JPH08159873A - 炎検知器 - Google Patents

炎検知器

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JPH08159873A
JPH08159873A JP29680994A JP29680994A JPH08159873A JP H08159873 A JPH08159873 A JP H08159873A JP 29680994 A JP29680994 A JP 29680994A JP 29680994 A JP29680994 A JP 29680994A JP H08159873 A JPH08159873 A JP H08159873A
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JP
Japan
Prior art keywords
chopper
infrared detector
flame
level
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP29680994A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Kita
純一 喜多
Junya Kobayashi
潤也 小林
Hiroyuki Kishihara
弘之 岸原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発生した炎のゆらぎ量が少ない場合であって
も炎発生を正確に検出できる炎検知器を提供する。 【構成】 赤外線検出器の検出面側に配置したチョッパ
を定期的に動作させてバックグランドを測定するととも
に、そのバックグランド測定以外のときに、検出器出力
が微弱な変化を示した時点でチョッパを動作させ、この
動作中の検出器出力の変化量のレベルと、先に測定のバ
ックグランドレベルとを比較して、その比較結果から炎
発生の有無を判別するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は火災報知器などに利用さ
れる炎検知器に関する。
【0002】
【従来の技術】火災報知器としては、従来、炎から発せ
られる放射光のうち、CO2 からの波長4.3μmの光
のゆらぎを赤外線検出器(焦電素子等)で検出する方式
ものがある(例えば特開昭61−38428号公報,特
開昭61−38429号公報,特開昭61−76922
号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の炎検知器では、CO2 からの放射光のゆらぎを観察
しているが、炎の発生が安定している状態や、多数の炎
が同時に発生して各炎からの放射光のゆらぎが平均化さ
れる等の理由により、ゆらぎ量が少ない場合には誤動作
を生じることがある。
【0004】すなわち、赤外線検出に用いられる焦電素
子は、入射光量の変化に伴って出力が変化する素子で、
入射赤外線の光量に変化(ゆらぎ)がない場合には出力
が一定となるため、炎が発生しても上記した理由により
ゆらぎ量が少ないときには、赤外線検出器の出力変化が
小さくなり、その炎のゆらぎによる出力変化と、炎発生
以外の何らかの外乱による影響との弁別がつかなくなっ
て炎発生の有の旨を正確に検知できないことがある。
【0005】本発明はそのような事情に鑑みてなされた
もので、炎発生の有無を精度よく検出することのできる
炎検知器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の炎検知器は、実施例に対応する図1に示す
ように、赤外線検出器1と、この赤外線検出器1への入
射光を所定の周波数で変調するためのチョッパ3と、そ
のチョッパ3を所定の時間間隔で駆動し、かつその駆動
と駆動との間には当該チョッパ3を開の状態に設定する
第1の制御、並びに、チョッパ3が開の状態で停止して
いるときに赤外線検出器1の出力変化が予め設定した値
0 よりも大きくなった時点で、チョッパ3を駆動する
第2の制御を行う制御手段(制御回路11)と、上記第
1の制御によりチョッパ3が動作しているときに赤外線
検出器1の出力変化を測定するバックグランド測定手段
(メモリ9等)と、チョッパ3が動作を開始した時点で
赤外線検出器1の出力変化を、上記測定で得られたバッ
クグランドレベルと比較する比較手段(コンパレータ1
0)を備えていることによって特徴づけられる。
【0007】
【作用】まず、所定の時間間隔(例えば1分間で10秒
間駆動)で定期的に動作させることにより、バックグラ
ンドレベルを測定して、その値を例えばメモリ等に順次
記憶し更新してゆく。
【0008】そして、チョッパが動作していないとき
に、赤外線検出器の出力変化が閾値(±V0 )以上とな
った時点でチョッパを動作させる。このとき、炎が実際
に発生している場合には、バックグランド光の光量に炎
からの放射光の光量が加わった光が赤外線検出器に入射
するので、チョッパの動作を開始した後の赤外線検出器
の出力変化のレベルは大きくなる。従って、その出力変
化のレベルとチョッパ動作開始の直前に測定したバック
グランドレベルとの比較から炎発生有を判別できる。
【0009】また、バックグランド測定中でチョッパが
動作しているときに、たまたま炎が発生したときには、
赤外線検出器の出力変化のレベルが、バックグランドレ
ベルから、炎の放射光の受光量に相当するレベルだけ増
大するので、この場合も炎発生有を判別できる。
【0010】一方、赤外線検出器の出力変化が閾値(±
0 )以上となっても、その出力変化が炎の発生による
ものでないときには、チョッパの動作を開始した後の赤
外線検出器の出力変化のレベルは、バックグランドレベ
ルとほぼ同じレベルとなることから、炎の発生無と判別
できる。
【0011】
【実施例】図1は本発明実施例の構成を示すブロック図
である。赤外線検出器1としては焦電素子が用いられて
おり、その検出面側に干渉フィルタ2、液晶チョッパ3
及びシリコンレンズ4が順次に配置されている。
【0012】干渉フィルタ2は、炎から発せられるCO
2 からの放射光つまり波長4.3μm(半値幅150nm
程度)の光のみを透過するバンドパスフィルタである。
液晶チョッパ3は、強誘電性液晶の電気光学効果を利用
して赤外領域の変調を行うタイプの変調素子で、駆動回
路3aにより15Hzの変調周波数で開閉動作するように
構成されている。その開閉動作は、後述する制御回路1
1から駆動回路3aに供給される指令信号に基づいて制
御される。また、この液晶チョッパ3の対向セルはシリ
コン製で、それぞれ上記した干渉フィルタ2及びシリコ
ンレンズ4が一体形成されている。
【0013】赤外線検出器1の出力は、帯域通過(1〜
20Hz)形の演算増幅器5により増幅された後、波形整
形回路6に入力される。波形整形回路6は、V(赤外線
検出器1の出力)>±V0 の信号の信号波形を得る回路
(センタクリッパ)で、その閾値V0 は、赤外線検出器
1における1〜20Hz程度の低周波領域での雑音成分よ
りも僅かに大きい値とする。また、この波形整形回路6
には、V>±V0 であるときにその旨を示す信号を後述
する制御回路11に出力する機能が付加されている。そ
して、波形整形回路6を通過した信号は、全波整流回路
7において、先の液晶チョッパ3の変調周波数(15H
z)で同期整流され、直流化回路(DC)8を経て直流
信号に変換される。
【0014】一方、制御回路11は、タイマ(図示せ
ず)等が組み込まれた回路で、駆動回路3aに指令信号
を供給して液晶チョッパ3を、一定の時間間隔(1分
間)で一定の時間(10秒間)だけ駆動するとともに、
その駆動と駆動との間には、液晶チョッパ3を開の状態
に設定する。また、液晶チョッパ3を駆動している間に
おいて、直流化回路8の出力信号VDCを採り込む、旨の
指令信号をメモリ9に供給し、これにより、メモリ9内
にバックグランド光のレベルに関するデータが記憶され
る。なお、メモリ9はその記憶内容を採り込んだ最新の
データで順次に更新してゆく。
【0015】さらに、制御回路11は、液晶チョッパ3
を駆動していないときに、赤外線検出器1の出力信号V
がV>±V0 となったときには、上記の定期的な駆動を
リセットして、液晶チョッパ3を所定時間(例えば10
秒間)だけ駆動する旨の指令信号を駆動回路3aに供給
するように構成されている。
【0016】そして、以上の回路構成では、液晶チョッ
パ3の動作中において直流化回路8の出力信号VDCと、
メモリ9に記憶されたバックグランドレベルとがコンパ
レータ10により比較される。また、この出力信号VDC
とメモリ9内のバックグランドレベルとの比較は、バッ
クグランド測定中において液晶チョッパ3が動作してい
るときにも行われる。
【0017】次に、本発明実施例の動作を図2の波形図
を参照しつつ説明する。まず、通常状態のとき液晶チョ
ッパ3は開であるので、赤外線検出器1の出力信号Vは
変化しないが、液晶チョッパ3の定期的な駆動が開始さ
れると、赤外線検出器1への入射光量が変調されて、そ
の出力信号Vが振動するとV>±V0 となり、これによ
り、赤外線検出器1の出力信号Vが波形整形回路6を通
過して、その直流化後の信号VDCがメモリ9に、バック
グランドレベルに関するデータとしてメモリ9に記憶さ
れる。この記憶データは液晶チョッパ3を定期的に動作
させるごとに順次に更新される。
【0018】次に、液晶チョッパ3が動作していないと
きに、赤外線検出器1の出力信号VがV>±V0 となる
と、この時点(図2のP1 点)で液晶チョッパ3の動作
が開始される。
【0019】このとき、実際に発生した炎のゆらぎによ
り、V>±V0 となった場合には、出力信号Vの振動の
振幅つまり直流化回路8の出力信号VDCのレベルは、そ
の直前にメモリ9に記憶したバックグランドレベルBGに
対して、炎中のCO2 からの光の入射光量に相当する量
だけ大きくなり、これによりコンパレータ10の出力信
号がHレベルとなる。一方、何らかの外乱によりV>±
0 なったときには、直流化回路8の出力信号VDCのレ
ベルは、バックグランドレベルBGと殆ど差のない値とな
るので、コンパレータ10の出力信号がLとなる。
【0020】また、バックグランド測定中で液晶チョッ
パ3が動作しているときに、たまたま炎が発生したとき
には、その時点(図2のP2 点)で、出力信号VDCのが
バックグランドレベルBGから、炎中のCO2 からの放射
光の光量に相当するレベルだけ増大した信号となるの
で、この場合もコンパレータ10の出力信号が瞬時にH
レベルとなる。
【0021】従って、本発明実施例では、コンパレータ
10の出力信号がHまたはLであるかによって、炎発生
の有無を判別することができる。また、コンパレータ1
0の比較入力として、常に、炎が発生する直前に測定し
たバックグランドレベルが採用されるので、例えば、室
内壁からの輻射熱の赤外線検出器1への入射量が昼間と
夜間において変動しても、その影響はキャンセルされ炎
を常に正確に検知することができる。
【0022】さらに、この実施例では、干渉フィルタ2
及びシリコンレンズ4を液晶チョッパ3のセルに一体形
成しているので、部品点数が少なくて済み、しかも光軸
の位置合わせ精度の向上をはかることができる、といっ
た効果もある。なお、この構成は必ずしも必要ではく、
これらの各機能部品はそれぞれ個別の配置としてもよ
い。
【0023】ここで、以上の実施例では、赤外線検出器
1の出力信号を全波整流回路7及び直流化回路8により
直流信号に変換し、この変換後の信号を炎発生有無の判
別に使用しているが、そのような直流化を行わずに、赤
外線検出器1の出力信号を増幅した後の信号Vを利用し
ても、本発明は実施可能である。
【0024】また、赤外線検出器に入射する光を変調す
る手段として、液晶チョッパに代えて、メカニカルチョ
ッパを用いても本発明は実施可能である。さらに、干渉
フィルタ2としては、CO2 からの放射光のみを検出対
象する場合には、選別波長が波長4.3μmの干渉フィ
ルタを用いることが好ましいが、その選別波長は2μm
以上であればよく、特に2μm〜7μmの範囲であれ
ば、蛍光灯などの光と人体等の物体からの放射光による
影響を除去できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の炎検知器
によれば、赤外線検出器の検出面側に配置したチョッパ
を定期的に動作させてバックグランドを測定するととも
に、そのバックグランド測定以外のときに、検出器出力
が微弱な変化を示した時点でチョッパを動作させ、この
動作中の検出器出力の変化量のレベルと、先に測定のバ
ックグランドレベルとを比較して、その比較結果から炎
発生の有無を判別するように構成したから、発生した炎
が安定している場合や、多数の炎が同時に発生して各炎
のゆらぎが平均化される等の現象により、炎のゆらぎ量
が少ない場合であっても、炎発生以外の何らかの外乱等
の影響を受けることがなく、これにより、検知精度が従
来に比して向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成を示すブロック図
【図2】その実施例の作用説明図
【符号の説明】
1 赤外線検出器 2 干渉フィルタ(4.3μm) 3 液晶チョッパ 3a 駆動回路 4 シリコンレンズ 5 演算増幅器 6 波形整形回路 7 全波整流回路 8 直流化回路 9 メモリ 10 コンパレータ 11 制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線検出器と、この赤外線検出器への
    入射光を所定の周波数で変調するためのチョッパと、そ
    のチョッパを所定の時間間隔で駆動し、かつその駆動と
    駆動との間には当該チョッパを開の状態に設定する第1
    の制御、並びに、上記チョッパが開の状態で停止してい
    るときに上記赤外線検出器の出力変化が予め設定した値
    よりも大きくなった時点で、上記チョッパを駆動する第
    2の制御を行う制御手段と、上記第1の制御により上記
    チョッパが動作しているときに上記赤外線検出器の出力
    変化を測定するバックグランド測定手段と、上記チョッ
    パが動作を開始した時点で上記赤外線検出器の出力変化
    を、上記測定で得られたバックグランドレベルと比較す
    る比較手段を備えてなる炎検知器。
JP29680994A 1994-11-30 1994-11-30 炎検知器 Pending JPH08159873A (ja)

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JP29680994A JPH08159873A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 炎検知器

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