JPH08159210A - 流体封入式防振装置 - Google Patents

流体封入式防振装置

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Publication number
JPH08159210A
JPH08159210A JP29653794A JP29653794A JPH08159210A JP H08159210 A JPH08159210 A JP H08159210A JP 29653794 A JP29653794 A JP 29653794A JP 29653794 A JP29653794 A JP 29653794A JP H08159210 A JPH08159210 A JP H08159210A
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JP
Japan
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hole
movable member
fluid
vibration damping
orifice passage
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Application number
JP29653794A
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English (en)
Inventor
Seiya Asano
靖也 浅野
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 防振特性が切り換えられる流体封入式防振装
置を、コンパクトで且つ簡単な構造をもって実現する。 【構成】 第一の低周波用オリフィス通路66によって
連通された受圧室50と平衡室52を仕切る仕切部材4
8内に、内部空所70、内部空所70を受圧室50に連
通するオリフィス孔74、液圧吸収孔72、内部空所7
0を平衡室52に連通する流通孔78を設ける。内部空
所70に可動部材80を移動可能に収容配置する。流体
流動を可動部材80の変形に基づいて許容する第一の切
換位置と、第二の高周波用オリフィス通路90を通じて
の流体流動を許容する第二の切換位置とに、可動部材8
0が選択的に位置せしめられるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、内部に封入された流体の流動作
用を利用して防振効果を得るようにした流体封入式防振
装置に係り、特に、防振特性を切り換えることの出来る
流体封入式防振装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、振動伝達系を構成する部材間に
介装される防振連結装置乃至は防振支持装置の一種とし
て、互いに所定距離を隔てて配された第一の取付部材と
第二の取付部材を支持ゴム弾性体にて連結すると共に、
該第二の取付部材によって支持された仕切部材を挟んだ
両側に、壁部の一部が前記支持ゴム弾性体にて構成され
て振動入力時に内圧変動が生ぜしめられる受圧室と、壁
部の一部が可撓性膜にて構成されて容積可変とされた平
衡室を形成し、それら受圧室および平衡室に非圧縮性流
体を封入する一方、該受圧室と該平衡室を相互に連通す
る第一のオリフィス通路を設けると共に、該受圧室と該
平衡室の間に可動部材を小変位乃至は小変形可能に配
し、該可動部材の変位乃至は変形に基づいて前記受圧室
と前記平衡室の間での流体流動を許容する液圧吸収機構
を設けた流体封入式防振装置が、知られている。このよ
うな流体封入式防振装置においては、第一のオリフィス
通路を通じて流動せしめられる流体の共振作用等の流動
作用に基づいて低乃至中周波振動に対する防振効果が発
揮されると共に、該第一のオリフィス通路による防振効
果が発揮されない高周波振動の入力時には、可動部材の
変位乃至は変位に伴う流体流動に基づいて受圧室の内圧
上昇が吸収,軽減されて高動ばね化が防止されることに
より、良好なる防振効果が発揮されるのである。
【0003】しかしながら、第一のオリフィス通路を通
じて流動せしめられる流体の流動作用に基づく防振効果
が有効に発揮される振動周波数域は非常に狭く、例えば
10Hz前後のシェイク等の低周波振動に対して有効な減
衰効果が発揮されるように、該第一のオリフィス通路の
長さや断面積等をチューニングすると、30Hz前後のア
イドリング振動等の中周波振動の入力時には第一のオリ
フィス通路が実質的に閉塞状態となってしまい、有効な
防振効果を得ることが極めて困難になるといった問題が
あった。
【0004】そこで、近年では、要求される防振特性の
高度化に対処するために、特開平3−89043号公報
や実開平4−63841号公報等に開示されているよう
に、第一のオリフィス通路と第二のオリフィス通路を受
圧室と平衡室の間に並設して、それらを互いに異なる周
波数域の入力振動に対して防振効果が発揮されるように
各別にチューニングしたものも、提案されている。
【0005】ところが、第一のオリフィス通路に加えて
第二のオリフィス通路を設けようとすると、第二のオリ
フィス通路を形成するためのスペースが必要となり、防
振装置の大型化が避けられないという問題があった。
【0006】しかも、異なる周波数域にチューニングさ
れた二つのオリフィス通路では、チューニング周波数が
高いオリフィス通路の方が流体流通抵抗が小さくなり、
チューニング周波数が低い方のオリフィス通路を通じて
の流体流動量が確保されずに有効な防振効果が発揮され
難くなってしまうために、第一のオリフィス通路と第二
のオリフィス通路を並設するには、高周波側にチューニ
ングされた方のオリフィス通路を必要に応じて開閉する
弁手段を設けることが必要となり、そのために、部品点
数および組立工数が多くなって、構造が複雑化し、製作
性およびコスト性が大幅に悪化するという問題もあっ
た。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、互いに異なる低乃至中周波数域の入力振動
に対してそれぞれ有効な防振効果を発揮する第一のオリ
フィス通路および第二のオリフィス通路と、高周波数域
の入力振動に対して防振効果を発揮する可動部材による
液圧吸収機構とを備えた流体封入式防振装置を、コンパ
クトで且つ簡単な構造をもって実現せしめることにあ
る。
【0008】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明の特徴とするところは、互いに所定距離を隔てて配
された第一の取付部材と第二の取付部材を支持ゴム弾性
体にて連結すると共に、該第二の取付部材によって支持
された仕切部材を挟んだ両側に、壁部の一部が前記支持
ゴム弾性体にて構成されて振動入力時に内圧変動が生ぜ
しめられる受圧室と、壁部の一部が可撓性膜にて構成さ
れて容積可変とされた平衡室を形成し、それら受圧室お
よび平衡室に非圧縮性流体を封入する一方、該受圧室と
該平衡室を相互に連通する第一のオリフィス通路を設け
ると共に、該受圧室と該平衡室の間に可動部材を小変位
乃至は小変形可能に配し、該可動部材の変位乃至は変形
に基づいて前記受圧室と前記平衡室との間での流体流動
が生ぜしめられるようにした流体封入式防振装置におい
て、前記仕切部材に内部空所を形成して、該内部空所を
前記受圧室に連通せしめるオリフィス孔および液圧吸収
孔と、該内部空所を前記平衡室に連通せしめる流通孔と
を、それぞれ設ける一方、該内部空所に前記可動部材を
移動可能に収容配置することにより、前記オリフィス孔
の前記流通孔に対する直接的な連通を遮断せしめて、前
記液圧吸収孔および前記流通孔を通じての流体流動を該
可動部材の変位乃至は変形に基づいて許容する第一の切
換位置と、前記液圧吸収孔を覆蓋すると共に前記オリフ
ィス孔を前記流通孔に直接に連通せしめて前記第一のオ
リフィス通路よりも高周波域にチューニングされた第二
のオリフィス通路を該内部空所内に形成し、該第二のオ
リフィス通路を通じての流体流動を許容する第二の切換
位置とに、かかる可動部材が選択的に位置せしめられる
ようにしたことにある。
【0009】また、本発明の好ましい第一の態様におい
ては、前記第二の切換位置において前記可動部材の自由
な変位乃至は変形を拘束する拘束手段が設けられる。
【0010】更にまた、本発明の好ましい第二の態様に
おいては、前記液圧吸収孔と前記流通孔が、前記内部空
所内に対向位置して開口せしめられると共に、それら液
圧吸収孔と流通孔の各開口部の対向方向に前記可動部材
が移動可能とされて移動方向両端部において、該液圧吸
収孔の開口部と該流通孔の開口部が、かかる可動部材に
よって択一的に覆蓋せしめられる構造とされる。なお、
内部空所におけるオリフィス孔の開口部は、例えば、液
圧吸収孔の側方に位置して、可動部材によって覆蓋され
ない部分に位置せしめられる。
【0011】また、本発明の好ましい第三の態様におい
ては、枠体形状の支持枠部材に固着されて該支持枠部材
の内孔を閉塞するゴム膜によって、前記可動部材が構成
されると共に、該支持枠部材を介して該可動部材に駆動
力が及ぼされて前記第一の切換位置と前記第二の切換位
置に移動せしめられるようにされる。
【0012】更にまた、本発明の好ましい第四の態様に
おいては、前記可動部材に駆動力を及ぼす駆動ロッド
が、前記平衡室側に突出して前記可撓性膜を嵌通し、外
部にまで突設される。
【0013】
【作用・効果】本発明に従う構造とされた流体封入式防
振装置においては、可動部材が第一の切換位置に位置せ
しめられた状態下では、オリフィス孔と流通孔の間が可
動部材によって遮断されて第二のオリフィス通路が有効
に形成されないことから、実質的に、第一のオリフィス
通路と可動部材による液圧吸収機構とを備えた単一オリ
フィスタイプの防振装置となり、該第一のオリフィス通
路を流動せしめられる流体の流動作用に基づく防振効果
と、可動部材による高周波振動に対する液圧吸収効果と
が、何れも有効に発揮され得ることとなる。また一方、
可動部材が第二の切換位置に位置せしめられた状態下で
は、受圧室と平衡室を連通する第二のオリフィス通路が
形成されて、該第二のオリフィス通路を通じて流動せし
められる流体の流動作用に基づく防振効果が有効に発揮
され得る。なお、その際、第一のオリフィス通路も連通
状態にあるが、第一のオリフィス通路は第二のオリフィ
ス通路よりも低周波数域にチューニングされていること
により流体の流通抵抗が大きいから、第二のオリフィス
通路による防振効果が第一のオリフィス通路によって大
きく阻害されることもない。
【0014】すなわち、かかる流体封入式防振装置にお
いては、可動部材を移動せしめて第一の切換位置と第二
の切換位置に切り換えることにより、第一のオリフィス
通路と第二のオリフィス通路を択一的に機能せしめて、
第一のオリフィス通路による防振効果と第二のオリフィ
ス通路による防振効果とを選択的に発揮させ、以て、低
乃至中周波数の広い周波数域に亘って、有効な防振効果
を得ることが出来るのであり、しかも、高周波振動に対
しては、可動部材の液圧吸収機能によって有効な防振効
果を得ることも出来るのである。
【0015】また、そこにおいて、かかる流体封入式防
振装置においては、可動部材の配設スペースとしての内
部空所を利用して、第二のオリフィス通路が形成される
ことから、スペースの有効利用が図られ得て、コンパク
トな防振装置が実現され得る。
【0016】しかも、第二のオリフィス通路が、可動部
材自体によって実質的に連通/遮断されて防振特性が切
り換えられることから、特別な弁手段が不要であり、そ
れ故、弁手段の配設スペースが不要となって防振装置の
より一層のコンパクト化が図られ得ると共に、部品点数
および組立工数が少なくて済み、構造の簡略化および低
コスト化が何れも有利に達成され得る。
【0017】また、本発明の好ましい第一の態様におい
ては、第二の切換位置において可動部材の変位乃至は変
形に伴う流体流動が抑えられることから、第二のオリフ
ィス通路を通じて流動せしめられる流体量が一層有利に
確保されて、第二のオリフィス通路による防振効果がよ
り有効に発揮され得る。
【0018】更にまた、本発明の好ましい第二の態様に
おいては、可動部材における第一の切換位置および第二
の切換位置への移動とそれら各切換位置への位置決め
が、容易となる。
【0019】さらに、本発明の好ましい第三の態様にお
いては、可動部材が支持枠部材を介して支持されること
から、該可動部材の移動および位置決めが確実に為され
得て、目的とする防振効果が安定して発揮され得る。
【0020】また、本発明の好ましい第四の態様におい
ては、受圧室および平衡室の外部空間に対する流体密性
を確保しつつ、駆動ロッドを配設することが出来ると共
に、該駆動ロッドを介して、外部に設けられたアクチュ
エータの駆動力を可動部材に対して有利に及ぼすことが
出来る。
【0021】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明する。
【0022】先ず、図1には、本発明の一実施例として
の自動車用エンジンマウント10が示されている。この
エンジンマウント10は、互いに所定距離を隔てて配さ
れた第一の取付金具12と第二の取付金具14が、それ
らの間に介装された支持ゴム弾性体16によって連結さ
れた構造とされており、図示はされていないが、第一の
取付金具12がパワーユニット側に、第二の取付金具1
4が車体側に、それぞれ取り付けられて装着されること
により、パワーユニットを車体に対して防振支持せしめ
るようになっている。なお、車両への装着状態下では、
パワーユニットの重量が及ぼされて支持ゴム弾性体16
が弾性変形せしめられることにより、第一の取付金具1
2と第二の取付金具14が互いに接近方向に変位せしめ
られると共に、図中、上下方向に防振すべき主たる振動
が入力されることとなる。
【0023】より詳細には、第一の取付金具12は、円
板形状を有している。また、この第一の取付金具12の
中心部には、支持ロッド18と取付ボルト20が互いに
軸方向反対側に突設されていると共に、支持ロッド18
の突出先端部に対して、軸直角方向に広がる傘金具22
が固着されている。そして、かかる第一の取付金具12
は、取付ボルト20によって、図示しないパワーユニッ
トに対して固着されるようになっている。
【0024】また一方、第二の取付金具14は、それぞ
れ略円筒形状を有する上筒金具24と下筒金具26を含
んで構成されている。上筒金具24は、軸方向一方の側
(図中、上側)が外方に向かって拡径するテーパ部28
とされていると共に、軸方向他方の側には、径方向外方
に広がる段差部30と、該段差部30の外周縁部から軸
方向に延び出すかしめ部32とが、一体形成されてい
る。また、下筒金具26は、軸方向両端部に外向きのフ
ランジ部34,36を有しており、軸方向一方(図中、
上側)のフランジ部34の外周縁部には軸方向に延び出
す環状の立上り部38が一体形成されている一方、軸方
向他方のフランジ部36側には円板状の蓋金具40が重
ね合わされて固着されている。そして、これら上筒金具
24と下筒金具26は軸方向に重ね合わされて、下筒金
具26のフランジ部34に対して上筒金具24のかしめ
部32がかしめ固定されることにより、固定的に組み合
わされて全体として有底円筒形状の第二の取付金具14
とされている。
【0025】そして、第二の取付金具14の開口部側に
所定距離を隔てて、第一の取付金具12が、略同軸上に
配設されており、該第一の取付金具12に固設された支
持ロッド18が第二の取付金具14内に向かって突出位
置せしめられている。そうして、これら第一の取付金具
12と第二の取付金具14の間に、支持ゴム弾性体16
が介装されている。この支持ゴム弾性体16は、全体と
して略円錐台形状を有しており、小径側端面が第一の取
付金具12の軸方向一方の面に加硫接着される一方、台
形側端部外周面が第二の取付金具14を構成する上筒金
具24の内周面に加硫接着されている。即ち、本実施例
では、支持ゴム弾性体16は、第一の取付金具12や上
筒金具24等を有する一体加硫成形品として形成されて
いるのであり、この支持ゴム弾性体16によって、上筒
金具24のテーパ部28側の開口が流体密に閉塞されて
いる。
【0026】なお、支持ゴム弾性体16の大径側端面に
は、すり鉢状の凹所42が形成されていると共に、第一
の取付金具12に固設された支持ロッド18が該凹所4
2内に突出させられており、かかる支持ロッド18の先
端部に取り付けられた傘金具22が、上筒金具24の内
部に位置せしめられている。
【0027】また、第二の取付金具14の内部には、薄
肉のゴム膜からなる可撓性膜44が配設されており、そ
の外周縁部を、上筒金具24の段差部30と下筒金具2
6のフランジ部34の間(かしめ固定部位)で挟持され
ている。これにより、上筒金具24における段差部30
側の開口部が流体密に覆蓋されており、以て、第二の取
付金具14の内部において、支持ゴム弾性体16と可撓
性膜44との間に、所定の非圧縮性流体が封入された流
体室46が形成されている。なお、封入流体としては、
水やアルキレングリコール,ポリアルキレングリコー
ル,シリコーン油等が何れも採用され得、特に本実施例
では、流体の共振作用に基づく防振効果を有利に得るた
めに、粘度が0.1Pa・s以下の低粘性流体が好適に
用いられる。また、かかる流体の流体室46への注入,
充填は、例えば、支持ゴム弾性体16の一体加硫成形品
における上筒金具24に対する可撓性膜44および下筒
金具26の組付け(かしめ固定)を、流体中で行うこと
等によって、有利に為され得る。
【0028】さらに、流体室46の内部には、全体とし
て略円盤形状を有する仕切部材48が収容配置されてお
り、外周縁部が可撓性膜44に重ね合わされて上下筒金
具24,26のかしめ固定部位で挟持されることによ
り、第二の取付金具14によって固定的に支持されてい
る。これにより、流体室46が、仕切部材48を挟んだ
両側に仕切られており、以て、該仕切部材48を挟んだ
一方の側に、壁部の一部が支持ゴム弾性体16にて構成
されて、振動入力時に該支持ゴム弾性体16の弾性変形
に基づいて内圧変動が惹起される受圧室50が形成され
ていると共に、仕切部材48を挟んだ他方の側に、壁部
の一部が可撓性膜44にて構成されて、該可撓性膜44
の変形に基づいて容積変化が容易に許容される平衡室5
2が形成されている。なお、受圧室50の内部には、第
一の取付金具12によって固定的に支持された傘金具2
2が位置せしめられており、車両への装着状態下、該傘
金具22が受圧室50内の略中央部に位置せしめられ
て、振動入力時に受圧室50内を軸方向(図中、上下方
向)に変位せしめられることにより、該傘金具22の周
囲に流体流動が生ぜしめられる環状の狭窄流路54が形
成されるようになっている。
【0029】また、仕切部材48は、それぞれ略円板形
状を有する上板金具56,中板金具58および下板金具
60を含んで構成されており、それら上中下3枚の板金
具56,58,60が、互いに軸方向に重ね合わされて
外周縁部を上下筒金具24,26のかしめ固定部位で挟
持されることにより一体的に組み合わされている。そし
て、かかる仕切部材48の外周縁部には、中板金具58
と下板金具60の間を周方向に一周弱の長さで延び、周
方向両端部が連通孔62,64を通じて受圧室50と平
衡室52に連通された第一のオリフィス通路66が形成
されている。なお、本実施例では、第一のオリフィス通
路66の内部を通じて流動せしめられる流体の共振作用
に基づいて、シェイク等に相当する10Hz前後の低周波
振動に対して減衰効果が発揮されるように、該第一のオ
リフィス通路66の長さや断面積等が設定されている。
【0030】更にまた、上板金具56の中央部分には、
中板金具58から離隔して受圧室50内に突出する有底
円筒形状の中空突出部68が設けられており、それによ
って、仕切部材48の中央部分における上板金具56と
中板金具58の間に円形の内部空所70が形成されてい
る。また、上板金具56における中央突出部68の底部
には複数の液圧吸収孔72が貫通して設けられていると
共に、該中央突出部68の周壁部にはオリフィス孔74
が貫通して設けられており、これら液圧吸収孔72およ
びオリフィス孔74を通じて、内部空所70が、それぞ
れ受圧室50に連通されている。なお、中央突出部68
の底部には、中央部分において、内部空所70側に向か
って突出する当接突部76が形成されている。また一
方、内部空所70の壁面のうち、上板金具56における
中央突出部68の底部に対向位置する部位には、流通孔
78が、中板金具58および下板金具60を貫通して設
けられており、この流通孔78を通じて、内部空所70
が平衡室52に連通されている。
【0031】さらに、内部空所70には、円板形状を有
する可動部材としての可動ゴム膜80が収容配置されて
いる。この可動ゴム膜80は、図2及び図3にも示され
ているように、内部空所70の内径よりも小さな外径を
有していると共に、その外周面には、金属リング82が
加硫接着されており、該金属リング82が支持枠体84
に圧入固定されることにより、該支持枠体84に対して
組み付けられている。かかる支持枠体84は、図4及び
図5に示されているように、可動ゴム膜80よりも一回
り大きな円筒形状を有する嵌着部86と、該嵌着部86
の軸方向一方の開口部に形成された十字形状の連結部8
7とを有しており、該嵌着部86に対して金属リング8
2が圧入固定されることにより、可動ゴム膜80が、嵌
着部86の内孔を閉塞する状態で組み付けられている。
【0032】また、内部空所70には、駆動ロッド88
が、平衡室52側から中板金具58および下板金具60
を貫通して上中下板金具56,58,60の重ね合わせ
方向に延びる状態で、且つ軸方向に移動可能に突出配置
されており、この駆動ロッド88の突出先端部に対し
て、支持枠体84の連結部87が固着されている。これ
により、可動ゴム膜80が、内部空所70の中央部分に
おいて、液圧吸収孔72と流通孔78の対向方向(図1
中、上下方向)に対して直交する方向に広がる状態で配
設されていると共に、駆動ロッド88の軸方向の移動に
基づいて、内部空所70内を液圧吸収孔72と流通孔7
8の対向方向に移動せしめられるようになっている。ま
た、駆動ロッド88は、平衡室52および可撓性膜44
をも貫通して外方に突出させられていると共に、その突
出先端部に対して、空気圧によって出力軸が往復駆動さ
れるダイヤフラム型アクチュエータ92の出力軸94が
接続されており、該アクチュエータ92によって駆動ロ
ッド88が軸方向に往復駆動されるようになっている。
なお、可撓性膜44における駆動ロッド88の貫通部位
は、該駆動ロッド88に対して加硫接着されており、十
分な流体密性が確保されるようになっている。また、ア
クチュエータ92は、第二の取付金具14の蓋金具40
に対して固設されている。
【0033】そして、図1に示されているように、駆動
ロッド88が内部空所70から外方に突出する方向に移
動せしめられて、可動ゴム膜80が流通孔78側に位置
せしめられた際には、該可動ゴム膜80によって流通孔
78が覆蓋されることにより、オリフィス孔74と流通
孔78の連通が遮断されるようになっている。即ち、こ
のような状態下では、液圧吸収孔72と流通孔78を通
じて可動ゴム膜80の両側面に及ぼされる受圧室50と
平衡室52の内圧差によって該可動ゴム膜80が弾性変
形せしめられることにより、かかる可動ゴム膜80の変
形に基づき、受圧室50と平衡室52の間で、液圧吸収
孔72および流通孔78を通じての流体流動が生ぜしめ
られるようになっているのであり、以て、かかる流体流
動にて受圧室50の内圧変動が吸収,軽減されることに
より、こもり音等の高周波振動入力時における著しい高
動ばね化が回避されるようになっているのである。
【0034】また、このように可動ゴム膜80によって
流通孔78が覆蓋された状態下では、内部空所70を通
じて受圧室50と平衡室52の間で流動せしめられる流
体量が可動ゴム膜80自体の弾性力によって制限される
ことから、小振幅の高周波振動の入力時には有効な液圧
吸収効果が発揮されるが、大振幅の低周波振動の入力時
には受圧室50に大きな内圧変動が惹起されて、第一の
オリフィス通路66を通じての流体流動が有利に生ぜし
められるのであり、それによって、該第一のオリフィス
通路66による低周波振動に対する減衰効果が有効に発
揮され得るようになっている。
【0035】また一方、駆動ロッド88が内部空所70
内に突出する方向に移動せしめられて、可動ゴム膜80
が液圧吸収孔72側に位置せしめられた際には、該可動
ゴム膜80によって液圧吸収孔72が覆蓋されると共
に、オリフィス孔74が内部空所70を通じて流通孔7
8に直接に連通せしめられ、それによって、かかる内部
空所70内におけるオリフィス孔74と流通孔78との
間に、第二のオリフィス通路90が形成されるようにな
っている。この第二のオリフィス通路90は、実質的な
流路断面積:Aと流路長さ:Lの比:A/Lの値が第一
のオリフィス通路66よりも大きく設定されることによ
り、該第一のオリフィス通路66よりも高周波数域にチ
ューニングされており、本実施例では、30Hz前後のア
イドリング振動等に対して有効な低動ばね効果を発揮し
得るようにされている。
【0036】そして、このように可動ゴム膜80によっ
て液圧吸収孔72が覆蓋されると共に、内部空所70に
第二のオリフィス通路90が形成された状態下では、振
動入力時に受圧室50と平衡室52の間に惹起される内
圧差に基づいて第二のオリフィス通路90を通じての流
体流動が生ぜしめられるのであり、それによって、該第
二のオリフィス通路90による中周波振動に対する振動
絶縁効果が有効に発揮され得るようになっているのであ
る。なお、第一のオリフィス通路66も連通状態とされ
ているが、該第一のオリフィス通路66は、第二のオリ
フィス通路90よりも流通抵抗が大きいと共に、中周波
振動の入力時には流体の反共振作用によって実質的に閉
塞状態となっていることから、第二のオリフィス通路9
0を通じての流体流動が有効に確保され得る。また、液
圧吸収孔72を通じての流体の流動は、可動ゴム膜80
の弾性変形量がそれ自体の弾性力によって制限されるこ
とに加えて、本実施例では、該可動ゴム膜80の中心部
分が上板金具56の当接突部76と駆動ロッド88の先
端部との間で変位不能に拘束されていることにより、効
果的に抑えられるようになっていることから、第二のオ
リフィス通路90を通じての流体流動が、かかる液圧吸
収孔72を通じての流体流動によって阻害されることも
ない。
【0037】従って、上述の如き構造とされたエンジン
マウント10においては、アクチュエータ92により、
可動ゴム膜80を内部空所70内で移動させて、図1に
示された第一の切換位置と、図2に示された第二の切換
位置とに、選択的に位置せしめることにより、第一のオ
リフィス通路66と第二のオリフィス通路90が選択的
に機能せしめられて、第一のオリフィス通路66による
低周波振動に対する防振効果と、第二のオリフィス通路
90による中周波振動に対する防振効果とを、何れも有
効に得ることが出来るのであり、また、可動ゴム膜80
の変形に基づく液圧吸収効果によって、高周波振動に対
する防振効果も有効に得られるのである。なお、特に、
本実施例では、受圧室50内において傘金具22によっ
て狭窄流路54が形成されていることから、この狭窄流
路54の大きさ等を適当にチューニングすることによ
り、該狭窄流路54を通じて流動せしめられる流体の共
振作用に基づいて、液圧吸収機構による防振効果が発揮
されるよりも更に高周波数域の入力振動に対して有効な
低動ばね効果を得ることも可能である。
【0038】そして、かかるエンジンマウント10にお
いては、可動ゴム膜80の配設スペース、換言すれば液
圧吸収機構の形成スペースとしての内部空所70を利用
して、第二のオリフィス通路90が形成されるようにな
っていることから、スペースの有効利用が図られ得て、
コンパクト化が有利に達成され得るのである。
【0039】しかも、第二のオリフィス通路90が、液
圧吸収機構を構成する可動ゴム膜80によって実質的に
連通/遮断されて防振特性が切り換えられるようになっ
ていることから、特別な弁手段が不要であり、それ故、
弁手段の特別な配設スペースが不要となってより一層の
コンパクト化が実現され得ると共に、部品点数および組
立工数が少なくて済み、構造の簡略化および低コスト化
が何れも有利に達成され得るのである。
【0040】加えて、本実施例のエンジンマウント10
においては、仕切部材48に可動ゴム膜80を組み付け
るに際して、部品を周方向に位置合わせする必要がない
ことから、良好なる組立作業性が発揮され得る。
【0041】また、本実施例のエンジンマウント10に
おいては、駆動ロッド88が可撓性膜44に対して加硫
接着されていると共に、該駆動ロッド88の仕切部材4
8による案内部分が硬質部材によって構成されているこ
とから、駆動ロッド88の繰返し作動に対しても良好な
る耐久性が発揮され得るのであり、しかも、防振特性の
切換えに際して可動ゴム膜80自体が摺動させられるこ
ともないことから、一層優れた耐久性が発揮され得る。
【0042】以上、本発明の一実施例について詳述して
きたが、これは文字通りの例示であって、本発明は、か
かる具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0043】例えば、可動ゴム膜80を第二の切換位置
においても拘束することなく、有効な液圧吸収効果が発
揮されるようにしても良い。その場合でも、可動ゴム膜
80の変形量がそれ自体の弾性力で制限されることか
ら、該可動ゴム膜80による液圧吸収効果が発揮される
高周波振動よりは振幅の小さい中周波振動に対する第二
のオリフィス通路90による防振効果は、有効に発揮さ
れ得る。
【0044】また、前記実施例では、それ自体の弾性変
形に基づいて流体流動を許容する可動ゴム膜80によっ
て可動部材が構成されていたが、それに代えて、かかる
可動部材を、所定量に変位規制される可動板等によって
構成することも可能である。
【0045】更にまた、仕切部材の構造は前記実施例に
限定されるものでなく、例えば、2枚の板金具を重ね合
わせて、中央部分に内部空所を形成すると共に、外周部
分に第一のオリフィス通路を形成することも可能であ
る。また、第一のオリフィス通路の具体的形状等は何等
限定されるものでなく、特に長さや断面積等は要求され
る防振特性に応じて適宜に設定される。
【0046】また、第二のオリフィス通路の具体的形状
も前記実施例によって限定されるものでなく、例えば、
要求される防振特性に応じて長さや断面積等を調節する
ために、内部空所70や可動ゴム膜80の大きさを変更
したり、或いは、オリフィス孔74をトンネル状形態を
もって受圧室50側や内部空所70側に延長したりする
ことも可能である。
【0047】さらに、内部空所70を受圧室50および
平衡室52に連通する液圧吸収孔72やオリフィス孔7
4,流通孔78の形成位置は、何等限定されるものでな
く、可動部材の形状や移動方向等に応じて、目的とする
第一の切換位置と第二の切換位置とに可動部材が選択的
に導かれ得るように、適宜に設定されることとなる。
【0048】また、前記実施例では、オリフィス孔74
が常時開口させられている共に、液圧吸収孔72と流通
孔78が可動膜部材によって択一的に覆蓋されるように
なっていたが、その他、流通孔を常時開口させると共
に、液圧吸収孔を可動膜部材によって常時覆蓋し、且つ
オリフィス孔を可動膜部材によって開口/覆蓋し、或い
は開閉することにより、第一の切換位置と第二の切換位
置を得ることも可能である。更に、可動膜部材を内部空
所の内面に沿ってスライドさせることによって、第一の
切換位置と第二の切換位置に移動させることも可能であ
る。
【0049】更にまた、可動部材を移動させるための駆
動手段としては、前記実施例におけるダイヤフラム型ア
クチュエータ92の他、電動モータや電磁石など、各種
の駆動手段が採用され得る。
【0050】加えて、本発明は、仕切部材を挟んだ両側
に受圧室と平衡室が形成されたタイプの各種の流体封入
式防振装置に対して適用可能であり、例えば、互いに径
方向に所定距離を隔てて配された第一の取付部材として
の内筒部材と第二の取付部材としての外筒部材がそれら
の間に介装された支持ゴム弾性体によって連結されてな
る構造の筒型の流体封入式防振装置においても、特開平
3−103637号公報等に記載されているように、外
筒部材の外部に平衡室を形成すること等によって、本発
明が有利に適用され得る。
【0051】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのエンジンマウントを
示す縦断面説明図である。
【図2】図1に示されたエンジンマウントを構成する可
動ゴム膜を示す縦断面図である。
【図3】図2に示された可動ゴム膜の平面図である。
【図4】図1に示されたエンジンマウントを構成する支
持枠体を示す、図5におけるIV−IV断面に相当する図で
ある。
【図5】図4に示された支持枠体の底面図である。
【図6】図1に示されたエンジンマウントの別の作動状
態を示す縦断面説明図である。
【符号の説明】
10 エンジンマウント 12 第一の取付金具 14 第二の取付金具 16 支持ゴム弾性体 44 可撓性膜 48 仕切部材 50 受圧室 52 平衡室 66 第一のオリフィス通路 70 内部空所 72 液圧吸収孔 74 オリフィス孔 76 当接突部 78 流通孔 80 可動ゴム膜 84 支持枠体 88 駆動ロッド 90 第二のオリフィス通路 92 アクチュエータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに所定距離を隔てて配された第一の
    取付部材と第二の取付部材を支持ゴム弾性体にて連結す
    ると共に、該第二の取付部材によって支持された仕切部
    材を挟んだ両側に、壁部の一部が前記支持ゴム弾性体に
    て構成されて振動入力時に内圧変動が生ぜしめられる受
    圧室と、壁部の一部が可撓性膜にて構成されて容積可変
    とされた平衡室を形成し、それら受圧室および平衡室に
    非圧縮性流体を封入する一方、該受圧室と該平衡室を相
    互に連通する第一のオリフィス通路を設けると共に、該
    受圧室と該平衡室の間に可動部材を小変位乃至は小変形
    可能に配し、該可動部材の変位乃至は変形に基づいて前
    記受圧室と前記平衡室との間での流体流動が生ぜしめら
    れるようにした流体封入式防振装置において、 前記仕切部材に内部空所を形成して、該内部空所を前記
    受圧室に連通せしめるオリフィス孔および液圧吸収孔
    と、該内部空所を前記平衡室に連通せしめる流通孔と
    を、それぞれ設ける一方、該内部空所に前記可動部材を
    移動可能に収容配置することにより、前記オリフィス孔
    の前記流通孔に対する直接的な連通を遮断せしめて、前
    記液圧吸収孔および前記流通孔を通じての流体流動を該
    可動部材の変位乃至は変形に基づいて許容する第一の切
    換位置と、前記液圧吸収孔を覆蓋すると共に前記オリフ
    ィス孔を前記流通孔に直接に連通せしめて前記第一のオ
    リフィス通路よりも高周波域にチューニングされた第二
    のオリフィス通路を該内部空所内に形成し、該第二のオ
    リフィス通路を通じての流体流動を許容する第二の切換
    位置とに、かかる可動部材が選択的に位置せしめられる
    ようにしたことを特徴とする流体封入式防振装置。
  2. 【請求項2】 前記第二の切換位置において前記可動部
    材の自由な変位乃至は変形を拘束する拘束手段が設けら
    れている請求項1に記載の流体封入式防振装置。
  3. 【請求項3】 前記液圧吸収孔と前記流通孔が、前記内
    部空所内に対向位置して開口せしめられていると共に、
    それら液圧吸収孔と流通孔の各開口部の対向方向に前記
    可動部材が移動可能とされて移動方向両端部において、
    該液圧吸収孔の開口部と該流通孔の開口部が、かかる可
    動部材によって択一的に覆蓋されるようになっている請
    求項1又は2に記載の流体封入式防振装置。
  4. 【請求項4】 枠体形状の支持枠部材に固着されて該支
    持枠部材の内孔を閉塞するゴム膜によって、前記可動部
    材が構成されていると共に、該支持枠部材を介して該可
    動部材に駆動力が及ぼされて前記第一の切換位置と前記
    第二の切換位置に移動せしめられるようになっている請
    求項1乃至3の何れかに記載の流体封入式防振装置。
  5. 【請求項5】 前記可動部材に駆動力を及ぼす駆動ロッ
    ドが、前記平衡室側に突出して前記可撓性膜を嵌通し、
    外部にまで突設されている請求項1乃至4の何れかに記
    載の流体封入式防振装置。
JP29653794A 1994-11-30 1994-11-30 流体封入式防振装置 Pending JPH08159210A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013061064A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Hyundai Motor Co Ltd アクティブマウントの構造
DE10121399B4 (de) * 2001-05-02 2014-07-17 Volkswagen Ag Hydraulisch gedämpftes Aggregatlager

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