面複写トレー64の中に
順次積み重ねられる。
【0029】両面複写を仕上げるために、底面供給装置
66によって片面複写済みシートが連続してトレー64
からコンベヤ68およびローラー70を経由して転写部
Dへ送り戻され、シートの反対面にトナー粉末像が転写
される。連続する一番下のコピーシートが両面複写トレ
ー64から送り出されるので、トナー粉末像がコピーシ
ートの白紙面に転写されるように、転写部Dではコピー
シートの正しい面すなわち白紙面がベルト10に接触し
た状態に置かれる。次に両面複写済みシートは片面複写
済みシートと同じ通路を通って、出力トレー56に積み
重ねられるか、または仕上げ処理を選択した場合には仕
上げ部Fへ送られる。
66によって片面複写済みシートが連続してトレー64
からコンベヤ68およびローラー70を経由して転写部
Dへ送り戻され、シートの反対面にトナー粉末像が転写
される。連続する一番下のコピーシートが両面複写トレ
ー64から送り出されるので、トナー粉末像がコピーシ
ートの白紙面に転写されるように、転写部Dではコピー
シートの正しい面すなわち白紙面がベルト10に接触し
た状態に置かれる。次に両面複写済みシートは片面複写
済みシートと同じ通路を通って、出力トレー56に積み
重ねられるか、または仕上げ処理を選択した場合には仕
上げ部Fへ送られる。
【0030】ベルト10の光導電性表面12からコピー
シートを分離したあと、必ず若干の残留粒子が光導電性
表面12に付着したままになっている。これらの残留粒
子は清掃部Gにおいて光導電性表面12から除去され
る。清掃部Gには、ベルト10の光導電性表面12に接
触した状態で回転自在に取り付けられた繊維ブラシすな
わち静電ブラシ72が設置されている。ブラシ72がベ
ルト10の光導電性表面12に接触して回転することに
よって、光導電性表面12から残留粒子が清掃される。
清掃後、次の連続する像形成サイクルの帯電処理に先立
って、放電ランプ(図示せず)が光導電性表面12を投
光照明し、光導電性表面12上に残っているすべての残
留静電荷を消去する。
シートを分離したあと、必ず若干の残留粒子が光導電性
表面12に付着したままになっている。これらの残留粒
子は清掃部Gにおいて光導電性表面12から除去され
る。清掃部Gには、ベルト10の光導電性表面12に接
触した状態で回転自在に取り付けられた繊維ブラシすな
わち静電ブラシ72が設置されている。ブラシ72がベ
ルト10の光導電性表面12に接触して回転することに
よって、光導電性表面12から残留粒子が清掃される。
清掃後、次の連続する像形成サイクルの帯電処理に先立
って、放電ランプ(図示せず)が光導電性表面12を投
光照明し、光導電性表面12上に残っているすべての残
留静電荷を消去する。
【0031】いろいろな印字装置の機能は制御装置74
によって調整される。制御装置74は、上に説明したす
べての機能のほかに、説明しなかった機能も制御するプ
ログラム可能なマイクロプロセッサであることが好まし
い。制御装置は、光導電性シートの比較カウント、再循
環する原稿の数、オペレータが選択したコピーシートの
数、時間遅れ、ジャム修正、等を与える。これまで説明
した各装置の制御は、印字装置のコンソールを使用して
オペレータが選択した通常の制御スイッチ入力によって
行うことができる。
によって調整される。制御装置74は、上に説明したす
べての機能のほかに、説明しなかった機能も制御するプ
ログラム可能なマイクロプロセッサであることが好まし
い。制御装置は、光導電性シートの比較カウント、再循
環する原稿の数、オペレータが選択したコピーシートの
数、時間遅れ、ジャム修正、等を与える。これまで説明
した各装置の制御は、印字装置のコンソールを使用して
オペレータが選択した通常の制御スイッチ入力によって
行うことができる。
【0032】本出願のために電子写真式印字装置の一般
的動作を明らかにするという目的には以上の説明で十分
であると信じる。次に図1〜図3を参照して本発明の独
自の主題である可変光沢定着装置について説明する。
的動作を明らかにするという目的には以上の説明で十分
であると信じる。次に図1〜図3を参照して本発明の独
自の主題である可変光沢定着装置について説明する。
【0033】図1に、加熱定着ローラー46とバックア
ップすなわち加圧ローラー48から成る加熱加圧式定着
装置100と、分離剤塗布装置を示す。図示のように、
加熱定着ローラー46は芯57の上に適当なエラストマ
ーの比較的厚い1以上の層60を有する。芯57は、
鉄、アルミニウム、ニッケル、ステンレス鋼、等の種々
の金属や、種々の合成樹脂から作ることができる。アル
ミニウムは芯57の材料として好ましいが、これは重要
なことではない。芯57は中空であり、中空芯57の内
部に、定着処理用の熱を供給する加熱要素61が配置さ
れている。この目的にふさわしい加熱要素はこの分野で
は知られており、石英管の内部にタングステン抵抗加熱
要素が入っている石英ヒーターであってもよい。必要な
熱を与える方法は本発明にとって重要なことではなく、
定着部材は内部加熱手段、外部加熱手段、またはその両
方で加熱してもよい。トナーを支持体へ融着する十分な
熱を与える加熱手段は周知である。エラストマー層60
は、 Viton (E.I. duPont deNumours & Co.の商標) 、T
eflon (E.I. duPont de Numours & Co.の商標) 、およ
び(または)シリコンゴムなどの周知の材料のどれかで
作ることができる。
ップすなわち加圧ローラー48から成る加熱加圧式定着
装置100と、分離剤塗布装置を示す。図示のように、
加熱定着ローラー46は芯57の上に適当なエラストマ
ーの比較的厚い1以上の層60を有する。芯57は、
鉄、アルミニウム、ニッケル、ステンレス鋼、等の種々
の金属や、種々の合成樹脂から作ることができる。アル
ミニウムは芯57の材料として好ましいが、これは重要
なことではない。芯57は中空であり、中空芯57の内
部に、定着処理用の熱を供給する加熱要素61が配置さ
れている。この目的にふさわしい加熱要素はこの分野で
は知られており、石英管の内部にタングステン抵抗加熱
要素が入っている石英ヒーターであってもよい。必要な
熱を与える方法は本発明にとって重要なことではなく、
定着部材は内部加熱手段、外部加熱手段、またはその両
方で加熱してもよい。トナーを支持体へ融着する十分な
熱を与える加熱手段は周知である。エラストマー層60
は、 Viton (E.I. duPont deNumours & Co.の商標) 、T
eflon (E.I. duPont de Numours & Co.の商標) 、およ
び(または)シリコンゴムなどの周知の材料のどれかで
作ることができる。
【0034】加熱定着ローラー46はバックアップすな
わち加圧ローラー48と圧接した状態で示してある。加
圧ローラー48は耐熱材料の外層55をもつ金属芯53
でできている。この装置の場合、定着ローラー46と加
圧ローラー48が互いに十分な圧力で接触してニップ1
40を形成するように、両ローラー46,48はバイア
スされた軸受(図示せず)に取り付けられている。融着
すなわち定着はこのニップ140内で行われる。外層5
5は、 Viton (E.I. duPont de Numours & Co.の商標)
、Teflon (E.I. duPont de Numours & Co.の商標) 、
シリコンゴム、またはエチレン−プロピレンジエンモノ
マーなど、定着ローラーに使用した周知の材料のどんな
組合せでもよい。定着ローラーの外層として材料のどん
な組合せを使用しても、定着ローラーは加圧ローラーに
よって変形されてニップ140を形成することが好まし
い。
わち加圧ローラー48と圧接した状態で示してある。加
圧ローラー48は耐熱材料の外層55をもつ金属芯53
でできている。この装置の場合、定着ローラー46と加
圧ローラー48が互いに十分な圧力で接触してニップ1
40を形成するように、両ローラー46,48はバイア
スされた軸受(図示せず)に取り付けられている。融着
すなわち定着はこのニップ140内で行われる。外層5
5は、 Viton (E.I. duPont de Numours & Co.の商標)
、Teflon (E.I. duPont de Numours & Co.の商標) 、
シリコンゴム、またはエチレン−プロピレンジエンモノ
マーなど、定着ローラーに使用した周知の材料のどんな
組合せでもよい。定着ローラーの外層として材料のどん
な組合せを使用しても、定着ローラーは加圧ローラーに
よって変形されてニップ140を形成することが好まし
い。
【0035】トナー像152を有する受像部材すなわち
最終的支持体150は、トナー像が加熱定着ローラー4
6と接触した状態で、ニップ140を通過する。トナー
像152を形成しているトナー材料が定着ローラー46
の表面へ裏移りするのを防止するために、溜め108に
入っているシリコン油などの分離剤が定着ローラー46
の表面へ塗布される。
最終的支持体150は、トナー像が加熱定着ローラー4
6と接触した状態で、ニップ140を通過する。トナー
像152を形成しているトナー材料が定着ローラー46
の表面へ裏移りするのを防止するために、溜め108に
入っているシリコン油などの分離剤が定着ローラー46
の表面へ塗布される。
【0036】溜め108とシリコン油は分離剤塗布装置
の一部をなす。分離剤塗布装置は、計量ロール102と
ドナーロール104を有する。計量ロール102はシリ
コン油に浸された灯心(図示せず)と接触するように支
持され、かつドナーロール104と接触するように配置
されていて、溜め108からドナーロール104の表面
へシリコン油を運ぶ働きをする。さらに計量ロール10
2の一部をシリコン油に浸してもよい。ドナーロール1
04は計量ロール102に接触し、かつ定着ローラー4
6に接触した状態で回転自在に支持されている。図1で
はドナーロール104は定着ローラー46に接触してい
るが、代わりに加圧ローラー48と接触させてもよいこ
とは理解されるであろう。また定着ローラーと加圧ロー
ラーの位置を逆にして複写機またはプリンタに使用する
こともできる。計量ロール102に接触した状態で支持
された計量ブレード(図示せず)は計量ロール上のシリ
コン油を要求された厚さに計量する働きをする。
の一部をなす。分離剤塗布装置は、計量ロール102と
ドナーロール104を有する。計量ロール102はシリ
コン油に浸された灯心(図示せず)と接触するように支
持され、かつドナーロール104と接触するように配置
されていて、溜め108からドナーロール104の表面
へシリコン油を運ぶ働きをする。さらに計量ロール10
2の一部をシリコン油に浸してもよい。ドナーロール1
04は計量ロール102に接触し、かつ定着ローラー4
6に接触した状態で回転自在に支持されている。図1で
はドナーロール104は定着ローラー46に接触してい
るが、代わりに加圧ローラー48と接触させてもよいこ
とは理解されるであろう。また定着ローラーと加圧ロー
ラーの位置を逆にして複写機またはプリンタに使用する
こともできる。計量ロール102に接触した状態で支持
された計量ブレード(図示せず)は計量ロール上のシリ
コン油を要求された厚さに計量する働きをする。
【0037】上に述べた諸機能のほかに、制御装置74
は定着ローラーと加圧ローラー間に作用するニップ圧力
を制御して、定着された像の像光沢を変える作用をす
る。これは、簡単なプログラムされた命令に応じて、オ
ペレータによる通常の複写機スイッチ入力の選択的作動
または非作動によって、直接的または間接的に行うこと
ができる。得られた制御装置信号は種々の通常の電気ソ
レノイドまたは次に詳しく説明する定着ローラーカム機
構などのカム制御装置を通常のやり方で作動させること
ができる。
は定着ローラーと加圧ローラー間に作用するニップ圧力
を制御して、定着された像の像光沢を変える作用をす
る。これは、簡単なプログラムされた命令に応じて、オ
ペレータによる通常の複写機スイッチ入力の選択的作動
または非作動によって、直接的または間接的に行うこと
ができる。得られた制御装置信号は種々の通常の電気ソ
レノイドまたは次に詳しく説明する定着ローラーカム機
構などのカム制御装置を通常のやり方で作動させること
ができる。
【0038】図2に、低光沢動作モード中の定着ローラ
ー負荷カム80を示す。この動作モードでは、カム80
はニップ形成定着ローラー46の軸82と接触していな
い。従って、ニップ140が短いために、低光沢(<2
5ggu)の像が生じる。他方、図3に示した高光沢動
作モードでは、ニップ140はシート進行方向に比較的
長い。より長いニップは長い滞留時間をもたらすので、
比較的高光沢(>60ggu)の像が生じる。高または
低光沢動作モードの選択は、オペレータにより、制御装
置の一部をなすスイッチ入力を通じて行われる。理解さ
れるように、カム80のプロフィールは、図示した複数
の個別の荷重を加えることができる種々の外形をもつこ
とができる。代わりに、図示した2つ以上の設定が可能
であるように、カム80を作ることができる。所望の像
光沢の制御は、制御装置74の一部をなす複数のボタン
110のどれか1つを使用して選択することができる。
ー負荷カム80を示す。この動作モードでは、カム80
はニップ形成定着ローラー46の軸82と接触していな
い。従って、ニップ140が短いために、低光沢(<2
5ggu)の像が生じる。他方、図3に示した高光沢動
作モードでは、ニップ140はシート進行方向に比較的
長い。より長いニップは長い滞留時間をもたらすので、
比較的高光沢(>60ggu)の像が生じる。高または
低光沢動作モードの選択は、オペレータにより、制御装
置の一部をなすスイッチ入力を通じて行われる。理解さ
れるように、カム80のプロフィールは、図示した複数
の個別の荷重を加えることができる種々の外形をもつこ
とができる。代わりに、図示した2つ以上の設定が可能
であるように、カム80を作ることができる。所望の像
光沢の制御は、制御装置74の一部をなす複数のボタン
110のどれか1つを使用して選択することができる。
【0039】以上の説明から、本発明に従って、2個の
定着部材のみを使用する比較的低コストの、簡単な構造
の可変光沢定着装置が提供されたことは明らかである。
本発明を特定の実施例について説明したが、この分野の
専門家がこの実施例から多くの代替物、修正物、および
均等物を思い浮かべることは明らかである。従って、本
発明は特許請求の範囲に記載した発明の精神および広義
の範囲に入るすべての上記の代替物、修正物、および均
等物を包含しているものとする。
定着部材のみを使用する比較的低コストの、簡単な構造
の可変光沢定着装置が提供されたことは明らかである。
本発明を特定の実施例について説明したが、この分野の
専門家がこの実施例から多くの代替物、修正物、および
均等物を思い浮かべることは明らかである。従って、本
発明は特許請求の範囲に記載した発明の精神および広義
の範囲に入るすべての上記の代替物、修正物、および均
等物を包含しているものとする。
【図1】定着装置と分離剤塗布装置の拡大図である。
【図2】低光沢動作モード中のニップ形成定着ローラー
の略図である。
の略図である。
【図3】高光沢動作モード中のニップ形成定着ローラー
の略図である。
の略図である。
【図4】図1の定着装置を使用することができる像形成
装置の略図である。
装置の略図である。
A 帯電部 B 像形成部 C 現像部 D 転写部 E 定着部 F 仕上げ部 10 感光ベルト 12 光導電性表面 14 導電性基層 16 ベルト移動方向 18 剥離ローラー 20 テンションローラー 22 駆動ローラー 24 モーター 26 コロナ発生装置 28 原稿取扱い装置 30 プラテン 32 ランプ 34 レンズ 36,38 磁気ブラシ現像装置 40 コロナ発生装置 42 コンベヤ 46 定着ローラー 48 バックアップ(加圧)ローラー 50 ゲート 52 シート反転器 53 金属芯 54 決定ゲート 55 耐熱材料の外層 56 出力トレー 57 芯 58 決定ゲート 60 エラストマー層 61 加熱要素 62 反転ロール 64 両面複写トレー 66 底面供給装置 68 コンベヤ 70 ローラー 72 繊維ブラシ 74 制御装置 80 カム 82 軸 102 計量ロール 104 ドナーロール 106 シリコン油 108 溜め 100 加熱加圧式定着装置 110 ボタン 140 ニップ 150 受像部材(コピーシート) 152 トナー像
Claims (2)
- 【請求項1】 トナー像を支持体へ定着させる方法にお
いて、 一対の定着部材のニップであって且つ少なくとも一方の
定着部材が加熱されている前記ニップに、トナー像を支
持する複数の像支持体を所定の第1の滞留時間をもって
通過させ、 前記第1滞留時間によって生成された像とは異なる光沢
をもつ像を生成するため、所定の第2滞留時間を有効に
する手段を提供することを特徴とする定着方法。 - 【請求項2】 トナー像を支持体へ定着させる装置にお
いて、第1の定着部材および第2の定着部材と、所定の
第1滞留時間をもって前記一対の定着部材のニップに、
トナー像を支持する複数の像支持体を通過させる手段
と、少なくとも1つの定着部材の温度を上昇させる手段
と、異なる光沢特性をもつ像を生成するように、前記ニ
ップの長さを増減させて複数の滞留時間を可能にする手
段とを備えていることを特徴とする定着装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US26525194A | 1994-06-29 | 1994-06-29 | |
US08/265251 | 1994-06-29 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0816026A true JPH0816026A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=23009668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7154176A Withdrawn JPH0816026A (ja) | 1994-06-29 | 1995-06-21 | 光沢可変の定着方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0816026A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012137757A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Xerox Corp | 温圧定着によって定着した画像の光沢を制御するための方法、装置およびシステム |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP7154176A patent/JPH0816026A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012137757A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Xerox Corp | 温圧定着によって定着した画像の光沢を制御するための方法、装置およびシステム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |